JPH0314896A - 動物脂肪のコレステロール含有量および遊離脂肪酸含有量を減少させる方法 - Google Patents

動物脂肪のコレステロール含有量および遊離脂肪酸含有量を減少させる方法

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JPH0314896A
JPH0314896A JP2063924A JP6392490A JPH0314896A JP H0314896 A JPH0314896 A JP H0314896A JP 2063924 A JP2063924 A JP 2063924A JP 6392490 A JP6392490 A JP 6392490A JP H0314896 A JPH0314896 A JP H0314896A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、動物指肪中に含まれるコレステロールと遊離
脂肪酸とを減少させるための方法と、その方法を実施す
ることによって得られた脂肪原料に関する。
[従来の技術] 動物脂肪、例えば乳脂肪(バター クリームなト)、ス
エット月旨肪およびラードは、ステローノレ、特に遊離
脂肪酸と同様にコレステロールを含むことか知られてい
る。
このコレステロールはスレロイドホルモンや胆汁酸の前
駆体として、あるいは細胞膜構成成分としての生理的重
要性にもかかわらず、直中コレステロールの増加は心臓
病や動脈硬化などの疾患の原因として考えられている。
そこで従来から食用として刈田される動物脂肪中に含ま
れるコレステロールの量を減少させる試みがなされてき
た。
例えば、240°Cないし2800Cの忌度で高真空に
よるエバポレーションを行なうことによってコレステロ
ールを抽出することができる。しかし、この方法ではコ
レステロールの含有量を減少させることはできても、芳
香属化合物の揮発性部分がコレステロールとともに蒸発
してしまうという欠点がある。
また、活性炭を用いて70°Cないし900Cの温度条
件下で濾過装置を用いて指肪の濾過を行なうことによっ
て、脂肪のコレステロール含有量を減少させることはで
きる。しかし、活性炭に−コレステロール以外の物質、
例えば芳香属化合物、抗酸化物が吸着され、また活性炭
によって脱色もされてしまうという欠点がある。
さらに、二酸化炭素によるコレステロールの抽出におい
ては、抽出条件を、例えば圧力100バール以上という
ように厳密に設定する必要があり、この方法を工業化し
て利用するのは大変困難である。また、この方法ではコ
レステロールの抽出は非選択的に行なわれるので、例え
ば乳脂肪をこの方法で処理するとトリグリセリド短鎖の
重要な部分も抽出されてしまうという欠点がある。
上記問題点を解決するために、特許出願EP−A−02
56911号はシクロデキストリンに液状化した動物由
来の脂肪を接触させてこの脂肪のコレステロール含有量
を減少させる方法を開示した。この方法では非酸化環境
でシクロデキストリンと液状化された脂肪とを含む接触
反応液を撹拌することによって、両者の接触時間を延長
させることができ、さらに温度条件を脂肪の融解温度と
80℃との間に設定することによって30分から10時
間にわたって接触処理を行なうことができる。このよう
にして接触反応を一定時間行なった後、反応溶液に水を
加えて水相を形成させ、脂肪相からコレステロールとシ
クロデキストリンとからなる混成物を水相とともに分離
することができる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、特許出願EP−A−02 5 6 9 1 1
号に開示された方法では、一回の分離操作で戊し遂げら
れるコレステロール含有量の減少は限られており、処理
前のコレステロール含有量の約18%ないし33%にす
ぎない。コレステロール含有量を大幅に減少させようと
すれば、前記方法を数回行い、かつ必要に応じて各回ご
とに脂肪相の洗浄操作を行う。また、理論的にはコレス
テロール含有量を処理前のコレステロール含有量に対し
て80%まで減少させることが可能ではあるが、例えば
3回の操作で減少されるコレステロール含有量は処理前
のコレステロール含有量に対して41%にすぎない。さ
らに、特記すべきことは前記特許出願は遊離脂肪酸含有
量の減少に関して何ら言及されていないということであ
る。
そこで本発明は上記事情に鑑みて、一回の操作で動物脂
肪中のコレステロール含有量と遊離脂肪酸含有量とを効
率よく、しかも短時間で減少させることが可能な方法と
その方法によって得られた脂肪原料とを提供することを
目的とした。
[課題を解決するための手段コ 上記課題を解決するために、本発明は水存在下において
ンクロデキストランと脂肪とを接触させた後、ンクロデ
キストランと、コレステロールと、遊離脂肪酸との間に
形成された混合物を分離することからなる動物脂肪のコ
レステロール含有量および遊離脂肪酸含有量を減少させ
る方法において、水/脂肪の量比が0.4/Iないし1
.9/lの間、好ましくは0.7/1から1.5/1の
範囲内、より好ましくは1/1に近似した値になるよう
にした。
混合物の形成において水の存在はたいへん重要な条件で
あり、前記範囲にもとづいた水/脂肪の量比の選択によ
ってコレステロールの抽出および遊離脂肪酸の抽出を素
早く、かつ効率的に行うことが可能となる。
水はシクロデキストリンと別々に、あるいは同時に添加
した。それらを別々に添加する場合は、水の添加は脂肪
へシクロデキストリンを添加する前でも後でも良い。シ
クロデキストリンを添加した後に水を添加する場合、混
合物の形成は水の添加前でも開始されてはいるが、水添
加後に比べてその形或速度は遅い。水を添加することに
よって、混合物の形成は急速に行われ、しかも完全に行
われる。
このように、水添加によって混合物の形或が加速される
ことから、シクロデキストリンを冶解させるときに水を
添加しておくことが好適であり、前以て、この水にシク
ロデキストリンを溶解しておくことがより好ましい。
本願発明者らは、水中油( oil−in−water
)型エマルジョンの形成によってコレステロールの抽出
および遊離脂肪酸の抽出を効率よく、かつ素早く行うこ
とが本願目的を達成するために重要であることを発見し
た。
シクロデキストゾンーコレステロールおよび−シクロデ
キストリン−遊離脂肪酸からなる混合物は脂肪一水溶演
の脂質相と水相との境界面に形成され、この混合過程は
水中油型エマルジョンの形成によって急激に行われる。
このために、エマルジョンの形成条件に合った水量、温
度および撹拌の諸条件を検討して設定する必要があり、
これによってシクロデキストリンと、コレステロールと
、遊離脂肪酸との接触が最も効果的に行われるようにす
る。
シクロデキストリンと、コレステロールと、遊離脂肪酸
との混合はエマルジョンの中で行われ、水を添加し−な
い場合のシクロデキストリンと脂肪との接触では、脂肪
からコレステロールも遊離脂肪酸も抽出することはでき
ずそれらの含有量を減少させることはむずかしい。しか
し、特許出願EP −0−0 256 911号におい
ては通常30分の接触がなされ、かつその特許出願の実
施例においては3時間の接触が行われている。
しかし、前記特許出願に開示された方法には水中油型エ
マルジョンの形成が行われておらず、さらに水添加後に
おいても、このエマルジョンノ形成は行われない。なぜ
なら、前記特許出願に開示された方法では水の添加量が
多すぎるからである。
それゆえ、必要以上の水が添加されていることから、混
合物は不安定なものとなっている。
よって、水の添加量と脂肪の量との比を決定することは
、水中曲型エマルジョン形成にとってたいへん重要なこ
とである。また、水の添加量が脂肪の量に比して少ない
場合は、エマルジョンの粘性が高くなり、混合物の分離
が困難となる。
本発明においては、水非存在下でンクロデキストリンを
脂肪に添加すると、水非存在下における両者の接触は2
0分間まで維持、好ましくは10分間まで維持される。
また、本発明においては、ノクロデキストリンを脂肪と
混合する前に水に添加しておくことか可能である。
コレスレロールおよび(または)J)IINI肪酸を抽
出するための脂肪試料、特にクリームが、水ニ含まれる
エマルジョンのかたちとして存在している場合、ンクa
デキストリンを粉末化しテ工,ルジョンに添加するとよ
い。もし、必要とあればシクロデキストリンを水相に溶
けやすくするために、それなりの温度条件を与えるとよ
い。
さらに、本発明においては、シクロデキストリンの添加
量に応じて、シクロデキストリンの溶解温度に近い温度
に合わせて脂肪一水一ンクロデキストリン溶肢の温度を
設定する。
本発明に用いられるシクロデキストリンの添加量は、指
肪の重量に対してl%ないし10%で、好ましくは3%
ないし8%で、かつ一般的には5%以上であることが好
ましい。
本発明にもとづいてシクロデキストリンの異なるタイプ
のものもしくは修飾されたシクロデキストリンを用いる
ことが可能である。例えば、αシクロデキストリン、β
シクロデキストリン、γシクロデキストリン、ヒドロキ
シアルキルシク口デキストリン、マルトシルシクロデキ
ストリン、グルコンルシク口デキストリン、アルキルシ
ク口デキストリン、α−1−4結合に結合した6、7お
よび8のグルコピラノース単位をもつシクロデキストリ
ンなどがある。好ましくはβシクロデキストリンを用い
るとよい。
本発明にもとづく方法においては、脂肪の重量に対して
5%以上となるようにしてβシクロデキストリンを用い
た。これによって、脂肪に含まれろコレステロールの9
6%以上、場合によっては100%除去することが可能
である。
また、脂肪、水およびシクロデキストリンからなる溶液
の撹拌は、シクロデキストリンと脂肪とが十分に接触し
合うようにして、かつ水中油型エマルジョンの形成が可
能となるようにしておこなう。上質のエマルジョンを得
るためには、水泪に拡散される脂肪の粒子の大きさを、
40μm以下にすることが望ましい。もちろん、ほとん
どの粒子がこの大きさ以下であればよく、そのなかに1
00μmぐらいの大きさの粒子が含まれていてもさほど
問題とならない。
これによって、水相と脂肪相との境界面にシクロデキス
トリンとコレステロールとからなる混合物およびシクロ
デキストリンと遊離脂肪酸とからなる混合物が形成され
る。この境界面において、接触に好適な撹拌条件下で撹
拌をおこなうことによってそれらの混合物は急激に形成
される。形成された混合物は不溶化した状態で水相中に
濃縮されて存在する。ここで注意すべきことは、撹拌が
必要以上に強力におこなわれるとエマルジョンの粘性を
上げてしまうということである。それによって撹拌処理
後の水相と脂肪相とを分離する段階に移行するのが困難
となる。
好ましい撹拌方法としては、例えば螺旋状のスターラー
で高速撹拌するような装置を用いるのがよい。その場合
、スターラーの回転速度は800rpm以上が好ましく
、実際使用される回転速度は200Orpmである。も
し、撹拌が適切に行われば、脂肪、水およびシクロデキ
ストリンからなる溶岐の状態変化が視覚的に確認できる
。すなわち、溶肢の色が白い縞の交じった淡黄色から均
一な乳色かかった黄色に変化する。
脂肪の重量に対してシクロヘキサンが5%台となるよう
にし、前記した範囲内の水/脂肪重量比を選択すること
によって、また適切な撹拌を行うことによって、水中脂
肪エマルジョンの形戚が可能となる。その結果、1回の
操作で、しかも脂肪とシクロデキストリンとの接触が短
時間であるにもかかわらず、脂肪からコレステロールお
よび遊離脂肪酸を抽出することが可能である。
エマルジョンを形成させるための湯度は、前記したよう
に、シクロデキストリンの添加量に依存し、そのシクロ
デキストリンを水に溶解するための濱解温度に近い温度
にする。
もし、温度が高すぎれば、好適なエマルノヨンは形成さ
れず、そのエマルジョンから形成されるべき混合物の形
成も影響を受ける。また温度が低すぎる場合は、混合物
を形成させる前の段階で、水相中においてβシクロデキ
ストリンが再結晶してしまう。
多くの実験を行った結果、脂肪一水一シクロデキストリ
ン溶演の最適温度は、ンクロデキストリンの水に対する
溶解曲線によって決定さ−れ、超冷却現象を考慮して、
好ましくはシクロデキストリンの溶解屋度よりもやや低
めの温度を選択することが望ましい。それによって、シ
クロデキストリンとコレステロールとからなる混合物お
よびシクロデキストリンと遊離脂肪酸とからなる混合物
の沈澱または結晶化を促進することができる。
シクロデキストリンの添加量に合わせた水の添加量およ
び屋度条件の設定しかたによって、コレステロールの抽
出量が大きく変わる。また、形成された混合物は水相に
不溶化されて存在しなければならないようである。
温度条件に依存した水に対するβシクロデキストリンの
溶解性は、J.Szejti著rcyclodextr
insand their inclusion co
mplexesJ (AcademiaiKiado,
 Budapest 1982)に3己載されており、
それを第1表に示す。また、それに一致する溶解曲線を
第3図に示す。
以下余白 第  1 表 実際においては、ノクロデキストリンの溶解温度をTと
すると、脂肪一水一ンクロデキストリン溶肢の温度は、
T−15°CからT+15°Cまでの範囲内、好ましく
はT−1 5°CからT+1 0°Cまでの範囲内で設
定するのがよい。一般に溶解温度よりも5°C以上高く
ならないようにする。
前記した範囲内の水/脂肪重量比になるようにし、かつ
ソクロデキストリンの溶解曲線にもとづいて決定した温
度範囲内のエマルジョンの温度条件および適切な撹拌条
件によって、好適な水中油型エマルジョンの形成を容易
に行うことが可能となる。その結果、混合物の形成を素
早く行うことが可能となる。すなわち、l分ないし20
分、好ましくは5分ないし10分の短時間の撹拌にもか
かわらず、混合物の形成がほぼ完全に達成される。
以上説明したように、本発明にもとづく方法によれば、
シクロデキストリン、水および脂肪の接触時間を非常に
短くすることが可能であり、このことは従来技術におい
ては為されないことであった。従来技術に比して本発明
にもとづく方法が大変浸れているという点は、二酸化炭
素ガス等を特に使用する事なく普通の大気条件下で実施
できるということである。
混合物形成後、水相と脂肪相との分離は遠心分離唐等の
従来から行われている分離方法によって行うことが可能
である。
遠心分離は脂肪の融解温度よりも高い温度条件下でおこ
ない、好ましくは混合物の形成に用いられた温度付近、
より好ましくはその温度よりもやや低くいほうがよい。
好ましくは、脂肪一水一ンクロデキストリンからなる溶
肢の冷却処理を混合物の形成段階とその分離段階との間
におこなうとよい。それによって、形成された混合物の
安定性をより一層高め、かつ完全なものにすることが可
能となるからである。
例えば、形成された混合物の不溶化を完全に行うために
前記溶液を25°Cないし358Cまで(好ましくは3
0°C)冷却した後、約40°Cないし45°Cまで温
度を上げる。
脂肪相から水相に不溶化した混合物が移動したら、それ
を遠心分離によって分離する。なお、混合物はコレステ
ロールおよび遊離脂肪酸を包み込んだシクロデキストリ
ンからなるものである。
分離後、水相にはわずかながらノクロデキストリンが混
入している。
コレステロールおよび遊離脂彷酸を除去された脂肪は、
水を僅かながら含んでおり、その含有量は約5%ぐらい
である。そこで、脂肪を過熱して水を真空蒸発させる。
その結果、99.9%まで脂肪を精製することができる
脂肪相と水相とを分離した後、I旨肪を水浣浄ととらに
、遠心を繰り返すとよい。
混合物形成後の脂肪相と水相との分離は、冷エマルノヨ
ンの撹拌( churning)によって行うことが可
能である。また、この撹拌は必要に応じて脂肪の融解お
よび遠心分離に引き続いて行うことら可能である。
この方法によれば、まず始めに本発明に基づいて脂肪、
ノクロデキストリンおよび水によって形成されるエマル
ジョンの冷却が行われ、つづいて約10’Cの温度下で
数時間のエマルジョン熟戊処理を行い、熟成後にエマル
ジョンを撹拌する。
エマルジョンの冷却および物理的熟成は引き続いて行わ
れる.撹拌にとって必要とされる脂肪の結晶化(少なく
とも部分的結晶化)を目的としている。この段階におい
ては、低温条件が不溶化による混合物の安定性をより完
全なものにする。
前記撹拌は日常的に使用される手段を用いたものである
( batch−wise churn)。しかし、連
続バター製造器(continuous butter
 maker)を用いてもよい。
エマルジョンの撹拌は低温で行う。好ましくは108C
以下でおこなうとよい。そして、この撹拌によって得ら
れた脂肪を水洗いして冷所保存するとよい。
冷所保存された脂肪は必要に応じて再び加熱されて融解
される。この加熱は約45°Cで行う。
また、遠心分離によって脂肪に含まれているシクロデキ
ストリン等のコンタミを除去する前に行う。
また、前記したように、遠心分離による精製の前に、脂
肪を水で虎う。
なお、脂肪が無水乳脂肪(以下、ADFと略す)または
乳クリーム(以下、クリームと呼ぶ)からなる場合、コ
レステロールおよび遊離脂肪酸含有量を減少させたAD
Fを凋整するための抽出および蒸発処理後の撹拌段階で
、すでに市場に供給することが可能なぐらいコレステロ
ールおよび遊離脂肪酸含有量を減少したバターを得るこ
とが可能である。
以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明する。
「実施例」 第1図は、本発明の脂肪処理方法を連続方式で行うため
の装置の一例を示すものである。以下、この装置を用い
た脂肪処理方法について説明する。
まず、図中符号lにて示されるβ−シクロデキストリン
定量装置にて、β−シクロデキストリンを定量すると共
に、図中符号2にて示されろ水定量装置にて水を定量す
る。このように定量されたβ−シクロデキストリンおよ
び水は、タンク3内にて混合され、β−シクロデキスト
リン溶液となる。次いで、このβ−シクロデキストリン
溶夜はエマルジョンタンク4に導入される。脂肪も、脂
肪定量装置5により定量、加熱された後、エマルジョン
タンク4に導入される。このようにして導入されたβ−
デキストリン廖液および脂肪は、エマルジョンタンク4
内にて脂肪相および水相とされた後、遠心分離器6によ
り分離される。遠心分離器6にて分離された水相は配管
7に導かれ、また脂肪相および水相の混合岐は配W8に
導かれ、脂肪相は配管9に導かれる。配管9に導かれた
脂肪相は、加熱装置10にて再加熱された後、減圧脱水
装置11内にて、脱水される。
本発明の脂肪処理方法は、部分的もしくはその全部を回
分方式にて行うことも可能である。
第2図は、本発明の脂肪処理方法を回分方式で行うため
の装置の一例を示すものである。この処理装置は、内部
にシクロデキストリン溶液が満たされた溶肢タンクl2
と、二重壁構造を有し、その壁の間を熱水が循環できる
ようになっている反応槽I3と、反応tila内に取り
付けられた螺旋形の撹拌翼と、反応槽l3の底面に設け
られた排出口l5と、遠心分離器6とから構成されるも
のである。
次に、実施例および比較例を用いて本発明をより具体的
に説明する。なお、以下の実施例および比較例において
用いた分析方法について以下に示す。
■コレステロールの定量方法 コレステロールは、ジギトニンによるステロールの沈殿
法にて定量した。(A D F中のステロール分の内、
98%のコレステロールが検出される。
) ■遊離脂肪酸の定量方法 遊離脂肪酸は、イソプロパノールと石油エーテルとの中
性混合液中にADFを溶解させたサンプルの酸性度を滴
定にて測定した。(滴定は、指示薬としてチモールブル
ーを用いて、n−テトラブチルヒドロキシアンモニウム
にて行った。)実施例l 45℃に加熱されたADF1kgを、二重壁構造を有す
る5Qの反応槽内に投入した。この反応槽には、回転速
度を調節できる螺旋状の撹拌翼と、排出口とを有するも
のである。この二重壁構造の壁の間には、45℃の温水
が循環されており、これにより反応槽の温度を45℃に
維持している。
次いで、この反応槽内に、50gのβ−シクロデキスト
リンを投入した(すなわち、脂肪に対して5重量%に相
当する量を投入した。)。このβ一シクロデキストリン
は、撹拌によって脂肪に均一に分散させるものである。
β−シクロデキストリン投入後、1分間撹拌することに
より、ADP内にβ−シクロデキストリンが分散する。
1分間の撹拌の後、この分散液に、55℃、lQの水が
添加される。ここでの撹拌速度は、β−シクロデキスト
リンをADFに溶解する工程より速められる。これは、
水相と脂肪相を十分に撹拌し、そして遊離脂肪酸と同様
にコレステロールにおいてもンクロデキストリンとの混
成物を形成するのに十分な程度の水相と脂肪相との界面
が得られ、そしてこれらが水相側に移動するようにする
ためである。
この撹拌時の温度は50゜C以下が好ましく、また水の
存在下における撹拌時間はIO分間である。
各相の混合物は、連続的に遠心分離器により相間を分離
する処理がなされる(ここで、各相とは脂肪相、水相お
よびココレステロールと遊離 脂肪酸とをカプセル化し
たβ−シクロデキストリン相を指すものである。)。水
に不溶の混合物は遠心分離機の内側に沈殿し、その後再
生される。この遠心分離器による分離操作は、約8分間
行なわれる。遠心分離器により分離された脂肪相には、
約0.2%の水分が含有されているが、減圧下において
脱水することにより、水分量を0.1%以下とすること
ができる。ADPは、水次工程を行わずに再生すること
ができる。実験例14以降の例より明らかなように、純
度に関しては水虎工程は必ずしも必要ない。
実施例2ないし6 試験条件は、ADFとβ−シクロデキストリンとの混合
時間を除いて実験例lとほぼ同様にして行った。上記混
合時間を、実験例2では5分、実験例3ではIO分、実
験例4では20分、実験例5では40分、実験例6では
120分とした。
コレステロールと遊離脂肪酸の処理前および処理後の濃
度を第1表に示す。
第1表より、水と脂肪の重量比率が1/1であり、水の
存在下における撹拌がわずかlO分であっても、コレス
テロールの減少率は70%にも及ぶことがわかる。また
、遊離脂肪酸の減少率は約30〜40%程度であった。
このシリーズのテストは、水が無い状態で、ンクロデキ
ストリンと脂肪との混合時間を変化させたものであるが
、この混合時間が1分もしくは5分ですでにコレステロ
ールの除去率がすでに65〜71%に達しているため、
この混合時間の変化は、コレステロールの除去率に対し
、大きな影響を与えない。むしろ、長い時間混合するこ
とは、コレステロールや遊離脂肪酸の抽出量の点からみ
ると有害であることがわかる。
なお、比較例(EPO256911  特許明細書)に
おいては、重量比率を水/ADF=IO/1とし、水の
無い状態で3時間撹拌し、さらに水を加えて3時間撹拌
したにもかかわらず、コレステロールの除去率が26%
にすぎなかった。
実施例7ないしI2 これらの実施例では水/ADFの重量比の影響について
明らかにすることを目的としている。
実施例夏ないし6は、水/ADFの重量比をI/lに設
定しておこなわれた。ここでは、水/ADFの重量比が
あまりにも大きな値をとると、なんら水/ADFの効果
が認められなくなることを示している。
実験条件は実施例3と同じで、すなわち、水非存在下に
おけるβノクロデキストリンとADF”との接触時間を
10分間とし、βシクロデキストリンの脂肪に対する添
加量は5重量%とした。水存在下における撹拌による接
触はIO分間行い、温度は約50°Cとした。実施例に
よって、5重量%のβシクロデキストリンを含むADF
および水の量を以下のようにした。
実施例: 実施例7:50gのシクロデキストリンを含むIkgの
ADFに対して水を2kg. 実施例8 : 50gのβシクロデキストリンを含むl
kgのADFに対して水をlkgo実施例9:25gの
βシクロデキストリンを含む0.5kgのADFに対し
て水を2 kg.実施例10:25gのβシクロデキス
トリンを含む0.5kgのADF’に対して水を2.5
g0実施例11:25gのβシクロデキストリンを含む
0.5kgのADFに対して水を3kg0実施例12:
15gのβシクロデキストリンを含む0.3gのADF
に対して水を3kg.以上のような量比によって実施例
7ないしl2の実験を行い、その結果を第2表に記載し
た。
この表から明らかなように、他の条件が同一であるにも
かかわらず、水/ADFの重量比の値によって、抽出に
よって得られる産物の状態に大きな変化があることがわ
かった。実際、実施例3(水/ADF重量比はl/1)
ではコレステロール含有量の減少が67%であったのに
、実施例7(水/ADF重量比は2/I)では26%で
あった。
また、コレステロール含有量の減少は水/脂肪の比を高
くすることによって抑えられた。
しかし、遊離脂肪酸含有量の減少に対してはコレステロ
ール含有量の減少量ほど影響を与えなかった。しかし、
もっとも効果的な水/脂肪の重量比は約1/1であった
実施例l3 実験条件は実施例2と同じであるが、本実施例において
は水相と脂肪棺との分離をデカンテーションによって行
った。このデカンテーションは55°Cの温度条件下で
、Ikgの水を用いて3回虎浄した後に行った。ここで
の洗浄操作はβシクロデキストリンの混合物を出来るだ
け多く除去することを目的として行うものである。デカ
ンテーションによって得られた脂肪は、実施例3に示し
た遠心分離による方法よりも多かった(デカンテーショ
ン10分間において15%、遠心分離では0.2%の脂
肪相を分離しtこ)。
前記3回の洗浄操作の最後の段階は、真空蒸発によって
水を取り除いた。
このようにして得られたコレステロール含有量の減少お
よび遊離脂肪酸含有量の減少に関する結果は第2表に示
した。
実施例l4 実験条件は、35°Cに保点されたADFと1900c
m’の水とをADF−シクロデキストリンからなる混合
物に添加すること以外は実施例1と同じである。
混合物の温度は最大35°Cに維持し、水存在下におけ
る撹拌による接触はIO分間行った。
遠心による分離は実施例1と同様の条件下で行い、これ
によってコレステロールが45%減少した。
この実施例は以下のことを示すものである。すなわち、
脂肪一水一ンクロデキストリンの混合において、温度を
最適なものに設定するこにより、水/脂肪の量比が高い
場合でも好ましい結果を得ることができる。また、水/
脂肪の重量比の値を1.9、あるいは2以上にした場合
、混合物の瓜度をその混合物に含まれろ物質の固化温度
よりも低くすることができる。
(以下、余白) 実施例16ないし34 実施例16ないし34は第2図に示した装置によってな
された。
タンクl2においてβシクロデキストリンの一゛定量を
水l、5kgに溶解する。
ADFが液化されていない場合は、タンクl3の二重壁
の間に熱湯を入れ、そしてADFおよび水のそれぞれ一
定量をタンク13に加えてADFを液化する。
βシクロデキストリンの溶液を肢化ADFに混合し、タ
ンクl3上に設けられた水平撹拌装置I4によって2、
000rpmの回転数をもって強く撹拌する。タンクl
3内部に形成されたエマルジョンは、タンク13の二重
相に流れ込む熱湯によって一定温度に維持されている。
IO分間の混合後、混合物はタンク13内部からドレイ
ンコックl5によって排出され、遠心分離装置6によっ
て水相と脂肪相とに分離される。
研究室レベルで実施することを考えるならば、遠心分離
装置はALFA−LAVAL I O OAE型クリー
ム分離器を用いることが可能である。工業的規模では遠
心分離機による精製手段を利用するとよい。βシクロデ
キストリンの量やエマルジョンの温度が異なっても行う
ことができる。
βンクロデキストリンの量や温度条件についても、コレ
スレロールおよび遊離指肪酸の抽出実験結果とともに第
2表に載せた。
実施例l6に関して温度条件やβシクロデキストリンの
量を変えておこなって得られた結果を第3図に示した。
以上の実施例から明らかなように、ある一定量のβンク
ロデキストリンの添加によって得られるコレステロール
の減少および遊離脂肪酸の減少は、温度が溶解曲線に近
似したときに満足する減少量となる。また、βシクロデ
キストリンが脂肪に対して5%以上である場合において
も同様である。
実施例l8および19においては、好適な水中油型エマ
ルジョンは形成されず、満足する結果は得られなかった
実施例I6、19ないし22および26において、温度
条件はβシクロデキストリンの溶解温度に近似した温度
を用いた。その結果、コレステロールはほとんど残らず
抽出された。
実施例20および23に示すように、温度条件をシクロ
デキストリンの溶解温度よりもわずかに高い温度に設定
しても、好ましい実験結果を得ることができる。しかし
、ンクロデキストリンの溶解温度よりもほんのわずかに
低い温度に設定しfこほうが好ましい。
(以下、余白) 実施例32ないし35 実施例16ないし3lと同様の装置を用いて行い。試料
は、ADPの変わりに精製牛脂肪および精製ラードを用
いて実験を行った。
操作条件および抽出結果は牛脂肪に関しては第4表に、
ラードに関しては第5表に示した。
これらの表に示されたコレステロールおよび遊離脂肪酸
の抽出に関する結果は最終的に確定されたものである。
(以下、余白) 実施例36ないし38 ここでは、試料としてクリームを用いた。このクリーム
の組成は、 水・・・・・・・54.8% 脂肪・・・・・・40.0% ラクトース■・2 8% タンパク質・・・2 0% 天分・・・・・・0.4% である。
実施例36では、ALFA−LAVAL  100AE
型クリーム分離器を用いて1時間、55°Cの条件下で
前記クリームの脂肪含有量を50%にまで農縮させた。
55°Cの温度条件下で、50%の脂肪分を含むクリー
ムに3 5%のβンクロデキストリンを添加した(すな
わち、脂肪が7%、水相に含まれろβンクロデキストリ
ンが6.54%となる)。βノクロデキストリン添加後
、クリームを反応タンクに移して50°Cになるまで冷
やし、撹拌装置によって2000rpmで撹拌した。
10分間の撹拌による混合後、クリームは研究室のクリ
ーム分離器によって70%の脂肪に濃縮した。βシクロ
デキストリン屋台物の残滓はクリーム分離器の内壁に付
着した。
最後に、70%の脂肪分を含むクリームを冷蔵庫内に一
晩置いて熟成後、撹拌した。この撹拌によって得られた
バターの脂肪は遊離脂肪酸およびステロールの解析に供
した。これらの化合物の抽出結果は大変満足できるもの
で、第6表および第7表にその結果を示した。
実施例37では、38%脂肪分を含むクリーム3kgに
直接、79.8gのβシクロデキストリンを55°Cの
温度条件下で添加した(すなわち、7%はリ旨肪で、4
.11%はβシクロデキストリンを含む水相である)。
その後、クリームを50°Cの反応タンクに移し、そこ
で撹拌装置(2、000rpmの回転数)によって撹拌
した。
50°CでIO分間の撹拌後、クリームを管状の熱交換
器によってIO’c以下にまで冷やした。
このように処理されたクリームを冷蔵庫に一晩置いて熟
成した後、撹拌した。バターの脂肪に含まれるステロー
ル(コレステロール)および遊離脂肪酸に関する分析結
果、ならびにこの実験条件は第6表および第7表に示し
た。
実施例38においては、42.4%の脂肪分を含む乳脂
肪3kgに63.5%のβシクロデキストリンを直接添
加した(すなわち、5%は脂肪また3.54%のβンク
ロデキストリンを含む水相である)。なお、この添加は
55°Cでなされた。
その後、クリームを45°Cの反応タンクに移し、そこ
でクリームを撹拌(2、000rpm)した。
45°CでIO分間の撹拌後、クリームを管状の熱交換
器によって100C以下にまで冷やした。
クリームを冷蔵庫に一晩置いて熟成した後、撹拌するこ
とによって得られたバターの脂肪分に関する結果(コレ
ステロールおよび遊離脂肪酸の抽出結果)は第7表に示
した。実験条件は第6表を参照せよ。
実施例39 この実施例ではADFからコレステロールおよび遊離脂
肪酸を抽出した。実験装置および手順は第1図を参照せ
よ。
この実施例において、脂肪相と水相との分離は遠心分離
装置によって行った。
99%以上の脂肪を含むADFをタンク5(循環温水で
40°Cに保温)に移し、1時間当たり1、500kg
の流速で流出させた。
これと平行して、βシクロデキストリンB液を調製し、
溶解タンク3で撹拌した。このタンクに1,500kg
/時間の流速で水を連続的に加えた。なお、水の添加は
流速メーターによって常に調節されたサーボ駆動ポンプ
によって行われた。
粉末分配装置によってβンクロデキストリン粉末をタン
ク3に連続的に添加した(105kg/時間)。これに
よって、βンクロデキストリンは65°Cで6分間後に
溶肢化された。
408C、流速l5、00kg’/時間の条件下におい
て、ADFを連続してエマルジョンタンク4に添加した
。また、ADFの添加に合わせて、650C1流速l、
605kg/時間でβシクロデキストリンを連続して同
一タンクに添加した。
さらに、両者を添加しながらエマルジョンタンク4にお
いて撹拌(55°Cで)を行うことにより、ADFとβ
シクロデキストリン水溶液との間に水中油型エマルショ
ンを生じさせた。なお、タンク4における滞留時間は約
3分間であった。
タンク4からのエマジョンの排出は、ADFおよびβシ
クロデキストリンの供給速度に合わせ、ポンプによって
行った。排出されたエマルジョンを、板状の第一熱交換
器によって55°Cから30°Cにまで冷却した。この
冷却によって、エマルジプン中におけるADFおよびβ
シクロデキストリンの不溶解性を、より一相完全なもの
にして、混合物の安定性を確保した。冷却後、エマルジ
ョンを板状の第二熱交換器に移し、再び過熱して42°
Cにした。すなわち、この温度は脂肪の融解温度とエマ
ルジョンの形勢温度との間に位置する温度である。
50%の脂肪分を含有するエマルジョンを、脂肪相を約
80%に濃縮することが可能な第一遠心濃縮装置によっ
て不安定化させた。なお、この遠心濃縮装置では、脂肪
を含まない水相は再循環されない。不溶解性相、すなわ
ち形成された混合物は、沈澱物として定期的に前記装置
内から除去した。得られた脂肪相は約80%の脂肪を含
むもので、さらにこの脂肪相は第一遠心精製装置に送ら
れて、約99.2%まで濃縮された。また、この遠心精
製装置においても、不溶解性の沈澱物が少々生じた。そ
こで、この沈澱物も定期的に除去した。収集された水相
には約30%の脂肪が含まれており、この水相は第一遠
心濃縮装置の再循環可能な上流にあたる第二遠心aI1
装置中によって約75%の脂肪に濃縮された。
脂肪相は真空エバボレータ−11によって最終的に99
.9%の脂肪分として濃縮される。この濃縮過程は75
°C,20torrsの真空条件下で行った。そしてこ
の濃縮によって、ADFのコレステロールおよび遊[I
肪酸含有量が減少した。すなわち、コレステロールの減
少は85%以上であった。
実施例40 この実施例は前記実施例と同様に行われたが、遠心後に
撹拌により、脂肪相と水相とを分離した。
タンク4からエマルジョンを排出した後、このエマルジ
ョンを熱交換器に送り、そこでエマルジョンを冷却する
。その後、冷却されたエマルジョンを物理的熟成タンク
に送り、そこで、2時間、10°C以下で熟成( ma
turation) Lた。
脂肪を結晶化させ、屁合物を安定化させるための物理的
熟成の後に、冷されたエマルジョンは簡易撹乳器( b
utch−wise churn)に送られて撹拌され
た。エマルジョンをIO°Cで撹拌し、バターの粒子を
得た。このバター粒子を洗浄し、かっこねた。そして、
つぎの処理過程に移すまで冷却保存した。前記撹拌過程
において生ずる水相は脂肪含有量が少ないものであった
80%の脂肪を含有するバターを、グリッド溶解器内で
再加熱して溶解した。そして、溶けたバターの温度を4
5°Cに保持した。
溶けたバターは、70%ないし80%の指肪を含むもの
で、このバターを第一遠心精製装置に送り、そこで脂肪
相を約99.2%の脂肪に′a縮した。不溶解物が装置
の底に沈澱したので、それを定期的に除去した。収集さ
れた脂彷相は約30%の脂肪を含むもので、第一遠心機
の再循環可能な上流にあたる第二遠心濃縮装置中におい
て約75%の脂肪に濃縮された。
脂肪相を真空エバボレーターによって、蒸発処理した。
そして、コレステロールおよび遊離脂肪酸が減少した脂
肪を99.9%含むADFが得られた。このような条件
下でのコレステロールの減少量は85%以上であった。
実験例4l この例は、処理方法として連続方式を用い、試料として
40%の脂肪を含むデイリークリームを、分離法として
遠心分離器を用いたものである。
原料のクリームは、熱交換器にて65゜Cに加熱された
後、バッファータンクより、処理工程に導入される。
加熱されたクリームの水相中のβ−シクロデキストリン
溶液は、タンク3に連続的に導入され、撹拌される。
クリームは、連続的にこのタンクに導入されるが、その
流量は、3 0 0 0 kg/時間であり、これは、
重量調整流量計と連動したサーボポンプにて定量される
。粉末のβ−シクロデキストリンは、同じタンクに粉末
供給装置にて連続的に添加されるが、その添加量は、8
 4 kg/時間に調整される。
β−シクロデキストリン溶液は、65℃にて約3分間保
たれる。
このβ−シクロデキストリンを含有するクリームは、熱
交換機にて55℃に冷却された後、重量調節流量計と連
動したサーボポンプにて連続的に、乳化タンク4に導入
され、約3分間撹拌される。
これらの温度条件および撹拌時間は、β−シクロデキス
トリン混成物を形成することが可能なものである。
乳化れたクリームは、乳化タンクに供給された流量分、
流出するように調整されたポンプにより乳化タンク4か
ら送り出される。送り出された乳化されたクリームは、
第1の熱交換器により30〜55℃に冷却された後、第
2の熱交換器により55℃に加熱される。ミルクの約4
0%の脂肪分を有する乳化されたクリームは、最初の遠
心分離器により、その水相の約80%が分離される。水
相、もしくはバターミルクは、分離器の水相側出口に集
められる。これらには、極めてわずかの脂肪しか含まれ
ていない。この水相は、この処理工程においては、再処
理されない。混合相と称される水に不要の成分は、分離
器のボウルに沈殿物を形成する。この沈殿物は、定期的
な運転停止時に取り出される。ミルクからの指肪分の約
80%を含有するクリームの脂肪相は、最初の遠心分離
器において、クリームタイプのエマルジョンとして存在
する。相の転化はその後行なわれる。そして分離および
転化されたエマルジョンは、さらに遠心により精製され
、約99.2%まで精製される。
より小さな水に不要な相の沈殿物は、ボウルのなかで再
度形成され、、そしてこれらは次の運転開始時までの通
常の運転休止時に取り出される。集められた水の相、も
しくは約30%の脂肪が含まれるバターミルクは、二回
目の遠心分離により脂肪の75%か取り出され、さらに
最初の遠心分離器に送られる。
ついで、脂肪相は吸引脱水器により処理されて、脂肪の
99.9%までが分離される。これらの操作は、上述し
た実験例と同様の条件下にて行なわれる。このようにし
て、コレステロールや遊離脂肪酸の濃度が極めて小さい
ADFが得られる。コレステロールの減少率は、この場
合85%を越えるものであった。
「発明の効果」 以上のように、本発明にもとづく動物脂肪のコレステロ
ール含有量および遊離脂肪酸含有量を減少させるための
方法は、水/Il!肪の量比を限定してシクロデキスト
リンと、脂肪と、水とを混合して水中油型エマルジョン
を形成させ、脂肪からコレステロールと遊離脂肪酸を抽
出して、それらを脂肪から分離するものなので、動物脂
肪からコレステロールのみならず遊離脂肪酸の含有量を
短時間に減少させることが可能となる。また、本発明に
もとづく方法によって得られたリ旨肪原料はコレステロ
ールのみならず遊離指肪酸の含有風か少ないので、バタ
ーやクリームなどの乳製品に使用してら、該乳製品の需
要者の血中コレステロール値を上昇させるような危険性
を、従来のらに比べて低くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にもとつく方法を連続方式で実施する
ための装置の説明図である。 第2図は、本発明にもとづく方法を回分方式で実施する
ための装置の説明図である。 第3図は、BCD溶夜の濃度と温度との関係を示す図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水を加えながら脂肪とシクロデキストリンとを混合
    して撹拌し、この撹拌によって前記脂肪とシクロデキス
    トリンとを接触させ、前記脂肪からコレステロールと遊
    離脂肪酸とを抽出し、これらの抽出物と前記シクロデキ
    ストリンとが混合されてなる混合物を形成させることに
    よって、前記コレステロールおよび前記遊離脂肪酸の含
    有量を減少させた前記脂肪を分離するための方法であっ
    て、前記水の添加量は水/脂肪の量比が0.4/1から
    1.9/1の範囲内、好ましくは0.7/1から1.5
    /1の範囲内、より好ましくは1/1に近似した値とな
    るようにしたことを特徴とする動物脂肪のコレステロー
    ル含有量および遊離脂肪酸含有量を減少させる方法。 2、請求の範囲第1項記載の方法において、撹拌条件は
    水中油型エマルジョンを形成させることが可能なように
    設定されていることを特徴とする動物脂肪のコレステロ
    ール含有量および遊離脂肪酸含有量を減少させる方法。 3、請求の範囲第2項記載の方法において、撹拌は撹拌
    手段(スターラー)によって、800rpm以上の回転
    数をもって、より好ましくは約200rpmをもって行
    なうことを特徴とする動物脂肪のコレステロール含有量
    および遊離脂肪酸含有量を減少させる方法。4、請求の
    範囲第1項記載の方法において、シクロデキストリンの
    添加量は脂肪の1重量%ないし10重量%、好ましくは
    3重量%ないし8重量%に相当することを特徴とする動
    物脂肪のコレステロール含有量および遊離脂肪酸含有量
    を減少させる方法。 5、請求の範囲第1項記載の方法において、脂肪−水−
    シクロデキストリン溶液の温度は添加されたシクロデキ
    ストリンの添加量に依存した水に対する溶解温度に近似
    するように設定されることを特徴とする動物脂肪のコレ
    ステロール含有量および遊離脂肪酸含有量を減少させる
    方法およびその方法。 6、請求の範囲第1項記載の方法において、脂肪と、シ
    クロデキストリンと、水との間における接触は混成物の
    形成を確認するために一定時間、好ましくは1時間ない
    し20時間維持されることを特徴とする動物脂肪のコレ
    ステロール含有量および遊離脂肪酸含有量を減少させる
    方法。 7、請求の範囲第1項記載の方法において、分離は遠心
    分離装置によって行なわれることを特徴とする動物脂肪
    のコレステロール含有量および遊離脂肪酸含有量を減少
    させる方法。 8、請求の範囲第1項記載の方法において、分離は混合
    物形成に用いた温度条件よりも低い温度条件で行なうこ
    とを特徴とする動物脂肪におけるコレステロール含有量
    および遊離脂肪酸含有量を減少させる方法。 9、請求の範囲第1項記載の方法において、混合物形成
    後における水相と脂質相との分離は水−シクロデキスト
    リン−脂肪エマルジョンを冷却撹拌することによって行
    なうことを特徴とする動物脂肪のコレステロール含有量
    および遊離脂肪酸含有量を減少させる方法。10、請求
    の範囲第1項ないし第9項記載の方法において、シクロ
    デキストリンはβ−シクロデキストリンであることを特
    徴とする動物脂肪のコレステロール含有量および遊離脂
    肪酸含有量を減少させる方法。 11、脂肪とシクロデキストリンとを、撹拌させながら
    、かつ水存在下において接触させる方法において、水/
    脂肪の量比、温度および撹拌条件は水中油型エマルジョ
    ンを形成することが可能な条件に設定され、該条件下に
    おいて前記接触が行なわれることによってシクロデキス
    トリンと、コレステロールと、遊離脂肪酸との間におい
    て混合物が形成されることを特徴とする動物脂肪のコレ
    ステロール含有量および遊離脂肪酸含有量を減少させる
    方法。
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