JPH03130907A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH03130907A
JPH03130907A JP14544589A JP14544589A JPH03130907A JP H03130907 A JPH03130907 A JP H03130907A JP 14544589 A JP14544589 A JP 14544589A JP 14544589 A JP14544589 A JP 14544589A JP H03130907 A JPH03130907 A JP H03130907A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic sheet
head
sheet
chip
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JP14544589A
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Inventor
Daisuke Mihashi
三橋 大助
Yoshiaki Kato
吉明 加藤
Akira Takimoto
滝本 明
Kenji Negishi
根岸 賢治
Noboru Kawasaki
昇 川崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、磁気シートとの対向面に負圧発生用の制御部
を一体的に形成して、良好なヘッドタッチを実現する磁
気ヘッドに関する。
〈従来の技術〉 可撓性を有する薄肉の磁気シートを記録媒体として用い
る記録再生装置においては、単に磁気ヘッドを磁気シー
トに当接させるだけでは、磁気シートが磁気ヘッドに押
圧されることで撓んで逃げてしまうので、安定した接触
状態が得られない。そこで従来、磁気ヘッドの位置する
岬の領域に負圧を発生させて磁気レートを磁気ヘッド側
に引き寄せる安定板が磁気ヘッド近傍に設けられており
、これによって安定した接触状態の実現を企図していた
第15図はこの従来の磁気シート記録再生装置の概略構
成図、第16図はその要部斜視図である。これらの図に
示すように、磁気シート13を回転駆動させる駆動モー
タ11の駆動軸12には、磁気シート13の中心部に取
付けられたセンタコア14が着脱自在に装着されており
、wAToモータ11の駆動と共に磁気シー)13は所
定の回転数で回転駆動される。また磁気シート13の図
中下側には、記録再生時において磁気シート13の記録
面に当接し得る磁気ヘッド15が配設されている。つま
り磁気ヘッド15は、磁気シート13の径方向に沿って
設けられたねじ軸16に螺合するキャリッジ17に固設
されており、ねじ軸16を図示しない駆動源により回転
させることでこの磁気ヘッド15を磁気シート13の半
径方向に移動させ記録面を走査するようになっている。
また第17図に磁気ヘッド15の拡大図を表したように
、磁気ヘッド15は、キャリッジ17に固設されたヘッ
ド台板21と、このヘッド台板21の先端部(図中上方
)に固設され且つ磁気シート13との対向面23に磁気
ギャップ部24を形成したヘッドチップ22とを備えて
おり、このヘッドチップ22の磁気ギャップ部24に磁
気シート13が接近摺接して記録再生が行われる。従っ
てこの磁気ギャップ部24を形成した対向面23は従来
、磁気シート13の記録面に対する損傷等を防止し且つ
良好なヘッドタッチを得るために、磁気シート13の回
転方向(矢印R方向)及び半径方向に沿って磁気シート
13側に突出する状態で滑らかに湾曲する曲面等によっ
て形成されている。
さらに第18図にも示すように磁気シート13の図中下
側には、一端部が磁気シート13の回転方向(矢印R方
向)上流側の自由回転面Nに近接し且つ回転方向下流側
へ向かうにつれて前記自由回転面Nより漸次離れるよう
に傾斜した傾斜面18を有する1対の安定板19が、磁
気ヘッド15の移動経路であるすき間20を挾んで設け
られている。従ってこの安定板19は、磁気シート13
の回転と同時に磁気シート13と安定板19の傾斜面1
8との間に挾まれた領域に負圧を発生させ、磁気シート
13を磁気ヘッド15側に引き寄せて、該磁気ヘッド1
5のへラドチップ22の磁気ギャップ部24に接触させ
る。この結果記録再生時において、磁気シート13は磁
気ヘッド15に対し常に一定の接触状態を保ち得るよう
になっている。このような負圧発生型の安定板について
は、既に例えば特開昭61−9868号公報、特開昭6
0−219671号公報、特開昭62−33380号公
報等において詳しく報告されている。
ところで本明細書中において自由回転面Nとは、磁気シ
ート記録再生装置の駆動モータ11に装着された磁気シ
ート13が、回転駆動力以外何の外力も作用しない状態
で定常回転するときの該磁気シート13の回転面のこと
を意味している。
〈発明が解決しようとする課題〉 第18図に示したようなタイプの安定板19では、一対
の安定板19の間に磁気ヘッド15及びこれを移動させ
るためのキャリッジ17等が位置するすき間20が形成
されている。
しかるにこの安定板19によって発生する負圧領域は主
に、安定板19に形成された傾斜面18と磁気レート1
3とに挾まれた領域であり、この意味において前述した
すき間20は負圧発生には何んら関与しないばかりか、
むしろ発生した負圧を減少させてしまうことになる。従
って磁気シート13は、磁気ヘッド15の両側に位置す
る一対の安定板19によって夫々の傾斜面側に引き寄せ
られるものの、磁気ヘッド15の位置するすき間20部
分ではこれを返って浮き上がらせてしまい、磁気ヘッド
15に対して十分な当たりがとれないという課題があっ
た。
く課題を解決するための手段〉 本発明による磁気ヘッドは、磁気シートの記録面に対向
して位置する対向面と、該対向面に形成された磁気ギャ
ップ部とを有する磁気ヘッドにおいて、前記磁気シート
の回転に伴い前記磁気シートとの間に負圧を発生させて
前記磁気シートを前記磁気ギャップ部側へと引き寄せる
f制御部を前記対向面に形成したことを特徴とするもの
である。
く作   用〉 磁気ヘッドの磁気シートとの対向面に形成されたms部
が、磁気シートの回転に伴い該磁気シートとの間に負圧
を発生させて磁気シートを磁気ヘッド側へと引き寄せ、
且つ磁気ヘッドの前記対向面に形成された磁気ギャップ
部に接近摺接させる。
〈実 施 例〉 以下、本発明による磁気ヘッドの一実施例を図を参照し
て詳細に説明する。なおこの磁気ヘッドの記録再生装置
内における取付は位置や取付は構造等については従来例
と同様なので、同一部材には同一符号を用いると共に詳
細な説明は省略する。
第1図にとの一実施例を表したように、ヘッド台板21
の先端面31にはへラドチップ22を挾み込んでこれを
ヘッド台板21と一体的に固定するための固定部32が
突設されており、この固定部32に前述したヘッドチッ
プ22が一体的に固定されている。磁気シート13の記
録面と対向する前記へラドチップ22の先端部には、磁
気シート13の前記記録面が摺接する対向面33が形成
されていると共に、この対向面33の略中央部には、磁
気シート13の記録面に摺接して磁気的情報の媒介(送
受信)を行う磁気ギャップ部34が、磁気シート13の
略半径方向に沿って複数II(本実施例では2個)形成
されている。
また第1図中の■−■矢視断面を第2図に示したように
、既述した対向面33は、磁気シート13の回転方向(
図中矢印R方向)下流側へ向かうにつれて、磁気シート
13の自由回転面Nから漸次離れるよう傾斜する傾斜面
35となっている。
この結果、磁気シート13が回転するに伴いヘッドチッ
プ22の傾斜面35と磁気シート13との間の領域には
負圧が発生して、磁気シート13をヘッドチップ22側
へ引き寄せ、さらにこのヘッドチップ22の先端に設け
られた磁気ギャップ部34に摺接させて、良好なヘッド
タッチが実現する。また磁気シート13の回転方向上流
側に位置するヘッドチップ22の端部36は、磁気シー
ト13との接触に伴う摩耗を防ぐために、ヘッドチップ
22の材料より硬いサファイヤ等の材料で形成されてい
る。
さらに他の実施例を第3図に示したように、磁気シート
13と対向するヘッドチップ22の対向面には、磁気ギ
ャップ部34が、磁気シート13の略半径方向gcJe
って複数個(本実施例では2個)設けられている。これ
らのギャップ34を境にして磁気シート13の回転方向
上流側と下流側との夫々に位置するヘッドチップ22の
前記対向面には、傾斜面41及び傾斜面42が形成され
ている。また第3図中のIt/−It/矢視断面を第4
図に示したように、これらの傾斜面41.42は、共に
磁気シート13の回転方向(矢印R方向)下流側に向か
うにつれて、磁気シート13の自由回転面Nより漸次離
れるように傾斜して形成されていると共に、自由回転面
Nに対する傾斜面42の傾斜角θ2は、自由回転面Nに
対する傾斜面41の傾斜角θ1より大きくなるように設
定されている。
例えば傾斜角θ1θ2の好適な大きさは、θ1=1″〜
3°程度であるのに対しθ2はとの略2倍程度の62−
2′″〜6°程度である。また第3図に示したヘッドチ
ップ22の平面図を第5図に表したように、傾斜面41
.42を形成したヘッドチップ22の磁気シートエ3と
の対向面の大きさは、磁気シート13の回転方向(図中
矢印R方向)と略直交する一辺の長さを48、前記回転
方向に沿う一辺の長さを12とすれば、例えば少なくと
もj1=1.2+w+。
12= 1.2m程度の大きさであれば好適である。
従って、磁気シート13の回転に伴って、磁気レート1
3と傾斜面41.42の夫々とに挾まれる領域に負圧が
発生して、磁気シート13をヘッドチップ22先端側へ
引き寄せ且つこれに摺接させる。しかしながら、磁気シ
ート13の回転方向下流側に位置する傾斜面42の前記
傾斜角は、上流側に位置する傾斜面41の前記傾斜角よ
り大きいため、磁気シート13は磁気ギャップ部34を
境として回転方向下流側において、より大きな負圧によ
る吸引力を受は且つ磁気ギャップ部34を境に撓みなが
ら引き寄せられるので、磁気シート13の磁気ギャップ
部34に対するタッチが優れて向上するのである。
また本実施例では、傾斜面41.42の相方に亘り且っ
磁気シー)13の略回転方向に沿って形成された溝部4
3が、磁気シート13の略半径方向に沿って複数本(本
実施例では3本)配設されている。溝部43は、傾斜面
41の上流端から傾斜面42の下流端まで連続して形成
されており、前記上流端及び前記下流端で深さが零とな
るような略円弧状の断面形状を有している。この溝部4
3は、磁気シート13の回転に伴って主に発生する回転
方向(周方向)への空気流以外の略半径方向の空気流を
吸収し、且つ回転方向に沿ってこれを流してやることで
、負圧の発生を阻害する略半径方向の空気流を制御する
機能を有すると共に、磁気シート13とへラドチップ2
2とが挾む領域を増大させるため、この領域に発生する
負圧を大きくすることができる。またこの溝部43は、
磁気シート13の回転方向の空気流を安定化(層流化)
させる作用も有するため、磁気シート13のへラドタッ
チを一層好適なものとし得る。
また、他の一実施例を示す斜視図を第6図に、またその
■−■矢視断面を第7図に示したように、磁気ギャップ
部34を境にして磁気シート13の回転方向(図中矢印
R方向)上流側に位置するヘッドチップ22の磁気シー
ト13との対向面には、磁気シート13の自由回転面N
に対する傾斜角が零、即ち自由回転面Nに対して平行な
平面44が形成されている。また磁気ギャップ部34を
境にして磁気シート13の回転方向下流側に位置するヘ
ッドチップ22先端部には、磁気シート13の回転方向
下流側に向かうにつれて、磁気シート13の自由回転面
Nから漸次層れるよう形成した滑らかな傾斜曲面45が
設けられている。
傾斜曲面45には、磁気シート13の略回転方向に沿っ
て形成された溝部46が、磁気ギャップ部34を挾んで
磁気シート13の略回転方向に沿って複数本(本実施例
では2本)配設されている。溝部46は、傾斜曲面45
の上流端で深さが零であると共に、下流端で一定の深さ
を有してヘッドチップ22の下流側領域へと連通してい
る。この溝部46の最大深さは、例えば少なくとも50
μm程度であれば好適である。また本実施例では、磁気
シート13と対向するヘッドチップ22の対向面に、磁
気シート13の自由回転面Nに対して平行な平面44を
形成したが、これを廃し例えば第8図に示すように、前
記対向面の全体に亙り、磁気シート13の同転方向下流
側に向かうにつれて自由回転面Nから漸次層れるよう緩
やかに傾斜する傾斜曲面47を形成してもよい。
この際、傾斜曲面47の略中央に位置する磁気ギャップ
部34と自由回転面Nとの距離をhl、傾斜曲面47の
下流端と自由回転面Nとの距離をh2とした場合、例え
ばh1=0μm〜100μm程度、h、= 200 μ
m程度とすれば好適であり、また図中−点鎖線で示した
ように、上述した傾斜曲面47の位置を自由回転面N側
へと0〜200μm程度平行移動させて、この傾斜曲面
47の一部或いは全部を自由回転面Nより図中上方に位
置させてもよい。
従って、磁気シート13の回転に伴い磁気シート13と
傾斜曲面45或いは47との間の領域に負圧が発生して
、磁気シート13をヘッドチップ22先端側へ引き寄せ
且つ磁気ギャップ部34に摺接させると共に、溝部46
が、磁気シート13の略半径方向の空気流を吸収して前
記負圧を増大させ且つ磁気シート13の回転に伴う空気
流全体を層流化して、安定したヘッドタッチを実現する
ところで既述した実施例においては、磁気ギャップ部3
4を境にして磁気シート13の回転方向上流側と下流側
とに、夫々傾斜面41と傾斜面42とを、或いは平面4
4と傾斜曲面45とを形成したが、磁気ギャップ部34
の位置は、傾斜面41と傾斜面42との境、或いは平面
44と傾斜曲面45との境からずれた位置にあってもよ
い。また磁気シート13の自由回転面Nに対する傾斜角
が異なるさらに多く (3個以上)の傾斜面を、磁気シ
ート13の回転方向に沿って、ヘッドチップ22の磁気
シート13との対向面に形成してもよく、要するに、磁
気シート13の自由回転面Nに対する傾斜面の傾きを、
磁気シート13の回転方向に沿って変化させろようにす
ればよい。さらに溝部43.46の形状や設置位置或い
は設置値数(本数)についても既述した実施例のみに限
定されず、要するに磁気シート13の回転方向に沿って
、ヘッドチップ22の磁気シート13との対向面に溝部
が形成されていればよい。
また前述したような磁気ヘッド15を、2インチの磁気
ビデオフロッピーディスクの記録再生装置用として試作
した例としては、略第5図に示したヘッドチップ22を
用いたものがあり、このヘッドチップ22の横断面形状
は略2閣角の正方形形状であり、傾斜曲面45はへラド
チップ22先端面の下流側路3/4の面積部分に形成さ
れていると共に、2つの磁気ギャップ部34は略100
μmの間隔をなして形成され、且つこれらの磁気ギャッ
プ部34はへラドチップ22の先端部の略中央に位置し
ているものであり、実験によって非常に良好なヘッドタ
ッチの実現が確認されている。
さらに他の一実施例の斜視図を第9図に、またこの第9
図中のC−C矢視断面即ち磁気シート13の回転方向(
矢印R方向)に沿って破断したヘッドチップ22の断面
を第10図に表したように、該ヘッドチップ22の磁気
シート13との対向面48は、磁気シート13の回転方
向に向かうにつれて該磁気シート13の自由回転面Nか
ら漸次能れるよう、例えば成る曲率半径r1を有する状
態で傾斜している。また一方、第9図中のD−D矢視断
面即ち磁気シート13の半径方向に沿って破断したヘッ
ドチップ22の断面を第11図に示したように、該ヘッ
ドチップ22の対向面48は、磁気シート13の半径方
向に沿う破断面内において、磁気ギャップ部34を頭頂
部とするように例えば成る曲率半径r2を有する状態で
傾斜している。
従って、ヘッドチップ22の対向面48は、磁気ギャッ
プ部34を頭頂部とするような略球面状の曲面であり、
r、とr2とを略等しく設定した場合、その曲率半径は
例えば約5011I11〜150m程度であればよい。
しかしもちろん、r、とr2とを異ならせ1.磁気シー
ト13の半径方向に沿って破断したヘッドチップ22の
断面先端を例えば直線状、即ち、r、=ωなどとしても
よく、要するに磁気シート13の高逮回転に伴い、該磁
気シート13との間に負圧を発生させて磁気シート13
を引き寄せろ制御部を、ヘッドチップ22の磁気シート
13との対向面48に形成すればよい。さらには、磁気
シート13の回転方向に沿って、対向面48に第3図、
第6図を用いて既述したような溝部を形成し、空気流の
整流と負圧発生の促進を計ってももちろんよい。
このような負圧発生型の制御部を備えたヘッドチップ2
2の寸法は例えば、第9図に示した如く磁気シート13
の回転方向に沿う一辺を12、これと略直交する方向の
一辺をIIとすれば、11は少なくとも約1.2m11
2は少なくとも約1.2mであればよい。
こうして本発明の磁気ヘッド15では、ごく小さなヘッ
ドチップ22の磁気シート13との対向面に、前記安定
板と同じ作用を有する制御部を一体的に設けることによ
りヘッドタッチをとる構成なので、磁気シート13の記
録面を極めて有効に活用できる。即ち、例えば前述した
2wm角のへラドチップ22を2インチの磁気ビデオフ
ロッピーディスクに適用する場合、該フロッピーディス
クの直径は約23.5閣であり、これからセンタへブの
直径約9mとへラドチップ22の大きさである2肩及び
前記フロッピーディスク周縁部に1■(従って径方向で
は計2 mm )の余裕をみて、これらの和を引けば、
該フロッピーディスクの有効径は10.5mとなり、約
105トラツクを形成することが可能となる。
また本発明による磁気ヘッドを用いれば、磁気ヘッド1
5とは別体に負圧発生型の安定板19等を設ける必要が
なくなるので、従来のように磁気ヘッド15と安定板と
の位置決めを個儒に行う必要がなく製作工程を極めて単
純化できる。
さらに、本発明による磁気ヘッド15のヘッドタッチを
よりいっそう好適なものとするために、該磁気ヘッド1
5と補助的な制御部材とを相互に組み合わせることもも
ちろん可能である。その−例を第12図に示したように
、磁気シート13の自由回転面Nを挾んで、本発明の磁
気ヘッド15tこ係るヘッドチップ22の配設位置と反
対側、且つ磁気シート13の回転方向(矢印R方向)上
流側に、正圧発生型の制御部材49が配設されている。
即ち磁気シート13の回転に伴って制御部材49と磁気
シート13との間に正圧が発生して磁気シート13を磁
気ヘッド15側へと押しやり、該磁気ヘッド15先端の
へラドチップ22に形成された既述した種々の負圧発生
型の制御部の作用をより効果的なものとする。
また他の一例では、第13図に示すように、磁気シート
13の自由回転面Nを基準として磁気ヘッド15と同じ
側、且つ磁気シート13の回転方向上流側に、負圧発生
型の制御部材50が配設されている。即ちm気シート1
3の回転に伴って制御部材50と磁気シート13との間
に負圧が発生して磁気シート13を磁気ヘッド15側へ
と引きよせ、該磁気ヘッド15先端のへラドチップ22
に形成された既述した種々の負圧発生型の#押部の作用
をより効果的なものとする。
また第14図に示すように第12図中の正圧発生型の制
御部材49を板ばね51で形成してもよく、この場合、
磁気シート13の回転と共に該磁気シート13と板ばね
51との間に正圧が発生して、磁気シート13を磁気ヘ
ッド15側へと押しやると共に、この板ばね51の有す
る付勢力によっても磁気シート13を磁気ヘッド15側
へと押しやることができる。このため板ばね51の磁気
シート13側の端部には、磁気シート13との接触が起
こり得る場合に該磁気シート13を損傷させぬよう、フ
ェルト等からなるパッド52が取り付けられている。し
かし既述した制御部材49.50.板ばね51は、必ず
しも備えられずともよい。
〈発明の効果〉 本発明の磁気ヘッドによれば、磁気シートとの間に負圧
を発生させて該磁気シートを磁気ヘッド側へ引き寄せる
ff1J御部を、磁気シートの記録面に対向するai4
Aヘッドの対向面に一体的に設けたことにより、磁気ヘ
ッド近傍に発生する負圧を好適且つ十分なものとするこ
とができるので確実に磁気シートを磁気ヘッド側へ引き
寄せて好適なヘッドタッチを実現し良好な記録再生を行
い得る。また同時ζζ、磁気ヘッドとこの磁気ヘッドに
磁気シートを引き寄せるための負圧発生型の安定板とを
別体に設ける場合に比べ、小型化が計れ磁気シートの記
録可能面積が増えると共に、磁気ヘッドと安定板とを夫
々側々に位置決めする等の製作工程がなくなるため、大
幅な工数消滅が計れコストダウンが実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気ヘッドの一実施例を表す斜視
図、第2図は第1図中の■−■矢視断面図、第3図は他
の一実施例を表す斜視図、第4図は第3図中の■−■矢
視断面図、第5図はとの一実施例の平面図、第6図は他
の一実施例を表す斜視図、第7図は第6図中の■−■矢
視断面図、第8図は他の一実施例を表す側面断面図、第
9図は他の一実施例を表す斜視図、第10図、第11図
は夫々第9図中のC−C矢視。 D−D矢視断面図、第12図、第13図、第14図は制
御部材を用いた例を表す概略断面図、第15図は従来の
記録再生装置を表す側面図、第16図は第15図中の要
部斜視図、第17図は従来の磁気ヘッドを表す側面図、
第18gは従来の記録再生装置を表す要部断面図である
。 図面中、13は磁気シート、15は磁気ヘッド、16は
ねじ軸、17はキャリッジ、19は安定板、21はヘッ
ド台板、22はヘッドチップ、32は固定部、33は対
向面、34は磁気ギャップ部、35,41.42は傾斜
面、39はギャップ、43.46は溝部、44ば平面、
45.47は傾斜曲面、49.50は制御部材、51は
板ばねである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気シートの記録面に対向して位置する対向面と
    、該対向面に形成された磁気ギャップ部とを有する磁気
    ヘッドにおいて、前記磁気シートの回転に伴い前記磁気
    シートとの間に負圧を発生させて前記磁気シートを前記
    磁気ギャップ部側へと引き寄せる制御部を前記対向面に
    形成したことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. (2)制御部は磁気シートの回転方向下流側へ向かうに
    つれて前記磁気シートの自由回転面から漸次離れるよう
    に傾斜した傾斜面であることを特徴とする請求項(1)
    に記載した磁気ヘッド。
  3. (3)磁気シートの自由回転面に対する傾斜面の傾きを
    前記磁気シートの回転方向に沿って変化させたことを特
    徴とする請求項(2)に記載した磁気ヘッド。
  4. (4)制御部には磁気シートの回転方向に沿って溝部が
    形成されていることを特徴とする請求項(1)または(
    2)または(3)に記載した磁気ヘッド。
JP14544589A 1989-01-17 1989-06-09 磁気ヘッド Pending JPH03130907A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/461,508 US5047884A (en) 1989-01-17 1990-01-05 Magnetic head having a control portion for generating negative pressure
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