JPH0532459Y2 - - Google Patents

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JPH0532459Y2
JPH0532459Y2 JP19145687U JP19145687U JPH0532459Y2 JP H0532459 Y2 JPH0532459 Y2 JP H0532459Y2 JP 19145687 U JP19145687 U JP 19145687U JP 19145687 U JP19145687 U JP 19145687U JP H0532459 Y2 JPH0532459 Y2 JP H0532459Y2
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folding
flap
flaps
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side plates
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、食品、雑貨、その他の比較的軽量な
商品を収容した個装容器を複数個まとめて巻締め
包装する紙製容器に関するものであつて、特に前
記の個装容器を縦置きに配列して巻締め包装する
縦型マルチ固定容器に関する。
[従来の技術] 従来、例えばスナツク食品、菓子等の小片状ま
たは顆粒状の商品は、一般にボツクス型または円
筒形の小形個装容器に充填された上で販売される
ことが多い。これらの個装容器は、通常複数個ま
とめてマルチパツクとよばれる包装容器、すなわ
ち第6図に符号11で示すように帯状台紙又はA
式箱もしくはラツプラウンド容器により個々の商
品を包被した形態とした上で、これらを段ボール
箱等の外装容器に収納して出荷されることが多
い。
ところで、帯状台紙により前記個装容器を複数
個まとめて巻締め包装する場合、従来は個装容器
を内部に水平に配列して収納させるようにしてい
る。そして、これら個装容器の固定及び飛び出し
防止のため巻締めするに当つては、帯状台紙の両
端をのり貼りすることにより、これを角筒状に連
繋して緊結している。またマルチパツクの開封の
便をはかるために、帯状台紙の一部にジツパーの
如き切裂き手段を形成させ、この切裂き手段によ
り台紙を切断して個装容器を取出すように運用し
ている。
[考案が解決しようとする問題点] 前記のように、従来型のマルチパツクは個装容
器を水平に収納する横型パツクが主流であつた
が、最近にあつては商品の展示効果の高い縦型パ
ツクを提供して欲しいという要望がある。また従
来のマルチパツクにおいては、帯状台紙ののり貼
り作業と個装容器の巻締め作業とを同時に行なう
ために作業が煩雑となり、特別な包装機械が必要
であつた。さらに従来型はジツパーによつて台紙
を切開き、被包装物(個装容器)を取出すように
しているため被包装物の再収納が不可能であり、
再収納が可能なマルチパツクの出現が望まれてい
る。
ここにおいて、本考案は前記のような問題点を
すべて解決し得るように意図したものであつて、
簡単な手操作でリクローズすることが可能な縦型
マルチ固定容器を提案するものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本考案は1枚の長尺な厚紙製素材に
折目を刻設して、天板、底板および長方形の2側
板を一方向に形成し、これら天板、底板および側
板を角筒状に連設すると共に、前記2側板の対向
面に被包装物の外側面の一部を掛け止める複数個
のスロツトを設け、また前記2側板の対向側辺に
サイドフラツプを設ける一方、天板及び底板の対
向側辺に短幅と長幅よりなる2種の折返しフラツ
プを前記サイドフラツプと連続するように形成さ
せ、前記両折返しフラツプ上には天板及び底板の
4隅を起点とする折線を設け、該折線と前記サイ
ドフラツプの端縁との間に3角形の折込みコーナ
ーを形成したうえで、長幅の折返しフラツプの先
端部に一対の差込み舌片を突設し、組立時に短幅
の折返しフラツプ上に長幅の折返しフラツプを重
合して差込み舌片を折込みコーナーに挿入し掛け
止めることにより、前記の要望をすべて満たすこ
とのできる縦型マルチ固定容器を提供しうるよう
にしたものである。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。第1図は本考案のマルチ固定容器に
第5図のカツプ形個装容器を複数個まとめて巻締
めした状態を示す斜視図、第2図は同上容器の展
開図、第3A〜第3E図は同上容器の組立手順を
示した斜視図である。
第2図において、板紙または段ボール紙の如き
厚紙製帯状台紙1を用いて、中央部に天板2を形
成し、その両側部に対称的に2枚の側板3,3を
配設する。また前記両側板3の一端縁にはそれぞ
れ底板4,4を連設する。ちなみに、この底板4
は天板2のほぼ半分の大きさになつている。図示
のように天板、底板および長方形の2側板を一方
向に連設したならば、前記2側板の上下両辺に幅
の狭いサイドフラツプ5,5を連設する。一方、
天板2及び底板4の上下両辺には短幅と長幅の2
種の折返しフラツプ6,6,7,7を連設すると
共に、該折返しフラツプは両側に位置する前記サ
イドフラツプ5,5と連続するように一体に設け
る。ちなみに図示の実施例において、天板2の一
辺に設けた短幅の折返しフラツプ7はその端縁を
弧状に形成している。また比較的細い一点鎖線で
示したものは折曲げ用罫線である。
前記の折返しフラツプ6,6,7,7上には天
板2及び底板の隅部を起点とする折線aを刻設す
る。この折線8とサイドフラツプ5の境とがなす
角度αは一例として45°に設定する。このように
して前記折線8とサイドフラツプ5の端縁との間
に3角形の折込みコーナー8を形成すると共に、
長幅の折返しフラツプ6の先端部には差込み舌片
9を突設する。
なお、前記の両側板3の対向面には、コ字状切
込みを複数個形成させて被包装物を長方形の側板
に対して縦置きに掛け止めるための複数個のスロ
ツト10をほぼ等間隔に形成しておくのである。
上記のように構成された展開図形の帯状台紙1
を用いて、本考案の容器は台紙1の両端部を第2
図に示すように接着代Sとして、次のように組立
てる。すなわち、先ず一方の側板3と天板2の上
に他方の側板3と底板4とを折重ねて、帯状台紙
1の両端部、云い換えれば、底板4の端縁部同志
を第3A図に示すように重ね合せて接着剤で胴貼
りする。このようにすると、帯状台紙1は、天板
2、両側板3及び底板4,4を介して無端状に形
成される。
次に前記両側板3を底板4に対して直角に立上
げ、断面角筒状に組立てたうえで、開放面より、
例えば第5図に示す如きカツプ状蓋つき小容器C
を前記両側板3の間に収容し、外周縁の一部又は
把手部dをスロツト10に挿入して、小容器Cを
両側板3,3で係止する。このようにして複数個
の小容器を順次スロツト10に掛け止め縦置きに
配列する。
しかる後、サイドフラツプ5によつて小容器C
を両側より締めつけるために、第3B図の状態か
ら第3C図の如く折返しフラツプ7を折線aを介
して天板2及び底板4上に折曲げる。こうする
と、折返しフラツプ7の両端部に袋状をした3角
形の折込みコーナー8が配設されていることとな
る。次に折返しフラツプ6,6と折込みコーナー
8とを係合させるため、折返しフラツプ6の先端
部に設けた差込み舌片9を第3D図及び第3E図
に示す如く順次折込みコーナー8に挿入すると、
折返しフラツプ6,7は固定される。
以上のようにして組立が完了するものであり、
このようにすると第1図に示す如く角筒状スリー
ブの開放面にサイドフラツプが張設された縦型パ
ツク(包装体)が得られる。こうして得られた包
装体は対向する2組の側面のうち、一方には幅の
狭いサイドフラツプ5が存在するだけであるか
ら、内部に収納した被包装物はその一部が露出し
て外部から直視することができる。しかも、この
ようにしてもサイドフラツプがもつ紙の弾力によ
つて被包装物たる小容器は左右方向から内側に押
し込まれる。一方、これら容器は前後方向からス
ロツトを介し、両側板で挟持されているから、そ
のままで陳列することができ、また露出した商品
に値札づけをすることもできる。
上記の巻締め包装体より被包装物Cを取出す場
合は、折込みコーナー8に係合させた差込み舌片
9を該コーナー8より抜出し、折返しフラツプ
6,7の固定を解除すれば、側板3,3間に挟持
させた被包装物を簡単に取出すことができるもの
である。また前後被包装物を再収納する場合は、
側板3,3間に被包装物を挟持させた後、前後の
折返しフラツプ6,7を再び天板又は底板上に折
返して、折込みコーナー8に差込み舌片9を挿入
すればよい。以上のように被包装物の収納、取出
し、再収納は差込み舌片9を折込みコーナー8に
挿入する簡便な挿脱作業で行えるものである。
なお、上記実施例の容器においては、折返しフ
ラツプ6,7を天板又は底板の表側に折返して折
込みコーナーに固定しているが、この場合には折
返しフラツプの裏鼠面が露出する。これを避ける
ため、折返しフラツプを天板又は底板の裏側に折
返しても前記と同様な方法により固定することが
できる。また上記の実施例では、折込みコーナー
8を区画する折線8とサイドフラツプ5の端縁と
がなす角度αを45°としているが、この角度αは
45°<α<90°の関係を有した任意の角度に設定す
ることができる。このようにすると、第4A,4
B図に示す如く被包装物Cの形状が丸いものであ
つても、四角いものであつても、角度αを適宜に
選ぶことによつて形状の違いに自在に対応させる
ことができるものである。
[考案の効果] 以上述べたように本考案の構成によれば、複数
個の円形小容器又は角形小容器をまとめて包装す
る場合、これらを縦置きに配列して巻締めパツク
することができる。特に本考案は、収納物を角筒
状の形成した台紙内に挿入したのち、差込み舌片
を折返しフラツプに形成した折込みコーナーに差
込むだけで被包装物を巻締めて緊密に保護及び固
定することができるのである。また上記の巻締め
パツクから被包装物を取り出す場合には、前記差
込み舌片と折込みコーナーとの係合を解くだけで
簡単に取り出すことができ、取り出し後のリクロ
ーズも容易に行える点で実用上の効果が大きい。
また本考案は1枚の帯状台紙よつて形成されるの
で、紙取りがよい。更に、また台紙の胴貼り及び
組立操作は前述の通り極めて簡単に行え、包装作
業性が優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のマルチ固定容器の斜視図、第
2図は同上容器の展開図、第3A図〜第3E図は
同上容器の組立手順を示した斜視図、第4A,4
B図は組立て後の平面図、第5図は個装容器の1
例を示した斜視図、第6図は従来のマルチパツク
を示す斜視図である。 1……帯状台紙、2……天板、3……側板、4
……底板、5……サイドフラツプ、6,7……折
返しフラツプ、8……折込みコーナー、9……差
込み舌片、10……スロツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 長尺な厚紙素材に折目を刻設して、天板、底
    板および長方形の2側板を一方向に形成し、こ
    れら天板、底板および2側板を角筒状に連設す
    ると共に、前記2側板の対向面に被包装物の外
    側面の一部を掛け止める複数個のスロツトを設
    け、また前記2側板の対向側辺にサイドフラツ
    プを設け、一方、天板及び底板の対向側辺に短
    幅と長幅よりなる2種の折返しフラツプを前記
    サイドフラツプと連続するように形成させ、前
    記両折返しフラツプ上には、天板及び底板の4
    隅を起点とする折線を設け、該折線と前記サイ
    ドフラツプの端縁との間に3角形の折込みコー
    ナーを形成したうえで、長幅の折返しフラツプ
    の先端部に一対の差込み舌片を突設し、組立時
    に短幅の折返しフラツプの上に長幅の折返しフ
    ラツプを重合して、差込み舌片を折込みコーナ
    ーに挿入し掛け止めるようにしたことを特徴と
    するカツプ類の縦型マルチ固定容器。 2 折返しフラツプ上に設けた折線aとサイドフ
    ラツプの端縁とがなす角度αは、45°<α<90°
    の関係を有するように設定されている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の縦型マルチ固定容
    器。
JP19145687U 1987-12-18 1987-12-18 Expired - Lifetime JPH0532459Y2 (ja)

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