JPH0239070Y2 - - Google Patents

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JPH0239070Y2
JPH0239070Y2 JP12126184U JP12126184U JPH0239070Y2 JP H0239070 Y2 JPH0239070 Y2 JP H0239070Y2 JP 12126184 U JP12126184 U JP 12126184U JP 12126184 U JP12126184 U JP 12126184U JP H0239070 Y2 JPH0239070 Y2 JP H0239070Y2
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JP
Japan
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container
weight
vibration
air layer
liquid
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JP12126184U
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JPS6136740U (ja
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は流体を使用した動的吸振器に関する。
従来例の構成とその問題点 従来、流体を利用した動的吸振器として、第4
図に示すようなものがある。即ち、密閉容器1に
上下面が開放された筒状体2の下部を挿入すると
共に、この筒状体2より液体例えば水を第4図の
ように密閉容器1及び筒状体2に満たし、且つ密
閉容器1の上部に空気を閉じ込めて空気層3を形
成したものである。このものによると、振動物体
の重量が大きいと、使用する水の量も多くなり、
構造上、振動物体に取付けることができないとい
う欠点がある。
考案の目的 本考案は上記従来の欠点を解消する動的吸振器
を提供することを目的とする。
考案の構成 上記目的を達成するため、本考案の動的吸振器
は、上面が開放された第1容器内に、下面が開放
された第2容器を、第1容器に支持されたばね体
を介して吊持し、該第2容器内上部に空気層がで
きるように、上記第1容器内に液体を満たし、且
つ上記第2容器の重量を調整するためのウエイト
を設けたもので、第1容器に振動力が作用した場
合、第2容器とばね体とで構成される機械式吸振
系及び液体と空気層とで構成される流体式吸振系
により、その振動が効果的に減衰される。
実施例と作用 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図に基
づき説明する。11は上面が開放された箱型の第
1容器である。12は第1容器11より小さくさ
れると共に下面が開放された箱型の第2容器で、
第1容器11内に配置されると共に第1容器11
上面に掛け渡された十字状の支持材13に、4本
のばね体14を介して吊持されている。そして、
上記第1容器11内には、第2容器12内上部に
空気層15が形成されるように、液体例えば水が
適当量満たされている。また、上記第2容器12
の上面4隅には、空気穴16が設けられると共に
その内側にはこの空気穴16を開閉して空気層1
5圧力を調整するための弁体17が取付けられて
いる。更に、第2容器12の下端全縁には、第2
容器12の上下方向の振動を減衰させるための抵
抗板18が取付けられている。
19は第2容器12上面に載置されたウエイト
で、第2容器12の重量を調整するためのもので
ある。
従つて、ばね体14と第2容器12及びウエイ
ト19とから成る重量−ばね系と、水と空気層1
5とから成る液体−空気ばね系との連成振動系が
構成されていることになる。
上記吸振器を振動数で振動している物体に取
付け、第2容器12から成る振動系の固有振動数
0がになるように、ばね体14、ウエイト1
9、及び空気層15の圧力を選んでやると、物体
の振動振幅が減少する。更に、第2容器12の抵
抗板18を適当に選ぶことにより、適度の減衰効
果を持たせることができる。
ところで、上記吸振器の第1容器11を、タン
カーの船倉として考えると共に液体を船倉内に満
たされた荷油として考えれば、船体の振動防止に
極めて有効となる。
考案の効果 上記本考案の構成によると、第2容器とばね体
とで構成される質量−ばね系の機械式吸振器と、
液体と空気層とで構成される液体−空気ばね系の
流体式吸振器との機能を備えているので、従来の
ように流体式吸振器だけのものに比べて、その構
造をコンパクトにすることができ、また第1容器
をタンカーの船倉として、液体を荷油とすれば、
タンカー自身の振動防止も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は一部切欠側面図、第2図は第1図の
−矢視図、第3図は第2図の−矢視図、
第4図は従来例の断面図である。 11……第1容器、12……第2容器、14…
…ばね体、15……空気層、18……抵抗板、1
9……ウエイト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が開放された第1容器内に、下面が開放さ
    れた第2容器を、第1容器に支持されたばね体を
    介して吊持し、該第2容器内上部に空気層ができ
    るように、上記第1容器内に液体を満たし、且つ
    上記第2容器の重量を調整するためのウエイトを
    設けたことを特徴とする動的吸振器。
JP12126184U 1984-08-07 1984-08-07 動的吸振器 Granted JPS6136740U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12126184U JPS6136740U (ja) 1984-08-07 1984-08-07 動的吸振器

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JP12126184U JPS6136740U (ja) 1984-08-07 1984-08-07 動的吸振器

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Publication Number Publication Date
JPS6136740U JPS6136740U (ja) 1986-03-07
JPH0239070Y2 true JPH0239070Y2 (ja) 1990-10-19

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ID=30680050

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JP12126184U Granted JPS6136740U (ja) 1984-08-07 1984-08-07 動的吸振器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112485A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ihi Aerospace Co Ltd 液体用タンク

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Publication number Publication date
JPS6136740U (ja) 1986-03-07

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