JPH03147815A - 緩衝性パッドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車等の内装品に用いられる緩衝性パッド
を、寸法精度よくしかも低コストに作製するのに好適な
製造方法に関する。

（従来の技術） 例えば、自動軍用の内装品には当接時の衝撃吸収やフィ
ーリングの向」二を図るため、芯材となる剛性材の表面
にウレタン系発泡体を介して表皮をカバーしてなる緩衝
性パッドを装着した部品が用いられており、ドライバー
の前方に配設されるインストルメントパネルもその１つ
である。

しかして、この秤の内装品であるインストルメントパネ
ルは、−股間には、塩化ビニル系シートを真空成形した
表皮とＰＰ系樹脂またはＡＳ系樹脂を射出成形した芯材
との間に、ウレタン系樹脂を注入し発泡型内で発泡成形
する方法が用いられている。

すなわち、第３図に示すように、インストルメントパネ
ル１にはベンチレータグリル取付穴２゜デフロスタ−グ
リル取付穴３などが設けられており、第４図（ａ）、　
　（ｂ）に示すような底形１程により作製される。

まず、発泡型キャビティ４および発泡型コア５よりなる
発泡型６の上記発泡型キャビティ４には、上記したよう
に塩化ビニル系シートを真空成形した表皮１ａをセット
するとともに、発泡型コア５にはＰＰ系樹脂を射出成形
した芯ｊ−Ａ　ｌ　ｂをセットする。

そして、表皮１ａと芯月１ｂの空間部分内にポリウレタ
ン樹脂を注入発泡させて発泡体であるウレタンフオーム
ＩＣを形成し、その後にこのインストルメントパネル１
を発泡型６から取り出して第４図（ｂ）に示すようにト
リミング工程に付する。

このトリミング１程では、上記のインストルメントパネ
ル１をトリミング治具９の受けｙＸ！７にセットすると
とも、に、その上方側より熱力８を油圧シリンダ（閃格
）等により駆動して下降させ、インストルメントパネル
１に押し付けてその不要部分１ｄを切断除去し、製品と
して成形加工しているものである。

（発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の製造方法によれば、い
づれもインストルメンＩ・パネル１を発泡型６から取り
出した」−で受は型７や熱力８などを設けたトリミング
治具９にセットし直さなければならず、発泡成形１程と
トリミング工程とがそれぞれれ別王程となっているため
、王程数が増え特にトリミング工程に手間がかかるとい
う欠点を有していた。

また、トリミング工程におけるインストルメントパネル
１の不要部分１ｄの切断除去方法としては、上記したよ
うに片側から熱力８を当てて抜くという方法の他、カッ
ターナイフにより乎加工で数＜、メス、オスの抜き型で
プレス加圧して抜く。

レーザー光線を当てて抜く、ウォータージェットにより
抜く等の方法があるが、いずれにしてもトリミング治具
にセットシて行なわなければならないために、トリミン
グ寸法ｌを精度よく出せないとともに、切断部１ｓ’ｒ
、に相手部品を嵌合係止しなければならず、−同トリミ
ング寸法℃を精度よく出せないという欠点を有していた
（第５図参照）。

本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、自動車等の内装部品とし
て用いられるインストルメントパネルなどの緩衝性パッ
ドを、寸法精度をよくしかも低コストに作製することが
できる製造方法を提（ｊｆ：することにある。

（作用） 本発明によれば、インストルメントパネル等のような緩
衝性パッドを発泡型内で作製するにあたり、緩衝性パッ
ドの作Ｓ１１後に発泡型キャビティに設けられた抜き穴
を介してその不要部分を除去するものであり、従来のよ
うに別のトリミング治具にセットし直して行う必要がな
く、同一発泡型内で行うことが可能となる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

なお、本発明の実施に用いる緩衝性パッドは、′：ｔＳ
３図に示した従来のインストルメントパネルＩに基づい
て説明する。

第１図及び第２図は本発明に係わる製造方法の税目用断
面図であり、図中１０は本発明の実施に用いる発泡型で
ある。

この発泡型１０は、インストルメントパネル１の表皮１
ａ側となる発泡型キャビティ１１に、インストルメント
パネル１の不要部分１ｄを切断除去するための抜き穴１
２が設けられている。

一方、インストルメントパネル となる発泡型コア１３には、インストルメントパネル１
の不要部分１ｄを支持するための刃受は部１４が設けら
れている。

第２図において示す１５は、発泡型キャビティ１１の抜
き穴１２の−に方側より抜き穴１２の側面に沿って上下
動される熱力であり、図示しない油圧シリンダなどの駆
動手段によってインストルメントパネル１の切断部位に
押し付けられ、その不要部分１ｄを切断除去する。

しかして、本発明に係わる製造方法によれば、抜き穴１
２を設けた発泡型キャビイ１１に表皮１ａをセットする
とともに、刃受は部１４を設けた発泡型コア１３に芯材
１ｂをセットし、両者１ａ。

ｌｂの空間部内にポリウレタン樹脂を注入し発泡成形さ
せて発泡体であるウレタンフオームＩＣを成形する。

次いで、発泡型キャビティ１１の佐き穴１２内に、熱力
１５を１方側より抜き穴１２の叫面に沿うように下降さ
せ、インストルメントパネル１の切断部位にその先端を
押し付けて不要部分１ｄを切断除去する。

この後、これを発泡型１０から取り出せば不要部分１ｄ
が除去されたインストルメントパネル１を得ることがで
きる。

このように、本発明に係わる製造方法においては、イン
ストルメントパネル ッドの作製にあたり、発泡成形工程とトリミング工程を
同一発泡型１０内で行うものであるので、従来は発泡成
形工程とは別上程としてトリミング治具９等にセットし
直して行われていたトリミング１程を不要とすることが
できる。

また、発泡成形工程後に緩衝性パッドを動かさず同じ発
泡型１０の佐き穴１２を介して不要部分１ｄの切断除去
を行うことができるので、トリミング寸法ｌの精度の向
Ｊ−を図ることができる。

なお、表皮１ａの材質はＰＶＣ系に限定するものではな
くオレフィン系のものでもよく、さらに表皮１ａの成形
１法も真空成形のみに限定されるものではない。

また、芯材１ｂのキイ質についても単にＰＰ系樹脂に限
定するものではないし、芯材１ｂが無い状態とすること
も可能である。

さらに、不要部分１ｄの切断除去方法についても熱力１
５を介して行うものに限定するものではない。

（発明の効果） 以に説明したように、本発明によれば、少なくとも発泡
型キャビティには抜き穴を設け、かつ自動車等の内装部
冒である緩衝性パッドにおける不要部分の切断除去作業
は、緩衝性パッドを作製した発泡型キャビティの抜は穴
を介して同一発泡型内で行うように構成されるので、発
泡型による発泡成形後に形成された緩衝性パッドを別の
トリミング治具に移し変えて不要部分の切断除去ｒｒ業
を行う必要がない。

したがって、従来は発泡成形工程とは別工程としてトリ
ミング治具にセットシ直して行われていたトリミング工
程を不要とすることができる。

また、発泡成形後に緩衝性パッドを動かさず同じ発泡型
の佐き穴を介して不要部分の切断除去を行うことができ
るので、トリミング器具の寸法誤差等によるトリミング
；Ｊ゛法のばらつきの発生を防止することができ、！・
リミング寸法の精度の向」二を図ることができる。

よって、この発明によれば、自動車等の内装部品に用い
られる緩衝性パッドを寸法精度よくしかも低コストに作
製することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係わる製造方法の説明用断
面図、第３図は緩衝性パッドの１１１１を示す従来のイ
ンストルメントパネルの斜視図、第４図（ａ）（ｂ）は
従来の緩衝性パッドの製造方法を示す説明用断面図、第
５図は不要部分を切断除去した緩衝性パッドの端部を示
す断面図である。 １０・・・発泡型 １１・・・発泡型キャビティ １２・・・抜き穴 １３・・・発泡型コア １４・・・刃受は部 １５・・・熱力

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、表皮付きウレタン系発泡体からなる緩衝性パッドを
   、発泡型キャビティおよび発泡型コアとよりなる発泡型
   により成形する製造方法において、少なくとも上記発泡
   型キャビティには抜き穴を設け、かつ上記緩衝性パッド
   における不要部分の切断除去を上記発泡型キャビティの
   抜け穴を介して同一発泡型内で行うことを特徴とする緩
   衝性パッドの製造方法。