JPH03140986A

JPH03140986A - 定着装置

Info

Publication number: JPH03140986A
Application number: JP27870489A
Authority: JP
Inventors: Yuji Kashiwakura; 柏倉　勇二
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-10-27
Filing date: 1989-10-27
Publication date: 1991-06-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明はたとえば、電子複写機に備えられる定着装置に
関する。

（従来の技術）一般に、この種の定着装置は加熱ローラ（定着ローラ）
に加圧ローラ（定着ローラ）を圧接してなり、これら加
熱ローラと加圧ローラとの間（こ画像転写済みの用紙（
被定着材）を通過させて画像を定着させるようになって
いる。

ところで、上記加圧ローラにはオイル供給ローラが転接
され、このオイル供給ローラにより加圧ローラの表面に
離型剤としてのシリコンオイルカ曵供給され、ローラ表
面の汚れを防止するようになっている。

上記オイル供給ローラは回転自在な円筒体を備え、この
円筒体内にシリコンオイルを収容して（する。

また、上記円筒体の周面部には均一の間隔で多数個の流
出口が穿設されているとともに、フェルトなどの繊維で
被覆されている。

しかして、定着時には加圧ローラの熱によりオイル供給
ローラ内のシリコンオイルの粘度が変化し、円筒体の流
出口からフェルトの表面にシリコンオイルが浸透し、加
圧ローラの表面に供給される。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、従来においては、オイル供給ローラの流
出口を円筒体の表面上に均一間隔で設けていたため、用
紙の幅がオイル供給ローラのオイル供給幅より狭い場合
、特に、定着ローラおよび加圧ローラの汚れを防止する
ために、オイル供給ローラからのシリコンオイルの供給
量を全体的に増加させると、用紙が通る所以外の加圧ロ
ーラ表面（たとえば加圧ローラの両端部の表面）に適当
量以上のシリコンオイルが塗布される。

このため、紙幅の狭い用紙を多数枚連続複写したのち、
紙幅の広い用紙を複写すると、複写用紙に適当量以上の
シリコンオイルが付着し、用紙を汚していまうという問
題があった。

そこで、本発明は幅狭の被定着材を定着させたのち、幅
広の被定着材を定着させても、幅広の被定着材を離型剤
で汚すことのないようにした定着装置を提供することを
目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）この発明は上記課題を解決するため、各種幅サイズの被
定着材を通過させて画像を定着させる一対の定着用ロー
ラと、この定着用ローラの一方に転接され離型剤を供給
する供給ローラとを備えてなる定着装置において、前記
供給ローラは前記離型剤を収容する筒体と、この筒体に
穿設され前記離型剤を流出させる複数個の流出口とから
なり、前記複数個の流出口は幅狭の被定着材を通過させ
る範囲内で密、それ以外の範囲で粗の状態に配設された
ことを特徴とするものである。

（作用）上記手段により、幅狭の被定着材が通過する範囲内での
離型剤の供給量を大、それ以外での離型剤の供給量を小
とし、幅広の被定着材の定着時に適量以上の離型剤を付
着させることのないようにした。

（実施例）以下、本発明を図面に示す一実施例を参照して説明する
。

第２図は電子複写機を示すもので、図中１は複写機本体
である。この複写機本体１内には像担持体としての感光
ドラム２が回転自在に設けられ、この感光ドラム２の周
囲部にはその回転方向に沿って順次、帯電器３、露光部
４、現像器５、転写、剥離チャージャー６．７、クリー
ニング装置８および除電器９が配設されている。

また、上記複写機本体１内の下部側には搬送路１０が設
けられ、この搬送路１０には用紙（被定着材）の搬送方
向に沿って順次、給紙ローラー１、レジストローラー２
、上記転写、剥離チャージャー６．７、搬送ベルト１８
、定着装置１４および排紙ローラ２６が配設されている
。

また、上記複写機本体１内の上部側には露光系１５が設
けられている。この露光系１５は露光ランプ１６．第１
乃至第３のミラー１７〜１９、レンズ２０．第４のミラ
ー２１により構成されている。前記露光ランプ１６およ
び第１のミラー１７は図示しない第１のキャリッジに搭
載され、上記第２および第３のミラー１８．１９は第２
のキャリッジに搭載されている。上記第１および第２の
キャリッジは原稿台２２に沿って移動自在に設けられ、
第２のキャリッジは第１のキャリッジの速度の１／２の
速度で同方向に移動されるようになっている。

さらに、上記複写機本体１の一側部には上下部の給紙カ
セット２３．２４が挿脱自在に装着され、他側部には排
紙トレイ２５が設けられている。

上記上部の給紙カセット２３内には幅狭の用紙Ｐ１が収
容され、上記下部給紙カセット２４内には幅広の用紙Ｐ
１が収容されている。

ところで、上記定着装置１４は第３図および第４図に示
すように構成されている。

すなわち、図中３１は加熱ローラ（定着ローラ）で、こ
の加熱ローラ３１の下部には、加圧ローラ（定着ローラ
）３２が圧接されている。

上記加熱ローラ３１の表面はテフロンコーティングされ
ている。

上記加熱および加圧の各ローラ３１．３２の内部にはそ
れぞれヒータランプ３３が内蔵されている。

また、上記加熱ローラ３１にはクリーニングフェルト３
４およびサブクリーニングフェルト３５が圧接されてい
る。

上記クリーニングフェルト３４およびサブクリニングフ
エルト３５は繊維によって成形され、離型剤としてのシ
リコンオイルが含浸されている。

さらに、上記加熱ローラ３１には用紙Ｐ１　ｒＰ２を剥
離させるための剥離爪３６が当接されている。

一方、上記加圧ローラ３２の下部にはオイル供給ローラ
３７が圧接され、加圧ローラ３２の回転に伴って従動回
転するようになっている。

上記オイル供給ローラ３７は第５図に示すように構成さ
れている。

すなわち、図中３８は円筒体で、この円筒体３８の内部
に離型剤としてのシリコンオイル３９が貯蔵されている
。

上記円筒体３８の両端部はフランジ４０．４０によって
閉塞され、これらフランジ４０．４０にはシャフト４０
ａ、４０ａが突設されている。

また、上記円筒体３８の周面には直径１．２１程度の多
数個の流出口４２・・・が穿設されているとともに、フ
ェルトなどの繊維４１によって被覆されている。

上記流出口４２・・・は第１図に示すように配設されて
いる。

第１図は展開された円筒体３８の一部を示すもので、流
出口４２・・・は円筒体３８の中央部、すなわち、幅狭
の用紙が通過する範囲ａ内で密（ピッチ５ｍｍ）の状態
に配設され、それ以外の範囲すで粗（ピッチ１０ミ）の
状態に配設されている。前記流出口４２・・・は用紙の
搬送方向の中心に対し左右対象に配設されている。

しかして、画像形成時には走行する露光ランプ１６によ
り原稿台２２上の原稿に光が照射され、原稿からの反射
光が第１乃至第３の反射ミラー１７〜１９．さらに、レ
ンズ２０および第４の反射ミラー２１を介して感光ドラ
ム２の表面に結像される。感光ドラム２の表面は帯電器
３により帯電されており、原稿の静電潜像が形成される
。この静電潜像は感光ドラム２の回転により現像器５に
送られ、この現像器５からトナーが供給されることによ
り現像される。

一方、このときには、給紙カセット２３あるいは２４か
ら給紙ローラー１により用紙Ｐ１＋　　Ｐ２が取り出さ
れレジストローラー２を介して感光ドラム２と転写チャ
ージャー６との間に送られ、画像が転写される。この画
像が転写された用紙Ｐは剥離チャージャー７の作用によ
り感光ドラム２から剥離される。そして、この剥離され
た用紙Ｐは搬送ベルト１３を介して定着装置１４に送ら
れ、ここで画像が定着されたのち、排紙ローラ２６を介
して排紙トレイ２５上に排紙される。

また、上記用紙Ｐ　１　＋　　Ｐ　２に対する画像転写
後に感光ドラム２上に残留したトナーはクリーニング装
置８のクリーニングブレード８ａにより掻き落とされて
除去される。しかるのち、除霜器９により、感光ドラム
２上の電荷が除電されて均一の電位にされ、次のプロセ
スに備える。

ところで、上記した画像定着時には、回転する加熱ロー
ラ３１と加圧ローラ３２との間に用紙Ｐ１＋　　Ｐ２が
送られ挟圧搬送されて通過する。

この通過により、用紙ＰＩ＋　　Ｐ２は熱と圧力が加え
られて画像が用紙に定着される。

このとき、加圧ローラ３２の回転に伴ってオイル供給ロ
ーラ３７が従動回転するとともに、流出口４２・・・か
らシリコンオイル３９が流出する。このシリコンオイル
３９はフェルト４１に浸透し、ついで、加圧ローラ３２
の表面に塗布される。

このシリコンオイル供給時には、オイル供給ロラ３７の
中央部の範囲ａ内からは密の状態に配設された流出口４
２・・・から多量のシリコンオイル３９が供給され、両
端部の範囲すから粗の状態に配設された流出口４２・・
・からは少量のシリコンオイル３９が供給される。

したがって、紙幅の小さい複写用紙Ｐ１への複写を多数
枚連続複写したのち、紙幅の大きい複写用紙Ｐ２に複写
してもオイル供給ローラ３７から０のオイル供１量と複写用紙Ｐ２へのオイル付着量とのバ
ランスが取れて均一化し、用紙Ｐ２へ適量以上のシリコ
ンオイル３９を付着させることがない。

［発明の効果コ以上説明したように、本発明によれば、幅狭の被定着材
の定着を多数枚連続定着したのち、幅広の被定着材を定
着させても供給ローラからのオイル供給量と被定着材へ
のオイル付着量とのバランスが取れて均一化し、幅広の
被定着材へ適量以上の離型材を付着させることがなく、
汚れを防止できるという効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は供給ロ
ーラの円筒体の一部を展開して示す平面図、第２図は電
子複写機を示す概略的構成図、第３図は定着装置を示す
側面図、第４図はその斜視図、第５図は供給ローラを一
部破断して示す正面図である。３１・・・加熱ローラ（定着ローラ）、３２・・・加圧
ローラ（定着ローラ）、３７・・・供給ローラ、３８・
・・円筒体、４２・・・流出口、ｐ、、ｐ２・・・用紙
（被定着材）。

Claims

【特許請求の範囲】

各種幅サイズの被定着材を通過させて画像を定着させる
一対の定着用ローラと、この定着用ローラの一方に転接
され離型剤を供給する供給ローラとを備えてなる定着装
置において、前記供給ローラは前記離型剤を収容する筒
体と、この筒体に穿設され前記離型剤を流出させる複数
個の流出口とからなり、前記複数個の流出口は幅狭の被
定着材を通過させる範囲内で密、それ以外の範囲で粗の
状態に配設されたことを特徴とする定着装置。