JPH031408Y2 - - Google Patents
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- JPH031408Y2 JPH031408Y2 JP1986046262U JP4626286U JPH031408Y2 JP H031408 Y2 JPH031408 Y2 JP H031408Y2 JP 1986046262 U JP1986046262 U JP 1986046262U JP 4626286 U JP4626286 U JP 4626286U JP H031408 Y2 JPH031408 Y2 JP H031408Y2
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- container
- top plate
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- plate
- piece
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- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Cartons (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、瓶、缶、その他の個装容器を複数個
まとめて収納する紙製容器に関するものであつ
て、特に当該容器を持ち運ぶ際のキヤリー機能を
付与した容器に係る。
まとめて収納する紙製容器に関するものであつ
て、特に当該容器を持ち運ぶ際のキヤリー機能を
付与した容器に係る。
[従来技術]
液体、粉末または顆粒状の商品は、一般に瓶、
缶、プラスチツク製の個装容器に充填された上で
販売されることが多い。これらの個装容器1は、
通常複数個まとめて、例えば、マルチパツクと呼
ばれる包装形態、すなわち、第11図に符号2で
示す帯状台紙により個々の商品1を緊密に包被し
た形態とした上で、これらを符号3で示す板紙製
または段ボール製の外装容器に改めて収納するよ
うにして出荷されることが多い。なお、第11図
の符号5は外装箱の表面において、前記マルチパ
ツクを被うようにかぶせたシユリンクフイルムで
ある。なお、前記マルチパツクにおいては、持ち
運びの便を図るために、帯状台紙の一部に図示の
如きキヤリー用の把持片6を円弧状の切線を介し
て形成させ、この部分を下向きに押込むことによ
つて該包装体を指で持つことができるように構成
されている。
缶、プラスチツク製の個装容器に充填された上で
販売されることが多い。これらの個装容器1は、
通常複数個まとめて、例えば、マルチパツクと呼
ばれる包装形態、すなわち、第11図に符号2で
示す帯状台紙により個々の商品1を緊密に包被し
た形態とした上で、これらを符号3で示す板紙製
または段ボール製の外装容器に改めて収納するよ
うにして出荷されることが多い。なお、第11図
の符号5は外装箱の表面において、前記マルチパ
ツクを被うようにかぶせたシユリンクフイルムで
ある。なお、前記マルチパツクにおいては、持ち
運びの便を図るために、帯状台紙の一部に図示の
如きキヤリー用の把持片6を円弧状の切線を介し
て形成させ、この部分を下向きに押込むことによ
つて該包装体を指で持つことができるように構成
されている。
第12〜13図に示す従来型は、実開昭60−
99214号公報に開示されているラツプラウンド形
式のキヤリー容器であつて、このものは、缶詰品
の如き個装容器1を紙箱本体7の内部に水平に収
納させる用にした事例で、この場合には前記マル
チパツクよりも容器を持ち易くするため、箱本体
を構成する側板7aの一部に切線8を設け、この
切線を介して箱の組立て時に該切線によつて形成
される提手9を箱の上面に大きく突出させるよう
にしたものである。
99214号公報に開示されているラツプラウンド形
式のキヤリー容器であつて、このものは、缶詰品
の如き個装容器1を紙箱本体7の内部に水平に収
納させる用にした事例で、この場合には前記マル
チパツクよりも容器を持ち易くするため、箱本体
を構成する側板7aの一部に切線8を設け、この
切線を介して箱の組立て時に該切線によつて形成
される提手9を箱の上面に大きく突出させるよう
にしたものである。
[考案が解決しようとする問題点]
前記のように、従来型のキヤリー容器は、マル
チパツクにおいては商品全体を指で把持するよう
にしているため、比較的持ち難い上に、商品全体
が包装体そのもので隠されてしまうので展示効果
に劣る。一方、第12〜13図のものは、持ち運
びは行い易いが商品の展示効果という点では前記
マルチパツクと同様に商品の一部が、それも缶底
が見えるだけであるから、その効用に乏しく満足
の行くものではなかつた。それに最近において
は、商品の販売にあたつての値札づけを一々商品
を包装体から取出さないでも可能なようにしてほ
しいとの要望がある。
チパツクにおいては商品全体を指で把持するよう
にしているため、比較的持ち難い上に、商品全体
が包装体そのもので隠されてしまうので展示効果
に劣る。一方、第12〜13図のものは、持ち運
びは行い易いが商品の展示効果という点では前記
マルチパツクと同様に商品の一部が、それも缶底
が見えるだけであるから、その効用に乏しく満足
の行くものではなかつた。それに最近において
は、商品の販売にあたつての値札づけを一々商品
を包装体から取出さないでも可能なようにしてほ
しいとの要望がある。
ここにおいて本考案は前記のような問題点をす
べて解決し得るように意図したものである。
べて解決し得るように意図したものである。
[問題点を解決するための手段]
すなわち、本考案は、瓶、缶その他の個装容器
を複数個まとめて収納する紙製容器において、当
該容器を底板、天板および少くとも2枚の側板を
介して断面角筒状に形成させると共に、前記天板
の両側部にミシン目または半切線等の切離し容易
な手段を介して切取り片を設け、かつ該切取り片
の間に、容器本体と連なる提手を一体に形成させ
ることにより前記の要望をすべて満たすキヤリー
容器を提供し得るようにしたものである。
を複数個まとめて収納する紙製容器において、当
該容器を底板、天板および少くとも2枚の側板を
介して断面角筒状に形成させると共に、前記天板
の両側部にミシン目または半切線等の切離し容易
な手段を介して切取り片を設け、かつ該切取り片
の間に、容器本体と連なる提手を一体に形成させ
ることにより前記の要望をすべて満たすキヤリー
容器を提供し得るようにしたものである。
[作用]
本考案によれば、前記切取り片を取除くことに
より、天板面の両側において収納商品の上部を大
きく露出し得るばかりでなく、それと同時に容易
に提手を形成し得、しかも前記マルチパツクと同
様に包装体を構成する台紙で商品を緊結させる作
用をも有する。また前記露出部分を介して全商品
に対して値札づけが可能となるから、包装を解か
ないでもプライシングを行うことができる。また
前記の切取り片を天板と側板とにまたがるように
形成させておけば商品の展示効果を一層高めるこ
とができる。
より、天板面の両側において収納商品の上部を大
きく露出し得るばかりでなく、それと同時に容易
に提手を形成し得、しかも前記マルチパツクと同
様に包装体を構成する台紙で商品を緊結させる作
用をも有する。また前記露出部分を介して全商品
に対して値札づけが可能となるから、包装を解か
ないでもプライシングを行うことができる。また
前記の切取り片を天板と側板とにまたがるように
形成させておけば商品の展示効果を一層高めるこ
とができる。
[実施例]
第1〜3図は、本考案の一実施例を示すラツプ
ラウンド形式のキヤリー容器を示すもので、第2
図において符号11は底板、12は底板の長手方
向の両側に配設した側板、13は側板12の端縁
から延長させた天板、14は該天板の端縁に設け
た連結片、15および16は、第2図において前
記底板、側板ならびに天板の上下両端縁に形成さ
せた折込用フラツプならびに抑止用フラツプであ
つて、比較的細い点線で示したのは折曲用の罫線
である。本考案においては前記天板13の面に、
図示のように、一例として天板の中央部に向つて
弓なりに弯曲したミシン目または半切線等の切離
し容易なカツトライン17,17を左右対称に形
成させると共に、該天板と側板の境ならびに天板
と連結片との境にも、前記と同様なカツトライン
18,18を刻設する。ちなみに符号19で示す
ものは指孔である。
ラウンド形式のキヤリー容器を示すもので、第2
図において符号11は底板、12は底板の長手方
向の両側に配設した側板、13は側板12の端縁
から延長させた天板、14は該天板の端縁に設け
た連結片、15および16は、第2図において前
記底板、側板ならびに天板の上下両端縁に形成さ
せた折込用フラツプならびに抑止用フラツプであ
つて、比較的細い点線で示したのは折曲用の罫線
である。本考案においては前記天板13の面に、
図示のように、一例として天板の中央部に向つて
弓なりに弯曲したミシン目または半切線等の切離
し容易なカツトライン17,17を左右対称に形
成させると共に、該天板と側板の境ならびに天板
と連結片との境にも、前記と同様なカツトライン
18,18を刻設する。ちなみに符号19で示す
ものは指孔である。
展開図形を上記のように構成した包装体を用
い、このものの底板11の面に個装商品、例えば
缶詰品Cを第3図に示すように載置しつつ、前記
の側板ならびに天板を順次折込んでゆき、断面角
筒状に立上げながらスリーブ状に組立てた上で、
その連結片14を側板12の外面に接着させて第
1図に示すような包装体を得る。
い、このものの底板11の面に個装商品、例えば
缶詰品Cを第3図に示すように載置しつつ、前記
の側板ならびに天板を順次折込んでゆき、断面角
筒状に立上げながらスリーブ状に組立てた上で、
その連結片14を側板12の外面に接着させて第
1図に示すような包装体を得る。
この包装体に天板部分には、カツトライン17
および18によつて切取り片20が形成されるこ
とにあるので、この切取り片20を、例えば指孔
19を介して取除くと、第3図に示すような状態
となる。すなわち天板13部分の両側が大きく切
取られる結果、内部の個装商品は、およそその半
分程度が露出する。しかも、このようにしても包
装体そのものの機能が損われることがないので、
前記商品の露出部分を利用して当該商品に対し
個々に値札(符号P参照)をつけた上で、そのま
ま陳列することが可能となる。
および18によつて切取り片20が形成されるこ
とにあるので、この切取り片20を、例えば指孔
19を介して取除くと、第3図に示すような状態
となる。すなわち天板13部分の両側が大きく切
取られる結果、内部の個装商品は、およそその半
分程度が露出する。しかも、このようにしても包
装体そのものの機能が損われることがないので、
前記商品の露出部分を利用して当該商品に対し
個々に値札(符号P参照)をつけた上で、そのま
ま陳列することが可能となる。
その上、本考案によれば、前記のように切取り
片20を取除くと同時に、第3図に示すように、
カツトライン17,17の間に提手21が形成さ
れ、しかもこの提手は、同図に示す如く容器と一
体になつているばかりでなく、比較的大きく天面
一杯に形成される結果、持ち易く、この部分を介
して手軽に商品を移動できるという効果を発揮す
る。
片20を取除くと同時に、第3図に示すように、
カツトライン17,17の間に提手21が形成さ
れ、しかもこの提手は、同図に示す如く容器と一
体になつているばかりでなく、比較的大きく天面
一杯に形成される結果、持ち易く、この部分を介
して手軽に商品を移動できるという効果を発揮す
る。
第4〜6図は、本考案を小分け容器に適用した
場合を示す。第4図において、符号22a〜22
cは、それぞれ独立したトレー型の身箱であつ
て、その内部に前記と同様な缶詰品Cを収納した
上で、これら3個の身箱を並べ、それらを一括し
て一枚の蓋板23(天板に同じ)で閉塞する。以
下この点につき具体的に説明するが、前記独立の
身箱における箱の側面に、第4図に符号23で示
すようなホツトメルト系接着剤を局部的に塗布し
ておいて身箱相互を予め仮着しておいてもよい。
このようにしておくと、前記複数個の身箱を一枚
の蓋板で閉塞する際に取り扱いが容易となる。
場合を示す。第4図において、符号22a〜22
cは、それぞれ独立したトレー型の身箱であつ
て、その内部に前記と同様な缶詰品Cを収納した
上で、これら3個の身箱を並べ、それらを一括し
て一枚の蓋板23(天板に同じ)で閉塞する。以
下この点につき具体的に説明するが、前記独立の
身箱における箱の側面に、第4図に符号23で示
すようなホツトメルト系接着剤を局部的に塗布し
ておいて身箱相互を予め仮着しておいてもよい。
このようにしておくと、前記複数個の身箱を一枚
の蓋板で閉塞する際に取り扱いが容易となる。
ところで、前記身箱を閉塞するための蓋板23
の構成は次のようにしておく。すなわち前記蓋板
の四辺のうち、相対する2辺には、身箱の妻面を
閉塞する3枚のフラツプ24をカツトライン25
を介して区画形成させ、更に残りの2辺にはそれ
ぞれ連結片14を延長させておく。そして蓋板2
3の天面部には図示のように弓なりに弯曲したカ
ツトライン17を設け、かつこれらカツトライン
の交点を前記カツトライン25の端部に一致させ
ておくのである。このように構成した蓋板23
を、第5図に示すように3個横に並べた身箱22
a〜22cの上に被せて、前記フラツプ24と連
結片14とで、両者を一体に貼り合せると同図に
示す包装体が得られる。このものを開封するに際
しては、同図に示す指孔19を用いると共に前記
カツトライン17および25を介して切取り片2
0を取除けばよい。切取り片の除去と同時に身箱
も分離し、いわゆる小分け容器としての効用を発
揮する。そして前記の各小分け容器にあつても、
第1〜3図に示す実施例で説明したと同様な効果
を奏し、キヤリーとしての機能と被包装物たる個
装商品に対してのプライシング(値札づけ)の機
能が付与されるのである。
の構成は次のようにしておく。すなわち前記蓋板
の四辺のうち、相対する2辺には、身箱の妻面を
閉塞する3枚のフラツプ24をカツトライン25
を介して区画形成させ、更に残りの2辺にはそれ
ぞれ連結片14を延長させておく。そして蓋板2
3の天面部には図示のように弓なりに弯曲したカ
ツトライン17を設け、かつこれらカツトライン
の交点を前記カツトライン25の端部に一致させ
ておくのである。このように構成した蓋板23
を、第5図に示すように3個横に並べた身箱22
a〜22cの上に被せて、前記フラツプ24と連
結片14とで、両者を一体に貼り合せると同図に
示す包装体が得られる。このものを開封するに際
しては、同図に示す指孔19を用いると共に前記
カツトライン17および25を介して切取り片2
0を取除けばよい。切取り片の除去と同時に身箱
も分離し、いわゆる小分け容器としての効用を発
揮する。そして前記の各小分け容器にあつても、
第1〜3図に示す実施例で説明したと同様な効果
を奏し、キヤリーとしての機能と被包装物たる個
装商品に対してのプライシング(値札づけ)の機
能が付与されるのである。
第7〜9図は、本考案のキヤリー容器を前記と
同様に小分け容器とした場合の別の実施例を示す
もので、第7図は前記身箱22a〜22cの展開
図である。その組立て状態は第8図のとおりで、
前記実施例と異なる点は、底板31の両側に配設
した側板32,32の開口端縁に、符号35で示
す切欠が形成されていることである。この部分に
切欠が設けられていると、容器内の商品を取り出
し易いばかりでなく、商品の展示効果も高まり、
その上、プライシングに当つての作業性もよくな
る。第9図は小分け容器における蓋板を示す別の
実施態様で、同図の場合には、身箱を閉塞するフ
ラツプ24の面に設けたカツトライン25の根元
側において、該ライン25と天面部分のカツトラ
イン17との交点部に、符号36で示す抓みが取
り付けられている。このようにした場合には、切
取り片20を取除く際に、前記抓みを上方に向か
つて引き剥がせばよく、前記のような指孔を必要
としない。
同様に小分け容器とした場合の別の実施例を示す
もので、第7図は前記身箱22a〜22cの展開
図である。その組立て状態は第8図のとおりで、
前記実施例と異なる点は、底板31の両側に配設
した側板32,32の開口端縁に、符号35で示
す切欠が形成されていることである。この部分に
切欠が設けられていると、容器内の商品を取り出
し易いばかりでなく、商品の展示効果も高まり、
その上、プライシングに当つての作業性もよくな
る。第9図は小分け容器における蓋板を示す別の
実施態様で、同図の場合には、身箱を閉塞するフ
ラツプ24の面に設けたカツトライン25の根元
側において、該ライン25と天面部分のカツトラ
イン17との交点部に、符号36で示す抓みが取
り付けられている。このようにした場合には、切
取り片20を取除く際に、前記抓みを上方に向か
つて引き剥がせばよく、前記のような指孔を必要
としない。
なお、本考案におけるカツトラインの形状は図
示のものに限られず、天面部に提手を形成するこ
とができれば、どのような形状としてもよい。
示のものに限られず、天面部に提手を形成するこ
とができれば、どのような形状としてもよい。
また、前記実施例にあつては、身箱の開口面に
被せる蓋板に対し、次のような構成の連結片14
aを付設して、容器を開封する際の利便を図つた
ものである。すなわち第9〜10図に示すよう
に、蓋板の天面部から延長して設けた連結片14
aに対し、該連結片の長手方向と平行に罫線37
を刻設すると共に、この連結片を身箱の側面32
に貼合せるに当つては符号23で示すように、前
記の罫線37上において局部的に塗布したホツト
メルト系の接着剤を用いるようになす。このよう
にすると蓋板から切取り片20を取り去る際に、
第10図の図解からも分るように連結片における
罫線37の外側部分をつまんでこれを上に引張る
だけで、該連結片と前記切取り片とを簡単に除去
することができるのである。
被せる蓋板に対し、次のような構成の連結片14
aを付設して、容器を開封する際の利便を図つた
ものである。すなわち第9〜10図に示すよう
に、蓋板の天面部から延長して設けた連結片14
aに対し、該連結片の長手方向と平行に罫線37
を刻設すると共に、この連結片を身箱の側面32
に貼合せるに当つては符号23で示すように、前
記の罫線37上において局部的に塗布したホツト
メルト系の接着剤を用いるようになす。このよう
にすると蓋板から切取り片20を取り去る際に、
第10図の図解からも分るように連結片における
罫線37の外側部分をつまんでこれを上に引張る
だけで、該連結片と前記切取り片とを簡単に除去
することができるのである。
[効果]
以上に詳しく説明したとおり、本考案によれ
ば、容器の天面部に設けられた切取り片20を取
り去るだけで、持ち易い提手を有するキヤリー容
器が得られるばかりでなく、前記の提手は容器の
開口面を塞いでいる蓋板の一部がそのまま提手に
なるという点でも従来にない新規な効果を奏す
る。また、被包装物たる個装商品は容器本体によ
り周りから緊結されているので、外力からの保護
も充分であり、その上包装を解かずとも値札づけ
が可能であると共に商品の露出に伴う展示効果を
も発揮する点でキヤリー容器として実用上有益で
ある。その上、本考案によれば、容器の天面部そ
れ自体を提手形成部材として構成させたから、容
器相互を密接状態で横並びにしておいても、提手
の形成が容易であり、しかも提手の形成と同時
に、容器の天面側において個装商品を露出させる
ことができるので、展示効果が高まるだけでな
く、商品への値付け作業も容易に行える。
ば、容器の天面部に設けられた切取り片20を取
り去るだけで、持ち易い提手を有するキヤリー容
器が得られるばかりでなく、前記の提手は容器の
開口面を塞いでいる蓋板の一部がそのまま提手に
なるという点でも従来にない新規な効果を奏す
る。また、被包装物たる個装商品は容器本体によ
り周りから緊結されているので、外力からの保護
も充分であり、その上包装を解かずとも値札づけ
が可能であると共に商品の露出に伴う展示効果を
も発揮する点でキヤリー容器として実用上有益で
ある。その上、本考案によれば、容器の天面部そ
れ自体を提手形成部材として構成させたから、容
器相互を密接状態で横並びにしておいても、提手
の形成が容易であり、しかも提手の形成と同時
に、容器の天面側において個装商品を露出させる
ことができるので、展示効果が高まるだけでな
く、商品への値付け作業も容易に行える。
第1図は本考案の一実施例を示すキヤリー容器
の斜視図、第2図は同上容器の展開図、第3図は
本考案における切取り片を取除いた状態を示す斜
視図、第4図は、本考案を小分け容器に適用した
場合において、その包装手順を示した斜視図、第
5図は同上開封状態を説明するための斜視図、第
6図は小分け後の容器を提手により持ち運ぶ状態
を示す斜視図、第7図は小分け容器における身箱
の展開図、第8図は同上組立時の身箱に内容物を
収納した状態の一部を示す斜視図、第9図は小分
け容器に用いる蓋板の展開図、第10図は同上容
器の組立状態において容器を開封する際の手順を
示す一部の斜視図、第11図は従来のマルチパツ
クを示す斜視図、第12図は同じく従来型のキヤ
リー容器を示す斜視図、第13図は同上容器の展
開図である。 11,31……底板、12,32……側板、1
3……天板、14,14a……連結片、15,1
6,33,34……フラツプ、17,18,25
……カツトライン、20……切取り片、21……
提手、22a〜22c……身箱、23,37……
接着剤塗布部、35……切欠、36……抓み、3
7……罫線。
の斜視図、第2図は同上容器の展開図、第3図は
本考案における切取り片を取除いた状態を示す斜
視図、第4図は、本考案を小分け容器に適用した
場合において、その包装手順を示した斜視図、第
5図は同上開封状態を説明するための斜視図、第
6図は小分け後の容器を提手により持ち運ぶ状態
を示す斜視図、第7図は小分け容器における身箱
の展開図、第8図は同上組立時の身箱に内容物を
収納した状態の一部を示す斜視図、第9図は小分
け容器に用いる蓋板の展開図、第10図は同上容
器の組立状態において容器を開封する際の手順を
示す一部の斜視図、第11図は従来のマルチパツ
クを示す斜視図、第12図は同じく従来型のキヤ
リー容器を示す斜視図、第13図は同上容器の展
開図である。 11,31……底板、12,32……側板、1
3……天板、14,14a……連結片、15,1
6,33,34……フラツプ、17,18,25
……カツトライン、20……切取り片、21……
提手、22a〜22c……身箱、23,37……
接着剤塗布部、35……切欠、36……抓み、3
7……罫線。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 瓶、缶その他の個装容器を複数個まとめて収
納する紙製容器において、当該容器を底板、天
板、側板ならびにフラツプを介して密閉状に形
成させると共に、前記天板それ自体の両側部に
ミシン目または半切線等のカツトラインを介し
て切取り片を設け、かつ該切取り片の間に前記
容器と一体に連なる提手を形成させ、さらに前
記切取り片上に指孔を穿設するか、或いは前記
該切取り片の端縁部に抓みを設けたことを特徴
とするキヤリー容器。 2 容器を形成する側板の開口端縁に、切欠を形
成させて、切取り片を取除いた際の商品の露出
部が天板と側板とにまたがるようにして成る実
用新案登録請求の範囲第1項記載のキヤリー容
器。 3 天板と側板を貼合せるための連結片に、該連
結片を長手方向に折曲げる罫線を該設すると共
に、この罫線上に接着剤を塗布して天板と側板
とを接合させて成る実用新案登録請求の範囲第
1項記載のキヤリー容器。 4 紙製容器を互いに独立した複数個の蓋なし身
箱と、その数に対応した天板を有する一枚の蓋
板とで構成させ、その天板部分にカツトライン
を介して提手を形成させて成る実用新案登録請
求の範囲第1項記載のキヤリー容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986046262U JPH031408Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986046262U JPH031408Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62159465U JPS62159465U (ja) | 1987-10-09 |
JPH031408Y2 true JPH031408Y2 (ja) | 1991-01-17 |
Family
ID=30865763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986046262U Expired JPH031408Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH031408Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019177889A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 大日本印刷株式会社 | 紙容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57104565A (en) * | 1980-10-28 | 1982-06-29 | Mead Corp | Packing for large number of article |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP1986046262U patent/JPH031408Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57104565A (en) * | 1980-10-28 | 1982-06-29 | Mead Corp | Packing for large number of article |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62159465U (ja) | 1987-10-09 |
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