JPH0314650A - 高純度アルミナ長繊維織物 - Google Patents
高純度アルミナ長繊維織物Info
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- JPH0314650A JPH0314650A JP1145864A JP14586489A JPH0314650A JP H0314650 A JPH0314650 A JP H0314650A JP 1145864 A JP1145864 A JP 1145864A JP 14586489 A JP14586489 A JP 14586489A JP H0314650 A JPH0314650 A JP H0314650A
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Landscapes
- Inorganic Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野冫
本発明は繊維強化複合材料の強化繊維基材あるいは断熱
材等に使用される高純度アルミナ長繊維織物に関する。
材等に使用される高純度アルミナ長繊維織物に関する。
(従来の技術)
従来、アルミナ長繊維織物としてはアルミナ含有率が9
5重量%禾満のものしか得られていない。
5重量%禾満のものしか得られていない。
その理由はアルミナ含有率が95重量%以上の高純度ア
ルミナ繊維が極めて脆いため、長繊維を製造することが
難しく、例え高純度アルミナ長繊維が得られても織機を
用いて裂織することは極めて困難であった。
ルミナ繊維が極めて脆いため、長繊維を製造することが
難しく、例え高純度アルミナ長繊維が得られても織機を
用いて裂織することは極めて困難であった。
アルミナを主成分(80M量%以上)とするアルミナ長
MA維を製造する方法としては、例えばアルミニウム塩
,水溶性ポリシロキサン及び水溶性高分子から成る紡糸
原液を紡糸後焼成する方法、アルミナゾル,シリカゾル
及びホウ酸からなる溶液を紡糸原液とする方法,ポリア
ルミノキサン基(−AI!−0−)を有する無機重合体
とケイ酸エステルの混合物を紡糸原液とする方法等があ
るが、これらの方法はいずれもアルミナ繊維の脆さを改
善するためにシリカ( Sift )成分を少なくとも
5重量%含有している。
MA維を製造する方法としては、例えばアルミニウム塩
,水溶性ポリシロキサン及び水溶性高分子から成る紡糸
原液を紡糸後焼成する方法、アルミナゾル,シリカゾル
及びホウ酸からなる溶液を紡糸原液とする方法,ポリア
ルミノキサン基(−AI!−0−)を有する無機重合体
とケイ酸エステルの混合物を紡糸原液とする方法等があ
るが、これらの方法はいずれもアルミナ繊維の脆さを改
善するためにシリカ( Sift )成分を少なくとも
5重量%含有している。
一方、アルミナ含有率が95重量%以上の高純度アルミ
ナml/#.を製造する方法としては、特開昭49−3
5627号公報に記載の如く、粒径0.6μm以下のα
−アルミナ粒子及び少量のMfOIP6 Ht O *
塩基性アルミニウム塩から成るスラリーを乾式紡糸後
、1000゜C以上で焼成する方法が提案されているが
、この方法で得られる繊維も通常その脆さを改善するた
めに非品質の810. 被膜を施すものである。
ナml/#.を製造する方法としては、特開昭49−3
5627号公報に記載の如く、粒径0.6μm以下のα
−アルミナ粒子及び少量のMfOIP6 Ht O *
塩基性アルミニウム塩から成るスラリーを乾式紡糸後
、1000゜C以上で焼成する方法が提案されているが
、この方法で得られる繊維も通常その脆さを改善するた
めに非品質の810. 被膜を施すものである。
アルミナ長繊維織物は、前述の方法等により製造したア
ルミナ長m紬を製織することによって得られるが、製織
時の整経工程や緯糸打込みの際にアルミナ長a維がガイ
ド等と接触することによる単糸切れや毛羽の発生を起し
、良好なる製織は極めて困難である。このため、これら
単糸切れや毛羽の発生を防止し、製織性を改善して織物
を得る方法としては、従来シリカ成分等を5重量%以上
、通常16〜25重a%程度含有せしめて脆さを改善し
たアルミナ長繊維を用いる方法が一般に行われている。
ルミナ長m紬を製織することによって得られるが、製織
時の整経工程や緯糸打込みの際にアルミナ長a維がガイ
ド等と接触することによる単糸切れや毛羽の発生を起し
、良好なる製織は極めて困難である。このため、これら
単糸切れや毛羽の発生を防止し、製織性を改善して織物
を得る方法としては、従来シリカ成分等を5重量%以上
、通常16〜25重a%程度含有せしめて脆さを改善し
たアルミナ長繊維を用いる方法が一般に行われている。
又、特開昭62−170522号公報には、紡糸原液を
紡糸した前駆体繊維で製織し、その後熱処理してアルミ
ナ長m紬織物を製造する方法が提案されている。しかし
、この方法で得られる織物のm維も、前駆体製造上の問
題から、そのアルミナ含有率は95重量%より少ないも
のとなり、また製織後に焼成するため、得られた織物は
布目がルーズとなり、目ずれが起り易いといった問題点
もあった。
紡糸した前駆体繊維で製織し、その後熱処理してアルミ
ナ長m紬織物を製造する方法が提案されている。しかし
、この方法で得られる織物のm維も、前駆体製造上の問
題から、そのアルミナ含有率は95重量%より少ないも
のとなり、また製織後に焼成するため、得られた織物は
布目がルーズとなり、目ずれが起り易いといった問題点
もあった。
通常、アルミナ長mwp.は前記の方法等によりシリカ
成分を含む繊維として製造され、一般に引張り強度が1
5 0 〜2 0 0 J/mm’と大き<、脆さも
シリカ成分が5重量%以下の高純度アルミナ長繊維に比
べて改善されており、また製織も比較的容易であるが、
引張り弾性率が一般に15〜20t/mm” と高純
度アルミナ長am.に比べてはるかに小さく、更に耐熱
性も低いという欠点を有する。
成分を含む繊維として製造され、一般に引張り強度が1
5 0 〜2 0 0 J/mm’と大き<、脆さも
シリカ成分が5重量%以下の高純度アルミナ長繊維に比
べて改善されており、また製織も比較的容易であるが、
引張り弾性率が一般に15〜20t/mm” と高純
度アルミナ長am.に比べてはるかに小さく、更に耐熱
性も低いという欠点を有する。
従って、純度96%未満のアルミナ長繊維織物をm維強
化プラスチック,繊維強化金属或は繊維強化セラミック
ス等の強化繊維基材として使用しても低弾性率で低耐熱
性の復合材しか得られないといった問題点があった。
化プラスチック,繊維強化金属或は繊維強化セラミック
ス等の強化繊維基材として使用しても低弾性率で低耐熱
性の復合材しか得られないといった問題点があった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明者等は、上述の問題点に鑑み、鋭意研究した結果
本発明を完成したものであり、本発明の目的は高強度,
高弾性率且つ高耐熱性であって、繊維強化複合材料の強
化繊維基材として好適な高純度アルミナ長繊維から成る
織物を提供するにある。
本発明を完成したものであり、本発明の目的は高強度,
高弾性率且つ高耐熱性であって、繊維強化複合材料の強
化繊維基材として好適な高純度アルミナ長繊維から成る
織物を提供するにある。
(課題を解決するための手段)
上述の目的は、アルミナ含有率が95重m%以上で、且
つ繊維径が5〜20μmである高純度アルミナ長繊維よ
りなる高純度アルミナ長m維a物によって達成される。
つ繊維径が5〜20μmである高純度アルミナ長繊維よ
りなる高純度アルミナ長m維a物によって達成される。
本発明に適用する高純度アルミナ長繊維は、アルミナ含
有率が95重量%以上であり、好ましくは98重量%以
上、更に好ましくは89.6重量%以上である。アルミ
ナ含有率が95重量%より少ないと、引張り弾性率が低
く且つ耐熱性も低いものとなる。該w4mの製造方法に
ついては特に限定されるものではないが、特開昭63−
75117号公報に記載の方法が好適である。即ち、塩
基性アルミニウム塩の水溶液と,アルミナ粉末を主成分
とするスラリーを出発原料とし、紡糸原料調製,紡糸,
仮焼および焼成の各工程を経てα−アルミナ繊維を製造
する方法において、 (a) 該紡糸原料調製工程は、塩基性アルミニウム
塩の水溶液中に、製品α−アルミナ繊維中の全酸化物量
基準で10乃至40重量%相当の平均粒径0.1μm以
下のアルミナ粉末、4乃至10重量%相当の紡糸助剤、
所望により更に酸化物換算3M量%以下の焼結助剤とを
含有するスラリーを、その粘度が25℃において1,
O O O乃至to,oooポイズとなるように水分を
増減する工程であり、 由)該紡糸工程は、上記紡糸原料を毎分5乃至50メー
トルの紡糸速度で、複数の紡糸孔を有するノズルより乾
式紡糸し、該ノズルに近接して設けられた乾燥帯域内を
集束しなが通過する際、毎分1, 5 0 0℃以下の
昇温速度でかつ最高150゜C以下の加熱下に、遊離水
分を殆んど含まない前駆体物質よりなるマルチフィラメ
ント糸となるまで乾燥する工程であり、 (C) 該仮焼工程は、上記マルチフィラメント糸を
、ボビンに巻き取ることなく、該帯域の最高温度が25
0乃至500゜Cである第1の加熱帯域と、700乃至
900゜Cに保たれた第2の加熱帯域とを含む仮焼炉内
を通過させ、第1の加熱帯域および第2の加熱帯域にお
けるマルチフィラメントの滞留時間の比が2乃至4:1
となるように設定されており、かつ第2の加熱帯域通過
後のマルチフィラメントは、該フィラメントの全量基準
でなお15乃至25重量%の揮発性物質を含有する仮焼
体繊維となるまで仮焼する工程であり、 (d) 該焼成工程は1, 4 0 0乃至1. 6
0 0゜Cの温度条件下に、上記仮焼体繊維中の残余
の揮発性物質を急速揮発させる工程であり、 かつ、上記(b)乃至(d)の各工程が連続的に操作さ
れ、製品中のアルミナ含有率が95重fl%以上である
ことを特徴とするα−アルミナ長繊維の連続製造方法で
ある。
有率が95重量%以上であり、好ましくは98重量%以
上、更に好ましくは89.6重量%以上である。アルミ
ナ含有率が95重量%より少ないと、引張り弾性率が低
く且つ耐熱性も低いものとなる。該w4mの製造方法に
ついては特に限定されるものではないが、特開昭63−
75117号公報に記載の方法が好適である。即ち、塩
基性アルミニウム塩の水溶液と,アルミナ粉末を主成分
とするスラリーを出発原料とし、紡糸原料調製,紡糸,
仮焼および焼成の各工程を経てα−アルミナ繊維を製造
する方法において、 (a) 該紡糸原料調製工程は、塩基性アルミニウム
塩の水溶液中に、製品α−アルミナ繊維中の全酸化物量
基準で10乃至40重量%相当の平均粒径0.1μm以
下のアルミナ粉末、4乃至10重量%相当の紡糸助剤、
所望により更に酸化物換算3M量%以下の焼結助剤とを
含有するスラリーを、その粘度が25℃において1,
O O O乃至to,oooポイズとなるように水分を
増減する工程であり、 由)該紡糸工程は、上記紡糸原料を毎分5乃至50メー
トルの紡糸速度で、複数の紡糸孔を有するノズルより乾
式紡糸し、該ノズルに近接して設けられた乾燥帯域内を
集束しなが通過する際、毎分1, 5 0 0℃以下の
昇温速度でかつ最高150゜C以下の加熱下に、遊離水
分を殆んど含まない前駆体物質よりなるマルチフィラメ
ント糸となるまで乾燥する工程であり、 (C) 該仮焼工程は、上記マルチフィラメント糸を
、ボビンに巻き取ることなく、該帯域の最高温度が25
0乃至500゜Cである第1の加熱帯域と、700乃至
900゜Cに保たれた第2の加熱帯域とを含む仮焼炉内
を通過させ、第1の加熱帯域および第2の加熱帯域にお
けるマルチフィラメントの滞留時間の比が2乃至4:1
となるように設定されており、かつ第2の加熱帯域通過
後のマルチフィラメントは、該フィラメントの全量基準
でなお15乃至25重量%の揮発性物質を含有する仮焼
体繊維となるまで仮焼する工程であり、 (d) 該焼成工程は1, 4 0 0乃至1. 6
0 0゜Cの温度条件下に、上記仮焼体繊維中の残余
の揮発性物質を急速揮発させる工程であり、 かつ、上記(b)乃至(d)の各工程が連続的に操作さ
れ、製品中のアルミナ含有率が95重fl%以上である
ことを特徴とするα−アルミナ長繊維の連続製造方法で
ある。
本発明に適用する高純度アルミナ長aRの繊維径は5〜
20μmである。繊維径が20μmを越、えると、硬く
柔軟性に欠ける繊維となり、製織時の糸切れが多く、ま
た繊維径が5μm未満の場合は、柔軟性は良くなるが繊
維1本当りの強力が小さくなり、更に擦過等による損傷
を受け易く、毛羽が発生し易いため、いずれも製織が困
難となる。
20μmである。繊維径が20μmを越、えると、硬く
柔軟性に欠ける繊維となり、製織時の糸切れが多く、ま
た繊維径が5μm未満の場合は、柔軟性は良くなるが繊
維1本当りの強力が小さくなり、更に擦過等による損傷
を受け易く、毛羽が発生し易いため、いずれも製織が困
難となる。
本発明の織物に適用する高純度アルミナ長繊維は、マル
チフィラメントから構成され、そのフィラメント数は好
ましくは200〜10,000本、より好ましくは30
0〜s, o o o本であり、必要に応じ該繊維を複
数本合撚したものを使用してもよい。
チフィラメントから構成され、そのフィラメント数は好
ましくは200〜10,000本、より好ましくは30
0〜s, o o o本であり、必要に応じ該繊維を複
数本合撚したものを使用してもよい。
本発明の織物の織組織及び経緯の糸密度は、繊維束の太
さや最終用途により適宜選定することができる。織組織
としては特に限定されるものでなく例えば平織,綾織,
朱子織,からみ織等が挙げられる。又、本発明の織物は
用途に応じた適宜な樹脂やカップリング剤で表面処理を
施すこともできる。
さや最終用途により適宜選定することができる。織組織
としては特に限定されるものでなく例えば平織,綾織,
朱子織,からみ織等が挙げられる。又、本発明の織物は
用途に応じた適宜な樹脂やカップリング剤で表面処理を
施すこともできる。
前記高純度アルミナ長繊維を用いて本発明の高純度アル
ミナ長繊維織物は、例えば次のようにして製造すること
ができる。即ち、前述の特開昭63−75117号公報
等の方法により得られた高純度アルミナ長繊維の繊維束
に、製織及びヒートクリーニングに適したサイジング剤
を付与して、各繊維表画をサイジング剤で被置する。か
かるサ・fジング剤として好適なものは従来知られてい
なかったが、例えば平滑剤,制電剤を配合した分子量4
00〜800のエポキシ系乳化剤が好適である。
ミナ長繊維織物は、例えば次のようにして製造すること
ができる。即ち、前述の特開昭63−75117号公報
等の方法により得られた高純度アルミナ長繊維の繊維束
に、製織及びヒートクリーニングに適したサイジング剤
を付与して、各繊維表画をサイジング剤で被置する。か
かるサ・fジング剤として好適なものは従来知られてい
なかったが、例えば平滑剤,制電剤を配合した分子量4
00〜800のエポキシ系乳化剤が好適である。
次に、サイジング剤を付与した高純度アルミナ長繊維を
製織するが、製織方法は公知の適宜な方法でよく、平織
が一般的に行われており、レピア織機の使用が好適であ
る。続いて、得られた高純度アルミナ長繊維織物をヒー
トクリーニング処理を施し、製織のために付与したサイ
ジング剤を除去することにより本発明の高純度アルミナ
長繊維織物が得られる。
製織するが、製織方法は公知の適宜な方法でよく、平織
が一般的に行われており、レピア織機の使用が好適であ
る。続いて、得られた高純度アルミナ長繊維織物をヒー
トクリーニング処理を施し、製織のために付与したサイ
ジング剤を除去することにより本発明の高純度アルミナ
長繊維織物が得られる。
(発明の効果)
本発明の高純度アルミナ長繊維から成る織物は、構成繊
維がアルミナ含有率95重量%以上で且つ繊維径が5〜
20μmであるため、従米公知のアルミナ長繊維織物に
比べ高強度.高弾性率.高耐熱性であり、繊維強化複合
材料の強化織維基材として用いると、高強度,高弾性率
且つ高耐熱性の複合材料が得られ、断熱材等耐熱材料と
して使用する場合もより高温に耐えるものである。更に
、単糸切れや毛羽の発生が少なく、柔軟であるため、取
扱い易く容易に外観の優れた復合材料を得ることができ
る。又、a維強化プラスチックの製造において、マトリ
ックス樹脂に適したカップリング剤を容易に施すことが
できる。
維がアルミナ含有率95重量%以上で且つ繊維径が5〜
20μmであるため、従米公知のアルミナ長繊維織物に
比べ高強度.高弾性率.高耐熱性であり、繊維強化複合
材料の強化織維基材として用いると、高強度,高弾性率
且つ高耐熱性の複合材料が得られ、断熱材等耐熱材料と
して使用する場合もより高温に耐えるものである。更に
、単糸切れや毛羽の発生が少なく、柔軟であるため、取
扱い易く容易に外観の優れた復合材料を得ることができ
る。又、a維強化プラスチックの製造において、マトリ
ックス樹脂に適したカップリング剤を容易に施すことが
できる。
(実施例1)
塩基性塩化アルミニウム水溶液(AI!tOsに換算し
た該塩の含有率25.5重社%)10重量部に平均粒径
0.02μmのγ−アルミナ粉末(Al!Ox純度ay
it%以上)1重量部を混合し、更に平均分子fi60
万〜110万のポリエチレンオキシドの5重量%水溶液
6重量部を梶拌しながら添加しよく混合した。該混合液
を減圧下に濃縮し25゜Cでの粘度が約6500ポイズ
の紡糸原料を調製した。
た該塩の含有率25.5重社%)10重量部に平均粒径
0.02μmのγ−アルミナ粉末(Al!Ox純度ay
it%以上)1重量部を混合し、更に平均分子fi60
万〜110万のポリエチレンオキシドの5重量%水溶液
6重量部を梶拌しながら添加しよく混合した。該混合液
を減圧下に濃縮し25゜Cでの粘度が約6500ポイズ
の紡糸原料を調製した。
得られた紡糸原料を直径0.6mmの紡糸孔を有する1
000ホールノズルより紡糸し、乾燥して1000本の
フィラメントよりなる前駆体繊維を得た。紡糸速度は、
各種の繊維径のものを得るため、適宜設定した。
000ホールノズルより紡糸し、乾燥して1000本の
フィラメントよりなる前駆体繊維を得た。紡糸速度は、
各種の繊維径のものを得るため、適宜設定した。
次に該繊維を300〜800゜Cの温度分布を持った仮
焼炉を通過させ仮焼した。仮焼炉内の雰囲気は窒素を流
し不活性雰囲気とした。続いて、仮焼したm維を150
0℃に設定した焼成炉内を通して焼成しアルミナ含有率
が99.7m量%の高純度アルミナ長繊維を得た。得ら
れた高純度アルミナ長Iia維(DWAm径ハソレソt
’t.7 . 1 G , 1 8. 24μmであっ
た。
焼炉を通過させ仮焼した。仮焼炉内の雰囲気は窒素を流
し不活性雰囲気とした。続いて、仮焼したm維を150
0℃に設定した焼成炉内を通して焼成しアルミナ含有率
が99.7m量%の高純度アルミナ長繊維を得た。得ら
れた高純度アルミナ長Iia維(DWAm径ハソレソt
’t.7 . 1 G , 1 8. 24μmであっ
た。
次にサイジング剤として、濃度20mm%で下記組成に
m!!!シたエポキシ樹脂系エマルジ曹ンをローラータ
ッチ法にて上記高純度アルミナ長m維に付与した後、2
30℃で1分間熱処理し、サイジング剤を6重量%付着
した裂織用原繊とした。
m!!!シたエポキシ樹脂系エマルジ曹ンをローラータ
ッチ法にて上記高純度アルミナ長m維に付与した後、2
30℃で1分間熱処理し、サイジング剤を6重量%付着
した裂織用原繊とした。
この原繊を常法により密度15本/インチに整径し、レ
ピア織機にて緯糸打込み密度15本/インチで平織にし
た。続いて得られた織布を電気炉により600℃で1時
間ヒートクリーニングし、サイジング剤を分解除去して
高純度アルミナ長繊維織物を得た。
ピア織機にて緯糸打込み密度15本/インチで平織にし
た。続いて得られた織布を電気炉により600℃で1時
間ヒートクリーニングし、サイジング剤を分解除去して
高純度アルミナ長繊維織物を得た。
得られた織物の外観の観察並びに経緯糸より抜き取った
単m紬の引張り強度及び引張り弾性率の測定をし平均値
を求めた。結果は第1表の通りであり、繊維径が20μ
mより大きいものは単糸切れや毛羽が多く、引張り強度
及び引張り弾性率が低いものであった。
単m紬の引張り強度及び引張り弾性率の測定をし平均値
を求めた。結果は第1表の通りであり、繊維径が20μ
mより大きいものは単糸切れや毛羽が多く、引張り強度
及び引張り弾性率が低いものであった。
第 1 表
(実施例2)
紡糸原液として実施例1で用いた紡糸原液に塩化チタン
をTies としてγ−アルミナ粉末に対して1重量
%添加したものを用い、紡糸速度を20m/分とする他
は実施例1と同様の方法で紡糸,仮焼及び焼成を行い、
繊維径10μm,アルミナ含有率98.6重量%の高純
度アルミナ長繊維を得た。得られた繊維を実施例1と同
様の方法で製織し、ヒートクリーニングを行った。得ら
れた織物を実施例1と同様の評価をし、その結果は第2
表に示す通りであった。
をTies としてγ−アルミナ粉末に対して1重量
%添加したものを用い、紡糸速度を20m/分とする他
は実施例1と同様の方法で紡糸,仮焼及び焼成を行い、
繊維径10μm,アルミナ含有率98.6重量%の高純
度アルミナ長繊維を得た。得られた繊維を実施例1と同
様の方法で製織し、ヒートクリーニングを行った。得ら
れた織物を実施例1と同様の評価をし、その結果は第2
表に示す通りであった。
(比較例1)
実施例1において製織に用いた高純度アルミナ長繊維に
替えて、アルミナ含有率85重量%,繊維径15μm,
フィラメント数1000本のアルミナ長繊!#.(住友
化学工業製)を用いる他は実施例1と同様の方法で製織
し、ヒートクリーニングを行った。結果は第2表に示す
通りであり、引張り弾性率が低いものであった。
替えて、アルミナ含有率85重量%,繊維径15μm,
フィラメント数1000本のアルミナ長繊!#.(住友
化学工業製)を用いる他は実施例1と同様の方法で製織
し、ヒートクリーニングを行った。結果は第2表に示す
通りであり、引張り弾性率が低いものであった。
(比較例2)
実施例2において紡糸原液に添加する塩化チタンの量を
Tie. として5重量%添加する池は実施例2と同
様の方法で紡糸,仮焼及び焼成を行い繊維径10μm,
アルミナ含有率94.5重量%のアルミナ長m維を得た
。
Tie. として5重量%添加する池は実施例2と同
様の方法で紡糸,仮焼及び焼成を行い繊維径10μm,
アルミナ含有率94.5重量%のアルミナ長m維を得た
。
引き続き実施例2と同様の方法でサイジング剤を施し、
製織及びヒートクリーニングを行い、アルミナ長繊維織
物を得た。その結果は第2表に示す通りであり、引張り
強度及び引張り弾性率が低いものであった。
製織及びヒートクリーニングを行い、アルミナ長繊維織
物を得た。その結果は第2表に示す通りであり、引張り
強度及び引張り弾性率が低いものであった。
Claims (1)
- アルミナ含有率が95重量%以上で、且つ繊維径が5〜
20μmである高純度アルミナ長繊維よりなる高純度ア
ルミナ長繊維織物。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1145864A JPH0314650A (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 高純度アルミナ長繊維織物 |
US07/651,412 US5145734A (en) | 1989-06-08 | 1990-06-08 | Woven fabric high-purity alumina continuous filament, high-purity alumina filament for production thereof, and processes for production of woven fabric and continuous filament |
PCT/JP1990/000751 WO1990015175A1 (en) | 1989-06-08 | 1990-06-08 | Textile of long high-purity alumina fiber, long high-purity alumina fiber used for producing said textile, and method of producing them |
EP19900908644 EP0427873B1 (en) | 1989-06-08 | 1990-06-08 | Textile of long high-purity alumina fiber, long high-purity alumina fiber used for producing said textile, and method of producing them |
DE69023610T DE69023610T2 (de) | 1989-06-08 | 1990-06-08 | Flächengebilde mit langen sehr reinen aluminiumfasern, lange sehr reine aluminiumfasern zur herstellung von diesem flächengebilde und verfahren zur herstellung. |
CA 2033080 CA2033080A1 (en) | 1989-06-08 | 1990-06-08 | Woven fabric of high-purity alumina continuous filament, high-purity alumina filament for production thereof, and processes for production of woven fabric and continuous filament |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1145864A JPH0314650A (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 高純度アルミナ長繊維織物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0314650A true JPH0314650A (ja) | 1991-01-23 |
Family
ID=15394829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1145864A Pending JPH0314650A (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 高純度アルミナ長繊維織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0314650A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000160434A (ja) * | 1998-11-24 | 2000-06-13 | Toshiba Monofrax Co Ltd | 高純度アルミナ長繊維及びその繊維製品と耐火断熱材 |
JP2010265565A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Denki Kagaku Kogyo Kk | アルミナ短繊維集合体及びその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62299569A (ja) * | 1986-06-19 | 1987-12-26 | 株式会社豊田中央研究所 | 複合材料用繊維体とその製造方法 |
JPS6375117A (ja) * | 1986-09-17 | 1988-04-05 | Mitsui Mining Co Ltd | α−アルミナ長繊維の連続製造方法 |
JPS6445841A (en) * | 1987-08-13 | 1989-02-20 | Nitto Boseki Co Ltd | Fabric for fiber reinforced thermoplastic resin laminate material |
-
1989
- 1989-06-08 JP JP1145864A patent/JPH0314650A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62299569A (ja) * | 1986-06-19 | 1987-12-26 | 株式会社豊田中央研究所 | 複合材料用繊維体とその製造方法 |
JPS6375117A (ja) * | 1986-09-17 | 1988-04-05 | Mitsui Mining Co Ltd | α−アルミナ長繊維の連続製造方法 |
JPS6445841A (en) * | 1987-08-13 | 1989-02-20 | Nitto Boseki Co Ltd | Fabric for fiber reinforced thermoplastic resin laminate material |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000160434A (ja) * | 1998-11-24 | 2000-06-13 | Toshiba Monofrax Co Ltd | 高純度アルミナ長繊維及びその繊維製品と耐火断熱材 |
JP2010265565A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Denki Kagaku Kogyo Kk | アルミナ短繊維集合体及びその製造方法 |
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