JPH03138022A - ロール成形装置 - Google Patents

ロール成形装置

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JPH03138022A
JPH03138022A JP27570189A JP27570189A JPH03138022A JP H03138022 A JPH03138022 A JP H03138022A JP 27570189 A JP27570189 A JP 27570189A JP 27570189 A JP27570189 A JP 27570189A JP H03138022 A JPH03138022 A JP H03138022A
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flat
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rolls
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Harumi Kinoshita
晴美 木下
Tsutomu Miyata
宮田 勉
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Nippon Steel Metal Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ロール成形H”jQに関し、特に、例えば
複数の台形山を持つ断面形状のように、斜辺部の両側に
平坦部を持つ形状を含む断面形状を成形するためのロー
ル成形装置に関する。
[従来の技術] 最近、建築の床施工用のデツキプレートあるいは道路の
防音壁用の化粧板等として、第17図に示すように板厚
が薄く幅の広いコ板広幅材を複数の台形山を持つ断面形
状に折り曲げ成形した成形品1が多く使用されるように
なってきた。
前記の複数台形山形状の成形品1を成形する方法には、
プレス成形法とロール成形法とがある。
前者のプレス成形法は、多種少量生産に適しているが、
長尺ものの生産には不向きで、生産性が低いという欠点
がある。後者のロール成形法は、長尺ものの大量生産に
は適しているが、設備費が高くなるため、ある程度の生
産量の確保が前提となる欠点がある。
ところで、前記の化粧板は機能性と共に美観が重視され
、各ユーザの好みのデザインと相まって種々の寸法形状
の成形品が要求される傾向にある。
したがって、この化粧板は多種少量生産になることが多
く、また比較的薄板広幅の長尺ものが多いことから、長
尺ものに不適なプレス成形法および少量生産に不適なロ
ール成形法のいずれによっても取り組み難いものとされ
ている。
しかしながら、ロール成形法は本来生産性の高い成形法
であり、前記の化粧板もロール成形法により能率的に生
産できることが望まれるが、従来のロール成形方法は、
例えば中央の台形山を成形する成形ロールを示す第19
図のように、上下の水平なロールシャフト2,3に成形
しようとする断面形状に対応するロール孔型の上下の水
平ロール4.5を組み込み、上下のまたは一方のロール
シャツl−2,3を駆動して、板材1(なお成形品と同
じ符号で示す)の幅寄せと成形、および板材送り駆動を
同時に行う方法を採用している。この場き、成形用ロー
ル(すなわち水平ロール)は、成形品の断面形状・サイ
ズに応じたロール孔型の専用ロールが必要である。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来のロール成形法には次のような種々の問題があ
り、上述のように多種少量生産に不向きとなっている。
すなわち、成形品1の断面形状・サイズに対応するロー
ル孔型の専用ロールを必要とするから、断面形状・サイ
ズの種類に応じた多数のロールセットを必要とし、ロー
ル費用が高くなる。
同一軸にすべてのロールを組み込むものであるから、台
形山の成形立ち上がりに応じて曲げ以外の板材両側の平
坦部を支持するためのサポートロール4 Et  5 
aも専用となる。
−mに成形機のロール軸は、最大材料幅成形時の成形負
荷およびたわみ等を考慮して軸径が決められているため
、比較的軸径が大きくなる。したがって、既存成形機の
ロール軸を利用する場きは、この大きな軸径と成形品の
台形山高さを勘案してロール径が決定されるため、どう
してもロール径が太き目となり、ロール費用が高くなる
原因となる。また、このような大きな軸径のロール軸で
幅の狭い小サイズ成形品のためのロールを製(ヤする場
合には、ロール費用に関してさらに効率が悪くなる。
また、成形品の断面形状・サイズを変更する時は、ロー
ル軸よりロールを抜き新たなロールを組み込む作業を必
要とし、このロール組み替え作業は容易でなく、かつ時
間がかかる。
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもの
で、ロールの兼用性を拡大させ、ロール組み替えを容易
にし、ロール費用のコスト低減を図ることができ、これ
らにより多品種少量生産にも容易に対応可能なロール成
形装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決する本発明は、金属帯板より斜辺部の両
側に平坦部を持つ形状を含む断面形状の成形品を成形す
るロール成形装置において、板材送り駆動用の複数段の
上下の水平ロールと、前記水平ロール間に適宜配置され
た成形用遊転ロールとを備え、 前記成形用遊転ロールは、成形しようとする斜辺部の長
さに対応するロール幅を持ち、板材の斜辺部に接触する
遊転のサイドロールと、前記斜辺部の板材中央側曲げコ
ーナ部に隣接する平坦部外側面に接触する外側フラット
ロールと、前記斜辺部の板材中央側コーナ部に隣接する
平坦部内側面に接触する内側フラットロールと、前記板
材中央側コーナ部と反対側のコーナ部に隣接する平坦部
外側面に接触する外側フラットロールとを備え、 前記の各フラットロールおよびサイドロールはそれぞれ
、成形方向前後に沖びるロールホルダの中間部に支持さ
れ、このロールホルダは、前記フラットロールまたはサ
イドロールの成形方向前後位置のそれぞれ上下において
板材幅方向の左右に渡された横梁に成形方向前端部およ
び後端部を支持されたロール成形装置である。
[作用コ 上記構成において、板材は板材送り駆動用の上下の水平
ロールにより送り駆動され、フラットロールとサイドロ
ールとからなる成形用遊転ロールにより折り曲げられて
、斜辺部の両側に平坦部を持つ断面形状が成形される。
ロールホルダは成形方向前後に沖び、その前端部及び後
端部が横梁に支持され、中間部でフラットロールおよび
サイドロールを支持しているから、フラットロールまた
はサイドロールと横梁との干渉を避けることが容易であ
り、このため、特にフラットロールの中心から成形負荷
の横梁側支持点Sまでの高さHを十分小さくすることが
できる。
前記横架側支持点S′iでの高さHを小さくできるので
、ロールホルダに加わる、成形負荷の成形方向の成分に
よる曲げモーメントは小さく、したがって、ロールホル
ダの断面寸法、特に幅寸法を小さくすることができる。
このなめ、斜辺部の立ち上げ角度が急角度の場きても、
ロールホルダと板材との干渉を避けることが容易であり
、急角度の斜辺部を成形するためのフラットロールある
いはサイドロールを容易に配置することができる。
また、各フラットロールおよびサイドロールの軸は共通
軸でなくそれぞれ個別に設けられるので、軸の高さ位置
をある程度自由に設定することができ、したがって、台
形山の高さが高い場合でもフラットロールおよびサイド
ロールの径を極力小さくすることができる。これにより
、ロール費用が低減される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図〜第18図を参照して説
明する。
この実施例のロール成形装置は、第15図に示すロール
配列であり、そして実施例では第16図に示す成形プロ
セスにより前記第17図の断面形状の成形品1を成形す
る。なお、以下の説明では、成形前の平坦な板材、成形
途中のもの、最終断面形状に成形された成形品のいずれ
も符号1で示す。
実施例のロール成形装置は、第15図および第16図に
示すように、ピンチロールP、成形用逆転ロール#1、
成形用遊転ロール#2、板材送り駆動用の水平ロール#
3、成形用遊転ロール#4、成形用遊転ロール#5、板
材送り駆動用の水平ロール#6、成形用遊転ロール#7
、成形用逆転ロール#8、板材送り駆動用の水平ロール
#9、成形用遊転ロール#10、成形用遊転ロール#1
1、板材送り駆動用の水平ロール#12、成形用遊転ロ
ール#13、成形用遊転ロール#14、板材送り駆動用
の水平ロール#15、成形用遊転ロール#16、成形用
遊転ロール#17の各スタンドを順に配置し、最終スタ
ンドに総孔型の定型ロール#18を配置している。なお
、第16図において、ピンチロールP、および板材送り
駆動用の水平ロール#3、#6、#9、#12、#15
および定型ロール#18については、上側水平ロールお
よび下側水平ロールの各中心線2間の部分のみを示して
いる。また、ピンチロールPの上流にはアンコイラ等の
装置、定型ロール#18の下流には切17i機等の装置
が設置されるが図示は省略した。
前記ピンチロールPは、平坦な板材1を駆動して成形方
向前方(第15図で右方向)に送り出す。
板材1の折り曲げ成形を行う成形用遊転ロールの一例を
例えば#2の成形用遊転ロールスタンドについて、第1
図〜第11図に示す。
第1図は成形用遊転ロールスタンドの一部を断面とした
正面図、第2図は第1図における要部の■−■矢視断面
図て、成形用遊転ロールスタンドのフレーム20は、口
示略の成形機ベツドに固定される成形方向(第1121
において紙面と直交する方向:第2図ては左右方向)の
前後の2本の下側横梁21およびそれらの上方に配置さ
れる2本の上側横梁22を有し、上下のtX梁21,2
2はそれぞれ上半部にねじ部23aを形成した支柱23
により結合されている。すなわち、4木の支柱23は下
側横梁21に垂直に固定され、上方のねじ部23aが上
側横梁22に設けた穴に挿通され、ねじ部23aに螺合
する2つのナツト24で上側横梁22を上下から締め付
けて、上下の横梁21゜22間の間隔を調節可能に連結
している。
#2の成形用遊転ロールは板材1に中央の台形山を成形
する成形ロールであり、成形しようとする斜辺部1aに
対応するロール幅を持ち、板材1の斜辺部1aに接触す
る遊転のサイドロール25と、前記斜辺部1aの板材中
央側曲げコーナー部1bに隣接する平坦部外側面(この
場合上面)に接触する外側フラットロール26と、この
外側フラットロール26と対向して板材中央側コーナー
部1bに隣接する平坦部内側面(この場合下面)に接触
する内側フラットロール27と、前記板材中央側コーナ
ー部1bと反対側のコーナー部1b’に隣接する平坦部
外側面くこの場会下面)に接触する外側フラットロール
28とからなっている。なお、前記反対側のコーナー部
1b’側の外側フラットロール28は、コーナー部1b
’に直接隣接するロール28aとこれと間隔をあけたロ
ール281:+とに2分割されている。なお、フラット
ロールとは円筒状のロールをいい、サイドロールとはロ
ール軸が水平でないロールをいう。
また、板材1の両側位置には、板材1の平坦な端縁部を
支持する上側用のサポートロール29、および下側用の
サポートロール30が配置されている。なお、このサポ
ートロール29,30は、負荷がほとんどかからないの
で例えば硬質樹脂等による単なるブロック状のものでよ
く、第16図の成形プロセス図では、サポートロールに
代えて、サポートブロック29’ 、30’を用いてい
る。
前記サイドロール25および台形山上面側の外側フラッ
トロール26はロールホルダ32により支持され、台形
山内側の内側フラットロール27はロールボルダ33に
より支持され、反対側のコーナー部1b’の外側フラッ
トロール28はロールホルダ34により支持され、上側
のサポートロール2っはロールホルダ35により支持さ
れ、下側のサポートロール30はロールホルダ36によ
り支持されている。なお、前記ロールホルダ32は後述
の補助ロールホルダ42を一体に持つ。
上述の各ロールホルダ32.33,34.3536は、
いずれも成形方向前後に長く、その中央部で前記の各ロ
ール25,26,27,28,29.30を支持し、そ
の成形方向前端部および後端部が前記下側横梁21また
は上側横梁22に移動調整可能に固定されている。その
固定手段は、各ロールホルダ32.33.34,35.
36に対向して下側横梁21または上mlJ横梁22を
挟む対向部材37,38.39.40.41を設け、各
ロールホルダ32.33,34,35.36とこれに対
応する対向部材37,38,39.4041との間をボ
ルトで締め付けて固定するものであり、こうして各ロー
ルホルダ32.33,34゜35.36を上側横梁22
または下側横梁21に板材幅方向く第1図て左右方向)
に移動調整可能に固定している。
前記ロールホルダ32は、第2図、第9図(a)(なお
第9図(a)は上下を逆にして置いた状態の分解斜視図
である)に示すように、下側横梁22に対する位置決め
用の段差部32 aを持ち、サイドロール25の軸25
af!:嵌自させる軸穴32bを設けた傾斜したサイド
ロール取り付け面32Cを持ち、また第9図(b)にも
示すように、フラットロール26の軸26aを嵌きさせ
る溝32(lを設けた垂直なフラットロール取り付け面
32eを持っている。前記補助ロールボルダ42は、ロ
ールホルダ32側に設けた突部32fと嵌きする凹部4
2 aを持ち、突部32fと凹部42aとを嵌きさせた
状態で透孔32gから挿通した図示略のねじを補助ロー
ルホルダ42fflJtのねじ穴42bにねじ込み締め
1+けて補助ロールホルダ42をロールホルダ32に一
体に固定する。その際、フラットロール26は、軸26
εtの回り止め面取りした両端部を補助ロールホルダ4
2側にあけた軸穴42cおよび前記ロールホルダ32側
の溝32dに嵌合させることにより、一体上されたロー
ルホルダ32と補助ロールホルダ42とで両持ち支持さ
れる。なお、前述の各フラットロール2627.28、
およびサポートロール29,30およびサイドロール2
5は、いずれもその軸(26a等) lycロールホル
ダ(32等)に固定され、この固定の軸(26a等)に
軸受け(26b等)を介して回転自在に支持されている
。そして、前記ロールホルダ32は、成形方向前端部お
よび後端部の前記段差部32aを前後の上側横梁22に
当て前述の対向部材37とともに上側横梁22を挟みボ
ルト43で締め付けて、上側横梁22に板材幅方向に移
動調整可能に固定される。
前記内側フラットロール27を支持するロールホルダ3
3は、第2図、第3図、第11図等に示すように、分割
した2つの部材を会わせ結き用穴33dから挿入する図
示略のボルトにより締め付けて両部材を一体化したもの
で、中央開口部33aに内側フラットロール27を配置
し、内側フラットロール27の軸27aを軸穴33bに
嵌合して固定している。
このロールホルダ33も、対向部材38とともに下側横
梁21を挟み、両者33.38の成形方向前端部および
f&端部をボルト44で締め付けて下側横梁21に板材
幅方向に移動可能に固定されるが、このロールホルダ3
3ではさらに、先端が下側横梁21の上面に当たる調整
用ねじ45がねじ穴33cに螺合しており、この調整用
ねじ45を回してロールホルダ33を上下動させること
によりロールホルダ33の高さ位置つまり内側フラット
ロール37の高さ位置を調整できるようにしている。
下側の外側フラットロール28を支持するロールホルダ
34は、第4図、第5図および第10図に示すように、
上面から見て概略1字形をなし、中央部の軸穴34bに
嵌合固定した軸28cの両側に前記分割した左右のロー
ル28a、28bをそれぞれ軸受けを介して回転自在に
取り付けている。このロールホルダ34の下側横m 2
1 ’\の固定手段は、前記ロールホルダ32の場かと
ほぼ同様である。すなわち、ロールホルダ34の成形方
向前端部および1表端部の段差部34aを下側横梁21
に当て、前記対向部材3つとこのロールホルダ34とと
もに下側横梁21を挟み両者34,39をボルト46で
締め付けて、ロールホルダ34を下側横梁21に移動調
整可能に固定している。
なお、このロールホルダ34には、調整用ねじを螺きさ
せるねじ六34cをあけており、必要がある場きには、
前記ロールホルダ33の場合と同様に、このねじ六34
(に螺きさせた調整用ねしによりロールホルダ きる。
上側のサポートロール29を支持するロールホルダ35
は、詳細説明は省略するが、第6図、第7図に示すよう
に前記内側フラットロール27を支持する前記ロールホ
ルダ33と同形状のものを用いており、対向部材40、
ねじ47、調整用ねじ48を用いた同様な固定手段によ
り上側横梁22に高さ調整可能に固定されている。
また、下側のサポートロール30を支持するロールホル
ダ36については、第6図、第8図に示すように、前記
ロールホルダ33と同形状のものを用い、両端の段差部
3 6 aを下側横梁21に当て、対向部材41ととも
に下側横梁21を挾みボルト4つで締め付けて下側横梁
21に移動調整可能に固定している。
次に、板材送り駆動用の上下の水平ロール#3、#6、
#9、#12、#15について説明すると、この水平ロ
ールは、板材1の成形には直接関与せず板材の送り駆動
のみを行うものであり、例えば、第3スタンド#3につ
いての例を第12図に示す。
同図において、上下の水平ロール50.51は、それぞ
れ水平な上ロールシャツI〜52、下ロールシャフト5
3に固定されている。各ロールシャフト52.53は成
形機の左右の機枠54に回転自在に支持され、モータ5
5の回転力が%N iI機5く)を経て下ロールシャフ
ト53に伝達され、下ロールシャフト53と一体に回転
するギヤ57とがみ会うギヤ58を介して上ロールシャ
フト52に伝達され、こうして上下の水平ロール50.
51が回転駆動されて、板材1を成形方向(第12図て
紙面と直交する方向)に送り駆動する。
また、実施例では、台形歯の外側(第12図では上側)
の水平ロール50は、板材1の斜辺部1aのコーナー部
1b近傍にも一部が接触する形で当該コーナー部1bを
ホールドするロール孔型を有している。すなわち、台形
歯の曲げコーナー部1bの内側の水平ロール51につい
ては、コーナー部1bに縁部が当たる単なる円筒形状の
ロールであるが、台形歯の外側の水平ロール50につい
ては、斜辺部1aの一部に接触する若干高さだけ突出す
るフランジ部5 0 aを有している。このように、曲
げコーナー部1bをホールドするロール孔型とすること
により、前段で折り曲げ成形したコーナー曲げ形状を確
定させるとともに、圧下刃Pを十分大きく得て板材1に
対する摩擦力を大きくし、大きな板材送り駆動力を得る
ことができる。また、水平ロール50.51の径は最大
の台形歯の高さを基準として決定し、かつ上下の水平ロ
ール5051を同一径とする。これにより、大きな摩擦
力F (F=2Pμ;μは摩擦(糸数)を効率よく得る
ことができ、極力板材送り駆動用の水平ロールの段数を
低減させることができる。
上記構成のロール成形装置において、板材1はピンチロ
ールPおよび板材送り駆動用の上下の水平ロール50.
51により成形方向前方に送り駆動される。そして、水
平ロールスタンド間に配置さ.れなフラットロール26
,27,28、サイドロール25等からなる成形用遊転
ロールにより折り曲げられて、まず、中央の台形歯の成
形が行われ、順次外側の台形歯の成形が行われて、複数
の台形歯を持−)断面形状の成形品が成形される。実施
例では、2段の成形用遊転ロールで折り曲げ成形し、続
く1段の水平ロールで板材の送り駆動を行っている。し
かし、水平ロールの配置は、必ずしもこの配置である必
要はなく、板材を送ることができる程度の駆動力が得ら
れるように配置されておればよい。
上記のロール成形装置におけるロールホルダ32、33
.3=1は、成形方向前方に長く、その前端部及び後端
部が下側横梁22または下側横梁21に支持され、中間
部でフラットロール26,27、28およびサイドロー
ル25を支持する構成である。このため、フラットロー
ル26.2728またはサイドロール25と横梁21,
22との干渉を容易に避けることができ、このため、フ
ラットロール26 ;27.28あるいはサイドロール
25の中心から成形負荷の+i梁(jljl支持点S(
第1図参照)までの高さI−((第1図ではフラットロ
ール26についての横梁側支持点Sおよび高さHを図示
している〉を十分小さくすることができる。
前記横梁側支持点Sまでの高さH1!−小さくできるの
で、ロールホルダ32に加わる、成形負荷の成形方向成
分による曲げモーメントを小さくすることができる。こ
のため、例えば内側フラットロール27を支持するロー
ルホルダ33の片側部分の幅寸法W1を小さくすること
ができ、これにより、立ち上げ角度が急な斜辺部I E
tを成形する場きでも、これを成形するためのフラット
ロール27を配置する上でのスペース上の困難さが軽減
され、実際に配置可能となる。また、外側フラットロー
ル26の軸26 aの中央側を支持する補助ロールホル
ダ42の幅寸法W2も小さくすることができ、ロール配
置が容易になる。
また、各フラットロール26,27.28およびサイド
ロール25の軸は共通軸でなくそれぞれ個別に設けられ
るので、軸の高さ位置を比較的自由に設定することがで
き、このため、台形山高さが高い場合でもフラットロー
ル26,27.28の径を極力小さくすることができる
。これにより、ロール費用が低減される。
なお、上記実施例では、第2スタンドの成形用遊転ロー
ル#2について説明したが、#1、#4、#5の成形用
逆転ロールについてもほぼ同様である。また、#7、#
8、#10、#11の成形用遊転ロールについては、中
央の台形中が成形された後その左右位置の台形中を成形
する成形プロセスであるから、成形用遊転ロールの右側
部分と左側部分との間隔が蔑れているだけであり、基本
的には第1図等に示したものと同様である。#13、#
14、#16、#17の各成形用遊転ロールについては
、下側の外側フラットロール28が板材の端縁部にきて
サポートロールまたはサポートブロックがなくなる点以
外は、同じく第1図等に示したものと同様である。
また、最終スタンド#18は総花型の定型ロールが用い
られているため、この総花型の定型ロールにより被成形
材の形状が整えられ、また、図示略の切断機で切断され
た成形品の尾端の通根性がよくなる。
第13図および第14図は、中央の台形中の幅が狭い場
合に使用する成形用逆転ロールの実施例を示す。第13
図に示すように、中央の台形中の幅が狭い場合、第9図
等に示した前述のロールホルダ32とこのロールホルダ
32の突部32fが嵌きする四部32 hを持つ同様な
形状のロールホルダ32°とをそのフラットロール取り
付け面32e側を対向させて外側フラットロール66の
ロール幅に対応させた間隔で横梁22に取り付け、両ロ
ールホルダ32のフラットロール収り付け面32a間に
外側フラットロール66を軸支した構造である。図示例
では、外側フラットロール66を2分割構造としてロー
ル幅を調整可能にしている。
なお、第14図あるいは前述第9図のようにロールホル
ダ32,32°が上側横梁22に取りけられる場き、軸
26a、66aを嵌きさせる満32dは下側に開放の溝
となるが、係止ボルト用ねじ六32iから図示略の係止
用ボルトの先端を突出させ、その係止用ボルトでロール
の荷重を受ければよい。成形荷重は横梁22側に加わる
ので、係止用ボルトに大きな荷重が加わることはなく、
落下防止を図る程度の強度の係止用ボルトで特に問題な
い。また、図示例と異なりロールホルダ3232′が下
側横梁21に取り付けられる場合には、ロール軸26a
、66aがロールホルダ32.32°に設けた溝32d
で直接支えられるので前記の係止用ボルトも不要である
。また、内側7フラツトロール67は、その幅が狭いの
で、第11国に示した形状で左右部の間隔を広くした1
個のロールホルダ33゛を用い、この1個のロールホル
ダ33°で軸支させる。この場合、内側フラットロール
67は、外(1t!lフラツトロール66と同様に2分
割構造として、ロール幅を調節可能にしている。その他
の点は、第1図、第9図に示したものとほぼ同様である
上記のロール成形装置におけるロール組み替えについて
述べると、成形品1の台形中の形状が同じで山数のみが
異なる場き、あるいは台形中の幅寸法のみが異なる場合
には、ロールホルダ(32等)を上側横梁22または下
側横梁21に沿って移動させるロールセット操作で対処
することができる。このように、専用の成形ロールを別
に用意する必要がなく、兼用可能であるので、ロール費
用が著しく安価になる。
また、ロール組み替え作業ら、水平な共通のロールシャ
フトからロールを抜き新たなロールを組み込むような>
2mな作業を必要とせず、極めて容易であり、ロール組
み替え時間が短縮される。
台形中の斜辺部グ)長さが異なる場合には、サイドロー
ル25はその斜辺部の長さに対応した専用のものを用い
る。
また、中央の台形中の幅が狭い場合には、第13図、第
14図で説明したように、外側フラットロール66およ
び内側フラットロール67については専用となるが、他
の部分は兼用可能である。
また、水平ロールについては、&終スタンドの定型ロー
ル#18のみを専用ロールとすればよく、曲はすべて兼
用できる。
また、本発明のロール成形装置を新設する揚きは、水平
ロールスタンドは各個にモータ1寸きとし、任意にスタ
ンドピッチおよび上下移動が可能とすることが望ましい
また、本発明は既設のロール成形装置にも容易に適用す
ることができる。すなわち、既設のロールスタンドに板
材送り駆動用の水平ロールを配にし、その間に成形用遊
転ロールを配置するとよい。
なお、上記実施例では複数の台形中を持つ断面形状の成
形について説明したが、必ずしも台形山形状である必要
はなく、例えば第18図の成形品の一方の端部(Aで示
す部分)のように、単に斜辺部の両側に平坦部がある断
面形状の成形品の成形にも適用可能である。
[発明の効果] 本発明は上記の通り構成されているので、次のような効
果を奏する。
成形用ロールとしては遊転のフラットロールとサイドロ
ールとであり、フラットロールやサイドロールを支持す
るロールホルダを横梁に沿って移動調整し、あるいはロ
ールホルダの高さ位置調整や横梁の高さ位置調整などに
より、種々の成形品断面形状・サイズに容易に対応する
ことができ、ロールの兼用性が大幅に拡大される。
フラットロールおよびサイトロールは個別の軸に支持さ
れているので、成形用の水平ロールを共通のロール軸か
ら抜き差しする従来方式と比較して、ロール交換が価め
て簡単であり、また、前記のロールの兼用性の拡大とも
相まって、ロール組み替えが著しく容易になる。
フラットロールおよびサイドロールの軸は、前記の通り
個別の軸に支持されているので、台形中の高さが高い場
きでもロール径を大きくすることなく対応することがで
き、ロールの小径化が図られ、前記のロールの兼用性の
拡大と相まって、ロール費用が著しく低減する。
フラットロールおよびサイドロールは、成形方向前端部
および後端部を横梁に支持されたロールホルダの中間部
に軸支される構造であるから、ロールホルダに加わる、
成形負荷の成形方向成分による曲げモー、メントは小さ
く、このなめロールホルダの断面寸法特に幅寸法を小さ
くすることがてき、これにより、急角度の斜辺部を持つ
断面形状を成形する場合でも、あるいは、台形中の幅が
狭い断面形状を成形する場きでも、これに対応するフラ
ットロールの配置が可能となる。
上記の各事項により、ロール成形法には通常適きしない
多品種少量生産でも、これを能率的にかつ低コストで行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第13図は本発明のロール成形装置ブ)一実施
例を示すもので、第1121は成形用逆転ロールスタン
ドの一部を断面とした正面図、第212Iは第1図にお
ける要部の■−■矢視断面図、第3[21は第2図にお
ける要部の■−■矢視図祖国4図は第1図における要部
のIV−1’/矢視矢視図、第5図は第4図における要
部の■−■矢視図、第6図は第1図における要部のVl
−1111矢視断面図、第7図は第6図における要部の
■−■矢視図、第8図は第6図における要部の■−■矢
視図、第9図(a)は第1図等における上側のフラット
ロールおよびサイドロールおよびこれらを支持するロー
ルホルダの上下逆に置いた分解斜視図、第9図(b)は
第9図(a)のロールホルダの左側から見た斜視図、第
10図は第1図等における他のロールホルダの斜視図、
第11図は第1図等におけるさらに他のロールホルダの
斜視図、第12図は板材送り駆動を行う水平ロールスタ
ンドの正面図、第13図は他の実施例を示すもので成型
用遊転ロールスタンドの一部を断面とした正面図、第1
4図は第13図における上側のフラットロールおよびサ
イドロールおよびこれらを支持するロールホルダの部分
の上下逆に置いた分解斜視図、第15図は実施例のロー
ル成形装置のロー)ル配列を説明する図、第16図(そ
の1)〜(その6)は本発明の実施例における成形プロ
セスの説明図、第17図は成形しようとする成形品の断
面図、第18図は本発明のロール成形装置で成形可能な
他の成形品形状を示す断面図、第1 Q図は従来のロー
ル成形装置における成形ロールの正面図である。 1・・・板材(または成形品)、lzt・・・斜辺部、
1b・・・曲げコーナー部、lb’・・・反対側の曲げ
コーナー部、 #1; #2.#4.#5.#7.#8.#10#11
.#13.#14.#16.#17・・・成形用遊転ロ
ール、 #3.#6.#9.#12.#15・・・板材送り駆動
用の水平ロール #18・・・定型ロール、 21・・・下側横梁(横梁)、22・・・上側横梁< 
t*梁)、25・・・サイドロール、26・・・外側フ
ラットロール、27・・・内側フラットロール、28・
・・外側フラットロール、29.30・・・サポートロ
ール、32.33.34.35.36・・・ロールホル
ダ、32c・・・サイドロール取り付け面、32e・・
・フラットロール取り付け面、42・・・補助ロールホ
ルダ、45.48・・・調整用ねじ。 第2図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、金属帯板より斜辺部の両側に平坦部を持つ形状
    を含む断面形状の成形品を成形するロール成形装置にお
    いて、 板材送り駆動用の複数段の上下の水平ロールと、前記水
    平ロール間に適宜配置された成形用遊転ロールとを備え
    、 前記成形用遊転ロールは、成形しようとする斜辺部の長
    さに対応するロール幅を持ち、板材の斜辺部に接触する
    遊転のサイドロールと、 前記斜辺部の板材中央側曲げコーナ部に隣接する平坦部
    外側面に接触する外側フラットロールと、前記斜辺部の
    板材中央側コーナ部に隣接する平坦部内側面に接触する
    内側フラットロールと、前記板材中央側コーナ部と反対
    側のコーナ部に隣接する平坦部外側面に接触する外側フ
    ラットロールとを備え、 前記の各フラットロールおよびサイドロールはそれぞれ
    、成形方向前後に伸びるロールホルダの中間部に支持さ
    れ、このロールホルダは、前記フラットロールまたはサ
    イドロールの成形方向前後位置のそれぞれ上下において
    板材幅方向の左右に渡された横梁に成形方向前端部およ
    び後端部を支持されたことを特徴とするロール成形装置
  2. (2)、前記ロールホルダとこのロールホルダに対向す
    る対向部材とで前記横梁を挟み、両者間をボルト締めし
    てロールホルダの前端部および後端部を横梁に板材幅方
    向に移動調整可能に固定したことを特徴とする請求項1
    記載のロール成形装置。
  3. (3)前記ロールホルダが傾斜したサイドロール取り付
    け面と垂直なフラットロール取り付け面とを備え、前記
    サイドロール取り付け面にサイドロールを片持ちで支持
    し、前記フラットロール取り付け面に補助ロールホルダ
    を固定するとともに、前記ロールホルダのフラットロー
    ル取り付け面と前記補助ロールホルダとで前記内側フラ
    ットロールを両持ち支持したことを特徴とする請求項1
    記載のロール成形装置。
  4. (4)請求項3記載のロールホルダを2個そのフラット
    ロール取り付け面側を対向させて所定間隔で前記横梁に
    取り付け、両ロールホルダのフラットロール取り付け面
    間に前記内側フラットロールを軸支したことを特徴とす
    る請求項3記載のロール成形装置。
  5. (5)、前記ロールホルダに、先端が前記横梁に当たる
    調整用ねじを垂直方向に螺合させ、この調整用ねじを回
    転させることにより前記ロールホルダの高さ位置を調整
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載のロール
    成形装置。
  6. (6)、前記ロールホルダの両側に前記反対側コーナー
    部側の外側フラットロールを構成する2分割された分割
    フラットロールをそれぞれ片持ちで支持したことを特徴
    とする請求項1記載のロール成形装置。
  7. (7)、前記各フラットロールおよびサイドロールによ
    り斜辺部を折り曲げて曲げコーナー部を形成した後の前
    記板材送り駆動用の水平ロールは、斜辺部のコーナー部
    近傍にも一部が接触する形で当該曲げコーナー部をホー
    ルドするロール孔型を持つことを特徴とする請求項1記
    載のロール成形装置。
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KR100887521B1 (ko) * 2008-10-01 2009-03-06 김동선 창호프레임 및 금속절곡품 제조장치
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