JPS6220123A

JPS6220123A - 磁気デイスク装置

Info

Publication number: JPS6220123A
Application number: JP15935185A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Kubo; 雅裕久保; Yasuro Otsubo; 大坪　康郎
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-07-19
Filing date: 1985-07-19
Publication date: 1987-01-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、磁気ディスク装置に係り、特に、高密度記録
再生を実現できるようにした磁気ディスク装置に関する
。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

周知のように、磁気ディスク装置は、計算機の外部記憶
装置として広く使用されている。

このような磁気ディスク装置の主要部は、一般に１回転
駆動源によってｍ回転駆動される磁気ディスク板と、こ
の磁気ディスク板に沿って移動可能に設けられたスライ
ダと、このスライダに固定されて磁気ディスク板への書
き込みおよび読み出しを行なう磁気ヘッドとで構成され
ている。

一般に、高速回転している磁気ディスク板に磁気ヘッド
を直接接触させることは好ましいことではない。このよ
うなことから、従来の磁気ディスク装置では、スライダ
に、磁気ヘッドを支持する芸能と、磁気ディスク板に対
向している状態で磁気ディスク板が回転したときディス
ク面との間に圧縮空気流を形成し、この動圧でスライダ
そのものを浮上させ、これによってスライダおよび磁気
ヘッドがディスク面に直接接触するのを防止する機能と
を発揮させている。そして４通常は、スライダに発生し
た揚力とバネ材等による押付は力とが平衡した点に磁気
ヘッドを位置させる方式が採用されている。

と゛ころで、最近では記録密度の充分に＾い磁気ディス
ク装置の出現が望まれており、このような要望を満たす
１つの手段として垂直磁気記録媒体の使用が考えられて
いる。しかし、垂直磁気記録媒体を使用する場合、この
記録媒体の特徴を最大限に発揮させるには磁気ヘッドと
磁気ディスク板との間の間隔を０．１μｍ以下に抑え、
しかもその変動を非常に小さな値に抑える必要がある。

しかしながら、従来の磁気ディスク装置のように動圧に
よって浮上するスライダに磁気ヘッドを固定する方式で
あると、スライダの浮上量そのものが外部擾乱等によっ
て大きく変動するため、磁気ヘッドと磁気ディスク板と
の間の間隔を充分小ざ＜、シかも変動のほとんどない状
態に保持することが本質的に困難であった。このため、
垂直磁気記録媒体を使用して高密度記録を実現すること
は困難であった。

そこで、このような不具合を解消するために。

スライダを磁気ディスク板に直接接触させることが考え
られる。しかし、このようにするとスライダおよび磁気
ディスク板の摩耗を避けることができないので、これら
の摩耗粉が磁気ディスク板上に蓄積され、これが原因し
て装置としての信頼性ならびに寿命が低下する問題があ
る。

〔発明の目的）本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、磁気ヘッドと磁気ディスク板と
の間の間隔を微小に、かつ常に安定に保持でき、もって
高富度な記録を実現でき。

しかも上記間隙を微小、かつ安定に保たせたときに起こ
るＩγ耗粉の影響を除去でき、装置としての信頼性なら
びに寿命を向上させることができる磁気ディスク装置を
提供することにある。

〔発明の慨要〕

本発明によれば９回転駆動源によって回転駆動される磁
気ディスク板と、この磁気ディスク板に沿って移動可能
に設けられたスライダと、このスライダに固定され前記
磁気ディスク板への書き込みおよび読み出しを行なう磁
気ヘッドと、少なくとも動作中は前記スライダを前記磁
気ディスク板に接触させる手段と、前記スライダの前記
磁気ディスク板との接触面に設けられた摩耗粉溜り用の
凹部とを漏えた磁気ディスク装置が提供される。

〔発明の効果〕

本発明に係る磁気ディスク装置では、動作中はスライダ
が常に磁気ディスク板に接触している。

したがって、スライダに固定されている磁気ヘッドと磁
気ディスク板との間の間隔は、常に、スライダに対する
磁気ヘッドの取付は位置によって決まる間隔分Ｓ１と、
磁気ディスク板の表面粗さに起因する間隔分Ｓ２とを合
計した間隔ＳＯとなり。

この合計した間隔ＳＯは外部擾乱には全く影響されない
ことになる。そして、現在の工作技術では上述した間隔
分Ｓ１を０．１μｍ程度以下に設定することは比較的容
易であり、また９間隔分Ｓ２も０．０２μｍ程度に設定
することも比較的容易である。

したがって、垂直磁気記録方式の特徴を充分に発揮させ
るのに必要な間隔、つまり磁気ヘッドと磁気ディスク板
との間の間隔を０．１μｍ程度以下に設定でき、しかも
、この間隔を常に安定に保持させることができる。この
ため、磁気ヘッドを保護した状態で高密度な記録を実現
することができる。

また、スライダと磁気ディスク板とを接触させるように
しているので両者に摩耗が生じ、摩耗粉が発生するが、
スライダの磁気ディスク板との接触面に凹部を設けてい
るので、スライダと磁気ディスク板との間に流れ込んだ
摩耗粉は凹部の位置を通過しようとしたとき、凹部内に
発生している渦流によって方向を変えられて凹部の内面
に衝突し。

この内面に付着する。したがって、磁気ディスク板上の
摩耗粉を除去することができ、ディスク面を常に清浄に
保つことができるので、長期にｎつで安定な記録を実現
でき、また寿命も向上させることができる。

［発明の実施例］以下９本発明の実施例を図面を参照しながら説明でる。

第１図は、各磁気ディスクｌｆｉ毎にアクセスアームを
有する磁気ディスク装置に本発明を適用した例の概略構
成を示すものである。

すなわち１図中１はディスクスタックであり。

このディスクスタック１は、軸２の外周に、たとえば６
枚の磁気ディスク板３を同軸的に、かつ等間隔に固定し
て構成されている。軸２は回転駆動＃ｉ４に連結され、
この回転駆動源４は制御装置５によって制閲される。各
ディスク板３の図中上下面には垂直磁気記録媒体で構成
された記録媒体層が形成されている。そして、最も外側
に位置するディスク板の一方のディスク面は位置決め用
として使用され、他方のディスク面および他の磁気ディ
スク板はデータ用として使用されるようになっている。

各磁気ディスク板３の両面近傍には、各ディスク板を挟
む関係に合計１２個の磁気ヘッド６が軸２と平行する線
上に配列されており、これら磁気ヘッド６はそれぞれス
ライダ７、弾性機構８およびアクセスアーム９を介して
キャリッジ１０に支持されている。キャリッジ１０は、
ｌｌｉ！１１１１装置５によって制御されるアクチュエ
ータ１１に支持されており２図中矢印１２で示す方向に
選択的に移動制御される。制御装置５による回転駆動源
４およびアクチュエータ１１の制御は、公知のものと同
様の方式が採用されている。

前記磁気ヘッド６、スライダ７および弾性機構８からな
る部分は、それぞれ等しく構成されており、具体的には
第２図に示すように構成されている。すなわち、スライ
ダ７は、スライダブロック１４の磁気ディスク板３に対
向づる面に、＋ａ気ディスク根３の回転方向に沿った比
較的深い溝１５゜１６を平行に設けるとともにこれら溝
１５．１６の存在によって形成された３本の突条１７．
１８゜１９の磁気ディスク板３の回転方向を基準にして
反回転方向側に位置する端部に反回転方向に向かうにし
たがってディスク面から徐々に離れる傾斜面２０，２１
．２２を設け、さらに第３図に示すように中央に位置し
ている突条１８の高さを両側に位置している突条１７，
１９よりＳ＋　　（約０゜１μｍ）だけ低く形成したも
のとなっている。したがって、突条１８は突条１７．１
９より反磁気ディスク板側へ８１だけ後退した状態に設
けられている。また、突条１７．１９の磁気ディスク板
３側に位置する面には凹部、つまり、磁気ディスク板３
の回転方向と直交する方向に延びる溝２３が上記回転方
向に複数形成されている。そして、上記のように構成さ
れたスライダ７は１弾性機構８を介してアクセスアーム
９に支持されている。弾性機構８は、スライダ７を支持
するジンバル機構２４と、スライダ７をディスク面に常
に押圧接触させる負荷バネ２５とで構成されている。一
方。

磁気ヘッド６は、スライダ７の０６記磁気デイスク板３
の回転方向を基準にして回転方向側に位置する端面で突
条１８の側方位置に上記突条１８と面一のレベルに磁気
ギャプＧが位置するように固定されたヨーク２６と、こ
のヨーク２６の外周に巻装されたコイル２７とで構成さ
れている。

このような構成であると、各磁気ディスク板３が回転し
ているか否かに拘らず各スライダ７の突条１７，１９は
対応するディスク面に常に接触していることになる。つ
まり、突条１７．１９の第３図中にで示す面が磁気ディ
スク板３と接触する滑走面となっている。したがって、
各磁気ヘッド６の磁気ギャップＧと各磁気ディスク板３
のディスク面との間の間隔Ｓｏは、第４図に示すように
各スライダ７への磁気ヘッド６の取付けによって決まる
間隔Ｓ１にディスク面の表面粗さ起因する間隔分Ｓ２を
加算した値となる。一般に、Ｓｌを０．１μｍ以下に設
定することはエツチング技術の採用等によって比較的容
易であり、またディスク面の表面粗さの最大値を０．０
２μｍ程度に抑えることも比較的簡単である。したがっ
て、３ｏを常に０．１μｍ程度以下に保持することが可
能となる。

そして、この場合には、各スライダ７を常に対応するデ
ィスク面に接触させるようにしているので。

外部からの擾乱によってＳＯが大ぎく変動するのを防止
でき、３ｏを常に前）ホした関係によって決まる値に抑
えることができる。このため、磁気ヘッドと磁気ディス
クとの間の間隔を垂直磁気記録媒体の特徴を充分発揮さ
せ得る値に保持することができる。また、上記ようにス
ライダ７と磁気ディスク板３とを接触させる方式である
と９両者の摩耗を避けることができず、この結果、磁気
ディスク板３上に摩耗粉が溜ろうとする。しかし、この
ような摩耗粉は次のようにして除去される。すなわら、
磁気ディスク板３が回転すると、磁気ディスク板３とス
ライダ７との間に、第５図中矢印２８で示す空気の流れ
が生じる。この流れは、満２３の位置において溝２３の
存在による流路拡大の影響を受けて溝２３内に渦流２９
を発生させる。

このため、渦流２９に巻き込まれた摩耗粉は、溝２３の
内面に衝突して図中３０で示すように溝２３の内面に付
着する。したがって、摩耗粉は除去されることになる。

このように、摩耗粉を除去することができるので、摩耗
粉によって起こる記録密度の低下を防止できるとともに
寿命の低下をも防止でき、結局、前述した効果を発揮さ
せることができる。

なお１本発明は、上述した実施例に限定されるものでは
なく種々変形することができる。すなわち、摩耗粉を溜
めるための溝としては、第６図に示すように入口部分よ
り実が広くなるように上流側の内面３１を傾斜させ、こ
れによって一度付前した摩耗粉が落下しないようにした
形状の溝２３８を設けるようにしてもよいし、また、単
なるピット状の溝を設けるようにしてもよい。さらに。

磁気ヘッドとして薄膜磁気ヘッドを用いるようにしても
よい。さらにまた、スライダおよび磁気ディスク板の摩
耗を抑制するために磁気ディスク板の表面に潤滑材を塗
布するようにしてもよい。また、上述した実施例ではス
ライダを常に磁気ディスク板に接触させるようにしてい
るが、非動作時には離すように構成してもよい。その他
１本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る磁気ディスク装置の概
略構成図、第２図は同装置におけるスライダ部分を取り
出して示す斜視図、第３図はスライダだけ°を取り出し
て示す斜視図、第４図および第５図は同実施例装置の作
用を説明するための図。第６図は摩耗粉溜り用の溝の変形例を説明するための図
である。１・・・ディスクスタック、２・・・軸、３・・・磁気
ディスク板、４・・・回転駆動源、５・・・制御装置、
６・・・磁気ヘッド、７・・・スライダ、８・・・弾性
機構、９・・・アクセスアーム、１０・・・キャリッジ
、１１・・・アクチュエータ、１５．１６・・・溝、１
７，１８．１９・・・突条、２３．２３ａ・・・溝、２
４・・・ジンバル機構。２５・・・負荷バネ、２６・・・ヨーク、２７・・・コ
イルＫ・・・滑走面。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）回転駆動源によって回転駆動される磁気ディスク
板と、この磁気ディスク板に沿って移動可能に設けられ
たスライダと、このスライダに固定され前記磁気ディス
ク板への書き込みおよび読み出しを行なう磁気ヘッドと
、少なくとも動作中は前記スライダを前記磁気ディスク
板に接触させる手段と、前記スライダの前記磁気ディス
ク板との接触面に設けられた摩耗粉溜り用の凹部とを具
備してなることを特徴とする磁気ディスク装置。
（２）前記凹部は、前記磁気ディスク板の回転方向と直
交する方向に設けられた溝であることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の磁気ディスク装置。
（３）前記磁気ヘッドは、前記スライダの前記磁気ディ
スク板との接触面より後退した位置に磁気ギャップ部を
位置させて上記スライダに固定されていることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の磁気ディスク装置。
（４）前記磁気ヘッドは、薄膜ヘッドであることを特徴
とする特許請求の範囲第１項または第３項記載の磁気デ
ィスク装置。
（５）前記磁気ディスク板は、記録層が垂直磁気記録媒
体で構成されたものであることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の磁気ディスク装置。