JPH03145602A - 積層体およびその製造方法 - Google Patents

積層体およびその製造方法

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JPH03145602A
JPH03145602A JP1285649A JP28564989A JPH03145602A JP H03145602 A JPH03145602 A JP H03145602A JP 1285649 A JP1285649 A JP 1285649A JP 28564989 A JP28564989 A JP 28564989A JP H03145602 A JPH03145602 A JP H03145602A
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Japan
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weight
meth
coating
film
cured
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Application number
JP1285649A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Takeshita
克義 竹下
Mikito Nakajima
幹人 中島
Yoshihiko Kasai
河西 嘉彦
Masaru Egawa
優 江川
Fumito Aozai
青才 文人
Hiroshi Fukushima
福島 洋
Eriko Suda
須田 恵理子
Akira Motonaga
彰 元永
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Seiko Epson Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明なプラスチック材料等のJJi 44表
面に、硬化膜を被覆することにより、優れた透明性、染
色性を付与し、さらにこの硬化被膜の表面に、無機物質
からなる反射防止コート薄膜を設けることにより、反射
によるチラッキをなくし、優れた耐摩耗性を付与するこ
とを特徴とする積層体およびその製造方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
現在使用されているプラスチック材料の中で、アクリル
系、メタクリル系、ビニル系、ポリカーボネート系およ
びアリル系の透明なプラスチック材料は、ガラスに較べ
、耐衝撃性、軽量性、加工性、披着色性等の性質が優れ
ている為、レンズ、透過ガラス等、光学用祠料として無
機ガラスに替って多量に使用されている。しかし、これ
らは無機ガラスに較べ、耐擦傷性、耐薬品性が劣るとい
う欠点を有する。比較的、耐擦傷性に優れている樹脂と
して、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート樹
脂(以後CR−39と呼ぶ)があるが、このものも実用
上充分とは言えない。プラスチック材料のこれらの欠点
を改良する手段として、例えば、特公昭57−2735
号公報には、コロイダルシリカとエポキシ基含有アルコ
キシシランからなる熱硬化塗料が、また、特公昭57−
43168、同56−34033、同55−29102
号、特開昭57−67666号等には、エポキシ基含有
アルコキシシランとテトラアルコキシシランを主成分と
する熱硬化塗料が、また、特公昭57−1.5608、
同’57−43578、同57−20%8、特開昭57
−1.28755号には、光重合性塗料がそれぞれ開示
されており、それぞれ、耐薬品性、耐擦傷性の向上がは
かられている。
一方、これら熱硬化性塗料と光硬化性塗料の相方の性能
を有するものとして、特公表昭57−50984号公報
に、熱エネルギーの消費が少なくプラスチック基材への
密着が優れることが提案されている。
また、特開昭59−204669、同60−13793
9号等には、疎水性コロイダルシリカを用いて多官能ア
クリレートとの親和性を高める方法が開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前述の熱硬化性塗料による硬化被膜は、プラス
チック基材がCR−39の時は密着性が充分であるが、
ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリス
チレン等の特定なプラスチックに対しては密着性が不充
分である。しかも、染色性と無機物質からなる反射防止
コート薄膜との密着性の双方を充分に満足させるものは
得られていない。すなわち、プラスチック法相に熱硬化
性塗料による硬化被膜および無機物質からなる反射防止
コート薄膜をもうけた積層体(以後、硬化被膜と反射防
止コート薄膜をもうけた積層体をハードマルチコート、
反射防止コート薄膜をマルチコトと呼ぶ。)は、硬化被
膜が染色可能である場合、硬化被膜とマルチートあるい
は、プラスチック基材と硬化被膜の剥離がおこり、日常
使用における製品の耐久性が劣り、耐久性が問題ないノ
\−ドマルチコートは、硬化被膜の染色性が不充分とな
る。
また、光硬化性塗料による硬化被膜は、染色性およびマ
ルチコートとの密着性に乏しく、前述の特公表昭57−
500984、特開昭60−1.37939号による方
法で、硬化被膜の硬度、耐久性は向上するものの、染色
性およびマルチコートとの密着性の向上は得られていな
い。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、これらの問題点を解決するため鋭意検討
を行なったところ、透明プラスチック基材にウレタン(
メタ)アクリレート[(メタ)アクリレートとは、メタ
クリレートとアクリレートとを表わす。]、多官能(メ
タ)アクリル化合物、シリカ微粒子、重合性シラン化合
物を主成分とする組成物を被覆し、光硬化及び熱硬化を
併用して得られる硬化被膜において、透明性、染色性に
優れ、さらにこの硬化被膜の表面に、無機物質からなる
反射防止コート薄膜をもうけることにより、耐摩耗性、
耐薬品性、透明性、耐候性および耐水性に優れた性能が
得られることを見い出した。
すなわち本発明は、透明プラスチック基材に、少なくと
も下記の成分(A)、(B)、(C)および(D)を主
成分とするコーティング組成物よりなる硬化膜を被覆し
、さらにこの硬化被膜の表面に、無機物質からなる反射
防止コート薄膜をもうけたことを特徴とする積層体およ
び、このコーティングを透明プラスチック法制に塗布し
、紫外線硬化を行なった後、熱硬化を行なうすなわち紫
外線硬化と熱硬化を併用することにより被膜の完全硬化
を行ない、さらにこの硬化被膜の表面に5iO1Si0
2、Si3 Na、TiO2、ZrO2、All 20
3 、MgF7 、MgO,5b203 、CeO2、
Ta205 、Na5AN F6の群より選ばれる無機
物質からなる反射防止コート薄膜をもうけることを特徴
とする積層体の製造方法に関するものである。
(A)一分子中に2個以上の(メタ)アクリル基を有す
る多官能性モノマー或いはプレポリマー(B)一分子中
に1個以上の(メタ)アクリル基を有するウレタン(メ
タ)アクリレート。
(C)粒径1〜100ミリミクロンのシリカ微粒子。
(D)少なくとも一個以上の重合可能な反応基を有する
シラン化合物。
本発明で使用する(A)成分は、光重合可能な基として
、(メタ)アクリル基を分子内に2個以上有するモノマ
ーまたはプレポリマーで、硬化成分の主成分となるもの
であり、これらの化合物の具体的なものとして、(ポリ
)エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサ
ンジオール、グリセリンやトリメチロールプロパンのジ
或いはトリ (メタ)アクリレートや、ペンタエリスリ
トール、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、ソル
ビタンの、トリないしテトラまたはヘキサ(メタ)アク
リレート等が挙げられる。また、ジアリリデンペンタエ
リスリット等の不飽和シクロアセクール化合物に2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート等の重合性不飽和
基を導入したスピラン(メタ)アクリレートも、法相へ
の接着性を向上させる為に有効である。硬化膜の硬さを
増す為に、前記の反応性官能基の数の多いものを増した
り、更にビスフェノールAやヒドロキノン骨格にエチレ
ンオキシドを付加した多価アルコールのジ(メタ)アク
リレートを用いることが効果的である。その他、粘着性
を向上させる為に、ポリブタジェン等の樹脂中の反応性
基をアクリル化した多価アクリレートを用い、また、シ
リコンオリゴマー末端にアクリル基を有するシリコンア
クリレートや、メチロールメラミンと2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレートから誘導されるメラミンアク
リレート等を用い、塗膜の耐熱性や耐薬品性を改善する
ことができる。この他にエチレングリコール等の多価ア
ルコ−4しとフタル酸等の多塩2I(算から誘導される
ポリエステルのジ(メタ)アクリレートやポリウレタン
アクリレートなども使用できる。これらの多価(メタ)
アクリレートは、二種以上組合わせて使うと良い。
続いて、(B)成分の(メタ)のアクリル基を有するウ
レタン(メタ)アクリル基を有するウレタン(メタ)ア
クリレートとしては、(ポリ)イソシアネート化合物と
ヒドロキシル基含有の(メタ)アクリレートとを付加反
応させることにより製造できる。(ポリ)イソシアネー
ト化合物としては、テトラメチレンジイソシアネート、
ヘキサメルチレンジイソシアネート、2,2.4−トリ
メチルへキザメチレンジイソシアネート、シクロヘキサ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジ
シクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソシアノエ
チルメタクリレート、プロピルイソシアネート等が挙げ
られるが、これらイソシアネート化合物の3量体〜5量
体、イソシアネト化合物とアミノ埜、水酸裁、カルボキ
シル越、水等の活性水素原rを少なくとも2個有する化
合物との反応により得られるイソシアネート基を有する
化合物も用いることかできる。
(ポリ)イソシアネートと反応させるヒドロキ  0 シル基含有(メタ)アクリレートとしては、2ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ
)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリ
レート、およびブチルグリシジルエーテル、2−エチル
へキシルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエー
テル等のモノエポキシ化合物やグリシジルメタクリレ]
・等と(メタ)アクリル酸との付加反応物、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール等(メタ)ア
クリル酸モノエステル等が挙げられる。
(ポリ)イソシアネートとビトロキシル基含有の(メタ
)アクリレートとの付加反応は公知の方法、例えばイソ
シアネート化合物存在下にヒドロキシル基含有(メタ)
アクリレートと触媒、例えばジブチルチンジラウレ−1
・との混合物を50℃〜90℃の条件Fで滴下すること
により製造できる。これらのウレタン(メタ)アクリレ
ートを含有させることにより染色性を向上させるばかり
か1 無機蒸着膜との密着性をもあわせ向上させることが可能
となった。特に染色性を向」ニさせる目的でウレタン(
メタ)アクリレート分子内にポリエチレングリコール基
、ポリプロピレングリコール基、ポリエステル基、等の
親水性基を導入するとより染色性に優れるコーティング
被膜が得られる。これらのウレタン(メタ)アクリレー
トは前記の(ポリ)イソシアネートと上記した親水性基
を持った(ポリ)ヒドロキシ化合物をi:0.05〜1
:D、9範囲になるように反応さけた後、ヒドロキシル
基含有(メタ)アクリレートを反応させることにより製
造できる。
(ポリ)ヒドロキシ化合物の具体例としては、ポリエチ
レングリコール(平均分子量200〜5000)、ポリ
プロピレングリコール(平均分子量200〜5000)
 、ポリカプロラクトンジオール(平均分子量200〜
5000) 、ビスフェノールAのエチレンオキシド又
はプロピレンオキシド付加物のジオール(分子量500
〜5000 )、ビスフェノールSのエチレンオキシド
又はプロ 2 ピレンオキシド付加物のジオール(500〜5000)
等が挙げられ、一種を単独で用いるか、もしくは2種以
上を混合して用いることもできる。
続いて、(C)成分の粒径1〜1.00 ミリミクロン
のシリカ微粒子の効果的な例としては、シリカゾルおよ
び粉末状シリカ微粒子がある。シリカゾルとは分散媒た
とえば水、アルコール系もしくはその他の有機溶媒に、
高分子量無水ケイ酸をコロイド状に分散させたものであ
る。また粉末状シリカ微粒子は、コロイド状シリカの表
曲を疏水化処理された粉末であり、いずれも市販されて
いるものである。この発明の目的のためは平均粒子径1
〜100ミリミクロンのものが使用されるが、好ましく
は5〜30ミリミクロン径のものが使用されるが、粒子
径が1ミリミクロン未満であると微粒子状シリカが安定
に存在せず、一定した品質が得られない。また100ミ
リミクロンを越えると、硬化被膜か白濁するという問題
が生じる。
続いて、(D)成分は、ビニル基、アリル基、アクリル
基、メタクリル基、エポキシ基、メルカ 3 ブト基、シアノ基、イソシアノ基、アミノ基等の重合可
能な反応基を有するシラン化合物であり、その具体的な
ものとして、ビニルトリアルコキシシラン、ビニルトリ
クロロシラン、ビニルトリ(β−メトキシ−エトキシ)
シラン、アリルトリアルコキシシラン、アクリルオキシ
プロピルトリアルコキシシラン、メタクリルオキシプロ
ピルトリアルコキシラン、メタクリルオキシプロピルジ
アルコキシメチルシラン、γ−グリンドオキシプロピル
トリアルコキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)−エチルトリアルコキシシラン、メルカプト
プロピルトリアルコキシシラン、γ−アミノプロピルト
リアルコキシシラン、N−β((アミノエチル)−γ−
アミノプロピルメチルジアルコキシシラン等がある。
この(D)成分は、加水分解を行なってから用いるか、
もしくは硬化被膜を酸による処理を行なうか、どちらか
の方法を取った方が有効である。
本発明の(A)、(B)、(C)、(D)成分は、硬化
被膜構成中、ノ\−ドマルチコートとして、 4 耐摩耗性、耐候性、耐水性、耐薬品性、染色性、透明性
その他の特性を最良のものとするために以下の範囲が好
ましい。
(イ)(A)成分と(B)成分の割合が90重量%:1
0重量%〜40重量%:60重量%(ロ)(C)成分と
(D)成分の割合が75重量%:25重量%:〜35重
量%:65重量%(ハ)(A)成分+(B)成分と(C
)成分十(D)成分の割合が 10重量%:90重量%〜60重量%:40重量%(A
)成分と(B)成分の割合で、(B)成分が10重量%
未満では、硬化被膜の染色性が低下し、60重量%を越
えると硬化被膜の用水性が著しく低下する。また、(C
)成分と(D)成分の割合で、(C)成分が75重量%
〜35重量%でなくては、硬化被膜とマルチコートとの
密着性不充分となる。
また、(A)成分+(B)成分と(C)成分十(D)成
分の割合で、(A)成分十(B)成分の範囲が10重量
%未満ては、CR−39以外のブ 5 ラスチック暴利との密着性が不充分となり、60重量%
を越えると、ハードマルチコートとして耐摩耗性が不充
分となる。
以上述べた硬化被膜構成中の主成分(A)、(B)、(
C)および(D)の他にも、1分子中に1個以上の光重
合可能な基を有する化合物1種以上からなる反応希釈モ
ノマー或いはプレポリマ、光重合開始剤、熱重合開始剤
、シラノールあるいはエポキシ化合物の硬化触媒を添加
することも可能である。
1分子中に1個以」二の光重合可能なh(を有する化合
物1種以上からなる反応希釈モノマー或いはプレポリマ
ーとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、2〜エチルへキシルアクリレ−1・
、ブチル(メタ)アクリレト、グリシジル(メタ)アク
リレート、(メタ)アクリロニトリル、ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレ−1〜、ヒドロキシプロピル(メタ
)アクリレート、酢酸ビニル、スチレン、α−メチルス
チレン、α−クロルスチレン、(メタ)アクリルア 6 ミド、ビニルナフタレン、ビニルカルバゾール、γ−メ
タクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、β−
アクリロイルオキシエチルトリメトキシシラン (A)成分と(B)成分の粘度をFげ作業性を向上させ
るとともに、硬化被膜に適度な弾力性、密着性を与える
為に必要で、(A)成分+(B)成分の種類に応じて、
(A)成分1〜(B)成分の0。
1〜60重量%、より好ましくは、2〜40重量%使用
することが望ましい。即ち、(A)成分十(B)成分の
みで適度な弾力性、密着性を産みだす組成物を組み合わ
せた場合は、この反応希釈モノマーは無くてもよいが、
一般に2重量%以上用いた方が、均質でプラスチック法
相と密着性がよい硬化被膜が得られる。
光重合開始剤としては、ベンゾイン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、アセトイン、ブチロイン、トルオイ
ン、ベンジル、ベンゾフェノン、p−クロルベンゾフェ
ノン、p−メトキシベンゾフェノンなとのカルボニル化
合物、テトラメチルチウラムモノスルフィドなどの硫黄
化合物が挙げられる。
また、熱重合開始剤としては、アゾビスイソブチロニト
リル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリルなど
のアゾ化合物、ベンゾイルパーオキサイド、ジターシャ
リープチルパーオキザイドなどのバーオキザイド化含物
などが挙げられる。
これらの光重合開始剤及び熱重合開始剤は、+11独で
使用してもよいし2押以」二組み合わせて使用してもよ
い。使用量は、硬化成分の0.  1〜5重量%が適当
であり、0.1重量%未満では重合が進まず、5重量%
を越えて加えても効果は向上しない。
この他、光重合開始剤と併せて、光増感剤を併用するこ
とも効果がある。かかる化合物の例としては、n−ブチ
ルアミン、ジ−n−ブチルアミン、トリーn−ブチルホ
スフィンアリルチオ尿素、ジエチルアミノエチルメタク
リレ−1・、トリエチレンテトラミン等がある。
また、シラノールあるいは、エポキシ化合物の硬化触媒
を添加することも有用である。
最も好ましい触媒としては、過塩素酸マグネシウムがあ
げられるが、その他にも、アルミニウムアセチルアセテ
ート等の金属アセチルアセトネト有機酸金属塩、過塩素
酸アンモニウム等がある。
添加量は、固形分濃度の0.01〜5.  0%の範囲
内が望ましい。
このようにして得られるコーティング用組成物は、必要
に応じ、溶剤に希釈して用いることができる。溶剤とし
ては、アルコール類、エステル類ケトン類、エーテル類
、芳香族類等の溶剤が用いられる。また、塗布面の欠陥
を改良する為のシリコーン系界面滑性剤や非イオン系界
面滑性剤、チキソトロピー剤、スリップ剤としてシリコ
ンオイルや紫外線吸収剤、帯電防止剤を添加することも
有用である。
本発明における硬化被膜の膜厚としては、0。
05〜30μであることが好ましい。すなわち、1 つ 0、05μ未満では、基本となる性能が出す、30μを
越えると、表面の(V滑性が損われたり、光学的歪が発
坐する為好ましくない。
その塗布方法としては、浸漬法、スプレー法、ロールコ
ート法、スピンコード法、フローコート法等があげられ
る。
このようにして得られたコーティング用組成物は透明プ
ラスチック基キイに塗布後、紫外線硬化と熱硬化を(1
1用して完全硬化を行なう。併用して完全硬化を行なわ
ないと硬化被膜の染色性のバラツキが大きくなる。
光硬化せしめるためには波長200〜8 0 0 nm
の活性光線が好ましい。照射する雰囲気としては窒素ガ
ス等の不活性ガス雰囲気下あるいは酸素濃度を低下させ
た雰囲気下でも勿論さしつかえないが、本発明に係るコ
ーティング用組成物は通常の空気雰囲気下でも充分であ
る。また光源としては、公知のケミカルランプ・キセノ
ンランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水
銀ランプ等、また、熱硬化せしめるためには、80℃〜
0 200℃の温風中にて縮合反応させる方法が好ましい。
特に耐熱性の劣る法相の場合は、80℃〜130℃の間
がより望ましい。
このようにして得られた硬化被膜を有するプラスチック
基材に、以下に述べる反射防止コート薄膜を設ける。即
ち、真空蒸着法、イオンスパッタリング法等に周知の方
法により、Sin,SiO2、Si3N4、Ti02、
zrO2、Ag2O3 、MgF2 、MgO,Sb2
 03 、Ce02、Ta2 05 、Na3 AD 
F6の無機誘導体よりなる単層あるいは多層の薄膜を積
層することにより、大気との界面の反射を低く抑えるこ
とができる。
ここで使用する反射防止膜の膜厚は、λo / 4(λ
o =4 5 0−6 5 0 n m)のjli層構
造、あるいは、λo7/4ーλo/2−λ。/4または
、λ。/4−λo/4−λo/4の屈折率の異なる三層
構造の多層膜あるいは、一部等価膜でおきかえた多層膜
による反対防止薄膜からなるものが有用であり、その屈
折率は、例えば、単層の場合には、空気、反射防1に膜
、法相(または、硬化被膜層)の屈折率を各々、no 
% n+ 、n2とすると、nl−iである時が最も反
射の少ない ものとなる。多層膜の場合、実施例に一部を示したよう
に屈曲率の異なるものを組み合せる事により単層膜より
優れた効果を発揮することができる。
反射防止薄膜形成を真空蒸着で行うときには、予めレン
ズを酸素やアルゴン等のガスプラズマで表面処理を行う
ことにより密着性を向上させることができる場合もある
以下、実施例により更に詳細に説明する。
〔実 施 例〕
実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
実施例−1 (1)塗液の調整 ジペンタエリスリトールへキサアクリレート15g,l
−ジメチロールプロパントリアクリレ−115g1ジエ
チレングリコールジアクリレ−1・10 Kを混合した
後、テトラヒドロフルフリルアクリレート5gおよびグ
リシジルアクリレート5g2 を混合した。この混合液にキシリレンジイソシアネート
と2−ヒドロキシプロピルメタクリレートとを反応せき
て得られたウレタンジメタクリレートを25.添加し、
この液を(A)液とした。
また、メタノール分散コロイダルシリカ(触媒化成工業
(株)製、商品名「オスカル1132J固形分濃度30
%)1.47.に、γ−メタクリルオキシプロピルトリ
メトキシシラン78gおよび、0.05N塩酸水溶液2
0.5fを添加し6時間撹拌後−昼夜熟成させた。この
液を(B)液とした。この(A)液と(B)液を混合し
、さらにシリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)裂
開品名rY7002J )0.07gおよびベンゾトリ
アゾール系紫外線吸収剤(11本チバガイギー(株)製
、商品名「チヌビンPJ)0.2gおよび、ベゾフェノ
ン2gを添加し塗液とした。
(2)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、CR−39製眼鏡レン
ズにスピンナー法にて塗布を行なった。
コーティング条件は以下の通りである。
3 回転数  200rpmで10秒 回転数 17 C1Or p mで 2秒回転数  2
 (,10r p mで10秒塗布後、80℃で15分
間風乾した後、4KW高圧水銀灯を用い、両面を各々光
源直下1.5cmに配置し、15秒間照射し、さらに、
130℃で90分間焼成を行なった。このようにして得
られた硬化被膜の厚みは約2ミクロンであり、外観、染
色性ともにすぐれたものであった。
(3)反射時1ト薄膜の形成 得られたレンズをプラズマ処理(アルゴンプラズマ40
0WX 6 Q秒)を行なった後、基板から大気にむか
って順に、5i02、ZrO2、Sio2、ZrO2,
5i02の5層からなる反射防止多層膜を真空蒸着法(
真空器械工業(株)製:BMC−1000)にて形成を
行なった。膜厚は、最初の5i02の膜厚、次のZrO
2と5t02の合計膜厚、次のZrO2の膜厚、最」二
層のSiO2の膜厚すべてがλ/4となる様に形成させ
た。
なお、段目波長λは520 n mとした。
4 (4)試験および評価結果 以」二の様に得られたレンズをそれぞれ次に述べる方法
で試験を行ない、その結果を第1表に示した。試験内容
中の密着性とは、レンズとハードコト膜およびハードコ
ート膜とマルチコート膜との密着性を評価している。
a)耐摩耗性: #0000スチールウールで1 kg
の荷重をかけ、10往復、表面を摩擦し、傷つい゛た程
度を目視で次の段階に分けて評価した。
A:1cmX3cmの範囲に全く傷がつかない。
B:上記範囲内に1〜10本の傷がつく。
C:上記範囲内に10〜100本の傷がつく。
D:無数の傷がついているが、平滑な表面が残っている
E:表面についた傷のため平滑な表面が残っていない。
b)耐水・耐薬品性:水、アルコール、灯抽中に48時
間浸漬し、表面状態を調べた。
C)耐酸、耐洗剤性+0.IN塩酸および1%ママレモ
ン(ライオン抽脂(株)製)水溶液に125 時間浸漬し、表面状態を調べた。
d)耐候性:キセノンランプによるザンシャインウエザ
ーメーターに400時間暴露した後の表面状態を調べた
e)密着性:硬化被膜と暴利および無機蒸着膜と硬化被
膜との密着性は、JISD−0202に準じてクロカッ
トテープ試験によって行った。即ち、ナイフを用い、レ
ンズ表面に1帥間隔に切れ]」を入れ、1關2のマス口
を100個形成させる。次に、その上へセロファン粘着
テープ(]−1東科学(株)製“セロテープ)を強くお
しつけた後、表面から90°方向へ急に引っばり剥離し
たのち、コート被膜の残っているマス口をもって密着性
指標とした。
f)耐久性:耐久性は本質的に密着性の接続であると考
え、a)からd)の試験を行なったものについて、上記
のクロスカットテープ試験を行い評価した。
g)耐熱性(冷却サイクル性):レンズを70℃の温風
中に1時間保存し外観を調べた。更に−56 ℃で15分、60℃で15分のサイクルを5回くり返し
、外観およびクロスカットテープ試験を行いコート膜の
剥離のないものを良とした。
h)染色性(ハードコートレンズのみ)=92℃1gの
純水に、セイコーブラックスダイヤコート染色剤アンバ
ーD、2gを分散させ染色液を調整した。この液に、5
分間浸漬させ染色を行い、染色ムラがなく、かつ全光線
透過率が染色前と染色後の差が30%以上のものを良と
した。
実施例−2 (1)塗液の調整 ペンタエリスリトールテトラアクリレ−1・25g1ジ
ペンタ工リスリトールペンタアクリレート25g1テト
ラヒドロフルフリルアクリレート10gおよびジアリリ
デンペンタエリスリットのアクリレートエステル30g
1ヘキサンジオールジメタクリレートLogおよび2.
2−ジェトキシアセトフェノン2gを加え混合撹拌しこ
れに、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートと2−
ヒドロキシプロピルアクリレートとを反応させて得7 られたウレタンジアクリレートを50g添加し混0撹1
’l’ Lこれを(C)/112とした。また、酢酸エ
チル50gに、γ−グリシドオキシプロピルトリメトキ
シシラン1.00 g、 0. 05N塩酸水溶液28
gおよびシリカ微粒子(日本アイロジル(株)製、商品
名「アイロジルJ)80srおよび過塩素酸マグネシウ
ム0.3gを加え3時間撹往後−昼夜熟威させ、この波
を(D)液とした。この(C)液と(D)液を混合し、
前述のチヌビンPを0゜3gおよびノニオン系界面活性
剤(「三1本浦脂(株)製:商品名「ニラサンノニオン
LT−220J )0.3gを添加し塗液を調整した。
(2)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、セイコーノ\イロード
MX用の生地レンス(セイコーエプソン(株)製)に実
施例−1と同様なスピンナー法にて塗4′Iiを行なっ
た。塗布後、80 ’Cで10分間風乾した後、4KW
高圧水銀灯を用い、両面を各々光源直下15cmに配置
し15秒間!!((射し、さらに100℃で120分間
焼成を行なった。このよう8 にして得られた硬化被膜の厚みは約3ミクロンであり、
外観、染色性ともに優れたものであった。
(3)反射防止薄膜の形成 得られたレンズを実施例−1と同様の方法で無機物から
なる反射防止コート薄膜の形成を行なった。
(4)試験および評価結果 この様にして得られたレンズは、実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を第1表に示した。
実施例−3 (1)塗液の調整 ジペンタエリスリトールへキサアクリレート15g1ジ
ペンタエリスリトールペンタアクリレ−1・j5g、ジ
ペンタエリスリトールテトラアクリレ− クリレート8.Of,テトラヒドロフルフリルアクリレ
ート5.0g,ベンゾフェノン2gおよび、トルエン1
 3 0 gを混合撹拌した。この液に、テトラメチル
キシレンmージイソシアネ−1・と22つ ヒドロキシプロピルアクリレートを反応させて得られた
ウレタンジアクリレートを50g添加し、この液を(E
)波とした。
また、インプロピルアルコール分散コロイダルシリカ(
触媒化或王業(株)製、商品名「オスカル1 4 3 
2J固形分濃度30%)747g,γグリシドオキシプ
ロビルトリメトキシシラン250gおよび、ブチルセロ
ソルブ5 4 0 gに0.05N塩酸水溶液68gお
よび過塩素酸マグネシウム0.4gを添加し6時間撹1
′I!後ー昼夜熟威させ、この液を(F)液とした。こ
の(E)液と(F)l夜を混合し、さらにシリコン系界
面活性剤(日本ユニカー(株)製、商品名rY7002
J )0。
3gおよび老化防止剤(川口化学工業(株)製、商品名
「アンテージBHTJ )0.4gを添加し塗液を調整
した。
(2)塗布および硬化 このようにして得られた塗液て、アクリル板(三菱レイ
ヨン(株)製、商品名「アクリライトLJ  ; 1.
 0 0mmX 3 0mmX 2w+m)を浸漬法に
て塗0 布を行なった。引き上げ速度は、20cm/minとし
た。これを50℃で10分間乾風口た後、80W高圧水
銀灯を用い、両面を各々、光源直下10cmに配置し、
20秒照射した。これをさらに、8(] ℃で4時間焼
成を行なった。このようにして得られた硬化被膜の厚み
は約2.5ミクロンであり、外観、染色性ともにすぐれ
たものであった。
(3)反射防止薄膜の形成 1%7られたアクリル板をプラズマ処理(アルゴンブラ
スマ400 w x 6 (1秒)を行なった後、w板
から大気にむかって順に、5i02、ZrO2、Al2
O2、ZrO2,5i02の5層からなる反射防止多層
膜を真空蒸着法にて形成を行なった。
膜厚は最初の5i02の膜厚、次のZrO2と5i02
の合計膜厚、次のZrO2、最上層の5i02の膜厚す
べてがλ/4となる様に形成させた。
なお、設31波長λは520nmとした。
(4)試験および評(+Ili結果 この様にして得られたアクリル板は、実施例1と同様の
方法で試験を行ない、その結果を第11 表に示した。
実施例−4 (1)塗液の調整 ジペンタエリスリ]・−ルペンタアクリレート40g、
ペンタエリスリトールトリアクリレート30g、l−リ
エチレンクリコールジメタクリレ−1・20g、2−ヒ
ドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン3g1およびトルエン100 g 、酢酸エチル30
g、エチレングリコールモノエチルエーテル100 g
を混合撹it’ L 、これに、イソホロンジイソシア
ネート2.5mol。
ポリプロピレングリコール(アデカ(株)製、商品名r
P −1000J甲均分丁瓜1(10(1)1゜5mo
 lと2−ヒドロキシエチルアクリレート2molを反
応させたウレタンジアクリレートを60g添加し、この
波を(G)とした。
また(イソプロピルアルコール)分散コロイダルシリカ
(8産化学(株)製、商品名rlPASTJ固形分濃度
30%)78J−に、γ−グリシドオキシプロビルトリ
メトキシシラン165g2 に、0.05N塩酸水溶液4’5gを添加し、4時間撹
拌後−昼夜熟成させこの液を(I()とした。
この(G)と(H)液を混合し、さらにシリコン系界面
活性剤(ビッグケミ−(株)製、商品名BYK−300
)0.5gおよび老化防止剤(チバガイキー(株)製、
商品名i rganox1222)0.2gを添加し塗
液を調整した。
(2)塗布および硬化 上記塗液を用いて、インジェクション成形したアクリル
板(ペレット:三菱レイヨン(株)製アクリベットVH
I OOwXI QO+n+5X3n+mt)にスプレ
ー法にて塗装を行なった。
スプレーは、イワタワ・fグー61 (岩「11塗装機
(株)製)ノズル口径1+nmを用い、スプレー圧力3
kg/cJ、塗料吐出量100ml/m i nで行な
った。
これを50℃で1.0分間で風乾した後、80W/ c
m高圧水銀灯3灯を用い、光源下10cmで2m/mi
nの速度で通過させて硬化した。これをさらに80℃で
2時間後硬化を行なった。
3 このようにして得られた硬化被膜の厚みは約6ミクロン
であり外観、染色性ともに優れたものであった。
(3)反射防止薄膜の形成 得られたアクリル板を実施例−3と同様の方法で無機物
質からなる反射防止コート薄膜の形成を行なった。
(4)試験および評価結果 以上の様に得られたアクリル板を、実施例−1と同様の
方法で試験を行ない、その結果を第1表に示した。
比較例−1 実施例−1において、(A)液のキシリレンジイソシア
ネ−1・と2−ヒドロキシプロピルメタクリレートとを
反応させて得られたウレタンジメタクリレート25gを
添加しないこと以外すべて同様な方法で硬化被膜および
反射防1に薄膜の形成を行なった。
比較例−2 実施例−2において、(D)液を除いたものを4 塗液どしたこと以外はすべて同様な方法で硬化被膜およ
び反射防止薄膜の形成を行なった。
比較例−3 実施例−3において、(F)液のγ−グリシドオキシプ
ロビルトリメトキシシラン 加しないこと以外はすべて同様な方法で硬化被膜および
反射防止薄膜の形成を行なった。
比較例−4 実施例−4において、(G)液のイソホロンジイソシア
ネートと2−ヒドロキシエチルアクリレトを反応させて
得られたウレタンジアクリレートを添加せず、且つ(H
)液を除いたものを塗液としたこと以外はすべて同様な
方法で硬化被膜および反射防止薄膜の形成を行なった。
比較例−1〜6て得られたレンズ、アクリル板はすべて
実施例−1と同様な方法で試験を行ない結果を第1表に
示した。
5 第 表 ◎:優れている ○ 良を示す ×・不良を示す 5 〔発明の効果〕 以上、詳述したように、本発明により従来の熱硬化型塗
料および紫外線硬化型塗料では不可能であった、良好な
染色性を有する硬化被膜の表面に無機物質からなる反射
防止コート薄膜を積層することにより、優れた表面の高
硬度化および優れた耐久性を有し、11つ従来アクリル
樹脂等の光学用プラスチック祠料において密着性が不充
分な為、実用化されなかった反射防止加工が可能となっ
た効果は大きい。即ちプラスチックレンズ材料として、
(メタ)アクリル樹脂をはじめとしてスチレン樹脂、カ
ーボネート樹脂、アリル樹脂、アリルカーボネート樹脂
、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、
更に新たなモノマーやコモノマーの重合体等各種機能を
もった樹脂に応用し得られる、優れた耐擦傷性と良好な
染色性および良好な無機反射防止膜との密着性を施した
プラスチック飼料は、眼鏡レンズ、カメラレンズ、光ビ
ーム集光レンズや光拡散用レンズ等光学用レンズとして
民生用或いは産業用に広く応用すること7 ができる。更に本発明による効果は、ウォッチガラスや
デイスプレィ用カバーガラス等の透明ガラスやカバーガ
ラス等の光学用途の透明プラスチック全般に応用利用が
可能であり、得られる効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例−1,2におけるレンズの膜構成を示
す図、Llはレンズ暴利、Hlは硬化被膜層、Mlは反
射防1トコート薄膜層であり、層1はSi02層、層2
はZr02層、層3はSi09層、層4はZr02層、
層5はSi02層である。 第2図は、実施例−】におけるレンズの分光反射率特性
を示す図であり、横軸は光の波長、縦軸は一つの而の光
の反射率である。 第3図は、実施例−3.4におけるアクリル板の膜構成
を示す図。L3はアクリル基板、Hlは硬化被膜層、M
lは反射防止コート薄膜層であり、層6はSi02層、
層7はZr02層、層8はA、Q 203層、層9はZ
rO2層、層10は5tO2層である。 第4図は、実施例4におけるアクリル板の分光反Ω・1
率特性を示す図であり、横細は光の波長、縦紬は一つの
面の光の反射率である。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)透明プラスチック基材に、少なくとも下記の成分
    (A)、(B)、(C)および(D)を主成分とするコ
    ーティング組成物よりなる硬化膜を被覆し、さらにこの
    硬化被膜の表面に、無機物質からなる反射防止コート薄
    膜をもうけたことを特徴とする積層体。 (A)一分子中に2個以上の(メタ)アクリル基を有す
    る多官能性モノマー或いはプレポリマー。 (B)一分子中に1個以上の(メタ)アクリル基を有す
    るウレタン(メタ)アクリレート。 (C)粒径1〜100ミリミクロンのシリカ微粒子。 (D)少なくとも一個以上の重合可能な反応基を有する
    シラン化合物。 (2)前記成分(A)、(B)、(C)および(D)は
    、硬化被膜構成中、以下の範囲であることを特徴とする
    請求項1記載の積層体。 (イ)(A)成分と(B)成分の割合が 90重量%:10重量%〜40重量%:60重量%(ロ
    )(C)成分と(D)成分の割合が 75重量%:25重量%:〜35重量%:85重量%(
    ハ)(A)成分+(B)成分と(C)成分+(D)成分
    の割合が 10重量%:90重量%〜60重量%:40重量%(3
    )前記反射防止コート薄膜は、SiO、SiO_2、S
    i_3N_4、TiO_2、ZrO_2、Al_2O_
    3、MgF_2、MgO、Sb_2O_3、CeO_2
    、Ta_2O_5、Na_3AlF_6の群より選ばれ
    る1種以上の組合せからなる単層または多層コーティン
    グである請求項1記載の積層体。 (4)前記硬化被膜は、透明プラスチック基材に塗布し
    、紫外線硬化を行った後、熱硬化を行なうすなわち、紫
    外線硬化と熱硬化を併用することにより、被膜の完全硬
    化を行ない、さらにこの硬化被膜の表面に、特許請求の
    範囲第3項記載の無機物質からなる反射防止コート薄膜
    をもうけることを特徴とする積層体の製造方法。
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