JPH0313550A - 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法 - Google Patents

熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法

Info

Publication number
JPH0313550A
JPH0313550A JP14833989A JP14833989A JPH0313550A JP H0313550 A JPH0313550 A JP H0313550A JP 14833989 A JP14833989 A JP 14833989A JP 14833989 A JP14833989 A JP 14833989A JP H0313550 A JPH0313550 A JP H0313550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
fin material
alloy
cold
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14833989A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH076045B2 (ja
Inventor
Shigenori Yamauchi
重徳 山内
Yoshifusa Shiyouji
美房 正路
Kenji Kato
健志 加藤
Hiroshi Takahashi
博 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Light Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Priority to JP14833989A priority Critical patent/JPH076045B2/ja
Publication of JPH0313550A publication Critical patent/JPH0313550A/ja
Publication of JPH076045B2 publication Critical patent/JPH076045B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルミニウム合金製熱交換器に用いられるフ
ィン材の製造方法に関し、特に冷却水や作動流体の通路
材(管材または形材)にフィン材をろう付けして熱交換
器を組み立てる場合に、ろう付は時の加熱に対して優れ
た耐高温座屈性を示すと共に、ろう付は後冷却水や作動
流体の通路材に対する犠牲陽極効果及び高強度でコルゲ
ーション加工性に優れたアルミニウム合金フィン材の製
造方法に関する。
[従来の技術] 従来、アルミニウム合金製熱交換器は、自動車などのラ
ジェータ、エアコン、インタークーラーやオイルクーラ
ーなどの熱交換器として使用されている。
アルミニウム合金製熱交換器は、たとえば第1図および
第2図に示すように、Al−Cu系合金、Al−Mn系
、Al−Mn−Cu系合金などの作動流体通路材料(管
あるいは形材が使用される) la、 lbおよび4に
、作動流体通路構成材料に比較して電気化学的に卑な合
金のフィン材2,3が、ろう付けにより組み立てられて
いる。この場合、通路材料あるいはフィン材のいずれか
一方または両方にAl−5t系やAl−Si−Mg系ろ
う材をクラッドしたプレージングシートが用いられる。
そして、電気化学的に卑なフィン材の犠牲陽極効果を利
用して作動流体通路材料が防食されている。また、フィ
ン材は、ろう付は時の高温加熱によって、その強度が著
しく低下して変形したり、ろう材中のSiがフィン材中
に拡散して座屈したりするため、この加熱によって変形
や座屈が生じないように優れた耐高温座屈性が要求され
る。したがって、アルミニウム合金フィン材には、従来
からAl−M n系の合金が用いられ、これにさらに、
上記特性を加味するために種々の元素が添加されたもの
が提案されている。
例えば、電気化学的に卑にするためにZn、Snなどが
添加されたものが提案されている。
しかし、5nSZnなどの元素を含有する場合はろう付
は性(高温座屈性)が不良になりやすいので、例えば、
5nSZnのほかにMg。
Mn、Feを調整した合金鋳塊を、加熱、熱間圧延およ
び70%以上の冷間圧延を行い、最終焼鈍(軟化)後1
5〜30%の冷間圧延仕上げする方法(特開昭58−S
i070)、また、5nSZnのほかにM g SM 
n % F e %S t SZ rを調整した合金鋳
塊を、加熱、熱間圧延および70%以上の冷間圧延を行
い、最終焼鈍(軟化)後15〜30%の冷間圧延仕上げ
する方法(特開昭80−215729)等が提案されて
いる。これらにおいては、焼鈍(軟化)は300〜45
0℃で実施することがろう付性の観点から重要とされて
いる。
[発明が解決しようとする課題] 従来使用され、または提案されてきた、上記Al−Mn
系合金フィン材に対して、最近は軽量化のほかにコスト
低減などの要求が強く、これに対応するためには構成材
料を薄肉化したり、安価な材料が要求されるようになっ
た。
しかしながら、上記のようなフィン材を従来の方法で製
造すると、引張強さは17〜20kgr/+a+’程度
、耐力1,416〜19kgf’/■2程度(特開昭5
8−Si070 、特開昭60−215729)になり
、薄肉化すると強度不足による問題が生じる。すなわち
、フィンをコルゲート加工した後のスプリングバックが
小さいために、自由長が短くなったり、あるいはコルゲ
ートフィンと作動流体通路部材を組み付けるときフィン
がつぶれるという、いわゆる常温座屈が発生する。
また、最終冷間圧延の加工度を高くし、フィン材の引張
強さを23〜29kgf/■2、耐力を22〜28kg
1’/mm’にすると上記の問題は解決するが、ろう付
は時に再結晶粒が小さくなり、フィン材(あるいはフィ
ン材の芯材)中にろう材中のSiが拡散し、高温座屈が
生じる。
本発明の目的は、優れた強度、耐高温座屈性、犠牲陽極
性および成形加工性を有するアルミニウム合金フィン材
を安価に製造する方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、A I −M n −Z n −S n
系合金の強度、高温座屈性および成形加工性について、
組成および製造条件について種々研究を重ねた結果、鋳
塊の均質化処理条件を適正化すること、最終冷間圧延前
の焼鈍を低温度で行うことにより、完全に再結晶させな
いこと、を組み合わせれば、高い強度と耐高温座屈性を
兼備したフィン材にできることを知見した。また、熱間
圧延の加熱温度、最終冷間圧延の加工度を適正に保つこ
とが必要であることを見出し、本発明を完成した。すな
わち、本発明の要旨は、Mn :  OJ〜1.5%、
Z n :  0.l〜1.0%、F e : 0.0
5〜0.7%、M g : 0.05〜0.7%、S 
n : 0.02〜0,09%を含有し、さらに必要に
応じCr : 0.05〜0.35%、Z r : 0
.05〜0.35%、T i : 0.05〜0.35
%、V : 0.05〜0.35%のうち1種または2
種以上を含有し、残部が不可避的不純物およびAlから
なる合金の鋳塊を、400〜560℃で均質化処理し、
400〜560℃に加熱して熱間圧延した後、冷間圧延
を施し、240℃以上300℃未満で中間焼鈍した後、
さらに5〜40%の圧下率で冷間仕上げ圧延を行う、強
度の高い熱交換器用フィン材の製造方法である。
また、さらにMn :  0.3〜1.5%、zn:0
.1〜1.0  %、 F  e  :  0.05〜
0.7  %、Mg :0.05〜0.7%、S n 
: 0,02〜0.09%を含有し、さらに必要により
Cr : 0.05〜OJ5%、Z「:0.05〜 O
40% 、  T  i   :  0.05〜0.3
5%  、  V  二 0.05〜0.35%のうち
1種または2種以上を含有し、残部が不可避的不純物お
よびAlからなる合金の鋳塊を、400〜580℃で均
質化処理した後、Al−5L系またはAl−5i −M
g系合金の皮材として複合したものを、400〜550
℃に加熱して熱間圧延した後、冷間圧延を施し、240
℃以上300℃未満で中間焼鈍した後、さらに5〜40
%の圧下率で冷間仕上げ圧延を行う、強度の高い熱交換
器用フィン材の製造方法である。
[作 用] 次に本発明が上記の通り、その合金の成分組成範囲を限
定した理由について説明する。
Mn Mnはフィン材の強度向上、成形加工性の改良および耐
高温座屈性の改良のために0,3〜1.5%含有させる
。その含有量が0.3%未満では、その効果が十分でな
く、1.5%を越えると効果が飽和し、熱伝導性を劣化
させる。
Mn Znは、フィン材を電気化学的に卑にして犠牲陽極効果
を付与するために0.1−1.0%含有させる。その含
有量が0.1%未満では効果が十分でなく  1.0%
を越えるとろう付は時の蒸発量が多くなり、ろう付は炉
の清掃回数が増すため好ましくない。
Fe Feは、Mnと共存することにより耐高温座屈性、成形
性を高める。また、Mnの固溶量を減少させて熱伝導度
を高めるとともに、フィン材の電位を卑にし、犠牲陽極
効果を高めるために0.05〜0.70%含有させる。
その含有量が0.05%未満では効果が十分でなく 、
0.70%を越えるとろう付は時の再結晶粒が微細にな
り、耐高温座屈性が劣化する。特に本発明のように強度
を高くするために焼鈍温度を低くして完全再結晶させな
い場合には、ろう付時の再結晶粒が微細になりやすい傾
向を有するので、Feが0670%を越えることは避け
なければならない。
Mg Mgは、熱間圧延加工性、冷間圧延加工性を向上させる
と共に強度を向上させるために、0.05〜0.70%
含有させる。0.05%未満では効果が十分でな(,0
,70%を越えるとろう付は性が低下する。
Sn Snは、フィンの電位を卑にして犠牲陽極効果を高める
ために0.02〜0.09%含有させる。
0.02%未満ではその効果が十分でな(,0,09%
を越えるとろう付は性や圧延加工性が低下する。
Cr SZ r s T l s V CrSZrSTiSVはいずれも耐高温座屈性を改善す
るために0.05〜0.35%含有させる。
それらの含有量が0.05%未満ではその効果が十分で
なく、上限を越えると粗大な金属間化合物が生成し、フ
ィン材の製造が困難になる。
次に製造条件を限定した理由について説明する。
上記のような組成の合金は、溶解−鋳造一均質化処理一
熱間圧延一冷間圧延一中間焼鈍一最終冷間圧延の工程に
より製造される。また、複合材の場合は、鋳塊の均質化
処理まで同一工程であるが、これにAl−8i系あるい
はAl−51−Mg系の合金皮材を合わせ、熱間圧延以
降の工程を行い、製造される。これらいずれの場合とも
均質化処理と熱間圧延前の加熱は、兼ねてもよい。また
、中間焼鈍は、1回に限らず2回以上実施してもよい。
これらの工程に於て均質化処理、熱間圧延、最終冷間圧
延の直前の焼鈍および最終冷間圧延は、次の条件で行わ
なければならない。
均質化処理温度 本発明のように、焼鈍温度が低く再結晶を完全にさせな
い場合には、ろう付は時の再結晶粒が微細になって耐高
温座屈性が不良になりやすいので、鋳塊均質化処理の温
度は特に厳密に守らなければならない。そして、Mn系
化合物を十分析出させ、高い耐高温座屈性を得るために
400〜560℃の温度範囲で行うことが必要である。
その温度が400℃未満ではMn系化合物(Al−Mn
SAl−Mn−Fe、Al−Mn−5tSA 1−Mn
−F e−S iなどの化合物)の析出が十分でないた
め、ろう付は時の加熱によりフィン材の再結晶粒が微細
になるため、耐高温座屈性が劣化する。また、560℃
を越えると焼鈍時に再結晶しやすく、最終フィン材の強
度が低くなりやすい。また、ろう付は時の加熱により、
再結晶粒が微細となり耐高温座屈性が劣化する。
熱間圧延 熱間圧延前の加熱温度は、圧延加工性や最終フィン材の
強度及び十分な耐高温座屈性を得るために、400〜5
60℃の範囲が好ましい。この温度が400℃未満では
圧延時耳割れが激しく、加工性が悪くなる。また、56
0℃を越えると焼鈍時に再結晶しやすく、最終フィン材
の強度が低下する。また、ろう付は時の再結晶粒が微細
になり、耐高温座屈性が劣化する。さらに、Al−5i
系、A I−8i −Mg系合金を皮材として合わせ材
とする場合には、皮材を溶融させないように550℃以
下で行う必要がある。熱間圧延の上限温度は鋳塊の均質
化処理温度の場合と同様に特に厳密に守らなければなら
ない。
焼鈍温度 焼鈍温度を通常より低くして行うことにより、耐高温座
屈性と成形加工に必要な強度を得るために240℃以上
300℃未満で行う必要がある。。
この温度が240℃未満ではろう付は時の再結晶粒が微
細になり、耐高温座屈性が劣化する。また、300℃以
上では、再結晶が部分的に生じ始め、最終フィン材の強
度が低くなる。
最終冷間圧延 本発明は最終の冷間圧延率を適切な圧下率で行うことに
よって強度を上げるとともに、ろう付は時の温度でフィ
ン材が再結晶を起こし、ろう材をフィン材に拡散させな
いようにして、耐高温座屈性を高めようとするものであ
り・ 5〜40%の圧下率が必要である。その値が5%
未満では強度が低くなる。また、40%を越えると、ろ
う付は時の再結晶粒が微細になり、耐高温座屈性が劣化
する。
その他の工程、すなわち、溶解、鋳造、焼鈍前の冷間圧
延等は、常法にしたがって行う。なお、鋳塊均質化処理
と熱間圧延の加熱は、かねて1回で行ってもよい。また
、焼鈍は1回に限らず2回以上行ってもよい。その場合
は、最終冷間圧延の直前の焼鈍において、上記温度範囲
を守ればよい。
[実施例コ 実施例1 第1表の組成の合金を溶解、鋳造した。そしてNo、1
〜No、5の合金について鋳塊の均質化処理、熱間圧延
を行い、厚さ2mmとした後、冷間圧延、焼鈍および最
終冷間圧延により厚さ0.08amの裸フィン材を得た
。製造条件は第2表の通りである。得られたフィン材に
ついて引張試験を行い、また、10’Torr以下の真
空中で600℃、3分間の加熱を行った後、自然電極電
位を測定した。自然電画電位は、酢酸でpH3に調整し
た3%NaCl溶液中で1時間浸漬した後に、飽和カロ
メル電極を基準電極として測定した。また、フィン材に
コルゲート加工を施し、3003合金を芯材、4004
合金を皮材とする両面クラッドのプレート材(作動流体
通路材料)と組合わせて、第1図のようなドロンカップ
型コアを組立、これを真空ろう付けしたときの、ろう付
は状況を調べた。以上の結果をまとめて第2表に示す。
本発明例は、強度が高く、自然電極電位が卑であり、ろ
う付は状況も良好である。例えば、本発明例のN o、
 I A s 2 A s 2 B 。
2C,2D、3A、4A、5Aは、引張強度が24kg
r/gi ’以上、耐力が23kgf’/ma+ 2以
上と高く、自然電極電位が−850から一970mVと
電気化学的に卑であり、ろう付は状況も良好である。
これに対し、比較例のNo、IB、2Eおよび4Bは、
鋳塊の均質化処理温度が580℃および590℃と高い
ため、No、IBおよびNo、4Bの場合引張強さが2
1kgf’/as2以下、耐力が20kgf’/12以
下と低く、No、2Hの場合引張強さが23kg1’/
a+m2、耐力が21kgf’/as 2とヤヤ高いも
ツノ、ろう付時にフィンの座屈が発生した。また、No
、2Fおよび5Bは、熱間圧延前の加熱温度が580℃
および590℃と高いため、引張強さが22kgf’/
ms 2以下、耐力が20kgr/sa’以下と低く、
No、2Fの場合はフィンの座屈も発生した。
No、2J、3Cは最終冷間圧延の加工度が50%およ
び45%と高く、ろう付は時の再結晶粒が微細になるた
め、フィンに座屈が生じた。
No、2Gおよび5Cは、焼鈍温度が220℃および2
00℃と低く、ろう付は時の再結晶粒が微細になるため
、フィンに座屈が生じた。
No、IC,2Hおよび3Bは、焼鈍温度が330℃、
340℃およびSi0℃と高く、再結晶が部分的に生じ
、フィン材の引張強度が21kgr/ll112以下、
耐力力20kgr/sm 2以下ト低下した。
No、4は焼鈍温度が380℃と高く、また最終冷間圧
延の加工度も55%と高めたため、引張強さは24 k
 g r /ls 112、耐力は24kgr/av’
と高くなったものの、ろう付は時の再結晶粒が微細にな
るため、フィンに座屈が生じた。
No、2Iは、最終冷間圧延の加工度を3%と低くした
ものであり、フィンの強度が引張強さ22kgr/ms
’ 、耐力22kgf/as2と低下した。
実施例2 次に第1表のNo、1〜3の合金を溶解、連続鋳造し、
厚さaQtxms幅17511%長さ 175mtxの
鋳塊を、第3表に示す温度で均質化処理を施した後、長
さ方向に切断の後、鋳塊長さ方向を厚さ21o+a+と
じ、幅1501111%長さ 150■−の芯材素材と
した。一方、4004合金(Al−10%5i−1,5
%Mg合金)を同様に鋳造、重刑し、480℃にて熱間
圧延を行い、厚さ 4.5mmの皮材とした。
この皮材を芯材の両面に重ね合わせ、第3表に示す条件
で熱間圧延、冷間圧延、焼鈍および最終冷間圧延を経て
厚さO,12mのブレージングフィン材を製造した。ク
ラツド率は片面15%の両面クラッドフィン材である。
得られたフィン材を用いて上記と同様に引張試験、ろう
付は加熱後の自然電極電位の測定を行った。また、コル
ゲート加工を行った後、A I −0,40Cu −0
,15Mn合金の押出形材と組み合わせて第2図のよう
なサーペンタイン型コアを組立、真空ろう付けを行った
ときのろう付は状況を調べた。以上の結果をまとめて第
3表に示す。
本発明例のNo、IA−IB−IC−2A−3A−は、
引張り強度が24kgf/IIm 2以上、耐力2Si
gf/am 2以上と高く、自然電極電位が−880か
ら一910mVと電気化学的に卑であり、ろう付は状況
も良好である。
これに対し、比較例のNo、ID−3B−は、いずれも
芯材の鋳塊の均質化処理温度が580℃と高いため、引
張強さが21kg!’/ms2、耐力が20kgf’/
s層2と低い。
No、IE−は焼鈍温度が220℃と低く、フィンに座
屈が生じた。
No、IF=  3C−は、いずれも最終圧延の加工度
が50%と高いため、フィンに座屈が生じた。
No、2B″は、均質化処理温度が580℃と高く、ま
た最終冷間圧延の加工度も50%と高めたタメ、引張強
サバ27kgf/+m’ 、耐力ii28kgf/■2
と高くなったものの、ろう付は時の再結晶粒が微細にな
るため、フィンに座屈が生じた。
No、2 C は、 焼鈍温度が 340℃と高く 引 張強度が18kgr/Inl112 耐力17kgf/ff1m 2 と低くな っな。
[発明の効果] 本発明によれば高い強度と耐高温座屈性さらに犠牲陽極
効果に優れたフィン材を提供することができ、熱交換器
のフィンを薄肉化することが可能となり、熱交換器の軽
量化、コスト低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)、(ロ)並びに第2図は本発明材を適用す
る熱交換器の構成の説明図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Mn:0.3〜1.5%(重量%、以下同じ)、
    Zn:0.1〜1.0%、Fe:0.05〜0.7%、
    Mg:0.05〜0.7%、Sn:0.02〜0.09
    %を含有し、残部が不可避的不純物およびAlからなる
    合金の鋳塊を、400〜560℃で均質化処理し、40
    0〜560℃に加熱して熱間圧延した後、冷間圧延し、
    240℃以上300℃未満で焼鈍した後、さらに5〜4
    0%の圧下率で冷間仕上げ圧延を行うことを特徴とする
    熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法
  2. (2)Mn:0.3〜1.5%、Zn:0.1〜2.0
    %、Fe:0.05〜0.7%、Mg:0.05〜0.
    7%、Sn:0.02〜0.09%を含有し、更にCr
    :0.05〜0.35%、Zr:0.05〜0.35%
    、Ti:0.05〜0.35%、V:0.05〜0.3
    5%のうち1種または2種以上を含有し、残部が不可避
    的不純物およびAlからなる合金の鋳塊を、400〜5
    60℃で均質化処理し、400〜560℃に加熱して熱
    間圧延した後、冷間圧延し、240℃以上300℃未満
    で焼鈍した後、さらに5〜40%の圧下率で冷間仕上げ
    圧延を行うことを特徴とする熱交換器用高強度アルミニ
    ウム合金フィン材の製造方法。
  3. (3)Mn:0.3〜1.5%、Zn:0.1〜1.0
    %、Fe:0.05〜0.7%、Mg:0.05〜0.
    7%、Sn:0.02〜0.09%を含有し、残部が不
    可避的不純物およびAlからなる合金の鋳塊を、400
    〜560℃で均質化処理したものを芯材とし、これにA
    l−Si系あるいはAl−Si−Mg系合金を皮材とし
    て複合したものを、400〜550℃に加熱して熱間圧
    延した後、冷間圧延を施し、240℃以上300℃未満
    で焼鈍した後、さらに5〜40%の圧下率で冷間仕上げ
    圧延を行うことを特徴とする熱交換器用高強度アルミニ
    ウム合金フィン材の製造方法。
  4. (4)Mn:0.3〜1.5%、Zn:0.1〜1.0
    %、Fe:0.05〜0.7%、Mg:0.05〜0.
    7%、Sn:0.02〜0.09%を含有し、さらにC
    r:0.05〜0.35%、Zr:0.05〜0.35
    %、Ti:0.05〜0.35%、V:0.05〜0.
    35%のうち1種または2種以上を含有し、残部が不可
    避的不純物およびAlからなる合金の鋳塊を、400〜
    560℃で均質化処理したものを芯材とし、これにAl
    −Si系あるいはAl−Si− Mg系合金を皮材として複合したものを400〜550
    ℃に加熱して熱間圧延した後、冷間圧延を施し、240
    ℃以上300℃未満で焼鈍した後、さらに5〜40%の
    圧下率で冷間仕上げ圧延を行うことを特徴とする熱交換
    器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法。
JP14833989A 1989-06-13 1989-06-13 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法 Expired - Fee Related JPH076045B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14833989A JPH076045B2 (ja) 1989-06-13 1989-06-13 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14833989A JPH076045B2 (ja) 1989-06-13 1989-06-13 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0313550A true JPH0313550A (ja) 1991-01-22
JPH076045B2 JPH076045B2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=15450560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14833989A Expired - Fee Related JPH076045B2 (ja) 1989-06-13 1989-06-13 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH076045B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2816534A1 (fr) * 2000-11-16 2002-05-17 Pechiney Rhenalu Procede de fabrication d'une bande plaquee en alliage d'aluminium pour la fabrication d'echangeurs de chaleur brases
US6923876B2 (en) 2000-11-16 2005-08-02 Pechiney Rhenalu Aluminum alloy strip manufacturing process for the manufacture of brazed heat exchangers
US8139962B2 (en) 2007-05-01 2012-03-20 Ricoh Company Limited Image forming apparatus for maintaining a uniform toner concentration
CN115216659A (zh) * 2022-08-16 2022-10-21 湖南中创空天新材料股份有限公司 一种1060铝合金扁排的制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101124451A (zh) * 2005-02-17 2008-02-13 住友轻金属工业株式会社 热交换器用铝合金硬钎焊散热片材料

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2816534A1 (fr) * 2000-11-16 2002-05-17 Pechiney Rhenalu Procede de fabrication d'une bande plaquee en alliage d'aluminium pour la fabrication d'echangeurs de chaleur brases
WO2002040729A1 (fr) * 2000-11-16 2002-05-23 Pechiney Rhenalu Procede de fabrication d'une bande plaquee en alliage d'aluminium pour la fabrication d'echangeurs de chaleur brases
US6764558B2 (en) 2000-11-16 2004-07-20 Pechiney Rhenalu Aluminum alloy strip manufacturing process for the manufacture of brazed heat exchangers
US6923876B2 (en) 2000-11-16 2005-08-02 Pechiney Rhenalu Aluminum alloy strip manufacturing process for the manufacture of brazed heat exchangers
US8139962B2 (en) 2007-05-01 2012-03-20 Ricoh Company Limited Image forming apparatus for maintaining a uniform toner concentration
US8311423B2 (en) 2007-05-01 2012-11-13 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus
CN115216659A (zh) * 2022-08-16 2022-10-21 湖南中创空天新材料股份有限公司 一种1060铝合金扁排的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH076045B2 (ja) 1995-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5049488B2 (ja) アルミニウム合金ブレージングシートの製造方法
JP5188116B2 (ja) 高強度アルミニウム合金ブレージングシートおよびその製造方法
JPH08246117A (ja) 高強度アルミニウムブレージングシートとその製造方法
JP3801017B2 (ja) ろう付け性、成形性および耐エロージョン性に優れた熱交換器用高強度アルミニウム合金ブレージングシートの製造方法
JP2002256402A (ja) 熱交換器のフィン材の製造方法
JPH0313550A (ja) 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法
JP4574036B2 (ja) 熱交換器のフィン材用アルミニウム合金、及び熱交換器のフィン材の製造方法
JPH11241136A (ja) 高耐食性アルミニウム合金並びにその複合材及び製造方法
JP3801016B2 (ja) ろう付け性、成形性および耐エロージョン性に優れた熱交換器用高強度アルミニウム合金ブレージングシートの製造方法
JPH05305307A (ja) 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法
JP2874764B2 (ja) 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法
JPH06172946A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法
JPH06322494A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金フィン材の製造方法
JPH0313548A (ja) 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法
JPH03197652A (ja) ろう付け用アルミニウム合金フィン材の製造方法
JP2002256403A (ja) 熱交換器のフィン材の製造方法
JPH0931614A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法
JPH0133547B2 (ja)
JPH05305306A (ja) 熱交換器用高強度アルミニウム合金クラッドフィン材の製造方法
JPS63153250A (ja) ブレ−ジング用アルミニウム薄板の製造方法
JPS641544B2 (ja)
JPH0931613A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法
JP2786641B2 (ja) 耐垂下性及び犠牲陽極効果に優れたろう付用アルミニウム合金薄板の製造方法
JP2001226729A (ja) 耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金
JPH0237992A (ja) ブレージング用アルミニウム薄板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees