JPH03149461A - 自動変速機の摩擦係合装置の油圧サーボ系の制御装置 - Google Patents

自動変速機の摩擦係合装置の油圧サーボ系の制御装置

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JPH03149461A
JPH03149461A JP1288182A JP28818289A JPH03149461A JP H03149461 A JPH03149461 A JP H03149461A JP 1288182 A JP1288182 A JP 1288182A JP 28818289 A JP28818289 A JP 28818289A JP H03149461 A JPH03149461 A JP H03149461A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】   本発明は、1つの油圧サーボに対して2つの調圧機構が
付設されている油圧サーボを、少なくとも1つ備えた自
動変速機の油圧サーボの制御装置に関する。 【従来の技術】 一般に自動変速機は、歯車変速機構と複数個の摩擦係合
装置とを備え、油圧制御装置を作動させることによって
この複数の摩擦係合装置の係合状態を選択的に組合せ、
複数の変速段が達成されるように構成しである。 この摩擦係合装置の係合及び解放は、油圧サーボへの油
圧の供給・ドレンによって行われる。一般に摩擦係合装
置を係合させようとする時は、大きな相対速度のある2
つの摩擦材を相対速度Oの状態にするものであるため、
これを円滑に行わせるためにアキュムレータと称される
油溜りが設けられ、摩擦係合装置へのオイルがこのアキ
ュムレータに溜り続けている間は、油圧の上昇が抑えら
れるような構成がとられている。 これに対し、摩擦係合装置を解放させるときには、相対
速度が0の2つの摩擦材を油圧サーボのオイルをドレン
させることによって切離すものであるため、オイルのド
レン速度はあまり問題とならず、従って特に調圧機構は
設けられていない。 しかしながら、近年5段或いは6段という多数の変速段
を達成するような自動変速機が開発されるのに伴い、1
つの摩擦係合装置に対して係合のみならずそのドレン速
度をも制御しなければならないような自動変速機が現わ
れてきた。 このよiな自動変速機においては、1つの油圧サーボに
対して2つの調圧Wall(例えば係合時の係合油圧を
制御するアキュムレータとドレン時のドレン速度を制御
する調圧バルブ)が付設されることになる。 【発明が解決しようとする課題1 しかしながら、このように1つの油圧サーボに対して2
つの調圧機構が付設されているような油圧サーボにあっ
ては、この2つの調圧機構がただ単に油圧サーボに接続
されていると、一方の調圧機構が作動している時に他方
の調圧機構との干渉が発生してしまい、当該一方の調圧
機構の作動を円滑に行うことが出来なくなることがある
という不具合が新たに生じてきた、     本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、1つの油圧サーボに2つの調圧機構が付設されてい
るような場合に、そのいずれが作動する時にも他方の調
圧機構との干渉が防止され、各々の調圧機構本来の機能
が十分に発輝されるような自動変速機の油圧サーボの制
御装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 本発明は、第1図にその要旨を示すように、1つの油圧
サーボに対して2つの調圧機構が付設されている油圧サ
ーボを、少なくとも1つ備えた自動変速機の油圧サーボ
のM御装置において、一方の調圧機構が作動する時に、
他方の調圧機構と前記油圧サーボとの油路を切離すため
のリレーバルブを少なくとも1つ設けたことにより、上
記目的を達成したものである。 r作用】 本発明においては、このような2つの調圧機構が付設さ
れている油圧サーボに対して、一方の調圧機構が作動す
るときに、他方の調圧a構と該油圧サーボとの油路を切
離すためのリレーバルブを設けるようにしている。この
リレーバルブは、一方の調圧機構が作動するときに必ず
発生する油圧によって切換えられるようにしておく、こ
の結果、一方の調圧機構が作動している時には、該油圧
サーボと他方の調圧機構との関係が完全に切離されるた
め、一方の調圧機構の調圧amのみによイて該油圧サー
ボの調圧を行うことができるようになる。 その結果、係合時及び解放時のいずれにおいても良好な
調圧特性を得ることができるようになるり、自動変速機
の変速ショックをそれだけ低減できるようになる。 【実施例1 以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。 第2図にこの実施例が適用される車貧用自動変速機の全
体概要を示す。 この自動変速機は、そのトランスミッション部としてト
ルクコンバータ20と、第2変速機部40と、前進3段
、後進1段の第1変速機部60とを備える。 前記トルクコンバータ20は、ポンプ21、タービン2
2、ステータ23、及びロツタアツ1クラッチ24を備
える。ポンプ21は、エンジン1のクランク軸10と連
結され、タービン22は第2変速機部40における遊星
歯車装置のキャリアー41に連結されている。 前記第2変速機部40においては、このキャリア41に
よって回転可能に支持されたプラネタリビニオン42が
サンギヤ43及びリングギヤ44と歯合している。又、
サンギヤ43とキャリア41との間には、クラッチC(
1及び一方向クラッチF6が設けられており、サンギヤ
43とハウジングHuとの間には、ブレーキBOが設け
られている。 前記第1変速機部60には、遊星歯車装置としてフロン
ト側及びリヤ側の2列が備えられている。 この遊星歯車装置は、それぞれ共通のサンギヤ61、リ
ングギヤ62.63.1ラネタリビニオン64.65、
及びキャリア66.67からなる。 第2変速機部40のリングギヤ44は、クラッチC1を
介して前記リングギヤ62に連結されている。又、前記
りングギャ44とサンギヤ61との間にはクラッチC2
が設けられている。更に、前記キャ′リア66は、前記
リングギヤ63と連結されており、これらキャリア66
及びリングギヤ63は出力軸70と連結されている。一
方、前記キャリア67とハウジングHuとの間にはブレ
ーキB3及び一方向クラッチF2が設けられており、更
に、サンギヤ61とハウジングHuとの間には、一方向
クラッチF1を介してブレーキB2が設けられ、又、サ
ンギヤ61とハウジングHuとの間には、ブレーキB1
が設けられている。 この自動変速機は、上述のごときトランスミッション部
を備え、エンジンlの負荷状態を反映しているスロット
ル開度を検出するスロットルセンサ100、及び車速を
検出する車速センサ102等の信号を入力された中央処
理装置(ECU)104によって、予め設定された変速
パターンに従って油圧制御回路106内の電磁ソレノイ
ドバルブS1〜S3、及びSsfu 、 5slnが駆
動・制御され、第3図8部分に示されるような、各クラ
ッチ、ブレーキ等の継合の組合せが行われて変速制御が
なされる。 第3図において0印は係合状態を示し、又、X印はエン
ジンブレーキ使用時にのみ係合状態と°なることを示し
ている。 なお、この実施例では、同時変速の制御の困難性と多段
変速の有益性とのバランスから、第4速段をカットし、
第1.2.3.5.6速の5速の自動変速機として用い
るようにしである。 前記電磁ソレノイドバルブS t 、S 2は、第4図
に示されるように、第1変速機部6oの第1、第2シフ
トバルブの制御を行い、前記電磁ソレノイドバルブS3
は、第2変速機部4oの高速側及び低速側を切換える第
3シフトバルブの制御を行い、又、前記電磁ソレノイド
バルブSslnはブレーキB・のアキュムレータを含む
各アキュムレータの指圧を制御するようになっている。 更に、リニヤソレノイドバルブSsluは、ブレーキB
oの油圧制御を行うようになっている。 第2図において符号110はシフトポジションセンサで
、運転者によって操作されるN、D、R等の位置を検出
するもの、112はパターンセレクトスイッチで、E(
経済走行)、P(パワー走行)等を選択するものであり
、又、114はエンジンの冷却水温度を検出する水温セ
ンサを示し、116はフットブレーキ、118はサイド
ブレーキの作動を検出するブレーキスイッチをそれぞれ
示している。 第3図から明らかなように、この自動変速機においては
例えば第2速段から第3速段への変速の時に、第1変速
機部のブレーキB2を係合させると共に第2変速機部の
ブレーキBOを解放するという制御が行われる。この場
合、ブレーキBOを解放するにあたってもし従来通り特
に何らの制御も行わなかった場合、第1変速機部60の
ブレーキB2の係合に対してブレーキaOの解放が速く
開始されてしまうため、第2速段から第3速段へのアッ
プシフトであるにも拘らず、第2変速機部40のローギ
ヤシフトの方が先行してしまう、そのため自動変速機全
体ではまず小さくダウンシフトした後で大きくアップシ
フトされるというような特性になってしまう、そこで、
この自動変速機では、ブレーキB2の解放時の油圧を調
圧制御し、プレーr B zとのバランスを保ちながら
ブレニキBoが解放されるように構成しである。この制
御は実際の変速状態をモニタしながら(回転部材の回転
状態をモニタしながら)、コンピュータからの制御j信
号に基づいて油圧をフィードバック制御するという方法
がとられる。 この結果、ブレーキBoは、通常の係合制御の際に機能
する調圧手段であるアキュムレータ(第1調圧機構)と
解放時に機能する調圧手段であるコントロールパルプ(
第2調圧11m)との2つの調圧機構が付設されること
になり、相互の干渉が問題となるため、次のような油路
構成を取ることによってこの問題を解消している。 第4図に上記油圧制御装置の要部を示す。 図において符号210がプレーr B oへの油圧の給
徘を切換るためのシフトバルブ、220がブレーキBe
の解放時の油圧を調圧するためのBeコントロールバル
ブ、230が第1リレーパルプ、240が各摩擦係合装
置に付設されたアキュムレータの電圧を制御するための
アキュムレータコントロールバルブ、250がブレーキ
BOの係薔時の油圧を制御するためのB(Iアキュムレ
ータ、260がブレーキB2の係金時の油圧を制御する
ための82アキュムレータ、270が運転席の樋に設け
られたシフトレバ−に連動して操作されるマニュアルパ
ルプ、280がソレノイドリレーバルブ、290が第2
リレーバルブ、300がチェックバルブである。 ブレーキBeへの係合及び解放は次のようにして行われ
る。 まずブレーキB(1の係合について説明する。 ブレーキBoが係合する変速には、第1変速機部はその
ままで、第2変速機部のみが単独で変速する場合(例え
ば第1速段から第2速段への変速、及び第5速段から第
6速段への変速)と、第1変速機部がローギアシフトす
ると共に、第2変速機部がハイギアシフトするような変
速(例えば第3速段から第2速段へのダウンシフト)と
がある。 この場合、第1変速機部と同時に変速することによって
変速を達成するような後者の場合は、変速のシークエン
ス制御上ブレーキB6の係合まセのタイムラグはできる
だけ小さく抑えられることが望まれる。一方、第2変速
機部のみが単独で変速するような前者の場合は、特にそ
のような要請はない、むしろ比較的ゆっくりと係合した
方が変速特性上好ましい。 そのため、この実施例では、ブレーキBoが係合する場
合に、第2変速機部のみが単独で変速する場合と第1変
速機部と共に第2変速機部が変速される場合とで油路を
切換えるようにしている。 以下具体的に説明する。−ブレーキBoを係合させよう
とする時には、電磁弁S3がオフとされ、シフトバルブ
210が図中左側の状態とされてポート211に係るラ
イン圧PLがポート212から出力される。 一方、前記Boコントロールバルブ220は、これが図
の左側の状態(第1リレーバルブ230のポート231
と232とが接続され、BOコントロールバルブ220
のボート222に、シフトレバ−がドライブレンジにあ
る時に発生されるDレンジ圧を入力した状態)では、ポ
ート221′に係るライン圧PLがそのまま223に供
給される(非調圧)。 又、Boコントロールパルプ220がその右側の状態(
前記ボート220のDレンジ圧がドレンされた状態)で
は、ポート224に係る制御圧PsluとスプリングF
s2によってライン圧pLが調圧され、この調圧された
油圧がポート223から出力される。なお、ポート22
4に係る制御圧Psluは、電磁弁Ssluによって発
生され、これがソレノイドリレーバルブ280を介して
ポート224に係るようになっている。 前記第1リレーパルプ230は、自動変速機が第3速段
から第2速段へのダウンシフトを行う時にブレーキBo
への供給油路を増大するために設けられており、ポート
233のブレーキB2の油圧、ポート234のクラッチ
COの油圧、ボート235のクラッチC2の油圧、及び
スプリングFS3との釣会いによりボート23ロー23
7、ボー)231−232の接続・遮断を行う。 具体的に説明すると、第3速段から第2速段への変速判
断が発生すると、まず第2変速機部40のハイギアシフ
ト指令(ソレノイドSt、33オフ、82オン)が出力
され、これと同時にリニアソレノイドSSluの出力圧
PSILIが最小とされる。 この状態では、クラッチC2(ポート235)、クラッ
チCo(ポート234)の油圧は発生せず、ブレーキB
2(ポート233)の油圧のみが第1リレーバルブ23
0に係っているため、該第1リレーバルブ230は図の
右側に位置し、ポート23ロー237が接続される。そ
のため、ブレーキBo油路は、小オリフィス250の油
路及び大オリフィス260の油路の2系統となり油路抵
抗が小さくなるためそれだけ速やかな係合が行われる。 又こりニアソレノイドSSIIjの出力圧PSltlを
最小とすることにより、Beコントロールバルブ220
の出力圧Psluを最大にでき、ブレーキBeへのオイ
ルの供給は、単に油路抵抗が小さくなるだけでなく、供
給油圧自体が高くできるのでブレーキ、B・の係合まで
のタイムラグを低減できる。 その後、第3速段から第2速段への変速判断から所定の
タイマが経過した後に第1変速機部60のローギアシフ
ト指令(ソレノイドS1.82オン、S3オフ)を出力
することにより、第1リレーバルブ230のポート23
3のB2油圧がドレンされ、第1リレーバルブ230は
図の左側の状態となりポート23ロー237の油路が遮
断されると共にポート231−232の油路が接続され
る。そのため、ブレーキBeへの供給油路のうち大オリ
フィス260ff1の油路が閉じられ、小オリフィス2
50filの油路のみによってオイルが供給される。そ
の結果、変速ショックの小さな係合が達成される。 即ち、第3速段から第2速段への変速の場合は、変速判
断から所定のタイマ期間(第1変速機部60の変速指令
が出されるまでの期間)は小オリフィス250の油路の
他に大オリフィス260の油路からもオイルが供給され
るため油路抵抗が小となり、このタイマ期間以降は小オ
リフィス250の油路のみからブレーキB(Iへのオイ
ル供給が成されるため、油路抵抗が大となって第2変速
機部のハイギアシフトのショック低減が図られるように
なっている。 なお、第3速段から第2速段への変速以外でブレーキB
eを解放から係合状態とする第1速段→第2速段変速、
及び第5速段→第6速段変速では、第1リレーバルブ2
30の各ポートの状態がいずれも左側の状態となり、ブ
レーキBeの供給油路は小オリフィス250側のみとさ
れるようになっている。 ここで、ブレーキBeにオイルが供給される場合は、小
オリフィス250側のみから供給される場合であっても
、これに加えて大オリフィス260f11からもオイル
が供給される場合であっても、いずれもBeアキュムレ
ータ250が機能するようにならている。 即ち、第2リレーバルブ230は、そのボート231に
チェックパルプ300からの出力圧が入力されており、
第2速段から第3速段への変速以外の時はすべて右側の
状態となるように構成されている。チェックバルブ30
0へは、クラッチCOの油圧及びLレンジ、2レンジ油
圧が発生したときに出力が得られるようになっている。 この自動変速機では、第4速段をカットして用いるよう
にしているため、結局第2速段から第3速段のとき以外
は、第2リレーバルブ230は右側の状態となる。従っ
て、第2速段から第3速段への変速の時以外はブレーキ
Boヘオイルが供給される時は、そのオイルはポート2
32及び233を介してBeアキュムレータへも供給さ
れ、その結果アキュムレータの機能が果されるようにな
っているものである。 このように、この実施例では、ブレーキBoにオイルが
供給される時(ブレーキBoが係合される時)は、基本
的にBoアキュムレータ240によってその過渡特性が
制御されるようになっている。Boアキュムレータ24
0の調圧は、電磁弁sstn及びアキュムレータコント
ロールバルブ240によって周知の方法で制御される。 しかしながら、前述したように、Beコントロールバル
ブ220は、(前記同時変速時のタイムラグ時を除いて
)ブレーキBOが係合される時には第1リレーバルブ2
30によって必ず図の左側の状態に固定され、調圧機能
は有していない(前記タイムラグ時も高圧固定で調圧は
していない)。 従ってブレーキB・の係合時は専らBeアキュムレータ
250の調圧機能によって制御される。 次に、ブレーキBeのオイルがドレンさせる時(ブレー
キBoが解放される時)の制御について説明する。 この自動変速機では、第3図の第4速段に相当する変速
段がカットされているため、ブレーキBOを解放させる
変速は、第2速段から第1速段への変速、第6速段から
第5速段への変速及び第2速段から第3速段への変速の
みということになる。 この内、第2速段から第1速段への変速、及び第6速段
から第5速段への変速は、いずれも第1変速機部が変化
しない変速であるため、ブレーキB。の解放は特に配慮
しなくても全く問題はない。 これに対し、第2速段から第3速段への変速は、同時に
第1変速機部が第1速状態から第2速状態にハイギアシ
フトされるため、極めて精密な調圧 制御が要求される
。そこで、この第2速段がら第3速段への変速の時に第
2リレーバルブ290の状態を図の左側の状態(ポート
231にチェックバルブ300からの出力油圧が係らな
い状態)とし、第2リレーバルブ230のボート232
と233とを遮断するようにしている。 その結果、BOアキュムレータ250とブレーキBoと
の油路が遮断されるため、結果としてB2アキュムレー
タとブレーキBoの油路も遮断され、第1変速機部60
の変速を達成するためのブレーキB2に付設されている
B2アキュムレータ260を電磁弁SSln及びアキュ
ムレータコントロールバルブ240で自由に制御するこ
とが出来るようになり、しかもその影響がブレーキB(
1に全く及ばないようにすることができるようになる。 一方、第1リレーバルブ230が図の右側とされること
から、Boコントロールバルブ220のボート222の
Dレンジ圧がドレンされ、Boコントロールバルブが調
圧可能な状態とされるため、ブレーキBeは、電磁弁S
SIuによって発生される制御圧PSItlにより、B
oコントロールバルブ220を介してその解放時の油圧
がきめ細く制御されるようになる。 第5図及び第6図にブレーキBeをBoアキュムレータ
250の回路と接続したままの場合(第5図)と切離し
た場合(第6図)の変速特性をそれぞれ示す。 アキュムレータ回路を接続したままの場合(第5図)、
Boコントロールバルブの出力圧と実際のブレーキBo
の油圧の間にはかなりの差が生じている(斜線部分参照
)、この差はブレーキB。 の油圧が完全に狙い通りに動いていないことを示してお
り、それだけ変速制御精度が悪化することを意味してい
る。 これに対し、ブレーキBoとBOアキュムレータ250
の回路を切離した場合(第6図)には、80コントロー
ルバルブ220の出力圧と実際のブレーキBoの油圧の
差がほとんどない、これは、ブレーキBeの油圧を意図
した通りに制御できることを意味しており、電磁弁ss
tuによって発生する油圧Psluを適正に制御しさえ
すれば任意の調圧状態を精度良く実現することができる
ことを裏付けるものである。 この実施例によれば、ブレーキBeとBoアキュムレー
タ250とを第2リレーバルブ290で油路遮断可能に
すると共に、第1リレーバルブ230によってBoコン
トロールバルブ220の非調圧状態を形成可能にし、2
つの調圧機構を有するブレーキBoに対し、その干渉が
問題となるような時に該2つの調圧機構の接続を断つよ
うにとしたため、相互の干渉が肋止され、良好な変速特
性を得ることができようになっている−。 【発明の効果−】 以上説明した通り、本発明によれば、1つの油圧サーボ
に対して2つの調圧機構達備えられている場合、一方の
調圧機構が作動する時にもう一方の調圧a#4と油圧サ
ーボとの油路を切離すようにしたため、各調圧a梢の干
渉が防止され、極めて精度の高い変速制御を行うことが
できるようになるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の要旨を示すブロック図、第2図は、
本発明の実施例が適用された車両用自動変速機の全体ス
ケルトン図、 第3図は、上記自動変速機の各摩擦係合装置の作用状態
を示す線図、 第4図は、上記自動変速機の油圧制御装置の要部を示す
油圧回路図、 第5図及び第6図は、2つの調圧機構の間の油路が接続
されたままの状態と切断された状態における変速過渡特
性を示す線図である。 210・・・シフトバルブ、 220・・・Boコントロールバルブ、230・・・第
1リレーバルブ、 240・・・アキュムレータコントロールバルブ、25
0・” B oアキュムレータ、 260一・・B2アキュムレータ、 2 フ 0−・・マニュアルバルブ、 290−・・第2リレーバルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1つの油圧サーボに対して2つの調圧機構が付設
    されている油圧サーボを、少なくとも1つ備えた自動変
    速機の油圧サーボの制御装置において、一方の調圧機構
    が作動する時に、他方の調圧機構と前記油圧サーボとの
    油路を切離すためのリレーバルブを少なくとも1つ設け
    たことを特徴とする自動変速機の油圧サーボの制御装置
JP1288182A 1989-11-06 1989-11-06 自動変速機の摩擦係合装置の油圧サーボ系の制御装置 Expired - Fee Related JP2860360B2 (ja)

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