JPH03130A - 薬液の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置 - Google Patents
薬液の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置Info
- Publication number
- JPH03130A JPH03130A JP13564989A JP13564989A JPH03130A JP H03130 A JPH03130 A JP H03130A JP 13564989 A JP13564989 A JP 13564989A JP 13564989 A JP13564989 A JP 13564989A JP H03130 A JPH03130 A JP H03130A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous material
- tank
- chemical
- liquid chemical
- processing tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000126 substance Substances 0.000 title claims abstract description 80
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims abstract description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 11
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims abstract description 49
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 claims description 18
- 238000005507 spraying Methods 0.000 claims description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims 1
- 238000011282 treatment Methods 0.000 abstract description 16
- 239000007921 spray Substances 0.000 abstract description 9
- 238000000889 atomisation Methods 0.000 abstract 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 6
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 5
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 239000011449 brick Substances 0.000 description 2
- -1 casting Substances 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000047 product Substances 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 235000017166 Bambusa arundinacea Nutrition 0.000 description 1
- 235000017491 Bambusa tulda Nutrition 0.000 description 1
- 241001330002 Bambuseae Species 0.000 description 1
- 235000015334 Phyllostachys viridis Nutrition 0.000 description 1
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 239000011425 bamboo Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000006837 decompression Effects 0.000 description 1
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007721 medicinal effect Effects 0.000 description 1
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 1
- 239000011122 softwood Substances 0.000 description 1
- 229920006337 unsaturated polyester resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、木材、ダンボール紙、鋳物、セラミックス等
の多孔質材料に薬液を含浸させて多孔質材料の改質を行
う方法およびそれに用いる装置に関するものである。
の多孔質材料に薬液を含浸させて多孔質材料の改質を行
う方法およびそれに用いる装置に関するものである。
最近、木材、ダンボール紙、鋳物、セラミックス等の多
孔質材料に薬液を含浸させて多孔質材料の改質を行うこ
とが広く行われている。例えば、廉価で軟らかい木材や
ダンボール紙に樹脂液を含浸させてその強度を高め、家
具や建具、壁面材等に利用することや、鋳物や煉瓦に樹
脂液を含浸させて組織を緻密化させ割れにくくすること
等が行われている。また、樹脂液ではなく、特殊な薬効
を備えた薬液を含浸させることにより、被含浸物の保存
性を高めたり、防水性や導電性等といった性能の向上を
図ることも行われている。
孔質材料に薬液を含浸させて多孔質材料の改質を行うこ
とが広く行われている。例えば、廉価で軟らかい木材や
ダンボール紙に樹脂液を含浸させてその強度を高め、家
具や建具、壁面材等に利用することや、鋳物や煉瓦に樹
脂液を含浸させて組織を緻密化させ割れにくくすること
等が行われている。また、樹脂液ではなく、特殊な薬効
を備えた薬液を含浸させることにより、被含浸物の保存
性を高めたり、防水性や導電性等といった性能の向上を
図ることも行われている。
このような多孔質材料への薬液含浸には、例えば第4図
に示す装置が用いられる。この装置は、開閉蓋1によっ
て密封される処理槽2と、上記処理槽2内に装填される
内槽3と、上記処理槽2内に減圧弁4付き配管5によっ
て連通される真空ポンプ6と、加圧弁7付き配管8によ
って連通される加圧手段(図示せず)とを備えている。
に示す装置が用いられる。この装置は、開閉蓋1によっ
て密封される処理槽2と、上記処理槽2内に装填される
内槽3と、上記処理槽2内に減圧弁4付き配管5によっ
て連通される真空ポンプ6と、加圧弁7付き配管8によ
って連通される加圧手段(図示せず)とを備えている。
また、10は上記処理槽2内に含浸用薬液を供給するた
めの薬液貯槽で、開閉弁11付き配管12を介して処理
槽2に連通されている。そして、この内槽3内に木材等
の多孔質材料13を充填して上記処理槽2内に装填し、
処理槽2を開閉蓋2によって密封したのち、まず真空ポ
ンプ6を作動させてから減圧弁4を開は減圧して処理槽
2内を真空化する。これによって、多孔質材料13の多
孔空隙部分に含有される空気や水分等が除去される。つ
ぎに、上記減圧弁4を閉じ真空ポンプ6を止めるととも
に真空状態のまま開閉弁11を開き、薬液貯槽10内の
薬液を処理槽2内に供給し図中鎖線Aで示す位置まで溜
めて、多孔質材料13を薬液に浸漬する。そして、開閉
弁11を閉じる一方、加圧弁7を開いて処理槽2内を加
圧する。これによって多孔質材料13の空隙内に薬液が
強制的に含浸される。このようにして多孔質材料13の
含浸を行うことができる。
めの薬液貯槽で、開閉弁11付き配管12を介して処理
槽2に連通されている。そして、この内槽3内に木材等
の多孔質材料13を充填して上記処理槽2内に装填し、
処理槽2を開閉蓋2によって密封したのち、まず真空ポ
ンプ6を作動させてから減圧弁4を開は減圧して処理槽
2内を真空化する。これによって、多孔質材料13の多
孔空隙部分に含有される空気や水分等が除去される。つ
ぎに、上記減圧弁4を閉じ真空ポンプ6を止めるととも
に真空状態のまま開閉弁11を開き、薬液貯槽10内の
薬液を処理槽2内に供給し図中鎖線Aで示す位置まで溜
めて、多孔質材料13を薬液に浸漬する。そして、開閉
弁11を閉じる一方、加圧弁7を開いて処理槽2内を加
圧する。これによって多孔質材料13の空隙内に薬液が
強制的に含浸される。このようにして多孔質材料13の
含浸を行うことができる。
しかしながら、上記のような含浸方法では、多孔質材料
13全体を薬液中に浸漬するため、薬液を多量に必要と
し、経済的でない。そこで、処理槽2内から除去された
薬液貯槽10内に回収して再利用することが提案されて
いるが、加圧含浸処理中に、多孔質材料から溶出する物
質によって薬液が汚染されるため、この回収薬液を用い
て含浸処理を行ったものは品質が劣るため、薬液を何度
も繰り返し利用することはできない。
13全体を薬液中に浸漬するため、薬液を多量に必要と
し、経済的でない。そこで、処理槽2内から除去された
薬液貯槽10内に回収して再利用することが提案されて
いるが、加圧含浸処理中に、多孔質材料から溶出する物
質によって薬液が汚染されるため、この回収薬液を用い
て含浸処理を行ったものは品質が劣るため、薬液を何度
も繰り返し利用することはできない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、多孔
質材料に含浸処理を行うに際し、使用する薬液が必要最
低限の少量で済むような含浸方法およびそれに用いる装
置の提供を目的とする。
質材料に含浸処理を行うに際し、使用する薬液が必要最
低限の少量で済むような含浸方法およびそれに用いる装
置の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、多孔質材料に薬
液を含浸させる方法であって、多孔質材料を開閉蓋付処
理槽内に装填する装填工程と、上記処理槽を密閉して処
理槽内を減圧する減圧工程と、上記減圧化された槽内に
薬液を供給し多孔質材料の周囲から多孔質材料表面に向
かって薬液を噴霧する薬液噴霧工程と、薬液噴霧後の槽
内を加圧する加、圧工程とを備える薬液の真空加圧含浸
方法を第1の要旨とし、多孔質材料が装填される開閉蓋
付処理槽と、薬液貯槽と、上記薬液を循環させる薬液循
環手段と、上記処理槽内の周壁側に設けられ、循環する
薬液を多孔質材料の表面に向かって噴霧する噴霧手段と
、上記処理槽内を減圧する減圧手段と、上記処理槽内を
加圧する加圧手段とを備える薬液の真空加圧含浸装置を
第2の要旨とする。
液を含浸させる方法であって、多孔質材料を開閉蓋付処
理槽内に装填する装填工程と、上記処理槽を密閉して処
理槽内を減圧する減圧工程と、上記減圧化された槽内に
薬液を供給し多孔質材料の周囲から多孔質材料表面に向
かって薬液を噴霧する薬液噴霧工程と、薬液噴霧後の槽
内を加圧する加、圧工程とを備える薬液の真空加圧含浸
方法を第1の要旨とし、多孔質材料が装填される開閉蓋
付処理槽と、薬液貯槽と、上記薬液を循環させる薬液循
環手段と、上記処理槽内の周壁側に設けられ、循環する
薬液を多孔質材料の表面に向かって噴霧する噴霧手段と
、上記処理槽内を減圧する減圧手段と、上記処理槽内を
加圧する加圧手段とを備える薬液の真空加圧含浸装置を
第2の要旨とする。
すなわち、本発明は、多孔質材料全体を薬液に浸漬する
のではなく、その表面に向かって薬液を噴霧して含浸処
理を行うようにしたものである。
のではなく、その表面に向かって薬液を噴霧して含浸処
理を行うようにしたものである。
したがって、この方法および装置によれば、必要最少量
の薬液で含浸処理を行うことができ、大幅なコストダウ
ンを実現することができる。
の薬液で含浸処理を行うことができ、大幅なコストダウ
ンを実現することができる。
つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明する。
第1図は本発明の含浸処理装置の一実施例を示している
。図において、20は横型円筒形の処理槽で、正面に設
けられた開閉蓋(図示せず)を開けて水平方向に内槽2
1を装填するようになっている。22は所定間隔で設け
られる内槽載置ガイドである。また、23は装填された
内槽21の上下左右の側面に向かって含浸用の薬液を噴
霧するためのスプレーノズルで、第2図に示すように、
内槽21内のいずれの部分にも充分に薬液がゆきわたる
よう、処理槽20の内側に、所定間隔で配列されている
。24は上記処理槽20内に薬液を導入するための薬液
貯槽で、予め所定量の薬液25が貯蔵されている。上記
薬液貯槽24内の薬液25は、流路30を経由して上記
処理槽20内に差圧を利用して導入され、循環ポンプ2
9によって各スプレーノズル23に供給され噴霧される
ようになっている。なお、スプレーノズル23から噴霧
された薬液25の余剰分は、処理槽20の下部に流下し
て回収路31を経由して繰り返しスプレーノズル23か
ら噴霧されるようになっている。
。図において、20は横型円筒形の処理槽で、正面に設
けられた開閉蓋(図示せず)を開けて水平方向に内槽2
1を装填するようになっている。22は所定間隔で設け
られる内槽載置ガイドである。また、23は装填された
内槽21の上下左右の側面に向かって含浸用の薬液を噴
霧するためのスプレーノズルで、第2図に示すように、
内槽21内のいずれの部分にも充分に薬液がゆきわたる
よう、処理槽20の内側に、所定間隔で配列されている
。24は上記処理槽20内に薬液を導入するための薬液
貯槽で、予め所定量の薬液25が貯蔵されている。上記
薬液貯槽24内の薬液25は、流路30を経由して上記
処理槽20内に差圧を利用して導入され、循環ポンプ2
9によって各スプレーノズル23に供給され噴霧される
ようになっている。なお、スプレーノズル23から噴霧
された薬液25の余剰分は、処理槽20の下部に流下し
て回収路31を経由して繰り返しスプレーノズル23か
ら噴霧されるようになっている。
一方、処理槽20の上部には圧力調節路32が4を介し
て、減圧弁35.冷却トラップ36および真空ポンプ3
7が設けられた減圧路38と、加圧弁39によって開閉
しコンプレッサ等の圧縮空気送入手段(図示せず)に連
通される加圧路41とが接続されている。また、上記圧
力調節路32には、圧力計42.安全弁43.圧力スイ
ッチ44、ゲージ仕切り弁45.減圧計46.減圧スイ
ッチ47が設けられている。
て、減圧弁35.冷却トラップ36および真空ポンプ3
7が設けられた減圧路38と、加圧弁39によって開閉
しコンプレッサ等の圧縮空気送入手段(図示せず)に連
通される加圧路41とが接続されている。また、上記圧
力調節路32には、圧力計42.安全弁43.圧力スイ
ッチ44、ゲージ仕切り弁45.減圧計46.減圧スイ
ッチ47が設けられている。
なお、上記処理槽20内に装填される内槽21としては
、例えば全体が金網で構成され、内部が全網製の棚で多
段に仕切られているようなものが用いられる。この内槽
21の内部に、第3図に示すように、所定の多孔質材料
50を適当な間隔で並べ、上記処理槽20内に装填する
ようになっている。
、例えば全体が金網で構成され、内部が全網製の棚で多
段に仕切られているようなものが用いられる。この内槽
21の内部に、第3図に示すように、所定の多孔質材料
50を適当な間隔で並べ、上記処理槽20内に装填する
ようになっている。
上記装置を用い、例えばつぎのようにして多孔質材料5
0の含浸処理を行うことができる。すなわち、まず所定
量の薬液25を薬液貯槽24内に供給する。つぎに、処
理槽20内に、多孔質材料50を充填した内槽21を装
填し開閉蓋を閉じて密封する。そして、圧力調節路32
に接続される真空ポンプ37を作動させ減圧弁35を開
いて処理槽20内を10〜l OOTo r r程度の
真空にして所定時間維持したのち、減圧弁35を閉じ真
空ポンプ37を停止させるとともに開閉弁26を開いて
処理槽20内に、薬液貯槽24から薬液25を導入する
。そして、導入後、開閉弁26を閉じ、N液25を、循
環ポンプ29を作動させて回収路31および流路30を
経てスプレーノズル23に送入し、内槽21の上下左右
から噴霧させる。これにより、内槽21内の多孔質材料
50表面に薬液25がほぼ均等に散布される。そして、
その一部は多孔質材料50内に含浸され、残りは流下し
て底部から再び回収路31.流路30を経てスプレーノ
ズル23から噴霧される。これを所定時間繰り返すこと
により多孔質材料50内に徐々に薬液25が浸透する。
0の含浸処理を行うことができる。すなわち、まず所定
量の薬液25を薬液貯槽24内に供給する。つぎに、処
理槽20内に、多孔質材料50を充填した内槽21を装
填し開閉蓋を閉じて密封する。そして、圧力調節路32
に接続される真空ポンプ37を作動させ減圧弁35を開
いて処理槽20内を10〜l OOTo r r程度の
真空にして所定時間維持したのち、減圧弁35を閉じ真
空ポンプ37を停止させるとともに開閉弁26を開いて
処理槽20内に、薬液貯槽24から薬液25を導入する
。そして、導入後、開閉弁26を閉じ、N液25を、循
環ポンプ29を作動させて回収路31および流路30を
経てスプレーノズル23に送入し、内槽21の上下左右
から噴霧させる。これにより、内槽21内の多孔質材料
50表面に薬液25がほぼ均等に散布される。そして、
その一部は多孔質材料50内に含浸され、残りは流下し
て底部から再び回収路31.流路30を経てスプレーノ
ズル23から噴霧される。これを所定時間繰り返すこと
により多孔質材料50内に徐々に薬液25が浸透する。
この状態で圧力調節路32に接続される加圧弁39を開
き圧縮空気を処理槽20内に供給して槽20内を所定圧
力に加圧する。この加圧により、多孔質材料50表面に
付着して留まっている薬液25は強制的に空隙内部に浸
透される。つぎに、圧力調節路32に設けられた解放弁
34を開き、処理槽20内を常圧に戻したのち、開閉蓋
を開けて内槽21を取り出し、含浸処理が施された多孔
質材料50を得ることができる。
き圧縮空気を処理槽20内に供給して槽20内を所定圧
力に加圧する。この加圧により、多孔質材料50表面に
付着して留まっている薬液25は強制的に空隙内部に浸
透される。つぎに、圧力調節路32に設けられた解放弁
34を開き、処理槽20内を常圧に戻したのち、開閉蓋
を開けて内槽21を取り出し、含浸処理が施された多孔
質材料50を得ることができる。
このように、上記装置によれば、予め設定された必要最
少量の薬液25を、内槽20内の多孔質材料50に、繰
り返し噴霧して含浸させるようにしているため、従来に
比べ、大幅に薬液使用量を低減することができる。した
がって、薬液25にかかるコストを大幅に低減すること
ができる。
少量の薬液25を、内槽20内の多孔質材料50に、繰
り返し噴霧して含浸させるようにしているため、従来に
比べ、大幅に薬液使用量を低減することができる。した
がって、薬液25にかかるコストを大幅に低減すること
ができる。
なお、上記多孔質材料50としては、木材、ダンボール
紙、鋳物、瓦、煉瓦、竹材等、それ自体保形性を備えた
多孔質材料があげられる。そして、内槽21の形状およ
びこの内槽21と処理槽20の係合方法は、上記実施例
に限らず、多孔質材料50の形状等に合わせて適宜設計
される。あるいは、多孔質材料50が丸木や大型の鋳物
等であれば、特に内槽21を用いる必要はな(、剥き出
しのままの状態で処理槽20内に装填するようにしても
よい。
紙、鋳物、瓦、煉瓦、竹材等、それ自体保形性を備えた
多孔質材料があげられる。そして、内槽21の形状およ
びこの内槽21と処理槽20の係合方法は、上記実施例
に限らず、多孔質材料50の形状等に合わせて適宜設計
される。あるいは、多孔質材料50が丸木や大型の鋳物
等であれば、特に内槽21を用いる必要はな(、剥き出
しのままの状態で処理槽20内に装填するようにしても
よい。
また、上記含浸処理用の薬液としては、従来の含浸処理
に用いられているものであればどのようなものでもよく
、特に制限されない。例えば木材の染色を目的とする場
合は、所定の染色液を含浸させるようにする。また、木
材やダンボール紙の強化を目的とする場合は、アクリル
樹脂や不飽和ポリエステル樹脂のプレポリマー等を用い
るようにする。
に用いられているものであればどのようなものでもよく
、特に制限されない。例えば木材の染色を目的とする場
合は、所定の染色液を含浸させるようにする。また、木
材やダンボール紙の強化を目的とする場合は、アクリル
樹脂や不飽和ポリエステル樹脂のプレポリマー等を用い
るようにする。
なお、上記実施例において、循環する薬液量および循環
時間を規制することにより、対象物に対し、所定の深さ
までの薬液含浸を行うことができるため、目的に応じて
含浸量のコントロール(すなわち形成される含浸層の厚
みのコントロール)を行うことができるという利点も有
する。
時間を規制することにより、対象物に対し、所定の深さ
までの薬液含浸を行うことができるため、目的に応じて
含浸量のコントロール(すなわち形成される含浸層の厚
みのコントロール)を行うことができるという利点も有
する。
〔発明の効果]
以上のように、本発明によれば、多孔質材料の表面に薬
液を繰り返し噴霧して含浸処理を行うようにしているた
め、必要最少量の薬液で効率よく含浸処理を行うことが
できる。したがって、薬液にかかるコストを低く抑える
ことができ、比較的値段の安い含浸製品を提供すること
ができる。
液を繰り返し噴霧して含浸処理を行うようにしているた
め、必要最少量の薬液で効率よく含浸処理を行うことが
できる。したがって、薬液にかかるコストを低く抑える
ことができ、比較的値段の安い含浸製品を提供すること
ができる。
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図はその
要部斜視図、第3図は上記内槽内に多孔質材料を充填し
た状態を示す断面図、第4図は従来の含浸処理装置であ
る。 20・・・処理槽 21・・・内槽 23・・・スプレ
ーノズル 24・・・薬液貯槽 25・・・薬液 29
・・・循環ポンプ 30・・・循環路 31・・・回収
路 35・・・減圧弁 37・・・真空ポンプ 39・
・・加圧弁第 図
要部斜視図、第3図は上記内槽内に多孔質材料を充填し
た状態を示す断面図、第4図は従来の含浸処理装置であ
る。 20・・・処理槽 21・・・内槽 23・・・スプレ
ーノズル 24・・・薬液貯槽 25・・・薬液 29
・・・循環ポンプ 30・・・循環路 31・・・回収
路 35・・・減圧弁 37・・・真空ポンプ 39・
・・加圧弁第 図
Claims (2)
- (1)多孔質材料に薬液を含浸させる方法であつて、多
孔質材料を開閉蓋付処理槽内に装填する装填工程と、上
記処理槽を密閉して処理槽内を減圧する減圧工程と、上
記減圧化された槽内に薬液を供給し多孔質材料の周囲か
ら多孔質材料表面に向かつて薬液を噴霧する薬液噴霧工
程と、薬液噴霧後の槽内を加圧する加圧工程とを備える
ことを特徴とする薬液の真空加圧含浸方法。 - (2)多孔質材料が装填される開閉蓋付処理槽と、薬液
貯槽と、上記薬液を循環させる薬液循環手段と、上記処
理槽内の周壁側に設けられ、循環する薬液を多孔質材料
の表面に向かつて噴霧する噴霧手段と、上記処理槽内を
減圧する減圧手段と、上記処理槽内を加圧する加圧手段
とを備えたことを特徴とする薬液の真空加圧含浸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13564989A JPH03130A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 薬液の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13564989A JPH03130A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 薬液の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03130A true JPH03130A (ja) | 1991-01-07 |
Family
ID=15156734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13564989A Pending JPH03130A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 薬液の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03130A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7611753B2 (en) * | 2002-04-26 | 2009-11-03 | Degussa Ag | Process for impregnating porous mineral substrates |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5498302A (en) * | 1978-01-13 | 1979-08-03 | Haijima Tatsuo | Method and apparatus for treating wood by pressing |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP13564989A patent/JPH03130A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5498302A (en) * | 1978-01-13 | 1979-08-03 | Haijima Tatsuo | Method and apparatus for treating wood by pressing |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7611753B2 (en) * | 2002-04-26 | 2009-11-03 | Degussa Ag | Process for impregnating porous mineral substrates |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103341434A (zh) | 一种浸渗工艺及其装置 | |
CA2242387A1 (en) | A method and apparatus for applying a treating liquid to a porous body | |
JPH03130A (ja) | 薬液の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置 | |
DK160749C (da) | Fremgangsmaade og apparat til impraegnering af traemateriale | |
AU670142B2 (en) | Method of and apparatus for treating wood material and porous inorganic material | |
JPH03131A (ja) | 薬液の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置 | |
US4205031A (en) | Method of producing laminates of reinforced or non-reinforced thermosetting resin in a low pressure chamber | |
KR101502569B1 (ko) | 목재의 옻 함침장치 및 함침방법과, 이를 이용한 옻 함침 위생도마 제조방법 | |
USRE30658E (en) | Apparatus for treating work pieces | |
EP1295859B1 (de) | Verfahren zum Konservieren von Gegenständen aus Stein etc. und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens | |
JPH03221402A (ja) | 多孔質材料の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置 | |
JPH03274104A (ja) | 多孔質材料の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置 | |
JPH08870Y2 (ja) | 横型高圧処理装置 | |
JPH03216302A (ja) | 多孔材からなる部材への液体含浸方法及びその含浸装置 | |
JPH0716642B2 (ja) | 液体含浸装置及び含浸方法 | |
JPS6018521B2 (ja) | 木材の薬液含浸処理装置 | |
JP3985865B2 (ja) | 含浸処理用器具 | |
JPH0739088B2 (ja) | 木材の漂白方法およびそれに用いる装置 | |
JPS62136319A (ja) | 含浸装置 | |
US996042A (en) | Treatment of porous structures. | |
JPH0455811B2 (ja) | ||
JP3172687B2 (ja) | 木材もしくは類似材料への注入方法及び装置 | |
JPS62144903A (ja) | 木材への処理液注入方法 | |
JP3415395B2 (ja) | 石質強化方法 | |
JPS6247490A (ja) | ダイカスト製品の含浸方法および含浸装置 |