JPH057791B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH057791B2
JPH057791B2 JP27910285A JP27910285A JPH057791B2 JP H057791 B2 JPH057791 B2 JP H057791B2 JP 27910285 A JP27910285 A JP 27910285A JP 27910285 A JP27910285 A JP 27910285A JP H057791 B2 JPH057791 B2 JP H057791B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating head
spring
magnetic disk
head slider
loading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27910285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62140285A (ja
Inventor
Masanobu Hashimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP27910285A priority Critical patent/JPS62140285A/ja
Publication of JPS62140285A publication Critical patent/JPS62140285A/ja
Publication of JPH057791B2 publication Critical patent/JPH057791B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気デイスク装置に用いられる浮動ヘ
ツド支持機構に関する。
〔従来の技術〕
一般に磁気デイスク装置における磁気ヘツドと
しては動圧型の気体軸受けである浮動ヘツドスラ
イダが用いられている。装置の大容量高密度化に
伴つて、浮動ヘツドスライダの浮揚量は極めて小
さくなつており、現在はサブミクロンオーダのも
のが実用化されている。そして浮動ヘツドスライ
ダは、高速で回転する磁気デイスク媒体のランナ
ウトや微小な突起に対して安定にその浮揚量を保
つて走行し、装置の信頼性を高めるべく、浮動ヘ
ツドスライダの自由な運動を拘束しない極めてフ
レキシブルなばねであるジンバルばねによつて支
えられている。そしてジンバルばねには、一般に
は、浮動ヘツドスライダに荷重を負荷するととも
に浮動ヘツドスライダを支える役割を持つサスペ
ンシヨンばねが接合されている。
第7図は従来の浮動ヘツド支持機構を示す斜視
図であり、1は浮動ヘツドスライダ、2はジンバ
ルばね、3はサスペンシヨンばねである。サスペ
ンシヨンばね3は、図示せぬアクチユエータ機構
に接続され、浮動ヘツド支持機構は磁気デイスク
媒体面上に高速に位置決めされる。浮動ヘツドス
ライダ1と磁気デイスク媒体間には装置稼動中に
は流体力学的作用によつて高い圧力が発生し、そ
の結果浮動ヘツドスライダ1は磁気デイスク媒体
面上を浮揚するが、その浮揚量を最適に保持する
ため、浮動ヘツドスライダ1にはサスペンシヨン
ばね3のテンシヨン曲げ効果によつて適切な荷重
が負荷される。
通常の磁気デイスク装置においては、サスペン
シヨンばね3の荷重負荷効果によつて停止中は浮
動ヘツドスライダ1と磁気デイスク媒体面とが接
触し、デイスク媒体を回転起動することによつて
生じる空気流の効果により浮動ヘツドスライダ1
を浮揚させる、いわゆるコンタクトスタートスト
ツプ方式を用いている。この方式では磁気デイス
クが低速で回転している間は浮動ヘツドスライダ
1には浮揚力は殆ど発生しないから浮動ヘツドス
ライダ1と磁気デイスク媒体は接触摺動すること
になる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
通常の浮動ヘツドスライダ1はAl2O3−Ti−C
等の極めて硬い材料で作られており、さらに微小
な浮揚量を実現するために研磨加工が施されてい
る。それに対し磁気デイスク媒体が表面に保護の
ための保護膜層や摺動性の良い潤滑材を塗布して
いるが、硬度は浮動ヘツドスライダ1に較べれば
かなり小さい。そのためコンタクトスタートスト
ツプを行う場合、浮動ヘツドスライダ1と磁気デ
イスク媒体間の接触摺動によつて磁気デイスク媒
体が削りとられる、いわゆるヘツドクラツシユが
生ずることがある。磁気デイスク媒体に傷がつけ
ば、その場所に記録されていた情報は消え去り、
装置の信頼性は失われてしまうことになる。
また、高記録密度を実現するためには、浮動ヘ
ツドスライダ1の低浮揚量化が重要であるが、そ
のためには磁気デイスク媒体および浮動ヘツドス
ライダ1の表面はそれらの表面粗さをできるかぎ
り小さくしなければならない。なぜならば、両者
の表面に突起状の粗さが存在すればやはりヘツド
クラツシユの原因ともなるからである。そのため
磁気デイスク媒体および浮動ヘツドスライダ1の
表面は鏡面状に仕上げられているが、表面仕上げ
精度が高くなると吸着といつた問題が発生する。
これは、磁気デイスク装置の停止時に接触してい
る浮動ヘツドスライダと磁気デイスク媒体の間に
強い吸着力が発生し、磁気デイスクの回転起動が
できなくなつてしまうことになる。
本発明の目的は以上の従来の欠点を除去し、ヘ
ツドクラツシユや吸着といつた問題を発生しない
浮動ヘツド支持機構を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明の浮動ヘツド支持機構は、浮動ヘツドス
ライダを支持するジンバルばねと、このジンバル
ばねを一端において支持するサスペンシヨンばね
と、このサスペンシヨンばねの他端に結合され、
平行な2枚の板ばねがその両端部において間隔を
もつて結合された可とう体と、前記2枚の板ばね
のそれぞれに接合された少なくとも1個以上の電
歪素子と、これら電歪素子に電圧を供給する手段
とを有することを特徴としている。
〔作用〕
本発明の浮動ヘツド支持機構によれば、サスペ
ンシヨンばねの一端に平行な2放の板ばねを適切
な間隔をもつて接合した可とう体を結合し、これ
ら板ばねに電歪素子を接合した構造とし、磁気デ
イスク媒体が回転していない装置の停止時から低
速時まで浮動ヘツドスライダと磁気デイスク媒体
が接触しないようにし、磁気デイスクが十分な速
度まで回転して浮動ヘツドスライダと磁気デイス
ク媒体の接触摺動が起きないような高速時になつ
たときに、可とう体の表面に接合された電歪素子
に適切な電圧を印加するか、あるいは除去するこ
とによつて浮動ヘツドスライダをローデイングさ
せることができ、その結果ヘツドクラツシユや吸
着といつた、コンタクトスタートストツプを行う
磁気デイスク装置の欠点を取り除くことができ
る。
〔実施例〕
以下図面を参照することによつて本発明の実施
例について詳細に説明する。
第1図は本発明の浮動ヘツド支持機構を示す斜
視図である。第1図において、1は浮動ヘツドス
ライダ、2はジンバルばね、3はサスペンシヨン
ばね、4は上ローデイングばね、5は下ローデイ
ングばね、6はローデイングばねコネクタ、7は
上電歪素子、8は下電歪素子、9はアクチユエー
タコネクタである。浮動ヘツドスライダ1はジン
バルばね2に接合され、ジンバルばね2はサスペ
ンシヨンばね3に接合されるが、本実施例の場合
はサスペンシヨンばね3はジンバルばね2を介し
て浮動ヘツドスライダ1を支えるのみであり、ロ
ーデイングのための荷重負荷効果をそれ自身で持
つものではない。さらにサスペンシヨンばね3
は、上ローデイングばね4、下ローデイングばね
5、およびローデイングばねコネクタ6、アクチ
ユエータコネクタ9によつて構成された可とう体
10の一端に固定される。可とう体10は、ばね
板である上ローデイングばね4と下ローデイング
ばね5の2平面を平行に保つようにそれら2平面
の両端部においてローデイングばねコネクタ6お
よびアクチユエータコネクタ9が結合された構造
である。上ローデイングばね4にはその表面上に
上電歪素子7が、そして下ローデイングばね5に
は同様に下電歪素子8が接合される。これら電歪
素子7,8は上ローデイングばね4、下ローデイ
ングばね5に回転モーメントを与える効果を持
ち、上ローデイングばね4および下ローデイング
ばね5をたわませることができる。なお、アクチ
ユエータコネクタ9には、電歪素子7,8にそれ
ぞれ電圧を供給するための電圧供給端子11,1
2が設けられている。これら電歪素子と電圧供給
端子とは、図示しないが電気的接続手段により接
続されている。
第2図は、第1図の浮動ヘツド支持機構の側面
を示す。可とう体10はその断面をとれば4本の
辺を持つ4リンクとなつている。アクチユエータ
コネクタ9の一端は図示せぬアクチユエータ機構
に結合され、可とう体10は4リンクの一辺が固
定された構造であるから、電歪素子7,8によつ
て発生する回転のモーメントによつてローデイン
グばねコネクタ6側は変位を持つことができる。
浮動ヘツドスライダ1を磁気デイスク媒体13上
にローデイングさせる場合、浮動ヘツドスライダ
1はその潤滑面が常に磁気デイスク媒体13表面
と平行になるようにすることが、ヘツドクラツシ
ユを防ぐ上で重要であるが、先に示したように本
支持機構においてローデイング機能を持つ可とう
体10は、4リンクの効果によつて浮動ヘツドス
ライダ1と磁気デイスク媒体13間のギヤツプを
殆ど平行に保ちながらローデイングさせる機能を
持つ。厳密には製造上の誤差や、ばねの反力によ
つて浮動ヘツドスライダ1と磁気デイスク媒体1
3間の平行度は若干失われるが、本実施例のよう
に上ローデイングばね4と下ローデイングばね5
にそれぞれ独立した電歪素子7,8を設け、しか
もそれら電歪素子7,8を上下ローデイングばね
4,5の特定の適切な位置に接合することによつ
て、浮動ヘツドスライダ1および磁気デイスク媒
体13間の平行度を補償することができる。
以上の構成において、磁気デイスクの回転して
いない停止時から低速時までは第2図のように本
実施例の浮動ヘツド支持機構は設置される。すな
わち浮動ヘツドスライダ1は磁気デイスク媒体1
3から充分に離間するように設置される。充分磁
気デイスクの回転の上がつた状態(高速時)に於
いて電圧供給端子11,12から電歪素子7,8
に印加電圧を加えると、第3図に示すように可と
う体10の上ローデイングばね4および下ローデ
イングばね8がたわみ、その結果ローデイングば
ねコネクタ6側が変位して、浮動ヘツドスライダ
1が磁気デイスク媒体上にローデイングされる。
第4図は、第3図のローデイング状態にある浮動
ヘツド支持機構の側面図である。
また、第5図と第6図に示されるように、磁気
デイスク媒体13の回転していない停止時から低
速時まであらかじめ電歪素子7,8に電圧を印加
しておくことによつて磁気デイスク媒体13と浮
動ヘツドスライダ1との接触がないようにし、磁
気デイスク媒体13の回転が上つたところで電歪
素子に加える電圧を除去することでローデイング
がなされるようにしても前記実施例と同様な効果
を得ることができる。
なお、本実施例は本発明を制限するものではな
く、本発明の思想を逸脱しない範囲でどのような
変更を行つても差し支えないことは言うまでもな
い。例えば、ローデイングばねにそれぞれ接合さ
れる電歪素子は、1個に限られるものではなく、
複数個設けることもできる。
〔発明の効果〕
2枚の板ばねを平行になるようにその両端で適
切な間隔をもつて接合した可とう体を浮動ヘツド
スライダを支えるサスペンシヨンばねに結合し、
その板ばね上に設けられた電歪素子に電圧を加え
ることによつて浮動ヘツドスライダを駆動するこ
とができ、その結果ヘツドクラツシユや浮動ヘツ
ドスライダと磁気デイスク媒体との吸着が生じな
いといつた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る浮動ヘツド支持機構の一
実施例を示す斜視図、第2図は第1図に示す機構
の側面図、第3図は第1図に示す機構のローデイ
ング状態を示す斜視図、第4図は第3図のローデ
イング状態を示す側面図、第5図は本発明に係る
機構の他の実施例を示す側面図、第6図は第5図
に示す機構のローデイング状態を示す側面図、第
7図は従来の浮動ヘツド支持機構を示す斜視図で
ある。 1……浮動ヘツドスライダ、2……ジンバルば
ね、3……サスペンシヨンばね、4……上ローデ
イングばね、5……下ローデイングばね、6……
ローデイングばねコネクタ、7……上電歪素子、
8……下電歪素子、9……アクチユエータコネク
タ、10……可とう体、11,12……電圧供給
端子、13……磁気デイスク媒体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 浮動ヘツドスライダを支持するジンバルばね
    と、このジンバルばねを一端において支持するサ
    スペンシヨンばねと、このサスペンシヨンばねの
    他端に結合され、平行な2枚の板ばねがその両端
    部において間隔をもつて結合された可とう体と、
    前記2枚の板ばねのそれぞれに接合された少なく
    とも1個以上の電歪素子と、これら電歪素子に電
    圧を供給する手段とを有することを特徴とする浮
    動ヘツド支持機構。
JP27910285A 1985-12-13 1985-12-13 浮動ヘツド支持機構 Granted JPS62140285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27910285A JPS62140285A (ja) 1985-12-13 1985-12-13 浮動ヘツド支持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27910285A JPS62140285A (ja) 1985-12-13 1985-12-13 浮動ヘツド支持機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62140285A JPS62140285A (ja) 1987-06-23
JPH057791B2 true JPH057791B2 (ja) 1993-01-29

Family

ID=17606441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27910285A Granted JPS62140285A (ja) 1985-12-13 1985-12-13 浮動ヘツド支持機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62140285A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0821216B2 (ja) * 1988-01-05 1996-03-04 日本電気株式会社 磁気ヘッドのロードアンロード方式
JPH01107066U (ja) * 1988-01-07 1989-07-19
KR100716944B1 (ko) * 2000-05-25 2007-05-10 삼성전자주식회사 헤드 짐벌 조립체

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62140285A (ja) 1987-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63108576A (ja) 浮動ヘツドのロ−デイング機構
US6914752B2 (en) Magnetic recording disk drive with continuous contact air-bearing slider
JP3175680B2 (ja) 磁気ヘッドスライダ支持機構及びこれを備えた磁気ディスク装置
JPH057791B2 (ja)
JPH0546635B2 (ja)
US6377424B1 (en) Shock-tolerant head gimbaling assembly for a disc drive having reduced disc spacing
JPS62112276A (ja) 負圧浮動ヘツドセルフロ−デイングアクチユエ−タ機構
JPH01184678A (ja) 磁気ヘッドロード装置
JP2549577Y2 (ja) 浮動ヘッド支持体
JPH01208778A (ja) 負圧利用型浮動ヘッドロード機構
JPS63138580A (ja) 浮動ヘツドスライダ
JPH01107382A (ja) 負圧利用型浮動ヘッドロード機構
JP2663688B2 (ja) 磁気ディスク装置
JPS63161573A (ja) 浮動ヘツド機構
JPH0823975B2 (ja) 磁気ヘッド支持体
JPH063670B2 (ja) 負圧利用型浮動ヘッドロ−ド機構
JPH01184679A (ja) 磁気ヘッドロード装置
JP2501516Y2 (ja) 浮動ヘッドロ―ディング装置
JPH0760581B2 (ja) 磁気ヘッド支持体
JP2790275B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0760580B2 (ja) 磁気ヘッド支持体
JPH0528681A (ja) ヘツド支持装置、磁気ヘツド装置及び磁気記録再生装置
JP2672790B2 (ja) 磁気ディスク装置
JPH01134769A (ja) 浮動ヘッドロード機構
JPH0555952B2 (ja)