JPH03133692A - 被記録体 - Google Patents

被記録体

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JPH03133692A
JPH03133692A JP1273534A JP27353489A JPH03133692A JP H03133692 A JPH03133692 A JP H03133692A JP 1273534 A JP1273534 A JP 1273534A JP 27353489 A JP27353489 A JP 27353489A JP H03133692 A JPH03133692 A JP H03133692A
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JP
Japan
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acid
weight
active energy
composition
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP1273534A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Murai
孝明 村井
Yoshinori Kishimoto
吉則 岸本
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DAISERU U C B KK
Original Assignee
DAISERU U C B KK
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Publication date
Application filed by DAISERU U C B KK filed Critical DAISERU U C B KK
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は被記録体に関する。
さらに詳しくは、本発明はOA機器等に用いられる昇華
型感熱転写記録のための被記録体に関する。昨今のOA
化の急速な普及に伴なって、そのOA機器の具体例であ
るパーソナルコンピュータワードプロセッサー、オフィ
スコンピューター等に於いてはカラーデイスプレーを用
いたものが急増し、カラー信号からの記録方式の実用化
が強く要求されるようになってきた。
また、乾式複写機の分野においても同じような要望が強
い。
[従来技術] 従来、カラー信号からの記録方式としてはインクジェッ
ト方式、ライトペン方式、ワイヤドツト方式などが用い
られてきた。
しかしながら、これらの方式には以下のような欠点があ
る。
すなわち、 (a)いずれも記録速度が遅い (b)騒音が出る (C)インクノズルがつまる などである。
これに対し昇華型感熱転写記録方式は、上記のような欠
点が改良されており、さらに取扱および保守・管理も容
易である。
ところで、昇華型感熱転写記録方式は昇華性の色素を塗
布した転写シートを感熱記録ヘッドで加熱して被記録体
に色素を昇華させて転写し、カラー記録を得る方法であ
る。
このため感熱ヘッドに印加するエネルギーを調節するこ
とにより色素が昇華する量を任意にコントロールするこ
とが可能である。
したがって、階調表現が容易であり、他の記録方法に比
べ特にフルカラーのハードコピーを得るのに好適である
昇華型感熱転写記録方式に利用可能な被記録体としては
特開昭60−81359号、特開昭60−112493
号公報等に開示例がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、これらは昇華性のカチオン染料によって
染色可能なものである。
したがって、光に対する安定性に欠けるという欠点があ
る。
このため耐光性の良好な昇華性分散染料によって染色可
能な被記録体の開発が要望されていた。
このような要望に応えるものとして特開昭63−746
93号公報にはポリエステル樹脂を樹脂成分として活性
エネルギー線により架橋する架橋剤を必須成分として配
合した組成物を表面に塗布した昇華型感熱転写記録方式
用被記録体が開示されている。
本発明者等は鋭意検討した結果、ハロゲン化されたポリ
エステル樹脂と架橋剤とを一定の比率で配合し、さらに
特定の界面活性剤と必要に応じてポリオキシアルキレン
樹脂を特定量配合した組成物を塗布し、活性エネルギー
線で架橋して得られる被記録体が上記ポリエステル樹脂
を用いたものより染料との相溶性に優れた昇華型感熱転
写記録方式用の被記録体として使用し得ることを見い出
し本発明を完成させた。
[発明の目的コ 本発明の目的は、低エネルギー条件下で分散染料が容易
に被記録体上に染色され、発色性に優れ、鮮明で、かつ
、染料の保持特性に優れた昇華型感熱転写記録のための
被記録体を提供することにある。また、塗布されて架橋
した組成物が耐熱性を有しており、ブロッキングするこ
とのない被記録体を提供することにある。
[発明の構成] すなわち、本発明は [(イ)ハロゲン化ポリエステル樹脂35〜95重量% 〔ロ〕活性エネルギー線により硬化する架橋剤65〜5
重量% からなる混合物100重量部 (ハ)シリコン系界面活性剤または弗素系界面活性剤ま
たは活性エネルギー線で架橋する特性を有するシリコン
化合物の少なくとも1種を0.01〜10重量部 および必要に応じて (ニ)ポリオキシアルキレン誘導体0.1〜30重量部 からなる組成物を塗布し、次いで該塗布面を活性エネル
ギー線で架橋したことを特徴とする昇華型感熱転写記録
方式用被記録体」 である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のポイントは基体表面に塗布する組成物中の樹脂
成分としてハロゲン化ポリエステル樹脂を使用するとこ
ろにある。
ハロゲン化されたポリエステル樹脂は以下のようにして
製造される。
すなわち、一般的なポリエステル樹脂を合成する際に使
用する多価カルボン酸またはそれらの無水物と多価アル
コールの中で少なくとも一方がハロゲン化されたものを
使用すれば良い。
また、その際、ハロゲン化されていない成分を一部共重
合させても良い。
ハロゲン化された多価カルボン酸またはそれらの無水物
としては1,4,5.6,7.7−へキサクロロ−ビシ
クロ[2,2,11ヘプト−5−ニンー2,3−ジカル
ボン酸、1,4.5,6゜7.7−へキサクロロ−ビシ
クロ[2,2,1]ヘプト〜5−エン−2−カルボン酸
、4,4[2,3,5,6,2−,3−,5−,6−−
オクトブロモー1,1゛−ジ(3−カルボキシプロポキ
シ)]ビフェニル、2,4.6−1リクロルフエノキシ
ー酢酸、4−(ペンタブロモフェノキシ)−酪酸、2,
2−ビス−[3,5−ジクロロ−4−(2−カルボキシ
エトキシ)フェニルコブロバン、1.4,5,6,7.
7−へキサクロロ−ビンクロ[2,2,1]ヘプト−5
−エン−2酢酸、1.4.5,6,7.7−ヘキサクロ
ロビシクロ[2,2,1コヘプトー5−エン−2−ペラ
ルゴン酸、1,4,5,6,7.7−へキサクロロ−ビ
シクロ[2,2,11ヘプト−5−エン−2−アクリル
酸、1,4,5,6,7.7−ヘキサクロロ−ビシクロ
[2,2,1]へブト5−エン−3−メチル−2−カル
ボン酸、3゜5−ジブロモサリチル酸またはその無水物
、テトラクロロフタル酸またはその無水物、テトラブロ
モフタル酸またはその無水物、ジクロロマレイン酸また
はその無水物等がある。
また、混合して用いられるハロゲン化されていない普通
のカルボン酸またはそれらの無水物としては酢酸、モノ
クロル酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸、ビニル酢酸、アクリル酸、メタクリル酸、
安息香酸、フェノキシ酢酸のようなモノカルボン酸、グ
ルタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、フマル
酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸、フタル酸
、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸
のようなジカルボン酸、トリメリット酸のようなトリカ
ルボン酸、ピロメリット酸のようなテトラカルボン酸等
がある。
ハロゲン化された多価アルコールとしては4゜4″−[
2,3,5,6,2−,3″、  5−、6−オクタク
ロロ−1,1゛−ジ(2−(2−ヒドロキシエトキシ)
−エトキシ)] ビフェニルまたは4.4”−[2,3
,5,6,2”、3−5′ 6′−オクタブロモ−1,
1−ジ(2−(2−ヒドロキシエトキシ)−エトキシ)
] ビフェニル、2− (4−クロロフェノキシ)−エ
タン1−オール、4− (2,4,6−トリクロロフエ
ノキシ)−ブタン−1−オール、3−(ペンタクロロフ
ェノキシ)−プロパン−1−オール、3(ペンタクロロ
フェノキシ)−プロパン−1゜2−ジオール、4.4−
− [2,3,5,6゜1’  3− 5=、6=−オ
クタクロロ−1,1−ジ(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−エトキシ)] ビフェニル、4.4−− [2,
3,5,6゜2− 3−.5−.6−−オクタクロロー
1.1−ジ(2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)]ビ
フェニル、2.2゛−ビス[3,5−ジクロロ−4−(
2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパン、2.2
′−ビス[3,5−ジブロモ−4−(2−ジヒドロキシ
プロポキシ)−フェニル]プロパン、1.4−ビス−(
2−ジヒドロキシプロポキシ)−2,3,5,6−チト
ラクロロベンゼン等がある。
また、混合して用いられるハロゲン化されていない普通
のアルコールとしてはメタノール、エタノール、n−プ
ロパツール、イソプロパツール、n−ブタノール、イソ
ブタノール、2−エチルヘキサノール、ベンジルアルコ
ール、アリルアルコール、トリメチロールプロパンのジ
アリルエーテルのような1価のアルコール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、水素化ビスフェノールA、 トリシクロデカンジメ
タツールのような2価のアルコール、グリセロール、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパンなどのよ
うな3価のアルコール、ペンタエリスリトールのような
4価のアルコール、ジペンタエリスリトール、ソルビト
ールのような5価または6価のアルコール等がある。
上記のような酸とアルコールを用いてハロゲン化ポリエ
ステルを製造するには以下のように行なう。撹拌機、不
活性ガス入り口、温度計、共沸蒸溜装置などを備えた通
常のポリ縮合装置に前記の酸およびアルコール、さらに
必要なら触媒が供給される。反応の進行とともに生成す
る水を溜去する必要がある。
触媒としては、硫酸、[)−トルエンスルホン酸等−船
釣なエステル化反応で用いられるものを使用し得る。不
活性な溶媒を使用することもできる。
本発明の被記録体に塗布する樹脂組成物中のハロゲン化
ポリエステル樹脂の分子量は700から10000程度
のものが適している。
架橋剤との混合量中のハロゲン化ポリエステル樹脂の配
合量は35〜95重量%でなければならない。好ましく
は50重量%〜90重量%の範囲である。
35重量%未満では昇華性分散染料による染色濃度が低
エネルギー条件下では濃くならないからである。
一方、ハロゲン化ポリエステル樹脂の配合量が95重量
%を越えると架橋剤の比率が相対的に低くなり、昇華性
分散染料が塗布された転写紙と組成物を塗布した被記録
体が熱転写時にブロッキングをおこすようになる。
架橋剤は被記録体上に塗布される組成物を紫外線等の活
性エネルギー線で架橋し、かつ組成物の耐ブロッキング
性を得るために必須の成分であり、配合量はハロゲン化
ポリエステル樹脂との合計量を基準として5〜65重量
%の範囲でなければならないつ好ましくは10〜50重
量%である。
架橋剤の量が5重量%未満であるとブロッキングし易く
なり、逆に65重量%を越えると耐ブロッキング性が良
好になるもののハロゲン化ポリエステル樹脂の相対的な
比率が低下して、十分な染色濃度が得られにくくなる。
架橋剤による配合組成物の架橋と、配合組成物の耐ブロ
ッキング性を満足させるためには架橋剤は少なくとも1
種の多官能性モノマーまたはオリゴマーを有しているこ
とが好ましく、活性エネルギー線として取扱いの容易な
紫外線を用いる場合は、これらの架橋剤の重合性官能基
として(メタ)アクリロイルオキシ基を有しているモノ
マーまたはオリゴマーが好ましい。
(メタ)アクリロイルオキシ基を有するモノマーの例と
してはポリエーテル(メタ)アクリレート系、ポリオー
ル(メタ)アクリレート系、ポリエステル(メタ)アク
リレート系、アミドウレタン(メタ)アクリレート系、
エポキシ(メタ)アクリレート系、ウレタン(メタ)ア
クリレート系、スピロアセタール(メタ)アクリレート
系及びポリブタジェン(メタ)アクリレート系等のモノ
マーまたはオリゴマー等を挙げることができる。
このようなモノマーまたはオリゴマーの具体例としては
トリメチロールプロパン/プロピレンオキシド/アクリ
ル酸と1.2.6−ヘキサントリオール/プロピレンオ
キシド/アクリル酸から合成されたポリエーテル(メタ
)アクリレート、コハク酸/トリメチロールエタン/ア
クリル酸とアジピン酸/1,6−ヘキサンジオール/ア
クリル酸等から合成されたポリニスチル(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。
さらには、トリエチレングリコールジアクリレート、ネ
;rペンチルグリコールジアクリレート、1.4−ブタ
ンジオールジメタクリレート、ヘキサプロピレングリコ
ールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、2−エチルへキシルアクリレート、テトラヒ
ドロフルフリルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレト、エチルカルピトールアクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリ
トールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペ
ンタアクリレート、2.2−ビス(4−アクリロイルオ
キシジェトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−アクリロイルオキシプロポキシフェニル)プロパン等
の(メタ)アクリレートまたはポリオール(メタ)アク
リレート、ジグリシジルエーテル化ビスフェノールA/
アクリル酸、ジグリシジルエーテル化ポリビスフェノー
ルA/アクリル酸、トリグリシジルエーテル化グリセリ
ン/アクリル酸等のエポキシ(メタ)アクリレート等が
ある。
また、γ−ブチロラクトン/N−メチルエタノールアミ
ン/ビス(4−イソシアナトシクロヘキシル)メタン/
2−ヒドロキシエチルアクリレート、γ−ブチロラクト
ン/N−メチルエタノールアミン/2.6−トリレンジ
イソシアネート/テトラエチレングリコール/2−ヒド
ロキシエチルアクリレート等のアミドウレタン(メタ)
アクリレート、2.8−トリレンジイソシアネートジア
クリレート、イソホロンジイソシアネートジアクリレー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネートジアクリレート等
のウレタンアクリレート、ジアリリデンペンタエリスリ
トール/2−ヒドロキシエチルアクリレートから合成さ
れたスピロアセタールアクリレート、エポキシ化ブタジ
ェン/2−ヒドロキシエチルアクリレートから合成され
たアクリル化ポリブタジェン等も用いることができる。
これらのモノマーまたはオリゴマーは単独でも用いるこ
とができるし、また2種以上を混合して使用することも
できる。
また、ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジ
ペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエ
リスリトールへキサアクリレート、トリペンタエリスリ
トールペンタアクリレート、トリペンタエリスリトール
へキサアクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタ
アクリレート等か、2.2−ビス(4−アクリロイルオ
キシジェトキシフェニル)プロパン、2.2−ビス(4
−アクリロイルオキシトリエトキシフェニル)プロパン
、2.2−ビス(4−アクリロイルオキシジプロポキシ
フェニル)プロパン等が、活性エネルギー線として紫外
線を用いた場合空気中での速乾性が非常に良好であり、
特に好ましい架橋剤である。
シリコン系界面活性剤または弗素系界面活性剤または活
性エネルギー線で架橋する特性を有するシリコン化合物
は、低エネルギーで感熱転写を行なう際に被記録体との
ブロッキングを防止するためには必須の成分である。
低エネルギーで昇華性分散染料による発色を高濃度に得
るためには本発明の被記録体において、架橋剤の添加量
を減少させればよい。
しかしながらこれに特定のシリコン系界面活性剤及び弗
素系界面活性剤または活性エネルギー線で架橋する特性
を有するシリコン化合物から選ばれた少なくとも一種を
少量配合することにより、架橋剤の添加量が少なくても
ブロッキングが著しく緩和される。
シリコン系界面活性剤の中でもポリジメチルシロキサン
とポリオキシアルキレンのブロック化合物(場合によっ
ては官能基で一部が変性されていてもよい)が有効で、
特にシリコン系界面活性剤中のCH3(S t O) 
1 / 2−基と−OR−基(R:アルキレン残基)の
場合が、CH3(S i O) 1 / 2− / −
OR−−0、1〜10のものが、耐ブロツキング特性と
、配合組成物を使用した場合のレベリング特性において
優れており好ましい。
活性エネルギー線で架橋する特性を有するシリコン化合
物としては例えば、ベルギーUCB社から市販されてい
る EBECRYL  350 (シリコンジアクリレー)
) 、EBECRYL  1360 (、シリコンへキ
サアクリレート)などがある。
しかしながら、これらのシリコン系界面活性剤シリコン
化合物は被記録体における染色濃度の向上および架橋し
た組成物の透明性向上にも効果がある。
シリコン系界面活性剤または活性エネルギー線で架橋す
る特性を有するシリコン化合物を添加しない場合は被記
録体における染色濃度が薄かったり、架橋した組成物が
白く局ることがあるので好ましくない。
シリコン系界面活性剤の添加量は0.01〜10重量部
が必須であり、0.2〜5重量”部の範囲が特に好まし
い。
これらは2種以上を併用して使用することも可能である
以上の各成分を配合した組成物を被記録体表面に塗布し
、紫外線等の活性エネルギー線で架橋することにより、
昇華性の分散染料で容易に染色することは可能であるが
、さらに高濃度に染色するためにはこれらの組成物に必
要に応じてポリオキシアルキレン誘導体をノ\ロゲン化
ポリエステル樹脂と架橋剤の合計100重量部に対して
0.1〜30重量部重量部柱ばよい。
活性エネルギー線で架橋した組成物からブリードしない
ポリオキシアルキレン誘導体としては、ポリオキシアル
キレン誘導体のポリオキシアルキレン基の重合度が5以
上であり、かつポリオキシアルキレン誘導体が常温で固
体のものが好ましい。
たとえば、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
物、ヒマシ油のエチレンオキサイド付加物のトリエステ
ル、ヒマシ油のプロピレンオキサイド付加物のトリエス
テル、トリメチロールプロパンのエチレンオキサイド付
加物のトリエステル、ポリエチレンオキサイド付加物の
トリエステル、ポリエチレングリコールのジエステル、
架橋ヒマシ油のエチレンオキサイド付加物、ヒマシ油の
エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのランダム
付加物のトリエステル、アジピン酸のプロピレンオキサ
イド付加物のジエステル等固形のものを挙げることが出
来る。
また、ポリオキシアルキレン誘導体のポリオキシアルキ
レン基の重合度が5以上であり、かつポリオキシアルキ
レン誘導体残基中に重合性のアクリロイルオキシ基又は
/およびメタクリロイルオキシ基を有する化合物は、紫
外線による重合活性に優れ、ポリオキシアルキレン誘導
体を組成物中に固定し、ブリードを防止するという点で
はより好ましい。
これらの化合物の例としてはポリエチレングリコールモ
ノアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリ
レート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリ
プロピレングリコールモノアクリレート、ポリエチレン
グリコールジメタクリレート、フエノキシポリエチリン
グリコールアクリレートなどを挙げることができる。
これらのポリオキシアルキレン誘導体は2種以上を併用
して用いることも可能で、配合割合は前述したように0
.1〜30重量部の範囲が適しており、好ましくは0.
2〜20重量部の範囲である。配合量が0.1重量部未
満であると染色濃度向上効果が小さく、30重量部を越
えるとこれらの化合物が表面にブリードしたり、逆に染
色濃度を下げる場合がある。
以上の成分から構成される本発明の被記録体に塗布され
る配合組成物は、架橋剤の一成分としてポリマーの溶解
性が強く粘度の低いテトラヒドロフルフリルアクリレー
トなどを使用する場合はそのままロールコート、バーコ
ード、ブレードコートによるコーティングが可能である
ただし、塗布する際の作業性を向上させるためには、こ
れらの組成物に溶剤、例えばエチルアルコール、メチル
エチルケトン、トルエン、酢酸エチル、ジメチルホルム
アミドなどを配合し、適当な粘度に調節するのが好まし
い。
溶剤希釈によりカーテンコート、フローコート、デイツ
プコートなどを容易に行なうことが出来る。
また、使用する目的によっては、以上の組成物にさらに
数μm以下の無機微粒子、例えばシリカ、アルミナ、タ
ルク、酸化チタンなどを配合してもよい。
本発明の被記録体に塗布される配合組成物は電子線、紫
外線などの活性エネルギー線によって架橋されるが、線
源の管理のし易い紫外線を用いるのが好ましい。
活性エネルギー線として紫外線を用いる場合は、本願被
記録体において塗布される組成物中のハロゲン化ポリエ
ステル樹脂と架橋剤の合計100重量部に対して光重合
開始剤を0.1〜10重量部添加することが好ましい。
光重合開始剤の具体例としてはベンゾイン、ベンゾイン
イソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、エチ
ルフェニルグリオキシレート、ジェトキシアセトフェノ
ン、1,1−ジクロロアセトフェノン、4′ −イソプ
ロピル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン
、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、ベン
ゾフェノン、ベンゾフェノン/ジェタノールアミン、4
.4−−ビスジメチルアミノベンゾフェノン、2−メチ
ルチオキサントン、tert−ブチルアントラキノン、
ベンジル等のカルボニル化合物、テトラメチルチウラム
モノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド等
の硫黄化合物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
−2,4−ジメチルバレロニトリル等のアゾ化合物、ベ
ンゾイルパーオキサイド、ジーtert−ブチルパーオ
キサイド等のパーオキサイド化合物等が挙げられる。
これらの化合物は1種もしくは2種以上の混合系でも使
用し得る。
以上の配合組成物を塗布し、紫外線等の活性エネルギー
線を照射して本発明の被記録体を得るだめの基体として
はフィルムまたは紙が適しており、それらの具体例とし
てはポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ナイロンフィルム、塩化ビニルフィルム等のプラスチッ
ク製のフィルム状のもの、木材繊維を主体とするコート
紙、バライタ紙、アート紙、プラスチック繊維を主体と
するアクリル紙、PP紙、ポリエステル紙等のいわゆる
紙類が挙げられる。
透明性が要求される場合には、ポリエステルフィルム、
画像の良さが要求される場合にはPP紙が適している。
これらのフィルムまたは紙類はそれ自体をそのまま使用
してもよく、必要に応じて、洗浄、エツチング、コロナ
放電、活性エネルギー線照射、染色、印刷等の前処理が
施されたものを使用してもよい。
これらの基体に組成物を前記した塗布方法により、架橋
後の膜厚が0.5〜100μm1好ましくは1〜50μ
mになるように均一に塗布する。
膜厚が0.5μmよりも薄い場合には染料の拡散が途中
で飽和に達し濃色に染めることが出来ない。一方、膜厚
が100μmを越えると加熱時にブロッキングが生じ易
くなる。
なお、印刷されたフィルムまたは紙を積み重ねた時、分
散染料が移行するのを防ぐには、基材の片面のみに前記
組成物を塗布した方がよい。
積極的にこの染料の移行を防止するためには昇華性分散
染料可染性組成物の塗布面に非移行層を設けることもで
きる。
非移行層を形成する組成物としては、前記のような多官
能性モノマーおよび/または1官能性モノマーからなる
モノマー、オリゴマー混合物100重量部と、必要に応
じて前記のような光重合開始剤0.1〜100重量部か
らなるコーティング剤を用いることができる。
分散染料による移行を十分に防止するためには、モノマ
ー、オリゴマー混合物の重合性基が分子当り平均して1
.5個以上であることが必要である。
これらのコーティング剤も昇華性分散染料可染性組成物
と同様に、溶剤による粘度の調節、基体に対する塗布、
架橋を行なうことができる。
[発明の効果] 本発明の被記録体は、昇華性の分散塗料で容易に高濃度
に染色され、かつ発色性及び鮮明性が従来のものに比べ
格段に優れたものであると共に、優れた耐ブロッキング
性と高い耐熱性を有し、かつ分散染料の乾式転写を低温
・短時間という低エネルギー下で実施できる。
したがって、本発明の被記録体は、例えば、カラーコピ
ー用、電子写真用又は情報記録用の乾式転写染色用材料
として極めて有用であり、特に透明な基体を用いた本発
明の被記録体は透明性に優れておりOHP用として、そ
の工業的価値は大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (イ)ハロゲン化ポリエステル樹脂35〜95重量% (ロ)活性エネルギー線により硬化する架橋剤65〜5
    重量%からなる混合物100重量部 (ハ)シリコン系界面活性剤または弗素系界面活性剤ま
    たは活性エネルギー線で架橋する特性を有するシリコン
    化合物の少なくとも1種を0.01〜10重量部 および必要に応じて (ニ)ポリオキシアルキレン誘導体0.1〜30重量部 からなる組成物を塗布し、次いで該塗布面を活性エネル
    ギー線で架橋したことを特徴とする昇華型感熱転写記録
    方式用被記録体。
JP1273534A 1989-10-20 1989-10-20 被記録体 Pending JPH03133692A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1273534A JPH03133692A (ja) 1989-10-20 1989-10-20 被記録体

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