JPH03134850A - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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JPH03134850A
JPH03134850A JP1271579A JP27157989A JPH03134850A JP H03134850 A JPH03134850 A JP H03134850A JP 1271579 A JP1271579 A JP 1271579A JP 27157989 A JP27157989 A JP 27157989A JP H03134850 A JPH03134850 A JP H03134850A
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tape
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rotating drum
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Hiroaki Ono
裕明 小野
Tomomi Okamoto
知巳 岡本
Shinji Ozaki
信二 尾崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、VTR等の回転磁気ヘッドを搭載した回転ド
ラム装置において、回転磁気ヘッドと、磁気媒体(テー
プ)どの良好なテープタッチが得られる回転ドラム装置
の枯造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、VTR用回転ドラム装置は、磁気テープ上のパ
ターンに正確にかつ一定圧で磁気ヘッドがコンタクトす
る必要がある。しかしながら、高速で回転する磁気ヘッ
ドを有するドラムと磁気テ−プとが接する場合テープと
ドラムの間は、高速回転によって生ずる空気流により、
テープ浮上(いわゆるエアーフィルム)が生じる。上記
テープ浮上が、磁気ヘッドが磁気テープに突入する部分
から、磁気テープから煎れていく部分まで、すべてのパ
ターン上で、一定の浮上量であれば問題ではないが、実
際には、磁気ヘッド突入側において、空気流がテープに
突入するので、テープ浮上は磁気ヘッド突入側で特に大
きい。このためこの部分でのへラドタッチは悪く、いわ
ゆるFM落ちが生じる。この為、例えば特開昭61−2
14270ぢ公報や、実開昭59−121.712号公
報に記載のように、従来技術では、ヘッド突入側でのテ
ープ浮上量をおさえる為に(1)テープをねじらさせ、
テープ幅方向にテンション分布を15え、ヘッド突入部
のテンション量を上げて、テープ浮上をおさえる方法、
あるいは(2)磁気ヘッド突入部近傍に、空気流を逃す
部材を取付ける方法、(3)元来テープ幅方向テンショ
ン分布で、テープエツジ部のテープテンションの小さな
部分(テープエツジから1mm位の所)にパターンを記
録しないシステムとする方法等で対処していた。しかし
ながら、例えば業務用VTR等、ドラムの回転数が非常
に大きな場合には、それだけテープ浮上が大きく、また
、業務用ということで、高速サーチ、シャトル等、テー
プを高速で走行させるため(1)のテープをねじらせる
等の方法は、テープ高速走行時テープのねじれに起因し
たテープの傷つき等テープダメージが生じ、特に業務用
としては使えない。(2)の方法は、ヘッド突入側での
テープ浮上をおさえるのに有効な手段の−っであるが、
部材と、回転ドラムとのすき間を10 ’0μm以下に
しなければ効果はあまり無く、アセンブリが難しい。(
3)に関しては、システム上の問題であるので、ここで
は論外である。
別の方法では例えば(4)磁気ヘッドが搭載されている
上回転ドラムと、下固定ドラムとの隙間を開けて、適度
に空気を逃す手法も有るが、誤動作等で、テープに異常
テンションがかかった時、テープが上下ドラムの隙間に
食い込む等のトラブルが生じてしまう。
また、(5)上回転ドラムに溝等を設けてこの溝に沿っ
て空気を逃す事により、ドラムへのテープラップ面全体
のエアーフィルムの厚さを下げる事により、ヘッド突入
側のテープ浮上量を相対的に下げる方法もあるが、この
場合、エアーフィルムの厚さが小さくなるので、テープ
はリードに沿いずらくなり、安定なテープ走行が出来な
くなる等の問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、特に磁気ヘッドが搭載さねている高速
回転の上回転ドラムにおいて、前記高速回転で生じるテ
ープへの磁気ヘッド突入部での空気流増大によるテープ
浮上に起因するヘッド突入部でのエンベロープレベル落
ち対策に対し、テープダメージに関する配慮(^「記(
1)、(4)項目)あるいはアッセンブリの容易性(同
(2)項目)等に配慮されでおらず1問題があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、かつテープへの
磁気ヘッド突入部での空気流を押さえたドラムを提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
テープ浮上が生じる理由は、高速回転によって上回転ド
ラム近傍の空気を巻き込むことによるものと、ドラム内
部の空気が上回転ドラムのヘッド用窓及び上下ドラム間
のすき間から吹き出して生じる2点が有る。この内、上
回転ドラム近傍の空気の巻き込みに関しては、上回転ド
ラムに溝を入れる方法等により対処し、エアーフィルム
層を適性値にする事が出来る。一方ドラム内部の空気が
上回転ドラムのヘッド用窓及び、上下ドラム間のすき間
から吹き出して生じるものについては、特にヘッド突入
部、テープ下部のテンションが少なく一部テープタッチ
し難い部分で最も吹き出しが多くなる為、テープ浮上が
数10pm以上にも達し、エンベロープレベル落ちが生
じる。そこで下ドラムのリード面とは逆側の位置、すな
わちテープラップ部以外の外周部位置に、上回転ドラム
と対向する部分の一部を除去し、この除去した部分から
内部の空気を逃し、ヘッド突入部でのテープ・ 5 ・ ・ 6 ・ 浮上を少なくさせることで上記目的を達成させたもので
ある。
〔作用〕
前述の様に、本発明では下部ドラムのリード面とは逆の
位置、すなわちテープラップ面以外の外周部位置の上回
転ドラムとの対向部の一部を除去し、空気抜は用溝とさ
れている。従って前述の様に、回転ドラム内部からの空
気流出は、上記空気抜は用溝から行なわれるので、従来
、上回転ドラムのヘッド用窓及び上下ドラム間すき間か
ら吹出していたエアー量が減少する為、特にヘッド突入
側でのテープ浮上量を押さえることが出来る。従ってこ
の部分のエンベロープレベル落ちを防止することが出来
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1,2図により説明する。
第1図は回転ドラム装置の外観図、第2図は第1図の上
回転ドラム1と下固定ドラム2とを上方向へ分解した図
であるが実際には上ドラム接合面5を基準にし第1図の
様に上下ドラムは隙間60μm以下に配置している。上
回転ドラム1にはエアーフィルムの厚さを適性化させる
為の溝9が所定の形状及び本数加工されている。また上
回転ドラム下部の下ドラム対向部近傍に磁気ヘッド11
及びヘッド取付用窓10がシステム上必要数配置されて
いる。上ドラム接合面5を有するディスク4はシャツ1
〜14によりドラムモータ6に取付けら九でおり、前記
ドラムモータGによりディスク4は高速回転する。さら
に上記上回転ドラム1が上ドラム接合面5とネジ固定さ
れることにより、上回転ドラム1は高速で回転可能とな
る。
−右下固定ドラム2側にはテープラップするリード面3
とは逆側の位置に空気流出用溝7が配置さ九ており、上
回転ドラムが高速に回転した場合ドラム内部のエアーは
前記空気流出用溝7から排出される。この空気流出用溝
7の位置及び大きさに関しては第3図に従って説明する
第3図は、上記空気流出用溝7の位置をドラム上部から
見た図である。従って下ドラムのみが記載さ九ている図
より溝の位置及び大きさは、図中。
α、θ、tで示さ九、αは余り小さいと空気抜は用溝と
ヘッド突入位置とが近づく為、空気抜は溝からの流出エ
アーが上回転ドラムに巻き込まれ、ヘッド突入側のテー
プ浮上をさらに増大させる。
逆にαが大きい場合、α/360’に比例してドラム内
のエアー量が増大する為、空気抜は用溝の効果が小さく
なる。従ってαの値はテープラップ角が180°前後の
システ11においては、45゜くα<110’程度が望
ましい。また、0とtは、実際のエアー流出量に関係し
た項であり、エアーフィルム層及びヘッド突入側のテー
プ浮上量に関係する為、テープ走行系の設計、ヘッド突
出量等とも微妙に関係した数値である。また、エアー流
出による騒音についても考)tに入れて決める必要があ
る。本発明では、例えばφ96の上回転ドラムで回転数
540Orpmでのシステムにおいては206≦0り5
0°程度が良く、tは1.0−< t <4.5mm程
度が設訂上良好であった。また、ディスク4下部と空気
流出用溝7との距離りはh < Oとすると良い。
第4図は本実施例による空気流出用溝7による効果を示
した図である。この実験では、α=60゜0=35°、
t=2.0mmの溝で行なっている。
第4図(A)より明らかな様に、空気流出用溝7により
、テープラップ部全体にテープ浮上量は少なくなり、特
にヘッド突入側近傍においてその効果が大きい。ヘッド
突出量55μmの場合、ヘッド浮上量40μfrlでは
十分テープタッチ出来る。
よってテープ走行設計時のエアーフィルム層の厚さのま
ま、ヘッド突入側近傍のテープ浮上のみをおさえること
が出来るので、テープ走行に無理なく、ヘッドタッチが
得られる。この時、ヘッド突入部でのテープ浮上量をρ
、ヘヘン突出量をmとした場合、ヘッド寿命を考慮に入
れると、Ωくm+15μmとすると良い。第4図(B)
は、エンベロープの当り比にのテンション依存性を示し
たものであるが、この図からも、空気流出用溝7により
ヘッド突入側のテープ浮上量が減少した為、低テンショ
ンでも十分ヘッド突入側でヘッドタッチ可能であった。
従って、システ11上テンション・ 9 ・10 ・ 余裕度が増し、種々の特殊モードでの再生が可能となる
第5図は、本発明の別の実施例である。上固定ドラム1
Gとテープラップするり一ド3を有した下固定ドラム2
の間に磁気ヘッド11が搭載されている中回転ドラムが
配置されている。下固定ドラム2には前述の空気流出溝
が設けである。この実施例では、空気浮上の少ない中回
転タイプの回転ドラム装置であるが、このタイプにおい
ても、空気流出溝を設けることでヘッド突入側のテープ
浮上はさらに減少し、テンションの余裕度はさらに向上
する。
第6図は、本発明における空気流出溝7の構造を示した
図である。図中、(a、)、(a2)はもっとも簡単な
構造である。図中、(bよ)、(b2)は、空気流出溝
7の各エツジ部にR加工を施したものである。これによ
りエツジ部での空気流の乱れが無いので流出空気は、ス
ムーズに放出出来る。よって、騒音低下の効果がある。
図中(Q、)、(c2)は、空気流出溝7をドラム回転
方向にテーパα、空気流出方向にテーパβを設けた構造
である。この構造により、空気流出は。
下方に流れる為、上回転ドラムに巻き込まれる空気量が
減少し、テープ浮上はさらに減少する。また騒音低下の
効果も大である。(d)は、下固定ドラム2の前記空気
流出溝7の切欠き方向を、上ドラム回転方向に対し、9
0@以内(γ<90’)とすることで、流出をよりスム
ーズにしている。
第7図は、本発明のさらに別の実施例の回転ドラム装置
の!A硯図である。前述の実施例では空気流出は、下固
定ドラム2上の空気流出用溝7により行なわれるが、本
実施例では空気流出用穴により行なわれる。前記空気流
出用溝7はリード部近傍の薄肉部での加工であるので、
リード加工時の加工精度が悪くなる。本実施例による穴
では、下固定ドラムの下部厚肉部であるので加工容易で
あり空気流出効果もほぼ同等である。本実施例では丸穴
であるが、長穴でも稙ねない。
上記実施例は、すべて、ドラム内部からの空気流出口を
設置する事項について述べているが本来、ドラム内部に
空気が侵入しない様に、特にドラム中心部に近い部分に
空気流入に対しシールド効果の高いドラムカバー18を
配置しても良い。前記ドラムカバーの材質としては、外
部からの電磁波飛び込みを防止する口約のCu、あるい
はNi等のシールドメツキを施したモールド材に、さら
に。
空気流入を防ぐ為のゴムシールドを貼り合わせた構造物
が良い。
〔発明の効果〕
本発明による、下固定ドラム2における空気流出用溝7
は、ドラム内部のエアーを効率良く外部へ排出するのに
利用出来るので、ヘッド突入部でのテープ浮上量を押さ
えることが出来る為、ヘッド突入部でのエンベロープレ
ベル落ちが無くなる。
また、浮上量が減少することで、テープテンション量が
現定値以下でも十分へラドタッチが得られることより、
高速あるいは低速のシャトルモードでの再生も1・全可
能である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の−・実施例の回転ドラl\装置外観図
、 第2図は、上記回転ドラム装置の展開図、第3図は、上
記回転ドラム装にの下固定ドラムのみの平面図、 第4図は、上記回転ドラム装置の効果を示す図、第5図
は、本発明の第2の実施例の回転ドラム装置外観図、 第6図は、空気流出溝の形状を示す正面及び断面図、 第7図は、本発明の第3の実施例の回転ドラム装置外観
図である。 1・・・上回転ドラム、2・・・下固定ドラム。 3・・・リード、6・・・ドラムモータ。 7・・・空気流出用溝、8・・・ヘッド突入側、9・・
溝。 1o・・・ヘッド取付窓、11・・・磁気ヘッド。 14・・・シャツl”、15・・・回転ドラム装置i!
。 ・13 ・ ・14 ・ 1トート波H釧 − @ フ 。 2− 下D]ブし−F゛ン、乙、 晃 図 (ctン 36一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁気ヘッド(11)を搭載した上回転ドラム(1)
    と磁気テープ(12)が螺旋に巻装するリード(3)を
    設けた下固定ドラム(2)と、上記上回転ドラム(1)
    をシャフト(14)を介して回転させる為のドラムモー
    タ(6)とで構成される回転ドラム装置において、 上記下固定ドラム(2)の外周上、磁気テープ巻装面部
    以外の面上、上回転ドラム(1)と対向する部位に、空
    気流出用溝(7)を有することを特徴とする回転ドラム
    装置。 2、上記空気流出用溝(7)は、 磁気テープ(12)と磁気ヘッド(11)とが接し始め
    るヘッド突入部(8)から、磁気テープ(12)が螺旋
    に巻装するリード(3)部とは反対方向にα度回転した
    位置からθ度だけ設けられ、その溝深さをtとすると、
    上記α,θ,tの関係が 45゜≦α≦110゜ 20゜<θ<50゜ 1.0mm≦t≦4.5mm である請求項1に記載の回転ドラム装置。 3、上記空気流出用溝(7)下部と、ディスク(4)下
    部との段差hが h<0 である請求項1に記載の回転ドラム装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60106232A (ja) * 1983-11-14 1985-06-11 Mitsubishi Electric Corp Fm受信機のスケルチ回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60106232A (ja) * 1983-11-14 1985-06-11 Mitsubishi Electric Corp Fm受信機のスケルチ回路

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