JPH0756497B2 - 絶縁抵抗測定装置の過電流保護回路 - Google Patents
絶縁抵抗測定装置の過電流保護回路Info
- Publication number
- JPH0756497B2 JPH0756497B2 JP1281091A JP28109189A JPH0756497B2 JP H0756497 B2 JPH0756497 B2 JP H0756497B2 JP 1281091 A JP1281091 A JP 1281091A JP 28109189 A JP28109189 A JP 28109189A JP H0756497 B2 JPH0756497 B2 JP H0756497B2
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- insulation resistance
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、活線状態で電路の絶縁抵抗を測定する装置の
過電流保護方法に関する。
過電流保護方法に関する。
従来の絶縁抵抗測定装置の過電流保護方法を第2図
(a)に示す。測定用低周波電圧を電力増幅部及び、注
入用変圧器を介して接地線に印加し、電路に絶縁抵抗が
存在する場合、印加した測定用低周波信号により流れる
漏洩電流を交流器で検出しろ波、同期整流を行うことに
より、電路の絶縁抵抗を測定する方法を用いた絶縁抵抗
測定装置において、接地線に地絡電流等による過電流が
流れた場合、この過電流により注入用変圧器1次側に発
生する電圧で電力増幅部が破損する事故を防止するた
め、接地線に流れる過電流を変流器で検出し、その出力
が一定レベル以上の場合継電器が動作する過電流検出部
を設け、継電器の接点により注入用変圧器と電力増幅部
を切り離すことで電力増幅部が過電流により破損する事
故を未然に防ぐ方法が一般的であった。
(a)に示す。測定用低周波電圧を電力増幅部及び、注
入用変圧器を介して接地線に印加し、電路に絶縁抵抗が
存在する場合、印加した測定用低周波信号により流れる
漏洩電流を交流器で検出しろ波、同期整流を行うことに
より、電路の絶縁抵抗を測定する方法を用いた絶縁抵抗
測定装置において、接地線に地絡電流等による過電流が
流れた場合、この過電流により注入用変圧器1次側に発
生する電圧で電力増幅部が破損する事故を防止するた
め、接地線に流れる過電流を変流器で検出し、その出力
が一定レベル以上の場合継電器が動作する過電流検出部
を設け、継電器の接点により注入用変圧器と電力増幅部
を切り離すことで電力増幅部が過電流により破損する事
故を未然に防ぐ方法が一般的であった。
しかし、過電流により継電器が動作し、注入用変圧器の
1次側が開放状態となった場合、過電流に比例した電圧
が発生し、不容易に充電部に人体が接触すると感電事故
を起こす可能性がある。又、注入用変圧器と交流器は同
一接地線に貫通している必要があり、第2図(b)に示
すように変流器が貫通していない他のトランスで地絡事
故等による過電流が注入用変圧器の接地線側巻線に流れ
た場合は保護機能を課さない。
1次側が開放状態となった場合、過電流に比例した電圧
が発生し、不容易に充電部に人体が接触すると感電事故
を起こす可能性がある。又、注入用変圧器と交流器は同
一接地線に貫通している必要があり、第2図(b)に示
すように変流器が貫通していない他のトランスで地絡事
故等による過電流が注入用変圧器の接地線側巻線に流れ
た場合は保護機能を課さない。
本発明は、以上のような問題点を解決し、安全に絶縁抵
抗測定装置の過電流保護を行う方法を提供することを目
的とする。
抗測定装置の過電流保護を行う方法を提供することを目
的とする。
本発明を第1図(a)で説明する。
注入用変圧器と絶縁抵抗測定装置の間に電流検出変流器
と継電器の接点を設け、変流器の出力電流値により接地
線に過電流が流れているか否かを判別する異常電流判別
部で継電器を動作させる。
と継電器の接点を設け、変流器の出力電流値により接地
線に過電流が流れているか否かを判別する異常電流判別
部で継電器を動作させる。
過電流がない場合、注入用変圧器の1次側を流れる電流
は絶縁抵抗測定用低周波信号のみであるためほぼ正弦波
であるが、過電流が発生した場合この過電流が注入用変
圧器の接地線側を流れることにより鉄心が実効飽和密度
を超え飽和領域になるため注入用変圧器の1次側には非
線形な電流が流れる。
は絶縁抵抗測定用低周波信号のみであるためほぼ正弦波
であるが、過電流が発生した場合この過電流が注入用変
圧器の接地線側を流れることにより鉄心が実効飽和密度
を超え飽和領域になるため注入用変圧器の1次側には非
線形な電流が流れる。
異常電流判別部は、この正弦波と非線形波を区別する。
又、異常電流判別部が動作した場合、継電器は注入用変
圧器と絶縁抵抗測定装置の間を切り離すとともに注入用
変圧器の1次側を短絡して異常電流の継続をはかる。
又、異常電流判別部が動作した場合、継電器は注入用変
圧器と絶縁抵抗測定装置の間を切り離すとともに注入用
変圧器の1次側を短絡して異常電流の継続をはかる。
注入用変圧器は、1次側が短絡することで接地線側から
みたインピーダンスが低くなり、接地線側巻線間に過電
流が流れることで発生する電圧を抑圧する効果がある。
みたインピーダンスが低くなり、接地線側巻線間に過電
流が流れることで発生する電圧を抑圧する効果がある。
第1図(b)で第2種接地線に結合した注入用変圧器は
絶縁抵抗測定装置の電力増幅部に継電器の接点を介して
接続する。
絶縁抵抗測定装置の電力増幅部に継電器の接点を介して
接続する。
この継電器は絶縁抵抗測定中、すなわち、定常状態にあ
ってはa−c間が接触しており、電力増幅部より測定用
低周波信号電圧が注入用変圧器を通じて第2種接地線に
加えられる。
ってはa−c間が接触しており、電力増幅部より測定用
低周波信号電圧が注入用変圧器を通じて第2種接地線に
加えられる。
又、注入用変圧器と継電器の間に電流検出変流器を貫通
させ、この電流検出変流器の出力は異常電流判別部に接
続し、同判別部の出力により継電器が動作する。
させ、この電流検出変流器の出力は異常電流判別部に接
続し、同判別部の出力により継電器が動作する。
第2種接地線に過電流が流れると、注入用変圧器は飽和
するが、1次側巻線には非線形な飽和電圧が誘因され、
この電圧により異常電流が注入用変圧器と電力増幅部間
に流れる。異常電流を電流検出流器で検出し、異常電流
判別部により定常状態時流れる正弦波電流なのか、過電
流状態時流れる非線形電流なのかを判別し、過電流状態
である場合継電器を動作させる。継電器が動作すると接
点a−c間が開放となり注入用変圧器と電力増幅部が切
り離されるとともに接点a−b間が接触して注入用変圧
器の1次側巻線を短絡することにより異常電流の継続を
行う。
するが、1次側巻線には非線形な飽和電圧が誘因され、
この電圧により異常電流が注入用変圧器と電力増幅部間
に流れる。異常電流を電流検出流器で検出し、異常電流
判別部により定常状態時流れる正弦波電流なのか、過電
流状態時流れる非線形電流なのかを判別し、過電流状態
である場合継電器を動作させる。継電器が動作すると接
点a−c間が開放となり注入用変圧器と電力増幅部が切
り離されるとともに接点a−b間が接触して注入用変圧
器の1次側巻線を短絡することにより異常電流の継続を
行う。
(1)異常電流検出に変流器を用いるため、直流的に絶
縁することができ、波及事故が発生しない。
縁することができ、波及事故が発生しない。
(2)継電器により注入用変圧器1次側巻線端を短絡す
るため注入用変圧器1次側巻線端に高い電圧が発生しな
い。
るため注入用変圧器1次側巻線端に高い電圧が発生しな
い。
(3)注入用変圧器1次側巻線端を短絡することによ
り、接地線側巻線端のインピーダンスが低下し、同巻線
端の電圧上昇を抑えることができる。
り、接地線側巻線端のインピーダンスが低下し、同巻線
端の電圧上昇を抑えることができる。
(4)注入用変圧器に流れる過電流を検出する方法であ
るため、第2図(b)に示すような場合でも確実に保護
動作する。
るため、第2図(b)に示すような場合でも確実に保護
動作する。
第1図(a)は本発明の概念図。 第1図(b)は本発明の方法を実施するための回路。 第2図(a)は従来考案された過電流保護方法の概念
図。 第2図(b)は従来考案された過電流保護方法の問題点
指摘図。
図。 第2図(b)は従来考案された過電流保護方法の問題点
指摘図。
Claims (1)
- 【請求項1】変圧器の接地線に注入用変圧器を介して電
路の商用周波数と異なる測定用低周波信号電圧を加える
とともに該接地線に結合した変流器により該接地線に帰
還する該測定用低周波信号の漏洩電流成分を検出し、こ
の漏洩電流成分中、絶縁抵抗に起因する成分を検出する
装置において、前記接地線に過大な電流が流れた際、注
入用変圧器の1次側に発生する電圧により前記装置の破
損を保護する方法として、電流検出変流器と継電器の接
点を該装置と該注入用変圧器の間に設け、該電流検出変
流器により検出した該注入用変圧器1次側の電流値によ
り継電器を動作させ該注入用変圧器1次側を短絡するこ
とを特徴とした絶縁抵抗測定装置の過電流保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1281091A JPH0756497B2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 絶縁抵抗測定装置の過電流保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1281091A JPH0756497B2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 絶縁抵抗測定装置の過電流保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03142376A JPH03142376A (ja) | 1991-06-18 |
JPH0756497B2 true JPH0756497B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=17634212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1281091A Expired - Fee Related JPH0756497B2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 絶縁抵抗測定装置の過電流保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756497B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0641175Y2 (ja) * | 1987-08-01 | 1994-10-26 | ミドリ電子株式会社 | Igr検出器用保護回路 |
-
1989
- 1989-10-28 JP JP1281091A patent/JPH0756497B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03142376A (ja) | 1991-06-18 |
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Legal Events
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