JPH03144139A - 傾斜式制振タンク装置 - Google Patents
傾斜式制振タンク装置Info
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- JPH03144139A JPH03144139A JP28381389A JP28381389A JPH03144139A JP H03144139 A JPH03144139 A JP H03144139A JP 28381389 A JP28381389 A JP 28381389A JP 28381389 A JP28381389 A JP 28381389A JP H03144139 A JPH03144139 A JP H03144139A
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- Japan
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- tank
- shaped
- air
- vertical tanks
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- Pending
Links
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- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 18
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、船舶の居住区構造や推進機関の水平振動の制
止に用いて好適の制振タンク装置に関する。
止に用いて好適の制振タンク装置に関する。
なお、本発明の制振タンク装置は、橋梁や展望基などの
陸上構造物の水平振動の制振にも利用される。
陸上構造物の水平振動の制振にも利用される。
従来の制振タンク装置としては、第5図(斜視図)およ
び第6図(縦断面図)に示すようなU字形のタンク1が
用いられており、その左右の竪形タンクの各上部内に空
気室5を形成するように液体6が収容されて、各空気室
5には圧力空気管10および弁9を通して圧力空気が封
入されている。
び第6図(縦断面図)に示すようなU字形のタンク1が
用いられており、その左右の竪形タンクの各上部内に空
気室5を形成するように液体6が収容されて、各空気室
5には圧力空気管10および弁9を通して圧力空気が封
入されている。
この制振タンク1は、内部液体6の質量と空気室5の空
気によるばねとから構成される流体式動吸振器であって
、その振動数ωは、第4.6図に示すように、空気室5
の高さHおよび空気室5の圧力Pで調節することができ
る。
気によるばねとから構成される流体式動吸振器であって
、その振動数ωは、第4.6図に示すように、空気室5
の高さHおよび空気室5の圧力Pで調節することができ
る。
一般的な固有振動数調整手段としては圧力Pの調節が用
いられるが、このためには、空気圧調整弁9、圧力空気
管10および空気源11等の多数の設備を必要としてい
る。
いられるが、このためには、空気圧調整弁9、圧力空気
管10および空気源11等の多数の設備を必要としてい
る。
本発明は、上述のような事情に鑑みて提案されたもので
、空気源や空気圧調整弁などの複雑な装置を必要とせず
、かつ固有振動数の調整を可能にした傾斜式制振タンク
装置を提供することを目的とする。
、空気源や空気圧調整弁などの複雑な装置を必要とせず
、かつ固有振動数の調整を可能にした傾斜式制振タンク
装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の傾斜式制振タンク
装置は、左右の竪形タンクと、これらの竪形タンクの下
部相互を連通ずる横形タンクとからなるU字形連通タン
クにおいて、上記左右の竪形タンクの各上部内に空気室
を形成するように液体が収容されるとともに、このU字
形達通タンク全体を、そのU字形の面上に沿い任意の角
度で傾斜させうるタンク傾斜調節amが設けられたこと
を特徴としている。
装置は、左右の竪形タンクと、これらの竪形タンクの下
部相互を連通ずる横形タンクとからなるU字形連通タン
クにおいて、上記左右の竪形タンクの各上部内に空気室
を形成するように液体が収容されるとともに、このU字
形達通タンク全体を、そのU字形の面上に沿い任意の角
度で傾斜させうるタンク傾斜調節amが設けられたこと
を特徴としている。
上述の本発明の傾斜式制振タンク装置では、U字形連通
タンクの全体を、そのU字形の面上に沿って傾斜させる
ことにより、左右の竪形タンクの空気室の圧力や高さな
どを変化させ、これにより制振タンクとしての固有振動
数を所要の値に調整する作用が行なわれる。
タンクの全体を、そのU字形の面上に沿って傾斜させる
ことにより、左右の竪形タンクの空気室の圧力や高さな
どを変化させ、これにより制振タンクとしての固有振動
数を所要の値に調整する作用が行なわれる。
本発明の一実施例を図面により説明すると、第1図(斜
視図)および第2図(縦断面図)に示すように、左右の
竪形タンク2a、2bと、これらの竪形タンク2a、2
bの下部相互を連通ずる横形タンク3とによって、U字
形連通タンク1が構成されており、さらに、このタンク
1全体を、そのU字形の面上に沿って傾斜させうるジヤ
ツキのごときタンク傾斜調節機構4が設けられている。
視図)および第2図(縦断面図)に示すように、左右の
竪形タンク2a、2bと、これらの竪形タンク2a、2
bの下部相互を連通ずる横形タンク3とによって、U字
形連通タンク1が構成されており、さらに、このタンク
1全体を、そのU字形の面上に沿って傾斜させうるジヤ
ツキのごときタンク傾斜調節機構4が設けられている。
そして左右の竪形タンク2a、2bの上部内に空気室5
a、5bを形成するように、タンク1内には液体(水〉
6が収容されている。
a、5bを形成するように、タンク1内には液体(水〉
6が収容されている。
いま、簡単のために左右対称構造として、本制振タンク
lが直立状態すなわち左右竪形タンク2a、2bが直立
の状態のときの、第2図中矢印で示す水平方向の制振タ
ンクとしての固有円振動数ω。は、次の(1)式で表わ
すことができる。
lが直立状態すなわち左右竪形タンク2a、2bが直立
の状態のときの、第2図中矢印で示す水平方向の制振タ
ンクとしての固有円振動数ω。は、次の(1)式で表わ
すことができる。
ただし
H,P・ 空気室5a、5bの高さおよび圧力に
: 空気の比熱比
ρ : 液体6の密度
G : 重力加速度
a、l : 竪形タンク2a、2bの水線面積および
水位 ^、L: 横形タンク3の断面積および長さここで、船
舶の居住区構造や推進機関の水平振動のような振動数領
域では G<−”−−−[−となるので、上述の(1)
式は次に示す(2)式のように書き直すことができる。
水位 ^、L: 横形タンク3の断面積および長さここで、船
舶の居住区構造や推進機関の水平振動のような振動数領
域では G<−”−−−[−となるので、上述の(1)
式は次に示す(2)式のように書き直すことができる。
ω、= 2−’−fr 7(コ→爾 ・・・(2)さて
、このU字形達通タンク1を、タンク傾斜調節機構4を
用いて直立状態から任意角度θだけ、そのU字形の面上
に沿って傾斜させた場合を考える。いま反時計回りにθ
だけ傾斜させると、第2図に示すように、左方の竪形タ
ンク2aでの水線面7aはΔHだけ上昇し、かつ角度θ
だけ回転する。
、このU字形達通タンク1を、タンク傾斜調節機構4を
用いて直立状態から任意角度θだけ、そのU字形の面上
に沿って傾斜させた場合を考える。いま反時計回りにθ
だけ傾斜させると、第2図に示すように、左方の竪形タ
ンク2aでの水線面7aはΔHだけ上昇し、かつ角度θ
だけ回転する。
また右方の竪形タンク2bでの水線面7bはΔHだけ下
降し、さらに角度θだけ回転する。
降し、さらに角度θだけ回転する。
この状態における空気室5aの圧力および高さあ交hD
、u しl 容信宕cabの「市松上1F寡さを各
々P 2. H2とすると、次の関係が成り立つ。
、u しl 容信宕cabの「市松上1F寡さを各
々P 2. H2とすると、次の関係が成り立つ。
また各竪形タンク2a、2bでの水線面積がaからa
’ seeθに増加することを考慮すると、この傾斜状
態での固有振動数ωは次の(4)式のようになる。
’ seeθに増加することを考慮すると、この傾斜状
態での固有振動数ωは次の(4)式のようになる。
・・・(4〉
(2)式と(4〉式との比をとると
ω/ω0
・・・(5)
(5)式に〈3)式を代入して整理すると、次の(6)
式のように書ける。
式のように書ける。
ω/ωo= FT]] ・・・(6)ただ
し、 C、−1+ 3 (v>2+ 5 (v)<+、、、、
、。
し、 C、−1+ 3 (v>2+ 5 (v)<+、、、、
、。
・・・(7)
C2= (21+十L)/ (21++L−5ecθ)
−(8)第2図よりΔHは次の(9)式で表わすことが
できる。
−(8)第2図よりΔHは次の(9)式で表わすことが
できる。
ΔH= L 4anθ −(9)(6)
弐〜(9)式よりθを増加させればC1は増大し、C2
は減少する傾向にある。
弐〜(9)式よりθを増加させればC1は増大し、C2
は減少する傾向にある。
ここで角度θξ0 すなわち微小角度とするとSeeθ
ξ1.tanθξθ ・・・(10〉(10
)式を(6)式に代入して、次の(11)式のように整
理できる。
ξ1.tanθξθ ・・・(10〉(10
)式を(6)式に代入して、次の(11)式のように整
理できる。
・・・(11)
したがって傾斜角度θを増加させれば、(11)式の右
辺は1より大きくなるので、ω〉ω0どなることがわか
る。
辺は1より大きくなるので、ω〉ω0どなることがわか
る。
一例としてL = 1 m、 ff1=0.5m、)I
=0.11” −Aa=o、ll112とすると、(6
)式は次の(12)式のように書ける。
=0.11” −Aa=o、ll112とすると、(6
)式は次の(12)式のように書ける。
ω/ω0
= +1+75・tan2θ+6250・jan”θ
)・2/(1+secθ)・・・(12) ここで θ= 1°とすると ω= 1.01ω0θ
= 2°とすると ω=1.05ω。
)・2/(1+secθ)・・・(12) ここで θ= 1°とすると ω= 1.01ω0θ
= 2°とすると ω=1.05ω。
θ= 3°とすると ω=1.12ω0となり、θを
増大させると、このU字形連通タンク1の制振タンクと
しての固有振動数ωは増加することがわかる。(第3図
参照) 〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明の傾斜式制振タンク装置によ
れば、空気圧調整弁や圧力空気管、空気源などを用いず
に、U字形連通タンクをそのU字形の面上に沿い傾斜角
を調節するだけで、制振タンクとしての固有振動数を調
整できるので、その構造を簡素化することができ、その
製作コストを低減できるとともに、その信頼性を大幅に
高めることができる。
増大させると、このU字形連通タンク1の制振タンクと
しての固有振動数ωは増加することがわかる。(第3図
参照) 〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明の傾斜式制振タンク装置によ
れば、空気圧調整弁や圧力空気管、空気源などを用いず
に、U字形連通タンクをそのU字形の面上に沿い傾斜角
を調節するだけで、制振タンクとしての固有振動数を調
整できるので、その構造を簡素化することができ、その
製作コストを低減できるとともに、その信頼性を大幅に
高めることができる。
第1〜3図は本発明の一実施例としての傾斜式制振タン
ク装置を示すもので、第1図はその斜視図、第2図はそ
の縦断面図、第3図はそのタンク全体の傾斜角度と振動
数との関係を示す線図であり、第4図は従来の制振タン
クの液面水位と空気圧力と振動数との関係を示す線図、
第5図は上記従来の制振タンクの斜視図、第6図は上記
従来の制振タンクの縦断面図である。 ■・・・U字形連通タンク、2a、2b・・・竪形タン
ク、3・・・横形タンク、4・・・タンク傾斜調節機構
、5a。 5b・・・空気室、6・・・液体、7a、7b・・・タ
ンク直立時の水線面、8a、8b・・・タンク傾斜時の
水線面、9・・・空気圧調整弁、10・・・圧力空気管
、11・・・空気源。
ク装置を示すもので、第1図はその斜視図、第2図はそ
の縦断面図、第3図はそのタンク全体の傾斜角度と振動
数との関係を示す線図であり、第4図は従来の制振タン
クの液面水位と空気圧力と振動数との関係を示す線図、
第5図は上記従来の制振タンクの斜視図、第6図は上記
従来の制振タンクの縦断面図である。 ■・・・U字形連通タンク、2a、2b・・・竪形タン
ク、3・・・横形タンク、4・・・タンク傾斜調節機構
、5a。 5b・・・空気室、6・・・液体、7a、7b・・・タ
ンク直立時の水線面、8a、8b・・・タンク傾斜時の
水線面、9・・・空気圧調整弁、10・・・圧力空気管
、11・・・空気源。
Claims (1)
- 左右の竪形タンクと、これらの竪形タンクの下部相互を
連通する横形タンクとからなるU字形連通タンクにおい
て、上記左右の竪形タンクの各上部内に空気室を形成す
るように液体が収容されるとともに、このU字形連通タ
ンク全体を、そのU字形の面上に沿い任意の角度で傾斜
させうるタンク傾斜調節機構が設けられたことを特徴と
する、傾斜式制振タンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28381389A JPH03144139A (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 傾斜式制振タンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28381389A JPH03144139A (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 傾斜式制振タンク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03144139A true JPH03144139A (ja) | 1991-06-19 |
Family
ID=17670481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28381389A Pending JPH03144139A (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 傾斜式制振タンク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03144139A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8727572B2 (en) | 2009-01-20 | 2014-05-20 | Panasonic Corporation | Illuminating apparatus |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP28381389A patent/JPH03144139A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8727572B2 (en) | 2009-01-20 | 2014-05-20 | Panasonic Corporation | Illuminating apparatus |
US8858039B2 (en) | 2009-01-20 | 2014-10-14 | Panasonic Corporation | Illuminating apparatus |
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