JPH0314878Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0314878Y2
JPH0314878Y2 JP515985U JP515985U JPH0314878Y2 JP H0314878 Y2 JPH0314878 Y2 JP H0314878Y2 JP 515985 U JP515985 U JP 515985U JP 515985 U JP515985 U JP 515985U JP H0314878 Y2 JPH0314878 Y2 JP H0314878Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
edge
roll
rectangular
curvature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP515985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61121096U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP515985U priority Critical patent/JPH0314878Y2/ja
Publication of JPS61121096U publication Critical patent/JPS61121096U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0314878Y2 publication Critical patent/JPH0314878Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はエツジとの結合部が略矩形状縁を有
する振動板を具備する、いわゆる角型スピーカー
に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の角型スピーカーを第3−a図お
よび第3−b図について説明すると、図において
01は略正方形の矩形形状に形成された平面振動
板、02は略四角形状縁を有する内周結合部02
bを振動板に、略四角形状縁を有する外周結合部
02cをフレーム03に結合し、前記振動板01
をフレーム03に弾性的に支持するためのエツジ
であり、振動板01の隅部に支持する部分02a
が円弧状に形成された略四角環状に形成され、且
内周結合部02bと外周結合部02cとの間にロ
ール02dが形成されている。
又04はフレームと結合されたエツジ02の前
記フレーム結合部02cを押えるための矢紙であ
る。
〔考案の解決すべき問題点〕
上記構成の角型スピーカーにおいてエツジ02
の振動板隅部に結合される部分02aに形成され
る略1/4円弧状ロールの内側曲率r4は外側曲率
r3より小さく、すなわち一般的には直線部分の
ロールの幅dが略得られるように略r4=r3−dに
設定されていた。
ところで、エツジ02は振動板の上下振動に応
じてロール02dの断面半円の曲率が増減するよ
うに変形して振動板を弾性支持するのであるが、
振動板の隅部を支持する部分02aのごときロー
ル02dが円弧状に形成されている部分は前記上
下振動によるロールの断面半円の曲率の増減によ
り上方に変位した場合はロール02dの各部の半
径が増大するように、反対に下方に変位した場合
は半径が減少するように変形しなければならな
い。
すなわち、当該部分は前記上下振動によるロー
ルの曲率変化に加えて、周方向に変形する力を受
け、この力に対する反作用により当該エツジ部分
02aのコンプライアンスは直線状エツジ部分の
それに比べて大となる。
したがつて、エツジ02のコンプライアンスは
前記1/4円弧部分02aのコンプライアンスによ
り制限されるので充分なコンプライアンスが得ら
れ難く、スピーカーの最低共振周波数を低くし、
低音域再生を充実させる目的に対する阻害要因と
なつていた。
当該1/4円弧部分のコンプライアンスは1/4円弧
の曲率が小さい程、又ロールの幅が小さい程小さ
くなる。
したがつて前記曲率を大きくするか又は/及び
ロール02dの幅を大きくすればよいが同一開口
面積のフレームでは取れ得る振動板面積が減少
し、副射効率が減少するとともに振動板の中心支
持機能にも悪影響を与える。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案はエツジとの結合部が略矩形状縁を有
する振動板と当該振動板をフレームに弾性支持す
るロールエツジを具備する角型スビーカーにおい
て、前記振動板の隅部に結合されるロールエツジ
の円弧部分のロール内側曲率r2を外側曲率r1
と同じか又は大にした角型スピーカーである。
〔実施例〕
この考案をエツジとの結合縁が略四角形状の平
面振動板を有するスピーカーに適用した場合につ
いて述べる。
第1−a図、第1−b図、第2−a図および第
2−b図において1は略正方形の矩形形状縁を有
するごとく形成された平面振動板、2は略四角形
状縁を有する内周結合部2bを振動板に、略四角
形状縁を有する外周結合部2cをフレーム3に結
合し、前記振動板1をフレーム3に弾性的に支持
するためのエツジであり、振動板1の隅部に結合
される部分2aが1/4円弧状に形成された略四角
環状に形成され、且内周結合部2bと外周結合部
2cとの間にロール2dが形成されている。
又4はフレーム3と結合されたエツジ2の前記
フレーム結合部2cを押えるための矢紙である。
そして前記振動板1の隅部を結合される1/4円
弧部分2aにおけるロール2dの内側曲率r2は
外側曲率r1と同じか又は大にしてある。
当該構成によれば、1/4円弧部分2aのロール
2dの幅eは直線部分のロールの幅dに比べて大
きく形成される。
〔考案の効果〕
上記この考案の角型スピーカーによれば振動板
の隅部分に結合されるエツジ部分のロールの幅が
直線部分にそれに比べて大きくなり、且ロール内
周曲率が大であるので周方向の伸縮に起因するコ
ンプライアンスの増加を抑制することができ、全
体的にエツジのコンプライアンスを低下せしめる
ことができ、これにより最低共振周波数を低下す
ることができ低減再生能力を拡大することができ
た。
たとえば第4図のアドミタンス特性に示すごと
く一辺が10cmの正方形平面振動板を有する角型ス
ビーカーに適用したところ最低共振周波数を100
Hz(図中42)から80Hz(図中41)に低下する
ことができた。
又この考案によるエツジはエツジのロールの幅
の増加と曲率の増加を巧みに組み合せた形状であ
るので前記従来の解決手段に比較して、振動板面
積の減少は極めて少なかつた。
なおこの考案を正方形状の平面振動板を有する
角型スビーカーについて述べたが長方形状等の矩
形状の平面振動板又は開口縁が矩形状のコーン状
振動板にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1−a図はこの考案実施例の角型スピーカー
の平面図、第1−b図は同要部平面図、第2−a
図および第2−b図はそれぞれ同要部の断面図、
第3−a図は従来例の角型スピーカーの平面図、
第3−b図は同要部平面図、第4図はこの考案実
施例および従来例の角型スピーカーのそれぞれの
アドミタンス特性図である。 1は振動板、2はロールエツジ、2dはロー
ル、3はフレームである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エツジ2との結合部が略矩形状縁を有する振動
    板1と当該振動板1をフレーム3に弾性支持する
    ロールエツジ2を具備する角型スピーカーにおい
    て、前記振動板の隅部に結合されるロールエツジ
    2部の円弧部分2aのロール2d内側曲率r2を
    外側曲率r1と同じか又は大にしたことを特徴と
    する角型スピーカー。
JP515985U 1985-01-17 1985-01-17 Expired JPH0314878Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP515985U JPH0314878Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP515985U JPH0314878Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61121096U JPS61121096U (ja) 1986-07-30
JPH0314878Y2 true JPH0314878Y2 (ja) 1991-04-02

Family

ID=30481409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP515985U Expired JPH0314878Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0314878Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011155334A1 (ja) * 2010-06-07 2011-12-15 株式会社村田製作所 発音部品

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61121096U (ja) 1986-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0314878Y2 (ja)
CN111935608A (zh) 一种振膜组件及扬声器
JPH0314879Y2 (ja)
JPS60200700A (ja) 振動系支持構造
JPH0145196Y2 (ja)
JPH0424711Y2 (ja)
JPS6342796Y2 (ja)
JPS5942797Y2 (ja) 平面スピ−カ
JPS589433Y2 (ja) スピ−カ
JPH0241988Y2 (ja)
JPH0136400Y2 (ja)
JPH0432866Y2 (ja)
JPH0311998Y2 (ja)
JPH0413913Y2 (ja)
JPS5834866Y2 (ja) 平板型スピ−カ−
JPS639199Y2 (ja)
JPH0122319Y2 (ja)
JPH0227673Y2 (ja)
JPS60244190A (ja) 角形平面スピ−カ
JPH048716Y2 (ja)
JPH0129899Y2 (ja)
JPS5852791Y2 (ja) スピ−カ
JPS5855728Y2 (ja) 集中駆動形平面スピ−カ
JPS5829675Y2 (ja) スピ−カ
JPS5991096U (ja) スピ−カ