JPS62178593A - ジメチルアルキルシリル(メタ)アクリレ−ト - Google Patents

ジメチルアルキルシリル(メタ)アクリレ−ト

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JPS62178593A
JPS62178593A JP61020416A JP2041686A JPS62178593A JP S62178593 A JPS62178593 A JP S62178593A JP 61020416 A JP61020416 A JP 61020416A JP 2041686 A JP2041686 A JP 2041686A JP S62178593 A JPS62178593 A JP S62178593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylate
methacrylate
dimethylalkylsilyl
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP61020416A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Saito
齋藤 信宏
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS62178593A publication Critical patent/JPS62178593A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、新規なジメチルアルキルシリル(メタ)アク
リレートに関する。
[発明の技術的背景とその問題点] ケイ素原子にケイ素官能性結合を介して炭素官能性基が
結合したシラン化合物としては、種々のものが知られて
いる。
それらのうち、ケイ素原子にメタクリロキシ基が結合し
たシラン化合物として、トリメチルシリル(メタ)アク
リレートが知られている(D、N、Andreev、、
et al、;Zhurnal 0bshchei K
himii、第30巻第2782頁(1960) )。
しかしながら、この化合物は、メタクリレートの例をと
ると、上記の報告による反応、すなわちトリメチルクロ
ロシランとメタクリル酸カリウムとの反応では、収率が
理論量の58.2%と極めて低い値でしか得られておら
ず、しかもトリメチルシリル(メタ)アクリレートは加
水分解性が大ぎく、空気中の水分にも容易に反応してヘ
キサメチルジシロキサンと(メタ)アクリル酸になって
しまうため反応試薬としての実用性に乏しいという欠点
があった。
さらに、トリエチルシリル(メタ)アクリレート、トリ
プロピルシリルメタクリレート、トリブチルシリルメタ
クリレートがそれぞれ知られており、(メタ)アクリロ
キシ基とケイ素原子の間の加水分解性が1〜リメチルシ
リル(メタ)アクリレートよりも小さく、かつ炭素数が
小ざくなることも知らレテイる( D、 N、 And
reev、 、 et a I。;2hurnaiOb
shchei Khimii、第38巻 第2123頁
(1968) )。
しかし、このように炭素数2個以上のアルギル基が3個
もケイ素原子に結合したトリアルキルシリル(メタ)ア
クリレートは、有機ケイ素化学で最も効率的な合成法で
ある塩化メチルと金属ケイ素を原料とする直接合成法の
生成物を利用することができず、グリニヤール法を用い
る場合も多量のグリニヤール試薬やエーテル系溶媒を必
要とするなど、合成が面倒でおるという工業的に不利な
面があり、さらにフェニル基やトリル基を含むものでは
重合体のガラス転移点が高くなる傾向がある。
また、ジメチルエチルシリルメタクリレート、ジメチル
プロピルシリルメタクリレート、ジメチルブチルシリル
メタクリレート、ジメチルt−ブチルシリルアクリレー
トも知られているが(D、N。
AndreeV、 、 et al、 ;Khim、 
Prakt、 Primen、にremniorg。
5oedin、、Tr  5ovesch、、1966
年 第83〜88頁はか。
)、これらのシリル(メタ)アクリレートの加水分解性
は、期待されるほど小さくはない。
[発明の目的] 本発明者らは、このような従来の難点を解消すべく検討
を重ねた結果、炭素数6〜12のアルキル基をもつ新規
なジメチルアルキルシリル(メタ)アクリレートを合成
し、その適度の加水分解性が種々の用途に適合すること
を見出して、本発明をなすに至った。
すなわら本発明の目的は、合成および取扱いが容易で、
制御された加水分解性をもつジメチルアルキルシリル(
メタ)アクリレートを提供することにある。
[発明の構成] 本発明は、一般式 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数
6〜12のアルキル基を示す)で表わされるジメチルア
ルキルシリル(メタ)アクリレートに関するものである
上記の一般式において、R2は炭素数6〜12のアルキ
ル基であり、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基、ウンデシル基、およびドデシル基が
挙げられる。
このようなジメチルアルキルシリル(メタ)アクリレー
トとしては、ジメチルへキシルシリルメタクリレート、
ジメチルオクチルシリルメタクリレート、ジメチルデシ
ルシリルメタクリレート、ジメチルドデシルシリルメタ
クリレート等、およびこれらに相当するアクリレートが
例示される。
このようなジメチルアルキルシリル(メタ〉アクリレー
トは、対応するジメチルアルキルクロロシランをアクリ
ル酸またはメタクリル酸と反応させることによって得る
ことができる。
すなわち、まずアクリル酸またはメタクリル酸を炭化水
素系溶媒または非プロトン極性溶媒等の有機溶媒中で、
均一となるように攪拌する。次いで、有機アミンのよう
な塩化水素のアクセプターを添加し、加温、攪拌する。
その俊、前記の有機溶媒に溶解させた、対応するジメチ
ルアルキルクロロシランを、滴下等の方法で添加し、さ
らに攪拌することにより反応を行なわせる。なお、この
ジメチルアルキルクロロシランは、例えば、対応する1
−アルケンとジメチルクロロシランを白金系触媒の存在
下にヒドロシリル化するか、あるいはジメチルジクロロ
シランをその1個の塩素原子をアルキル化するに足る量
またはそれ以下の、対応するアルキルマグルシウムプロ
ミドと、エーテル系溶媒中で反応ざじて得ることができ
る。
反応終了後、濾過等の適当な方法で、不要物を除去し、
精製した後、乾燥することによって、ジメチルアルキル
シリル(メタ)アクリレートが得られる。
[発明の効果] 本発明のジメチルアルキルシリル(メタ)アクリレート
は、公知のトリメチルシリル(メタ)アクリレートに比
べて加水分解速度が遅く、遅効性の反応試薬として有用
である。また、液状であるので合成および取扱が容易で
ある。
ざらにこのジメチルアルキルシリル(メタ)アクリレー
トを重合して得られるポリ(ジメチルアルキルシリル(
メタ)アクリレート)は、水と接触して徐々に加水分解
するので、魚網用の徐溶性コーティング剤、農薬の担持
体等として有用である。
[実施例] 以下、本発明を実施例によって説明する。なお実施例中
、「部」は「@置部」を表わす。
実施例1 攪拌機、コンデンサー、温度計および加熱・冷却用ジャ
ケットを備えた反応容器に400部のベンゼン、86.
1部のメタクリル酸および0.7部のヒドロキノンを仕
込み、均一になるまで攪拌した。ざらに101部のトリ
エチルアミンを加え、攪拌しつつ50℃に昇温し、温度
を一定に保ちながら179部のジメチルへキシルクロロ
シランを60分間かけて滴下した。滴下後さらに80分
間攪拌を続けて反応を完結させた。反応終了後、副生し
たトリメチルアミン塩酸塩を濾別し、次いで溶剤と未反
応物を常圧で留去したのち、減圧で精留して、沸点67
℃/a丁orrの留分171部を得た。ガスマススペク
トル、元素分析、IRスペクトルおよびNMRスペクト
ルから、この留分はジメチルへキシルシリルメタクリレ
ートであることが確認された。またその収率は理論量に
対して75%であった。
このものの物性および分析値は第1表に示すとおりであ
った。IRスペクトルおよびNMRスペクトルを第1図
および第2図に示す。
(以下余白) 第1表 実施例2 ジメチルへキシルクロロシランの代わりに235部のジ
メチルデシルクロロシランを用いるほかは実施例1と同
様にしてシリルメタクリレートの合成を行い、沸点11
8℃/4 TOrrの留分142部を得た。実施例1と
同様の分析によって、この留分はジメチルデシルシリル
メタクリレートであることが確認された。またその収率
は理論量に対して50%であった。
このものの物性および分析値は第2表に示すとおりであ
った。IRスペクトルおよびNMRスペクトルを第3図
および第4図に示す。
(以下余白) 第2表 実施例3 ジメチルへキシルクロロシランの代わりに263部のジ
メチルドデシルクロロシランを用いるほかは実施例1と
同様にしてシリルメタクリレートの合成を行い、沸点1
36°C/2 Torrの無色透明で粘稠な液状物14
7部を得た。ガスマススペクトル法による分子量は31
2でおり、ガスクロマトグラフでは単一成分であって、
ジメチルドデシルシリルメタクリレートであることが確
認された。またその収率は理論量に対して47%であっ
た。このものの屈折率n;−よ1.4452であった。
実施例4 メタクリル酸の代わりに72.1部のアクリル酸を用い
るほかは実施例1と同様にしてシリルアクリレートの合
成を行ない、沸点83℃/4TOrrの留分89.9部
を得た。実施例1と同様の分析によって、この留分はジ
メチルへキシルシリルアクリレートであることが確認さ
れた。またその収率は理論量に対して42%であった。
このものの物性および分析値は第3表に示すとおりであ
る。IRスペクトルおよびNMRスペクトルを第5図お
よび第6図に示す。
(以下余白) 第3表 実施例1〜4のジメチルアルキルシリル(メタ)アクリ
レート、および比較試料としてトリメチルシリルメタク
リレ−1・について、加水分解の反応速度定数を求めて
、加水分解性の指標とした。
すなわち、温度23℃において、30%のアセトンを含
む水70mβに第4表に示される量のシリル(メタ)ア
クリレートを滴下し、電位差計によって溶液中のpHを
追跡して、半減期T4を求め、これにより反応速度定数
を求めた。これらの値を第4表に示す。
(以下余白) (以 下 余 白) 第4表に示した反応速度定数から、本発明の化合物は公
知のトリメチルシリル(メタ)アクリレートに比べて加
水分解反応が遅いことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図および第5図はそれぞれ本発明の各実施
例のIRチャート、第2図、第4図および第6図はそれ
ぞれ本発明の各実施例のNMRヂ゛ヤードである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1は水素原子またはメチル基、R^2は炭素
    数6〜12のアルキル基を示す)で表わされるジメチル
    アルキルシリル(メタ)アクリレート。
JP61020416A 1986-01-31 1986-01-31 ジメチルアルキルシリル(メタ)アクリレ−ト Pending JPS62178593A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6498264B2 (en) * 2001-03-06 2002-12-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Silyl (meth)acrylates having bulky substituent group and preparation thereof
WO2014096102A1 (en) 2012-12-19 2014-06-26 Jotun A/S Silyl ester copolymer

Non-Patent Citations (1)

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Title
ZH OBSHCH KIM *

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