JPH03137279A - 縫糸および編糸およびそれらの製造方法 - Google Patents

縫糸および編糸およびそれらの製造方法

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JPH03137279A
JPH03137279A JP27129089A JP27129089A JPH03137279A JP H03137279 A JPH03137279 A JP H03137279A JP 27129089 A JP27129089 A JP 27129089A JP 27129089 A JP27129089 A JP 27129089A JP H03137279 A JPH03137279 A JP H03137279A
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yarn
knitting
water
thread
sewing
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JP27129089A
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Yoshinori Hosoda
細田 義則
Masanori Nanba
難波 正紀
Kazumi Nagata
永田 和美
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、縫製性に優れた縫糸ならびに編成性に優れた
編糸(セーター用ヤーン、メリヤス用ヤーン等)および
それらの製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、撥水性ミシン糸として特公昭63−23293号
が知られているが、このミシン糸は、ポリエステル紡績
糸を総状にてフッ素系樹脂からなる撥水加工液中に浸漬
した後、−旦乾燥し、次いで150〜190℃で加熱処
理し、次いでジメチルポリシロキサンを主体とする高粘
度の平滑剤をローラータッチ法により付着させて製造さ
れるものである。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このようなミシン糸は、フッ素系樹脂が繊維ま
たは糸の交点で塊状に付着したものであり、該樹脂の特
徴を充分生かすことができない。
すなわち、上述の方法ではフッ素系樹脂からなる撥水加
工液に浸漬した後、−旦乾燥する工程を通すために、該
乾燥工程で該撥水加工液がマイグレーションして、繊維
または糸の交点に集合し、該交点で重合反応し、その部
分で塊状に樹脂化してしまうのである。しかも上述の方
法では該フッ素系樹脂を付与した後に、さらにジメチル
ポリシロキサンからなる高粘度の平滑剤を付与するため
に、この平滑剤により該糸表面の毛羽が包まれてベタリ
込んでしまい、毛羽の少ない糸となり、結局毛羽の機能
を発揮させることができないという欠点があった。
本発明の目的は、かかる技術背景に鑑み、糸表面の毛状
物(ループ、スナール、立毛、毛羽)を巧妙に利用し、
該毛状物を構成する繊維の単繊維単位に撥水性樹脂を被
覆することにより、柔軟性に富んだソフトな縫糸であっ
て、縫製性、特に高速縫製性に優れ、しかも、たとえば
防水布帛の縫製に使用した場合には、該縫製後において
縫目から漏水することがないという優れた特徴を有する
縫糸を提供せんとするものである。
また、さらに、糸表面の毛状物の単繊維単位に撥水性樹
脂を被覆させることにより、柔軟性に富んだソフトな編
糸であって、編特性に優れており、高速編成が可能な編
糸を提供せんとするものである。
また、本発明の他の目的は、かかる縫糸または編糸を再
現性よく安定して生産する製造方法を提供せんとするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本発明はかかる目的を達成するために次の構成を有する
すなわち、本発明の縫糸は、表面に毛状物を有する糸条
の少なくとも該毛状物が単繊維単位に撥水性樹脂で被覆
されてなることを特徴とするものであり、また、本発明
の編糸は、表面に毛状物を有する糸条の少なくとも該毛
状物が単繊維単位に撥水性樹脂で被覆されてなるもので
ある。
また、本発明の縫糸または編糸の製造方法は、表面に毛
状物を有する糸条を、撥水性化合物を含む処理液に浸漬
し、弛緩状態でかつ水分の存在下で重合反応させること
により、少なくとも該毛状物の単繊維単位に撥水性樹脂
被膜を形成させた後、該糸条を用いて縫糸または編糸を
形成することを特徴とするものであり、さらに別の方法
は、表面に毛状物を有する糸条からなる縫糸または編糸
を、撥水性化合物を含む処理液に浸漬し、弛緩状態でか
つ水分の存在下で重合反応させることにより、少なくと
も該毛状物の単繊維単位に撥水性樹脂被膜を形成させる
ことを特徴とするものである。
[作用] 本発明は、表面(の全体)に特定の長さの毛状物(ルー
プ、スナール、立毛、毛羽)を有する糸条からなる縫糸
または編糸における該毛状物に着目して完成されたもの
である。
すなわち、本発明は、毛状物を有する糸条からなる縫糸
または編糸の少なくとも毛状物を構成する繊維に、しか
も単繊維単位に、撥水性樹脂被膜を形成させたことによ
って、縫製性ならびに編特性に優れている上に、柔軟で
ソフトであるという特徴を発揮せしめ得たものである。
勿論、毛状物部分のみならず鎖糸を構成する繊維の全部
について、単繊維単位に該撥水性樹脂被膜を形成せしめ
れば、さらに上記効果は高く、より柔軟でソフトな糸を
与え得る。
本発明の縫糸ならびに編糸で形成された布帛は、上記以
外の面白い現象を示す。すなわち、該布帛、たとえば編
物の表面にのせた水は該編物を伸長しても、編物表面を
ころがり漏水せず、あたかも蓮や里芋の葉の表面に無数
に存在する毛状物の上に水がのった状態そのものの現象
を示す。
この現象は、該毛状物が糸の全体に立体的に存在するた
めに、薄くて目の粗い編物でも、水が該毛状物の上にの
りかる状態が形成されたものである。すなわち、かかる
効果は、編目の縦横方向、表裏面の全体に該毛状物が存
在することで、該毛状物が編目を立体的に覆う結果、達
成されるものである。
本発明は、かかる毛状物を敢て積極的に樹脂加工して、
縫製性、編成性の改善に利用したものである。
本発明で使用する毛状物を有する糸条は、天然繊維、合
成繊維あるいは半合成繊維、さらにはこれらの混用繊維
のいずれで構成されていてもよいが、好ましくは合成繊
維が毛状物を形成し易(てよい。
上述の合成繊維としては、たとえば、ポリエステル系繊
維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリア
クリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、
ポリ塩化ビニル系繊維、芳香族ポリアミド系繊維、ポリ
スルフィド系繊維、ポリイミド系繊維などの合成繊維を
使用することができる。
これらの合成繊維には、前述したように、さらにレーヨ
ン、酢酸セルロースなどの再生繊維、木綿、麻、絹、ウ
ールなどの天然繊維、さらにはフッ素系繊維やポリエチ
レン繊維などの易滑性繊維などを目的によって混用する
ことができる。
本発明で使用する、表面に毛状物を有する糸条は、縫糸
または編糸として実用したときに1−分な糸強力を有す
る範囲において、フィラメントまたはステープルで構成
されていてもよく、またこれらの混用物が使用できる。
本発明でいう毛状物は、光電管内に試料糸条を通して毛
状物をカウントする方法を採用して測定したものであっ
て、撚糸表面(山または谷部)から突出した長さ(距離
)が0.35mm以上のものをいう。ループやスナール
の長さは、突起の半分の長さで示し、かつループ1個は
カラン(・数2個で示したものである。
本発明でいう毛状物の個数ならびに毛状物の長さは、こ
の光電管カウンターのカウント数ならびにカウント長さ
によって示した。
本発明でいう毛状物は、通常の短線紡績糸のものでもよ
いが長い方が好ましく、全毛状物の20%以」―がl]
、mm以上の長さを有する毛状物で構成されているのが
よい。
かかる糸条としては、たとえば、長線紡績糸、結束紡績
糸、空気仮ヨリ紡績糸、オープンエンド紡績糸、さらに
ステーブルをフィラメントで撚込んだシェニール調の特
殊撚糸、フィラメントからなる芯鞘構造糸、スパンライ
クヤーン、加工糸使いの撚糸、三次元交絡糸などが好ま
しく使用される。
これらの糸条の中でも、毛状物の糸抜は性ならびに該糸
強力の上から、フィラメントで構成された糸条が好まし
く使用される。
かかるフィラメントで構成された糸条としては、芯鞘構
造糸やマルチフィラメントを出発原糸としてなるスパン
ライクヤーンなどが使用できるが、なかでも後者のスパ
ンライクヤーンが、本発明の縫糸または編糸を構成する
糸条として好ましい。
かかるマルチフィラメントを出発原糸としてなるスパン
ライクヤーンとしては、比較的単繊維強力の大きいマル
チフィラメントと比較的単繊維強力の小さい有限繊維長
繊維とからなる糸条で、該有限繊維長繊維が立毛を構成
しているものが好ましく使用される。この糸条は、代表
的には単繊維強力の異なる2種または3種以上の繊維か
らなるマルチフィラメントを合糸し、この合糸を伸長し
て強力の小さい方を選択的に切断して有限繊維長繊維を
形成する。その場合、有限繊維長繊維の平均繊維長は、
好ましくは80〜700mm、特に好ましくは1−00
〜300mmの短繊維であるものが糸強力や縫製性、編
成性に優れていて好ましい。
平均繊維長が80mm未満の場合は撚糸後の糸の有限繊
維長繊維に対する把持力が小さく、該繊維の抜けが多く
なる傾向があるし、平均繊維長が700mmを越える場
合は立毛の数が少なく、嵩高性が不足して滑性や通気性
の不足の原因となる傾向があるが、80〜700mmの
範囲で長短の有限繊維長繊維が混合したものであっても
よい。その場合にはそれぞれの繊維長繊維の特徴が発現
されることとなる。
ここでいう有限繊維長繊維の長さは、上述の長線紡績糸
や芯鞘構造糸の短繊維成分にも適用され得るものである
。かかる短繊維成分としては、立毛密度との関係もある
が、できるだけ長いものが糸強力が高く、糸抜けを抑え
ることができるので好ましい。
すなわち、たとえば該糸条を構成する全部の繊維の単繊
維1本1本に撥水性樹脂被膜を設けた場合、該単繊維間
の表面滑性は高くなり、繊維長の短いステープルでは糸
抜けし易く、モモケ易く、糸強力が弱く、耐揉み性の弱
いものとなるので、本発明の縫糸や編糸を構成する有限
繊維長繊維の長さは、上述の繊維長範囲のなかでも長い
方がよい。
本発明で使用するフィラメントは、好ましくはマルチフ
ィラメント糸条であって、かかる糸条は三次元交絡構造
を有するものが、糸抜けもなく、また、表面に形成され
たループによって、高縫製性(高速縫製性)、高編成性
(高速編成性)や柔軟性に優れた性質を発揮するので、
特に好ましい。
かかる交絡構造を有する糸条としては、水または空気に
よるマルチフィラメントの流体加工糸があげられる。な
かでも空気加工糸、たとえばタスラン加工糸などが好ま
しい。特に後者のものは、ループ数が50〜150個/
m (ループ1個は毛羽2本分の効果がある)の範囲に
有するものであり、本発明に好適に使用される。
なお、本発明の縫糸または編糸の表面に存在する毛状物
の長さは、長い方が好ましいが、たとえば、編糸の場合
を例にとると、形成する編物の編目の少なくとも半分の
長さ、具体的には1mm以上1 2 で、かつ該編目の直径と同等以上の長さであるのがよい
単位糸長当りの糸条表面の毛状物の長さの分布を比較す
ると、短繊維繊維長が38+nn+のステープルからな
る短綿紡績糸の場合は、1mm以上の長さを有する毛羽
は10%未満の範囲で存在するのに対して、本発明で好
ましく使用される縫糸、編糸は、1mm以上の毛状物が
20%以上、好ましくは30%以上存在する点に特徴を
有する。さらに、好ましくは2〜3mm以上の長い毛状
物が10%以上存在する糸構造を有するのが、耐揉み性
、縫製性、編成性に優れている。
次表に、本発明に好ましく使用される糸条と上述の短綿
紡績糸の毛状物の長さ分布を分析した結果を示す。この
表では最大炎5mmの毛状物の例しか示されていないが
、本発明においては、毛状物の長さは、縫製や編成を阻
害しない範囲でさらに長い毛状物が含まれている方が効
果的であることはいうまでもないことである。糸構造を
考慮して、たとえば1−0%以内の範囲で51T1m以
上の毛状物が存在する場合は、高速作業での放熱性に優
れるという効果を発揮する。
毛状物の分布 本発明に使用される糸条は、上述のように交絡構造を有
するものが好ましいが、かかる糸条の中でもさらに空隙
率が40%以上であるものが好ましく、特に好ましくは
空隙率が45%以上であるものが、柔軟性、縫製性なら
びに編成性のよいものを与える。
本発明に使用される糸条は、かかる毛状物が多く存在す
るものであるほど好ましい。すなわち、該毛状物の個数
(光電管カウンターのカウント数)は、好ましくは少な
くとも50個/ m %さらに好ましくは80個/m以
上、特に好ましくは1.00個/m以」二の範囲に存在
するのがよい。なお、毛状物の最大個数は鎖糸の強力と
の関係で決定されるが、鎖糸として実用可能な強力範囲
であれば最大個数を限定する必要はないが、現実的には
好ましくは500〜600個/m程度の個数が、柔軟性
、糸強力、縫製性ならびに編成性のバランスがとれてい
て実用的である。
」二連の嵩高性と毛状物の個数とは、単繊維単位に撥水
性樹脂被膜を形成させた際に相乗的に作用し、かかる糸
条を集合せしめてなる縫糸または編糸は極めて高い滑性
を発揮し、高縫製性、特に高速縫製性ならびに高速編成
性を発揮するものである。
本発明の縫糸または編糸は、少なくとも上述の毛状物の
単繊維の1本4本が撥水性樹脂被膜で被覆されているも
のであるが、さらに好ましい態様は、鎖糸を構成する単
繊維ならびに毛状物の単繊維の1−木1本が撥水性樹脂
被膜で被覆せしめられたものである。
このように単繊維単位に撥水性樹脂を被覆したことと、
それらの単繊維を集合せしめた糸条により縫糸または編
糸が形成されていることとの相乗作用によって」−述の
優れた効果が発揮せしめられるのである。
本発明において、さらに合成樹脂や接着剤樹脂を使用し
ないで、撥水性化合物の単量体のみから樹脂被膜を形成
すると、さらに重量を軽(するこ′とができ、また撥水
性化合物のみで被膜が形成されていイ゛)ので、少量で
極めて高い効果を達成させることができる。
本発明は、上述のように該糸条の少なくとも毛状物の単
繊維の1本1本に撥水性化合物を含む樹脂被膜が形成さ
れたもので構成されているものである。
本発明においては、かかる糸条の表面に撥水性毛状物が
存在すれば、原則的には本発明の効果は達成されるので
、本発明の目的を阻害しない範囲で、かかる樹脂被膜を
有しない繊維が、該糸条の表面以外の部分に存在してい
てもよい。
しかし、勿論、該糸条の全体が撥水性樹脂被膜5 6 で単繊維単位に被覆されていれば、それだけ優れた高縫
製性ならびに高編特性を達成し得るものである。
本発明でいう撥水性樹脂被膜とは、撥水性フッ素系化合
物、撥水性シリコン系化合物やパラフィンワックスなど
の撥水性化合物からなる樹脂被膜であり、上記撥水性化
合物の単独またはこれらの混用物または積層物からなる
樹脂被膜、あるいは別の合成樹脂被膜に上記化合物の少
なくとも1種を含有せしめてなる撥水性樹脂被膜などの
種類が使用できる。
」二連の撥水性フッ素系化合物としては、フッ素置換さ
れたアルキル基を有する化合物、特に単量体化合物が好
ましく使用される。かかる単量体としては、フッ素系ビ
ニル単量体化合物が代表的なものとしてあげられる。か
かるフッ素系ビニル単量体化合物の代表的な例としては
、下記一般式で示されるものが使用できる。
C□F2□−R,−X 」二組式において、 n:1〜20、好ましくは3〜20、特に好ましくは7
〜15、 Rニー(CH2)。1 (CH2)。2−CH−(CH2)。3(nl:0〜5
、n2 +n3≦4であり、n2、n3はいずれか一方
が0でもよい)、5o2NR’ R’ (R’:C0I−I2n+t、 R’  : −(C,H2,)。−であり、n:0〜5
)、 Yニー〇H1−oCOCH3、 X・−〇C0CH−CH2, 0COC(CH3)=CI(2 をそれぞれ示す。
上記一般式で示される単量体化合物の具体例を以下に示
すが、これらの具体例には限定されない。
CF’3  (CF2 ) 4 CH20COCH=C
H2などを使用することができる。
かかるフッ素系ビニル単量体化合物を重合させる場合は
、有機過酸化物、無機過酸化物などの重合触媒を使用す
る。具体的には、たとえばtcrtブチルベンゾエート
、過硫酸カリ、過硫酸アンモニウムなどが使用される。
次に、本発明で使用される撥水性シリコン系化合物とし
ては、ポリシロキン、たとえばメチルハイドロジエンポ
リシロキサン、ジメチルノ\イドロジェンポリシロキサ
ン、ジメチルポリシロキサンなどの単量体化合物を使用
することができる。
かかるポリシロキサンは、テトラブチルオルソチタネー
ト、テトラブチルジルコネートのような有機チタン化合
物や有機ジルコン化合物を重合触媒として用いて、水分
の存在下で重合させて被膜を単繊維単位に被覆形成させ
ることができる。
上述した撥水性単量体化合物は、処理浴11川こ好まし
くは20〜40重量%の範囲で使用される。
場合によっては、該処理浴に好ましくは0.5〜5重量
%の範囲で分散剤を配合する。
また、使用する重合触媒は、好ましくは該処理浴中に0
.2〜4重量%の範囲で配合される。
かかる処理浴に、毛状物を有する糸条、縫糸または編糸
を浸漬し、弛緩させた状態に保持しておいて、水分の存
在下(洛中、パッド・スチーム)で反応させて重合体被
膜を単繊維単位に被覆形成する。弛緩状態とすることに
より、該糸条の単繊維まで該単量体化合物を浸透させ、
その状態を維持させるために水分を存在させ、マイグレ
ーショ9 0 ンを防止した状態で重合反応を完了させるのである。こ
のような条件を採用することによって、第1図のように
単繊維の1本1本を該単量体化合物の重合体で被覆せし
めることができたのである。
該処理浴の浴比は1:5〜1:100の範囲が好ましく
、さらに反応温度は好ましくは80〜150℃、反応時
間は好ましくは20〜60分である。反応後の樹脂付着
量は好ましくは0゜5〜5重量%、さらに好ましくは1
〜3重量%である。
また、パラフィンワックスは、それ自体では反応性はな
いので、上述のフッ素系樹脂被膜やシリコン系樹脂被膜
に含有させたり、別の合成樹脂被膜に含有させて使用す
ることができる。
上述の撥水性樹脂はそれぞれ積層させて使用することが
できるし、さらに他の合成樹脂被膜の上に積層させて使
用することもできる。
すなわち、かかる撥水性単量体化合物を直接繊維に反応
させて該化合物の重合体被膜で繊維を被覆するか、ある
いは撥水性単量体化合物とバインダー樹脂とを混用した
もので被覆するか、あるいはバインダー樹脂を単繊維単
位に被覆せしめた後、撥水性単量体化合物を該被膜に付
着、浸透させて、反応させるなどの方法により、単繊維
単位で被覆させたものであるので、洗濯耐久性は極めて
高(、さらにその集合体である糸条は、単繊維どおし滑
性に富み、柔軟で、しかも非常に高い縫製性、編成性を
発揮する。
上述のバイダー樹脂としては、たとえばポリウレタン、
メラミン樹脂、尿素樹脂などが使用できるが、特にメラ
ミン系単量体化合物は、水分存在下で重合させることに
より、容易に単繊維単位に樹脂被膜を形成する性質を有
するので好ましい。
ここで水分存在下とは、浴中処理法あるいはパッド・ス
チーム処理法を意味する。また、メラミン系単量体化合
物の場合はパッドした後、フィルムに密閉して湿潤状態
を保持しながら室温で放置するだけで重合を完結し、樹
脂被膜を単繊維単位に形成させることもできるが、この
場合も水分存在下という条件の範囲内である。
本発明において、前述の撥水性単量体化合物を反応させ
て単繊維単位で被覆させる方法は、前記糸条、たとえば
フィラメント糸条をそのまま、または撚糸工程に導入し
て撚糸となした後、かかる糸条または撚糸を總上げした
後に上述の撥水性単量体化合物を含む処理液に浸漬し、
総の状態のまま弛緩状態でかつ水分の存在下で撥水性単
量体化合物を反応させた後、縫糸または編糸を形成する
か、あるいは、前記フィラメント糸条を用いて縫糸また
は編糸を形成した後上述の撥水性単量体化合物を含む処
理液に浸漬し、縫糸または編糸の状態のまま弛緩状態で
かつ水分の存在下で撥水性単量体化合物を反応させるな
どの方法により達成される。
このように水分の存在下、特に浴中または水蒸気雰囲気
中で撥水性単量体化合物を反応させると、単繊維の1−
本1本に撥水性単量体化合物からなる重合体被膜が形成
される。勿論、毛状物の単繊維の1−本J−本も該重合
体被膜で被覆される。
なお、本発明の縫糸または編糸を製造する場合に、低温
プラズマ処理を施すことにより、さらに撥水性単量体化
合物の被膜形成性、被膜強度ならびに耐久性を大幅に改
善することができるので好ましい。また、さらに、上記
撥水性単量体化合物をプラズマ重合法(CVD:ケミカ
ル・ブエイパー・デポジション)により、毛状物や糸条
の単繊維に直接反応させて被膜を形成させてもよい。
なお、低温プラズマ処理は、撥水性単量体化合物による
被膜形成処理の前後のいずれでもよいが、好ましくは該
被膜形成処理前に施すのが被膜耐久性の上から好ましい
本発明の編糸で編成された絹地は、その表面にのせた水
を、蓮の葉の上にのっかったような状態で保持し、該編
物を伸縮させても該水は編地表面をころがるが、裏に漏
れたり、編地を濡らすこともなく、該編地は該水を払う
と乾燥状態のまま保持されているという特殊な現象を発
揮する。
[実施例] 本発明をさらに実施例により説明する。
[縫糸の縫製性(可縫性)」 塩化ビニルをコーティングした帆布(目付603 4 Og/rrf)を2枚重ね、円周1− mの環状布帛に
縫製して、この環状布帛を工業用ミシン(ジューキ社製
L −1114型)を用イテ、5000回転/回転速度
で連続1.0m縫製したときの糸切れ回数で示した。
「縫1」の水漏れ性および濡れ性] 1、、1 c m四角の塩化ビニルをコーティングした
帆布(目付600 g/rrr)を試料の縫糸で縫合せ
て、10 c m四角の袋を作って、その中に水300
cCを注入し、24時間放置したときの漏れ、濡れの有
無を判定した。
[編特性] 杉原計器■製の編成性測定機(KSI−II型)を用い
て編糸走行速度50m/minで編成したときの該編糸
にかかる荷重(g)で評価した。
「耐揉み性」 縫糸および編糸の揉み作用に対する強さを判定するもの
で、J I S  K−6328に準じて、スコツト型
揉み試験機を用いて、揉み回数200回における編織物
の状態で評価した。
×:糸抜けが多く、モモケ部分がある。
△:糸抜けもモモケ部分もやや少ない。
○:少し糸抜けがあるが、モモケ部分はない。
◎:糸抜けもモモケ部分もない。
[柔軟性] 試料の縫糸または編糸を用いて、筒編して得られた編物
を手による感触で判定した。
比較品には、マルチフィラメントの縫糸で作られた筒編
物を用いた。
×:比較品と同等。
○:比較品より柔軟である。
◎:比較品に比して極めて柔軟である。
[空隙率] 布帛(平編地、平織物)が占める全体積に対する空間の
体積割合で示した。なお、布帛の厚みはダイヤルゲージ
で求めた。
[毛状物の長さおよび個数] 光電管内に試料糸条を通して毛状物をカウントする方法
を採用して測定した。光電管カウンターは、東し■製フ
ライカウンターDTI048型を使用した。まず、長さ
が0.35mm以上の毛羽やループ状突起を本発明の毛
状物としてカウントし、次いで、毛状物の長さを1mm
以上、2mm以上の順に設定して、それぞれカウントし
た。
なお、ループは、ループ状突起1個について2個として
カウントされ、長さは、該突起の半分の長さ(距離)で
示される。
実施例1 ポリエステルマルチフィラメントで100デニール24
フイラメント(単繊維繊度4.l7d)を芯糸に用い、
ポリエステルマルチフィラメントで50デニール48フ
イラメント(単繊維繊度]、 04)を鞘糸に用いて、
空気交絡ノズルを使用して交絡加工した。
このときの芯糸のオーバーフィード率は7.2%、鞘糸
のオーバーフィード率は16.3%とし、空気交絡ノズ
ルの空気圧は4. 0kg/cnr、引取りローラーの
表面速度は200m/n+inであった。
この空気交絡加工糸を2本引揃え、Z方向に310T/
mの撚をかけて下撚り糸を作った。
この下撚り糸を2本引揃えて、S方向に460T/mの
撚をかけて、2子撚糸を作った。
次に、この2子撚糸を3本引揃えてZ方向に1807/
mの撚をかけて、構成が二三子の再撚糸である手編糸を
作成した。
この手編糸を総状に巻き取って、通常のポリエステル高
圧染色機を用いて、130°C×40分間染色し、引き
続いて下記構造式を有するフッ素系ビニル化合物を10
%owfと重合触媒、分散剤からなる分散液を投入して
、80℃×20分間、弛緩状態で浴中処理した後、乾燥
した。
この手編糸は、240個/mの0.35mm以上のルー
プを有していた。そのうちループ長が1mm以上のもの
は35%、2n+m以上のものは17%であった。
この手編糸を用いて平編地を作った。この手編糸は、滑
りがよく快調に編成できた。この絹地の空隙率は49%
であった。
7 8 なお、この絹地をビーカーに蓋をして固定し、これに上
から水をスプレーしてかけたところ、上からビーカー内
が透けて見えるにも拘らず水をビーカー内に漏らすこと
なく、水で濡れることもなく、編地を振り払った後は元
の乾燥状態を示した。
これに対して、後処理のフッ素系ビニル化合物による処
理を施さなかった絹地は、水がビーカー内へ漏れ落ち、
完全に水に濡れてしまった。
実施例2.3、比較例1〜4 150D−48Fのポリエステルマルチフィラメントを
用いて、下記(1)〜(3)の3種の原糸からなる撚糸
(150D/1x3)を作成した。そのときの撚糸条件
は、下撚りが900T/m、上撚りが6507/mとし
て、撚糸後のスチームセットは110℃×20分とした
。この撚糸を、130℃×30分間、高圧染色機を用い
てチーズ染色して、ミシン糸とした。
(1)マルチフィラメントの撚糸 (比較例1、比較例4) Q) タスラン加工糸の撚糸 (実施例2、比較例2) オーバーフィード率13.5%とし、空気交絡ノズルの
空気圧は4. 0kg/CJI、 弓取ローラーの表面
速度は200m/minで加工した。この加工糸の糸表
面に突出した0、35mm以上のループ数は180個/
mで、そのうちループ長が1mm以上のものは35%、
2mm以上のものは17%存在していた。
(3)毛羽加工糸の撚糸(実施例3、比較例3)オーバ
ーフィード率3.0%とし、空気交絡ノズルの空気圧3
.0kg/Ciで交絡処理した後、4%伸長して糸と糸
を緊張させた条件下で摩擦して毛羽加工した。有限繊維
長繊維の平均繊維長は90mmであった。
この加工糸の0.35n+m以上の毛羽数は157個/
mで、そのうち毛羽長が1mm以上のものは40%、2
■m以上のものは15%存在していた。
上記ミシン糸を総状に巻き取り、アサヒガードAG−7
10(開成化学工業■製:フッ素系ビニル単量体化合物
の水性液)が15%owl配合された浴比]:20で8
0℃の水性処理浴中に浸漬した後、そのまま総をリラッ
クスさせた状態で30分間反応した。
得られたミシン糸を電子顕微鏡で観察したところ、該ミ
シン糸を構成する単繊維は勿論ループおよび毛羽の1本
1−本がフッ素系樹脂被膜で被覆されていることが確認
された(第2図)。
なお比較例1−〜3のミシン糸は、上記(1)〜(3)
の撚糸に通常のミシン糸用油剤を付与しただけのもの、
また比較例4は、比較例1の撚糸にフッ素系樹脂被膜を
付与したものを用いた。
第1表 F化合物:上記一般式のフッ素系化合物、(重量%) 可縫性;0内の数字は、糸切れ回数を示す。
◎:0回 ○:1〜2回 △:3〜4回 ×:5回以上 縫目の漏水性; ◎:漏水なし。水払い後は乾燥感あり。
○:漏水なし。水払い後に湿り感あり。
△:わずかに漏水。
1 2 ×:激しく漏水する。
実施例4.5、比較例5 70D−48Fのポリエステルマルチフィラメントを用
いて、下記(1)〜(3)の3種の原糸を作成し、これ
を次の条件で撚って編糸を形成した。
すなわち、上記マルチフィラメントを2本合糸し、S方
向に下撚りを8007/mかけた後、この糸を2本引揃
えて、Z方向に中撚りを600T/mかけて2子撚りし
、さらにこの2子撚りの糸を3本引揃えて、上撚りを2
50T/mかけて3子撚りして、最終系構成が、70 
D/2 x 2 x 3である編糸を形成した。
(1)  マルチフィラメントの撚糸(比較例1)(2
)  タスラン加工糸の撚糸(実施例4)上述原糸を使
用する外は実施例2と同一方法、同一条件で加工した。
この加工糸の糸表面に突出した0、35mm以上のルー
プ数は210個/mで、そのうちループ長が1mm以上
のものは37%、2mm以上のものは18%存在してい
た。
(3)毛羽加工糸の撚糸(実施例5) 上述原糸を使用する外は実施例3と同一方法、同一条件
で加工した。この加工糸の糸表面に突出した0、35m
m以上の毛羽数は183個/mで、そのうちループ長が
1−mm以上のものは40%、2mm以−Lのものは1
6%存在していた。
この編糸を、総状に巻き取り、この総を110℃×20
分間スチームセットし、実施例2.3と同様にして高圧
染色した。
引続いて、この着色線をそのまま下記組成液に浸漬し、
パッド・スチーム処理した。スチーム処理の加熱条件は
100℃×10分で、弛緩状態で処理した。
こうして得られた編糸を、電子顕微鏡で観察したところ
、該編糸を構成する単繊維は勿論ループおよび毛羽の1
本1本が、メラミン樹脂被膜によって被覆されていた。
[パッド・スチーム処理組成液] スミテックスレジンM−3]10g# (住友化学工業■製:メチ叶ルメラ’、ン)過硫酸アン
モン(重合触媒)     4g/IIメガファックス
F−8334g/l (旭硝子■製:弗素系界面活性剤) 次いで、上記総を、アサヒガードAG−710(明成化
学工業■製:フッ素系ビニル単量体化合物の水性液)を
12%owl含有する水性処理液(浴比1:20)中に
浸漬した後、そのまま総をリラックスさせた状態で12
0℃×30分間浴中処理した。
得られたミシン糸を電子顕微鏡で観察したところ、該ミ
シン糸は、前記同様に、鎖糸を構成する単繊維はもとよ
りループや毛羽の1本1本が樹脂被膜で被覆されている
ことが確認された。
なお比較例5は、比較例1のミシン糸を用いる以外は実
施例4.5と同じ処理をしたものである。
第21表 表中 毛状物個数: (個数/m) F付着量:フッ素系ビニル単量体化合物の付着量(重量
%) 樹脂付着量:メラミン樹脂の付着量(重量%)撥水耐久
性:家庭用洗濯機を用いて、40℃の浴で15分洗濯後
脱水する工程を20回繰り返した後、風乾した後、実施
例1でしたスプレーテストをした。判定基準は月S L
1092に準じて点数で、被膜の強さを評価し5 6 た。
なお、上記試料は、初期テストではいずれも100点で
あったものである。
表から、実施例4、実施例5は、毛状物の威力が編成性
ならびに撥水耐久性の点で格段に示されていることが確
認できる。撥水耐久性は、毛状物が存在するものとフィ
ラメントのように毛状物がないものとの差が顕著に現わ
れている。
実施例6.7 実施例4で使用したポリエステルフィラメントを裁断し
て、繊維長38++++nのポリエステルステープル(
実施例6)、繊維長70mmのポリエステルステープル
(実施例7)を形成し、これらを用いて、それぞれ細番
手80sの2種の紡績糸を作成した。
この紡績糸で実施例4と同様にして編糸を作った。
これらの編糸について、毛羽長(闘)、0.35mm以
上の毛羽の個数(個数/m)を光電管カウンターにより
測定し、さらに耐揉み性、撥水耐久性の評価をした。結
果を第3表の示す。
比較のために実施例1.3および比較例5も表示した。
第3表 表から明らかなように、実施例6.7のものは、毛羽個
数は多いが、結局毛羽長の短いものが多く、長い毛状物
が少ないために耐揉み性が劣る傾向を示すが、撥水耐久
性は比較例に比して実施例のものは格段に優れているこ
とが確認された。
[発明の効果] 本発明は、柔軟性に富み、かつソフトな縫糸であって、
縫製性、特に高速縫製性に優れており1、さらに、針通
りの悪い、たとえば樹脂含浸布帛や防水布帛の縫製に有
効である。たとえば、かかる縫糸を用いて防水布帛を縫
製すると、縫目から漏水するという従来の防水布帛縫製
品の問題を解決することができる。
また、さらに、本発明は、柔軟性に富んだソフトな編特
性(高速編成性)に優れた編糸であって、特に手編糸と
して好適である。かかる編糸を用いて編物を形成すると
、シャリ感のある優れた編物を提供することができる。
また、さらに、本発明の編糸、特に手編糸で編成された
衣料、特にゴルフウェアーなどのスポーツウェアーは、
回合を広げたり、目ズレを起こさせたりしても優れた防
水性と通気性は変化しないというという効果を発揮する
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の縫糸または編糸を構成する撥水性樹
脂被膜を有する単繊維の断面構造を示す模式図である。 第2図は、本発明の縫糸を構成する繊維の単繊維の斜視
図であって、単繊維単位で樹脂被膜が形成された繊維形
状を示す2500倍の電子顕微鏡写真図である。第3図
は樹脂被膜を有さないブランクの単繊維の繊維形状を示
す2500倍の電子顕微鏡写真図である。 4−:単繊維 2:撥水性樹脂被膜

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に毛状物を有する糸条の少なくとも該毛状物
    が単繊維単位に撥水性樹脂で被覆されてなることを特徴
    とする縫糸。
  2. (2)毛状物が、全体の毛状物の20%以上が1mm以
    上の長さを有するもので構成されている請求項(1)記
    載の縫糸。
  3. (3)糸条が、フィラメントと有限繊維長繊維とで構成
    されている請求項(1)記載の縫糸。
  4. (4)表面に毛状物を有する糸条の少なくとも該毛状物
    が単繊維単位に撥水性樹脂で被覆されてなることを特徴
    とする編糸。
  5. (5)毛状物が、全体の毛状物の20%以上が1mm以
    上の長さを有するもので構成されている請求項(4)記
    載の編糸。
  6. (6)糸条が、フィラメントと有限繊維長繊維とで構成
    されている請求項(4)記載の編糸。
  7. (7)表面に毛状物を有する糸条を、撥水性化合物を含
    む処理液に浸漬し、弛緩状態でかつ水分の存在下で重合
    反応させることにより、少なくとも該毛状物の単繊維単
    位に撥水性樹脂被膜を形成させた後、該糸条を用いて縫
    糸または編糸を形成することを特徴とする縫糸または編
    糸の製造方法。
  8. (8)表面に毛状物を有する糸条からなる縫糸または編
    糸を、撥水性化合物を含む処理液に浸漬し、弛緩状態で
    かつ水分の存在下で重合反応させることにより、少なく
    とも該毛状物の単繊維単位に撥水性樹脂被膜を形成させ
    ることを特徴とする縫糸または編糸の製造方法。
  9. (9)毛状物が、全体の毛状物の20%以上が1mm以
    上の長さを有するもので構成されている請求項(7)ま
    たは(8)記載の縫糸または編糸の製造方法。
  10. (10)糸条が、フィラメントと有限繊維長繊維とで構
    成されている請求項(7)または(8)記載の縫糸また
    は編糸の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0928597A (ja) * 1995-07-14 1997-02-04 Janome Sewing Mach Co Ltd 浴槽湯の清浄化装置
JP2015227519A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 株式会社フジックス プラズマ処理を用いた縫い糸の着色方法及びその方法により着色された縫い糸
JP2016079527A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 株式会社カネマス 衣服用編物

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