JPS6220124A

JPS6220124A - 磁気デイスク装置

Info

Publication number: JPS6220124A
Application number: JP15935285A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Kubo; 雅裕久保; Yasuro Otsubo; 大坪　康郎
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-07-19
Filing date: 1985-07-19
Publication date: 1987-01-28
Anticipated expiration: 2011-11-27
Also published as: JP2557827B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、磁気ディスク装置に係り、特に、高密度記録
再生を実現できるようにした磁気ディスク装置に関する
。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

周知のように、ｖＡ気ディスク装置は、計算機の外部記
憶装置として広く使用されている。

このような磁気ディスク装置の主要部は、一般に９回転
駆動源によって告世酌毛回転駆動される磁気ディスク板
と、この磁気ディスク板に沿って移動可能に設けられた
スライダと、このスライダに固定されて磁気ディスク板
への書き込みおよび読み出しを行なう磁気ヘッドとで構
成されている。

一般に、高速回転している磁気ディスク板に磁気ヘッド
を直接接触させることは好ましいことではない。このよ
うなことから、従来の磁気ディスク装置では、スライダ
に、１ｉ気ヘツドを支持する機能と、Ｉａ気ディスク板
に対向している状態で磁気ディスク板が回転したときデ
ィスク面との間に圧縮空気流を形成し、この動圧でスラ
イダそのものを浮上させ、これによってスライダおよび
磁気ヘッドがディスク面に直接接触するのを防止する機
能とを発揮させている。そして１通常は、スライダに発
生した揚力とバネ材等による押付は力とが平衡した点に
磁気ヘッドを位置させる方式が採用されている。

ところで、最近では記録密度の充分に高い磁気ディスク
装置の出現が望まれており、このような要望を満たす１
つの手段として垂直磁気記録媒体の使用が考えられてい
る。しかし、垂直磁気記録媒体を使用する場合、この記
録媒体の特徴を最大限に発揮させるには磁気ヘッドと磁
気ディスク板との間の間隔を０．１μ雇以下に抑え、し
かもその変動を非常に小さな値に抑える必要がある。

しかしながら、従来の磁気ディスク装置のように動圧に
よって浮上するスライダに磁気ヘッドを固定する方式で
あると、スライダの浮上量そのものが外部擾乱等によっ
て大きく変動するため、磁気ヘッドと磁気ディスク板と
の間の間隔を充分小さり、シかも変動のほとんどない状
態に保持することが本質的に困難であった。このため、
垂直磁気記録媒体を使用して高密度記録を実現すること
は困難であった。

〔発明の目的〕

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、ｌａ気ヘッドと磁気ディスク板
との間の間隔を微小に、かつ常に安定に保持でき、もっ
て高密度な記録を実現できる磁気ディスク装置を提供す
ることにある。

〔発明の概要〕

本発明によれば２回転駆動源によって回転駆動される磁
気ディスク板と、この磁気ディスク板に沿って移動可能
に設けられたスライダと、このスライダに固定され前記
磁気ディスク板への書き込みおよび読み出しを行なう磁
気ヘッドと、少なくとも動作中は前記スライダを前記磁
気ディスク板に接触させる手段とを備えた磁気ディスク
装置が提供される。

〔発明の効果〕

本発明に係る磁気ディスク装置では、動作中はスライダ
が常に磁気ディスク板に接触している。

したがって、スライダに固定されている磁気ヘッドと磁
気ディスク板との間の間隔は、常に、スライダに対する
磁気ヘッドの取付は位置によって決まる間隔分Ｓ１と、
ｆ！ｉ気ディスク板の表面粗さに起因する間隔分Ｓ２と
を合計した間隔Ｓｏとなり。

この合計した間隔ＳＯは外部擾乱には全く影響されない
ことになる。そして、現在の工作技術では上述した間隔
分Ｓ１を０．１μｍ程度以下に設定することは比較的容
易であり、また２間隔分Ｓ２も０、０２μｍ程度に設定
することは比較的容易である。

したがって２本発明によれば、垂直磁気記録方式の特徴
を充分に発揮させるのに必要な間隔、つまり磁気ヘッド
と磁気ディスク板との間の間隔を０．７μｍ程度以下に
設定でき、しかも、この間隔を常に安定に保持させるこ
とができる。このため。

磁気ヘッドを保護した状態で高密度な記録を実現するこ
とができる。

〔発明の実施例〕以下２本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図は、各磁気ディスク板毎にアクセスアームを有す
る磁気ディスク装置に本発明を適用した例の慨略構成を
示１ものである。

すなわち２図中１はディスクスタックであり。

このディスクスタック１は、軸２の外周に、たとえば６
枚の磁気ディスク板３を同軸的に、かつ等間隔に固定し
て構成されている。軸２は回転駆動源４に連結され、こ
の回転駆動源４は制御装置５によって制御される。各デ
ィスク板３の図中上下面には垂直磁気記録媒体で構成さ
れた記録媒体層が形成されている。そして、最も外側に
位置するディスク板の一方のディスク面は位置決め用と
して使用され、他方のディスク面および他の磁気ディス
ク板はデ〜り用として使用されるようになっている。ま
た、各磁気ディスク板３の両面には潤滑油被膜がディス
ク面の表面粗さの最大値以上の厚みに設けられている。

各磁気ディスク板３の両面近傍には、各ディスク板を挟
む関係に合計１２（１１！］の磁気ヘッド６が軸２と平
行する線上に配列されており、これら磁気ヘッド６はそ
れぞれスライダ７、弾性機構８およびアクセスアーム９
を介してキャリッジ１０に支持されている。キャリッジ
１０は、制御装置５によって制御されるアクチュエータ
１１に支持されており１図中矢印１２で示す方向に選択
的に移動制御される。制御表＠５による回転駆動源４お
よびアクチュエータ１１の制御は、公知のものと同様の
方式が採用されている。

前記磁気ヘッド６、スライダ７および弾性機構８からな
る部分は、それぞれ等しく構成されており、具体的には
第２図に示すように構成されている。すなわち、スライ
ダ７は、スライダブロック１４の磁気ディスク板３に対
向する面に、磁気ディスク板３の回転方向に沿った比較
的深い溝１５゜１６を平行に設けるとともにこれら溝１
５．１６の存在によって形成された３本の突条１７，１
８゜１９の磁気ディスク板３の回転方向を基準にして反
回転方向側に位置する端部に反回転方向に向かうにした
がってディスク面から徐々に離れる傾斜面２０．２１．
２２を設け、さらに第３図に示すように中央に位置して
いる突条１８の高さを両側に位置している突条１７．１
９よりＳｔ　　（約０．１μＴｒＬ）だけ低く形成した
ものとなっている。したがって、突条１８は突条１７．
１９より反磁気ディスク板側へ８１だけ後退した状態に
設けられている。そして、上記のように構成されたスラ
イダ７は１弾性機構８を介してアクセスアーム９に支持
されている。弾性機構８は、スライダ全体を支持するジ
ンバル機構２３と、スライダ７をディスク面に常に押圧
接触させる負荷バネ２４とで構成されている。一方、１
ｉｔｉ気ヘツド６は、スライダ７の前記磁気ディスク板
３の回転方向を基準にして回転方向側に位置する端面で
突条１８の側方位置に上記突条１８と面一のレベルに磁
気ギャブＧが位置するようにヨーク２５を固定し、この
ヨーク２５の外周にコイル２６を巻装したものとなって
いる。

このような構成であると、各磁気ディスク板３が回転し
ているか否かに拘らず各スライダ７の突条１７．’１９
は対応するディスク面に常に接触していることになる。

つまり、突条１７，１９の第３図中にで示す面が磁気デ
ィスク板３と接触する滑走面となっている。したがって
、各磁気ヘッド６の磁気ギャップＧと各磁気ディスク板
３のディスク面との間の間隔Ｓｏは、第４図に示すよう
に各スライダ７への磁気ヘッド６の取付けによって決ま
る間隔Ｓｌにディスク面の表面粗さに起因する間隔分Ｓ
２を加算した値となる。一般に、Ｓｌを０．１μｍ以下
に設定することはエツチング技術の採用等によって比較
的容易であり、またディスク面の表面粗さの最大値を０
．０２μｍ程度に抑えることも比較的簡単である。した
がって、Ｓｏを常に０．１μｍ程度以下に保持すること
が可能となる。

そして、この場合には、各スライダ７を常に対応するデ
ィスク面に接触させるようにしているので。

外部からの擾乱によってＳｏが大きく変動するのを防止
でき、Ｓｏを常に前述した関係によって決まる値に抑え
ることができる。このため、磁気ヘッドと磁気ディスク
との間の間隔を垂直磁気記録媒体の特徴を充分発揮させ
得る値に保持することができ、結局、前述した効果を発
揮させることができる。

上記のようにディスク面に常にスライダ７を接触させる
方式であると２両者の摩耗が問題となる。

しかし、たとえばスライダ７の１滑走面が４ｔｙｔｒ２
゜負荷バネからの与荷重が１５９とすると平均面圧は１
．９９／ｍ２となり、この程度の面圧では実施例のよう
にディスク面に潤滑油被膜を設けるだけで摩耗を充分低
減させることができる。さらに。

垂直磁気記録媒体の使用によって２通常の磁気記録媒体
に比べてビット密度を少なくとも数倍高めることができ
るので、情報転送速度を通常の記録媒体との場合と同じ
にすると、磁気ディスク板の回転速度を数分の１に低下
させることができる。

したがって、このようにして摩耗の点を解消することも
できる。ここで、潤滑に潤滑油被膜を使用する場合を説
明すると、第５図（ａ）に示すように潤滑油被膜Ｑの厚
みが滑走面にと磁気ディスク板３との間に形成される最
大間隙長以下である場合にはメニスカスＭが生じ、磁気
ディスク板３の停止時に滑走面Ｋが磁気ディスク板３に
吸着される虞れがある。したがって、実施例のように、
つまり第５図（ｂ）に示すように潤滑油波ｇ！！Ｑの厚
みを上述した間隙長以上に設定しておくとメニスカスＭ
の発生を防止でき、上述した問題を解消することができ
る。

なお９本発明は、上述した実施例に限定されるものでは
なく種々変形することができる。すなわち、第６図に示
すように、ｌａ気ディスク板への接触に供される突条３
１と、この突条３１の両側に上記突条３１よりＳｌだけ
低い突条３２．３３とを設けた形状にスライダ７ａを構
成し、突条３２゜３３の反回転方向側端面に薄膜磁気ヘ
ッド３４゜３５を固定するようにしてもよい。また、第
７図に示すように、磁気ディスク板との接触に供される
突部３６と、この突部３６の反回転方向側に上記突部３
６よりＳｌだけ低い突部３７とを設けた形状にスライダ
７ｂを構成し、上記突部３７の端面に薄膜磁気ヘッド３
８を固定するようにしてもよい。さらにまた、ｖＡ気デ
ィスク板の表面に塗布される潤滑材としては、ｉ１！Ｉ
滑油に限らず固体潤滑材でもよい。また、上述した実施
例ではスライダを常に磁気ディスク板に接触させるよう
にしているが、非動作時には離すように構成してもよい
。

その他１本発明の要旨を逸脱しないｔ！囲で種々変形す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る磁気ディスク装置の概
略構成図、第２図は同装置におけるスライダ部分を取り
出して示す斜視図、第３図はスライダだけを取り出して
示す斜視図、第４図から第５図は同実施例装置の作用を
説明するための図。第６図および第７図はそれぞれスライダ部分の変形例を
示す斜視図である。１・・・ディスクスタック、２・・・軸、３・・・磁気
ディスク板、４・・・回転駆動源、５・・・制御２Ｉｌ
装置、６・・・磁気ヘッド、７・・・スライダ、８・・
・弾性機構、９・・・アクセスアーム、１０・・・キャ
リッジ、１１・・・アクチュエータ、１５．１６・・・
溝、１７．１８．１９・・・突条、２３・・・ジンバル
機構、２４・・・負荷バネ。２５・・・ヨーク、２６・・・コイル、３４，３５．３
８・・・薄膜磁気ヘッド、Ｋ・・・滑走面、Ｑ・・・潤
滑油被膜。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第１図ｚｂ第３Ｉ！！第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）回転駆動源によつて回転駆動される磁気ディスク
板と、この磁気ディスク板に沿つて移動可能に設けられ
たスライダと、このスライダに固定され前記磁気ディス
ク板への書き込みおよび読み出しを行なう磁気ヘッドと
、少なくとも動作中は前記スライダを前記磁気ディスク
板に接触させる手段とを具備してなることを特徴とする
磁気ディスク装置。
（２）前記磁気ヘッドは、前記スライダの前記磁気ディ
スク板との接触面より後退した位置に磁気ギャップ部を
位置させて上記スライダに固定されていることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の磁気ディスク装置。
（３）前記磁気ヘッドは、薄膜ヘッドであることを特徴
とする特許請求の範囲第１項または第２項記載の磁気デ
ィスク装置。
（４）前記磁気ディスク板は、記録層が垂直磁気記録媒
体で構成されたものであることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の磁気ディスク装置。
（５）前記磁気ディスク板は、その表面に潤滑用の固体
被膜もしくは油被膜を備えたものであることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の磁気ディスク装置。
（６）前記潤滑用の油被膜は、前記スライダの滑走面と
前記磁気ディスク板との間に形成される最大間隙長より
厚く設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
５項記載の磁気ディスク装置。