JPH03138885A - 炭化珪素―硼化物系発熱体及びその製造方法 - Google Patents

炭化珪素―硼化物系発熱体及びその製造方法

Info

Publication number
JPH03138885A
JPH03138885A JP1278021A JP27802189A JPH03138885A JP H03138885 A JPH03138885 A JP H03138885A JP 1278021 A JP1278021 A JP 1278021A JP 27802189 A JP27802189 A JP 27802189A JP H03138885 A JPH03138885 A JP H03138885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
boride
silicon carbide
heating
borosilicate glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1278021A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Sugita
杉田 隆一
Shunichi Tsumura
俊一 津村
Ryutaro Jinbo
神保 龍太郎
Yasutaka Suzuki
康隆 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP1278021A priority Critical patent/JPH03138885A/ja
Publication of JPH03138885A publication Critical patent/JPH03138885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセラミックス発熱体に係り、特に5iC−硼化
物系発熱体の温度低下の低減に好適なもの及びその製造
方法に関する。
〔従来の技術〕
5iC−硼化物系発熱体としては、導電層としてS x
 CZ r B 2 * T iB 2 HHf B 
2等の組成の組合せのものが、研究されているが、未だ
実用化されていない、その理由は、導電性を持たせるた
めに添加するZrB、、TiB2.HfB2等の硼化物
がいずれも1000℃以下の温度で酸化を開始し、耐酸
化性が良くない点にある。このことはSiCと硼化物の
組合せで焼結したセラミックス発熱体でも同じであり、
初期設定温度を1300℃に設定しても時間が経過する
に従って1000℃以下に温度が低下する。
特に高温での温度低下速度が速い。これは、第6図に5
iC−30voQ%zrB2発熱体の酸化特性を示すよ
うに高温になるほど酸化増量が大きいことによる。すな
わち、時間が経過するに従って発熱体の酸化が進行し、
酸化が進むにつれて発熱体の電気抵抗が増加して電流が
低下することにより発熱体の温度が低下したものである
このように従来の5iC−硼化物系発熱体をそのまま使
用すると高温で長時間使用できないという問題があった
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は発熱体の酸化抑制の点について配慮され
ておらず、高温で使用する際には寿命の点で問題があっ
た。
本発明の目的は、高温で長時間使用できる炭化珪素−硼
化物系発熱体及びその製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明に係る炭化珪素−硼化
物系発熱体は、絶縁層を挾んで炭化珪素と硼化物との混
合物の焼成体よりなる導電層が積層され、一端側が発熱
部となり他端側か端子部となる炭化珪素−硼化物系発熱
体において、前記導電層の表面に硼珪酸ガラスよりなる
保護層が設けられているものである。
また、本発明に係る炭化珪素−硼化物系発熱体の製造方
法は、絶縁層を挾んで炭化珪素と硼化物との混合物の焼
成体よりなる導電層が積層され、一端側が発熱部となり
他端側が端子部となる炭化珪素−硼化物系発熱体の製造
方法において、発熱体を加熱または発熱させて導電層表
面に硼珪酸ガラスを生成させる工程を含むものである。
ここで。
発熱体を加熱または発熱させる工程は、昇温時は非酸化
雰囲気中で行ない、1100℃〜1300℃の範囲では
酸化雰囲気中で行なうものがよい。
〔作用〕
発熱体の表面に生成した硼珪酸ガラスよりなる保護層は
、発熱体の表面に点在していた硼化物を覆うので、硼化
物の酸化を抑制することができる。
5iC−硼化物系発熱体の表面に硼珪酸ガラスを生成さ
せるには1発熱体を1100℃以上の温度で加熱もしく
は発熱させる。加熱もしくは発熱する温度の上限につい
てはSiCの耐酸化性から1300℃前後が適切である
。この理由は、1300℃以上で加熱もしくは発熱させ
るとSiCの酸化で発熱体が損傷を受けやすくなるため
である。
〔実施例〕
SiC粉末に30〜32vo12%のZrB2粉末を添
加し混合した上1円板状圧粉体を作り、別に作ったAQ
N−10wt%BN圧粉体を中間にして上下にS i 
C−(30〜32) van%ZrB2を積層し、真空
中2050〜2150℃で1時間ホットプレス炉で焼成
して焼成体を作った。この焼成体を短柵状に切断した上
、段付状に加工し発熱部と端子部からなる発熱体を製作
した。試験に用いた発熱体の形状を第5図に示す。同図
において。
1はS i C−(30〜32) van%ZrB2か
らなる導電層、2はAQN−10すt%BNからなる絶
縁層、3は発熱部、4は端子部を示す。
(実施例1) この発熱体を大気雰囲気中で(1)1100℃で200
時間、(2)1200℃で20時間、(3)1200℃
で100時間で各々加熱した。
第1図に示した如く、加熱後5iC−ZrB2でできて
いる導電層1の表面には硼珪酸ガラスの保護M5が生成
しており、この保護層5のために表面の電気抵抗は無限
大であった。そこで、端子部4の導電層の表面を研摩し
、その部分の保護層を除去して5iC−ZrB2を露出
させ、コバール電極版6を銀ロー付で取付けた。これら
の発熱体を抵抗値一定制御で連続発熱試験を行い、表面
未処理の従来の発熱体を比較例として時間経過に伴う温
度低下を比較した。その結果を第2図に示す。
従来の発熱体においては、初期設定1250 ’Cから
1050℃まで500時間で温度が低下した。
これに対し1100℃で200時間、1200℃で10
0時間処理したものは1000時間経過しても各々11
50℃、1180℃を維持した。1200℃で20時間
処理したものは、従来の発熱体より温度低下は少なかっ
たが、1250℃から500時間で1100℃まで温度
低下した。これは、処理時間が短かったため、硼珪酸ガ
ラスが発熱体に充分均一に生成していなかったためと考
えられる。
第3図に1200℃で100時間処理した発熱体の導電
層表面に生成した硼珪酸ガラスの表面組織を示す。硼珪
酸ガラスにより表面が覆われていることが解る。
(実施例2) 前記の大気中加熱の場合、昇温時にZrB2が酸化する
のでZrB2の酸化を少なくするために、実施例1で記
載の表面未処理の発熱体をAr雰囲気中で昇温しで12
50℃まで加熱し、1250℃に達してから徐々に02
と置換し、酸化雰囲気中で50時間処理した。この発熱
体の連続発熱試験結果は大気中1200℃で100時間
加熱したものとほぼ同等であった。
(実施例3) 本実施例は発熱体に通電してそれ自体に発熱させ、その
発熱によって表面に硼珪酸ガラス層を生成させる方法で
ある。前記実施例1で記載の未処理の発熱体を初期設定
1250℃から1100℃まで200時間連続通電加熱
した発熱体を再度1250℃に設定し連続発熱試験を行
ったところ、1000時間経過後でも1150℃を保持
した。
第4図に連続発熱試験時の発熱温度挙動を示すように再
設定後の温度低下は明らかに再設定前の温度低下より少
ないことが分かる。発熱試験後に導電層の表面を調べた
結果1発熱部中央部には第3図に示したものと同様な硼
珪酸ガラスが生成していた。しかし、発熱部先端や端子
に近い発熱温度が低く保持された部分には硼珪酸ガラス
が差程生成していなかった。従って通電加熱でも同等の
効果が得られるが、発熱体表面に均一に硼珪酸ガラスが
生成できる炉中加熱の方が信頼性が高いと考えられる。
第5図に示すS x CZ r Bz/ A Q N 
 B N系積層発熱体は、特にZrB、の酸化活性の強
い650℃前後の温度で長時間保持すると5iC−Zr
B2系からなる導電層とAQN−BN系からなる絶縁層
の境界で剥離するという問題があったが、発熱体を熱処
理し硼珪酸ガラスを表面に生成させることによりZrB
、の酸化を抑制できるので、安定化処理にもなる。
〔発明の効果〕
本発明に係る炭化珪素−硼化物発熱体によれば。
硼化物の酸化を抑制できるので発熱体を長時間高温で使
用できる効果がある。
また、本発明に係る製造方法によれば、上記発熱体を簡
単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る発熱体の一実施例を示す斜視図、
第2図は本発明に係る表面処理をほどこした発熱体及び
表面未処理発熱体の連続発熱試験結果を示す図、第3図
は発熱体の導電層組織を示す拡大写真、第4図は未処理
発熱体を200時間連続発熱させた後、1250℃に再
設定した場合の温度低下特性を示す図、第5図は供試発
熱体の斜視図、第6図は5iC−30voQ%ZrB2
焼結体の酸化特性を示す図である。 1・・・導電層、2・・・絶縁層、3川発熱部、4・・
・端子部、5・・・保護層、6・・・電極板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.絶縁層を挾んで炭化珪素と硼化物との混合物の焼成
    体よりなる導電層が積層され、一端側が発熱部となり他
    端側が端子部となる炭化珪素−硼化物系発熱体において
    、前記導電層の表面に硼珪酸ガラスよりなる保護層が設
    けられていることを特徴とする炭化珪素−硼化物系発熱
    体。
  2. 2.絶縁層を挾んで炭化珪素と硼化物との混合物の焼成
    体よりなる導電層が積層され、一端側が発熱部となり他
    端側が端子部となる炭化珪素−硼化物系発熱体の製造方
    法において、発熱体を加熱または発熱させて導電層表面
    に硼珪酸ガラスを生成させる工程を含むことを特徴とす
    る炭化珪素−硼化物系発熱体の製造方法。
  3. 3.請求項2において、発熱体を加熱または発熱させる
    工程は、昇温時は非酸化雰囲気中で行ない、1100℃
    〜1300℃の範囲では酸化雰囲気中で行なうものであ
    る炭化珪素−硼化物系発熱体の製造方法。
JP1278021A 1989-10-25 1989-10-25 炭化珪素―硼化物系発熱体及びその製造方法 Pending JPH03138885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1278021A JPH03138885A (ja) 1989-10-25 1989-10-25 炭化珪素―硼化物系発熱体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1278021A JPH03138885A (ja) 1989-10-25 1989-10-25 炭化珪素―硼化物系発熱体及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03138885A true JPH03138885A (ja) 1991-06-13

Family

ID=17591544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1278021A Pending JPH03138885A (ja) 1989-10-25 1989-10-25 炭化珪素―硼化物系発熱体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03138885A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0574555A (ja) * 1991-09-13 1993-03-26 Sharp Corp セラミツクヒータ及びその製造方法
EP0748144A1 (en) * 1994-12-27 1996-12-11 TDK Corporation Rapid heating element and its manufacturing method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0574555A (ja) * 1991-09-13 1993-03-26 Sharp Corp セラミツクヒータ及びその製造方法
EP0748144A1 (en) * 1994-12-27 1996-12-11 TDK Corporation Rapid heating element and its manufacturing method
EP0748144A4 (en) * 1994-12-27 1999-03-10 Tdk Corp FAST-HEATING ELEMENT AND ITS MANUFACTURING METHOD

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6306722B2 (ja) ヒータ
JPH03138885A (ja) 炭化珪素―硼化物系発熱体及びその製造方法
JPH0556031B2 (ja)
US3209435A (en) Positive temperature coefficient bead thermistor
JP2521690B2 (ja) セラミツクヒ−タ及びその製造方法
JP2537606B2 (ja) セラミツクヒ−タ
JPH0636904A (ja) 正特性サーミスタ
JP3885265B2 (ja) セラミックス回路基板の製造方法
JPH07296953A (ja) 珪化物導電体表面への酸化珪素保護膜の形成方法およびセラミック発熱素子
JPH07302681A (ja) セラミック発熱素子
JPH07106055A (ja) 急速昇温発熱素子およびその製造方法
JPH05121211A (ja) 積層形電圧非直線抵抗器の製造方法
JP3425097B2 (ja) 抵抗素子
JPS6259858B2 (ja)
JP3333441B2 (ja) 半導体チタン酸バリウム膜の成膜方法およびptc薄膜層からなるヒーターミラーへの応用と製造方法
JPH11273959A (ja) インダクタ及びその製造方法
JPS62263609A (ja) 積層型チツプバリスタの製造方法
JPH02129883A (ja) 加熱体
JP2001291604A (ja) チップ形積層サーミスタ及びその製造方法
JPS63136485A (ja) セラミツクヒ−タ
JPH0918060A (ja) 熱電変換素子の製造方法
JP2000286103A (ja) 高温ptcセラミックスの電極とその製造方法
JPH02302004A (ja) 電圧非直線抵抗体
JPH07302511A (ja) 珪化モリブデン系材料素子およびその製造方法
JP2760542B2 (ja) セラミック回路基板の製造方法