JPH03132286A - 色信号処理装置 - Google Patents

色信号処理装置

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JPH03132286A
JPH03132286A JP26921389A JP26921389A JPH03132286A JP H03132286 A JPH03132286 A JP H03132286A JP 26921389 A JP26921389 A JP 26921389A JP 26921389 A JP26921389 A JP 26921389A JP H03132286 A JPH03132286 A JP H03132286A
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demodulator
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N11/00Colour television systems
    • H04N11/06Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined
    • H04N11/18Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined using simultaneous and sequential signals, e.g. SECAM-system
    • H04N11/186Decoding means therefor

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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、時分割で情報が到来するFM信号、例えば
S E CA FvI方式のテレビジョン信号を処理す
る色信号処理装置に関する。
(従来の技術) 現在、世界で使用されているカラーテレビジョン信号方
式としては、NTSCSPAL。
SECAMの3つの方式がある。このうちSECAM方
式は、主に東側諸国、フランスなどで採用されている。
SECAM方式では、伝送歪みに対する特性を向上する
ために色信号(R−Y)、(B−Y)をFM復調し、線
順次で送信している。FM復調キャリアは、(R−Y)
、(B−Y)用で異なり、(R−Y)が2g2fH1(
B−Y)が272 f H(fll−15,825K)
lz)である。
受信側において(R−Y)信号を受けたか、(B−Y)
信号を受けたかを識別するためには、各ラインのアイデ
ント信号若しくはID信号と称される識別信号を検波す
ることによりおこなってイル。ID信号は、バックポー
チと垂直帰線期間の部分に挿入されている。
またNTSC方式で行われている搬送波抑圧と同様に、
SECAM方式でも色信号の輝度信号への影響を軽減す
るために、ベルフィルタと呼ばれる帯域抑圧(送信時は
逆ベル型)フィルタを通して色信号を処理している。
上記した色信号を受信し処理するカラーテレビジーン受
像機においては、1水平期間(IHラーン)のみに着目
すると常に色差信号の片方しかで在しないので、前のラ
インの色差信号を次のう1ンまで遅延して保持し、同時
化する必要がある。
そこで従来は、ガラス遅延線を用いIH遅延色岩信号を
得ている。従来このガラス遅延線は、高に波(RF )
−′帯で遅延を行うような位置に設けら才ている。この
ために遅延しない直接信号と、遅東信号との間でビート
を発生し、ラインクローリシグと呼ばれる画面妨害が現
れていた。これを避りるためには、ul調した線順次の
色差信号、つまり(R−Y)信号と(B−Y)信号とを
交互にIH遅延させて同時化すればよい。このような復
21彷の信号を遅延させる素子としては、CCD(電6
結合素子)の開発に伴い、これを用いることにより実現
が可能である。
ところで、SECAM方式のクロマ信号を処遇する場合
、色差信号、つまり(R−Y)信号と(B−Y)信号と
がIH(1水平期間)毎に交互に線順次で伝送されてお
り、しかも各信号のFM変調キャリア周波数が異なる。
このためにFM復調器としては(R−Y)用と(B−Y
)用の2つを用意して色差信号を得ている。復調器を低
減し簡単な構成にするために1軸復調器を用いることも
考えられるが、キャリア周波数が変わったとき((R−
Y)信号到来時と(B−Y)信号到来時)に、復調出力
の直流レベル(DCレベル)が大きく変動するために正
常な復調出力を得られない。
このことは忠実な色再現ができないことを意味する。上
記したようにクロマ信号の伝送方式は、SECAM復調
器を複雑ぬ構成にする原因となっている。
第10図は、SECAM方式のクロマ信号を処理する特
徴的な回路部分を示している。
クロマ信号は入力端子lを介してベルフィルタ2に供給
される。ベルフィルタ2は、送信側の逆ベルフィルタに
よる信号特性を補正するもので、このベルフィルタ2を
通すことにより一定振幅のクロマ信号を得ることができ
る。
ベルフィルタ2の出力クロマ信号は、色差増幅器3とI
D増幅器4に供給される。ID増幅器4は、FM変調さ
れた(R−Y)信号の先頭に挿入されてる(R−Y)用
ID信号とFMf::Aされた(B−Y)信号の先頭に
挿入されてる(B−Y)用ID信号とを増幅する回路で
ある。色差信号のタイミングとID信号の人力タイミン
グは、入力端子5から供給されゲートパルスにより決定
される。
色差増幅器3からはID信号を除去したクロマ信号のみ
が取出され、色差復調器8に入力される。
またID増幅器4から取出されたID信号は、!D復調
器フに人力される。色差復調器6において、復調の黒レ
ベルは、外付けのボリウムVI?1とVR2とを用いて
調整される。この色差復調器6においてライン毎の復調
軸の切換えは、端子8からのラインパルスにより実行さ
れる。復調された色差信号は、ベースバンド処理回路9
に入力される。
ここでは、IH遅延回路を用いて(R−Y)信号と(B
−Y)信号の同時化処理、およびマトリックス演算によ
る(G−Y)信号の生成が行われる。
一方、ID増幅器4からのID信号は、IDIJl[調
器7において復調される。ID復調器7におけるこの復
調軸の調整はボリウムVR3により調整される。IDt
i調器7)151出カバ、(R−Y)i号と(B−Y)
信号のいずれが到来しているかを示す検波出力であり、
ラインスイッチや切換えパルスのタイミングおよび位相
制御用として用いられる。
(発明が解決しようとする課題) 上記したSECAM方式のクロマ信号処理装置において
は、色差復調器6において2点のボリウム調整、ID復
調器7において1点のボリウム調整、合計3点の調整箇
所がある。ボリウムの調整箇所があることは、それだけ
経時変化の要素があるということである。このために上
記の装置は、長期的にみて信頼性に劣り、また受像機の
製造工程において調整ステップが多く、費用の増大を免
れないという問題がある。
そこでこの発明は、位相ロックループ回路を用いた復調
器を用いて、時分割で入力するそれぞれ復調軸の異なる
信号(ID信号、(R−Y)情報、(B−Y)情報)に
追従した復調が行われるようにし、さらに前記位相ロッ
クループ回路のループ内の電圧制御発振器を、第2の位
相ロックループ回路に組込み、当該電圧制御発振器のフ
リーラン周波数を自動的に基準の周波数信号に合わせる
ようにすることにより、調整項目を低減できるようにし
た色信号処理装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) FM変調された信号を第1の位相ロックループ回路を用
いて復調する装置において、前記位相ロックループ回路
のループに介在する電圧制御発振器の発振信号を、第1
の基準信号発生器の周波数に位相ロックさせる第2の位
相ロックループ回路を設けたものである。
(作用) 上記の手段により、第1の位相ロックループ回路におい
ては復調軸の異なる複数の信号の復調出力を得ることが
でき、またこのループに組込まれている電圧制御発振器
は、第2の位相ロックループ回路にも組込まれそのフリ
ーラン周波数が基準信号に位相ロックするように制御さ
れる。このために、基準信号として精度の高い信号源を
採用していれば、電、圧制御発振器におけるフリーラン
周波数の経時変化や誤差を大幅に低減することができる
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の一実施例である。
SECAM方式のテレビジョン信号から分離されたクロ
マ信号は入力端子11を介してベルフィルタ12に供給
される。ベルフィルタ12は、送信側の逆ベルフィルタ
による信号特性を補正するもので、このベルフィルタ1
2を通すことにより一定振幅のクロマ信号を得ることが
できる。
ベルフィルタ12の出力クロマ信号は、色差増幅器13
とID増幅器14に供給される。ID増幅器14は、F
M変調された(R−Y)信号の先頭に挿入されてる(R
−Y)用ID信号とFM変調された(B−Y)信号の先
頭に挿入されてる(B−Y)用ID信号とを増幅する回
路である。色差信号のタイミングとID信号の入力タイ
ミングは、入力端子15から供給されゲートパルスによ
り決定される。
色差増幅器13からはID信号を除去したクロマ信号の
みが取出されPLL色差復調器16に入力される。また
ID増幅器14から取出されたID信号は、PLLID
復調器17に入力される。
色差復調器1Bにおいてライン毎の復調軸の切換え4に
、端子18からのラインパルスにより実行される。この
ときの復調軸の調整は、後述する自動調整回路20から
入力される調整情報により実行される。復調された色差
信号は、ベースバンド処理回路19に入力される。ここ
では、IH遅延回路を用いて(R−Y)信号と(B−Y
)信号の同時化処理、およびマトリックス演算による(
G−Y)信号の生成が行われる。一方、ID増幅器14
からのID信号は、IDti調器17において復調され
る。
IDtili:li′Iにおけるこの復調軸の調整は後
述する自動調整回路20により行われる。ID1jl調
器17の復調出力は、(R−Y)信号と(B−Y)信号
のいずれが到来しているかを示す検波出力であり、ライ
ンスイッチや切換えパルスのタイミングおよび位相制御
用として用いられる。
上記したPLL色差復調器1Bは、2軸復調を行うもの
であり、入力FM信号のキャリアが異なっていても時分
割で入力するかぎり、つまりIH毎に交互に入力する限
り、各キャリアに追従して復調出力を得ることができる
以下この2軸復調方式について第2図及び第3図を参照
して説明する。
第2図は復調用PLL回路の検波特性を示すレベルチャ
ートである。今、PLL色差復調器1Bは、入力色差信
号の極性(R−Y/B−Y)に同期してラインパルスが
入力し、自動調整回路20からの制御信号r、 bを切
換えて選択導入しているものとする。制御信号は、PL
L回路のループに組込まれている電圧制御発振器のフリ
ーラン周波数1設定する信号である。
(B−Y)信号が入力されたときは、自動調型回路20
からの制御信号すが選択されPLL回路1zおける電圧
制御発振器のフリーラン周波数を設立する。この設定周
波数は、foe  (−2721’11)であるここで
送信側における色差黒レベルも周波数FOBで設定され
ており、この設定周波数により得られる復調出力電位V
OBが基準となる。よって復319ffl力信号はこの
電位VOBを中心にして振れることになる。次に(R−
Y)信号が入力されたときは、自動調整回路20からの
制御信号rが選択されPLL回路における電圧制御発振
器のフリーラン周波数を設定する。この設定周波数は、
FOR(−282fH)である。ここで送信側における
色差黒レベルも周波数FORで設定されており、この設
定周波数により得られる復調出力電位VOI?が基準と
なる。よって復調出力信号はこの電位VOI!(−V 
OB)を中心にして振れることになる。
第2図からもわかるように、PLL回路における電圧制
御発振器のフリーラン周波数をライン毎に切換えること
により、復調出力は電位VOR(−V OB)を中心に
して振れる信号として取出すことができ、直流変動はラ
イン間で生じない。このように電圧制御発振器のフリー
ラン周波数がどこに位置するかにより復調出力の直流レ
ベルが決定され、この発明はこのことを活用している。
このように自動調整回路20からライン毎にPLL回路
の電圧制御発振器のフリーラン周波数を切換える制御信
号を供給するようにすれば、同一のPLL復調器により
“キャリアの異なる2Fii類の信号の復調出力を得る
ことができる。
次に、IDui調器17側について説明する。
この復調器17のPLL回路を利用しており、そのルー
プに組込まれた電圧制御発振器のフリーラン周波数は、
自動調整回路20からの制御信号rb/2により設定さ
れる。このフリーラン周波数f OIDハ、−277f
H(−(rOB+f’OR)/2+ テある。
第3図はIDul調器17の検波特性を示している。
このようにフリーラン周波数を277fHに設定すると
、CB−Y)用ID信号が到来したときは、設定電位V
 OIDよりも小さい検波出力、(R−Y)用ID信号
が到来したときは、設定電位V OIDよりも大きい復
調出力を得ることができ、この極性により識別すること
ができる。垂直帰線期間に挿入されているID信号は、
第3図に示すようにfiaxとrainの周波数である
が、この場合も基準の設定電位V 010に対してVs
axと■■Inの復調出力が得られる。
このようにID復調器17においても、自動:A!1回
路20から制御信号rb/2を与えることにより、周波
数の異なる2つのID信号の復調出力を得ることができ
る。
上記した復調器における電圧制御発振器は、自動調整回
路における第2の位相ロックループ回路にも組込まれそ
のフリーラン周波数が基準信号に位相ロックするように
制御される。このために、基準信号として精度の高い信
号源を採用していれば、当該電圧制御発振器におけるフ
リーラン周波数の経時変化や誤差、さらにオフセットに
よる狂いを大幅に低減することができる。
第4図は、自動:A整回路20とPLL色差復調器1B
の内部をさらに具体的に示している。
前段の色差増幅器13からのクロマ信号は、位相比較器
161に入力され、電圧制御発振器(V C0)182
からの発振信号と位相比較される。その位相差出力は、
復調出力である。この位相差出力は、電圧電流変換器1
83に人力され、その電流変換出力は、V C0182
の周波数及び位相制御端子に帰還される。これによりV
 C0162の発振周波数は入力クロマ信号に位相口・
ツクし、VCO1e2の制御情報である位相差出力が復
調出力となる。
ここで、復調軸をライン毎に切換えるために、端子16
4から交番信号としてラインパルスがVC01624,
:供給される。VC01B2は、電流源入力端子を2つ
持ち、ラインパルスによりvc。
1B2に接続する電流源の選択スイッチが制御される。
さらにV C01B2の発振信号は、位相比較器161
の他に、自動WJ整回路20内部の分周器201にも入
力される。
自動調整回路20は、2種類の基準信号を安定して出力
する基準信号発生器204及びその出力を選択して位相
比較器203の一方に供給するスイッチ205を有する
。また分周器201も2種類の分周比を有し、V C0
1B2の出力を分周した分周出力を2種類得ることがで
きる。この分周出力のいずれか一方がスイッチ202に
より選択されて、位相比較器203の他方に供給される
。位相比較器203の出力は、ドライバー208と20
9に供給される。このドライバー206と209は、後
述するタイミングでIH毎にいずれか一方がオン、他方
がオフに制御される。ドライバー208の出力は、フィ
ルタ208によりフィルタリングされて電圧電流変換器
207に供給され、またドライバー209の出力は、フ
ィルタ211によりフィルタリングされて電圧電流変換
器210に供給される。
電圧電流変換器207と210の出力10Bと101?
は、V C0182の電流源端子に供給される。これに
よりV C0182の電流源電流を切換えれば、VC0
162のフリーラン周波数が切替わる。さらに自動:A
整回路20は、タイミングコントローラ211を有し、
これによりスイッチ205.202の選択状態、ドライ
バー208 、209のオン、オフを制御している。こ
のタイミングコントローラ212も!D復調出力に基づ
いて切換え制御信号を出力している。
今、(B−Y)信号が到来しているものとすると、VC
0162j!、分周器2011位相比較器203、ドラ
イバー206、電圧電流変換器207の位相ロックルー
プ(以下このループをfOB調整ループということにす
る)に組込まれ、VCO182のフリーラン周波数が設
定される。次に、(R−Y)信号が到来しすると、V 
C01B2は、分周器201 、位相比較器203、ド
ライバー209、電圧電流変換器210の位相ロックル
ープ(以下このループをfOR#!!ループということ
にする)に組込まれ、V C0182のフリーラン周波
数が設定される。
fOB調整ループについて説明する。
V C0162の出力信号はまず分周器201に供給さ
れ分周される。このときの分周比を1717とすると、
VCO1e2−?’発振しりf’OB  (−2721
’H)近傍のフリーラン周波数は、16「H近傍の周波
数へ分周される。今、基準信号発生器204から16r
Hの信号が出力されたとすると、位相比較器203では
双方の信号の位相比較がなされ、位相がずれていればビ
ート信号を生じる。このときは、ドライバー206がア
クティブ、ドラ−バー209がカットオフとなっている
。ドライバー206は、入力した位相比較結果を利得1
で出力し、ループフィルタ208をドライブする。フィ
ルタリングされた位相比較信号は、電圧電流変換器20
7に入力され、電流出力に変換される。この電流により
、VC0182のフリーラン周波数はFORに追い込ま
れる。つまり、位相比較器203においてV C01B
2の出力の分周出力と、基準信号発生器204からの基
準信号とが等しくなるようにV C0182の発振周波
数が制御され維持される。このときは、フリーラン周波
数は161’Hを17倍した272rHとなり、fOB
 ノ調整が完全に得られる。
次にfOR調整ループについて説明する。
このときは、分周器201は、1/141の分周比に設
定される。v c O162で発振したフリーラン信号
は、分周器201で1/141に分周されて位相比較器
203に入力される。今、基準信号発生器204からは
、2r11の信号が取出され、位相比較器203に入力
されたとする。位相比較器203からは、位相がずれて
いればビート信号が出力される。このときは、ドライバ
ー208がカットオフ、ドラ−バー209がアクティブ
となっている。ドライバー209は、入力した位相比較
結果を利得1で出力し、ループフィルタ211をドライ
ブする。フィルタリングされた位相比較信号は、電圧電
流変換器210に入力され、電流出力に変換される。こ
の電流により、V CO1112のフリーラン周波数は
rOBに追い込まれる。つまり、位相比較器203にお
いてV C0162の出力の分周出力と、基準信号発生
器204からの基準信号とが等しくなるようにVC01
82の発振周波数が制御され維持される。このときは、
フリーラン周波数は2fHを141倍した2B2rHと
なり、f’ORの調整が完全に得られる。
上記の構成において、分周器201が誤動作しなければ
分周比は確実に上記の値をとるので、f’0BFORの
フリーラン周波数の精度は基準信号の絶対周波数精度に
依存する。テレビジョン受像機の他のブロックから精度
の高い信号を得ることが可能であれば問題はないが、こ
れが困難な場合は、別途用意する必要がある。
第5図は、基準信号発生器204の一例である。
水晶発振器221としては、例えば4MHz (=25
61’H)の発振器が用いられる。発振信号は、分周器
222に供給され1/12gに分周される。これにより
、分周器222からは2fHの周波数の基準信号が得れ
る。分周器222としては、172分P!器が7段直列
接続されており、分周過程で18fHの基準信号を得る
こともできる。分周器222の分周比も正確にきまるの
で、基準信号の精度は水晶発振器221の発振周波数精
度に依存する。一般的に水晶発振器221の精度は20
Opp■以下であり、10−4オーダーであるために、
VCO162のフリーラン精度としては十分である。
のではな(、VCO1e2のフリーラン周波数「0の調
整用PLL回路が成立する周波数であればよい。
例えば、roa 、 POJ?調整を行うに際して、f
Hの周波数を利用し、基準信号としてもrHの発振周波
数を得る発振器を用意しても良いし、rHの水平偏向信
号を基準信号として利用しても良い。
上記の自動調整回路20を用いて、V CO182のフ
リーラン周波数fOを調整する期間は、色差信号の復調
に対して影響の無い期間を選定する必要がある。−例と
して、 第6図は、上記のフリーラン周波数のinを垂直帰線期
間に行った場合のタイミングチャートである。上記した
ように分周した後の位相比較信号は、周波数が低く、水
平ブランキング期間のみでは比較が出来ない。そこで、
フレームサイクルであれば十分な比較時間の余裕が得ら
れる。しかし調整すべき周波数がFORとrORとの2
波あるので、フレーム毎に交互に調整ループを切換えて
調整する方法が利用される。垂直同期信号は各フレーム
に3Hづつ存在するので、これをトリガとしてドラ−バ
ー208 、209にキーパルスに1が供給される。キ
ーパルスに1は、タイミングコントローラ212により
作成されており、垂直同期信号の前縁から1Brlr期
間1フレームおきに状態が変化されるドライバー206
用のキーパルスは、(n−1)フレームと(n+1)フ
レームでローレベルLOとなり、この期間にドライバー
206をアクティブ状態にする。
ドライバー209用のキーパルスは、nフレームと(n
+2)フレームでローレベルLoとなり、この期間にド
ライバー209をアクティブ状態にする。また、位相比
較器203への人力信号切換えパルスとしては、キーパ
ルスに2が利用される。キーパルスに2は、垂直同期信
号の立ち下がりエツジに同期して状態が変るパルスであ
り、(n−1)フレームと(nil)フレームでハイレ
ベルH1になる。キーパルスに2が、ハイレベルのとき
FOR31整ループが選択され、スイッチ205.20
2を所定の端子側に切換える。
上記したようにPLL色差復調方式と、PLL内部のv
COのフリーラン周波数を設定する自動調整回路と1と
より、色差信号処理は実質的に無調整化されることにな
る。
次に、ID復調器17側とその無調整化について説明す
る。
PLLID復調器17ノf’olD (−277rH)
調整を無調整化するためには、PLL色差復調器の場合
と同様に、復調器17内部のPLL回路におけるvCO
の出力を分周し、別の安定した基準信号を有するPLL
回路に組込めばよい。例えば、277rHを277分周
し、l’l)近傍の信号に変換し、基準信号rHと位相
比較し、vCOを位相ロックさせればよい。このように
すると、lD復調器17の内部のvCOは、色差復ti
II器!6側の場合と同様に、正確にfHを277倍し
たfolD (第3図参照)を得ることができる。なお
1/277分周段は、先の分周器201と共用させても
よいし、単独にID用としてPLL回路を設けてもよい
次に各部の具1体的な回路を示して説明する。
第7図は、V CO162の具体回路である。
V C0162は、トランジスタQl〜Q15、Q20
〜Q23、抵抗R1〜RIO、コンデンサC1により構
成されている。トランジスタQl−Q15はエミッタ結
合型マルチバイブレーク発振器を構成し、トランジスタ
Q20〜Q23は電流スイッチを構成している。マルチ
バイブレータは、コンデンサCIに対する充電放電を交
互に行い、発振出力を得る。
放電電流は、トランジスタQ13、Q14のコレクタ電
流であり、トランジスタQ13〜QI5がカレントミラ
ー回路を構成しているので、全体では電流スイッチ及び
電圧電流変換器からの入力電流の和となる。抵抗R1、
R2に発生する発振電圧は、トランジスタQl 、Q2
 、Q3でクランプされるために抵抗R3に発生する電
位差に等しい。発振出力はトランジスタQ2 、Q3の
エミッタから導出される。上記の電流和をI cont
とおき抵抗R3に発生する電位差をVH2とおくと、発
振周波数rosCは、 rose −1cont/ (4X CI X V R
8)となる。VH2は一定であるから、制御電流に対し
て発振周波数はリニアに変化する。
電流スイッチは、マルチバイブレータに流れる電流を切
換える部分であり、ラインパルスがトランジスタQ20
−Q23の所定のベースに供給される。
図に示すように、ラインパルスがローレベルLOのとき
は、トランジスタQ21とQ22がオンし、トランジス
タQ21のコレクタに供給されている電流1 ton 
、つまり第1図に示した制御信号すがvCOの電流とし
て加わることになる。また、ラインパルスがハイレベル
H1のときは、トランジスタQ20と023がオンし1
、トランジスタQ21のコレクタに供給されている電流
I FOR、つまり第1図に示した制御信号rがvCO
の電流として加わることになる。これにより、vCOの
フリーラン周波数が決定される。従って、電流I FO
Bと11’ORとはそれぞれ1’OB 、 FORの発
振周波数を与えるように調整されている。よって、ライ
ンパルスにより復a器16の復調軸を切換えることがで
きる(第2図参照)。
第8図は、位相比較器181と電圧電流変換器163の
具体回路例を示している。
位相比較器161は、トランジスタQ24〜Q37、Q
44と、抵抗R17〜R24、R34から構成されてい
る。また、電圧電流変換器163は、トランジスタQ3
8〜Q43、Q45〜Q47、R25〜R33、R35
〜R3gから構成されている。
差動トランジスタQ28、Q29のベースにクロマ信号
が入力され、差動対トランジスタ024〜Q27に、第
7図に示したvCOの発振出力が供給される。位相比較
出力は、トランジスタQ30〜Q37のカレントミラー
回路により電流反転およびシングルエンドされ、抵抗R
25の負荷抵抗に流れ、電圧に変換される。
この電圧は、電圧電流変換器のトランジスタQ2gのベ
ースに印加される。トランジスタQ38、Q39の差動
増幅器は、電流返還出力を得る。トランジスタ03g、
Q39の両コレクタ電流は、トランジスタ040、Q4
1のカレントミラー回路でシングルエンドされ、変換電
流はトランジスタQ41のコレクタから出力される。こ
の電流はV CO182(トランジスタQ13、Q14
のベース)に供給される。電圧電流変換器tetの変換
率をGsとおくと、Gs −1/ (re+ R27) re−(Ic /Vt )   Ie :コレクタ電流
、vt :熱起電力。
re<<R27のとき、1/R2フで与えられる。
次にPLL色差復調器の復調色差信号V outを求め
てみる。
FM信号である入力クロマ信号の周波数偏移をΔfとお
くと、vCOに必要な制御電流ΔIは、Δl−4xC1
xVR−3xAf となる。このΔIを発生させるVoutは、Voutm
ΔI / G 5 一4Xct xVR3xΔrx2R27である。
第1図のPLLID復調器17の場合も同様なことが言
える。ID復調器17の場合、内部のvCOはライン毎
に復調軸を切換える必要が無いので、fo2!整が1つ
でよ(、第7図に示したトランジスタ020〜Q23で
構成されるスイッチに相当する部分は不要である。ID
復調器17の復調出力は、を差復調の場合と同様に、上
述したv outの式と「じパラメータで与えられる。
第9図は、ドライバー2081フイルタ208 、it
電圧流変換器207の具体的回路例を示している。
ドライバー208は、トランジスタQ48〜Q59、抵
抗R39〜R41により構成され、ループフィルタ20
&は抵抗R42、コンデンサC2、C3により構成され
ている。また電圧電流変換器207は、トランジスタQ
60〜Q67、抵抗R43〜R53により構成されてい
る。ドライバー208は、ボルテージフォロアであり、
トランジスタQ4L Q49による差動増幅器で検出し
された差電圧は、トランジスタ052〜05Bの低イン
ピーダンスドライバで駆動され抵抗R42側に供給され
る。この電圧は、フィルタにより平滑されトランジスタ
Q81)のベースに印加される。この電圧は、差動対ト
ランジスタQB(Q81により増幅され、トランジスタ
Q62、Q83のカレントミラー回路により電流変換さ
れて導出される。電流変換率は、抵抗R43、R44の
値を変えることにより可変できる。
上記したように復調器としてPLL回路方式を用い、P
LL内部のvCOのフリーラン周波数を決定する場合、
このVCOを別の基準信号を用いたPLL回路に組込み
可能とすることにより、復調器の無調整化を得ることが
できる。しかも、フリーラン周波数の切換えを行うこと
により時分割で復調軸を切換えることができ、SECA
M方式のクロマ信号の復調用としては復調器を削減する
ことができる。また集積回路化する場合、素子数は多く
なるが、復調シス・テムを1チツプ化することができ、
しかもマニュアルによる調整箇所がなく製造工程および
時間、最終調整の面では有利であり低コストとなる。
〔発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、復調器としてPLL回
路を用い、複数の復調軸を形成できるようにして、変調
軸の異なる複数のFM信号を復調でき、しかも、無調整
化を得ることができる。
さらに、無調整化のために製造コストを低減でき、長期
的な動作の信頼性維持にも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路図、第2図及び
jfiB図はそれぞれこの発明の装置の動作原理を説明
するために示した説明図、第4図は第1図の回路ブロッ
クの一部を詳しく示す回路図、第5図は114図の基準
信号発生器の一例を示す図、第6図は第4図の回路の動
作例を説明するために示したタイミングチャート、第7
図は第4r1!Jの電圧制御発振器の具体例を示す回路
図、第8図は第4図の位相比較器及び電圧電流変換器の
具体例を示す回路図、第9図は第4図のドライバー フ
ィルタ及び電圧電流変換器の具体例を示す回路図、第1
0図はSECAM方式の色復調回路の例を示す図である
。 12・・・ベルフィルタ、13・・・色差増幅器、14
・・・ID増幅器、16・・・PLL色差復調器、17
・・・PLLIDti調器、19・・・ベースバンド処
理回路、2o・・・自動調整回路、iat由位相位相比
較器62・・・電圧制御発振器(VCO)  163・
・・電圧電流変換器、201・・・分周器、202.2
05・・・スイッチ、203・・・位相比較器、204
・・・基準信号発生器、208209・・・ドライバー
、207.210・・・電圧電流変換器、208 21
1・・・フィルタ、212・・・タイミングコントロー
ラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 FM変調された信号を第1の位相ロックループ回路を用
    いて復調する装置において、 前記位相ロックループ回路のループに介在する電圧制御
    発振器の発振信号を、第1の基準信号発生器の周波数に
    位相ロックさせる第2の位相ロックループ回路を設けた
    ことを特徴とする色信号処理装置。
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