JPH03143658A - 手動走査式記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は手動により記録媒体上を走査させて記録を行う
手動走査式記録装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の印刷装置における紙送り機構や、装置の大きさに
より、記録媒体である記録紙の形状に関して存在する限
界を除去し、いかなる大きさの用紙や書籍等の厚い用紙
上であっても印刷を行うことができる印刷装置として、
筆記具のように手動走査により用紙の任意の位置に印刷
することができる手動式の印刷装置（以下ハンドプリン
タと称す）が数多く提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このような従来のハンドプリンタは、手動によ
る走査であること、および、ハンドプリンタの印字箇所
はハンドプリンタ本体に隠れてしまっているために、用
紙の罫線上に印字したい場合、その位置合わせが非常に
難しいという問題があった。

本発明の目的は上記問題に鑑みてなされたもので、容易
に罫線と任意の間隔をもって文字等を記録できる手動走
査式記録装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明は手動により記録媒体
上を走査して記録ヘッドにより記録を行う手動走査式記
録装置であって、少なくともｌ走査分の記録データを保
存する手段と、記録媒体上の罫線を検知する手段と、該
検知手段の検知に応じて前記記録データの記録開始を設
定する手段と、を具備したことを特徴とする。

（作　用） 本発明によれば、罫線検知手段により罫線位置が検出さ
れると、これに応じ、記録開始設定手段により開始時期
が設定される。そして、手動走査状態において、開始時
期に至ると保存されていた少なくともｌ走査分の記録デ
ータの記録が開始される。従って、容易に罫線と任意の
間隔をもって文字等を記録することができる。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。

第１図は本発明の一実施例のハントプリンタ１００と、
記録データ人力部２００の概略構成およびそれらの接続
状態を示すブロック図である。

図中、１００はオペレータにより手動で走査され、記録
媒体である記録シート等に記録を行うハンドプリンタ本
体、２００はワードプロセッサなどの記録データ入力部
、１１はハンドプリンタ本体１００と記録データ人力部
２００とをインターフェースするケーブルである。

なお、この記録データ入力部２００は、第１図の点線で
示したように、ハンドプリンタ本体１００内に組み込ま
れていても良く、この場合、ケーブル１１は必要ない。

ハンドプリンタ本体１００の構成を説明すると、１０１
はＲＯＭ１０２に格納された制御プログラムに従って、
ハンドプリンタ１００の制御を行うＣＰＵなとの制御部
、１０２は制御部１０１の制御プログラムや各種データ
を記憶しているＲＯＭ、１０３は記録データ人力部２０
０より人力した記録データを格納するとともに、制御部
１０１のワークエリアとして各種データの一時保存など
を行うＲＡＭである。

１０４は記録ヘッド１０５を記録データに対応して駆動
するドライバ、１０５は、例えばサーマルヘッドやイン
クジェットヘッドなどのドツトマトリクスにより記録を
行う記録ヘッドである。１０６は記録媒体上の罫線を検
知するための罫線センサである。１０７は罫線センサ１
０６からの状況をオペレータに知らせるためのＬＥＤな
どの表示部である。

１０８はこのハンドプリンタ１００の初期設定、あるい
けモード設定をするためのスイッチ類である。

上記の構成になる未実施例の動作を説明する。

まず、スイッチ類１０８によって初期設定を行う。この
とき、罫線との間隔をいくつにするかを決めておく。記
録データ人力部２００から入力された記録データは制御
部１０１からの指示によってハンドプリンタ１００に転
送される。制御部は少なくともｌ走査分のデータを人力
してからＲＡＭＩ（１３に記憶する。

罫線センサが罫線を検知すると、表示部１０７において
、例えば青のＬＥＤが点灯して記録するデータをドライ
バ１０４に転送する記録開始位置を計算する。記録開始
位置が来たらドライバ１０４にデータを転送して記録ヘ
ッド１０５によって記録を開始する。

次の走査以降はｌ走査分のデータが入力されるごとに同
様に記録される。ｎドツトの文字等を記録する場合はｎ
回走査を繰り返すことによって文字等が形成される。

２列目以降の罫線上に文字等を記録したい場合は、上で
述べた動作と同様に、罫線を検知して記録を開始し、１
走査ごと記録することによって文字等が形成される。

第２図、第３図は第１図に示された実施例の外観の一例
を示す図である。１は記録媒体上の罫線である。その他
の第１図と共通な部分は同一記号で示している。この例
はラインハンドプリンタの場合である。

ハンドプリンタ１００の外側には各種モード設定のため
のスイッチ類１０８と罫線センサの検知確認をするため
の表示部＋０７とが、記録媒体と接する部分には記録ヘ
ッド１０５　と罫線センサ１０６が設けられている。

第４図は第３図の拡大図であり、ハントプリンタ１００
の記録ヘッド１０５　と罫線センサ１０５　と記録開始
位置との関係を示したもので、第１図、第３図と共通な
部分は同一記号で示している。

この図でｈは記録ヘッド＋０５から罫線センサ１０６ま
での距離、ａはｎドツト構成文字の高さ、Ｘは文字の下
端からｒｉ？線１までの距離である。本発明はこのＸを
任意に設定可能とするものである。この図で考えるとＸ
の値の最大値は（ｈ−ａ）であり、最小値は罫線より上
という条件であれば、Ｏである。ただ、マイナスの値に
して罫線と重なるように文字を記録したり、罫線の下に
文字を記録したりすることもできる。その場合、最小値
は理論上ハンドライタの操作できる範囲であれば任意で
ある。

第５図は本実施例のハンドプリンタ１００における記録
処理手順の一例を示すフローチャートで、本動作を実行
する処理プログラムはｎ０Ｍ１０２に格納されている。

ステップＳｌで本動作を実行するための初期設定をスイ
ッチ類１０８により行う。このとき罫線と記録文字の間
隔をいくつにするかを決める。初期設定が終るとステッ
プＳ２．　Ｓ３に進み、記録データ人力部２００から入
力されたデータをＲＡＭ１０３に記憶する。

ステップＳ４では１走査分のデータを入力し終ったかど
うかの確認をしている。終了していなければステップＳ
２に戻って人力を繰り返す。１走査分のデータ入力が終
了すればステップＳ５に進み、カウンタの値がＯかどう
か調べる。ここのカウンタとは文字等を構成するドツト
数（ｎ）をカウントするものであり、その値が０である
ということは記録を開始する前であることを示す。

カウンタの値が０である場合は、ステップＳ６へ進み、
罫線センサ１０６が罫線を検知するのを待つ。検知され
ると、ステップＳ７へ進み、検知されてから記録開始す
るまでのタイミングを計算する。ステップＳ８で記録開
始位置が来たかどうかを確認する。記録開始位置が来た
らステップＳ９に進み、ドライバに１走査分のデータを
出力して記録する。ステップＳ５でカウンタの値が０で
なかった場合はステップ５６〜Ｓ８を飛ばしてステップ
Ｓ９へ進む。ステップＳｌＯでカウンタの値をプラス１
して１走査分の記録を終了する。

ステップＳｌｌでカウンタの値が文字等を構成するドツ
ト数ｆｎ）に達したかどうか確認する。ｎに達していな
ければ、ステップＳ２に戻って次の走査のためのデータ
を入力する。達していれば、ステップ５１２に進み、次
の列に記録するデータがあるかどうか確認する。記録デ
ータがまだある場合はステップ５１３でカウンタの値を
Ｏに戻してからステップＳ２に戻る。記録データがない
場合はそこで本動作を終了する。

〔発明の効果） 以上の説明から明らかなように、本発明によれば手動走
査式記録装置（ハンドプリンタ）に罫線センサを設は所
定位置で記録を開始するようにしたので記録媒体上の罫
線と任意の間隔をもって文字等を記録することが容易に
実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例のハントプリンタと記録データ
人力部の概略構成と接続状態を示すブロック図、 第２図は本発明実施例のハンドプリンタの使用形態を示
す外観斜視図、 第３図は本発明実施例のハンドプリンタと記録媒体との
関係を示す平面図、 第４図は第３図の一部拡大図、 第５図は本発明実施例の制御手順の一例を示すフローチ
ャートである。 １００・・・ハンドプリンタ、 １０１・・・制御部、 １０２・・・ＲＯＭ　。 １０３　・・・ＲＡＭ　　。 １０４・・・ドライバ、 １０５・・・記録ヘッド、 １０８・・・罫線センサ、 １０７・・・表示部、 １０８・・・スイッチ類、 ２００・・・記録データ人力部、 １１・・・インターフェースケーブル。 第 図 −二

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 手動により記録媒体上を走査して記録ヘッドにより記録
   を行う手動走査式記録装置であって、少なくとも１走査
   分の記録データを保存する手段と、記録媒体上の罫線を
   検知する手段と、該検知手段の検知に応じて前記記録デ
   ータの記録開始を設定する手段と、を具備したことを特
   徴とする手動走査式記録装置。