JPH03139151A - 軸流送風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、各種電気機器の冷却用に使用される軸流送風
機に関し、特に、プリント基板とリード線との接続部の
構造に関するものである。

［従来の技術］ 従来のこの種の軸流送風機として、実開昭６３−１７５
６６号公報に掲載の技術を挙げることができる。

第４図は前掲公報に開示された従来の軸流送風機におい
て、プリント基板とリード線との接続部を示す斜視図で
ある。

図において、（３１）は軸流送風機のケーシング（図示
路）に内装されたプリント基板、（３２）は前記プリン
ト基板（３１）に設けられた配線パターンである。（３
３）は基端が外部電源（図示路）に接続されるリード線
、（３４）は前記リード線（３３）の先端に設けられた
コネクタ、（３５）は前記コネクタ（３４）に突設され
たピン、（３６）は前記ピン（３５）と配線パターン（
３２）との半田接続部を示す。

すなわち、従来の軸流送風機においては、コネクタ（３
４）のピン（３５）を配線パターン（３２）に半田付す
ることによって、リード線（３３）がプリント基板（３
１）に対し着脱不能に接続されている。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、従来の軸流送風機によると、前述したように
、リード線（３３）とプリント基板（３１）との接続に
際して半田付を行う必要があるため、工数が増えるばか
りでなく、作業性も悪く、コスト高の原因となっていた
。また、コネクタ（３４）は半田接続部（３６）を介し
てプリント基板（３１）に対し着脱不能に接続されてい
るので、取付機種に応じてリード線（３３）の長さを変
更するような場合、リード線（３３）の交換が大変面倒
であった。

そこで、本発明の課題は、リード線をプリント基板にワ
ンタッチ操作で簡単に接続でき、もって、製作工数及び
コストを削減できるとともに、リード線の交換を容易に
行うことができる軸流送風機を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の課題を解決するために、本発明の軸流送風機は、
ケーシングと、そのケーシングに固定されたステータと
、そのステータに対向して回転するロータと、そのロー
タと一体的に回転する羽根と、ステータに電気的に接続
された配線パターンを有するプリント基板とを具備し、
そのプリント基板の外周に、前記配線パターンの端部が
延長形成されたエツジ部を一体的に突設し、そのエツジ
部には、配線パターンの前記端部に電気的に接続される
接触子を有するコネクタを挿着し、そのコネクタとエツ
ジ部とを結合手段により着脱可能に結合するとともに、
コネクタの接触子にリード線を接続したものである。

［作用コ 本発明の軸流送風機においては、プリント基板にエツジ
部が突設されているので、製作に際し、このエツジ部に
コネクタを挿着するだけのワンタッチ操作で、リード線
をプリント基板に簡単に接続できる。また、コネクタと
エツジ部とは結合手段により着脱可能に結合されている
ため、リード線がプリント基板から外れるおそれがなく
、そのうえ、リード線の交換作業も至って容易である。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した実施例を図面に基づいて説明
する。

第１図は本発明による一実施例の軸流送風機を示す断面
図、第２図は第１図の軸流送風機においてプリント基板
とリード線との接続部を示す分解斜視図、第３図は第２
図のプリント基板のエツジ部とコネクタとの結合状態を
示す断面図である。

第１図において、（１）は合成樹脂製のケーシング、（
２）は前記ケーシング（１）の中央部に突設された支持
筒部、（３）は前記支持筒部（２）の外側に固定された
プリント基板、（４）は支持筒部（２）の内側に挿入固
定された軸受スリーブ、（１３）は前記軸受スリーブ（
４）の外側に固定されたステータである。前記ステータ
（１３）はステータコア（１５）と、それに巻装された
コイル（１４）とから構成されている。

（５）は前記軸受スリーブ（４）内に圧入された含油焼
結軸受、（６）は前記含油焼結軸受（５）に回転可能に
支持された回転軸、（７）は前記回転軸（６）の先端に
結合されたカップ状の羽根ボス、（８）は前記羽根ボス
（７）の外周面に一体に突出形成された複数枚の羽根で
ある。（１０）は前記羽根ボス（７）の内周面に固着さ
れたロータであり、外側のロータヨーク（１１）と、内
側のロータマグネット（１２）とから構成されている。

なお、（９）は回転軸（６）の変動を除去する予圧ばね
である。

（１６）は外部電源（図示路）に接続されるす−ド線、
（１７）は前記リード線（１６）の先端に設けられたコ
ネクタであり、前記コネクタ（１７）はケーシング（１
）の背面側に形成された凹部（１８）に取出可能に収容
されている。

第２図及び第３図において、（２０）は前記プリント基
板（３）の表面に設けられた複数本の配線パターンであ
り、その一部には前記ステータ（１３）のコイル（１４
）の端部が接続されている（図示略）。（２１）はプリ
ント基板（３）の外周に一体的に突設されたエツジ部で
あり、その表面には前記配線パターン（２０）の端部（
２０ａ）が延長形成されるとともに、両角部には係止孔
（２２）が穿設されている。

前記コネクタ（１７）はエツジ部（２１）に挿入される
挿入孔（２３）を有し、その挿入孔（２３）の両側部に
は結合金具（２４）が配設されている。前記各結合金具
（２４）は、その先端に一対の係止突起（２４ａ）を具
備し、その係止突起（２４ａ）がエツジ部（２１）の係
止孔（２２）に弾性的に係合することにより、コネクタ
（１７）をエツジ部（２１）に対し着脱可能に結合でき
るように構成されている。また、コネクタ（１７）の内
部には、各結合金具（２４）の間で前記配線パターン（
２０）の端部（２０ａ）に弾接する複数の接触子（２５
）が設けられている。そして、前記各接触子（２５）に
は前記リード線（１６）が接続されている。なお、（２
６）はコネクタ（１７）の外面に突設された一対の指掛
部である。

に記のように構成された軸流送風機においては、ステー
タコア（１５）とロータマグネット（１２）との間の磁
気吸引及び反発力により、ロータ（１０）がステータ（
１３）の外側で回転される。ロータ（１０）の回転に伴
い、それに結合された羽根ボス（７）及び回転軸（６）
が一体に回転され、羽根ボス（７）の羽根（８）により
軸方向の空気流が形成される。したがって、この空気流
により、ＯＡ機器等の各種電気機器の発熱部を冷却する
ことができる。

一方、この軸流送風機の製作に際しては、ケーシング（
１）にプリント基板（３）、ステータ（１３）、含油焼
結軸受（５）、回転軸（６）、羽根ボス（７）、及び、
ロータ（１０）等を順次組付けたのちに、プリント基板
（３）のエツジ部（２１）にコネクタ（１７）を介して
リード線（１６）が接続される。この場合、コネクタ（
１７）をケーシング（１）の四部（１８）に収容して摺
動すれば、ワンタッチの操作でリード線（１６）がプリ
ント基板（３）のエツジ部（２１）に接続される。

また、リード線（１６）の交換に際しては、指掛部（２
６）を把持してコネクタ（１７）を引抜けば、結合金具
（２４）の係止突起（２４ａ）がエツジ部（２１）の係
止孔（２２）から解離されるため、リード線（１６）を
プリント基板（３）から容易に取外すことができる。

なお、軸流送風機をリード線（１６）なしで製品出荷す
ることも可能であり、この場合には、長さの異なる複数
種のリード線（１６）を用意すれば、実際の取付機種に
対し、それに適合する長さのリード線（１６）を前記と
同様の操作で簡単に接続することができる。このため、
取付機種が変更した場合でも、軸流送風機の全体を取替
える無駄がなく、リード線（１６）のみを交換して、顧
客のニーズに迅速に対応できる。

このように、本実施例の軸流送風機は、ケーシング（１
）と、そのケーシング（１）に固定されたステータ（１
３）と、そのステータ（１３）に対向して回転するロー
タ（１０）と、そのロータ（１０）と一体内に回転する
羽根（８）と、ステータ（１３）に電気的に接続された
配線パターン（２０）を有するプリント基板（３）とを
具備し、そのプリント基板（３）の外周に、前記配線パ
ターン（２０）の端部（２０ａ）が延長形成されたエツ
ジ部（２１）を一体内に突設し、そのエツジ部（２１）
には、配線パターン（２０）の端部（２０ａ）に電気的
に接続される接触子（２５）を有するコネクタ（１７）
を挿着し、そのコネクタ（１７）には結合金具（２４）
を配設し、エツジ部（２１）には係止孔（２２）を形成
し、その係止孔（２２）及び結合金具（２４）からなる
結合手段によってコネクタ（１７）とエツジ部（２１）
とを着脱可能に結合するとともに、コネクタ（１７）の
接触子（２５）にリード線（１６）を接続したものであ
る。

したがって、本実施例の軸流送風機によれば、プリント
基板（３）にエツジ部（２１）が突設されているので、
このエツジ部（２１）にコネクタ（１７）を挿着するだ
けのワンタッチ操作で、リード線（１６）をプリント基
板（３）に対して簡単に接続できる。また、コネクタ（
１７）とエツジ部（２１）とが結合金具（２４）を介し
て着脱可能に結合されているため、リード線（１６）が
プリント基板（３）から外れるおそれがなく、そのうえ
、リード線（１６）の交換作業も至極容易である。

なお、上記実施例では、結合手段がコネクタ（１７）に
内装された結合金具（２４）とエツジ部（２１）の係止
孔（２２）とで構成されているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば、図示はしないが、エツジ
部の係止孔に係合する突起（図示略）をコネクタの内壁
面に一体的に突設してもよい。また、これとは逆に、エ
ツジ部に突起を設けるとともに、コネクタに係止孔を形
成して実施することも可能である。これらの場合も、」
二足実施例と同様の作用効果が得られる。

［発明の効果］ 以」二のように、本発明の軸流送風機は、配線パターン
を有するプリント基板の外周に、配線パターンの端部が
延長形成されたエツジ部を一体的に突設し、そのエツジ
部に、配線パターンの端部に電気的に接続される接触子
を有するコネクタを挿着し、そのコネクタとエツジ部と
を結合手段により着脱可能に結合するとともに、コネク
タの接触子にリード線を接続したものであるから、リー
ド線をコネクタを介してプリント基板にワンタッチ操作
で簡単に接続でき、もって、製作工数及びコストを削減
できるとともに、リード線の交換を容易に行うことがで
きるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例の軸流送風機を示す断面
図、第２図は第１図の軸流送風機においてプリント基板
とリード線との接続部を示す分解斜視図、第３図は第２
図のプリント基板のエツジ部とコネクタとの結合状態を
示す断面図、第４図は従来の軸流送風機におけるプリン
ト基板とリード線との接続部を示す斜視図である。 図において、 ３ニブリント基板　　　１０：ロータ １３：ステータ　　　　　１６：リード線１７：コネク
タ　　　　　２０：配線パターン２０ａ：端部　　　　
　　２１：エッジ部２２：係止孔　　　　　　２４：結
合金具２５：接触子 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。 第１図 ３ニブリント基板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ケーシングに固定されたステータと、前記ステー
   タに対向して回転するロータと、前記ロータと一体的に
   回転する羽根と、 前記ステータに電気的に接続された配線パターンを有す
   るプリント基板と、 前記プリント基板の外周に一体的に突設され、前記配線
   パターンの端部が延長形成されたエッジ部と、 前記エッジ部に挿着され、配線パターンの前記端部に電
   気的に接続される接触子を有するコネクタと、 前記コネクタとエッジ部とを着脱可能に結合する結合手
   段と、 前記コネクタの接触子に接続されたリード線とを具備す
   ること特徴とする軸流送風機。