JPH0314852A - ポリプロピレン樹脂製ブロー成形容器 - Google Patents

ポリプロピレン樹脂製ブロー成形容器

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JPH0314852A
JPH0314852A JP2004220A JP422090A JPH0314852A JP H0314852 A JPH0314852 A JP H0314852A JP 2004220 A JP2004220 A JP 2004220A JP 422090 A JP422090 A JP 422090A JP H0314852 A JPH0314852 A JP H0314852A
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JP
Japan
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polymer
methylbutene
propylene
temperature
blow
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Application number
JP2004220A
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Inventor
Sadanori Suga
菅 禎徳
Eiji Tanaka
栄司 田中
Tsunemi Yoshioka
常己 吉岡
Masaaki Uchida
正明 内田
Hideto Kato
加藤 英仁
Masayuki Arai
雅之 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は透明性に優れ、且つ臭気の少ないポリプロピレ
ン樹脂製ブロー戒形容器に関する。
〔従来技術〕
ポリプロピレン系樹脂、は耐熱性、耐薬品性、水蒸気遮
断性等に優れており、そのブロー戒形品(中空戒形容器
)は剛性、耐衝撃性にも優れているため、食品容器、洗
剤容器等に広く使用されている。しかしながら、このよ
うに優れた性質を有するポリプロピレン製ブロー戒形容
器はその透明性か不十分という問題点があった。
従来、ポリプロピレン戒形品の透明性改良方法として、
例えばジベンジリデンソルビトール、ジ(アルキルベン
ジリデン)ソルビトール等の造核剤を添加して加熱戒形
することが提案されている(特開昭51−22740号
、特開昭53−117044号、特開昭56−3044
9号、特開昭58−225143号参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記したポリプロピレン系樹脂にジベン
ジリデンソルビトール又はジ(アルキルベンジリデン)
ソルビトールを配合して加熱成形した場合には、加熱戒
形時に臭気が発生し、得られた戒形品は臭気を有する。
そのため特に食品容器等の包装材の分野においては、か
かる臭気が問題となり、その使用が制限されていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は従来技術の上記状況に鑑み、ポリプロピレ
ン樹脂成形品の透明性及び臭気が共に改善された戒形品
を得るべく鋭意検討を重ねた結果、ボリプロビレン樹脂
に核剤として、3−メチルブテン−1重合体を特定量配
合した組放物をブロー成形することにより、透明性に優
れ、且つ臭気の少ない戒形品(容器)が得られることを
見出し、本発明を完戒するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、ボリプロビレン樹脂をブロ
ー或形して得られるボリブロピレン樹脂製容器であって
、該ポリプロピレン樹脂が3−メチルプテンー1重合体
を0.0001〜10重量%含有するプロピレン重合体
組戒物であることを特徴とするポリプロピレン樹脂製ブ
ロー戒形容器、に存する。
本発明においては用いられる3−メチルブテン1重合体
の結晶化度が高いもの程光学的性質の改良効果は大きい
。結晶化度の高さは示差走査型熱量計で測定される融点
或いは融解熱が尺度の一つとして用いられる。
本発明に用いられる3−メチルブテン−1重合体の融点
は、好ましくは300℃より高く、融解熱は9caJ/
g以上のものが良い。融点が300℃より低いもの、あ
るいは融解熱が9caJ/gより低いものは、光学的性
質の改良効果が不十分であるので好ましくない。更に好
ましくは、3−メチルブテン−1重合体の融点は303
℃より高く、融解熱は15caj2/g以上、最も好ま
しくは融点305℃以上、融解熱16caj!/g以上
である。
本発明に用いられる3−メチルブテン−1重合体は上記
の条件を満足する範囲においては炭素数2〜18の他の
α−オレフィンとの共重合体であっても良いが、好まし
くは単独重合体である。
このような3−メチルブテン−■重合体を得る為に用い
られる触媒系は、チー〉゛ラーナンタ触媒として特に高
度な立体規則性を持つ重合体を与えるものを用いる。
このような触媒としては例えば、特公昭54一2787
1号公報、同55−8451号公報、同55−8452
号公報、同55−8003号公報、同55−39165
号公報、同55−14054号公報等に記載されている
例えば、アルミニウム含有量がチタンに対するアルミニ
ウムの原子比で0415以下であって、かつ錯化剤を含
有する固体三塩化チタン触媒錯体と有機アルミニウム化
合物あるいは更に第三戒分としてのエーテル、エステル
、アξン、アごドの如き電子供与性化合物から或る触媒
系が好適に用いられる。この他、マグネシウム化合物担
持型チタン系触媒も良好に用い得るが、好ましくは上述
の三塩化チタン触媒錯体を用いる。
また、本発明において、用いられる3−メチルブテン−
1重合体の結晶化度を一層高いものとする為には、好ま
しくは、上述のアル藁ニウム含有量がチタンに対するア
ル逅ニウムの原子比で0.15以下であって、かつ錯化
剤を含有する固体三塩化チタン触媒錯体と有機アルξニ
ウム化合物あるいは更に電子供与性化合物からなる触媒
の存在下に、3−メチルブテン−1を該固体三塩化チタ
ン触媒錯体1g当り、10gを超える量重合させる事が
好ましい。
プロピレン重合体中の3−メチルブテン−1重合体の量
は0.0001〜10重景%、好ましくは0. 0 0
 0 3〜3重量%である。3−メチルブテン−1重合
体の含有量が少な過ぎると透明性の改良効果が不十分で
あり、また、3−メチルブテン1重合体の含有量が多す
ぎる場合には、フィンシュアイの発生、3−メチルブテ
ン−1重合体そのものによる透明性の低下、コストの上
昇等の問題があり好ましくない。
本発明に用いられる3−メチルブテン−l重合体含有プ
ロピレン重合体組成物の製造方法としては、例えば、 1)チーグラー・ナッタ触媒等を用いて3−メチルブテ
ン−lを重合し、得られた3−メチルプテンー1重合体
の存在下、引続いてプロピレンの単独重合又はプロピレ
ンと他のα−オレフィンとの共重合を行なう。
2)チーグラー・ナッタ触媒等を用いてプロピレンを単
独重合又は他のα−オレフィンと共重合し、得られたプ
ロピレン重合体の存在下、引き続いて3−メチルブテン
−1の重合を行なう。
3)上記l)又は2)の方法でマスターバッチとなる重
合体を製造し、これとプロピレンの単独重合体又はプロ
ピレンと他のα−オレフィンとの共重合体を混合する。
4)別々に重合した、3−メチルブテン−1の重合体と
プロピレン単独重合体又はプロピレンと他のα−オレフ
ィンとの共重合体とを混合する。
等の方法が挙げられるが、性能と生産性のバランスにお
いて3)の方法が最も好ましい方法である。
即ち、l)の方法で3−メチルプテンー1重合した後、
プロピレンを重合する方法では、プロピレンの重合の際
の、活性、或いは立体規則性の低下が起こる場合があり
、又、2)の方法では、大量のプロピレンを重合した後
、微量の3−メチルブテン−1を重合する事となり、モ
ノマーの切替え等が繁雑である。
また、ポリプロピレンのグレードごとに3−メチルブテ
ン−1の重合体を含有する重合体を作る必要が生じるの
で、特に連続重合プラントで、連続的に各グレーヒを製
造する場合、3−メチルブテン−1重合体を含む必要が
ないグレードとのコンタミネーションの問題が多く生じ
る。
これに対し、3−メチルブテン−1重合体を比較的大量
に含むプロピレン重合体マスターバンチを製造し、これ
を通常の方法で作った、プロピレン重合体に混合する方
法では上述の問題が生じない。
上記3)方式の場合、そこでl)方式又は2)方式によ
って製造する3−メチルブテン−1重合体含有プロピレ
ン重合体組成物中の3−メチルブテン−1重合体の含有
量は特に制限はないが10重量%以下が好ましく、更に
好ましくは5重量%以下である。
3)方式や4)方式における混合方法としては押出機、
ブラベンダー混練機、ロール等一般的な方法で良い。
混合に際しては、3−メチルブテン−1重合体の融解を
起さない範囲の温度で混練する事が望ましい。上記3−
メチルブテン−1重合体と混合して用いられる原料のプ
ロピレン重合体としては、プロピレン単独重合体くプロ
ピレンホモボリマー〉、又はプロピレンとその他のα−
オレフィン(エチレンもしくは炭素数が多くとも12個
の他のα一オレフィン)とのランダムまたはブロック共
重合体(エチレン又は他のα−オレフインの共重合割合
は多くとも15重量%、好ましくは0.1〜5. 0重
量%)が挙げられる。
上記ポリプロピレン樹脂のメルトフローレート(MFR
と略称する.)はフイルム分野で用いられる任意のもの
でよいがJIS  K−72LQの方法に従い、230
℃、荷重2. 1 6 kgで測定した値で、通常0.
 2〜50g/10分、望ましくは0.4〜30g/1
0分の範囲のものが好適に用いられる。
また、ボリプロビレン樹脂に一般的に配合される各種添
加剤、例えば酸、化防止剤、滑剤、帯電防止剤、抗プロ
フキング剤、EPゴム、シリカ等の公知のポリマー、フ
イラー等を適宜配合して用いる事も可能である。
本発明においては、上記3−メチルブテン−l重合体を
含有するプロピレン重合体を用いて、ブロー成形するこ
とによりブロー成形容器(中空或形容器)を製造する。
ブロー戒形法としては、上記ブロビレン重合体を押出ま
たは射出によって、チューブ状に予備戒形(この予備或
形物をバリソンと称す〉し、これを金型ではさんで、内
部に空気を吹込んでふくらまして、冷却固化する方法で
あればいずれでもよく、例えば押出ブロー或形(ダイレ
クトブロー戊形)、射出ブロー戒形(インジェクション
ブロー威形)、射出延伸ブロー或形(ストレッチブロー
或形)等があげられる。
上記押出ブロー成形においては上記プロピレン重合体を
190〜290℃の温度でダイより溶融状態でチューブ
状のパリソン(ホットパリソン)を押出し、次いで該バ
リソンを金型で型締めした後、空気を吹込み樹脂温度2
20〜240℃、延伸(横方向)倍率2〜4倍の条件で
ブロー威形して中空容器を製造する. また、上記射出ブロー戒形においては、上記プロピレン
重合体の溶融樹脂を190〜290℃の温度で金型に射
出して有底バリソンを戒形し、次いで該パリソンをブロ
ー金型で型締めした後、空気を吹込み樹脂温度150〜
190℃、延伸倍率縦方向1.1〜1.3倍、横方向1
.3〜2倍の条件でブロー戒形して中空容器を製造する
さらに上記射出延伸ブロー戒形においては、上記プロピ
レン重合体の溶融樹脂を190〜290℃の温度で金型
に射出して有底バリソンを戒形し、次いで所望により予
備ブローした後、樹脂温度90〜150℃、延伸倍率縦
方向1.2〜3.5倍(好ましくは1.2〜2.2倍)
、横方向1.2〜6、O倍(好ましくは1.5〜5.0
倍)の条件で延伸ブロー成形して中空容器を製造する。
上記有底パリソンの肉厚としては1.5〜6nの範囲で
あり、該有底パリソンは冷却固化(コールドバリソン)
後、上記樹脂温度に再加熱して延伸ブロー或形してもよ
く、また、該有底バリソンを冷却固化することなく、バ
リソン形状は保持できるが、またパリソンの少なくとも
一部が熔融状態にある(ホットパリソン)うちに金型よ
り取出し、上記樹脂温度で延伸ブロー成形してもよい。
上記延伸ブロ一方法としては、延伸ロンドによる機械的
な縦延伸と、空気吹込みによるブロー延伸(横延伸)と
を組合せた方法により行なわれる。
本発明のポリプロピレン樹脂製ブロー戒形容器は透明性
に優れ、且つ臭気が少なく、さらに剛性及び耐衝撃性に
も優れていることから食品容器、洗剤容器、シャンプー
容器、トイレタリー容器等に好適に用いられる。
〔実施例〕
以下、実施例を示すが、本発明はその要旨を超えない限
り以下の実施例によって限定されるものではない。
なお、以下の実施例における物性値は下記の方法に準拠
して測定した。
1)メルトフローレート(MFR) JIS  K−7210 (230℃、荷重2.16k
g)に従って測定を行なった。
2)結晶化温度(Tc) パーキン・エルマー社製DSC2C型示差走査熱量計で
昇降温スピード10℃/分で測定を行なった。
3)平行光線透過率 村上色彩研究所製Clarity  Meter  T
MID型を用いて全光線透過率を100に設定しておき
、ボトル容器の各部の中央にスポットを当て該ボトル容
器を1回転させ、直線光線(平行光線)だけを取り出し
てその最大光量を読み取り、平行光線透過率(%)を求
めた。
4)強度 容器胴部をASTM  D1822−63に準じて打抜
きを行ない、容器の高さ方向について引張衝撃強度の測
定を行なった。
5)臭いの評価方法 ■評価方法 250ccの三角フラスコに約5n角に切断した試料を
10g入れ密栓をする。これを温度40℃の条件下で4
8時間放置して臭いの評価を行なう。
■臭いの判定方法 1〜5の5段階で評価する。1は殆ど臭わない、2は僅
かに臭う、3は臭う、4は強く臭う、5は非常に強く臭
う。
評価は、5人で行ないその平均値を0. 2捨、0.3
人で算出した。
実施例1 (a)  触媒製造例 室温に於で、充分に窒素置換した容量11のオートクレ
ープに精製トルエン515mJを入れ、撹拌下、n−ブ
チルエーテル6 5. 1 g (0.5moj!)、
四塩化チタン9 4.9 g (0.5mot!)及び
ジエチルアルミニウムクロリド2 8.6 g (0.
2 4moj!)を添加し、褐色の均一溶液を得た。次
いで30℃に昇温した。30分を経過した後、40℃に
昇温し、そのまま2時間、40℃を保持した。その後3
2gの四塩化チタン(0.17mol)及び1 5. 
5 gのトリデシルメタクリレー} (0.0 5 8
moj2)を添加し98℃に昇温した。98℃で2時間
保持した後、粒状紫色固体を分離しトルエンで洗浄して
固体三塩化チタンを得た。
山)樹脂製造例−1 (3−メチルプテンー1重合体含有ブロビレン重合体マ
スターバンチの製造) 精製アルゴンで充分置換した2lの誘導撹拌式オートク
レープに、アルゴンシール下、室温でジエチルアルミニ
ウムクロリド1.2mmofを添加し、更に液体3−メ
チルブテン−1を700cc仕込んだ。
次いで70℃に昇温し、触媒製造例で得られた固体触媒
戊分91■を添加してl時間3−メチルブテン−1の重
合を行なった。その後3−メチルプテンー1を全量パー
ジした後、ジエチルアル鴫ニウムクロリド3IIIII
lol1メチルメタクリレート0. 1 2 mmol
を追加し、H2圧0. 5 kg/ crAとし、更に
プロピレン700gを加えて、プロピレンの単独重合を
行ない、30分後プロピレンをパージしイソプタノール
ーn−へキサン混合溶媒により触媒を除去し、3−メチ
ルブテン−1重合体を含め、271gのプロピレン重合
体組成物を得た。
同一重合条件で、プロピレン重合を行なわなかった実験
から得られた3−メチルブテン−1重合体の生amは1
 0. 8 gであった。
この3−メチルブテン−1重合体の融点は311℃、融
解熱は20cal/gであった。
上記の3−メチルブテン−1重合体の収量から計算した
プロピレン重合体組成物中の3−メチルブテン−1重合
体含有量は4.0重量%であった。
この重合体のMFRは0.27g/10分、融点は16
3.4℃、結晶化温度は126.6℃であった.(Cl
  樹脂製造例−2 樹脂製造例−1で得られた重合体1.27重量部および
安定剤としてのステアリン酸カルシウムO.1重量部、
BIT (2.6−ジーt−ブチルヒドロキシトルエン
)0.2重量部及びイルガノックス1010 (チバガ
イギー社製酸化防止剤、テトラキス〔メチレン−3−(
3’.5’−ジーt−ブチルー4−ヒドロキシフエニル
)プロピオネート〕メタン}0.08重量部をプロピレ
ンーエチレンランダム共重合体(三菱化戒■製、商品名
:三菱ポリプロ6200E1、メルトフローレート:3
.2g/10分、密度:0.894g/c+J、融点:
135℃、結晶化温度:95℃)100重量部に加え、
ヘンシェルミキサーで混合した後、5011φ押出機で
造粒ベレット化した。この樹脂組戒物中の3−メチルブ
テン−1重合体含有量は500ppmであった。
(d)  射出延伸ブロー戒形(二輪延伸ブロー或形)
容器の製造 樹脂製造例−2で得られたべレソトを二軸延伸ブロー成
形機(青木研究所製SB〜150■型)を用いて樹脂温
度240℃、射出圧力60kg/cdの条件下に表面温
度20℃の金型に射出した後、金型から取り出した。有
底パリソンは、延伸径部2 4. 0 11φ、延伸胴
部長さ50mのもので、胴部肉厚は4.Onである。戒
形条件としては、射出時間7. 0秒、冷却時間2.5
秒として金型から取り出した。有底パリソンの胴部の温
度は111℃であった。
有底バリソンの胴部の温度は、デジタル放射温度計(チ
ノー株式会社製、IR−AH型)を用い、パリソンの胴
部表面の温度を測定したものである。
得られた高温の有底パリソンをブロー金型に入れ、有底
バリソンの内部に延伸ロンドを導入し、有底バリソンの
底部を押圧することにより縦方向に延伸し、縦延伸の終
り付近で10kg/cIJの圧空を5秒間吹込み、二輪
延伸ボトルとした。このときのブロー金型の温度は15
゜Cであり、ブロー終了後、冷却し、ブロー金型から取
出した。得られたボトルは胴延伸部高さ約8011、太
さは約60關φのものである。肉厚も胴部の肉厚におい
て約Q.3 tx tであった。
得られたボトルにつき透明性(平行光線透過率〉及び臭
気を評価した。その結果を表1に示す。
実施例2〜6 実施例lにおいて3−メチルプテンー1重合体の配合量
及び射出延伸ブロー戒形条件を表1に示す条件に変更し
て行なったこと以外は同様にして行った。その結果を表
1に示す。
比較例1〜3 実施例lにおいて3−メチルプテンー1重合体を全く配
合せずに表2に示す射出延伸ブロー成形条件で行なった
こと以外は同様にして行なった。
その結果を表2に示す。
比較例4〜6 実施例lにおいて3−メチルプテンー1重合体を市販の
核剤ジベンジリデンソルビトール(丸菱油化株式会社製
、商品名デノンYK−1)に変更し、表2に示す射出延
伸ブロー成形条件で行なったこと以外は同様にして行な
った。その結果を表2に示す。
実施例7.8 精製アルゴンで充分置換した2lの誘導撹拌式オートク
レープにアルゴンシール下、室温で、精製n−ヘキサン
800mj!、次いでジエチルアルミニウムクロリド1
3.0mmoj!及び触媒製造例一lで得られた固体触
媒戒分4000■を添加し、70℃に昇温した.ここで
3−メチルブテン−lを206ml仕込み、70℃で3
0分間、3−メチルブテン−1の重合を行なった。
その後未反応の3−メチルブテン−1をパージし、精製
n−へキサンで洗浄を行なった。
得られた3−メチルブテン−1の量は、固体触媒戒分1
g当たり11.0gであった。
この3−メチルブテン−l重合体の融点は308℃、融
解熱は16caA’/gであった。
次に、精製アルゴンで充分置換した241の誘導撹拌式
オートクレープに、アルゴンシール下、室温でジエチル
アルミニウムクロリド52mmoj!、メチルメタクリ
レート1.7mmol及び精製n−ヘキサン9lを加え
、H2圧0,3kg/adとした。次に70℃に昇温し
、上記で得られた触媒戒分をTi触媒戒分としてl33
0■導入し、プロピレン圧が6kg/cIaになるよう
にプロピレンを加えてプロピレンの単独重合を行ない、
4.5時間後プロピレンをパージし、イソブタノールー
n−ヘキサンー混合溶媒により触媒を除去し、3−メチ
ルプテンー1重合体を含め、4890gのプロピレン重
合体組戒物を得た. プロピレン重合体組成物中の3−メチルブテン−1重合
体含有量は0.299重量%であった。
次いで、樹脂製造例−2において樹脂製造例−1で得ら
れた重合体1.27重量部の代わりに、上記の重合体1
重量部(実施例7)又は0.16重量部(実施例8)を
用いる以外は樹脂製造例−2と同様にして、プロピレン
ーエチレンランダム共重合体との樹脂組或吻を得た。
ここで得られた樹脂を用い、射出延伸ブロー戒形を行な
ったが、成形条件を実施例−2と同様にして成形を行な
った。
結果を表1に示す。
〔発明の効果〕
本発明のブロー成形容器は、3−メチルブテン−1重合
体を特定量含有するポリプロピレン樹脂からなるもので
あり、従来のボリブロビレン樹脂よりなる戊形品に比べ
て透明性及び臭気共に改善されたものである。よって、
食品容器等として好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリプロピレン樹脂をブロー成形して得られるポ
    リプロピレン樹脂製容器であって、該ポリプロピレン樹
    脂が3−メチルブテン−1重合体を0.0001〜10
    重量%含有するプロピレン重合体組成物であることを特
    徴とするポリプロピレン樹脂製ブロー成形容器。
JP2004220A 1989-03-29 1990-01-11 ポリプロピレン樹脂製ブロー成形容器 Pending JPH0314852A (ja)

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JP2004220A Pending JPH0314852A (ja) 1989-03-29 1990-01-11 ポリプロピレン樹脂製ブロー成形容器

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JP (1) JPH0314852A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5658628A (en) * 1991-03-01 1997-08-19 Chisso Corporation Blow bottles of polyolefin resin

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