JPH03142063A - 鋳物の鋳造条件の設定方法 - Google Patents

鋳物の鋳造条件の設定方法

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JPH03142063A
JPH03142063A JP1279763A JP27976389A JPH03142063A JP H03142063 A JPH03142063 A JP H03142063A JP 1279763 A JP1279763 A JP 1279763A JP 27976389 A JP27976389 A JP 27976389A JP H03142063 A JPH03142063 A JP H03142063A
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Hiroyuki Ikuta
浩之 生田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋳物の製造方法、より詳しくは、鋳造欠陥(特
に、引は巣〉のない鋳物とする鋳造条件の設定方法に関
する。
〔従来の技術〕
一般に、鋳物を製造する際には、健全な鋳物を経済的に
つくる方策(鋳造方案〉を十分に考えて決めているわけ
であるが、主に経験則に基づいて人間(技術者〉が立案
している。そのために、鋳物製品に欠陥(引は巣〉が生
じるのを予測する(逆に言うと、欠陥発生を回′避する
)凝固解析が試行錯誤的に行なわれている。鋳物欠陥対
策を人間が考えるので、完全なかつ総合的に見て最適な
欠陥対策に至るまでに手間、時間、コストがかかってし
まう。
そこで、コンピュータのシミュレーションを利用して鋳
物の欠陥発生の予測と鋳造条件の修正による欠陥発生防
止とを行ない、適切な鋳造方案を設定することが提案さ
れている(例えば、特開昭61−193766号公報お
よび特開昭61−229464号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
これらコンピュータ利用での鋳造方案設定において、鋳
造欠陥が発生することが判明すると、技術者が鋳造条件
を変更してそれを入力し、再度初めからシミュレーショ
ンを行なわなければならず、鋳造条件の変更に際して試
行錯誤となってしまう。
また、欠陥対策のための鋳造条件の変更方法についても
多種類存在し、必ずしも欠陥対策ができるとは限らない
本発明の目的は、引は巣などの鋳造欠陥のない健全な鋳
物を製造するために、従来よりも簡便な鋳物凝固過程シ
ミュレーション方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的が、下記工程(ア)〜(オ):〈ア〉鋳物お
よび鋳型の形状および物性についてのデータと、鋳型冷
却条件データとを設定する工程、(イ)熱解析での前進
差分法によるタイムステップΔtを算出する工程、(つ
)熱収支計算によって鋳物内の複数部位での温度を求め
る工程、(1)得られた温度を比較して、湯口から遠い
ほうよりの指向性凝固となるか否がを判定する工程、お
よび(オ)鋳物の凝固が指向性凝固で完了するように工
程(ア)〜(1)を繰り返す工程であって、指向性凝固
に反する条件となるときに、鋳型冷却条件である複数の
冷却部位の熱伝達率を制御し直す過程を含む工程、から
なることを特徴とする鋳物の鋳造条件の設定方法によっ
て達成される。
〔作 用〕
本発明に係る鋳物鋳造条件(凝固条件)の設定方法をフ
ローチャートに示すと第1図のように表わすことができ
る。鋳造欠陥発生の有無の判定法は数多く存在するが、
本発明では指向性凝固をしていれば(鋳物の複数部位で
の温度を比較して湯口より遠いほうの部位の温度が低い
ならば)、欠陥なしと判定している。そして、指向性凝
固でない状態が生じたときには、鋳型の複数の冷却部位
にてその冷却能力を指向性凝固となるように高めて、フ
ィードバックして新らたな冷却条件データに基づいて経
過時間にて指向性凝固となっているかどうかを再び判定
する。この判定工程は鋳物全体の凝固完了まで繰り返す
ことになる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して本発明の実施態様例によって
本発明の詳細な説明する。
第2図に示すように、アルミニウムのディスクホイール
(鋳物)1を分割金型2〜4に鋳造して鋳物製品を得る
場合において、鋳物1内の温度計算部位■■および■を
適宜選定する。鋳物の形状が複雑なものであれば、温度
計算部位の数を増やすことになる。この場合には、金型
は上型2、横型3および下型4からなり、上型2の上部
および横型3の下部に冷却部位aおよびbが設けられて
おり、例えば、これら冷却部位に冷却水などの冷媒が流
れるようになっていて金型の冷却能力(熱伝達率Ha、
Hb)を変更制御できる。鋳物の形状に応じて、金型の
分割数や冷却部位の数および位置をも適宜選定される。
第2図に示した金型2〜4にて鋳物1を鋳込み凝固させ
る過程において、本発明に係る鋳造条件の設定方法を適
用する場合のフローチャートを第3図に示し、鋳物lの
温度比較部位の、■および■での温度変化を第4図に示
す。
まず、ステップ11にて鋳物の形状、物性データと、金
型の形状、物性データと、金型の冷却条件として冷却部
位aおよびbの熱伝達率ha、hbとを設定し、コンピ
ュータへ入力する。冷却部位の熱伝達率ha、hbとし
て、何ら冷却水を流さない状態(冷却なし状態)に相当
するha、hb=0.0005caj! /cnf−5
−”cを設定する。ソシテ、冷却凝固解析時刻tの初期
化(1=0)を行なう。
次に、ステップ12にて熱計算に必要なタイムステップ
△tを処解析での前進差分法にしたがって、入力したデ
ータに基づき、次式から求める。
△t=min [(ρCpV)i/ai ](l−1〜
全要素数) λ:解析対象物の熱伝導率 Cps  〃  の比熱 ρ:  〃  の密度 V:要素の体積 l;要素間距離 S:要素間の接解面積 続いて、ステップ13にて熱収支計算を行なって、鋳物
の部位■〜■それぞれの温度T、、T2 ・T3を求め
る。これら温度を時刻(経過時間)t=0゜30.40
.80秒にて求めて第4図に示すような結果が通常帯ら
れるはずである。
ステップ14にて時刻ごとにT1 、T2およびT3の
温度を比較し、T+ <T2 <T3の条件を満足して
おれば、指向性冷却(凝固〉が進行しており、引は巣な
どの鋳物欠陥が生じることはないと判定できる。このよ
うに指向性凝固となっておれば、そのままの条件にて冷
却凝固を継続し、ステップ15にて、時刻tでの熱伝達
率ha 、hbを記憶する。
続いてステップ16にて、鋳物部位■での温度T3が凝
固温度T、よりも高いか低いかを判断し、温度T3がT
5よりも高ければ、上述したタイムステップΔtを時刻
tに加算して、ステップ12〜15を繰り返す。温度T
3がT%よりも低いならば、鋳物の凝固が完了したこと
になり解析終了となる。
この場合は、第4図に示したような鋳物部位■〜■の温
度変化(冷却)が進行した場合である。
しかしながら、ステップ13にて’L  <T2 <T
3の条件を満足しない場合となることがある。このとき
にステップ17へ進み、鋳物部位■〜■での温度T+ 
 、T2  、T3の高低関係に応じて指向性冷却凝固
となるように金型の冷却部位a、bの冷却能力を制御し
て(例えば、冷却部位に冷却水を流して)、熱伝達率h
a 、hbを次のように大きくする。
温度比較条件 制御後の熱伝達率 このようにhaおよびhb(又はhaのみ)を太きく 
L (1,0caJ /cnl s・t) 、ステップ
11に入力して、ステップ11〜14を繰り返して、T
+ <T2<T3条件を満足させる。
仮に、温度比較条件A (T+ < T3 < T2 
>が時刻4230秒で生じていたならば、第4図中のt
=30秒で破線Aに示すようになっている。この冷却状
態のままで凝固温度T、まで下がると部位■が部位■よ
りも先に達して、部位■が凝固したときに部位■は未凝
固状態であって、引は巣が部位■に発生してしまう。そ
こで、t=30秒後は冷却部位a、bの両方に冷却水を
流してhaおよびhbを共に1.0cal /crl−
8・”cにする。こうしテを一40秒後には第4図に示
したように’L <T2 <T3の状態にするわけであ
る。次に、このステップ17を経由したt、ha、hb
をステップ15にて記憶する。
上述したようにして、凝固解析が終了したときに、ステ
ップ15にて記憶した時刻t=Q〜80秒におけるha
 、 hbの値を出力する。この出力結果に応じて、必
要ならば、鋳型冷却部位の水冷を実施するタイミングを
決定して、鋳物の鋳造を行なえば、鋳造欠陥のない鋳物
を製造することができる。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、凝固解析が従来より
も少ない箇所(部位)での温度変化として行なえ、鋳造
欠陥のない健全鋳物を製造する方法が容易に設定できる
。そして、解析工数および解析費用の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る鋳造条件の設定方法を表わすフ
ローチャートであり、 第2図は、鋳物と鋳型(金型)の概略断面図であり、 第3図は、第2図の鋳物鋳造での鋳造条件設定方法のフ
ローチャートであり、 第4図は、第2図の鋳物の温度比較部位における温度変
化を示すグラフである。 1・・・鋳物、 2〜4・・・鋳型、 a、b・・・鋳型の冷却部位、 ■、■および■・・・鋳物の温度比較部位。 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記工程(ア)〜(オ): (ア)鋳物および鋳型の形状および物性についてのデー
    タと、鋳型冷却条件データとを設定する工程、 (イ)熱解析での前進差分法によるタイムステップΔt
    を算出する工程、 (ウ)熱収支計算によって鋳物内の複数部位での温度を
    求める工程、 (エ)得られた温度を比較して、湯口から遠いほうより
    の指向性凝固となるか否かを判定する工程、および (オ)鋳物の凝固が前記指向性凝固で完了するように工
    程(ア)〜(エ)を繰り返す工程であって、該指向性凝
    固に反する条件となるときに、鋳型冷却条件である複数
    の冷却部位の熱伝達率を制御し直す過程を含む工程、 からなることを特徴とする鋳物の鋳造条件の設定方法。
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