JPH03144989A - 光ディスク駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明は光ヘッドによりカートリッジに収納された光
ディスクをアクセスする光ディスク駆動装置に関する。

（従来の技術） 光ディスクは可搬形の高密度記憶媒体であり、塵埃、汚
れ等の異物の付着を防止するため、通常カートリッジに
収納されている。カートリッジに収納された光ディスク
をアクセスするための関口部が形成されていると共に、
光ディスク駆動装置から取出して保管するときに前記開
口部を閉止するシャッタが設けられている。そしてシャ
ッタの閉止により保管時のカートリッジ内への異物の進
入を防止している。

そしてカートリッジが光ディスク駆動装置に装着される
と、シャッタが開き、開口部の下方に光ヘッドが臨む。

光ヘッドは対物レンズを上部に設け、それにより集束さ
れたスポット光を光ディスクに照射し、情報の記録、再
生を行う。

〔発明が解決しようとする課題］ カートリッジを装着して、そこに収納された光ディスク
をアクセスする従来の光ディスク駆動装置では、光ディ
スクのアクセス中はシャッタが開いているので、装置内
の塵埃が開口部からカートリッジ内に進入し、光ディス
クに付着する虞がある。

また通常、対物レンズは上方にスポット光を照射するの
で、対物レンズ上にも塵埃及び異物が付着する虞がある
。光ディスクに異物が付着し、それが数百μ輪にも亘る
とトラック及びアドレスの認識ができなくなることがあ
ると共に反射率が減少し、光量の減少及びノイズの増大
等によりＣ／Ｎ比が劣化し、データを誤検出することが
ある。

また対物レンズに異物が付着すると同様に光量の減少及
びノイズの増大等によりＣ／Ｎ比が劣化し９装置の信頼
性を低下させることになる。

この発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、光
ヘッドの周囲を含む開口部の周囲の一部又は全部に近接
して集塵電極を設けることにより光ディスク及び光ヘッ
ドの対物レンズへの異物の付着を防止でき、それらの汚
れを防止し、装置の性能を劣化させず、高信頼性を有す
る光ディスク駆動装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る光ディスク駆動装置は、装着されたカー
トリッジの開口部の周囲の一部又は全部に近接して集塵
電柵を設け、電源により前記集塵電極に所定の高電圧を
課電するようにしたものである。

〔作用〕

この発明においては、カートリッジが装着されるとシャ
ッタが開き、開口部が露出する。このとき開口部の周囲
の一部又は全部に近接して設けられた集塵電極に電源か
ら高電圧が課電され、集塵電極により空気中に含まれる
帯電した塵埃、汚れ等の異物が吸着され、異物の光ヘッ
ド及び光ディスクへの付着が抑制される。

〔実施例〕

以下、この発明をその実施例を示す図面に基づいて説明
する。第１図はこの発明に係る光ディスク駆動装置の模
式的断面図である。図において１１は光ディスク駆動装
置を覆う筐体であり、該筺体１１には図示しない挿入口
が設けられており、そこからカートリッジ５を装置内へ
装着する。カートリッジ５は中空平板状をなし、その内
部に光ディスク６を収納している。カートリッジ５の一
面には矩形状の開口部２が形成されており、該開口部２
を開閉するシャッタ８が移動自在に設けられている。シ
ャッタ８はカートリッジ５が装置に装着されると開き、
装置から取出されると閉じる。またカートリッジ５は挿
入口に挿入されると図示しない移動手段により水平及び
上下移動させられ、光ディスク６をターンテーブル４（
第２図参照）に取付ける。カートリッジ５が下降すると
、光ディスク６の径方向に移動する光ヘッド７が開口部
２から光ディスク６に向かい挿入され、光ディスク６の
下面に光ヘッド７が臨むようになる。光ヘッド７の光デ
ィスク６に対向する面には対物レンズ３が設けられ、照
射するレーザ光を所定径のスポット光にすべく収束させ
る。第２図は第１図の■−■線における底面図であり、
カートリッジ５の開口部２の周囲のうち中心側を除く三
方に近接して集塵電極ｌが配設されている。集Ｊ１！電
極１は倒立０字状の導体からなり、開口部２の周囲より
稍外側を回るように曲げられている。集塵電極１はそこ
に高電圧を課電してその周面を所定の極性に帯電させ、
その周囲の逆極性に帯電した異物を付着するものである
。ここで集塵電Ｍｌを開口部２の周囲より稍外側に回し
たのは同極性に１１Ｆ！シた異物が反発してカートリッ
ジ５内に入るのを防止するためである。

集塵電極１の一端は所定の高電圧を発生する電源１０に
接続され、他端はスイッチ９を介して電源１０に接続さ
れている。スイッチ９は例えば光ディスク駆動装置の電
源スィッチを用いてなり、電源スィッチがオンすると同
時にＳ塵電極ｌに電源１０からの高電圧が与えられる。

次に上記のように構成されたこの発明に係る光ディスク
駆動装置の動作を説明する。カートリッジ５が挿入口に
挿入されると、移動手段により装置内へ引込まれ、光デ
ィスク６・がターンテーブル４に取付けられる。このと
きシャッタ８が開き、開口部２から光へ・ンド７が挿入
される。また開口部２の周囲に近接して設けられた集塵
電極１には電源スィッチのオン時に電源１０からの高電
圧が課電されており、その周面が例えば正電位（又は負
電位）に帯電される。そして集塵電極ｌの周囲に浮遊す
る負電位（又は正電位）に帯電した異物がそこに吸着さ
れる。これにより異物の開口部２からカートリッジ５内
への侵入を抑制する。

また、中性の異物については負（又は正）電位に帯電し
たものと同じく電柵側に電柵とは反対損性の電荷が誘導
されるため吸着されることになる。

なお、この実施例では集塵電極に導体を用い、それを露
出させたが、この発明はこれに１＠るものではなく、集
塵電極は絶縁被膜で被覆してもよい。

これによりシャッタ等の導体が集塵電極に接触した場合
にも短絡等の事故を防止できる。

また以上の実施例では集塵電極を開口部の周囲の三方に
近接して設けたが、この発明はこれに限るものではなく
、光ヘッドの周囲を含む開口部の周囲の少なくとも一部
に設け、開口部からカートリッジ内への異物の流入を妨
げられればよいことは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明したとおり、この発明によれば、開口部の周囲
の一部又は全部に近接して高電圧が課電される集塵電極
を設けであるので、開口部の周囲の異物が集塵電極に吸
着され、装置内から開口部を経てカートリッジ内への異
物の侵入が減少し、光ディスク及び光ヘッドへの異物の
付着が抑制され、光ディスク及び光ヘッドの汚れが減少
し、装置の性能を劣化させず、高信頼性を得ることがで
きる等価れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る光ディスク駆動装置の模式的断
面図、第２図は第１図の■−■線における底面図である
。 １・・・集塵電極　２・・・開口部　３・・・対物レン
ズ５・・・カートリッジ　６・・・光ディスク　７・・
・光ヘッド　ＩＱ・・・電源 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ディスクを収納し、該光ディスクの径方向に移
   動する光ヘッドを前記光ディスクの一面に対向させるべ
   く開口部を形成したカートリッジを装着し、該カートリ
   ッジに収納された光ディスクをアクセスする光ディスク
   駆動装置において、 装着されたカートリッジの前記開口部の周 囲の一部又は全部に近接して設けられた集塵電極と、 該集塵電極と接続され、前記集塵電極へ所 定電圧を課電する電源と を備えることを特徴とする光ディスク駆動 装置。