JPH03143636A

JPH03143636A - カード転写装置

Info

Publication number: JPH03143636A
Application number: JP28368889A
Authority: JP
Inventors: Hidetomo Sasaki; 英知佐々木; Nobuaki Honma; 信明本間; Hiroyuki Kuroki; 広幸黒木; Tomoyuki Marukame; 知之丸亀
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1989-10-31
Filing date: 1989-10-31
Publication date: 1991-06-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、カード表面に転写フィルムを転写するカード
転写装置に関するものである。

〈従来技術及び発明が解決しようとする課題〉従来、被
転写物であるカードに転写フィルムを転写する装置とし
ては、被転写物であるカードを転写可能な所定位置に搬
送し、その上に転写フィルムを配し、さらにその上から
平板状の版を垂直に下降させ、転写フィルムを加熱圧着
して転写する構造の転写装置が知られている。

しかしながら、上記従来技術のように、版を垂直に上下
動させて転写フィルムを転写する装置においては、版を
平板状のものにせざるを得ながった。そうすると転写時
に転写フィルムとカードとの間に気泡が入ってしまい、
カードの見栄えが悪くなると同時に、転写後のフィルム
の密着度が弱くフィルムが剥離しやすくなるという課題
があった。また、気泡の混入を防ぐべく版を平板状でな
く凸状にし、カード上をスライドするようにすると、装
置の動きが複雑になり、装置全体が大きくなってしまう
という課題があった。

本発明は、上記課題を解決し、すなわち転写時にカード
と転写フィルムとの間に気泡が混入することの防止、ま
た、装置全体をコンパクト化したカード転写装置を開示
することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉上記課題を解決するために、本発明においては、被転写
物であるカードを転写可能な所定位置に搬送するカード
搬送部と、転写フィルムをカード上に転写するヒートロ
ーラーと該ヒートローラーを支持しカード搬送部に回動
自在に枢着されているアームとを有する加熱転写部と、
該転写フィルムを加熱転写部に供給しかつ転写終了後の
転写フィルムを巻き取る転写フィルム供給・巻き取り部
と、駆動力伝達手段を介して駆動モーターの駆動力をカ
ード搬送部、加熱転写部及び転写フィルム供給・巻き取
り部に伝達する駆動部とから戒るカード転写装置を開示
することにより解決し得たものである。

〈作用〉本発明のカード転写装置によれば、転写が、ヒートロー
ラーの下をスライドしているカードが、−地点で回転し
ているヒートローラーに接することにより行なわれるの
で、カードと転写フィルムとはライン状に接することに
なり、気泡が混入するのを防止することができる。

〈実施例〉以下図面をもとにして、本発明のカード転写装置を説明
する。第１図は、本発明のカード転写装置の正面図であ
る０本発明のカード転写装置は、カード搬送部ｌ、転写
フィルム供給・巻取り部３、加熱部２、駆動部４から成
る。転写フィルム供給・巻取り部３はカード搬送部ｌに
保合部３３を介して着脱自在であり、加熱部２は支点軸
２４を介してカード搬送部１の枢着溝１８に枢着されて
おり、また駆動部４はカード搬送部１の下方に固定され
ており、歯車、ベルト等の駆動力伝達手段を介してカー
ド搬送部１、転写フィルム供給・巻取り部３、加熱部２
に駆動力の伝達を行なう構成である。

第２図はカード搬送部１の正面図である。カド搬送部１
は、支持板ｌＯと、搬送台１１と、該搬送台１１の両側
にカードを所定方向に搬送するためのガイド１２とが設
けられている。

搬送台１１には、搬送ローラー突き出し穴１３ａ、１３
ｂ、１３ｃが設けられており、各搬送ローラー突き出し
穴１３ａ、１３ｂ、１３ｃからは搬送ローラー１４ａ、
１４ｂ、１４ｃが、該ローラー１４ａ、１４ｂ、１４ｃ
の上面が搬送台１１よりも僅かに突き出る様にカード搬
送方向と垂直に埋設されている。各搬送ローラー１４ａ
、１４ｂ、１４ｃのうち、１４ａは、後に述べる加熱部
２を回転降下させた時に加熱部２に装着されたヒートロ
ーラー２２の真下に、１４ｂはヒートロラー２２よりも
カード挿入側に、１４ｃはヒートローラー２２よりもカ
ード排出側に設けられている。これらの搬送ローラー１
４ａ、１４ｂ、１４Ｃは、支持板ｌＯの側部に回動自在
に設けられた複数の歯車１７を介して、駆動モーター４
０の駆動力が伝達される。Ｓ送ローラ−１４ｂ、１４ｃ
の上にはローラー１５ｂ、１５ｃが回動自在に設けられ
ており、カードが搬送されてきた時に、カードがローラ
ー１４ｂとローラー１５ｂと及びローラー１４ｃとロー
ラー１５ｃとで挟まれ、従って搬送ローラー１４ｂ、１
４ｃとより強いＦｊ擦を伴って接することとなり、搬送
作業もスムーズになる。また、搬送ローラー１４ｂより
もカード挿入口側の搬送台１１上には、２個のセンサー
Ｉ６ａ、１６ｂがカード搬送方向に順次設けられ、この
センサー１６ａ、１６ｂの働きにより、カードを挿入し
た時に搬送ローラー１４ａ、１４ｂ、、１４Ｃ及びヒー
トローラー２２が回転する。また、搬送ローラー１４ｂ
の上方には別のセンサー１６Ｃが配置されており、転写
前の転写フィルム３２に、抜は等の欠陥が無いかどうか
検知できるようにしである。また、搬送台１１のカード
挿入口側の端部には枢着溝１８が設けられており、加熱
部２が回動自在に枢着される。

支持板１０は複数の脚部１９を有し、搬送台１１を支持
している。支持板１０の側部には転写フィルム巻き取り
部・供給部３を支持、固定する転写フィルム巻き取り・
供給部支持部３６が設けられている。転写フィルム巻き
取り・供給部支持部３６には係止孔３７及び突起３８と
が設けられており、転写フィルム巻き取り・供給部３が
所定位置に固定できるようになっている。搬送台１１の
両側には、該搬送台１１よりも若干上方へ突出したガイ
ド１２が設けられ、カードが搬送途中、所定以外の方向
へ位置ずれするのを防止する働きをする。

次に加熱部２について説明する。第３図は加熱部の側面
図である。加熱部２は、矩形状のアーム２３を２枚平行
に配置し、該アーム２３の曲部に支点軸２２を、また該
支点軸２４を中心として該支点軸２２よりも上側で回転
する矩形上片２５の先端にヒートローラー２２を、該支
点軸２４を中心として該支点軸２４よりも下側で回転す
る矩形下片２６の先端に下部固定軸２６１及び連接片３
３を設けて加熱部本体２０が形成されるものである。巳
−トローラ−２２が装着されているヒートローラー支承
軸２８の、アーム２３外側には歯車２９ａが設けられて
おり、この歯車２９ａはアム２３の矩形上片２５上に回
動自在に設けられた複数個の歯車２９ｂを介して、アー
ム２３外側の支点軸２４に設けられた歯車２９ｃと駆動
力の伝達が行なわれる。支点軸２４上には、歯車２９ｃ
と平行にプーリー３０ａが設けられている。プーリー３
０ａにはベルト３１が係合しており、このベルト３１の
他端において、駆動モーター５０から歯車を介して駆動
力の伝達が行なわれる別のプーリー２８ｂにも係合して
いる。加熱部２は、該支点軸２４を介してカード搬送部
ｌの枢着溝１８に枢着保持される。

ここでヒートローラー２２について説明する。

第５図は、ヒートローラー２２の斜視図である。

ヒートローラー２２は、円筒状のローラー本体２２１の
側壁の略中火に、被転写体と略等しい幅の扇形の突出部
を設けこれを加熱転写部２２２とし、また該ローラー本
体２２１の長平方向の中心には空洞部２２３を設け、該
空洞部２２３内に両端を支持部材で挟着された赤外線ヒ
ーター（コーラヒーター）２２４を、ローラー本体２２
１と非接触状態を保持しつつ貫設したものである。ヒー
トローラー２２の材質としては、熱伝達の良いステンレ
スから成るものである。

また、歯車２９ａが設けられているのとは反対側のヒー
トローラー支承軸２８には、２個のセンサーが設けられ
ており、ヒートローラー２２の回転に伴う、後述する転
写フィルム巻取りロール４５の回転のタイミング、加熱
転写部２２２の待機位置の決定等を行なう。

矩形下片２６の下端は、モーター５２の回転軸に取り付
けた円板５４の、回転軸を外れた位置に装着された接触
ビン５５に接しており、モータ５２の回転に伴って上下
動する。また、円板５４は２個のセンサー２６２ａ、２
６２ｂが装着されており、モーター５２がある特定の角
度回転すると、それを検知する。

また、支点軸２４には、前記加熱部本体２０と共にヒー
ターカバー支持部材２１が枢着されている。ヒーターカ
バー支持部材２１は、支点軸２４を回転中心にしてアー
ム３２が２本手行に配置され、該アーム３２下端には、
連接片３３が枢着され、またロック部材２５も螺着され
ている。ロック部材２５は、転写時に本体ベースに固定
された図示していないリンク機構が係止することにより
、ロックされる。

ヒーターカバー支持アーム３２の上端には、第６図に示
す様に支点軸３４を介してヒーターカバ３５が枢着され
ている。ヒーターカバー３５は、転写フィルム交換、熱
転写装置のメンテナンスの時に、高温のヒートローラー
２２に手が接触するのを防止するために、ヒートローラ
−２２全体を覆うものである。ヒーターカバー３５は、
断面略コの字状の側部フレーム３５１を２個平行に配置
し、この間にカバー板３５２を渡設して成るもので、該
側部フレーム３５１の一端は支点軸３４を介してアーム
３２の上端に枢着されており、他端においては、渡設し
たカバー板３５２の先端を若干内側に曲げ、ヒーターカ
バー３５を閉した時にヒートローラー２２を完全に覆え
るようにしである。支点軸３４には、図示していないば
ねが組みこまれており、加熱部２を起立させれば、この
ばねの付勢力と、ヒーターカバー３５の自重及びヒター
カバー３５を支えている支点軸３４により形成される回
転モーメントとにより、ヒーターカバー３５が閉じる。

さらに、側部フレーム３５１には突起部３５３を設け、
ヒーターカバー３５を閉じた時に、ヒーターカバー３５
がヒートローラー２２に直接触れないようにしである。

また側部フレーム３５１には、支点軸３４に枢着してい
る片を支点軸３４反対方向に延設し、把手３５４が設け
られている。

次に、転写フィルム巻き取り・供給部３について説明す
る。第４図は、転写フィルム供給・巻き取り部３の正面
図である。転写フィルム供給・巻き取り部３は、軸受は
孔４１を２箇所有し、該２箇所の軸受は孔４１の間にヒ
ートローラー移送溝４２が設けられており、また、下方
にはカード搬送部ｌに設けられた係止孔３７と嵌合する
係止片４３を有する側板４０を２枚平行に配設し、それ
ぞれの軸受は孔４１の片方に転写フィルム供給ロール４
４、もう片方に転写フィルム巻取りロール４５を枢着し
て戒るものである。係止片４３は、カード搬送部１に設
けられた係止孔３７と嵌合し、転写時は、係止片４３を
カード搬送部ｌに設けられた係止孔３７と嵌合させてカ
ード搬送部１に装着する。また、各側板４０には１個ず
つクランプ部材４６が係止片４３上に設けられており、
転写フィルム巻き取り・供給部３をカード比送部１に装
着した時にカード搬送部ｌの突起３８と係合する。さら
に、転写フィルム巻取りロール４５上、側板外側には、
歯車４７が設けられており、歯車群４８を介して駆動モ
ーター５１と連動している。

第２図に駆動部４の正面図を示す。駆動部４はカード搬
送部１の搬送ローラー１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、加熱部
２のヒートローラー２２、転写フィルム供給・巻き取り
部３の各ローラー４４．４５に駆動力の伝達を行なう部
分である。

搬送ローラー１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、ヒートローラー
２２を駆動するのに用いられるのは、駆動モーター５０
である。先ず、駆動モーター５０は、カード搬送部１の
支持板１０の下方に設置され、駆動力伝達手段である歯
車を介してクラッチ５３に駆動力の伝達が行なわれ、ク
ラッチ５３にはプーリー３０ｂが固着され、該プーリー
３０ｂには、加熱部２の支点軸２４に固着されたプーリ
ー３０ａとも係合し、やはり駆動力伝達手段であるベル
ト３１と係合している。すなわち、駆動モター５０の駆
動力は、これらの歯車やベルト３１を介してヒートロー
ラー２２に伝達される。また、クラ７チ５３にはブレー
キ５６も装着されており、クラッチ５３が開放状態の時
、ヒートローラー２２の位置ずれの防止をしている。

さらに、駆動モーター５０は、支持板ｌＯに駆動力伝達
手段として装着された複数の歯車】７を介して搬送ロー
ラー１４ａ、１４ｂ、１４ｃにも駆動力の伝達を行う、
したがって、ヒートローラー２２の駆動に用いられるモ
ーターと、搬送ローラー１４ａ、１４ｂＳ　１４ｃの駆
動に用いられる駆動モーターとは同しものであり、両者
の回転は容易に動機される。

また、転写フィルム供給・巻き取り部３の駆動は、駆動
モーター５１を用い、該駆動モーター５１と歯車４７と
を歯車群４８を介して連動可能にし、駆動力の伝達を行
う。

次に、本発明の熱転写装置の動作について説明する。ま
ず、転写しようとするカードをセンサー１６８手前の搬
送台１１上に！３！置する。その後カードを搬送方向へ
スライドさせていき、カード後端がセンサー１６ａ、１
６ｂの下を通り過ぎた直後に、搬送ローラー１４ａ、１
４ｂ、１４ｃ、ヒートローラー２２及び転写フィルム供
給・巻取りロール４４．４５が回転し始める。そしてカ
ード先端が搬送ローラー１４ｂと噛み合うと、カードは
ヒートローラー２２方向へ引き込まれ、転写される。こ
の時搬送ローラー１４ａ、１４ｂ、１４Ｃの回転とヒー
トローラー２２の回転とは同期している。カードへの転
写が終了すると、カードはそのまま前進して排出される
。

ここで、センサー１６ａ、１６ｂの働きにより、各搬送
ローラー１４ａ、１４ｂ、１４ｃ及びヒートローラー２
２が回転する原理を説明する。第７図はこの動作を説明
するためのタイミングチャトである。カードがセンサー
１６ａで検知されると、駆動モーター５０は始動し、そ
れと同時に搬送ローラー１４ａ、１４ｂ、１４ｃが回転
し、またクラッチ５３は解放状態のままブレーキがかか
り、ヒートローラー２２を固定する。カードがさらに前
進して搬送ローラー１４ｂ及び１５ｂに挟持されると、
カードは自動的に搬送されるようになる。次にカードが
センサー１６ｂを通り過ぎると、クラッチ５３の開放状
態が解かれ、またプレキも解除されて、ヒートローラー
２２が回転し始め、またアーム上下動モーター５２も同
時に４５度回転して加熱部２のアーム２３が下降する。

カードの被転写部が搬送ローラー１４ａの上に差しかか
った時に、加熱部２のアーム２３も丁度４５度回転し、
センサー５７が下限信号を発してモター５２の回転が止
まる。これと同時に加熱転写部２２２が、カードを加熱
転写する。またこの時センサー５７の信号は、モーター
５Ｉにも伝達され、これによりモーター５１が回転し、
転写フィルム巻取リロール４５が転写フィルムを巻き取
る。加熱転写部２２２が、転写し終わるとまもなくセン
サー５７からの信号も切れ、モーター５１の回転が止ま
り、またアーム上下動モーター５２にも伝わってアーム
上下動モーター５２がセンサ５８が信号を発するまで逆
に４５度回転し、加熱部２は立ち上がる。アーム上下動
モーター５２が４５度回転するとセンサー５８が上限信
号を発し、モーター５２の回転が止まる。この時ヒート
ローラー２２は依然回転し続けているが、加熱転写部２
２２が待機位置に達すると、センサーがそれを感知し、
そのセンサーの信号によりクラッチ５３を解放状態にし
、同時にブレーキをかけ固定する。

転写途中で転写フィルムが不足した場合、転写フィルム
を新たに供給しなければならないが、この時の手順につ
いて説明する。まず、加熱部２を起立させる。そうする
と、ヒートローラー支持アム３２の先端に枢着されたヒ
ーターカバー３５が、ばねの付勢力と、ヒーターカバー
３５の自重及びヒーターカバー３５を支えている支点軸
３４により形成される回転モーメントとにより閉しる。

次に、転写フィルム供給部・巻取り３をカード搬送部１
から取り外し、また、使用の終わった転写フィルム供給
ロール４４及び転写フィルム巻取すロール４５を側板４
０から取り外し、新しい転写フィルム巻取りロール４５
及び転写フィルム供給ロール４４を装着して交換が終了
する。

〈発明の効果〉本発明のカード転写装置を用いれば、カード転写時に転
写フィルムとカードとの間に気泡が混入するのを防止で
きると同時に、カード転写装置全体をコンパクトにする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明のカード転写装置を示し、第１図は本発
明のカード転写装置の全体の正面図、第２図（ａ）はカ
ード搬送部の正面図、第２図（ｂ）はカド搬送部の平面
図、第３図（ａ）は加熱部の正面図、第３図（ｂ）は加
熱部の平面図、第４図（ａ）は転写フィルム供給・巻取
り部の正面図、第４図（ｂ）は転写フィルム供給・巻取
り部の平面図、第５図はヒートローラーの斜視図、第６
図はカバフレームの斜視図、第７図は駆動部の動作を説
明するタイミングチャートである。！・・カード搬送部　　２・・加熱部３・・転写フィルム供給・巻取り部４・・駆動部１０・・支持板　　１１・・搬送台１２・・ガイド１４ａ、１４ｂ、１４ｃ＝Ｒ送ローラー１６ａ、１６ｂ
、１６ｃ・−センサー２０・・加熱部本体２１・・ヒーターカバー支持部材２２・・ヒートローラ２２１・・ローラー本体２２２・・加熱転写部　　２２３・・空洞部２２４・・
赤外線ヒーター２４・・支点輔２９ａ、２９ｂ、２９ｃｍ　・歯車３０ａ、３０ｂ・−７”−り一３１・・ベルト　　３４・・支点軸３５・・カバーフレーム３５１・・側部フレーム３５３・・突起　　３５４・・把手５０．５１．５２・・駆動モータ５３・・クラッチ特　　　許　　　出　　　願　　　人凸版印刷株式会社代表者　鈴木和夫第２図（ａ）第２図（ｂ）図面Ｏ争書（同容に変更なし）第図（ａ）第３図（ｂ）第４図 ζα）第ぢ田 ′Ａに図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被転写物であるカードを転写可能な所定位置に搬
送するカード搬送部と、転写フィルムをカード上に転写
するヒートローラーと該ヒートローラーを支持しカード
搬送部に回動自在に枢着されているアームとわ有する加
熱転写部と、該転写フィルムを加熱転写部に供給しかつ
転写終了後の転写フィルムを巻き取る転写フィルム供給
・巻き取り部と、駆動力伝達手段を介して駆動モーター
の駆動力をカード搬送部、加熱転写部及び転写フィルム
供給・巻き取り部に伝達する駆動部とから成ることを特
徴とするカード転写装置。