JPH0314649A - 高純度アルミナ長繊維のハイブリッド織物及びその製造方法 - Google Patents

高純度アルミナ長繊維のハイブリッド織物及びその製造方法

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JPH0314649A
JPH0314649A JP1145865A JP14586589A JPH0314649A JP H0314649 A JPH0314649 A JP H0314649A JP 1145865 A JP1145865 A JP 1145865A JP 14586589 A JP14586589 A JP 14586589A JP H0314649 A JPH0314649 A JP H0314649A
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fibers
alumina
purity alumina
long fibers
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JP1145865A
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Takashi Ito
孝 伊東
Osamu Iwasaki
岩崎 理
Akimitsu Ouchi
大内 章光
Koichiro Otomo
大友 晧一郎
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Kanebo Ltd
Mitsui Mining Co Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Mitsui Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、繊維強化復合材料の強化am基材あるいは断
熱材等に使用される高純度アルミナ長繊維を用いたハイ
ブリッド織物及びその製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、織物に供せられるアルミナ長繊維としてハ、シリ
カ( Sing )成分等を含み、アルミナ含有率が8
0〜95重量%の繊維が用いられ、これらは引張り強度
が通常150〜2 0 0 ky/mm”であり、脆さ
もアルミナ含有率が95重量%以上の高M度アルミナ長
MAysに比べて改善されており、製織も比較的容易で
あるが、引張り弾性率が通常15〜2 0 t /mm
’と高純度アルミナ繊維の30〜46t / mm”に
比べてはるかに小さく、更に耐熱性も低いといった欠点
があった。従って、アルミナ含有率96!j1%未満の
アルミナ長mMを用いた織物は、繊維強化プラスチック
,1繊維強化金属或は繊維強化セラミックス等の強化l
am基材として使用しても低弾注率で低耐熱性の復合材
しか得られないといった問題点があり、高純度アルミナ
長繊維を用いた織物の方が強化繊維基材として極めて適
したものといえる。
更に、引張り弾性率の極めて大きい高純度アルミナ長繊
維と引張り強度が2 0 0 kp/mm”の高強度長
繊維とを組み合わせたハイブリッド織物が得られれば高
強度且つ高弾性率の優れた物性の織物が得られ複合材に
用いる強化繊維基材として極めて優れたものが期待され
る。
アルミナ長繊維織物はアルミナ長繊維を製織することに
より得られるが、製織時の整経工程や緯糸の打込みに際
し、アルミナ長繊維がガイド等と接触することによる単
糸切れや毛羽の発生が起こり易い。このためかかる単糸
切れや毛羽の発生を防止し、良好なll&!織を行うた
めの工夫が従来よりなされてきた。例えば特開昭62−
170522号公報には、紡糸原液を紡糸した前駆体m
維で製織し、その後熱処理してアルミナ長繊維織物を製
造する方法が提案されている。しかしこの方法で得られ
るアルミナ長繊維は前駆体繊維製造上の問題よりそのア
ルミナ含有率が85N量%未満となり、又得られた織物
は製織後に焼成するため布目がルーズとなり自ずれが起
こり易いといった問題点もあった。この他一般にはアル
ミナ長繊維の脆さを改善するために、シリカ( SiO
r )等の成分をSXt%以上、通常10〜20重量%
程度含有したアルミナ長繊維が用いられている。
上述の如く、高純度アルミナ長繊維は極めて脆いため、
織機を用いて製織するのは極めて困難,であり、このた
め従米アルミナ長m維を用いた織物としては、アルミナ
含有率が95重量%より低いものしか得られておらず、
アルミナ含有率が96xi%以上の窩純度アルミナ長m
維を用いたハイブリッド織物及びこれを効率よく安定し
て製織する方法は未だ満足すべきものは提案されていな
いのが現状である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者等は、上述の問題点に鑑み鋭意研究した結果、
本発明を完成したものであり、本発明の目的は高強度,
高弾性率であって、繊維強化複合材料の強化m維基材と
して好適な、高純度アルミナ長繊維を構成要素に用いた
ハイブリッド織物及びそれを効率よく安定して製造する
方法を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の上記目的は、アルミナ含有率95重量%以上で
、且つ繊維径5〜20μmの高純度アルミナ繊維と引張
り強度が200kノ/mm”以上の高強度長繊維とから
成ることを特徴とする高純度アルミナ長繊維のハイブリ
ッド織物によって達成される。
また本発明の他の目的は、アルミナ含有率95重量%以
上で、且つ繊維径5〜20μmの高純度アルミナ繊維と
引張り強度が2 0 0 kg/mm2以上の高強度長
繊維とから成るハイブリッドamを製織するに際し、前
記高純度アルミナ長繊維にエポキシ系樹脂を施与するこ
とを特徴とする高純度アルミナ長繊維のハイブリッド織
物の製造方法によって達成される。
本発明に適用する高純度アルミナ長繊維は、アルミナ含
有率が95重量%以上であり、好ましくは98重量%以
上,更に好ましくは99.5重量%以上である。アルミ
ナ含有率が95重f%より少ないと、引張り弾性率が低
く且つ耐熱性も低いものとなる。該繊維の製造方法につ
いては特に限定されるものではないが、特開昭83−7
5117号公報に記載の方法が好適である。即ち、塩基
性アルミニウム塩の水IB液とアルミナ粉末を主成分と
するスラリーを出発原料とし、紡糸原料調製,紡糸,仮
焼および焼成の各工程を経てα−アルミナ繊維を製造す
る方法において、 (a)  該紡糸原料調製工程は、塩基性アルミニウム
塩の水溶液中に、製品α−アルミナ繊維中の全酸化物量
基準で10乃至40重量%相当の平均粒径0.1μm以
下のアルミナ粉末、4乃至10重量%相当の紡糸助剤、
所望により更に酸化物換算3M量%以下の焼結助剤とを
含有するスラリーを、その粘度が25℃において1, 
O o o乃至10,Gooポイズとなるように水分を
増減する工程であり、 わ〉 該紡糸工程は、上記紡糸原料を毎分5乃至50メ
ートルの紡糸速度で、複数の紡糸孔を有するノズルより
乾式紡糸し、該ノズルに近接して設けられた乾燥帯域内
を集束しなが通過する際、毎分1, 5 0 0″C以
下の昇温速度でかつ最[150℃以下の加熱下に、遊離
水分を殆んど含まない前駆体物質よりなるマルチフィラ
メント糸となるまで乾燥する工程であり、 (C)  該仮焼工程は、上記マルチフィラメント糸を
、ボビンに巻き取ることなく、該帯域の最高温度が25
0乃至500℃である@1の加熱帯域と、700乃至9
00℃に保たれた第2の加熱帯域とを含む仮焼炉内を通
過させ、第1の加熱帯域および第2の加熱帯域における
マルチフィラメントの滞留時間の比が2乃至4:1とな
るように設定されており、かつ第2の加熱帯域通過後の
マルチフィラメントは、該フィラメントの全量基準でな
お15乃至26重量%の揮発性物質を含有する仮焼体繊
維となるまで仮焼する工程であり、 (d)  該焼成工程は1, 4 0 0乃至1, 8
. 0 0℃の温度条件下に、上記仮焼体繊維中の残余
の揮発性物質を急速揮発させる工程であり、 かつ、上記〜》乃至(d)の各工程が連続的に操作され
、製品中のアルミナ含有率が95fi量%以上であるこ
とを特徴とするα−アルミナ長m維の連続製造方法であ
る。
本発明に適用する高純度アルミナ長liIA紬のm紬径
は5〜20μmである。1m#!径が20μmを越える
と、硬く柔歌性に欠ける繊維となり、製織時の糸切れが
多く、また繊維径が5μm未満の場合は、柔軟性は良く
なるが繊維1本当りの強力が小さくなり、更に擦過等に
よる損傷を受け易く、毛羽が発生し易いため、いずれも
製織が困難となる。
本発明の織物に適用する高純度アルミナ長繊維は、マル
チフィラメントから構成され、そのフィラメント数は好
ましくは200〜10,ODD本、より好ましくは30
0 N5,000本であり、必要に応じ該繊維を複数本
合撚したものを使用してもよい。
本発明に於いて適用される引張り強度が200ky/m
m”以上の長jlgl維としては、例えばガラス繊維,
炭素繊維,炭化珪素m維,チラノmNA等の無機繊維、
あるいは超高分子量ポリエチレン1/繊維,芳香族ポリ
アミド繊維等の有機繊維等が挙げられる。高純度アルミ
ナ長繊維と共に用いられる高強度長繊維の種類.繊維径
等は目的に応じ適宜選定すればよく、例えば耐熱性繊維
を適用すれば、得られるハイブリッド織物は耐熱性のJ
iI維強化基材となる。
本発明の織物の織組織及び経緯の糸密度は、繊維束の太
さやフィラメント数及び最終用途により適宜選定するこ
とができる。織組織としては特に限定されるものでなく
、例えば平織,綾織.朱子織,絡み織等が挙げられる。
又、ハイブリッド織物の経,緯糸の構成としては、製織
の難易性及び用途等により適宜設定すればよく、例えば
経糸が高純度アルミナ長繊維,緯糸が他の繊維からなる
織物,又はその逆の構成としたもの、或は高純度アルミ
ナ長繊維と他の繊維を交互に又は数本間隔に経糸又は/
及び緯糸に構成したハイブリッド織物等が挙げられる。
上記高純度アルミナ長繊維と交織する池の高強度長l繊
維の種類は1稲であっても2FJ以上であってもよい。
更に本発明のハイブリッド織物に構成される各繊維の使
用屋は、la紬の特注,繊維束の太さ,フィラメント数
,用途等織物が必要な場合は高純度アルミナ長l繊維を
多くすればよい。
本発明のハイブリッドa物は、用途に応じた適宜なl!
laWやカップリング剤で表筒処理を施して使用するこ
ともできる。
本発明に適用されるエポキシ系樹脂としては、例えばビ
スフェノール▲系.ノボラック系,環状脂肪族系,長a
詣肪族系等の各種li1脂が挙げられるが、ビスフェノ
ール▲系エポキシm脂が好適に用いられる。又、その平
均分子社は好ましくは350〜1 0 0 0,より好
ましくは380〜90G、更に好ましくは400〜90
0のものが用いられる。分子量が350より小さいもの
は前記高純度アルミナ長繊維に対し十分l集束性が得ら
れず、分子量が1000より大きいものはエマルジ璽ン
として施与する際に均一な乳化物が得られず、エマルジ
曹ンとしての安定性に欠ける。本発明において、エポキ
シ系a18Nは所謂サイジング剤としての効果を有する
ものである。
本発明において、上記エポキシ系樹脂を前記高純度アル
ミナ長繊維に施与する方法としては、エポキシ系樹脂を
水に分散し乳化せしめたエマルジ璽ン、或いは適宜な溶
剤に溶解せしめた溶液となし、これを例えば浸漬.塗布
,吹き付け等の適宜な方法で付与し、更に熱処理により
硬化付着させる方法が挙げられる。本発明において上記
エポキシ系樹脂を付与する方法としては作業上の安全性
の点より、エマルジ口ンを用いるのが一般的であり、か
かるエマルジ.ンの組成としては、上記エポキシ系樹脂
の他に、乳化剤及び浸透剤を配合し、更に必要に応じ制
電剤,平滑剤が配合される。
上記乳化剤としては、前記エポキシ樹脂を効率よく安定
して乳化するものであればよく、ノニオン系あるいはア
ニオン系の界画活性剤が用いられるが、例えばポリオキ
シェチレンアルキルエーテル,ポリオキシエチレンアル
キルエステル,ポリオキシアルキルフェニルエーテル等
のノニオン界画活性剤が好適である。又、浸透剤として
は例えばジアルキルスルホサクシネートが挙げられる。
上記制電剤としては例えばアルキルホスフェートK塩,
ポリオキシエチレンアルキルホスフェートK塩.アルキ
ルスルホネートNa塩等のア二オン界画活性剤が挙げら
れる。更に、平滑剤としては例えばオレイルオレート,
オレイルラウレート,オレイルパルミート等のエステル
化油、及び例えばブロック型ポリエーテル(PO/EO
ブロック型ポリエーテルノ,ランダム型ポリエーテル(
Po/10ランダム型ポリエーテル)等の高分子活性剤
が挙げられる。
本発明において、エポキシ系樹脂を施与する際に用いら
れるエマルジ奮ン又は溶剤のエポキシ系mBw濃度は、
通常10〜30!t%であり、エマルジ璽ン又は溶剤に
配合される各成分は後述のヒートクリーニング工程にお
いて容易に分解除去されるものが望ましい。
又、エポキシ系樹脂を付与した後の熱処理条件としては
、例えば温度200〜250゜C,処理時間30〜10
0秒間が挙げられ、熱処理によりエポキシ系樹脂は硬化
し前記高純度アルミナ長繊維に付着することになる。熱
処理条件は適宜選定すればよいが、温度が低く時間が短
かいとエポキシ系m脂の硬化が不十分となり、温度が高
く時間が長いと集束性は得られるが柔軟性が得られない
ため、いずれも製織時に、糸切れや毛羽立ちが発生し易
く、良好な織物を得ることができない。
本発明の方法により、高純度アルミナ長繊維を用いたハ
イブリッド織物を製造するには、まず前記高純度アルミ
ナ長繊維に前記エポキシ系樹脂を配合したエマルジ曽ン
又は溶液を付与した後、熱処理してエポキシ系樹脂を付
着した製織用の繊維とする。
ココで、高純度アルミナ長繊維に付着するエポキシ系樹
脂は、繊維に対し好ましくは1〜7重量%で、更に好ま
しくは3〜5N量%である。エポキシ系mMの付RNが
1重Ik%未満では集束性.柔軟性及び平滑性が得られ
ず、7M量%を越えると集束性はよいが、柔軟性が得ら
れず好ましくない。
次に、前述の方法で得られたエポキシ系m脂を施与した
高純度アルミナ長繊維と前記高強度長繊維を用いて適宜
な織機により、製織することにより、高純度アルミナ!
jcamを用いたハイブリッド織物となる。
上記製織方法において経糸あるいは緯糸に使用する繊維
の種類は、使用目的,作業性等を考慮して適宜選定すれ
ばよい。又、用いる繊維の構成方法も適宜選定すればよ
く、例えば交互に異なる種類のm維を用いてもよく、ま
た数本間隔で異なる種類の繊維を用いてもよい。   
〜   ″本発明における製織方法は特に限定されるも
のでなく、公知の適宜な織機を用いて、炭素繊維等他の
無機繊維と同様の方法で行うことができるが、織機とし
てはレビア織機が好適に用いられる。製織時の織組織及
び経緯の糸密度は用途により適宜選定すればよい。織組
織としては、例えば平織,綾織,朱子織,からみ織等が
挙げられる。
上述の方法によって、本発明に係る高純度アルミナ長m
維のハイブリッド織物が得られるが、これにはまだエポ
キシ系樹脂等が付着しており、このままでも使うことは
できるが繊維強化複合材料の強化繊維基材として用いる
には、通常ヒートクリーニングによりvIj脂分等を除
去し、更に必要に応じカップリング剤処理を施して用い
られる。
上記の方法で得られた高純度アルミナ長amのハイブリ
ッド織物から樹脂分等を除去するには、例えば大気中あ
るいは酸化性雰囲気中において300〜600℃で1〜
3時間ヒートクリーニング処理すればよい。ヒートクリ
ーニングによって樹脂分等を除去したハイブリッド織物
は、繊維強化金属及び繊維強化セラミックス等に用いる
に好適な繊維強化基材となる。又、ヒートクリーニング
処理後、マトリックス樹脂に適したカップリング剤で処
理したハイブリッド織物は、繊維強化樹脂複合材料に用
いるに好適な強化繊維基材となる。
(発明の効果) 本発明の高純度アルミナ長繊維のハイブリッド織物は、
高強度且つ高弾性率であり、I!!4維強化複合材料の
強化繊維基材として極めて好適である。
更に、単糸切れや毛羽の発生が少なく、柔軟であるため
取扱い易く、外観及び物性に優れた複合材を得るのに適
したものである。
本発明の方法によれば、従来脆いために極めて困難とさ
れていたアルミナ含有率が95重量%以上の高純度アル
ミナ長aIaを用いたハイブリッド織物が製造できる。
又、本発明の方法によれば、高純度アルミナ長繊維を裂
織する際に、単糸切れや毛羽の発生が少ないため、公知
の織機により効率よく安定した製織が可能となる。
(実施例1) 塩基性塩化アルミニウム水溶液(AA’!OIに換算し
た該塩の含有率23.5重m%)10重量部に平均粒径
0.02μmのγ−アルミナ・粉末(AI!tOs純度
97重量%以上)1重量部を混合し、更に平均分子量6
0万〜110万のポリエチレンオキシドの5重j1%水
溶液6重量部を撹拌しながら添加しよく混合した。該混
合液を減圧下に濃縮し25゜Cでの粘度が約6500ボ
イズの紡糸原料をi1!裂した。
得られた紡糸原料を直径0.5mmの紡糸孔を有する1
000ホールノズルを用いて、ノズルからの押出量及び
紡糸速度を適宜調整して紡糸することによりm維径の異
なる前駆体繊維を得た。
上記の前駆体繊維のフィラメント糸をテンシッン装置を
通して300〜800゜Cの温度分布を持った仮焼炉を
通過させて仮焼した。仮焼炉内は窒素を流して不活性雰
囲気に保った。続いて、仮焼した繊維をテンシタン装置
を通して1500℃に設定した焼成炉を通して焼成し、
アルミナ連g!繊維を得た。得られた′yA維は、アル
ミナ含有率が99.7重量%で繊維径がそれぞれ6.1
0.18.24μmの高純度アルミナ長繊維であった。
次にエポキシ系樹脂を配合したエマルジ冒ンとして、下
記の成分組成で濃度20重量%の乳化物となるように調
製したものを作成し、これをローラー給油法により上記
高純度アルミナ長繊維に付与した後、230゜Cで1分
間熱処理して、エポキシ系樹脂を5重量%付着した各種
繊維径の製織用原繊を得た。
上記原繊を常法により密度15本/インチに整経し、レ
ピア織機にて炭素繊維トレカ’I’−3 0 0−1K
(東レ(株)製)を緯糸として打込み密度15本/イン
チで平織に製織し、高純度アルミナ繊紬/炭素繊維から
なるハイブリッド織物を得た。得られたa物の外観の観
察並びに経,緯糸より抜き取った単m紬の経糸(高純度
アルミナ繊維)の引張り弾性率及び綿糸(炭素l繊維)
の引張り強度を測定した。結果は第1表の通りであり、
高純度アルミナti!維の繊維径が20μmより大きい
m維は引張り弾性率が低いものであった。
あり、緯糸の引張り強度が実施例に比べてかなり低いも
のであった。
*印は本発明外 (比較例1) 実施例1と同様の万法で製造した繊維径10μmの製織
用の高純度アルミナ長iiI維を経糸及び緯糸に用いる
他は、実施例1と同様の方法で製織し、高純度アルミナ
長繊維のみからなる織物を得た。
得られた織物の外観並びに単繊維の物性を実施例1と同
様に測定した。結果は第2表に示す通りで(実施例2) 紡糸原料として実施例1で用いた紡糸原料に塩化チタン
をT10! とじてγ−アルミナ粉末に対して1重量%
添加したものを用いる他は実施例1と同様の方法で紡糸
,仮焼及び焼成を行い、アルミナ含有率98,6重ff
i%,Ml維径10μmの高純度アルミナ長MA維を得
た。この繊維に対し実施例1と同様の方法によりエポキ
シ系m脂を5重量%付着させ、製織用の高純度アルミナ
長Ji!維とした。
次に芳香族ポリアミド繊維ケブラーK−49−1140
d−965(デュポン社!1!)を常法によって密度1
5本/インチになるように整経した後、前記高純度アル
ミナ繊維を緯糸として打込密度15本/インチで平織に
製織し、芳香族ポリアミド繊維/高純度アルミナmHか
らなるハイブリッド織物を得た。得られた織物の外観の
蜆察並びに経.緯糸より抜き取った単繊維の経糸(芳香
族ボリアミド繊維)の引張り強度及び緯糸(高純度アル
ミナ繊維)の引張り弾性率を測定した。結果は第3表に
示す通りである。
(比較例2) 実施例2において、添珈する塩化チタンの量をT10!
とじて6Mflk%とする他は実施例1と同様の方法で
紡糸,仮焼及び焼成を行い、アルミナ含有率94.5!
t%,繊維径1 G pmのアルミナ長繊維を得た。こ
の繊維に対し実施例1と同様の方法によりエポキシ系樹
脂を5N量%付着させ、製織用のアルミナ長繊維とした
次に実施例2と同様の方法にて!l!織し、芳香族ボリ
アミド繊!!A/アルミナaIMAからなるハイブリッ
ド織物を得た。得られた織物について実施例2と同様に
外観及び単m維の物性について測定した。
結果は第5表に示す通りであり、緯糸のアルミナ長w4
維の引張り弾性率が本発明の実施例に比べ低いものであ
った。
(実施例3) 炭化珪素am=力0:/( 1 8 0 0d/5 0
 0 f,日本カーボン(株)!i!)及び芳香族ボリ
アミド繊維ケブラーK−49−380d−985(デュ
ポン社製)を常法により密度10本/インチになるよう
に整経した後、レピア織機にて実施例1で用いたのと同
様の高純度アルミナ繊維を緯糸として、打込み密度10
本/インチで絡み織に製織し、炭化珪素mm/芳香族ポ
リアミド繊維/高純度アルミナmMからなるハイブリッ
ド織物を得た。
得られた織物の外観は良好であり、経糸の炭化珪素繊維
の引張り強度は2 1 0 ky/mm”で、緯糸の高
純度アルミナ長l!A維の引張り弾性率は28.5t 
/ mm”であり、 高強度, 高弾性率のハイブリ ツ ド織物が得られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミナ含有率95重量%以上で、且つ繊維径5
    〜20μmの高純度アルミナ繊維と引張り強度が200
    kg/mm^2以上の高強度長繊維とから成ることを特
    徴とする高純度アルミナ長繊維のハイブリッド織物。
  2. (2)アルミナ含有率95重量%以上で、且つ繊維径5
    〜20μmの高純度アルミナ繊維と引張り強度が200
    kg/mm^2以上の高強度長繊維とから成るハイブリ
    ッド織物を製織するに際し、前記高純度アルミナ長繊維
    にエポキシ系樹脂を施与することを特徴とする高純度ア
    ルミナ長繊維のハイブリッド織物の製造方法。
JP1145865A 1989-06-08 1989-06-08 高純度アルミナ長繊維のハイブリッド織物及びその製造方法 Pending JPH0314649A (ja)

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