JPH03137006A - 酸化物超電導体薄膜用多元スパッタ方法および装置 - Google Patents

酸化物超電導体薄膜用多元スパッタ方法および装置

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JPH03137006A
JPH03137006A JP1270276A JP27027689A JPH03137006A JP H03137006 A JPH03137006 A JP H03137006A JP 1270276 A JP1270276 A JP 1270276A JP 27027689 A JP27027689 A JP 27027689A JP H03137006 A JPH03137006 A JP H03137006A
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JP
Japan
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substrate
target
targets
sputtering
oxide superconductor
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JP1270276A
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English (en)
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Hideo Ihara
英雄 伊原
Norio Terada
教男 寺田
Masatoshi Jo
城 昌利
Kazuo Hirata
和男 平田
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Canon Anelva Corp
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
Anelva Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、酸化物超電導体薄膜を作製するスパッタ方
法および装置に関し、特に複数のターゲットを利用する
多元スパッタ方法および装置に関する。
[従来の技術] 近年、酸化物超電導体が発見されて、その超電導臨界温
度T、が液体窒素温度(77K)を越える高温であるこ
とから、その応用分野が急速に広がり、当該超電導体物
質の薄膜化や線材化への研究が活発に行われている。
この種のBi電導体の超電導特性(臨界温度Tc、臨界
電流密度J。、上部臨界磁場H62)は、その物質の組
成、酸素濃度、結晶性(単結晶、多結晶、無配向など)
によって大きく影響を受ける。例えば、T、、−90K
を何するYBa2Cu30.系超電導体では、その組成
としてY:Ba:Cu比がl:2二3であること、酸素
濃度yが6.9であること、結晶性がC軸配向もしくは
単結晶であることが、高T0、高JC1高Ho2の要件
である、ことが知られている。したがって、この種の超
電導体を薄膜化するには、 (a)膜の組成制御 (1+)膜の酸素濃度制御 (c)結晶性の制御 が、薄膜特性を改善するための重要なポイントとなる。
特に、膜成長直後の状9 (as−grown状態)で
超電導特性を得るためには、」二連の(a) (b)が
重要である。
酸化物超電導体の薄膜化の方法としては、蒸着法、レー
サー蒸着法、スパッタ法、イオンビームスパッタ法、C
VD法があげられるか、ここではスパッタ法について詳
述する。
酸化物超電導体の薄膜化へのスパッタ法の応用は、同物
質の発見以後活発に行われている。スパッタ法は量産性
に優れているが、単一のターゲットを使ったスパッタ法
では、ターゲット組成がそのまま膜組成に転写されない
という欠点かあった。この点についての代表的な論文と
しては、0、 Michikam+等の論文(J.J.
A.P. Vol.26 No.7L1.I99 (1
987) )や、M. Kawasaki等の論文(J
.J.八.P. Vol.2B No.5 L73B 
(1987))が挙げられる。ターゲット組成がそのま
ま膜組成に転写されない原因としては次のことが考えら
れる。
(1)基板に入射する高速2次電子による影響(2)基
板に入射する高速負イオン(主として酸素負イオン)に
よる影響 (3)ターゲット物質(例えば、Bad,Ba、Cu,
CuO等)の蒸気圧の違いよる影響通常のスパッタ法は
、ターゲットと基板が対向するように配置されており、
ターゲットと基板間には電界が印加されている。したが
って、通常のスパッタ法では上記の(1)(2)による
影響はまぬがれず、膜の組成がターゲット組成と異なっ
てしまう。特に、YBa2Cu30,酸化物超電導体に
おいては、BaとCuの欠乏が激しい。スパッタ法の代
表的方式として、RFコンヘンショナル法とRFマグネ
トロン法があるが、これらを比較すると、RFコンベン
ショナル法の方が組成の変動が大きい。これは、RFコ
ンベンショナル法の方がセルフバイアス電圧が約1桁大
きく、」二記の(1)(2)(3)の影響を大きくする
ためと考えられる。
ところで、複数のターゲットを利用して酸化物超電導体
薄膜を作製する技術も知られている(例えば、特開昭6
3−224112号公報参照)。
このような多元スパッタ法によれは、単一ターゲットを
利用する場合に比へて薄膜の組成制御を精密に行うこと
ができる。
[発明が解決しようとする課題] 多元スパッタ法によれば単一ターゲットを使う場合と比
へて確かに組成の精密制御が可能となったが、依然とし
て基板に入射する高速2次電子や高速負イオンの影響は
残っていた。
以上の点に鑑み、この発明の目的は、基板に入射する高
速荷電粒子を少なくして膜組成を精密に制御できるよう
にした酸化物超電導体薄膜用多元スパッタ方法および装
置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明の酸化物超電導
体薄膜用多元スパッタ方法においては、複数のターゲッ
トに個別に電力をtB−給する多元スパッタ方法におい
て、前記ターゲットの配置を、ターゲット面の法線が基
板を通過しないような配置にしている。
また、この発明の酸化物超電導体薄膜用多元スバッタ装
置においては、個別に電力を供給できる複数のターゲッ
トを備えていて、ターゲットと基板とを結ぶ直線とター
ゲット面の法線とのなす角度(以下、偏角という。)を
変更可能にするターゲット傾斜機構を備えている。
上記ターゲット傾斜機構に加えて、ターゲットから基板
までの距離を変更可能にするターゲット進退機構を備え
ることもできる。
また、基板表面に沿って磁場を発生させることも好まし
い。
さらに、基板ホルダーの近傍に酸素カス吹き付けリング
を設けて、酸素ガス吹き出し用の多数の孔から酸素ガス
を吹き出すようにしてもよい。
[作用] ターゲットの配置を、ターゲット面の法線が基板を通過
しないような配置にしたことにより、ターゲットの正面
方向には基板が存在しなくなる。
ターゲットからの高速荷電粒子(これは酸化物超電導薄
膜の組成に悪影響を及はす。)は、ターゲットの正面方
向に最も多く飛来するので、この発明のようなターゲッ
ト配置とすれば、この種の高速荷電粒子が基板に入射す
るのを抑制できる。
ターゲットの正面方向に基板が存在しないようにするに
は、ターゲット傾斜機構を利用して、偏角を0°以外の
角度に変更すればよい。
さらに、ターゲット進退機構を利用すると、ターゲット
から基板までの距離を変えることができると同時に、偏
角をも変えることができる。
さらに、基板表面に沿って磁場を形成すると、基板に入
射しようとする高速荷電粒子を曲げることができる。
基板ホルダーの近傍に酸素ガス吹き付けリングを設ける
と、酸素ガスを基板に一様にがっ効率的に供給でき、酸
化物超電導体薄膜の酸素欠損を防止できる。
[実施例] 次に、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の一実施例の装置の正面断面図である
。酸化物超電導体薄膜を作製するための’14 空容器
1は、メインバルブ2を介して矢印4方向にある排気装
置(クライオポンプ)によって真空に排気される。バリ
アプルオリフィス3のコンダクタンスを変化させること
により、排気装置の排気速度を自由に調整できる。到達
真空塵は1O−9Torr台である。真空容器1内には
基板ホルダー7があり、その内側にはヒータ5が配置さ
れる。ヒータ5は熱輻射法のヒータでありSiCで被覆
されたカーボンヒーターを用いていて、酸素に対して耐
久性が優れている。このヒータ5では常用800℃(最
大1000℃)まで基板6を加熱できる。基板ホルダー
7は基板6を支持するもので、膜厚分布の均一化のため
の基板回転機構9(最大回転数10100rpと、主と
して基板6の取り付け取り外しの際に使用する基板上下
機構10とを備えている。基板6の移送には、ゲトバル
ブ51で仕切られた搬送室(図示しない)に設けた磁気
結合式の移送機構36を利用する。
基板ホルダー7の下方には基板シャッター8があり、基
板ンヤッター回転機横11によって開閉される。膜作製
開始時の条件出し中には基板ンヤッター8を閉じて、基
板6に不純物が入らないようにする。
基板シャッター8の下方には、三つの膜厚センサ12.
13.14がある。この膜厚センサは発光分光法を用い
たものであり(商品8二センチネル■、インフィコン社
製)、1つのセンサて竺っの物質のモニターが可能であ
る。この膜厚センサは、スパッタ粒子を効果的に検出で
きて膜厚のフィードバック制御がしやすい位置に設置す
べきであるのはもちろんであるが、基−板に対して膜厚
センサが影にならないようにすることも大切である。
この実施例では、膜厚センサを最適な位置に設定できる
ように、これら膜厚センサをベローズ(図示しない)を
介して真空容器に取り付けてあり、センサ移動機構(図
示しない)によって前後・上下の移動と回転とが可能で
ある。
基板シャッター8の直下には酸素ガス吹き付けリング1
5がある。このリング15の上面には第2図に示すよう
に、直径0.5mmの孔15aが多数形成されていて、
基板6に向かって酸素カスが吹き出すようになっている
。第1図に戻って、酸素ガス吹き付けリング15にはマ
スフローメタ16を介して酸素カス17が供給される。
また真空容器1内には、マスフローメータ18を介して
アルゴンガス19が供給される。
スパッタ源としてのスパッタガンは本実施例では3台用
いている。スパッタガン本体26.27.28 (US
  GunIITHUS、INC,社製)はそれぞれタ
ーゲット23.24.25を保持し、その上方には個別
のンヤソター20.21.22が配置される。この個別
のシャッタを利用することによって、膜付着速度の条件
出しを実施したり、多層膜を作成したりすることが可能
となっている。
この実施例では、Y、Ba2Cu、O,酸化物超電導体
薄膜を作製するために、ターゲット23.24.25と
してそれぞれY、Ba2Cu30y、CuO1B a 
Cu O2を用いた。各スパッタガン本体には、それぞ
れマツチングボックス29.30.31とRF電源32
.33.34が接続されており、電力が個別に供給でき
るようになっている。
第2図は第1図の装置の基板(=4近の平面配置図であ
る。この図がら分かるように、スパッタガン本体26.
27.28は実際は真空容器内に3等配で配置されてい
る。第1図では図面を見やすくするために便宜上、同−
断面上に3個のスパッタガンを示したものである。
以」二のような構成の装置において、従来は、各ターゲ
ット23.24.25の正面方向に基板が配置されてい
て、破線矢印35のごとく2次電子や荷電粒子か直接基
板に入射して、膜の組成変動を生じるという欠点があっ
た。これに対して、この実施例では、スパッタガン本体
26.27.28をヘローズ37.38.39を介して
真空容器1に接続しスパッタガン進退機構43.44.
45およびスパッタガン傾斜機構40,41.42によ
り、ターゲット表面が基板に対向しない位置にターゲッ
トを設定できる。これにより、2次電子、荷電粒子が基
板に直接入射するのを防いている。
スパッタガン進退機構とスパッタガン傾斜機構は、この
実施例では次のように構成している。スパッタガン本体
26について述べると、ベロース37の両端のフランジ
55.56それぞれに三等配でボルト孔を形成し、両フ
ランジ間に3本のボルトを通す。そして、ボルト止めの
位置を変化させることによってフランジ間の距離を三等
配の位置で異ならせ、もってスパッタガンの傾斜を可能
にしている。三等配の位置でフランジ間の距離を同じた
け変化させれはスパッタガンの進退が可能となる。なお
、スパッタガン傾斜機構と進退機購はこのような構成に
限定されない。
次に、ターゲットと基板との位置関係について第3図と
第4図を参照して詳しく説明する。
第3図はターゲットと基板とだけを示した正面図である
が、ターゲット23の正面方向に基板6が配置されてい
る状態である。すなわち、ターゲソ)・23の中心にお
いて、ターケソ)・表面に対する法線52を引くと、こ
の法線52は基板6の表面の中心を通る。この状態が、
ターゲット23の正面方向に基板6が配置されている状
態である。
実際は上記法線52か基板表面の中心を通らなくても、
基板表面のどこかを通過すれば、ターゲットの正面方向
に基板があると言って差し支えない。
この図では基板表面を含む平面53と法線52とのなす
角度(以下、入射角という。)は40°である。この第
3図の状態ではターゲット23からの2次電子、荷電粒
子が高い頻度で基板6に直接入射することになる。
第4図は、第3図の状態からターゲット23を10°だ
け内側に傾斜させたものである。こうすると、ターゲッ
ト23の法線52は基板6を通過しなくなる。入射角は
30°となる。ターゲット23の中心と基板6の中心と
を結ぶ直線54と法線52とのなす角度、すなわち偏角
は10°である。偏角が大きければ大きいはと高速荷電
粒子が基板に入射する頻度は少なくなる。たたし、偏角
が大きくなれば膜付着速度が低下するので、膜付着速度
との兼ね合いて最適な偏角を定めることになる。
ところで、第3図の状態では、スパッタガン進退機構4
3(第1図参照)によってターゲット23を進退させて
もターゲット23と基板6との距離が変化するだけであ
り、偏角は0°のままである。ところが、第4図の状態
においては、ターゲット23の傾斜をそのままにしてお
いても、ターゲット23を進退させると偏角が変化する
。すなわち、ターゲット23を法線52に沿って基板6
に近付けると偏角が10″′より大きくなる。反対にタ
ーゲット23を法線52に沿って基板6から遠ざけると
偏角が10°より小さくなる。
したがって、スパッタガン傾斜機構を利用すると偏角だ
けが変化するのに対して、スパッタガン進退機構を利用
すると基板までの距離と偏角とを同時に変化させること
ができる。
スパッタガンを傾斜させたり進退させたりすると基板上
での膜厚分布が問題になるが、この実施例を用いた場合
、膜厚分布も非常に改善された。
第5図は第3図の状態で膜付着させたときの膜厚分布で
あり、第6図は第4図の状態ての膜厚分布である。これ
らの膜厚分布のグラフでは、横軸が基板中心からの距離
、縦軸が基板中心での膜厚を基準とした膜厚増減割合で
ある。曲線Cは、第2図のターゲット23を例にとると
基板6におけるA>A2線上の膜厚分布曲線(基板中心
からA1方向が正の距離、A2方向が負の距離としであ
る)であり、曲線りはB1−82線上の膜厚分布曲線で
ある。第5図と第6図を比較すると、第5図において曲
線Cの膜厚分布が非常に劣っているのに対して第6図で
は曲線Cの膜厚分布が1桁以」二改善されている。
第7図はこの発明の別の実施例である。第1図の装置と
異なるところは、基板ホルダーに負バイアスを印加する
ための装置と、基板表面に沿って磁場を形成するための
装置とを備えていることである。
基板ホルダー7近傍の真空容器の外側には磁場発生手段
46がある。この実施例では磁場発生手段46は電磁石
で形成しである。磁場発生手段46による磁力線47は
、基板6の表面に沿って延びている。放電により発生し
た荷電粒子は磁力線47によって矢印50に示すような
運動をすることになり、荷電粒子が基板6に到達する頻
度は非常に少なくなる。なお、この実施例では磁場発生
手段として電磁石を用いたが、必ずしもこれに限定され
るものではなく、永久磁石その他の磁場発生手段を利用
してもよい。
基板ホルダー7はセラミックス48により真空容器1と
絶縁状態になっており、この基板ホルダー7には負バイ
アス印加手段4つによって負バイアス電圧を印加てきる
。荷電粒子は負電位の基板と反発するので荷電粒子が基
板に到達する頻度はこれにより若干少なくなる。しがし
、実験によれば負バイアスの効果はそれほど顕著ではな
く、負バイアスをあえて印加しなくても、磁場発生手段
たけて膜組成の改善効果はあった。
次の表は、第7図に示す装置で酸化物超電導体薄膜を作
製したときの代表的な実験結果を示すものである。たた
し、負バイアスは印加していない。
(1)・・ Yl (2)・・ Yl 31Y1 Ba196Cu3060y Ba190Cu3150y Ba0.30”0.500y 」二記の実験結果から明らかなように、従来方式(偏f
f106、膜組成(3))では膜組成か理想的な組成比
(Y:Ba:Cu=1:2+3)から大きくずれてしま
うのに対して、本発明(偏角10゜膜組成(1)(2)
)では、理想的な組成比に近付いている。本発明では偏
角を10°にすることによって膜組成(2)は理想的な
組成比の±5%程度におさまり、さらに磁場をかけるこ
とによって膜組成(1)は理想的な組成比の±2%程度
におさまった。
なお、上記の実験結果の膜組成は、多くの実験から得ら
れた代表的な値を示すものである。
以上の実験結果から明らかなように、ターゲットの正面
方向に基板を配置しないことによって、さらに基板表面
に沿って磁場を形成することによって、従来の多元スパ
ッタ装置に比べて、膜組成は著しく改善され、良質なY
、Ba2Cu30゜膜がas−grown膜として得ら
れた。
この発明は、上述のYBa2 Cu3o、たけてなく、
次に述べるようなその他の酸化物超電導体にも適用でき
る。
(1,)  MB a2  Cu3 0yここで、M=
シランン系列の元素 (La、Ce、Pr、Nd、Pm。
Sm、Eu、Gd、Tb、Dy。
Ho、Er、Tm、Yb5Lu) (2) B 12 S r2 Can−I Cun o
Fここで、n=1.2.3.4 (3)T l2Ba2 Can−I Cun oyここ
で、n−12,3,4 (4)T I、Ba2 Can−I Cu、oyここで
、n=1.2.3.4.5.6 (5)以上述べた化合物と同し元素構成(他の元素が入
ってもよい)で他の化学量論性を持った化合物。
[発明の効果] この発明では、ターゲットの配置を、ターゲット面の法
線が基板を通過しないような配置にしたことにより、高
速荷電粒子が基板に入射するのを抑制できる。
さらに、基板表面に沿って磁場を形成すると、基板に入
射しようとする高速荷電粒子を曲げることができる。
このようにして高速荷電粒子の基板への入射を抑制すれ
ば、酸化物超電導体薄膜を作製するに当たり膜組成の精
密な制御が可能になり、良好な超電導特性を有する薄膜
をas−grown膜で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の装置の正面断面図、 第2図は第1図の装置の要部平面配置図、第3図と第4
図はターゲットと基板の位置関係の二つの状態を示した
正面図、 第5図は従来方法での膜厚分布のグラフ、第6図はこの
発明の方法での膜厚分布のグラフ、第7図は別の実施例
の正面断面図である。 6・・・基板 7・・・基板ホルダー 15・・・酸素ガス吹き付けリンク 23.24.25・・ターゲット 26.27.28・・・スパッタガン本体37.38.
39・・・ベローズ 40.41.42・・・スパッタガン傾斜機11443
.44.45・・・スパッタガン進退機構46・・・磁
場発生手段 47・・・磁力線 49・・・負バイアス印加手段 52・・・ターゲット面の法線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のターゲットに個別に電力を供給して基板上
    に酸化物超電導体薄膜を作製する多元スパッタ方法にお
    いて、 前記ターゲットの配置を、ターゲット面の法線が基板を
    通過しないような配置にしてスパッタすることを特徴と
    するスパッタ方法。
  2. (2)真空に排気される真空容器と 前記真空容器内に設置されて基板を保持する基板ホルダ
    ーと、 前記真空容器内に設置された複数のターゲットと、 前記ターゲットに個別に電力を供給する複数の電源とを
    備える酸化物超電導体薄膜用多元スパッタ装置において
    、 ターゲットと基板とを結ぶ直線とターゲット面の法線と
    のなす角度を変更可能にするターゲット傾斜機構を備え
    ることを特徴とするスパッタ装置。
  3. (3)請求項2記載のスパッタ装置において、ターゲッ
    トから基板までの距離を変更可能にするターゲット進退
    機構を備えることを特徴とするスパッタ装置。
  4. (4)請求項2記載のスパッタ装置において、基板表面
    に沿って磁場を発生する磁場発生手段を備えることを特
    徴とするスパッタ装置。
  5. (5)請求項2記載のスパッタ装置において、基板ホル
    ダーの近傍に、酸素ガス吹き出し用の多数の孔を形成し
    た酸素ガス吹き付けリングを備えることを特徴とするス
    パッタ装置。
JP1270276A 1989-10-19 1989-10-19 酸化物超電導体薄膜用多元スパッタ方法および装置 Pending JPH03137006A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001234336A (ja) * 2000-02-18 2001-08-31 Ulvac Japan Ltd スパッタリング方法及びスパッタリング装置
US6461484B2 (en) 2000-09-13 2002-10-08 Anelva Corporation Sputtering device

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