JPH03141976A - 刺繍ミシンのデータ処理装置 - Google Patents

刺繍ミシンのデータ処理装置

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JPH03141976A
JPH03141976A JP28064189A JP28064189A JPH03141976A JP H03141976 A JPH03141976 A JP H03141976A JP 28064189 A JP28064189 A JP 28064189A JP 28064189 A JP28064189 A JP 28064189A JP H03141976 A JPH03141976 A JP H03141976A
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JP
Japan
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point
divided
route
data
closed area
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Application number
JP28064189A
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English (en)
Inventor
Kyoji Komuro
小室 恭二
Hideaki Shimizu
秀明 清水
Atsuya Hayakawa
敦也 早川
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は刺繍くシンのデータ処理装置に関するものであ
り、特に、閉領域を刺繍ミシンの縫目で埋めるのに先立
ってその閉領域に走り縫いを施すための走り縫いデータ
の処理に関するものである。
発明の背景 本出願人は先に、次のような刺繍ミシンのデータ処理装
置を開発した。第1分割手段、第2分割手段、縫い順序
決定手段、ブロック縫いデータ作成手段および走り縫い
データ作成手段を含むデ−夕処理装置である。
第1分割手段は、刺繍ミシンの縫目で埋められるべき全
体閉領域の外形線を表す全体閉領域データに基づいて、
全体閉領域を一列に並ぶ複数の分割閉領域に分割するも
のである。
この第1分割手段の一態様は、本出願人が平底1年10
月13日に出願した特許1!a(4)の明細書に記載さ
れているように、全体閉領域を複数の分割閉領域に、そ
れら分割閉領域の各々の外形線上に予め設定されている
複数の設定点のうち可及的に離れた2設定点の各々とそ
れら以外の設定点の各々とを結ぶ複数の線分全部が各分
割閉領域に内包される状態となるまで分割する態様であ
る。
なお、「外形線上に予め設定されている複数の設定点」
は例えば、閉領域が多角形である場合、すなわち、閉領
域が現実に多角形であるか、または、現実には多角形で
はないが多角形で近似させられる場合には、多角形を規
定する複数の頂点であり、閉領域の外形線がスプライン
関数等の関数で近似させられる場合には、その関数によ
って規定される複数の点である。
第1分割手段の別の態様は、本出願人が同日に出願した
特許側(3)の明細書に記載されているように、全体閉
領域を複数の分割閉領域に、それら分割閉領域の各々の
外形線がそれに対して設定されている座標軸に関して極
値点である設定点において各分割閉領域の外方へ屈曲す
ることがない状態となるまで分割する態様である。
なお、「外形線上のある設定点が座標軸に関して極値点
である」とは、外形線上においてそのある設定点の直ぐ
前方の設定点(以下、直前設定点という)と直ぐ後方の
設定点(以下、直後設定点という)とが共に、そのある
設定点を通る座標軸と直角な直線に関して同じ側に位置
することである。
また、「外形線がある設定点において外方へ屈曲する」
とは、外形線を時計回りにたどる場合には、ある設定点
の直前設定点がそのある設定点の左方に存在することで
あり、また、反時計回りにたどる場合には、直前設定点
がそのある設定点の右方に存在することである。
第2分割手段は第1分割手段により求められた各分割閉
領域を一列に並ぶ複数の実ブロックに分割するものであ
る。この第2分割手段の一態様は、本出願人が同日に出
願した特許側(1)の明細書に記載されているように、
分割閉領域をそれの長手方向に沿った四角形を成す複数
の補助ブロックに分割し、分割閉領域の中心線の、それ
ら各補助ブロックにおける方向を末め、それら補助ブロ
ックのうち互に隣接した2つの補助ブロックを仕切る分
割線の方向を、それら2つの補助ブロックの各々の中心
線方向の合成方向と可及的に直角となるように修正し、
その修正された分割線で分割閉領域を複数の実ブロック
に分割し直す態様である。
なお、「各補助ブロックの中心線方向」は例えば、各補
助ブロックの4辺のうち、分割閉領域の長平方向と直角
な方向において互に対向する2辺の平均的な方向として
求めることができ、その平均的な方向は例えば、それら
2辺の各々と一致する2つのヘクトルの和の向きであっ
ても、それら2辺の威す角の二等分線の方向であっても
、補助ブロックの4辺のうち分割閉領域の長手方向にお
いて互に対向する2辺の各々の中点同士を結ぶ線分の方
向であってもよい。
ブロック縫いデータ作成手段は、全体閉領域に属する複
数の実ブロックの各々の4辺のうちその実ブロックが縫
目で埋められていくべき刺繍進行方向に直角な方向にお
いて互に対向する2辺を交互につなぐ縫目を形成するた
めのブロック縫いデータを作成するものである。なお、
ブロック縫いデータは例えば、針位置を直接決定する針
位置データである場合や、その針位置データを求めるた
めに用いられる針位置補助データである場合がある。針
位置補助データは例えば、ブロックの4つの頂点の各々
の座標データを含むデータである。
縫い順序決定手段は、本出願人が先に出願した特願平1
−167875号明細書に記載されているように、複数
のブロックを連続した縫糸による縫目で埋めた場合に、
先に埋められるブロックから後に埋められるブロックに
向かう縫糸が全体閉領域の外部に現れることがないよう
に、それら各ブロックを埋める順序を決定するものであ
る。
全体閉領域を連続した縫糸による縫目で埋める場合には
、全体閉領域にそれの刺繍開始点と刺繍終了点とが設定
され、刺繍開始点から刺繍終了点に向かって全体閉領域
が縫目で埋められていくことになる。そのため、全体閉
領域が、アルファベットの「C」のように、分岐部を有
しない形状を威し、かつ、全体閉領域の一端に刺繍開始
点、他端に刺繍終了点が設定される場合には、縫い順序
決定手段は、全体閉領域に属する複数のブロックの各々
が刺繍開始点側から刺繍終了点側に向かって並ぶ順序を
ブロックの縫い順序に決定する。
しかし、ブロックの縫い順序は常にそのように比較的単
純に決定されるとは限らず、例えば第12図に示すよう
に、全体閉領域が分岐部を有する形状を成す場合には決
定が比較的複雑となる。以下、この場合における縫い順
序決定手段の作動の様子を同図に示す全体閉領域を例に
とり説明する。
なお、この全体閉領域における刺繍開始点(図において
P、で示す)は頂点25、刺′dA終了点(図において
P、で示す)は頂点1である。
この場合には、縫い順序決定手段は例えば、ブロックの
縫い順序を次のように決定する。刺繍開始点すなわち頂
点25を含む開始ブロック(図において丸印の中に13
を付して示す第13ブロツクである。他のブロックにつ
いても同様にして番号を示す)から、複数のブロックの
うち全体閉領域が分岐している分岐ブロック(第8ブロ
ツク)の一つだけ手前の手前ブロック(第15ブロツク
)までのブロックの各々がそれらの順に縫目で埋められ
た後、分岐ブロックが縫目で埋められるのに先立って、
その分岐ブロックから延びた枝ブロック列(例えば、第
7ブロツクから第5フロツクまでの3つのブロックが並
んだブロック列)に属する複数のブロックの各々が、そ
の枝ブロック列の先端に位置する先端ブロック(第5ブ
ロツク> (I!IIから分岐ブロック側に向かう方向
に縫目で埋められていくこととなるように、ブロックの
縫い順序を決定するのである。開始ブロックから手前ブ
ロックまでのブロックの各々がそれらの順に縫目で埋め
られた後、枝ブロック列に属する複数のブロックの各々
が分岐ブロック側から先端ブロック側に向かう方向に埋
められていくようにブロックの縫い順序が決定されると
、縫糸が先端ブロックから分岐ブロックに戻る際にその
縫糸が枝ブロック列を埋め終わった縫目の表面に現れる
こととなって、良好な刺繍を施すことができないからで
ある。
開始ブロックから分岐ブロックの手前ブロックまで刺繍
を施した後、枝ブロック列の先端ブロックから分岐ブロ
ック側に向かう方向に刺繍を施す場合には、手前ブロッ
クを縫目で埋め終わった縫針を先端ブロックに到達させ
る必要がある。ブロックを縫目で埋めるのに先立って縫
針をそのブロックに到達させる走り纏いを実行すること
が必要なのであり、その走り纏いを実行するための走り
縫いデータを作成するのが走り縫いデータ作成手段なの
である。
走り縫いデータ作成手段は、(a)走り縫いの始点(例
えば、第12図の例では手前ブロックである第15ブロ
ツク上の一点)と終点(例えば、同図の例では先端ブロ
ックである第5ブロンク上の一点)とを決定する始点、
終点決定手段と、(b)中間点決定手段と、(C)走り
縫い経路決定手段とを含んでいる。
中間点決定手段は、始点と終点とが同し一分割閉領域の
外形線上にある場合には、その分割閉領域の複数の頂点
のうち最も離れた2頂点の一方(例えば、それら2頂点
のうちX座標が小さい方を最小点、大きい方を最大点と
した場合の最小点)を−中間点、始点と終点とが一分割
閉領域の外形線上にはなく、互に隣接した複数の分割閉
領域の両端の分割閉領域の外形線上にそれぞれ存在する
場合には、始点の属する分割閉領域(以下、最初分割閉
領域という)の最小点、最大点、その分割閉領域に順次
隣接する分割閉領域の最小点、最大点、・・・、終点の
属する分割閉領域(以下、最終分割閉領域という)の直
前の分割閉領域の最小点および最大点を複数の中間点に
決定するものである。
走り縫い経路決定手段は、中間点決定手段により決定さ
れた中間点が一つである場合には、それと始点および終
点とを結ぶ経路、中間点が複数ある場合には、始点、最
初分割閉領域の最小点、最大点、その分割閉領域に順次
隣接する分割閉領域の最小点、最大点、・・・、最終分
割閉領域の直前の分割閉領域の最小点、最大点および終
点を結ぶ経路を走り縫いの経路に決定するものである。
したがって、例えば、第13図に示すように、始点と終
点とが一分割閉領域に存在する場合には、例えば、同図
に矢印付き実線で示すように、始点最小点および終点を
結ぶ経路が走り縫いの経路となり、例えば、第14図に
示すように、始点と終点とが第1〜第3分割閉領域に跨
る場合には、例えば、同図に矢印付き実線で示すように
、始点(頂点l)、第1分割閉領域の最小点(頂点18
)。
最大点(頂点3)、第2分割閉領域の最小点(頂点16
)、最大点(頂点13)および終点(頂点10)を結ぶ
経路が走り縫いの経路となる。
発明が解決しようとする課題 走り縫いの経路はそれによる縫目が全体閉領域を埋める
ための縫目で完全に覆われるように決定されることが重
要である。しかし、上記開発装置においては、走り縫い
の経路が走り縫いが施されるべき分割閉領域の形状とは
無関係に決定されるため、例えば、第13図や第14図
に示すように、始点または終点が最小点の直ぐ隣りの頂
点に設定されると、始点および終点と最小点とを結ぶ直
線が全体閉領域の外形線と一致することとなって、全体
閉領域の外形線上に走り縫いによる縫糸が現れるという
問題があった。
なお、この問題は開発装置にのみ存在するものではなく
、閉領域を刺繍ミシンの縫目で埋めるのに先立ってその
閉領域に走り纏いを施すための走り縫いデータを作成す
ることが可能であって、かつ、走り縫いの経路をその走
り纏いが施されるべき閉領域の形状とは無関係に決定す
る刺繍ミシンのデータ処理装置に同様に生じ得る問題で
ある。
請求項1の発明はこの問題を解決することを課題として
為されたものである。
請求項2および3の発明はいずれも、請求項1の発明の
実施に好適な一態様を提供することを課題として為され
たものである。
課題を解決するための手段 請求項1の発明の要旨は第1図に示すように、走り縫い
データの作成が可能な刺&1 sシンのデータ処理装置
を、(a)閉領域の外形線を表す閉領域データに基づい
て、閉領域の外形線の内側に位置する内側点を予め定め
られている規則に従って決定する内側点決定手段と、(
b)走り縫いの経路を外形線」二の第1点と第2点とを
内側点を経て結ぶ経路に決定する走り縫い経路決定手段
とを含むものとしたことにある。
なお、内側点決定手段は例えば、全体閉領域が複数の分
割閉領域に分割された場合には、走り縫いの第1点と第
2点とが一分割閉領域に存在するか、複数の分割閉領域
に存在するかとは無関係に、第1点と第2点との間に存
在するーまたは複数の分割閉領域における一向側点を決
定する形式とすることができる。第1点と第2点とが一
分割閉領域に存在する場合には、その分割閉領域が請求
項1における「閉領域」となり、第1点と第2点とが複
数の分割閉領域に存在する場合には、それら分割閉領域
が請求項1における「閉領域」となる。
また、第1点は例えば走り縫いの始点、第2点は例えば
終点である。
また、閉領域の一態様は分割閉領域である場合も、全体
閉領域である場合もある。
請求項2の発明の要旨は、請求項1における「予め定め
られている規則」を、閉領域に対してXY座標を設定し
た場合にその閉領域の外形線上に予め設定されている複
数の設定点のX座標の平均値とY座標の平均値とをそれ
ぞれX座標およびY座標とする座標平均点を内側点とす
る規則としたことにある。
請求項3の発明の要旨は、請求項1における「予め定め
られている規則」を、閉領域の外形線上に予め設定され
ている複数の設定点のうち可及的に離れた2設定点をつ
なぐ直線の中点を内側点とする規則としたことにある。
なお、請求項1における「内側点」にそれら座標平均点
および中点以外の点を選ふことかできる。
作用 請求項Iの発明装置においては、走り縫いが施されるべ
き閉領域の外形線を表す閉領域データに基づいて、閉領
域の内側点が決定されるとともに、走り縫いの第1点と
第2点とを内側点を経て結ぶ経路が走り縫いの経路とさ
れる。
請求項2の発明装置においては、閉領域の複数の設定点
のX座標の平均値とY座標の平均値とをそれぞれX座標
およびY座標とする座標平均点が内側点とされる。
請求項3の発明装置においては、閉領域の複数の設定点
のうち可及的に離れた2設定点をつなぐ直線の中点が内
側点とされる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、請求項1〜3の各発明
に従えば、走り縫いの経路が閉領域の形状に応してそれ
の内側に位置するように決定されるから、走り縫いの第
1点および第2点の位置如何によって走り縫いが閉領域
の外形線上に施されることがなくなって、刺繍の見目が
向上するという効果が得られる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第2図において10はミシンテーブルであり、このミシ
ンテーブル10上にはベツド12およびミシン機枠14
が設けられている。ミシン機枠14は、ベツド12から
立ち上がった脚柱部16と、その脚柱部16の上端から
片持ち状にかつヘッド12にほぼ平行に延びる上方アー
ム18とから成る。このミシン機枠14には、針棒22
が針棒台(図示省略)により上下方向に移動可能に取り
付けられ、その下端部に縫針24が固定されている。
針棒22は針捧抱き等を介してξシンモータ26(第3
図参照)に接続されており、ミシンモータ26の駆動に
よって針棒22および縫針24が上下往復運動させられ
る。また、ベツド12の上面には開口が形成されている
。この開口は針板30によって塞がれており、針板30
には針孔38が形成されている。
さらに、ミシンテーブル10.ヘッド12上には、刺繍
枠42力悩シンの左右方向であるX軸方向と、前後方向
であるY軸方向とに移動可能に取り付けられている。刺
繍枠42は円環状の外枠44と、外枠44の内側に嵌め
られる内枠46とを有し、それら枠44.46により加
工布を保持する。外枠44にはX軸方向においてごシン
機枠16から離れる向きに延び出すスライド部48が形
成され、ミシンテーブル10上にY軸方向に設けられた
一対のガイドパイプ50に摺動可能に嵌合されている。
これらガイドパイプ50の両端部は連結部材52.54
によって連結されている。連結部材52は送りねじ56
.x軸送りモータ58によってX軸方向に移動させられ
るようになっている。ガイドパイプ50の一端は連結部
材52を介して送りねじ56および回転伝達軸60によ
って支持され、他端は連結部材54と、その連結部材5
4にそれと一体的に移動可能かつ自由回転可能に保持さ
れている図示しないボールとを介してξシンテーブル1
0の上面に支持されている。スライド部48.連結部材
52.54には一対の無端のワイヤ62が係合させられ
ており、ワイヤ62が回転伝達軸60.Y軸送りモータ
64によって移動させられることによりスライド部48
がY軸方向に移動させられる。刺繍枠42は、連結部材
52のX軸方向の移動とスライド部48のY軸方向の移
動とによって水平面内の任意の位置に移動させられるの
であり、この移動と縫針24の上下動とによって加工布
に刺繍が施される。
本ξシンは、制御装置70によって制御される。
制御装置170は、第3図に示すように、CPU72、
ROM74.RAM76およびバス78等を含むコンピ
ュータを主体とするものである。バス78には人力イン
タフェース80が接続され、人力インタフェース80に
はキーボード82.外部記憶装置84が接続されている
。外部記憶装置84には縫目で埋められる複数の全体閉
領域の外形線を表す全体閉領域データが予め記憶されて
いる。
このデータは、多角形である全体閉領域の外形線を規定
する複数の頂点の各々の座標(ξシンに想定されている
xY座標)を表す座標データを含んでいる。なお、本ミ
シンにおいて刺繍は、各全体閉領域の外形線のうちそれ
の長手方向と直角な方向において互に対向する2つの部
分を交互につないで縫目を形成することにより行われる
ハス7日にはまた出力インタフェース100が接続され
、出力インタフェース100にはモータ駆動回路104
,106および108を介してミシンモータ26.X軸
送りモータ58およびY軸送りモータ64が接続されて
いる。出力インタフェース100には前記外部記憶装置
84も接続されている。また、RAM76には第4図に
示すように、後述の全体閉領域データ領域1分割閉領域
データ領域、始点、終点データ領域、最小点、最大点デ
ータ領域、ブロックデータ領域、走り縫い経路データ領
域、針位置データ領域等がワーキング領域と共に設けら
れている。さらに、ROM74には第5図にフローチャ
ートで表す針位置データ作成用ルーチンが記憶されてい
る。ROM74にはまた、その針位置データ作成用ルー
チンに関連するルーチンとして第6図および第7図にフ
ローチャートでそれぞれ表すルーチンも記憶されている
。以下、針位置データの作成について説明する。
電源投入後、オペレータからキーボード82を介して針
位置データ作成指令が出されれば、まず、第5図のステ
ップ31(以下、単にSlで表す。
他のステップについても同じ)において、外部記憶装置
84に記憶されている複数の全体閉領域データが読み出
され、それらがRAM76の全体閉領域データ領域に記
憶される。なお、それらデータは、複数の全体閉領域の
各々を縫目で埋める順序と同し順序で全体閉領域データ
領域に記憶される。その後、S2において、それら各全
体閉領域が一列に並ぶ複数の分割閉領域に分割され、そ
れら各分割閉領域の外形線を表す分割閉領域データが作
成される。分割閉領域データはRAM76の分割閉領域
データ領域に記憶される。なお、全体閉領域の分割閉領
域への分割は、前記特許側(3)の明細書に記載されて
いるように、全体閉領域を複数の分割閉領域に、それら
分割閉領域の各々の外形線がそれら各分割閉領域の外形
線上の複数の頂点のうち最も離れた2頂点をつなぐ直線
(これが前記「各分割閉領域に対して設定されている座
標軸」である)に関して極値点である頂点において各分
割閉領域の外方へ屈曲することがない状態となるまで分
割した後、前記特許側(4)の明細書に記載されている
ように、それら各分割閉領域を複数の分割閉領域に、そ
れら分割閉領域の各々の外形線」二の複数の頂点のうち
最も離れた2頂点の各々とそれら以外の頂点の各々とを
結ぶ複数の線分全部が各分割閉領域に内包される状態と
なるまで分割するものである。
続いて、S3において、それら各分割閉領域が一列に並
ぶ複数のブロック(四角形を威す)に分割され、それら
各ブロックの4つの頂点の各々の座標データが各ブロッ
クと対応付けられてRAM76のブロックデータ領域に
記憶される。なお、分割閉領域のブロックへの分割は、
前記特許側(1)の明細書に記載されているように、分
割閉領域をそれの長平方向に沿った四角形を成す複数の
補助ブロックに分割し、分割閉領域の中心線の、それら
各補助ブロックにおける方向を求め、それら補助ブロッ
クのうち互に隣接した2つの補助ブロックを仕切る分割
線の方向を、それら2つの補助ブロックの各々の中心線
方向の合成方向と可及的に直角となるように修正し、そ
の修正された分割線で分割閉領域を複数の実ブロックに
分割し直すものである。
続いて、S4において、それら実ブロック(以下、単に
ブロックという)を連続した縫糸による縫目で埋めた場
合に先に埋められるブロックから後に埋められるブロッ
クに向かう縫目が、全体閉領域の外部にも各ブロックを
埋め終わった縫目の表面にも現れることがないように、
それらブロックを縫目で埋める順序(以下、ブロックの
縫い順序という)が決定される。ブロックの縫い順序の
決定は前記特願平1−167875号明細書に記載され
ているように実行される。
その後、S5において、それらブロックを決定された縫
い順序で埋めるのに必要な複数の走り縫いの各々の始点
と終点とが決定され、始点の座標データである始点デー
タと終点の座標データである終点データとが各走り縫い
に対応付けられてRAM76の始点、終点データ領域に
記憶される。
続いて、S6において、第6図の走り縫い経路決定ルー
チンが実行される。
まず、5101において、複数の全体閉領域すべてに属
する走り縫いの数(互に対応する始点と終点とを結ぶ走
り縫いを一つの走り縫いと考える)がLとして記憶され
、5102において、走り縫いの番号を示すiの値が1
に設定される。その後、5103において、始点、終点
データ領域に記憶されている第1走り縫いに対応する始
点データおよび終点データと、分割閉領域データに記憶
されている分割閉領域データとに基づいて、第1走り縫
いが施されるべき分割閉領域の数、すなわち第1走り縫
いによる縫糸が始点から終点に達する間に通過すべき分
割閉領域の数が決定されるとともに、その値がMとして
記憶される。同ステップにおいてはさらに、第1走り縫
いを複数の分割閉領域に施した場合に各分割閉領域に走
り縫いが施される1頓序を示す番号が各分割閉領域に付
される。
その後、5104において、分割閉領域の番号を示すm
の値が1に設定され、5105において、RAM76の
、走り縫い経路データ領域の各記憶領域を指定する番地
を示すnの値が1に設定される。なお、nの値は走り縫
い経路データ領域の現実の番地を示しているのではなく
、先頭の記憶領域から末尾の記憶領域までの複数の記憶
領域の各々の番地に1対1に対応している。続いて、5
106において、走り縫い経路データ領域の第1番地の
記憶領域(図において〔1〕で表す。他の記憶領域につ
いても同じ)に始点データが記憶され、5107におい
て、nの値が1だけ増加させられる。5108において
、第7図のルーチンが実行されることにより、第m分割
閉領域の内側点が決定される。
まず、S201において、第m分割閉領域の外形線上の
複数の頂点のうち最も離れた2つの頂点がそれぞれ最小
点および最大点として決定され、最小点の座標データで
ある最小点データと最大点の座標データである最大点デ
ータとが分割閉領域に対応付けられてRAM76の最小
点、最大点データ領域に記憶される。その後、5202
において、それら最小点と最大点との中点が第m分割閉
つn域の内側点として決定される。
本ルーチンの一回の実行が終了すれば、第6図の310
9において、走り縫い経路データ領域の、第n番地(今
回は第2番地)の記憶領域に内側点の座標データである
内側点データが記憶される。
その後、5iloにおいて、nの値が1だけ増加させら
れる。5111において、mの現在値がM以上であるか
否かを判定することにより、今回の走り縫いの終点が第
m分割閉領域の外形線上にあるか否かが判定される。今
回は、第8図のように、走り縫いの始点と終点とが一分
割閉領域の外形線上にあると仮定すれば、判定の結果が
YESとなり、5112において、走り縫い経路データ
領域の、第n番地(今回は第3番地)の記憶領域に終点
データが記憶される。したがって、走り縫い経路データ
領域に記憶されているデータを番地の小さい方から順に
読み出し、その読み出されたデータに基づいてミシンが
制御されれば、第8図に矢印付き実線で示すように、始
点から内側点(中点)を経て終点まで延びる縫目が形成
される。なお、第8図において破線は分割閉領域に属す
る3つのブロックを互に仕切る分割線を示している。こ
のことは第14図についても同じである。
その後、3113において、lの現在値がL以上である
か否かが判定される。そうでなければ5114において
lの値が1だけ増加させられて5103に戻り、次の走
り縫いについて5103以後のステップが実行されるが
、そうであれば本ルーチンの一回の実行が終了する。
一方、第9図に示すように、走り縫いの始点と終点とが
一分割閉領域にないために5illの判定結果がNoと
なる場合には、5115において、第m分割閉領域(今
回は第1分割閉領域)に対応する最大点データが最小点
、最大点データ領域から読み出されて、その最大点デー
タが走り縫い経路データ領域の、第n番地(今回は第3
番地)の記憶領域に記憶される。その後、5116にお
いでnの値が1だけ増加させられ、5117においてm
の値が1だけ増加させられて、310Bに戻る。
その後、5108〜5lll、3115〜5117の実
行が繰り返されるうちに、今回の分割閉領域の外形線上
に走り縫いの終点が存在するために5illの判定結果
がYESとなれば、3112において、今回の分割閉領
域すなわち第1分割閉領域(今回は第3分割閉領域)に
対応する終点データが始点5終点データ領域から読み出
され、それが走り縫い経路データ領域に記憶される。し
たがって、走り縫い経路データ領域に記憶されているデ
ータに基づいてミシンが制御されれば、第9図に矢印付
き実線で示すように、走り縫いの始点(頂点l)から第
1分割閉領域の内側点および最大点(頂点3)、第2分
割閉領域の内側点および最大点(頂点13)ならびに第
3分割閉領域(最終分割閉領域)の内側点を順に経て走
り縫いの終点(頂点10)まで延びる縫目が形成される
ことになる。
本ルーチンの一回の実行が終了すれば、第5図のS7に
おいて、ブロックデータ領域に記憶されているブロック
データと、走り縫い経路データ領域に記憶されている座
標データとに基づいて、複数の全体閉領域の各々を縫目
で埋める針位置データが作成される。作成された針位置
データはRAM76の針位置データ領域に記憶される。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
制御装置70のコンピュータの第7図のルーチンを実行
する部分が、本発明における「予め定められている規則
」が、閉領域の外形線上の複数の頂点(これが本発明に
おける「設定点」である)のうち最も離れた2頂点(こ
れが請求項3の発明における「可及的に離れた2設定点
」である)をつなぐ直線の中点を内側点とする規則であ
る内側点決定手段を構成し、コンピュータの、第6図の
全ステップから3108を除くステップの各々を実行す
る部分が走り縫い経路決定手段を構成している。
第10図に別の実施例を示す。これは、分割閉領域の複
数の頂点のxi標の平均値とY座標の平均値とをそれぞ
れX座標とY座標とする座標平均点を分割閉領域の内側
点として求めるためのルーチンを表すフローチャートで
ある。
このルーチンにおいては、まず、5301において、第
m分割閉領域の外形線上の頂点の数がZとして記憶され
、5302において、複数の頂点1.2.・・・、Zの
各々のX座標の和、すなわちX、+X、+・・・+X2
が演算され、ΣXとして記憶される。その後、5303
において、複数の頂点l、2.・・・、Zの各々のY座
標の和、ずなわちY、+Y2+・・・+Y2が演算され
、ΣYとして記憶される。続いて、5304において、
ΣXをZで割算した値をX座標、ΣYをZで割算した値
をY座標とする座標平均点が内側点として求められる。
第8図の分割閉領域に対して本実施例装置を作動させれ
ば、第11図に矢印付きの実線で示す走り縫い経路が決
定されることになる。
なお、本実施例においては、制御装置70のコンピュー
タの、第10図のルーチンを実行する部分が、本発明に
おける「予め定められている規則」が、閉領域の複数の
頂点のX座標の平均値とY座標の平均値とをそれぞれX
座標およびY座標とする座標平均点を内側点とする規則
である内側点決定手段を構成することになる。
以上説明した実施例においてはいずれも、一つの走り縫
いが複数の分割閉領域に施される場合には、それら分割
閉領域のうち互に隣接した2つの分割閉領域の内側点同
士を先の分割閉領域の最大点を中継点として結ぶ縫目が
形成されるようになっていたが、その中継点にその他の
点を選ぶことができる。例えば、互に隣接した2つの分
割閉領域を仕切る分割線の両端のいずれかを選んだり、
その分割線の中点を選んだりすることができるのである
。また、それら内側点同士を中継点なしで結ぶ縫目が形
成されるようにすることも可能である。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明した
が、これらの他にも当業者の知識に基づいて種々の変形
、改良を施した態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1の発明の構成を概念的に示すブロック
図である。第2図は請求項Iおよび3の発明に共通の一
実施例であるデータ処理装置を刺繍ミシンと共に示す斜
視図である。第3図は上記刺繍ミシンを制御する制御装
置の構成を示すブロック図である。第4図は上記制御装
置の主体を威すコンピュータのRAMの構成を概念的に
示す図である。第5図は上記コンピュータのROMに記
憶されている針位置データ作成ルーチンを示すフローチ
ャートである。第6図および第7図はそれぞれ、上記コ
ンピュータのROMに記憶されている走り縫い経路決定
ルーチンを示すフローチャートである。第8図および第
9図はそれぞれ、上記実施例装置による走り縫い経路の
決定結果の一例を示す図である。第1O図は請求項1お
よび2の発明に共通の一実施例であるデータ処理装置の
コンピュータに記憶されているルーチンのうち、座標平
均点を決定するルーチンを示すフローチャートである。 第11図は第1O図に示す実施例装置を第8図の分割閉
領域に対して作動させた場合の走り縫い経路の決定結果
を示す図である。第12図は走り縫いの実行が必要な場
合の一例を示す図である。第13図は、第8図の分割閉
領域に対して本出願人が先に開発した開発装置を作動さ
せた場合の走り縫い経路の決定結果の一例を示す図であ
る。第14図は、第9図の分割閉領域に対して上記開発
装置を作動させた場合の走り縫い経路の決定結果の一例
を示す図である。 24:縫針      42:刺繍枠 70:制御装置 第1図 第4図 第5図 第7図 第8図 姑、転 粁点 第9図 第11図 第12図 (・Ps ) ?

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)閉領域を刺繍ミシンの縫目で埋めるのに先立って
    その閉領域に走り縫いを施すための走り縫いデータを作
    成することが可能な刺繍ミシンのデータ処理装置であっ
    て、 前記閉領域の外形線を表す閉領域データに基づいて、閉
    領域の外形線の内側に位置する内側点を予め定められて
    いる規則に従って決定する内側点決定手段と、 前記走り縫いの経路を前記外形線上の第1点と第2点と
    を前記内側点を経て結ぶ経路に決定する走り縫い経路決
    定手段と を含むことを特徴とする刺繍ミシンのデータ処理装置。
  2. (2)前記予め定められている規則が、前記閉領域に対
    してXY座標を設定した場合にその閉領域の外形線上に
    予め設定されている複数の設定点のX座標の平均値とY
    座標の平均値とをそれぞれX座標およびY座標とする座
    標平均点を前記内側点とする規則である請求項1記載の
    刺繍ミシンのデータ処理装置。
  3. (3)前記予め定められている規則が、前記閉領域の外
    形線上に予め設定されている複数の設定点のうち可及的
    に離れた2設定点をつなぐ直線の中点を前記内側点とす
    る規則である請求項1記載の刺繍ミシンのデータ処理装
    置。
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