JPH03163144A - 医療器材成形材料及びそれを用いた医療器材 - Google Patents

医療器材成形材料及びそれを用いた医療器材

Info

Publication number
JPH03163144A
JPH03163144A JP1303614A JP30361489A JPH03163144A JP H03163144 A JPH03163144 A JP H03163144A JP 1303614 A JP1303614 A JP 1303614A JP 30361489 A JP30361489 A JP 30361489A JP H03163144 A JPH03163144 A JP H03163144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
molding
polypropylene resin
branched
propylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1303614A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadanori Suga
菅 禎徳
Eiji Tanaka
栄司 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP1303614A priority Critical patent/JPH03163144A/ja
Publication of JPH03163144A publication Critical patent/JPH03163144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は透明性、耐熱性及び機械的強度に優れた医療器
材用成形材料及びそれを用いた医療器材に関する. 〔従来技術〕 従来、リンゲル液、ハルトマン液等を収容した医療用の
輸液用容器としてポリプロピレン樹脂製のバッグ及び容
器が用いられている。該輸液用容器の規格については日
本薬局法で定められているが、中でも透明性については
、内容液中の異物を観察できるようにするため高い透明
性が要求されている.ポリプロピレン樹脂は、機械的強
度、滅菌処理時の耐熱性、安全衛生性等については十分
とは言えないがある程度満足し得るレベルにあることか
ら、輸液用容器として使用されているが、透明性の点で
不十分である. ポリプロピレン樹脂の透明性が改良する方法としては、
次の■または■が提案されている。
■ ポリプロピレン樹脂を射出延伸ブロー或形する方法
、 ■ ポリプロピレン樹脂に造核剤、例えばジベンジリデ
ンソルビトール又はジ(アルキルベンジリデン)ソルビ
トール等を添加して加熱成形する方法(特開昭51−2
2740号、同53一117044号、同56−3−0
449号、同58−225143号等参照). [発明が解決しようとする課B] しかしながら、上記に提案した■の方法ではある程度透
明性が改良されるが、未だ不十分である。
また、上記■の方法では、該造核剤を含有するポリプロ
ピレン樹脂を加熱成形時した場合に臭気を発生するため
得られた成形品が臭気を有し、且つ該造核剤の輸液への
溶出等の安全衛生上の問題をも有するばかりでなく、さ
らに透明性の長期持続性を損う欠点もある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は従来技術の上記状況に鑑み、ポリプロピレ
ン樹脂成形品の透明性及び臭気等の安全衛生上の問題共
に改善された成形品を得るべく鋭意検討を重ねた結果、
ポリプロピレン樹脂に特定の物性を有する炭素数6以上
の3位分岐α−オレフィン重合体を特定量配合した組成
物をプロー成形法により或形することにより、臭気等の
安全衛生上の問題点が解決でき、且つ、透明性、耐熱性
及び機械的強度がさらに改善された成形品が得られるこ
とを見出し、本発明を完戒するに至った。
すなわち、本発明の要旨はポリプロピレン樹脂に炭素数
6以上の3位分岐α−オレフィン重合体をo.o’oo
i〜10重量%配合させてなるポリプロピレン樹脂組成
物からなる医療器材用成形材料、及びポリブロビレン樹
脂に炭素数6以上の3位分岐α−オレフィン重合体を0
.0001〜10重景%配合させてなるポリプロピレン
樹脂組成物を押出成形法又はブロー成形法により成形ず
ることによって得られる医療器材、に存する。
本発明において用いられる、炭素数6以上の3位分岐α
−オレフィンの具体的化合物としては、3−メチルペン
テン−1、3 4−ジメチルペンテンーl、3,5.5
−トリメチルヘキセン−1、3.3−ジメチルブテンー
1、ビニルシクロベンクン、ビニルシクロヘキサン、ビ
ニルシクロヘキセン、ビニルノルボルナン等が挙げられ
る。これらのα−オレフィンのうち、ビニルシクロヘキ
サン、3−メチルベンテン−1が好ましい。
この様な3位分岐α−オレフィンを重合する為に用いら
れる触媒としては、例えば特公昭5427871号公報
、同55−8451号公報、同55−8452号公報、
同55−8003号公報、同55−39165号公報、
同55−14054号公報等に記載されている。
例えば、アル5ニウム含有量がチタンに対するアルミニ
ウムの原子比で0.15以下であって、かつ錯化剤を含
有する固体三塩化チタン触媒錯体と有機アルミニウムあ
るいは更に第三或分としてエチル、エステル、アミン、
アミドの如き電子供与性化合物から或る触媒系が好適に
用いられる。この他、マグネシウム化合物担持型チタン
系触媒も良好に用い得る。
プロピレン重合体中の炭素数6以上の3位分岐α−オレ
フィン重合体の量は0.0001〜10重量%、好まし
くはO. O O O 1〜3重量%である。
炭素数6以上の3位分岐α−オレフィン重合体の含有量
が少な過ぎると透明性の改良効果が不十分であり、また
、炭素数6以上の3位分岐α−オレフィン重合体の含有
量が多すぎる場合には、フィッシュアイの発生、炭素数
6以上の3位分岐α一オレフィン重合体そのものによる
透明性の低下、コストの上昇等の問題があり好ましくな
い。
本発明に用いられる炭素数6以上の3位分岐αーオレフ
ィン重合体含有プロピレン重合体組底物の製造方法とし
ては、 1)チーグラー・ナッタ触媒等を用いて炭素数6以上の
3位分岐α−オレフィンを重合し炭素数6以上の3位分
岐α−オレフィン重合体の存在下引続いてプロピレンの
単独重合又はプロピレンと他のα−オレフィンとの共重
合を行う。
2)チーグラー・ナッタ触媒等を用いてブロビレンを単
独重合又は他のα−オレフィンと共重合しプロピレン重
合体の存在下引続いて炭素数6以上の3位分岐α−オレ
フィンの重合を行う。
3)上記1)又は2)の方法でマスターバッチとなる重
合体を製造し、これとプロピレンの単独又はプロピレン
と他のα−オレフィンとの共重合体を混合する。
4)別々に重合した、炭素数6以上の3位分岐α−オレ
フィンの重合体とプロピレン単独又はプロピレンと他の
α−オレフィンとの共重合体とを混合する等の方法が挙
げられるが、性能と生産性のバランスにおいて3)の方
法が最も好ましい方法である。
即ち、l)の方法で炭素数6以上の3位分岐α一オレフ
ィンを重合した後、プロピレンを重合する方法では、プ
ロピレンの重合の際、活性、或いは立体規則性の低下が
起こる場合があり、又、2)の方法では、大量のブロビ
レンを重合した後、微量の炭素数6以上の3位分岐α−
オレフィンを重合する事となり、モノマーの切替え等が
繁雑である。
また、ポリプロピレンのグレードごとに炭素数6以上の
3位分岐α−オレフィンの重合体を含有する重合体を作
る必要が生じるので、特に連続重合プラントで、連続的
に各グレードを製造する場合、炭素数6以上の3位分岐
α−オレフィン重合体を含む必要がないグレードとのコ
ンタξネーシッンの問題が多く生じる。
これに対し、炭素数6以上の3位分岐α−オレフィン重
合体を比較的大量に含むプロピレン重合体マスターバッ
チを製造し、これを通常の方法で作った、プロピレン重
合体に混合する方法では上述の問題が生じない. 上記3)方式の場合、1)方式又は2)方式において製
造する炭素数6以上の3位分岐α−オレフィン重合体含
有ブロビレン重合体組成物中の炭素数6以上の3位分岐
α−オレフィン重合体の含有量は特に制限はないが、1
0重景%以下が好ましく、更に好ましくは3重量%以下
である。
3)方式や4)方式の混合方法としては押出機、プラベ
ンダー混練機、ロール等一般的な方法で良い。
混合に際しては、炭素数6以上の3位分岐α−オレフィ
ン重合体の融解を起さない範囲の温度で混練する事が望
ましい。上記炭素数6以上の3位分岐α−オレフィン重
合体含有ポリプロピレン組成物と混合して用いられる原
料のプロピレン重合体としては、プロピレン単独重合体
(プロピレンホモボリマー)、又はプロピレンとその他
のα−オレフィン(エチレンもしくは炭素数が多くとも
12個の他のα−オレフィン)とのランダムまたはブロ
ック共重合体(エチレン又は他のα−オレフィンの共重
合割合は多くとも15重量%、好ましくは0. 1〜5
. 0重量%)が挙げられる。
上記ポリプロピレン樹脂のメルトフローレート(MFR
と略称する。)はフイルム分野で用いられる任意のもの
でよいがJISK−7210の方法に従い、230゜C
、荷重2.16kgで測定した値で、通常0. 2〜5
 0 g/1 0分、望ましくは0.4〜30g/10
分の範囲のものが好適に用いられる。
又、ポリプロピレン樹脂に一般的に配合される各種添加
剤、例えば酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、抗ブロッキ
ング剤、EPゴム、シリカ等の公知のボリマー、フイラ
ー等を必要に応じ適宜配合して用いる事も可能である. 本発明においては、上記炭素数6以上の3位分岐α−オ
レフィン重合体を含有するポリプロピレ?樹脂組成物よ
りなる成形材料を用いて押出成形法又はブロー成形法に
より或形することによりバッグ又は中空容器形状の医療
用器材を製造する。
押出或形法としては通常のシートの或形装置及び成形方
法、例えば、円形ダイによるインフレーション或形法、
Tダイ成形法等を採用して、まずシートを或形する。該
シートは所望により延伸した後、該シートを2枚重ね合
わせて、その周辺を熱シール(熱溶着)等によりバッグ
形状に成形される。上記シ一ト成形条件及び該シートか
らのバッグ成形条件は通常のポリプロピレン樹脂を用い
てシ一ト或形及びシートからバッグを成形する際採用さ
れる或形条件と同様の条件が採用される。
ブロー成形法としては、上記ポリプロピレン樹脂組底物
を押出又は射出によって、チューブ状に予備成形(この
予備或形物をパリソンと称す)し、これを金型ではさん
で、内部に空気を吹込んでふくらまして、冷却固化する
方法であればいずれでもよく、例えば、押出ブロー成形
(ダイレクトプロー成形)、射出プロー成形(インジエ
クシ■ンブロー或形)、射出延伸ブロー或形(ストレッ
チブロー成形)等があげられる。
上記押出ブロー戊形においては、上記ポリプロピレン樹
脂組成物を190〜290゜Cの温度でグイより溶融状
態でチューブ状のバリソン(ホットパリソン)を押出し
、次いで該パリソンを金型で型締めした後、空気を吹込
み樹脂温度220〜240゜C、延伸(横方向)倍率2
〜4倍の条件でプロー成形して中空容器を製造する。
また、上記射出ブロー成形においては、上記ポリプロピ
レン樹脂組成物の溶融樹脂を190〜310’Cの温度
で金型に射出して有底パリソンを或形し、次いで該バリ
ソンをブロー金型で型締めした後、空気を吹込み樹脂温
度150〜190゜C、延伸倍率縦方向1.1〜1.3
倍、横方向1.3〜2倍の条件でブロー成形して中空容
器を製造する。
さらに上記射出延伸ブロー戊形においては、上記ポリプ
ロピレン樹脂組成物の溶融樹脂を190〜290″Cの
温度で金型に射出して有底バリソンを成形し、次いで所
望により予備ブローした後、樹脂温度90〜150゜C
、延伸倍率縦方向1.2〜3.5倍(好ましくは1.2
〜2.2倍)、横方向1.2〜6. 0倍(好ましくは
1.5〜5.0倍)、の条件で延伸ブロー戊形して中空
容器を製造する。上記有底バリソンの肉厚としては1.
5〜61の範囲であり、該有底パリソンは冷却固化(コ
ールドバリソン)後、上記樹脂温度に再加熱して延伸ブ
ロー或形してもよく、また、該有底パリソンを冷却固化
することなく、パリソン形状は保持できるがまだパリソ
ンの少なくとも一部が溶融状態にある(ホットバリソン
)うちに金型より取出し、上記樹脂温度で延伸ブロー成
形してもよい。上記延伸ブロ一方法としては延伸ロンド
による機械的な縦延伸と、空気吹込みによるブロー延伸
(横延伸)とを組合せた方法により行なわれる。
〔実施例〕
以下、実施例を示すが、本発明はその要旨を超えない限
り以下の実施例に限定されるものではない。以下の実施
例における物性値は下記の方法に準拠して測定した。
1)メルトフローレート(MFR) JIS  K−7210 (230″C、荷重2.16
kg)に従って測定を行なった。
2)結晶化温度(Tc) バーキン・エルマー社製DSC2C型示差走査熱量計で
昇降温スピード10’C/分で測定を行なった。
3)平行光線透過率 村上色彩研究所製Crarity  MeterTM−
ID型を用いて全光線透過率を100に設定しておき、
ボトル容器の各部の中央にスポットを当て該ボトル容器
を1回転させ直線光線(平行光線)だけを取り出してそ
の最大光量を読み取り、平行光線透過率(%)を求めた
.4)耐熱性 容器胴部を短冊片( 1 5mmX 5 0wn)に打
ち抜きエアーオープンにて120″C−1hrのアニー
リングを行なった。その後、23゜C165%の恒温室
にて24hr放置した後、高さ方向0及び円周方向0の
収縮率の測定を行なった。
利 高さ方向50間×円周方向15mmの短冊片の長手
方向の収縮率 ゜2 高さ方向15mwX円周方向50mmの短冊片の
長手方向の収縮率 5)強度 容器胴部をASTMD1822−63に準じて打抜きを
行ない、容器の高さ方向について弓張衝撃強度の測定を
行なった。
6)臭いの評価方法 ■ 評価方法 250ccの三角フラスコに約5+nm角に切断した試
料を10g入れ密栓をする。これを温度40゜Cの条件
下で48時間放置して臭いの評価を行なう。
■ 臭いの判定方法 1〜5の5段階で評価する。lは殆ど臭わない、2は僅
かに臭う、3は臭う、4は強く臭う、5は非常に強く臭
う。
評価は、5人で行ないその平均値を0. 2捨0.3人
で算出した。
7)溶出試験 日本薬局方一般試験法に規定された輸液用プラスチック
容器試験法に準拠して溶出試験を行ない、合格または不
合格で判定した。
実施例1 (a)  触媒製造例 室温に於て、充分に窒素置換した容量l2のオートクレ
ープに精製トルエン515+sj!を入れ、撹拌下、n
−ブチルエーテル65.1g (0.5+++offi
)四塩化チタン94.9g (0.5mol)及びジエ
チルアルξニウムクロライド28.6 g (0.2 
4mol’)を添加し、褐色の均一溶液を得た。次いで
30゜Cに昇温した。309を経過した後40’Cに昇
温しそのまま2時間、40℃を保持した。その後32g
の四塩化チタン(0.17mof)及び1 5. 5 
gのトリデシルメタクリレー} (0.0 5 8mo
jl!)を添加し98゜Cに昇温した。98゜Cで2時
間保持した後、粒状紫色固体を分離しトルエンで洗浄し
て固体三塩化チタンを得た, (b)  樹脂製造例−1 (ビニルシクロヘキサン重合体含有プロピレン重合体マ
スターバッチの製造) 精製窒素で充分置換した4つロフラスコに、ノルマルヘ
キサン100a+f,ジェチルアルミニウムクロリド1
.7mmoj2,ビニルシクロヘキサン100mj2を
添加し60゜Cに昇温後、触媒製造例で得られた固体触
媒529+*gを添加し重合を開始した。50分後、放
冷し、上澄液を除き、ノルマルヘキサンで洗浄して未反
応のビニルシクロヘキサン及びジエチルアルξニウムク
ロリドを除去した。
ビニルシクロヘキサン重合体の生或量は、固体触媒1g
当たり1 2. 1 gであった。
(プロピレンの重合) 精製アルゴンで充分置換した2l誘導撹拌式オートクレ
ープにアルゴンシール下室温で精製ノルマルヘキサン7
50mj!、ジェチルアルξニウムクロリド2.3ta
mol、メチルメタクリレート0.065mmojL上
述のビニルシクロヘキサン重合体含有触媒をチタン触媒
成分として50mg仕込んだ。
次いで水素を0. 2 5 kg/cm”加え65゜c
に昇温した後、プロピレン圧が6kg/cs+”になる
ようにプロピレンを加えて、プロピレン圧一定で3時間
プロピレンの単独重合を行った。その後ブロビレンをパ
ージし、イソプタノール・ノルマルヘキサン混合溶媒に
より触媒を除去し、ビニルシクロヘキサン重合体を含め
、125gのプロピレン重合体組成物を得た。
プロピレン重合体組底物中のビニルシクロヘキサン重合
体の含有量は0.48TJ1%であった。この重合体の
MFIは3.5g/10分、融点は164.5゜C、結
晶化温度は129.5℃であった。また、沸騰ノルマル
ヘブタン非抽出分は98.7%であった。
(C)  樹脂製造例−2 樹脂製造例−1で得られた重合体1.0重量部及び安定
剤としてステアリン酸カルシウム0. 1重量部、BH
T (2.6−ジーターシャリープチルヒドロキシトル
エン)0.2重量部、イルガノックスの1010 {チ
バガイギー社製酸化防止剤、テトラキス〔メチレン−3
− (3’ .5’−ジーt−ブチル−4−ヒドロキシ
フエニル)プロピオネート〕メタン}0.08重量部を
プロピレンーエチレンランダム共重合体(三菱化戒■製
、商品名三菱ポリプロ6200E1、メルトフローレー
ト=3.2g/10分、密度=0.8 9 4 g/c
m” 、融点=135゜C1結晶化温度=95゜C)1
00重量部に加え、ヘンシェルミキサーで混合した後5
0+mφ押出機で造粒ベレット化した。この樹脂組威物
中のビニルシクロヘキサン重合体含有量は48ppm 
 (0.0048重量%)であった。
(イ)射出延伸ブロー或形(二軸延伸ブロー威形)容器
の製造 樹脂製造例−2で得られたベレットを二輪延伸ブロー成
形機(青木研究所製SB−15011[型)を用いて樹
脂温度=240゜C、射出圧力=60kg/cta”の
条件下に表面温度20″Cの金型に射出した後、金型か
ら取り出した。有底パリソンは、延伸径部2 4. O
 ms+φ延伸胴部長さ50a+sのもので、胴部肉厚
は4. 0 m+wである。或形条件としては、射出時
間7.0秒、冷却時間2.5秒として金型から取り出し
た。有底パリソンの胴部の温度はl 1 1 ’Cであ
った。
有底パリソンの胴部の温度は、チノー株式会社製、デジ
タル放射温度計(IR−Al{型)を用いパリソンの胴
部表面の温度を測定したものである。
得られた、高温の有底パリソンをブロー金型に入れ、有
底パリソンの内部に延伸ロンドを導入し、有底パリソン
の底部を押圧することにより縦方向に延伸し、゜′縦延
伸の終り付近で10kg/cm2の圧空を5秒間吹込み
二軸延伸ボトルとした。このときのブロー金型の温度は
、15゜Cであり、ブロー終了後、冷却し、ブロー金型
から取出した。得られたボトルは胴延伸部高さ約80m
m、太さは約6Qmnφのものである。肉厚も胴部の肉
厚において約Q, 3 mm tであった。
得られたボトルにつき透明性(平行光線透過率)耐熱性
、溶出試験及び臭気を評価した。その結果を表1に示す
実施例−2 (b)  樹脂製造例−3 桔製アルゴンで充分置換した1f!.の誘導撹拌式オー
トクレープにアルゴンシール下、室温で精製ノルマルヘ
キサン400ml、ジエチルアル≧ニウムクロリド8.
2mmojl!、触媒製造例で得られた固体触媒成分2
500mgおよび3−メチルベンテン−1  180m
fを仕込んだ。
次いで、70’Cに昇温して1時間3−メチルペンテン
−1の重合を行った。その後室温で精製ノマルマヘキサ
ンで洗浄し、チタン触媒成分1g当り、3−メチンルペ
ンテン−1  25g重合した3−メチルペンテン−1
重合体含有触媒を得た。
精製アルゴンで充分置換した2l誘導撹拌式オートクレ
ープにアルゴンシール下室温で精製ノルマルヘキサン7
50mj2、ジエチルアルミニウムクロリド2.3mm
oj!、メチルメタクリレート0.055mmof、上
述の3−メチルベンテン−1重合体含有触媒をチタン触
媒成分として50mg仕込んだ。
次いで水素を0.3kg/cm2加え65゜Cに昇温し
た後、プロピレン圧が12kg/c+n2になるように
プロピレンを加えて、プロピレン圧一定で3時間プロピ
レンの単独重合を行った。その後プロピレンをパージし
、イソプタノール・ノルマルヘキサン混合溶媒により触
媒を除去し、3−メチルペンテンーl重合体を含め、2
50gのブロビレン重合体組成物を得た。
プロピレン重合体組成物中の3−メチルペンテン−1重
合体の含有量は0. 5重量%であった。この重合体の
MFIは2.0g/10分、融点は163.5゜C、結
晶化温度は1 2 6. 6゜Cであった。また、沸騰
ノルマルヘブタン非抽出分は98.7%であった。
(C)  樹脂製造例−4 樹脂製造例−2において、樹脂製造例−1で得られた重
合体の代わりに、樹脂製造例−3で得られた重合体を用
いる以外は樹脂製造例−2と同様に行い、3−メチルペ
ンテン−1重合体含有プロピレンエチレンランダム共重
合体組成物を得た。
この樹脂組成物中の3−メチルベンテン−1重合体含有
量は50ppmであった。
(d)  射出延伸プロー成形(二軸延伸ブロー成形)
容器の製造 樹脂製造例−2で得られたペレットの代わりに、樹脂製
造例−4で得られたペレットを用いる以外は実施例−1
と同様に行なった。結果を表−1に示す。
比較例t〜3 実施例1において炭素数6以上の3位分岐α一オレフィ
ン重合体を全く配合せずに表2に示す!l−1出延伸ブ
ロー成形条件で行ったこと以外は同様にして行った。そ
の結果を表2に示す。
比較例4〜6 実施例lにおいてビニルシクロヘキサン重合体を市販の
核剤ジベンジリデンソルビトール(丸菱油化株式会社製
、商品名デノンYK−1)に変更し、表2に示す射出延
伸ブロー或形条件で行ったこと以外は同様にして行った
。その結果を表2に示す。
〔発明の効果〕
本発明のポリプロピレン樹脂組成物を用いて或形して得
られたバッグ、中空容器(ボトル)等の成形品は透明性
、耐熱性、機械的強度及び安全衛生性等に優れており、
輸液用バッグ及び容器等の医療用器材として好適に用い
られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリプロピレン樹脂に炭素数6以上の3位分岐α
    −オレフィン重合体を0.0001〜10重量%配合さ
    せてなるポリプロピレン樹脂組成物からなる、医療器材
    用成形材料。
  2. (2)ポリプロピレン樹脂に炭素数6以上の3位分岐α
    −オレフィン重合体を0.0001〜10重量%配合さ
    せてなるポリプロピレン樹脂組成物を押出成形法又はブ
    ロー成形法により成形することによって得られる医療器
    材。
JP1303614A 1989-11-22 1989-11-22 医療器材成形材料及びそれを用いた医療器材 Pending JPH03163144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1303614A JPH03163144A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 医療器材成形材料及びそれを用いた医療器材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1303614A JPH03163144A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 医療器材成形材料及びそれを用いた医療器材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03163144A true JPH03163144A (ja) 1991-07-15

Family

ID=17923112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1303614A Pending JPH03163144A (ja) 1989-11-22 1989-11-22 医療器材成形材料及びそれを用いた医療器材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03163144A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59164350A (ja) * 1983-03-08 1984-09-17 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリメチルペンテン組成物
JPS6092341A (ja) * 1983-10-27 1985-05-23 Terumo Corp 医療用液体搬送回路の点滴筒用樹脂組成物
JPS6121144A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 Sumitomo Chem Co Ltd ポリプロピレンシ−ト
JPS62246950A (ja) * 1986-04-21 1987-10-28 Mitsui Petrochem Ind Ltd 医療器具用樹脂組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59164350A (ja) * 1983-03-08 1984-09-17 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリメチルペンテン組成物
JPS6092341A (ja) * 1983-10-27 1985-05-23 Terumo Corp 医療用液体搬送回路の点滴筒用樹脂組成物
JPS6121144A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 Sumitomo Chem Co Ltd ポリプロピレンシ−ト
JPS62246950A (ja) * 1986-04-21 1987-10-28 Mitsui Petrochem Ind Ltd 医療器具用樹脂組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0792914B1 (en) Polyolefin composition and article molded therefrom
CN104945729B (zh) 热塑性弹性体组合物
JP4844091B2 (ja) プロピレン系樹脂組成物およびそのフィルム
JPS6411061B2 (ja)
US5286540A (en) Blow molded container made of polypropylene resin
WO2011090101A1 (ja) 多層ブロー容器およびその製造方法
EP0577321B1 (en) Polypropylene compositions and films thereof
EP1849826A1 (en) A transparent polyolefin article which is subjected to a heat treatment
KR0156574B1 (ko) 폴리프로필렌 수지제 블로우 성형용기
JPH0694155B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂製中空容器
US6117946A (en) Propylene block copolymer
JPH03163144A (ja) 医療器材成形材料及びそれを用いた医療器材
JP2793871B2 (ja) 医療器材用成形材料及びそれを用いた医療器材
JP2003052791A (ja) 複室容器
JPH03163145A (ja) ポリプロピレン樹脂製ブロー成形容器
JP3687383B2 (ja) 2軸延伸ブロー成形用プロピレン系重合体または重合体組成物、及び容器
JP2001114954A (ja) プロピレン系樹脂組成物、延伸ブロー成形用プロピレン系樹脂組成物、延伸ブロー成形容器および延伸ブロー成形容器の製造方法
JP2001226496A (ja) ポリエチレン樹脂シートおよびその製造方法
JP2001181455A (ja) 中空成形用樹脂組成物および中空成形容器
JPH0314852A (ja) ポリプロピレン樹脂製ブロー成形容器
CN111601845A (zh) 丙烯系树脂组合物、成型体和容器
JPH08143714A (ja) オレフィン重合体組成物製容器
JP5858803B2 (ja) インフレーションフィルム、インフレーションフィルムの製造方法、ブロー成形体、ブロー成形体の製造方法、熱成形体及び熱成形体の製造方法
JP4406493B2 (ja) 低光沢ブロー成形品
JPH0847980A (ja) 結晶性オレフィン樹脂製容器及びその製造方法