JPH03140372A - 剥離用塗工剤組成物 - Google Patents

剥離用塗工剤組成物

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JPH03140372A
JPH03140372A JP27729489A JP27729489A JPH03140372A JP H03140372 A JPH03140372 A JP H03140372A JP 27729489 A JP27729489 A JP 27729489A JP 27729489 A JP27729489 A JP 27729489A JP H03140372 A JPH03140372 A JP H03140372A
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JP
Japan
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resin
particles
melamine
release
urea resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP27729489A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiko Yoshimatsu
吉松 龍彦
Hidehiro Kirihara
桐原 英博
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Kyokuto International Corp
Original Assignee
Kyokuto International Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、剥離用塗工剤組成物に関するもので、更に詳
細には分散安定性が向上した剥離用塗工剤組成物に関す
るものである。
(従来の技術) 剥離シートに用いる艶消し塗工剤組成物については本発
明らは既に1つの発明をなし、これは日本国特許庁に出
願され且つ出願公開されている(特開平1−20748
1号)。
このような塗工剤組成物の要求特性としては、充分な艶
消し度例えば60度鏡面反躬率が3%以下のいわゆるデ
ッドマットが得られること、剥離性が良いこと、均一に
分散していること、特に艶消し用の粒子が均一に分散し
且つ沈降しないこと、剥離シート上の塗膜が剥離性を有
すること、該塗膜に重重会則性があること等である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記要求特性のうち特に塗工剤の分散安定性を
向上させ、艶消し用の粒子が沈降しないようにすること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、艶消しよう粒子
について鋭意研究した結果、粒径が0。
5乃至15ミクロン( um)のメラミン・尿素樹脂の
粒子を用いると分散安定性が向上することを知見した。
本発明はこの知見に基づくものである。
(発明の構成) 艶消し効果を人工皮革等の被剥離基材に与える粒子とし
ては、本来は格別な限定がなく名称のものが用いられる
が本発明のように塗工剤として用いる場合には組成物目
体が)夜状であるので、該粒子は沈降する事なく均一に
分散するのが好ましい。
特に溶媒がトルエンやメチルエチルケトン等の有機溶媒
である場合は比重が小さいので、特に沈降しないように
することが肝要である。
本発明者らの研究によると、この粒子としては粒型が0
.5乃至15ミクロン(μm)のものが好ましく粒型が
2乃至10ミクロンのものがより好ましい。この粒子の
形状としては不定形のものが良く、例えば粒が揃った球
状のものでは、艶消し効果が劣るので好適とはいい難い
。不定形粒子を得る方法としては、メラミン・尿素樹脂
の塊を物理的に粉砕するのがよく、例えばアトライタ、
サンドグラインダ、ボールミル、メディア型分散機等を
用いて作ることが出来る。粉砕された粒子の大きざを揃
えるためにグラインドゲージを用い、規格より大きい場
合は再度粉砕することによって規格値にすることが可能
である。不定形粒子の方が好ましい理由は、明白ではな
いが、粒子が角はっていたりするもので光の乱反射や屈
折によって艶消し効果が増大するものと思われる。この
ような樹脂粒子をqII離シートやウェブなどの剥離基
材に固着するにはいわゆるバインダ樹脂が必要である。
キャストコート紙を基材として用いる場合はバインダ樹
脂として、例えは前記発明(特開平1−2.07481
号)明細書にも記載されているように、アクリル樹脂と
ブチル化メラミン樹脂との混合物が好ましい。この比率
は重量比でアクリル樹脂10に対してブチル化メラミン
樹脂2乃至5が好ましい。尚アクリル樹脂のみでは、キ
ユアリング時間が長すぎて、例えは160℃×30秒で
は充分な゛硬化がなされず、また耐溶剤性にも問題が出
てくる。ブチル化メラミン樹脂のみだと塗膜が硬くなり
すぎて剥離基材がカール現象(反り)を起こすという問
題がある。従って上記のような割合で混合するのが良い
。前記アクリル樹脂としては(メタクリル酸メチル・ア
クリル酸ブチル樹脂、アクリル酸2−エチルヘキシル樹
脂、アクリル酸ブチル・グリシジルメタクリレート・ベ
ンズグアナミン樹脂など)が好適で、前記ブチル化メラ
ミン樹脂としては例えはポリブチル化ポリメチロールメ
ラミンが好ましい。これらの樹脂を溶解する溶媒として
は、トルエン、メチルエチルケトン、ベンゼン、キシレ
ンなどの有機溶媒が好適である。尚、前記アクリル樹脂
とブチル化メラミン樹脂は各々別個に溶解したものを?
H合して用いても良いし、固体状態で既に混合されてい
るもの即ちいわゆるポリマーアロイを溶解させるように
しても良い。
上述のようなバインダ樹脂を用いると、メラミン・尿素
樹脂の粒子及び基材との親和性が良く、前記粒子を基材
にしっかりと固着し得るものである。
以上のようにして艶消し用の粒子が基材に固着されるが
、このままでは剥離作用が充分でないので、適当な離型
剤が必要用ある。離型剤としては前記発明の明細表に記
載されたポリメチルシロキサンなどのシリコン系化合物
、フッ素系化合物、リン酸エステル、リン酸エステル塩
、ワックスグレードの低分子量ポリエチレンなどを用い
ることが出来るが、被剥離基材へのマイグレーション(
移行)が生じない事が必要である。
本発明組成物を得るには、バインダ樹脂を溶媒に溶解し
て、次いでこの溶液の中にメラミン・尿素樹脂粒子、離
型剤、消泡剤(必要によりシランカプリング処理したシ
リカ等)を攪拌混合する。
そうして前述のような剥離基材に塗布する直前例えは数
時間前にこの溶液に硬化剤として例えばパラトルエンス
ルホン等の酸硬化剤を混合する。
(作用) このようにして得られた組成物をキャストコート紙など
の♀11離用基材に塗布し、直ちに例えは160℃×3
0秒の条件で加熱硬化により塗膜のキユアリングをおこ
ない、必要によっては乾燥後、リワインダで巻取る。巻
取られた9す雌用基材にポリウレタン樹脂や塩化ビニル
樹脂などのゾルを薄く(例えば80ミクロン程度)塗布
して、加熱によりキユアリングを行ない樹脂膜を得る。
キュアリング後、必要に応じて強度を保つための補強用
バッキングウェアを貼合し、このバッキングウェアと共
に剥離用基材から剥すと剥離面が艶消し調の被剥離基材
が得られる。この被剥離基材は例えば人工皮革用の材料
として用いることができる。
(発明の効果) 本発明組成物には艶消し材としてメラミン・尿素樹脂粒
子を用いたので、有機溶媒中でき沈降することがなく、
長期間内に亘って保存が可能というはかりでなく、艶消
し効果にも優れているという利点がある。
以下本発明の内容をより詳しく説明するためにいくつか
の実施例と参考例について述べるが、本発明組成物がこ
れら実施例によって限定されるものでないことは勿論で
ある。
(実施例 1) アクリル樹脂(商品名:テスロイド4101−50、日
立化成ポリマー社製)10重量部とブチル化メラミン樹
脂(商品名:テスアジン3105−60、日立化成ポリ
マー社製)3重量部とをトルエンと酢酸ブチルの混合溶
媒(1: 1)50重量部に溶解し、この溶液に艶消し
材として平均粒径3ミクロン(最大8ミクロン)(商品
名:SBカラーU−03(クリヤー)、水呑ペイント社
製)のメラミン・尿素樹脂粒子(メラミン樹脂:尿素樹
脂の重量比(7:3)2重量部及びシリカ(商品名:ミ
ズカシルP−8023、水滓化学社製)0.2重量部を
加えて攪拌混合した。
更に離型剤としてシリコーン(商品名: DKQ8−7
78、ダウユーニング社製)を2重量部を加えて攪拌混
合して、本発明組成物を得た。
該組成物に更にパラトルエンスルホン酸40重量%メタ
ノール60重量%からなる溶液5重量部を添加し混合し
た。その直後にコート紙(神埼製紙社製)にマイヤバー
の12番で組成物を塗工し、150℃X30秒間の条件
で加熱乾燥して剥離用シートを作製した。耐溶剤試験は
、室温で剥離用シート上に溶剤を約1m’l載せて30
秒間放置し、その後ガーゼで10回擦りながら拭き取っ
た。表面に変化が観察されないものを◎印とし、実用上
問題はないが損傷が観察されるもの○印とし、損傷の度
合いが大きくコート紙まで達しているものをX印として
記載した。使用した溶剤は、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミドで全
ての溶剤をそれぞれに適用した。その結果は表に示す通
りである。
この剥離用シートにカーボン粉末入りのウレタン樹脂の
ゾル(商品名:レザミンNE−308、大日精化社製)
をツイヤバー30番で塗工し、これを130℃×3分間
の条件で加熱してゲル化させた。冷却後ウレタン樹脂の
ゲル即ち塗膜を剥して、樹脂フィルムを得、この仕上が
り面を観察した。仕上がり面の判定には、スジ目の有無
及び全体的なムラ(不均一な塗III)について調べた
。判定基準として、スジ目・ムラが全く観察出来ないも
のを◎印とし、実用上問題ない程度のスジ目・ムラをQ
印とし、スジ目・ムラが明確に観察出来るものをX印と
した。その結果は表に示す通りである。光沢値の試験に
は、60度鏡面反利率によった。その結果は表に示すと
おりである。
剥離性の試験には剥離性シートと塗膜を180度方向に
引いたときの15mm当りの重さを測定した。結果は面
に示すとおりである。
液の経時安定性として、本発明組成物を透明ガラス瓶に
、入れて60日間室温放置しその状態を観察した。変化
のないものを○印とし、沈降が生じたものをX印とした
。結果は表に示すとおりである。
(実施例 2) 艶消し材として平均粒径10ミクロン(最大粒径15ミ
クロン)のメラミン・尿素樹脂粒子2(商品名:SBカ
ラーU−10クリヤー、水呑ペイント社製)2重量部を
使用した以外は実施例1と同様の組成及び同様の評価試
験した。結果は衷に示すとおりである。
(実施例 3) 艶消し材として平均粒径2ミクロン(最大5ミクロン)
のメラミン・尿素樹脂(商品名:SBカラーU−2クリ
ヤー、水呑ペイント社製)2重量部を使用した以外は実
施例1と同様の組成及び同様の評価試験をした。結果は
表に示す通りである。
(比較例 1) 艶消し材として平均粒径3,5ミクロンのシリカ(商品
名:P−78A、水滓化学工業社製)2重量部を使用し
た以外は実施例1と同様の組成及び同様の評価試験をし
た。結果を表に示す。
(比較例 2) 艶消し材として平均粒径8ミクロンのシリカ(商品名:
 P−78D、水滓化学工業社製)2重量部を使用した
以外は実施例1と同様の組成及び同様の評価試験をした
。結果を表に示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粒径0.5乃至15ミクロンのメラミン・尿素樹
    脂粒子を含有してなる剥離用塗工剤組成物。
  2. (2)前記メラミン・尿素樹脂のメラミン樹脂に対する
    尿素樹脂の重量比が8:2乃至2:8であることを特徴
    とする前記請求項1に記載の剥離用塗工剤組成物。
  3. (3)前記樹脂粒子が前記メラミン・尿素樹脂の塊を粉
    砕して得られたことを特徴とする前記請求項1または2
    に記載の剥離用塗工剤組成物。
JP27729489A 1989-10-26 1989-10-26 剥離用塗工剤組成物 Pending JPH03140372A (ja)

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