JPH03143529A

JPH03143529A - 脱臭機能付電気こたつ及びその使用方法

Info

Publication number: JPH03143529A
Application number: JP1278384A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Kawagoe; 川越　博; Masaomi Tomomura; 友村　政臣; Akira Kato; 明加藤; Hisao Yamashita; 寿生山下
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1989-10-27
Filing date: 1989-10-27
Publication date: 1991-06-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はこたつに係り、特にこたつ内の悪臭成分を脱臭
するのに好適な脱臭機能付電気こたつに関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、特開昭６０−１４５１５０号公報に記載
のように、消臭用芳香剤を設けて、その芳香剤を蒸発さ
せて足臭成分を消していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は芳香剤のかおりによって足臭成分は消え
るが１足臭酸分の除去については考慮がなされていなか
った。従って、芳香剤の蒸発能が悪い場合には、悪臭成
分が臭う欠点があり又、芳香剤等のかおりにはそれぞれ
好みがあり選定に問題があった。

本発明の目的は、電気こたつ内の足臭成分を分解して脱
臭する効果を長時間持続できる脱臭機能付電気こたつを
提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の脱臭機能付電気こ
たつは赤外線ランプと赤外線ランプに連接するファンと
ファンに連接してなる赤外線ランプカバーとその赤外線
ランプカバー及び、又は遮へい板上に設けられた脱臭触
媒と、この脱臭触媒を赤外線により加熱することにより
足臭成分を分解するための加熱手段を備えるか、あるい
は、脱臭触媒を埋込みヒータ及び、又はヒータ表面に脱
臭触媒を設けたことを特徴とし、さらに脱臭方法として
は赤外線ランプ及び又はヒータの始動手段と始動手段に
連接してファンを作動する手段により、電気こたつ内の
雰囲気温度を定常にする制御手段を備えたことを特徴と
する。

以下に本発明の＃Ｉｔ威について、さらに具体的に説明
する。

赤外線ランプカバ及び、又は熱遮へい板上に設けられた
脱臭触媒は、悪臭成分を分解する能力の高い触媒であっ
て、好ましくはアルミナ、シリカ、マグネシア、ジルコ
ニア、カルシア、バリア、チタニア等の中から選らばら
れた少なくとも１種以上及びマンガン、コバルト、鉄、
銀、ニッケル、銅及び白金族から選ばれた少なくとも一
種以上を含有してなる。脱臭触媒の形状は赤外線ランプ
カバ及び熱遮へい板上に設けるため、粒状触媒、板状触
媒、薄膜触媒等特に限定されない。そして。

前記触媒中におけるマンガン、コバルト、鉄、ニッケル
、銀、銅の混合物の含有率は金属の形で触媒単位重量当
り、ｌ〜３０重量％、白金族の含有率が金属の形で０．
０５〜１重量％の範囲であることが望ましい。

触媒層における足臭成分の分解反応の温度は、３０〜８
０℃の範囲が好ましい、この範囲に加熱されると、触媒
活性が向上し、脱臭効率が向上する。ただし、分解反応
の温度が３０℃未満では悪臭成分が充分に分解せず、ま
た、８０℃を超えると１周辺機器の耐熱性に問題があり
、しかも、熱経済的にも好ましくない。

触媒層に対する悪臭成分の処理ガス量は触媒単位面積当
り０．１　〜１０ｒｒｌ’／ｈの範囲である。もちろん
、ファンがないような電気こたつ内においても自然対流
により行うこともできる。

〔作用〕

以上、述べたように本発明の脱臭触媒によれば、悪臭成
分は赤外線ランプの加熱及び、又はヒータにより活性化
された触媒表面により分解され、脱臭される。

本発明の脱臭装置における脱臭触媒は、赤外線及び、又
はヒータにより触媒表面は加熱され、触媒は活性化され
る。赤外線及び、又はヒータにより活性化された脱臭触
媒はその触媒表面に発現するＯｚラジカル、酸素イオン
、酸素原子の酸化力によって、悪臭は酸化分解され、脱
臭される。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図により説
明する。

実施例−１第１図ないし第３図において、１は電気こたつ本体、２
は赤外線ランプ、３はファン、４は赤外線ランプカバ、
４ａは脱臭触媒、５は遮へい板、５ａは脱臭触媒である
。

電気こたつ本体１のスイッチを導入すると同時に赤外線
ランプ２が点灯し、赤外線ランプ２の点灯に連動して、
ファン３が回転する。赤外線ランプ２の照射により、４
ａ及び、又は５ａの脱臭触媒は加熱されて活性化される
。電気こたつ内の悪臭成分はファンにより攪拌され、触
媒層に十分に接触され脱臭される。

実施例−２箱型パンチングメタル（鉄製、２００Ｘ２００ｘ５０ｎ
）に触媒活性成分であるコバルトを市販の耐熱性塗料に
対し１０重景％混合したスラリを約０．１　ｍｍの厚さ
に吹付はコーティングした。吹付は後は３００℃で２時
間焼成し、脱臭触媒とした。

実施例−３実施例２における触媒の活性成分のコバルトに加え、さ
らに、銀を２重量％添加して脱臭触媒とする。

実施例−４実施例２における触媒の活性成分であるコバルトを市販
の耐熱性塗料に対し５重量％、マンガンを５重量％を混
合したスラリを約０．１　　ｍの厚さに吹付はコーティ
ングした。吹付は後は３００℃で２時間焼成し、脱臭触
媒とした。

実施例−５実施例２．３．４の脱臭触媒からなる脱臭ユニット（第
１図）を７００×７００×４００ｒｒｒｎの箱型ボック
ス内に設置した。

脱臭触媒表面に熱電対を設置し、脱臭触媒の表面温度が
わかるようにした。脱臭触媒の加熱には赤外線ランプ（
４５０Ｗ）により赤外光を照射して、脱臭触媒を加熱で
きるようにした。悪臭成分の模擬ガス（アセトアルデヒ
ド：１０ｐｐｍ）を、ボックス内に混入させた。ファン
を始動させ赤外線ランプを点灯し触媒表面を６０℃に加
熱した。

加熱してから３０分後にボックス内のアセトアルデヒド
濃度を分析し、その減少から、脱臭触媒の性能を求めた
。

第４図にその結果を示す。

図からも明らかなように、実施例２ないし４の脱臭触媒
は、低温で、かつ、短時間で高い脱臭性能を示す。

実施例−６第５図、第６図において、１はこたつ本体、３はファン
、５は熱遮へい板、４ｂはヒータ埋込み式脱臭触媒、６
はカバーである。電気こたつ本体ｌのスイッチを導入す
ると同時に触媒中に埋め込んだヒータが始動し、脱臭触
媒が内部より加熱される。さらにヒータと連動して、フ
ァン２が回転する。脱臭触媒は加熱により活性化される
。電気こたつ内の悪臭成分はファンにより攪拌され、触
媒層に十分に接触され脱臭される。

実施例−７・・第７図に示すように平板パンチングマイカ板（０，
５ｘ２００Ｘ２００ａａ）（イ）に活性成分であるコバ
ルトを市販の耐熱性塗料に対し１０重量％を混合したス
ラリを約０．３ｍの厚さに吹付はコーティングした。吹
付は後は３００℃で２時間焼成し、脱臭触媒とした。脱
臭触媒とマイカ板の接触面近傍にヒータ線（ロ）を設け
て脱臭触媒が加熱できるようにした。

実施例−８実施例７の脱臭触媒からなる脱臭ユニット（第５図）を
７００Ｘ７００Ｘ４００ｍｍの箱型ボックス内に設置し
た。脱臭触媒を埋め込みヒータにより約６０℃に加熱し
た。悪臭成分の模擬ガス（アセトアルデヒド：１０ｐｐ
ｍ）をボックス内に混入させた。ファンを始動させた。

加熱してから３０分後にボックス内のアセトアルデヒド
濃度を分析し、その減少から、脱臭触媒の性能を求めた
。第８図にその結果を示す０図から明らかなように、実
施例７の触媒は実施例２の触媒時とほぼ同程度の性能を
示す。

〔発明の効果〕

本発明によれば、脱臭触媒からなる脱臭ユニットを電気
こたつ内に設置することにより効率よく悪臭成分を分解
除去し、脱臭性能を長時間維持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図、第５図および第６図は本発明
の実施例の断面図、第４図は実施例２゜３．４のアセト
アルデヒド濃度と経過時間の関係を示す特性図、第７図
は脱臭触媒付のマイカ板にヒータ線を設けた斜視図、第
８図は実施例２，７のアセトアルデヒド濃度と経過時間
の関係を示す特性図である。１・・・こたつ本体、２・・・赤外線ランプ、３・・・
ファン、４・・・赤外線ランプカバー、４ａ・・・脱臭
触媒、５・・・遮へい板、５ａ・・・脱臭触媒、４ｂ・
・・ヒータ埋込み第図第２図第３図べ江軽逸時間Ｃ分〕

Claims

【特許請求の範囲】１、悪臭分解の付加機能を備えたことを特徴とする脱臭
機能付電気こたつ。２、前記悪臭分解の付加機能が、脱臭触媒により行われ
ることを特徴とする請求項１に記載の脱臭機能付電気こ
たつ。３、前気脱臭触媒がアルミナ、シリカ、チタニア、マグ
ネシア、カルシア、ジルコニア、バリアの中から選ばれ
た一種以上及びマンガン、鉄、銅、ニッケル、コバルト
、銀、白金族の中から選ばれた一種以上の酸化物及び、
又は金属とからなることを特徴とする請求項第２項に記
載の脱臭機能付電気こたつ。４、脱臭触媒の加熱手段が、赤外光、ヒータ等及び、又
は温風により行われることを特徴とする請求項２、また
は３のいずれかに記載の脱臭機能付電気こたつ。５、電気こたつ内の赤外線ランプと赤外線ランプに連接
するファンと赤外線ランプカバ及び、又は熱遮へい板上
部に設けられた脱臭触媒と、脱臭触媒を赤外線ランプよ
り発生する赤外光により脱臭触媒を働かせる構造である
ことを特徴とする請求項１、２、３、４に記載の脱臭機
能付電気こたつ。６、前記電気こたつ内の脱臭触媒にヒータを埋込むか、
又は、ヒータ表面に脱臭触媒を設け、ファンと連接して
、脱臭触媒を働かせることを特徴とする請求項１、２、
３または４にいずれか記載の脱臭機能付電気こたつ。７、赤外線ランプ及び、又はヒータの始動手段と前記始
動手段に連動してファンを始動する手段により電気こた
つ内の脱臭雰囲気、及び、脱臭雰囲気を定常にする制御
手段を備えたことを特徴とする請求項１、２、３、４ま
たは６のいずれかに記載の脱臭機能付電気こたつ。８、悪臭成分の分解を脱臭触媒により３０〜８０℃の温
度範囲で行うことを特徴とする請求項１、２、３、４、
５、６または７項のいずれか記載の脱臭機能付電気こた
つ。９、該脱臭触媒がマンガン、鉄、銅、ニッケル、コバル
ト、銀、白金属の中から選らばれた少なくとも一種の酸
化物及び、又は金属とからなることを特徴とする請求項
１、２または３のいずれかに記載の脱臭機能付電気こた
つ。