JPS6257558B2 - - Google Patents

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JPS6257558B2
JPS6257558B2 JP52004833A JP483377A JPS6257558B2 JP S6257558 B2 JPS6257558 B2 JP S6257558B2 JP 52004833 A JP52004833 A JP 52004833A JP 483377 A JP483377 A JP 483377A JP S6257558 B2 JPS6257558 B2 JP S6257558B2
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JP
Japan
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platform
pontoons
pontoon
semi
deck
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Application number
JP52004833A
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English (en)
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JPS52111191A (en
Inventor
Bii Baaguman Ganaa
Eichi Gosu Uirubaa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIITEKU
Original Assignee
SHIITEKU
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Filing date
Publication date
Priority claimed from US05/731,007 external-priority patent/US4112864A/en
Application filed by SHIITEKU filed Critical SHIITEKU
Publication of JPS52111191A publication Critical patent/JPS52111191A/ja
Publication of JPS6257558B2 publication Critical patent/JPS6257558B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/0206Control of position or course in two dimensions specially adapted to water vehicles
    • G05D1/0208Control of position or course in two dimensions specially adapted to water vehicles dynamic anchoring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/02Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
    • B63B1/10Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls
    • B63B1/107Semi-submersibles; Small waterline area multiple hull vessels and the like, e.g. SWATH
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B39/00Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude
    • B63B39/02Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by displacement of masses
    • B63B39/03Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by displacement of masses by transferring liquids

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 半沈下型浮遊プラツトホームは、科学的調査、
原油やガスの採堀及び製造を含め各種の海底作業
に要求される。これを使用するには安定したプラ
ツトホームが望ましい。併しながら波の作用は、
動揺(垂直方向の線形変位・以下同じ)、横揺れ
(縦軸中心の角度変位)、及び縦揺れ(横軸中心の
角度変位)から成るプラツトホームの好ましくな
い実質的な振動的変位を起す。荒海においてはプ
ラツトホームの安定性を得るために特に動揺を少
なくすることが望ましい。
半沈下型浮遊プラツトホームは共振システムで
あるので、プラツトホームの共振周期に実質的に
等しい波浪周期(このような波浪周期を本文では
度々共振波浪周期と呼ぶ)を有する海によつてプ
ラツトホームの好ましくない振動的変位が大きく
増加する。よつて共振波浪周期での動揺変位は他
の非共振波浪周期での似通つた波高に対する最高
動揺変位より数倍大きくなり得る。
浮遊プラツトホームの好ましくない振動的運動
を最小にするために従来提案された方法や装置
は、波の運動によつてプラツトホームに与えられ
る非常に大きい動揺力に対抗するには、何れも経
済的に発生し得ないような極めて大きな制御力の
行使を必要とする。半沈下型プラツトホームの場
合はもつと小さくもつと経済的に発生できる制御
力を必要とするが、これもあまり普通に起らない
長い波浪周期での共振がある。併しながら半沈下
型プラツトホームはなお普通に生じる短かい非共
振周期での重要な動揺変位が起る。更に、そのよ
うな短かい非共振波浪周期でのこの動揺変位を低
下させるための設計上の考慮がまたプラツトホー
ムをもつと普通に起るより短かい周期で共振する
ようにする。
本発明の原理により、プラツトホームの垂直速
度(即ち垂直方向の線形変位の変化率)の関数で
ある制動制御力をプラツトホームに与えることに
よつて、半沈下型プラツトホームのような浮遊構
造の好ましくない変位量を低下させる方法及び装
置を開示する。この速度制動技術は半沈下型プラ
ツトホームの変位量を、比較的小さくて経済的に
発生し得る制動制御力を用いることにより、共振
波浪周期において大きく低下させることができ
る。従つて、たとえプラツトホームがそれによつ
て更に短かい波浪周期で共振するようになるとし
ても、短かい非共振周期で実質的に増大した変位
量を有する半沈下型プラツトホームの設計が可能
になる。よつて本発明の更に別の原理により、短
かい非共振波浪周期でプラツトホームの変位量を
実質的に低下させるための方法及び装置をもここ
に開示する。
第1図は現在海底油田採堀作業に使用する半沈
下型プラツトホームであり、直立する4本の中空
の支柱15及び水平に横たわり各々がその支柱の
2本ずつと連結したポンツーン17によつて、水
面19の上方に支持されたデツキ13から成る。
図では只4本の支柱を示してあるが各ポンツーン
17に沿つて支柱15の中間に別の支柱を設けて
もよい。ポンツーン17と支柱15の一部分は水
面19の下に沈んでいる。典型的なものとしてデ
ツキ13は表面が61m平方であり支柱15とポン
ツーン17のそれぞれは約74.4m2の横断面をもつ
ている。ポンツーン17は支柱15を越えて距離
Eだけ延長しこれは通常約12.2mよりは小であ
る。プラツトホームの動作上の喫水は15.2ないし
21.3mである。波浪があると支柱15とポンツー
ン17に振動作用が働きプラツトホームの上下動
揺が起る。動揺振幅は波浪周期(即ち静止点から
測つた波頭間の時間)の関数である。
第2図は第1図のプラツトホームに対する典型
的動揺曲線を示す。曲線21は横波及び正面波に
対するほぼ同じ曲線である。垂直軸は所定の振幅
(例えば4.6m)で測つた動揺振幅に対する波浪振
幅の比の絶対値を示し、水平軸は波の周期を秒で
示す。従つて所定の波浪周期に対しては動揺振幅
は曲線上の対応点の値に波浪振幅を乗じたものに
等しい。曲線21はプラツトホームの物理的抵抗
力に対して修正した2つの主要分力の合成であ
る。これら2つの分力とは波浪によつて支柱の下
端に加わる振動力への応動及びポンツーンに加わ
る振動力への応動である。
ある波浪周期においては支柱の力はポンツーン
の力に対して反対である。このような力を第3図
に示してあり、これは第1図のような半沈下型プ
ラツトホームの側面を概略的に大きな波浪26の
ある場合について示したものである。波頭32が
過ぎ去ると波によつて起つた動圧力は波面の深さ
と共に減ずる。所定の垂直寸法Dのポンツーンに
おいては、支柱15の上に向う力Fcに反してポ
ンツーンに下向きに働く動的差動圧Fpが生ず
る。
曲線21はプラツトホームの動揺が実質的に波
浪周期の関数として変化することを示している。
特に最大の動揺はRで示したプラツトホームの共
振領域で起る。共振領域では支柱の下端に働く上
向きの力が支配的である。最も小さい動揺はB点
及びC点で起る。C点においては支柱の上向きの
力Fcとポンツーンの下向きの力Fpは、プラツト
ホームの小さい抵抗力があるため正味の値がゼロ
にならないとしても打消し合う。B点においても
支柱とポンツーンの力FcとFpは打消し合つて正
味の値はゼロになろうとする。領域Pにおいては
もつと小さい動揺の最大値が起り、ポンツーンに
働く下向きの力Fpが支配的となる。領域Pでの
動揺の最大値は波浪振幅の約0.4であり、領域R
での動揺の最大値は波浪振幅の約2倍位大であ
る。このようにして波浪周期約12秒で波高値が
3.05mの海ではプラツトホームの揺動は1.22mで
あるが、波高が同じでも波浪周期が約18秒の海で
は6.1mにも達する。
領域Pでの動揺最大値によつて重要な動揺の問
題が起る。なぜならそれはもつと普通にあらわれ
る波浪周期によつて起るからである。併しながら
領域Pでの動揺最大値を少なくしようとする設計
的考慮は領域Rでのもつと大きな動揺最大値を18
秒以下の短かい波浪周期に移す傾向をとる。この
ことは従来、18秒以下の波浪周期がより起りやす
いものであるため望ましくないことであり、プラ
ツトホームは上記理由で低下した共振周期におい
て波浪を受けやすくなる。併しながらプラツトホ
ームの動揺速度の関数でありそれと逆位相の振動
的制動力を、本発明の原理によつてプラツトホー
ムに加えることにより、共振的動揺を有効且つ経
済的に、比較的小さな力によつて妥当なレベルに
まで低下させることができる。本発明の原理によ
り、更にプラツトホームは非共振の振動的動揺を
妥当なレベルまで減ずるように再設計することも
できる。
速度減衰の効果および速度の関数であり速度と
逆位相の力を加えることは、例えば変位又は加速
度の関数である力から明らかなように、減衰共振
システムの次のような基本振動方程式を考察する
ことにより理解することができる。
mX¨+CX〓+KX=Pp sioωt (1) ここにX、X〓及びX¨は変位、速度及び加速度を
それぞれ示し、Kは反発係数(又はばね定数)、
Cは減衰定数、mはシステムの質量、Ppは加振
力の尖頭振幅、ωは掻乱作用の変動周波数、また
tは時間を示す。(1)式全体をmで割ると、 X¨+PX〓+rX=Fp sioωt (2) ここにPはC/m、rはK/mに等しくFpはPo/
mに等しい。(2)式からシステムの変位は次のよう
に示すことができる。
X=F sio(ωt−ε)/〔(r−ω)+p
ω1/2(3) ここにωは位相角である。
システムの速度は次のように表わし得る。
X〓=F ωcpsωt−ε)/〔(r−ω
+pω1/2(4) (2)式から制動力は次のようになる。
PX〓=Fppωcps(ωt−ε)/〔(r−ω
+pω1/2(5) 共振時はr−ωがゼロに等しく位相角ωは90
゜に等しい。従つて(5)式は次のようになる。
pX〓=Fppω/(pω1/2cos(ωt−π/
2)=Fp s io ωt (6) (6)式は共振時制動力PX〓が加振力Fp sioωt
に等しいことを表わす。換言すればプラツトホー
ムに働く他のすべての力は、質量と加速度による
慣性も、ばね定数とその変位によるばね力も、プ
ラツトホームに対し影響をもたない(共振時は互
に等しく相反するので)。従つてもし、プラツト
ホームの速度の関数としてそれと逆の位相に制動
力が加えられるとそれは有効に波浪によつて起つ
た掻乱作用を防止する。(5)式から、他の周波数に
おいては(r−ωの項がゼロでなく常に正
であるので制動力PX〓の振幅はFp sinωtでな
くそれより小さいことが判る。即ち制動力は最も
有利な場合即ち共振時に確実に最大振幅となり他
の周波数においてはより小さい振幅となる。
(6)式を吟味すると、共振時にプラツトホームの
動揺速度に比例した正弦波の力が発生したとすれ
ば、それは確実にプラツトホームに加えられる正
弦波の、波浪による掻乱作用であることが判る。
更に制動力PX〓(システムの速度と制動係数の
積)は共振時制動係数に無関係に一定の尖頭値を
もつ。即ちもし制動係数Pが増加すると付随的に
速度X〓が減少しまたその逆も起るのでこの2つの
積は常に一定になる。上記システムにおいては、
共振時の制動力の一定尖頭値は、掻乱作用に反し
て働く必要のある力の大きさが、発生システムか
ら取り出し得る力の限度内にある限り、存在し続
ける。
第4図は、プラツトホームの抵抗によつて得ら
れるようなごく小さい制動力をもつた第1図に示
すようなタイプの半沈下型プラツトホームの寸法
モデルの、実験的に求めた動揺応答曲線50、及
び速度に比例する制動を与えた同一寸法モデル
の、実験的に求めた動揺応答曲線52を示すもの
である。垂直軸は単位波浪振幅(実験の目的上
4.57mをとる)に対する動揺振幅の倍率を絶対値
で示し、水平軸は波浪周期を秒で表わす。曲線5
2は50%の臨界的制動に基づくものである。臨界
的制動とは共振システムを静止位置から変位した
とき静止位置を漸近線としてこれに向つて復帰さ
せ且つようやく反対向きの変位を避けるような制
動量である。数学的には(1)式で示すような制動調
波システムはC2=4mKの時臨界制動が起る。速
度比例制動を用いることにより18秒の共振波周期
での最大プラツトホーム動揺振幅が波浪振幅の2
倍以上から約0.1倍まで有意的に減ずることが第
4図から判る。更に12ないし13秒の部分での非共
振周期での低い方での最大プラツトホーム動揺振
幅が、波浪振幅の約0.4から0.25以下まで低下す
る。
第4図において、第1図に示すような4支柱の
プラツトホームで波高値が4.57m(15フイート)
の場合の1支柱当りの制動力をトンで示したもの
を若干の波浪周期について水平軸の下に示してあ
る。相当に低下した動揺応動曲線52を得るた
め、極めて容易に用い得る、また経済的に実現可
能な大きさの、制動力を利用できることが判る。
図示のような動揺振幅の低下を得るため、プラツ
トホームの共振の18秒の波浪周期において、1支
柱当り約24000Kgの尖頭制動力を用いてある。こ
の24000Kgの尖頭制動力は、18秒の波浪周期中に
動揺速度と波動力の正弦的変化と共に正弦的に変
化するであろう。12ないし13秒の非共振波浪周期
においては図示のような動揺振幅の低下を得るた
めに1支柱当り約86000Kgの尖頭制動力を用い
る。12mもの大きい支柱をもつた第1図のような
タイプのプラツトホームにおいては、支柱内部で
の平均水面から約0.45mの実際的な水位変化によ
り50000Kgの力が働くので、前記のような制動力
は極めて実現性のあるものであることが判る。
第5図において、第1図に示したような半沈下
型プラツトホームを速度制動する能動的水圧シス
テムを示す。このシステムは実際の水位を常にプ
ラツトホームの垂直速度に比例した量だけ平均水
位の上又は下に維持するように海水を移動させる
ため空気圧を使用する。このシステムは、この場
合底が開いた1つの支柱15の中に設ける。プラ
ツトホームのそれぞれの支柱に同様なシステムを
設けることは望ましいことである。上下の横の隔
壁56と58、水位64、及び縦の隔壁60は支
柱15の下方部分を空気(又は他のガス)を含ん
だ3つの空室62,66,及び68に分割する。
望ましくはルーツ型(低圧大容量の送風機)の空
気ポンプ70は、バルブ78及び導管74を経て
空室62と、又導管76を経て空室68と通ずる
入力導管72を備える。またポンプ70はバルブ
86及び導管82を経て空室62と、又導管84
を経て空室66と通ずる出力導管80を備えてい
る。支柱15の開いた底部で形成されたバラスト
タンク内の水位は空室62内の空気圧によつて制
御される。支柱15の下端近くにあるバラスト水
位検知器88ははバラスト信号を発してプラツト
ホーム内のバラスト水量を示し、従つて作動する
反動揺力の大きさを示す。
図の装置においては空気は常に同一方向に送ら
れ、常時空室66を比較的高圧力に、又空室68
を比較的低圧力に維持する。もしバルブ86が開
くと、空室66からの高圧空気が空室62に入つ
てバラストタンク内の水を押出し、それによりプ
ラツトホームの垂直上昇力を増加させる。もしバ
ルブ8が開くと空室62からの空気が低圧の空室
68に入り、それによりバラストタンクに向つて
水を送つて垂直下向分力を生ずる。例えばもし水
位64が約21.3mの深さにあり空室62内の圧力
が約3.2Kg/cm2(ほぼ周囲の水の圧力)であるとす
れば、空室66は約3.8Kg/cm2の圧力をもち、又空
室68は2.46Kg/cm2の圧力をもつ。この方式は空
室66と68のこの圧力差を維持するよう一方向
に一定の速度で連続的に運転させられるポンプ7
0の要求する仕事を少なくするのに役立つ。ポン
プ70は水面71の上方に位置するように示して
はあるが、これは空室66と68間の隔壁60と
が、又は容易に手入ができるようにプラツトホー
ムのデツキとかの、他の場所に位置させてもよ
い。このポンプは海の状態で定まる一定の動作レ
ベルで運転し、高い海面では高いレベルで、又低
い海面では低いレベルで運転することが好まし
い。
バルブ78と86を操作するため、第6図に示
すような閉回路制御システムを使用する。このシ
ステムではプラツトホームの垂直動揺速度を検知
してそれに比例する信号を発生する垂直速度検知
器90を含んでいる。垂直速度検知器90は、出
力が速度信号を示すように積分される加速度検知
デバイスとか、又は出力が速度信号を示すように
微分される垂直変位検知デバイスのような、在来
のいくつかの方式の1つから成るものでよい。こ
のような垂直変位検知デバイスは第7図に示すよ
うにケーブル92から成り、それは一端が海底の
重錘94に固定せられ、プラツトホームのデツキ
13上の索車96を経て上に延長し、他端がプラ
ツトホームのデツキに固定せられ、よつて索車の
軸回転が直接プラツトホームの垂直動揺偏差に比
例するものである。索車の軸回転はポテンシヨメ
ータ98のアームを駆動し、導線100に直接プ
ラツトホームの垂直変位に比例する出力信号を供
給する。この出力信号は微分回路102により微
分され、出力導線104に直接プラツトホームの
変位の一次導関数(即ちプラツトホームの速度)
に比例する速度信号を供給する。この信号はまた
プラツトホームの変位方向(上又は下)によつて
定まるセンス又は極性をもつ。
第6図に示すように導線104上の速度信号は
利得制御回路106に供給され、この制御回路1
06は差動回路108に1つの入力を与える。第
5図のバラスト水位検知器88からの導線110
上のバラスト信号は差動回路108に他の入力を
与える。このバラスト信号は、一定断面のバラス
トタンクに対する平均水位の上方又は下方への相
違量(または平均水位の上方又は下方の水の容
積)に比例し、且つ実際の水位が平均水位の上に
あるか下にあるかによつて定まるセンス又は極性
を備えている。差動回路108は2つの入力間の
代数差に比例する差動信号出力を出す。この差動
信号は増幅器112で増幅せられて極性回路11
4に供給され、この極性回路は差動回路108か
らの差動信号のセンス又は極性によつて定まる出
力信号を導線116又は118に供給する。導線
116または118上の出力信号はバルブ制御器
120または122にそれぞれ供給せられてバル
ブ78または86をそれぞれ制御するので、バラ
ストタンク内の水位が差動回路108からの差動
信号を低下させるような方向に変化する。制御回
路は在来のオンオフのサーボループ式動作でよい
ので、バルブ制御器120及び122に供給する
出力信号は差動回路108からの差動信号に比例
する必要はない。
ある瞬間にプラツトホームの動揺運動が上向き
であると仮定すると、バラストタンク内の実際の
水位が、上向き(正)のプラツトホーム速度に比
例(線形制動に対し)する量だけ平均水位より高
い(正)なら、適切な方向の制動力が発生する。
もし実際の水位が充分に高くないなら、正のプラ
ツトホーム速度信号は正のバラスト信号より大き
く、差動回路108によつて正の差動信号が発生
し、センス回路114によりバルブ制御器120
を動作させる。これによつてバルブ78を開き空
室62の圧力を低下させてバラストタンクに多く
の水を入れ、遂にその中の平均水位を越える水量
がセンスをもつたプラツトホーム速度に比例する
までになり、それにより差動信号がゼロになつて
バルブ78が閉じる。もしバラストタンク内の実
際の水位が高過ぎプラツトホームの速度が正であ
るなら差動信号は負(より大きい正のバラスト信
号をより小さい正の速度信号から代数学的に差引
く)となりセンス又は極性回路114によつてバ
ルブ制御器122を動作させる。これによりバル
ブ86を開いて空室62内の圧力を増加させ、バ
ラストタンクから多くの水を出し遂に差動信号が
再びゼロになる。バラストタンク内の水位が平均
水位より低いプラツトホームの下向動揺運動に対
しても制御システムは同様に動作をする。
第8図は第1図に示すような半沈下型プラツト
ホームの支柱の1つ又はそれ以上に使用するため
の、別の水圧安定システムを示すものであり、プ
ラツトホームの極性ある垂直動揺速度に比例した
反動揺力を発生するものである。内部に本システ
ムを備えた各支柱15はその底で周囲の海に開放
され、且つ上下に横方向の隔壁128と130を
備えており、この2つは水位面136と共に支柱
15の下方部分を、空室132と134に区分す
る。空室134の内部に取付けたバラスト水位検
知器138は第5図のバラスト水位検知器88と
同様に作動する。支柱15内又はその近くに適当
に取付けるか、好ましくは周囲の水位142の上
方に取付けた空気ポンプ140は、空室132に
通ずる第1管路144及び空室134に通ずる第
2管路146を備えている。このシステムにおい
ては平均空気圧は空室132と134で同じであ
り、且つ空室134の平均水位と同じ深さでの支
柱15外の海水の周囲圧に等しい。このことは空
気をどちらの方向にでも送り得るポンプ140の
要する仕事量を最小にする。ポンプ140は、空
室134内の空気圧を高め又は低下させ、従つて
所要の制動力を得るように空室内の水位を低下又
は上昇させるために用いてある。
第9図で示すようにポンプ140を制御するた
めの制御システムは、出力信号(大きさが偏位に
比例しセンス又は極性が変位方向により定まる)
を発生するための垂直動揺検知器150、及び利
得制御器154に動揺速度に比例した信号を送る
ため前記出力信号を微分する微分器152によつ
て形成される垂直速度検知器から成る。システム
の有効制動係数は利得制御器154の利得を変え
ることにより容易に変化させることができる。1
つの入力を利得制御器154から、他の入力をバ
ラスト水位検知器138から受けて差動回路15
6として作動するサーボ制御器は、これら2つの
入力信号間の代数差のセンスに従つて、サーボモ
ータ158を一方向に又は他方向に操作する。バ
ラスト水位によつて起り且つプラツトホームの動
揺速度に比例するところの反動揺力を維持するた
め、水位136を所要の如く変えるようにサーボ
モータ158は、第6図について述べたのと実質
的に同様にして、ポンプ140を一方向又は他の
方向に駆動する。
これまで述べたシステムはプラツトホームの動
揺速度の線形関数(速度に比例し位相が反対)で
ある反動揺制動力(ニユートン反動力)を発生す
るものであつたが、動揺速度の非線形関数である
ような反動揺制動力も益するところがあり使用す
ることができる。例えば反動揺制動力は極性を有
する速度の2乗に比例させることができ、その場
合低速度においては比較的小さい制動を行ない、
高速度においては極めて大きい制動を行なう。反
動揺制動力は予め定めた速度範囲で速度に直接比
例するようにすることもでき、その速度の上又は
下では制動力の発生が飽和する(即ち、それ以上
大きい制動力を発生できないか又は発生しようと
しない)。
第10図において、多くの場所でプラツトホー
ムの能動的水圧安定システムを示す。このシステ
ムは実質的に水位252の位置で支柱15内に取
付けたバラストタンク250を使用し、この場合
プラツトホームは浮いており、支柱の底まで延長
して外の海水に通ずる水を満たした導管254を
備えている。可逆ポンプ256は一方に導管25
8を経て外気に通じ、他の側で導管260を介し
てバラストタンク250に接続する。このように
この方式においてはポンプの荷重を少なくするた
めの独立した圧力空室を必要としない。ポンプ2
56は第9図に示したものと同様な制御システム
により制御することができる。既に述べたように
ポンプ256は、極性あるプラツトホームの動揺
速度の差、及びバラスト検知器262で検知した
平均容積に対するバラストタンク250の水の容
積の差に応じて制御される。
第11A図及び第11B図において更に他のプ
ラツトホームの能動的水圧安定システムを示して
あり、これは第1図に示したような既設のプラツ
トホームに外からの追加が可能であり、プラツト
ホームの内部構造を変更することなく又プラツト
ホームの受動的応動特性を変えることなく、本発
明による利益を得ることができる。これは小価格
の空気ポンプによつて使用でき加圧した空気を貯
える蓄圧槽の使用を必要としない。このシステム
は、底部で海水に向つて開き且つ外の水位が記号
11で示すようにほぼタンクの側面を2分するよ
うな位置で、プラツトホームの支柱に取付けたタ
ンク10から成る。例えば遠心型又はその他の低
圧大容量の送風機から成る空気ポンプ12が、プ
ラツトホームの運動を抑制するに要する大きさと
位相で、タンクの空室18に空気圧を与える。送
風機に対しての送風の指令は只制御制動力を与え
るに要するものだけである。第11A図に示すよ
うに、下向きの制御制動力を与えるにはバルブ1
4を介して空室18から空気を抜きバルブ20に
よつて大気に放出する。反対に、上向きの制御制
動力を与えるには第11B図に示すように、バル
ブ16によつて大気から空気を吸込みバルブ22
を介して空室18に送り込む。その時により、タ
ンク10内の下向きの制御力のための水位は周囲
の水位より高く、上向きの制御力のための水位は
周囲の水位よりも低い。もしバルブ14,16,
20、及び22が開いたとすればタンク10内の
水位は、タンクの底での変化する波の圧力に応じ
て自由に上昇し下降する。よつてこのようなタン
クを追加することはプラツトホームの受動的応答
特性を変えるものではない。
第12図において、明瞭にするためプラツトホ
ームのデツキ13の一部を破断して、タンク10
が支柱15の外側円周面に取付けられたものを示
す。タンク10は任意の形でよく、それはプラツ
トホームの特殊な支柱設計に適合する。円筒状の
支柱15に対してはタンク10は三日月形であり
支柱の水面位置でフエンダーのような形となる。
第13図において、デツキ40とポンツーン4
4の間で4本の支柱の各々にタンク10を取付け
た半沈下型プラツトホームを示す。タンク10は
任意の形でよいとはいえ、プラツトホームを安定
にするためにそれぞれの位置で充分な制御力を発
揮するように、充分大きいものでなければならな
い。大きさ約3720m2の典型的プラツトホームに対
しては各々が約23.3m2の断面積をもち0.42Kg/cm2
まで圧力を加えられたタンク10が求める量の制
御制動力をもつであろう。タンク10はまたその
底が、使用される場所の水の変化する表面状態の
中に沈められるように設計せねばならない。
タンク10のバルブ及び送風機は第6図に示す
ような動的制御システムによつて制御してもよ
い。このようなシステムにおいては第14図で示
すように、遠隔ユニツト(RU)46によりバル
ブ及び送風機に指令信号を発し、それによりプラ
ツトホームの安定化に必要な制御制動力を生ずる
ための空気圧を発生する。遠隔ユニツト(RU4
6はまたフイードバツク信号を受信し、それは、
計算機がプラツトホームの運動の抑制のため計算
操作を行なつている間に、タンク10の圧力のリ
アルタイム状態をオンライン計算機に伝送する。
上記の能動的水圧安定システム又はそのバラス
トタンク部分の一部は、支柱でなくプラツトホー
ムのポンツーン内に取入れてもよい。能動的流体
力学的及び受動的システムなど、他のシステム
も、プラツトホームの共振時の動揺振動に対し有
効に作動する速度比例制動力を発生するために使
用することができる。このような受動的システム
は、一端を海底に固定し、プラツトホームのデツ
キに固定したシリンダーで支持するピストン上に
取付けた索車を通過し、他端をプラツトホームの
デツキに固定した伸張ケーブルから成るものでも
よい。このシリンダーはピストンの下側にオイル
を満しピストンの上側に通気孔をもつた空気室を
設けたもので、制油口をもつ導管を介して与圧油
溜に接続する。動乱する波によつてプラツトホー
ムが上昇すると、ピストンはシリンダー内で下方
に移動しようとするが、シリンダーから油溜への
油流の制限により部分的に抑制される。よつてピ
ストンは索車と伸張したケーブルの間にあつて、
ケーブルの張力を増すように働き、上向きに運動
しつつあるプラツトホームに増大した下向きの力
を与える。この制油口による増大した下向きの力
はプラツトホームの上昇速度の関数である。プラ
ツトホームが下方に運動するとケーブルの張力が
減じ油溜の与圧オイルはピストンを上向きに、ケ
ーブルの張力減少に反するように動かそうとす
る。併しながら、油溜からシリンダーへのオイル
の流れも制限を受け、従つて伸張したケーブルと
与圧されたオイルによつてプラツトホームに加わ
る下向きの力は減少する。このことは、下向きの
動揺運動に抗しまたプラツトホームの垂直速度の
関数でもある正味の上向きの分力をあらわす。こ
の受動システムによつて発生した反動揺制動力
は、ピストンと油溜間に設けた制油口の方式によ
り線形にも非線形にもすることができる。
垂直動揺速度の関数としての反動揺制動力を発
生する上記説明を行なつたシステムは、普通に行
なわれるものより短かい自然動揺周期をもつた半
沈下型プラツトホームの設計を可能にする。この
ような設計は比較的大きい支柱断面と比較的小さ
いポンツーン断面によつて特徴づけられる。この
ような設計によれば自然動揺周期よりも実質的に
短かい周期で小さい揺動となり、またプラツトホ
ームはより大きく変化し得るデツキの荷重容量を
もつ。その上プラツトホームは支柱寸法に比し小
形化したポンツーン寸法により、より小さい横揺
れ及び縦揺れ運動を行なう。上記で説明したシス
テムをプラツトホームの4隅の支柱の各々に設け
ることにより、又それらを各支柱の垂直運動を抑
制する制御力を更に発生するため、それぞれ支柱
の垂直速度の関数として使用することにより、横
揺れ及び縦揺れ運動はもつと減ずることができ
る。
プラツトホームの共振波浪周期での望ましくな
い振動的動揺を抑制するため、上記安定システム
の何れかを採用したプラツトホームも、第2図の
動揺特性曲線21のP領域での小さい方の動揺最
大値によりなお非共振波浪周期での大きな動揺運
動を起すかも知れない。本発明の別の観点に従つ
て第15図は、曲線21のP領域の揺動特性を実
質的に減ずる改良式半沈下型プラツトホームの設
計図を示すものである。この改良式半沈下型プラ
ツトホームの設計においては、デツキ41が4本
の支柱43,45,47及び49により、又支柱
43,45及び47,49の下端にそれぞれ連結
する非均一の断面をもち水面下に沈んだポンツー
ン51と53により、支持されている。例えば、
ポンツーン51は距離Lだけ支柱43及び45の
外方に延長する部分57と59、及びこれら支柱
の内側に延びる小断面部分55を有し、従つてこ
の部分は外側部分57と59より単位長について
はより小容積である。ポンツーン53の内側及び
外側の各部分は同様な形態である。
支柱直径が12.2m、支柱の中心から中心の間隔
が61mのものについては、各ポンツーンに連結し
た2支柱の中心がポンツーン末端からほぼポンツ
ーン全長の1/4だけ内側に位置し、又各支柱を越
えて延長する各ポンツーンの外側部分の距離Lが
約24.4mのとき、第2図の曲線21のP領域での
プラツトホームの有効な揺動減小が、各々ポンツ
ーンが直径7.93mの内側部分をもち、直径が各々
10.4mの外側部分57及び59をもつときに、生
ずることが判明した。各ポンツーンの全長は
122m程度でなければならない。
ポンツーンは上記のものとは異なる形状寸法を
もつことができることを知らねばならない。一般
的にプラツトホーム構造は1つの基準点をもち、
そのまわりに構造の各区画が配置される。各区画
内でポンツーンの長さの1部分が、その区画内で
ポンツーンに取付けたすべての支柱に配分され
る。本発明に従えば、ポンツーンの設計は次のよ
うにしなければならい。即ち例えば20秒の波浪周
期をもつ波長の長い波に対しては、1区画内の1
つのポンツーンの配分された部分に働く動的力の
有効中心は、その区画と関係する支柱の排除部の
重心の外側になる。これはポンツーンの外側部分
の直径を伸長するか或は増加することによつて得
られる。第15図においてプラツトホームの基準
点は点31で指定されその区画はデツキ41の表
面の4つの象限に相当する。1つの区画に位置す
る支柱45の重心はその縦軸にあり、又支柱45
に配分でき同一区画内に位置するポンツーン部分
Aに働く動的力の有効中心は支柱45の重心の外
側でポンツーン51の縦軸に沿つて配置される。
もし追加の支柱33を支柱43と45の間(また
支柱47と49の間にも)に入れると支柱33の
縦方向の1/2の部分35はポンツーン51の1/2の
部分Aに配分できる。この形状においては支柱4
5と支柱33の1/2の部分35の重心は支柱33
と45の縦軸の中間でポンツーン51に沿つて位
置する。ポンツーン部分Aに働く動的力の有効中
心はなお支柱45の重心の外側に位置する。
第16図は第15図の半沈下型プラツトホーム
について、波が通過するときの波浪周期の関数と
しての動揺力を示すものであり、プラツトホーム
に作用する小さい抗力の影響は無視してある。曲
線61は支柱に作用する合計の波の力を表わし、
曲線63はポンツーンに作用する合計の力を示
す。この2つの曲線の合計は曲線65で示してあ
る。曲線65は周期が約13秒のP′の領域で最大値
をもつた負のハンプ(プラツトホームの正味の下
向きの力を示す)のあることが見られる。
第3図を参照すれば判るように、プラツトホー
ム中心に表われる波頭を考えて解折を行なうと、
ポンツーンの各部分は全体の動的な力に対して同
じようには作用していない。特に内側の部分は波
頭近辺にあるため単位容積について動的な力が大
きく作用するのに、外側部分は波の谷に近い位置
にあるため単位容積について作用する動的な力が
小さい。波頂から1/4波長の距離でのポンツーン
部分に作用する力はゼロである。第15図に示す
形状のポンツーンについては、支柱の内側のポン
ツーンの排水量は支柱の外側のポンツーンの排水
量より小である。従つて波があるとき、ポンツー
ンの内側部分は、ポンツーンがその全長に亘つて
均一な断面である場合よりも、ポンツーン全体の
動的な力のより少ない割合いを受持つことにな
る。更にこのポンツーンの長さと形状はその各部
分に作用する波の力を位相の異なつたものにす
る。結局波の頂点があつてもポンツーンの全体の
動的な力は減じ従つてP′の領域での動揺を抵下さ
せることになる。
第15図に示すような半沈下型プラツトホーム
に対する動揺特性曲線39を、第1図に示すよう
な普通の半沈下型プラツトホームに対する動揺特
性曲線21と比較して第2図に示してある。この
比較図は約9〜15秒の範囲の短かい非共振の波浪
周期での揺動作用が実質的に改善されたことを示
している(9〜15秒の範囲では外界で発生する制
動力は約18秒の共振周期の点よりもあまり効果的
に作用しない)。第1図のような在来のプラツト
ホームにおいては、13秒の波浪周期に対する動揺
作用は0.4である。よつて9.15mの波長の波による
プラツトホームの垂直偏位は3.66mである(即ち
プラツトホームを油田の採掘作業に使用できない
ような大きい偏位である)。それに引換え第15
図の改良型プラツトホームでは、同じ波浪周期に
対し動揺量が0.2よりも小で、波長9.15mの波によ
る垂直偏位は1.8mより小さい。この程度の偏位
は海底採掘作業の可能な範囲内のものである。第
15図の改良型プラツトホームについての動揺特
性曲線39は前からの波及び後からの波がある場
合に求められる。斜方向の波に対する動揺量は、
たとえ在来のプラツトホームに対するものより実
質的になお小さいとはいえ、やや大きいことが判
つた。
第17図に示すように、ポンツーン77に取付
けた2つの支柱73、及びポンツーン79に取付
けた2つの支柱75によつて支持したデツキ69
を有し、そのポンツーンの中心線81と83がそ
れぞれこれらポンツーンに結合した支柱の中心線
85と87から距離Sだけ横に外方に移動するよ
うにポンツーンを配置したプラツトホームを採用
することによつて、その横波に対する揺動量を更
に改善することができる。このようにして各ポン
ツーンの動的な力の有効中心(軸方向に対称的な
ポンツーンに対して排水容積の有効中心)は関連
する支柱の中心の外側に位置する。第15図につ
いて前に述べた支柱及びポンツーンの寸法に対し
ては、各ポンツーンの中心線と対応する支柱の中
心との間の喰違い寸法Sはほぼ3.66〜4.57mであ
ることが好ましい。このようにしたポンツーンの
喰違いは、第15図の型式の場合よりも、プラツ
トホームの中心の基準に対し又相互に対しもつと
位相のずれた動的な力を発生し、それによつて横
波のある場合のポンツーンの合計の動的な力を低
下させる。
第18図は横波のある場合に改善された揺動作
用を得るための他のプラツトホームを示す。この
場合デツキ91はポンツーン97に取付けた2つ
の支柱93及びポンツーン99に取付けた2つの
支柱95によつて支持される。支柱93と95
は、上記の喰違い距離Sによつて得たと同じ結果
を得るため、充分な距離だけ外方に傾斜してい
る。各支柱の水面101下の部分はポンツーンと
して作用する。なぜならそれは支柱容積103の
典型的インクリメントによつて示すように、動的
な波の力を受ける上下の表面を完全に沈めている
からである。
第19A図及び第19B図は、どの方向からの
波(即ち前方、後方、斜方向及び横方向)があつ
ても揺動作用が抑制されるように、斜め外向きの
ポンツーン115を備えたプラツトホームを示
す。この場合はポンツーンの動的な力121の有
効中心をそれぞれの支柱の中心線119の外側に
距離S′だけ移すように、デツキ111の対角軸1
17と一致して斜め外方に延長するポンツーン1
15にそれぞれ取付けた4つの支柱113によつ
てデツキ111を支持する。支柱113は対角軸
117に一致して垂直に又は外に傾けて配置して
もよい。この配置においてはポンツーンの動的な
力は、プラツトホームの中心での基準に対し又相
互間で一層位相がずれ、それによりポンツーンの
総合的動的力を減じてどの方向からの波があつて
も揺動作用を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は海底採掘作業に現在使用されている型
式の普通の半沈下型プラツトホームの斜視図であ
る。第2図は第1図に示すような普通の半沈下型
プラツトホームの(上下)動揺量、及び本発明の
原理を実施した第15図に示すような改良式半沈
下型プラツトホームの動揺量を波浪周期の関数と
して示した図表である。第3図は第1図に示すよ
うな普通の半沈下型プラツトホームのポンツーン
及び関連の支柱に与えられる波の力の図式的説明
である。第4図は第1図に示すような普通の半沈
下型プラツトホームの動揺量を波浪周期の関数と
して、速度制動したものとしないものの双方につ
いて示す図表である。第5図は本発明の一実施例
によつて半沈下型プラツトホームを水圧速度制動
するための装置を示す。第6図は第5図の装置の
ための閉回路制御システムのブロツク図を示す。
第7図は第6図の垂直速度検知器の典型的様式を
示す。第8図は本発明の他の実施例によつて半沈
下型プラツトホームを水圧速度制動するための別
途の装置を示す。第9図は第8図の装置のための
閉回路制御システムのブロツク図である。第10
図は本発明の他の実施例によつて半沈下型プラツ
トホームを水圧速度制動するための更に別の装置
を示す。第11A図及び第11B図は本発明の他
の実施例によつて半沈下型プラツトホームを水圧
速度制動するための、制御タンクの動作原理を示
す断面図である。第12図は第11A図及び第1
1B図の制御タンクを備えた半沈下型プラツトホ
ームの一部分の破り取つた平面図である。第13
図は第11A図及び第11B図に示す型式の4つ
の制御タンクを備えた半沈下型プラツトホームの
斜視図である。第14図は動的作動抑制制御シス
テムにおける第11A図及び第11B図の制御タ
ンクの機能説明図である。第15図は本発明の他
の実施例による改良式半沈下型プラツトホームの
斜視図である。第16図は第15図の改良式半沈
下型プラツトホームの動揺力を説明する図表であ
る。第17図と第18図は本発明の他の実施例に
よる改良式半沈下型プラツトホームの概略的な側
面図である。第19A図と第19B図は本発明の
更に別の実施例による改良式半沈下型プラツトホ
ームのそれぞれ概略的な平面図と側面図である。 13…デツキ、15…支柱、17…ポンツー
ン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 デツキと、該デツキを支持するよう該デツキ
    に取り付けられた複数の支柱と、該支柱の各々の
    下端部が水中に浸されるようになつていること
    と、該支柱の下端部に取り付けられ全部が水中に
    浸される複数のポンツーンとからなり、水域にお
    いて使用される半沈下型浮遊構造体において、前
    記支柱及びポンツーンの各々は前記デツキを水面
    の上方に支持し且つ構造体の基準点のまわりの区
    画に配分可能であり、各区画内にある支柱の部分
    が該支柱の排水容量の重心を有し、及び各区画内
    にあるポンツーンの部分がそこに働く長波の動的
    ポンツーン力の有効中心を有し、該有効中心は同
    じ区画内にある支柱の部分の排水容量の前記重心
    の外側に配置されており、 前記支柱がデツキの四隅付近に取り付けられる
    4つの主支柱を含み、ポンツーンが平行関係に配
    置された2つのポンツーンを含み、これら2つの
    ポンツーンが前記主支柱の別々の組のうち関連す
    るものに各々に取り付けられており、 前記ポンツーンの各々は関連する組の主支柱の
    間を延伸する内側の部分と、より大きな排水容量
    を有し関連する組の主支柱の外側に延伸する外側
    の部分とを有する、半沈下型浮遊構造体。 2 前記ポンツーンの各々は関連する組の主支柱
    の間を延伸する内側の部分と、該内側の部分より
    大きな断面領域を有する外側の部分とを有する、
    特許請求の範囲第1項記載の半沈下型浮遊構造
    体。 3 前記2つのポンツーンのそれぞれの中心線が
    そのポンツーンの取り付けられた支柱の中心から
    外方に横方向へとずれており、横波のある場合に
    ポンツーンの合計の動的な力を低下させる、特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の半沈下型浮遊
    構造体。 4 前記支柱は前記デツキから外方に傾斜し、前
    記ポンツーンは関連する支柱の各々に対し支柱の
    外端に取り付けられており、横波のある場合にポ
    ンツーンの合計の動的な力を低下させる、特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の半沈下型浮遊構
    造体。
JP483377A 1976-01-19 1977-01-19 Method of stabilizing semiisinkage type floating structure and its device Granted JPS52111191A (en)

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US73100676A 1976-10-08 1976-10-08
US05/731,007 US4112864A (en) 1976-10-08 1976-10-08 Heave stabilization of semi-submersible platforms

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52111191A JPS52111191A (en) 1977-09-17
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