JPH0424711Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0424711Y2 JPH0424711Y2 JP1985199124U JP19912485U JPH0424711Y2 JP H0424711 Y2 JPH0424711 Y2 JP H0424711Y2 JP 1985199124 U JP1985199124 U JP 1985199124U JP 19912485 U JP19912485 U JP 19912485U JP H0424711 Y2 JPH0424711 Y2 JP H0424711Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- speaker
- double
- members
- coil bobbin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案はスピーカに係り、特に最低共振周波数
（以下f0という）が入力レベルによつて変移する
のを防止することができるスピーカに関するもの
である。
（以下f0という）が入力レベルによつて変移する
のを防止することができるスピーカに関するもの
である。
（従来の技術）
従来の一般的なスピーカユニツトは第５図に示
すように構成されており、振動系２３を支持する
ためのダンパー構造としては一般にダンパー部材
２４の同心円に多数のコルゲーシヨン２５を形成
したものであつた。図中、２１はスピーカユニツ
ト全体を示し、２２は磁気回路ユニツト、２６は
ヨーク、２７はセンターポール、２８はマグネツ
ト、２９はトツププレート、３０はフレームであ
る。３１は振動板、３２はコイルボビン、３３は
ボイスコイルである。
すように構成されており、振動系２３を支持する
ためのダンパー構造としては一般にダンパー部材
２４の同心円に多数のコルゲーシヨン２５を形成
したものであつた。図中、２１はスピーカユニツ
ト全体を示し、２２は磁気回路ユニツト、２６は
ヨーク、２７はセンターポール、２８はマグネツ
ト、２９はトツププレート、３０はフレームであ
る。３１は振動板、３２はコイルボビン、３３は
ボイスコイルである。
（考案が解決しようとする問題点）
ところが上記した従来のスピーカにあつては、
ダンパー部材２４に単に同心円に多数のコルゲー
シヨン２５を形成したものであるため、振幅の大
きいウーフアー用などにおいては小振幅時と大振
幅時とでは機能する部分が異なり、f0が入力レベ
ルによつて変移してしまう欠点があつた。
ダンパー部材２４に単に同心円に多数のコルゲー
シヨン２５を形成したものであるため、振幅の大
きいウーフアー用などにおいては小振幅時と大振
幅時とでは機能する部分が異なり、f0が入力レベ
ルによつて変移してしまう欠点があつた。
なお、通常のダブルダンパー構造のものの組立
作業性の悪さを解決するために、ダンパー全体を
二重にしてダブルダンパーとしたものもあるが、
ダンパー全体をダブルダンパーとしたものはウー
フアー用等においては小振幅時に適確に対応でき
ない欠点がある。
作業性の悪さを解決するために、ダンパー全体を
二重にしてダブルダンパーとしたものもあるが、
ダンパー全体をダブルダンパーとしたものはウー
フアー用等においては小振幅時に適確に対応でき
ない欠点がある。
本考案の目的は上記した従来のスピーカの欠点
を解消し、入力レベルによるf0の変移を可及的少
なくすると共に振動系のローリングを防止でき、
ウーフアー用等に最適なスピーカを提供すること
にある。
を解消し、入力レベルによるf0の変移を可及的少
なくすると共に振動系のローリングを防止でき、
ウーフアー用等に最適なスピーカを提供すること
にある。
（問題点を解決するための手段）
本考案に係るスピーカは、外周部に一枚コルゲ
ーシヨンダンパー部を設けると共に内周部には上
下二枚のダンパー部材を間隔をおいて配置したダ
ブルダンパー部を設けたダンパーを構成し、一枚
コルゲーシヨンダンパー部の外周縁側をフレーム
に形成した取付段部に固定すると共にダブルコル
ゲーシヨンダンパー部の内周縁側をコイルボビン
に接続したものである。
ーシヨンダンパー部を設けると共に内周部には上
下二枚のダンパー部材を間隔をおいて配置したダ
ブルダンパー部を設けたダンパーを構成し、一枚
コルゲーシヨンダンパー部の外周縁側をフレーム
に形成した取付段部に固定すると共にダブルコル
ゲーシヨンダンパー部の内周縁側をコイルボビン
に接続したものである。
なお、この場合、上下二枚のダンパー部材を平
行に配置して該ダンパー部材の夫々の内周端をコ
イルボビンに二箇所で接続することもできる。
行に配置して該ダンパー部材の夫々の内周端をコ
イルボビンに二箇所で接続することもできる。
（作用）
ダンパーの外周部はコンプライアンスの高い通
常の円周状のコルゲーシヨンが同心円に多数形成
された一枚コルゲーシヨンダンパー部になつてい
ると共に内周部は上下二枚のダンパー部材により
ダブルダンパー部に形成され、外周縁側がフレー
ムに形成した取付段部に固定されると共に内周縁
側がコイルボビンに接続されているから、外周部
のコルゲーシヨンによるコンプライアンスで主に
f0が決まり、また、内周部のダブルダンパー部は
駆動時のダンパー部材の変移が上下でその伸張量
が異なり、一方のダンパー部材の復元力は他方の
ものよりも大きく、この動作は小入力から大入力
まで同様の動作をするから、後に説明する測定結
果からも明らかなように小振幅時のf0の入力に対
する変移を少なくすることができる。
常の円周状のコルゲーシヨンが同心円に多数形成
された一枚コルゲーシヨンダンパー部になつてい
ると共に内周部は上下二枚のダンパー部材により
ダブルダンパー部に形成され、外周縁側がフレー
ムに形成した取付段部に固定されると共に内周縁
側がコイルボビンに接続されているから、外周部
のコルゲーシヨンによるコンプライアンスで主に
f0が決まり、また、内周部のダブルダンパー部は
駆動時のダンパー部材の変移が上下でその伸張量
が異なり、一方のダンパー部材の復元力は他方の
ものよりも大きく、この動作は小入力から大入力
まで同様の動作をするから、後に説明する測定結
果からも明らかなように小振幅時のf0の入力に対
する変移を少なくすることができる。
なお、従来のものに比してダンパーの内周部の
動作が明確となつてボイスコイルのローリングを
防止することができ、特にウーフアー用として最
適である。
動作が明確となつてボイスコイルのローリングを
防止することができ、特にウーフアー用として最
適である。
（実施例）
本考案に係るスピーカの実施例を第１図乃至第
４図に基づいて説明するが、第１図はスピーカの
断面図、第２図Ａ、Ｂはダンパー構造を示す断面
図であり、Ａは静止状態を、Ｂは動作状態をそれ
ぞれ示している。第３図はダンパーの他の構成例
によるスピーカの断面図、第４図は入力に対する
f0の変移について本考案のスピーカと従来のスピ
ーカとを比較するための周波数特性図である。
４図に基づいて説明するが、第１図はスピーカの
断面図、第２図Ａ、Ｂはダンパー構造を示す断面
図であり、Ａは静止状態を、Ｂは動作状態をそれ
ぞれ示している。第３図はダンパーの他の構成例
によるスピーカの断面図、第４図は入力に対する
f0の変移について本考案のスピーカと従来のスピ
ーカとを比較するための周波数特性図である。
図において、１はスピーカ全体を示し、２は磁
気回路ユニツト、３は振動系である。４は上記振
動系３を支持するためのダンパー部材であり、内
周縁側はコイルボビン１２に接続されると共に外
周縁側はフレーム１０に形成した取付段部１０ａ
に固定されるが、外周部は従来同様円周状の多数
のコルゲーシヨン１４を同心円に形成した一枚ダ
ンパー部５とすると共に内周部は間隔をおいて配
置された上下二枚のコルゲーシヨンダンパー部材
１６，１７でダブルダンパー部１５に構成された
ものである。この内周部のダブルダンパー部１５
は第１図及び第２図に示す例では断面略瓢箪型に
構成され、頂点Ｐ側が内周方向（コイルボビンへ
の接続側）になるように配置されている。
気回路ユニツト、３は振動系である。４は上記振
動系３を支持するためのダンパー部材であり、内
周縁側はコイルボビン１２に接続されると共に外
周縁側はフレーム１０に形成した取付段部１０ａ
に固定されるが、外周部は従来同様円周状の多数
のコルゲーシヨン１４を同心円に形成した一枚ダ
ンパー部５とすると共に内周部は間隔をおいて配
置された上下二枚のコルゲーシヨンダンパー部材
１６，１７でダブルダンパー部１５に構成された
ものである。この内周部のダブルダンパー部１５
は第１図及び第２図に示す例では断面略瓢箪型に
構成され、頂点Ｐ側が内周方向（コイルボビンへ
の接続側）になるように配置されている。
第３図に示す例では、内周部のダブルダンパー
部１５は上下のダンパー部材１６，１７が平行に
なるように配置され、上記コイルボビン１２に対
しては二箇所で接続されている。なお、図中、６
はヨーク、７はセンターポール、８はマグネツ
ト、９はトツププレート、１１は振動板、１３は
ボイスコイルを示している。
部１５は上下のダンパー部材１６，１７が平行に
なるように配置され、上記コイルボビン１２に対
しては二箇所で接続されている。なお、図中、６
はヨーク、７はセンターポール、８はマグネツ
ト、９はトツププレート、１１は振動板、１３は
ボイスコイルを示している。
上記のように構成した場合、静止状態から駆動
時、例えば、振動系の後退時においては、内周部
における上側のダンパー部材１６は下側のダンパ
ー部材１７よりも大きく伸びるためその復元力が
大きくなり、また、振動系の前進時にはこれと反
対に下側のダンパー部材１７の復元力が大きくな
る。そしてこれらの動作は小入力から大入力まで
同じ動作をする。
時、例えば、振動系の後退時においては、内周部
における上側のダンパー部材１６は下側のダンパ
ー部材１７よりも大きく伸びるためその復元力が
大きくなり、また、振動系の前進時にはこれと反
対に下側のダンパー部材１７の復元力が大きくな
る。そしてこれらの動作は小入力から大入力まで
同じ動作をする。
第４図は入力に対するf0の変移について本考案
に係るスピーカと従来のスピーカとを比較したも
のであるが、本考案に係るスピーカＡは従来のス
ピーカＢに比較してその変移が著しく小さくなつ
ている。
に係るスピーカと従来のスピーカとを比較したも
のであるが、本考案に係るスピーカＡは従来のス
ピーカＢに比較してその変移が著しく小さくなつ
ている。
（考案の効果）
本考案に係るスピーカによれば、ダンパーの外
周部はコンプライアンスの高い通常の円周状のコ
ルゲーシヨンが同心円に多数形成された一枚のコ
ルゲーシヨンダンパーで構成されると共に内周部
は上下二枚のダンパー部材によりダブルダンパー
に形成され、外周縁側がフレームに形成した取付
段部に固定されると共に内周縁側がコイルボビン
に接続されているから、外周部の一枚コルゲーシ
ヨン部によるコンプライアンスで主にf0が決ま
り、また、内周部のダブルダンパー部は駆動時の
ダンパー部材の変移が上下でその伸張量が異な
り、一方のダンパー部材の復元力は他方のものよ
りも大きく、この動作は小入力から大入力まで同
様の動作をするから、第４図の測定結果からも明
らかなように小振幅時のf0の入力に対する変移を
少なくすることができる効果がある。従つて本考
案に係るスピーカはウーフアー用として最適であ
る。
周部はコンプライアンスの高い通常の円周状のコ
ルゲーシヨンが同心円に多数形成された一枚のコ
ルゲーシヨンダンパーで構成されると共に内周部
は上下二枚のダンパー部材によりダブルダンパー
に形成され、外周縁側がフレームに形成した取付
段部に固定されると共に内周縁側がコイルボビン
に接続されているから、外周部の一枚コルゲーシ
ヨン部によるコンプライアンスで主にf0が決ま
り、また、内周部のダブルダンパー部は駆動時の
ダンパー部材の変移が上下でその伸張量が異な
り、一方のダンパー部材の復元力は他方のものよ
りも大きく、この動作は小入力から大入力まで同
様の動作をするから、第４図の測定結果からも明
らかなように小振幅時のf0の入力に対する変移を
少なくすることができる効果がある。従つて本考
案に係るスピーカはウーフアー用として最適であ
る。
第１図乃至第４図は本考案に係るスピーカの実
施例を示し、第１図はスピーカ全体の断面図、第
２図Ａ，Ｂはダンパー構造を示す断面図であり、
Ａは静止状態を、Ｂは動作状態をそれぞれ示して
いる。第３図はダンパーの他の構成例によるスピ
ーカの断面図、第４図は入力に対するf0の変移に
ついて本考案のスピーカと従来のスピーカとを比
較するための周波数特性図である。第５図は従来
のスピーカの断面図である。 １……スピーカ全体、２……磁気回路ユニツ
ト、３……振動系、４……ダンパー部材、５……
一枚ダンパー部、１４……コルゲーシヨン、１５
……ダブルダンパー部、１６，１７……上下ダン
パー部材。
施例を示し、第１図はスピーカ全体の断面図、第
２図Ａ，Ｂはダンパー構造を示す断面図であり、
Ａは静止状態を、Ｂは動作状態をそれぞれ示して
いる。第３図はダンパーの他の構成例によるスピ
ーカの断面図、第４図は入力に対するf0の変移に
ついて本考案のスピーカと従来のスピーカとを比
較するための周波数特性図である。第５図は従来
のスピーカの断面図である。 １……スピーカ全体、２……磁気回路ユニツ
ト、３……振動系、４……ダンパー部材、５……
一枚ダンパー部、１４……コルゲーシヨン、１５
……ダブルダンパー部、１６，１７……上下ダン
パー部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 外周部に一枚コルゲーシヨンダンパー部を設
けると共に内周部には上下二枚のダンパー部材
を間隔をおいて配置したダブルダンパー部を設
けたダンパーを構成し、一枚コルゲーシヨンダ
ンパー部の外周縁側をフレームに形成した取付
段部に固定すると共にダブルコルゲーシヨンダ
ンパー部の内周縁側をコイルボビンに接続した
ことを特徴とするスピーカ。 ２ 上下二枚のダンパー部材が平行に配置されて
いて該ダンパー部材の夫々の内周端がコイルボ
ビンに二箇所で接続されていることを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第１項記載のスピー
カ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985199124U JPH0424711Y2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985199124U JPH0424711Y2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62109598U JPS62109598U (ja) | 1987-07-13 |
| JPH0424711Y2 true JPH0424711Y2 (ja) | 1992-06-11 |
Family
ID=31160454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985199124U Expired JPH0424711Y2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0424711Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4618116B2 (ja) | 2005-12-07 | 2011-01-26 | パナソニック株式会社 | スピーカ |
| JP4735299B2 (ja) * | 2006-02-06 | 2011-07-27 | パナソニック株式会社 | スピーカ |
| EP2451192A4 (en) * | 2009-06-29 | 2014-02-12 | Pioneer Corp | SPEAKER DAMPER AND SPEAKER DEVICE |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60182900A (ja) * | 1984-03-01 | 1985-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピ−カ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59174794U (ja) * | 1983-05-10 | 1984-11-21 | 三菱電機株式会社 | スピーカ用ダンパ |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP1985199124U patent/JPH0424711Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60182900A (ja) * | 1984-03-01 | 1985-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピ−カ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62109598U (ja) | 1987-07-13 |
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