JPH0314296B2 - - Google Patents

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JPH0314296B2
JPH0314296B2 JP58248760A JP24876083A JPH0314296B2 JP H0314296 B2 JPH0314296 B2 JP H0314296B2 JP 58248760 A JP58248760 A JP 58248760A JP 24876083 A JP24876083 A JP 24876083A JP H0314296 B2 JPH0314296 B2 JP H0314296B2
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JP
Japan
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group
compound
formula
phenyl
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JP58248760A
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Kinji Hashimoto
Kyoto Goto
Yoshiaki Tsuda
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はナフタレン誘導体に関する。 本発明のナフタレン誘導体は、文献未載の新規
化合物であつて、下記一般式(1)で表わされる。 (式中R1は低級アルコキシ基を示し、R2はカル
ボキシル基、ニトロ基又は基
【式】を示 す。R3及びR4は、同一又は異なつて水素原子、
低級アルキル基、シクロアルキル基、シクロアル
キルアミノカルボニル基、置換基として低級アル
コキシカルボニル基もしくはカルボキシル基を有
することのあるフエニル基、置換基として低級ア
ルコキシ基を有することのあるフエニル低級アル
キル基又は置換基としてカルボキシル基、フエニ
ル低級アルコキシカルボニル基もしくはカルボキ
シピロリジニルカルボニル基を有する低級アルキ
ル基を示す。またR3及びR4は、隣接する窒素原
子と共に酸素原子もしくは窒素原子を介し又は介
することなく互いに結合して5員又は6員の飽和
複素環基を形成してもよく、該複素環基は更にフ
エニル基、フエニル低級アルキル基、ベンゾイル
基、フロイル基、カルボキシル基又は基
【式】(Aは低級アルキレン 基を、R5は水素原子、カルボキシル基又は低級
アルコキシカルボニル基をそれぞれ示す。)を置
換基として有していてもよい。は一重結合又は
二重結合を示す。〕 上記一般式(1)中、R1で定義される低級アルコ
キシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、sec−ブトキシ、
tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シ基等を例示できる。 またR3及びR4で定義される低級アルキル基と
しては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、
tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等を例示で
きる。シクロアルキル基としては、例えばシクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル基
等を例示できる。シクロアルキルアミノカルボニ
ル基としては、例えばシクロプロピルアミノカル
ボニル、シクロブチルアミノカルボニル、シクロ
ペンチルアミノカルボニル、シクロヘキシルアミ
ノカルボニル、シクロヘプチルアミノカルボニ
ル、シクロオクチルアミノカルボニル基等を例示
できる。置換基として低級アルコキシカルボキシ
ル基もしくはカルボキシル基を有することのある
フエニル基としては、例えばフエニル、o−メト
キシカルボニルフエニル、m−エトキシカルボニ
ルフエニル、p−tert−ブトキシカルボニルフエ
ニル、o−カルボキシフエニル、m−カルボキシ
フエニル、p−カルボキシフエニル基等を例示で
きる。置換基として低級アルコキシ基を有するこ
とのあるフエニル低級アルキル基としては、例え
ばベンジル、α−フエネチル、β−フエネチル、
1−フエニルプロピル、2−フエニルプロピル、
3−フエニルプロピル、1−フエニルブチル、2
−フエニルブチル3−フエニルブチル、4−フエ
ニルブチル、1−フエニルペンチル、3−フエニ
ルペンチル、5−フエニルペンチル、1−フエニ
ルヘキシル、3−フエニルヘキシル、5−フエニ
ルヘキシル、1,1−ジメチル−2−フエニルエ
チル、2−メトキシベンジル、β−(3−エトキ
シフエニル)エチル、β−(4−プロポキシフエ
ニル)エチル、1−(2,3−ジメトキシフエニ
ル)プロピル、1−(3,4−ジエトシフエニル)
ブチル、3,4,5−トリメトキシベンジル、β
−(3,4−ジメトキシフエニル)エチル、4−
(2,3−ジメトキシフエニル)ヘキシル基等を
例示できる。置換基としてカルボキシル基、フエ
ニル低級アルコキシカルボニル基もしくはカルボ
キシピロリジニルカルボニル基を有する低級アル
キル基としては、例えばカルボキシメチル、1−
カルボキシエチル、2−カルボキシルエチル、1
−カルボキシプロピル、2−カルボキシプロピ
ル、3−カルボキシプロピル、1−(ベンジルオ
キシカルボニル)エチル、2−(ベンジルオキシ
カルボニル)エチル、1−(α−フエネチルオキ
シカルボニル)エチル、2−(β−フエネチルオ
キシカルボニル)エチル、1−(2−カルボキシ
ピロリジニカルボニル)エチル、1−(3−カル
ボキシピロリジニルカルボニル)エチル基等を例
示できる。 更に上記基
【式】が形成し得る複素環基と しては、例えば1−ピロリジニル、ピペリジノ、
ピペラジニル、モルホリノ基等を例示でき、上記
複素環基にフエニル基、フエニル低級アルキル
基、ベンゾイル基、フロイル基、カルボキシル基
又は基
【式】(Aは低級アル キレン基を、R5は水素原子、カルボキシル基又
は低級アルコキシカルボニル基をそれぞれ示す。)
が置換された例としては、4−フエニルピペラジ
ニル、4−ベンジルピペラジニル、4−α−フエ
ネチルピペラジニル、4−β−フエネチルピペラ
ジニル、4−(5−フエニルヘキシル)ピペラジ
ニル、4−ベンジルピペリジノ、4−ベンゾイル
ピペラジニル、4−(2−フロイル)ピペラジニ
ル、4−(2−フロイル)ピペリジノ、2−カル
ボキシピペリジノ、2−カルボキシ−1−ピロリ
ジニル、4−(1−ピロリジニルカルボニルメチ
ル)ピペラジニル、4−〔1−(2−カルボキシ−
1−ピロリジニル)カルボニルエチル〕ピペラジ
ニル、4〔1−(2−メトキシカルボニル−1−ピ
ロリジニル)カルボニルエチル〕ピペラジニル、
4−ジフエニルメチルピペラジニル、4−(2,
2−ジフエニルエチル)ピペラジニル、4−(4,
5−ジフエニルペンチル)ピペラジニル基等を例
示できる。 上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物は、
脳及び冠血管拡張作用、トロンボキサンA2生合
成阻害作用、強心作用、鎮痙作用、抗アレルギー
作用を有し、抗高血圧剤、血小板凝集阻害剤、強
心剤、鎮痙剤、抗アレルギー剤として有用であ
る。 本発明の化合物は、種々の方法により製造され
る。その好ましい具体例を下記反応行程式に示し
詳述する。 〔式中R1,R3及びR4は前記に同じ。〕 反応行程式−1によれば、一般式(2)で表わされ
る公知のアルデヒドにマロン酸を縮合させること
によりR2がカルボキシル基を示し且つが二重
結合である本発明の化合物1aを収得でき、該化
合物1aに一般式(3)で表わされるアミンを反応さ
せることによりR2が基
【式】を示し且つ が二重結合である本発明化合物1bを収得でき
る。 一般式(2)のアルデヒドとマロン酸との縮合は、
例えばOrganic Synthesis第4巻第327頁に記載
の方法に準じて行なわれる。即ちピリジン溶媒中
一般式(2)のアルデヒド1モルとマロン酸2モルと
を、少量のピペリジンの存在下に60〜100℃程度
に加熱することにより行なわれる。 化合物1aとアミン3との反応には、通常のア
ミド結合形成反応、例えば酸クロリド法、混合酸
無水物法、活性エステル法、N,N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC法)、アシド法等
の反応条件を広く適用できる。アジド法の変法と
考えられるシアノリン酸ジエチル法を例にとり説
明すると、反応溶媒としては、例えばN,N−ジ
メチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラ
ン(THF)、酢酸エチル等が挙げられるが、化合
物1aの溶解性を考慮するとDMFが好ましい。
アミン3の使用量としては、化合物1aに対して
等モル〜1.2倍モルとするのが好ましい。上記溶
媒に化合物1aとアミン3とを加えた混合物に、
0〜10℃においてシアノリン酸ジエチルを化合物
1aに対して等モル〜1.2倍モル量加え、次いで
同一度下にトリエチルアミン、ピリジン等の有機
アミンを化合物1aに対して通常等モル〜5倍モ
ル、好ましくは等モル〜2倍モル量徐々に加え、
その後0〜25℃の範囲で1〜24時間撹拌するのが
よい。上記反応は通常20時間以内に終了する。 〔式中R6はベンゾイル基、フロイル基又は基
【式】(A及びR5は前記に同 じ)を示す。R1は前記に同じ。〕 反応行程式−2によれば、R2が基
【式】を示し且つが二重結合で ある本発明化合物1b″は、R2が基
【式】を示し且つが二重結合であ る本発明化合物1b′をアシル化又はアルキル化す
ることにより製造される。 化合物1b′のアシル化は、脱酸剤の存在下無水
の不活性有機溶媒中化合物1b′に塩化フロイル又
は塩化ベンゾイルを反応させることにより行なわ
れる。塩化フロイル又は塩化ベンゾイルは、化合
物1b′に対して少くとも1当量、好ましくは1.2
〜1.3当量使用するのがよい。不活性有機溶媒と
しては、例えばアセトン、DMF,エーテル、
THF、ベンゼン、クロロホルム、トルエン等が
挙げられる。また脱酸剤としては、例えばトリエ
チルアミン、ピリジン、炭酸カリウム等が挙げら
れ、これら脱酸剤は化合物1b′に対して少くとも
1当量、好ましくは1.2〜1.3当量用いられる。該
反応は室温〜用いられる不活性有機溶媒の沸点付
近、好ましくは室温付近にて行なわれる。 化合物1b′のアルキル化は脱酸剤の存在下化合
物1b′に一般式 〔式中Xはハロゲン原子を示す。R5及びAは
前記に同じ。〕で表わされるハライドを反応させ
ることにより行なわれる。一般式(4)のハライド
は、化合物1b′に対して少くとも1当量、好まし
くは1.2〜2当量使用するのがよい。該反応は、
通常無水の不活性有機溶媒中にて行なわれる。不
活性有機溶媒としては、例えばアセトン、DMF、
エーテル、トルエン、ベンゼン、クロロホルム、
THF等が挙げられる。また脱酸剤としては、例
えばトリエチルアミン、ピリジン、炭酸カリウム
等が挙げられ、これら脱酸剤は化合物1b′に対し
て少くとも1当量、好ましくは1.2〜2当量用い
られる。該反応は室温〜用いられる溶媒の沸点付
近にて行なわれる。用いられる溶媒がDMFであ
る場合には室温付近にて反応を行なうのが好まし
く、また溶媒がDMF以外である場合にはその溶
媒の沸点付近にて反応を行なうのが好ましい。 〔式中R1,R3及びR4は前記と同じ。〕 反応行程式−3によれば、化合物1aを還元す
ることによりR2がカルボキシル基を示し且つ
が一重結合である本発明の化合物1cを収得で
き、また化合物1bを還元することによりR2
【式】を示し且つが一重結合である本 発明の化合物1dを収得できる。また化合物1d
は、化合物1cにアミン3を反応させることによ
つても製造される。 化合物1a又は化合物1bを還元するに際して
は、例えばPd−カーボン、PtO2、ラネーニツケ
ル等の従来公知の触媒を用い、常圧〜100気圧、
好ましくは常圧下にて水素で接触還元するのがよ
い。反応溶媒としては、化合物1aや化合物1b
の溶解性を考慮してDMF,DMF−メタノール、
DMF−エタノール等が好ましい。上記還元反応
は、通常室温〜50℃付近にて行なうのが好まし
く、一般に2時間〜10日間で該反応は終了する。 化合物1cとアミン3との反応は、上記化合物
1aとアミン3との反応と同様の反応条件下にて
行なうことができる。 〔式中R1は前記と同じ。〕 反応行程式−4によれば、一般式(2)のアルデヒ
ドにニトロメタンを縮合させることによりR2
ニトロ基を示し且つが2重結合である本発明の
化合物1eが収得でき、該化合物1eを還元する
ことによりR2がニトロ基を示し且つが1重結
合である本発明の化合物1fが収得できる。 一般式(2)のアルデヒドとニトロメタンとの縮合
反応は、例えば酢酸アンモニウムの存在下酢酸等
の溶媒中アルデヒド2とニトロメタンとの混合物
を加熱すればよい。アルデヒド2にニトロメタン
との混合割合としては、前者に対して後者を通常
等モル以上、好ましくは3〜4倍モルとするのが
よい。また酢酸アンモニウムの使用量としては、
通常アルデヒド2に対して少くとも等モル量、好
ましくは2〜2.2倍モル量とするのがよい。該反
応は、通常100〜150℃程度、好ましくは溶媒の沸
点付近に加熱することにより好適に進行し、一般
に2〜5時間程度で反応が完結する。 化合物1eの還元は、例えば水素化ホウ素ナト
リウムを用いて行なわれる。この還元は、通常メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール
等のアルコール類又はこれらのアルコール類と
DMFもしくはTHFとの混合溶媒中にて行なれ
る。水素化ホウ素ナトリウムの使用量としては通
常化合物1eに対して等モル〜6倍モル程度とす
るがよい。該還元反応は、通常0〜30℃程度にて
行なわれ、一般に0.5〜3時間程度で反応が終了
する。 また本発明の化合物中、R2が基
【式】で あり、R3とR4とが互いに結合して形成する5員
又は6員の飽和複素環基であり、さらに該複素環
基に基
【式】が置換している 化合物において、該化合物のR5がカルボキシル
基である化合物は、対応するR5が低級カルボキ
シカルボニル基である化合物を常法に従い加水分
解することによつても製造される。加水分解は、
アルカリ性加水分解が好ましく、通常0.1〜3N程
度、好ましくは0.1〜1Nの水酸化アルカリを用い
て行なわれる。該加水分解は、常温室温付近にて
行なわれ、一般に1〜20時間で完了する。 また本発明の化合物のうちカルボキシル基を有
する化合物は、常法により塩、例えばアルカリ金
属塩(例、ナトリウム塩、カリウム塩)、アルカ
リ土類金属塩(例、カルシウム塩、マグネシウム
塩)等として、また本発明の化合物うち第4級ア
ンモニウム塩を形成し得る窒素原子を有する化合
物は、有機酸及び無機酸の塩として、それぞれ単
離してもよい。斯かる塩類も本発明化合物の範囲
に包含されるものである。 上記各反応行程により得られる本発明の目的物
は、慣用の分離手段、例えば溶媒抽出、再結晶、
カラムクロマトグラフイー等により反応混合物か
ら容易に単離精製することができる。 更に本発明の化合物には光学異性体、幾何異性
体が考えられ、本発明に斯かる異性体をも当然に
包含する。 以下本発明を更に詳しく説明するため、本発明
化合物の製造例を挙げる。 製造例 1 β−〔2−(1,4,5,8−テトラメトキシ)
ナフチル〕アクリル酸(化合物1)の製造 4.2g(40mM)のマロン酸を10mlのピリジン
に55℃にて溶解する。この溶液に1,4,5,8
−テトラメトキシ−2−カルボアルデヒド5.6g
(20mM)及びピペリジン0.3mlを加え、80〜85℃
に30分を要して昇温する。同温条件下、1時間撹
拌し、次いで3時間還流する。冷後水の中に移
し、濃塩酸で酸性にすると結晶が析出する。この
ものを取し、水洗後、乾燥させると、5gの化
合物1を黄色結晶として得る。このものは、シリ
カゲルクロマトグラフイー(クロロホルム:メタ
ノール=20:1)にて精製すれば、融点200〜202
℃の純品が得られる。しかし粗生成物は、そのま
次の反応に使用できる。 製造例 2 N−〔β−(3,4−ジメトキシフエニル)エチ
ル〕−β−〔2−(1,4,5,8−テトラメトキ
シ)ナフチル〕アクリルアミド(化合物9)の製
造 製造例1で得た化合物1及びN−β−(3,4
−ジメトキシフエニル)エチルアミン1.85gの
DMF20ml溶液に、氷冷下シアノリン酸ジエチル
1.88gを加え、次いでトリエチルアミン1.05gの
DMF20ml溶液を20分間要して滴下する。その後
氷冷下〜室温にて16時間撹拌する。反応混合物を
水に移し、酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗
し、乾燥(MgSO4)、濃縮して得られる粗生成物
を、シリカゲルクロマトグラフイー(酢酸エチ
ル:クロロホルム=1:1)で精製すると、4.52
gの化合物9を黄色結晶として得る。 上記と同様にして後記第1表に示す化合物3,
5,6,7,10,13,14,16,18及び
20を得る。 製造例 3 N−〔β−〔2−(1,4,5,8−テトラメト
キシ)ナフチル〕アクリロイル〕アントラニル酸
(化合物4)の製造 製造例2で得た化合物3 2.2gをエタノール
−DMF(1:1)200mlに溶解し、10%水酸化ナ
トリウム水50mlを加え、室温で2時間30分撹拌す
る。その後反応液を濃塩酸で酸性にした後、酢酸
エチルで抽出する。有機層を乾燥濃縮後、得られ
た結晶をエーテル−クロロホルムで再結晶して
1.2gの黄色結晶として化合物4を得る。 製造例 4 N−〔β−〔2−(1,4,5,8−テトラメト
キシ)ナフチル〕アクリロイル〕ピペラジン(化
合物15)の製造 製造例1で得た化合物1 15g及びピペラジン
40.55gをDMF350mlに溶解し、氷冷下シアノリ
ン酸ジエチル9.4gのDMF25ml溶液を加える。そ
の後トリエチルアミン5.25gのDMF25ml溶液を
30分を要して滴下する。氷冷下〜室温にて16時間
撹拌する。その後、DMF及びピペラジンを減圧
下に留去し、粗生成物をシリカゲルクロマトグラ
フイー(クロロホルム:メタノール=30:1)で
精製すると10gの黄色結晶として化合物15を得
る。 製造例 5 4−ベンゾイル−1−〔β−〔2−(1,4,5,
8−テトラメトキシ)ナフチル〕アクリロイル〕
ピペラジン(化合物12)の製造 製造例4で得た化合物15 500mg及びベンゾ
イルクロライド20mgをDMF30mlに溶解し、これ
にK2CO3100mgを加え、室温にて6時間撹拌す
る。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。
濃縮後、シリカゲルクロマトグラフイー(クロロ
ホルム:メタノール=25:1)で精製すると化合
物12 500mgを黄色結晶として得る。 上記と同様にして後記第1表に示す化合物11
を得る。 製造例 6 1−〔β−〔2−(1,4,5,8−テトラメト
キシ)ナフチル〕アクリロイル〕−4−(1−ピロ
リジニルカルボニルメチル)ピペラジン(化合物
17)の製造 製造例4で得た化合物15 2g、N−クロル
アセチルピロリジン1.4g及び炭酸カリウム1.4g
のDMF60mlの懸濁液を20時間室温で撹拌する。
析出物を別し、液を濃縮後、シリカゲルクロ
マトグラフイー(クロロフイルム:メタノール=
50:1次いで30:1)にて精製すると、1.95gの
化合物13を黄色結晶として得る。 製造例 7 2−カルボキシ−1−〔β−〔2−(1,4,5,
8−テトラメトキシ)ナフチル〕アクリロイル〕
ピロリジン(化合物26)の製造 製造例1で得た化合物1 1.5g、2−ベンジ
ルオキシカルボニルピロリジン1.08g及びトリエ
チルアミン0.53gのDMF30ml溶液に、氷冷下シ
アノリン酸ジエチル0.95g、次いでトリエチルア
ミン0.53gを加え、室温で16時間撹拌する。製造
例2と同様に処理して得られた油状物2.1をエタ
ノール50mlに溶解し、Pd−C200mgを加え、水素
雰囲気下室温、常圧で1時間撹拌する。Pd−C
を別し、溶媒を留去後シリカゲルクロマトグラ
フイー(クロロホルム:メタノール=10:1)で
精製すると、淡黄色結晶の化合物20を1.2g得
る。 上記と同様にして製造例1で得た化合物1にベ
ンジルオキシカルボニル基を有するアミンを縮合
させ、次いで還元することにより後記第2表に示
す化合物24及び25を得る。 製造例 8 (E)−2−〔2−(1,4,5,8−テトラメ
トキシ)ナフチル〕−1−ニトロエチレン(化合
物2)の製造 1,4,5,8−テトラメトキシアルデヒド
4.8gを酢酸50ml、酢酸アンモニウム2.8及びニト
ロメタン3.1gの混合物に加え、この反応混合物
を2時間還流する。冷後、減圧下に濃縮し、粗結
晶を塩化メチレンに溶解し、シリカゲルクロマト
グラフイーにて精製すると、3.7gの化合物2を
褐色結晶として得る。 製造例 9 1,4,5,8−テトラメトキシ−2−(2−
ニトロエチル)ナフタレン(化合物27)の製造 (E)−2−〔2−(1,4,5,8−テトラメ
トキシ)ナフチル〕−1−ニトロエチレン300mgを
DMF6ml及びエタノール3mlに溶解し、水素化ホ
ウ素ナトリウムを80mg氷冷下に加え、撹拌を15分
続ける。その後、水に移し、塩化メチレンで抽出
し、有機層を乾燥、濃縮して得られる結晶を塩化
メチレン:ヘキサン=1:1で再結晶すると、
250mgの化合物27を得る。 製造例 10 N−シクロヘキシル−N−シクロヘキシルアミ
ノカルボニル−β−〔2−(1,4,5,8−テト
ラメトキシ)ナフチル〕アクリルアミド(化合物
8)及び1−〔β−(2−(1,4,5,8−テト
ラメトキシ)ナフチル〕アクリロイル〕−4−フ
エニルピペラジン(化合物14)の製造 製造例1で得た化合物1 1g及びN−フエニ
ルピペラジン0.51gをDMF21mlに溶解し、これ
にDCC0.71gを加え、室温にて16時間撹拌する。
反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、濃縮後
シリカゲルクロマトグラフイー(クロロホルム:
メタノール=10:1)で精製すると、化合物8を
950mgと化合物14を200mgそれぞれ黄色結晶として
得る。 製造例 11 1−〔β−〔2−(1,4,5,8−テトラメト
キシ)ナフチル〕アクリロイル〕−4−〔−(2−
メトキシカルボニル)ピロリジニルカルボニルエ
チル〕ピペラジン(化合物21)及び1−〔β−
〔2−(1,4,5,8−テトラメトキシ)ナフチ
ル〕アクリロイル〕−4−〔1−(2−カルボキシ)
ピロリジニルカルボニルエチル〕ピペラジン(化
合物19)の製造 製造例6と同様に製造例4で得た化合物15
2g、2−メトキシカルボニル−1−(2−ブロ
モプロピオニル)ピロリジン1.37g及び炭酸カリ
ウム0.36gのDMF25ml懸濁液を、20時間室温で
撹拌する。製造例5と同様に処理して得られる粗
生成物をシリカゲルクロマトグラフイー(クロロ
ホルム:メタノール=25:1)で精製すると、
2.4gの化合物21を黄色結晶として得る。化合
物21を1.8gメタノール3.6mlに溶解し、これに
1N水酸化ナトリウム3.6mlを加え、1時間室温で
撹拌し、その後反応液に1N塩酸3.6mlを加え濃縮
した。これをシリカゲルクロマトグラフイー(ク
ロロホルム:メタノール=6:1)で精製する
と、1.0gの化合物19を黄色結晶として得る。 製造例 12 3−〔2−(1,4,5,8−テトラメトキシ)
ナフチル〕プロピオン酸(化合物22)の製造 製造例1で得た化合物1 10gをDMF−エタ
ノール(1:1)100mlに溶解し、Pd−C1g存在
下に常圧、室温で接触還元する。7日後Pd−C
を別し、液を濃縮し、得られる結晶をシリカ
ゲルクロマトグラフイー(クロロホルム:メタノ
ール=20:1)で精製すると、8.6gの化合物2
2を白色結晶として得る。 製造例 13 N−〔β−(3,4−ジメトキシフエニル)エチ
ル〕−3−〔2−(1,4,5,8−テトラメトキ
シ)ナフチル〕プロピオニルアミド(化合物2
3〕の製造 製造例12で得た化合物22 300g、N−β−
(3,4−ジメトキシフエニル)エチルアミン151
mg、シアノリン酸ジエチル153mg及びトリエチル
アミン86mgを製造例2と同様に処理すると、化合
物23が得られる。 上記各製造例で得られた化合物及びその物性
(融点、 1H−NMR分析結果)を第1表及び第2
表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1は低級アルコキシ基を示し、R2はカル
    ボキシル基、ニトロ基又は基【式】を示 す。R3及びR4は、同一又は異なつて水素原子、
    低級アルキル基、シクロアルキル基、シクロアル
    キルアミノカルボニル基、置換基として低級アル
    コキシカルボニル基もしくはカルボキシル基を有
    することのあるフエニル基、置換基として低級ア
    ルコキシ基を有することのあるフエニル低級アル
    キル基又は置換基としてカルボキシル基、フエニ
    ル低級アルコキシカルボニル基もしくはカルボキ
    シピロリジニルカルボニル基を有する低級アルキ
    ル基を示す。またR3及びR4は、隣接する窒素原
    子と共に酸素原子もしくは窒素原子を介し又は介
    することなく互いに結合して5員又は6員の飽和
    複素環基を形成してもよく、該複素環基は更にフ
    エニル基、フエニル低級アルキル基、ベンゾイル
    基、フロイル基、カルボキシル基又は基
    【式】(Aは低級アルキレン 基を、R5は水素原子、カルボキシル基又は低級
    アルコキシカルボニル基をそれぞれ示す。)を置
    換基として有していてもよい。〓は一重結合又は
    二重結合を示す。〕 で表わされるナフタレン誘導体。
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