JPH0314589A - 不飽和基含有有機ケイ素化合物 - Google Patents

不飽和基含有有機ケイ素化合物

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JPH0314589A
JPH0314589A JP14815389A JP14815389A JPH0314589A JP H0314589 A JPH0314589 A JP H0314589A JP 14815389 A JP14815389 A JP 14815389A JP 14815389 A JP14815389 A JP 14815389A JP H0314589 A JPH0314589 A JP H0314589A
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善林 三千夫
Keiji Kabeta
壁田 桂次
Junichiro Watanabe
純一郎 渡辺
Makoto Matsumoto
誠 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、新規かつ有用な有機ケイ素化合物に係り、さ
らに詳しくは重合反応性の異なる2種類のビニル基を含
有する不飽和基含有有機ケイ素化合物に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
重合可能なエチレン性二重結合およびビニル基を含有す
るシランおよびシロキサンについては、特開昭60−8
4310号公報や特開昭61−122764号公報など
に記載されており、これらはエチレンープロピレンゴム
、アクリルゴムなどの架橋効率の低い不飽和基含有ボリ
マーの共重合体の架橋点基導入に用いられる。
しかし、これらのシランおよびシロキサンはいずれも含
有するエチレン性二重結合およびビニル基の反応性が高
く、しかも含有する2種の二重結合の反応性の差が小さ
いので、上述した架橋効率の低い不飽和基含有ボリマー
の共重合体を作製する場合に、重合度を制御しすらいと
いう難点がある。
〔発明の目的〕
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたも
ので、反応性の差が大きく、反応の制御が容易なエチレ
ン性二重結合およびビニル基を含有する有機ケイ素化合
物を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明者は、前述のような目的を達或すべく、鋭意検討
を重ねた結果、一般式 R′ (但し、R’, R2はそれぞれ独立に置換または非置
換の1価の炭化水素基あるいはアルコキシ基を表わす。
) で表わされる不飽和基含有有機ケイ素化合物を合戊し、
その構造を確認し、本発明を完或、提供するに至った。
即ち本発明は、上記反応性の異なるエチレン性二重結合
およびビニル基を含有する不飽和基含有有機ケイ素化合
物に関する。
本発明の化合物では、ビニル基のついたケイ素原子を2
級の脂肪族の炭素に結合させているが、これはケイ素に
結合したビニル基の反応性を低下させ、反応の制御を容
易にするために選択されたものである。
本発明化合物中の1−(ビニルフェニル)エチル基にお
いて、ビニル基のフエニル基上の位置は、パラ位、メタ
位、オルト位のいずれでも良い。またこれらの混合物で
あっても良い。
本発明化合物中のRl. R2はそれぞれ独立に置換ま
たは非置換のl価の炭化水素基あるいはアルコキシ基を
表わす。
置換または非置換の1価炭化水素基としては、メチル基
、エチル基、プロビル基、ブチル基、ヘキシル基のよう
なアルキル基;シクロベンチル基、シクロヘキシル基の
ようなシクロアルキル基;2−フェニルエチル基のよう
なアラルキル基、フェニル基、トリル基のような了りー
ル基;およびクロ口メチル基、クロロフエニル基、3.
3.3−}リフルオロプロビル基のような置換炭化水素
基などが例示されるが、入手の容易さから、メチル基、
フェニル基、ビニル基が好ましい。アルコキシ基として
は、メトキシ基、エトキシ基、プロボキシ基、ブトキシ
基などが例示されるが、入手の容易さから、メトキシ基
、エトキシ基が好ましい。
本発明化合物は公知の方法の応用により得られる。例え
ば、ジビニルベンゼンと一般式HSi (C}I3) 
2C1で示されるシラン化合物をパラジウム触媒の存在
下に反応させて1−(ビニルフエニル)エチルシラン化
合物を得て、これとビニルマグネシウムブロマイドを下
記の如く反応させることにより得られる。
〔発明の効果〕
本発明のビニル基含有有機ケイ素化合物は、ビニル基の
結合したケイ素が、2級の脂肪族の炭素に結合している
ため、ケイ素に結合した二重結合と、ビニルフエニル基
の二重結合の反応性の差が大きい化合物である。従って
、エチレンーブロビレンゴム、アクリルゴムなどの架橋
効率の低い不飽和基含有ボリマーの共重合体の架橋点基
導入に有効であり、かつその重合度の制御が容易である
という効果があり、また極めて優れた耐熱性を加硫後の
ゴム戊形体に与えるものであり、有機ゴム全体に関連す
る応用技術として期待できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。なお、以下の
実施例中の部は重量部を示す。
実施例1 窒素雰囲気下で、還流冷却器、温度計、滴下ロートおよ
び攪拌機を備えた四つロフラスコに1−(4−ビニルフ
ェニル)エチルジメチルクロロシラン45.0部と乾燥
テトラヒドロフラン50部を仕込み、攪拌しながら、ビ
ニルマグネシウムブロマイドのテトラヒドロフラン溶液
(力価=1.0) 200部を2時間で滴下した。滴下
終了後、40℃でさらに2時間反応させた。この反応液
から生威したマグネシウム塩を濾別し、2.5−ジー1
−プチルハイドロキノンを0.2fJ!)添加し、減圧
蒸溜により90〜91℃/ l, QTorrの留分3
2.0部を得た。この化合物は無色透明の液体であり、
この留分のNMR. IR, Mass,元素分析の測
定から1−(4−ビニルフェニル)エチルジメチルビニ
ルシランが得られたことが確認された。収率は74%で
あった。測定結果を第1表にまとめた。
実施例2 実施例1の1−(4−ビニルフエニル)エチルジメチル
クロロシランの代わりに、1−(4ービニルフェニル)
エチルメチルジメトキシシラン47.3部を用いて反応
させた。その結果、95〜96℃/ 1. OTorr
の無色透明の留分31.6部を得た。実施例1と同様の
測定から、得られた化合物は1−(4−ビニルフエニル
)エチルメチルビニルメトキシシランであることが確認
された。
収率は68%であった。測定結果を第■表にまとめた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R^1、R^2はそれぞれ独立に置換または非
    置換の1価の炭化水素基あるいはアルコキシ基を表わす
    。) で示される不飽和基含有有機ケイ素化合物。
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