JPH0313737Y2 - - Google Patents

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JPH0313737Y2
JPH0313737Y2 JP5244884U JP5244884U JPH0313737Y2 JP H0313737 Y2 JPH0313737 Y2 JP H0313737Y2 JP 5244884 U JP5244884 U JP 5244884U JP 5244884 U JP5244884 U JP 5244884U JP H0313737 Y2 JPH0313737 Y2 JP H0313737Y2
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JP
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voltage
circuit
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JP5244884U
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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 3.1 技術分野 この考案は、車両の車軸によるレールの短絡に
より並列共振回路の一部を構成して、列車の移動
に伴なつて前記並列共振回路のインピーダンスが
変化することを利用した列車の速度検出装置に関
するものである。
3.2 従来技術 従来の列車速度検出装置は、軌道近傍に検知器
を設けるから、自然環境の変動に左右され易く、
信頼性が低いとともに、設置が容易でなく、装置
の構成も複雑であるなどの欠点があつた。
3.3 本考案の目的 この考案は、簡単な構成で、設置が容易にで
き、しかも、環境に比較的左右されない列車の速
度検出装置を提供することを目的とする。
3.4 本考案の実施例 次に、この考案の一実施例を、図面に基いて説
明する。
1は二種類の周波数f1,f2の検知用信号を送信
する送信器であり、列車Tが走行する2条の鉄レ
ール(以下、「レール}という。)2a,2bに所
定の地点において接続された導線3a,3bを介
して前記検知用信号を常時、同時に送出してい
る。そして、前記導線3a,3bの間又はレール
2a,2bの間にコンデンサ4が設けられてい
る。
これにより、レール上を走行する列車Tの先頭
の車軸5が前記レール2a,2bを短絡すると、
前記送信器1、導線3a,3b、コンデンサ4、
車軸5及び前記レール2a,2bの導線とレール
との接続点から前記車軸短絡点までの間の部分に
より並列共振回路が構成されるようになつてい
る。
そして、車軸5がレールと導線との接続点より
距離L1の点においてレールを短絡するときに、
前記並列共振回路の共振周波数がf1になり、ま
た、車軸5が同じく距離L2の点においてレール
を短絡るすときに、共振周波数がf2になるように
設定されている。一具体例を説明すると、f1
20kHzでL1は15m位、f2が17kHzでL2は20m位で
ある。
一般に、並列共振回路のインピーダンスは共振
周波数で最大となり、同回路に接続された発振出
力側の電圧は最大となる。つまり、第1図におい
て、列車Tの進行に伴ない、車軸5がL2,L1
各点に達したときに、それぞれf2,f1について並
列共振し、それぞれインピーダンスが最大値とな
る。また、ある回路におけるインピーダンスZ
は、その回路に印加される電圧Vに対するその回
路に流れる電流Iの比に等しい。
この考案は、上記原理に基いて、前記導線3
a,3bに周波数f1及びf2を選択受信する受信回
路6,7,8,9を結合するとともに、各受信回
路に、電圧検出器Vf1,Vf2及び電流検出器If1
If2を結合して、これらの各検出器の出力を処理
装置10に入力し、その入力を処理して前後2回
のインピーダンス最大時点の間の時間、すなわ
ち、車軸5がL2の地点からL1の地点までに要し
た時間、に基いて当該列車の速度を計測するよう
にしたものである。
前記処理装置10は、上に概略的に述べたよう
に、f2,f1に対するインピーダンスが最大値にな
つた時点を検出するものであるから、各種の構成
とすることができる。第2図に示した例について
説明すると、f1に対する電圧検出器Vf1及び電流
検出器If1の出力をそれぞれAD変換器11,12
により同期してデジタル信号に変換し、後段の演
算回路13により電圧対電流比を得、その結果を
順次、後段のピーク値検出器14に入力する。そ
して、ピーク値検出器のピーク値検出信号により
タイマー15の時間計測動作を始動させる。f2
対しても同様に電圧検出器Vf2、電流検出器If2
AD変換器16,17、演算回路18及びピーク
値検出器19が設けられ、そのピーク値検出信号
により前記タイマー15が時間計測動作を終止さ
れる。こうして、二つの周波数f1,f2に対応する
インピーダンスが最大値になつた時点間の時間計
測値がタイマー15から出力され、さらに後段の
演算回路20に入力され、この回路において、
L2の地点からL1の地点までの予め測定されてい
る距離値と前記時間計測値とに基いて、当該列車
の速度が演算される。
列車の車軸5がL2,L1の各地点に達したとき
に並列共振回路のインピーダンスが最大になり、
その回路の電圧又は電流が最大になる点のみを捉
えれば、並列共振回路の導線3a,3bには、
f1,f2に対応する受信回路6,7と電圧検出器
Vf1,Vf2のみを結合し、又は電流検出器If1,If2
その検出電圧又は電流のピーク値を検出するピー
ク値検出器を備えて、各ピーク値検出器のピーク
値検出信号により前記タイマー15の時間計測動
作の始動及び終止をさせることにより、L2,L1
地点間の走行時間を計測することも可能である。
3.5 派生的問題の解決策 上述のように、この考案はレールへの送信回路
3a,3bに接続した受信回路6,7より得られ
る受信波のピーク値を検出して列車の車軸のL2
L1各地点通過を検知するものであるが、車軸5
がレール2a,2bから浮き上つたときは、第3
図に例示するように、受信波形に車軸浮き上りに
よる凹部drが生じ、そのため、ピーク値検出時点
に誤差が生じ、従つて、速度計測値にも誤差が及
ぶ可能性がある。
このような車軸浮き上りに対する対策として
は、(イ)受信データから前記凹部drを削除する方
法、又は(ロ)遅延回路、又は、ろ波回路などにより
受信波形を修正する方法などを採ることができ
る。
(イ)の方法は、第4図に例示するように、受信信
号を所定レベルに設定されたシユミツト回路のよ
うなレベル検知器に入力し、その検知出力の立上
がり時刻をt1、立下がり時刻をt2とすると、 (t1+t2)/2=t0 を受信レベルのピーク値とするものであり、t0
前記タイマー15に入力すればよい。
また、(ロ)の方法は、受信出力を遅延回路又はロ
ーパスフイルタなどのろ波回路に通過させて波形
を修正するものであり、その出力を前記AD変換
器11,12,16,17又は電圧検出器の出力
のピーク値のみを監視する場合は、ピーク値検出
器に入力すればよい。
3.6 本考案の効果 上述のように、この考案によれば、速度検出現
場にはレールに送信用導線を接続するのみ、もし
くは導線をレールに接続するとともにレール間に
コンデンサを結合するのみでよく、従つて、装置
の設置が簡単にでき、また、前記導線に受信回
路、少なくとも電圧検出器又は電流検出器及び処
理装置を結合してなるから、装置をデイジタル回
路により簡単に構成することができる。さらに、
軌道には導線のみを接続し、場合によつてはコン
デンサをも結合するのみであるから、環境、気象
条件などによる影響が非常に少ない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであり、
第1図は構成を概略的に示す回路図、第2図は処
理装置の構成の一例を示すブロツク図、第3図は
車軸浮き上り時の受信レベルの変動を示すグラ
フ、第4図は車軸浮き上り対策の一方法を説明す
る解説図、第5図は車軸浮き上り対策の他の方法
を説明する解説図である。 1……送信器、2a,2b……鉄レール、3
a,3b……導線、4……コンデンサ、T……車
両、5……車軸、6〜9……受信回路、Vf1
Vf2……電圧検出器、If1,If2……電流検出器、1
0……処理装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 2種類の周波数f1,f2の検知用信号を送信す
    る送信器を導線により2条の鉄レールに接続す
    るとともに、その導線の間又は前記2条の鉄レ
    ールの間にコンデンサを設け、前記送信器、導
    線、コンデンサ、前記レール上を走行する車両
    の短絡車軸及び前記導線とレールとの接続点と
    前記短絡車軸との間のレール部分によつて並列
    共振回路が構成されるようにし、 (ロ) 前記導線には前記周波数f1,f2を選択受信す
    る受信回路を接続するとともに、前記受信回路
    に電圧検出器と電流検出器の双方又はいずれか
    一方を接続し、 (ハ) 前記各電圧検出器と電流検出器の双方又はい
    ずれか一方からの出力に基いて、f1に対応する
    電圧対電流比又は電圧もしくは電流のピーク値
    及びf2に対応する電圧対電流比又は電圧もしく
    は電流のピーク値を検出する手段と、f1に対応
    する電圧対電流比又は電圧もしくは電流のピー
    ク値の検出時からf2に対応する電圧対電流比又
    は電圧もしくは電流のピーク値の検出時までの
    時間を計測する手段と、f1に対する前記並列共
    振回路のインピーダンスが最大になる短絡車軸
    の地点とf2に対する前記並列共振回路のインピ
    ーダンスが最大になる短絡車軸の地点との間の
    距離の規定値と、前記時間計測手段による計測
    値とに基いて、車両の速度を演算する手段とを
    有する処理装置を備えてなる列車の速度検出装
    置。
JP5244884U 1984-04-10 1984-04-10 列車の速度検出装置 Granted JPS60163372U (ja)

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JP5244884U JPS60163372U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 列車の速度検出装置

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JP5244884U JPS60163372U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 列車の速度検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS60163372U JPS60163372U (ja) 1985-10-30
JPH0313737Y2 true JPH0313737Y2 (ja) 1991-03-28

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ID=30572408

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JP5244884U Granted JPS60163372U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 列車の速度検出装置

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