JPH03130433A

JPH03130433A - 停止箇所ができ易い織物のための織機

Info

Publication number: JPH03130433A
Application number: JP2267545A
Authority: JP
Inventors: Peter Dornier; ペーター、ドルニエ
Original assignee: Lindauer Dornier GmbH
Current assignee: Lindauer Dornier GmbH
Priority date: 1989-10-07
Filing date: 1990-10-04
Publication date: 1991-06-04
Anticipated expiration: 2014-06-23
Also published as: DE3933616A1; EP0422364A1; US5082029A; JP2911579B2; DE3933616C2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、織機によって駆動される偏心輪機械を有し、
この偏心輪機械がシャフト（綜絖枠）を有し、このシャ
フトがリンクおよび回転運動する偏心輪に接する接触ロ
ーラを持ったローラ付きレバーを介して駆動され、揺動
可能な掛け外しレバ−か設けられており、この掛け外し
レバーがローラ付きレバーに相対回転不能に結合され、
接触ローラの偏心輪への接触を制御するような停止箇所
（ＳＬａｎｄｓｔｅｌｌｅ　、切れ目）ができ易い織物
特に綾織物（Ｋｏｐｅｒ　ｇｅｖｅｂｅ）に対する織機
に関する。

（従来の技術）織機におけるかかる偏心輪機械は公知である。

これは例えば特に綾織物のような単純な織物結合を行う
ために用いられている。

例えば綾織物のように停止箇所ができ易い織物の場合、
たて糸あるいはよこ糸が破断した際に機械が自動的に停
止するか手動で停止されたとき、各シャフトが結合に影
響を及ぼす上側開口位置にあるために、それに所属する
たて糸が伸ばされるという危険がある。この伸びは完成
済みの織物においていわゆる停止箇所（切れ目欠陥）と
して認識される。

従来において、機械の停止後において非常に短い成る所
定の時間内においてたて糸が相応して負荷軽減され、即
ち織機シャフトが中央開口の方向に移動される以外に、
かかる停止箇所を確実に避ける方法は知られていない。

この方法は今まで、シャフトが固定配置された偏心輪に
よって動かせず、個々に運動偏心輪に接続されているよ
うな電子制御式の自動織機においてしか実施できない。

しかしこの織物は偏心輪機械によって織られるとき、従
来においてかかる停止箇所を防止することは知られてい
ない。

（発明が解決しようとする課題）本発明の目的は、冒頭に述べた形式の織機を、大きな停
止時間においても織物における停止箇所が現れないか生
じないように形成することにある。

（課題を解決するための手段）本発明によればこの目的は、偏心輪機械に付属されそれ
自体公知の掛け外しレバーに駆動機構が配置され、この
駆動機構が偏心輪機械が停止した際に掛け外しレバーを
、すべてのシャフトが中央開口位置に置かれるように移
動される。即ち本発明に基づいて、偏心輪機械に存在し
従来においてシャフトを中央開口位置に手動調整するた
めに用いられていた掛け外しレバーが、制御される駆動
機構特に駆動機構のピストンロッドに結合されている。

駆動機構に作用的に接続された制御装置を介して、いま
や織機が停止した際に自動的に圧力媒体か供給され、こ
れにより掛け外しレバーが駆動機構の作用下においてシ
ャフトを中央開口位置に置く。これによって、すべての
シャフトが織機の停止後に直ちに中央開口位置に移動さ
れ、たて糸が負荷軽減されるので、織物における停止箇
所は避けられる。

さらに駆動機構は、織機の始動の際に織物における結合
欠陥が生じないようにするために、織機の始動直前に結
合に適したシャフト位置が再び作られるように制御され
る。

そのために、織機の停止前における掛け外しレバーの出
発位置をまず検出し、この掛け外しレバーを中央開口位
置に移動するために駆動機構を制御し、織機の始動直前
において再び掛け外しレバーを、それが織機が停止する
前にあった位置に置かれるように調整する制御装置が設
けられている。

その制御装置は種々の形態が考えられる。これは液圧式
あるいは空気圧式シリンダとして形成されるか、あるい
は電磁石として形成される。さらに電動式駆動装置も考
えられる。重要なことは、掛け外しレバーが制御装置お
よび駆動機構によって前述した位置に揺動されることだ
けである。

（実施例）以下図面に示した実施例を参照して本発明の詳細な説明
する。

図面には、そのシャフト（綜絖枠）１が偏心輪機械２５
によって駆動される織機２４が示されている。その場合
シャフト１の駆動は２本の平行なタペット２を介して行
われ、その各タペット２はその一端が案内レバー３，５
の揺動可能な自由端に結合されている。

この場合箱２の案内レバー３は連結棒４を介して第１の
案内レバー５に結合されている。第１の案内レバー５に
は駆動ロッド６の一端が結合されており、その他端は部
材１３を介してローラ付きレバー８に結合されている。

ローラ付キレバー８は２個の接触ローラ１１を支持して
おり、その各接触ローラ１１は偏心輪９に係合している
。各偏心輪９は軸１０上で回転駆動される。図示した実
施例においては前部偏心輪９しか示されていない。

部材１３は、種々のストロークに調整できるようにする
ために、ローラ付きレバー８の長手方向において移動可
能に且つ固定可能に形成されている。

駆動ロッド６が第１の案内レバー５にある孔７にはまり
込み、ストロークを調整するためにもう１つの孔２６が
設けられていることによって、別の調整が行われる。同
様に駆動ロッド６を長手方向に調整可能に形成すること
も知られている。

掛け外しレバー１４が軸１５に相対回転可能に結合され
ている。軸１５はローラ付きレバー８に接続されている
。

掛け外しレバー１４の前方上端にハンドル１６が配置さ
れており、このハンドル１６によって掛け外しレバー１
４は手動で矢印１７．１８の方向に揺動される。

本発明に基づいて掛け外しレバー１４の揺動可能な自由
端に、駆動機構が配置されている。この駆動機構は図示
した実施例の場合、空気圧式シリンダ２０から成ってい
る。このシリンダ２０は片側が機械に固定のサポート２
１に支持され、そのピストンロッド１９は掛け外しレバ
ー１４に場合によっては調整可能に結合されている。

図示していない制御装置によってシリンダ２０を駆動す
ることにより、掛け外しレバー１４は矢印１７．１８の
方向に揺動される。

機械の別の機能のために、織機は織機壁２２を有し、各
織機壁２２に対して平行にそれぞれ上伝動装置２３が配
置されている。

織機２４によって偏心輪機械２５を運転する場合に、た
て糸あるいはよこ糸が破断することがあり、これによっ
て機械が自動的に停止するか、織機２４は手動でも停止
できる。

本発明に基づいて、図示していない制御装置は織機の停
止時点における掛け外しレバー１４の揺動位置を検出す
るように考慮されている。織り工程において、掛け外し
レバー１４は常に同じ揺動位置をとっている。

上述したように織機の停止が生じた際、シリンダ２０に
対する制御が行われ、シリンダ２０ｈそのピストンロッ
ド１９によって掛け外しレバー１４を矢印１８の方向に
位置１４まで揺動する。

これによって偏心輪９の接触ローラ１１は偏心輪から持
ち上げられ、上側開口に存在していたすべてのシャフト
１は中央開口位置に置かれる。これによって上側開口に
存在するシャフトによって負荷されるたて糸は負荷軽減
され、従って織機２４の長い停止においても、停止箇所
は確実に避けられる。

ローラ付きレバー８は、駆動揺りリンク１２と呼ばれる
延長部分を有している。この場合部材１３は駆動揺りリ
ンク１２に移動可能に且つ固定可能に取り付けられてい
る。これによって種々のシャフトストロークに調整でき
る。

本発明に基づく装置は、偏心輪機械にしか採用できず、
製造コストが安価であるために、織物における有害な停
止箇所を防止することが、非常に簡単にできる。

かかる停止箇所を避けるための織機における従来公知の
処置は、非常に経費がかかり、複雑である。

織物における上述した停止箇所即ち停止位置に長い時間
とどまるときに生ずるよこ糸方向における切れ目が避け
られることは明らかである。この停止箇所の原因は、停
止時点において高い位置にあるシャフトによって追加的
に引っ張られるたて糸の伸びにあり、一方では中央開口
に存在するシャフトのたて糸は全く追加的な引張りを受
けない。

本発明に基づく処置によって、織機の停止過程直後にお
いて、高い開口内に存在するシャフトは同様に中央開口
位置に置かれ、並びに全てのたて糸は織機の停止中にお
いて同じ基準的なたて糸張力にされる。

織機の始動直前において、織機を始動する際に織物に結
合欠陥か生じないようにするために、結合に適したシャ
フトの位置が再度作られねばならない。このことも本発
明に基づく装置は配慮している。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に基づく織機の概略構成図である。１・・・シャフト、２・・・タペット、３・・・案内レ
バー４・・・連結棒、５・・・案内レバー、６・・・駆
動ロッド、７・・・孔、８・・・ローラ付きレバー、９
・・・偏心輪、１０・・・軸、１１・・・接触ローラ、
１２・・・駆動揺りリンク、１３・・・部材、１４・・
・掛け外しレバー１５・・・軸、１６・・・ハンドル、
１７．１８・・・矢印、１９・・・ピストンロッド、２
０・・・シリンダ、２１・・・サポート、２２・・・織
機壁、２３・・・主伝動装置、２４・・・織機、２５・
・・偏心機械、２６・・・孔。

Claims

【特許請求の範囲】１、織機（２４）によって駆動される偏心輪機械（２５
）を有し、この偏心輪機械（２５）がシャフト（１）を
有し、このシャフト（１）がリンク（２、３、４、５、
６）および回転運動する偏心輪（９）に接する接触ロー
ラ（１１）を持ったローラ付きレバー（８）を介して駆
動され、揺動可能な掛け外しレバー（１４）が設けられ
ており、この掛け外しレバー（１４）がローラ付きレバ
ー（８）に相対回転不能に結合され、接触ローラ（１１
）の偏心輪（９）への接触を制御するような停止箇所が
でき易い織物のための織機において、掛け外しレバー（
１１）に駆動機構（１９、２０）が作用し、偏心輪機械
（２５）の停止状態においてこの駆動機構（１９、２０
）が掛け外しレバー（１４）を揺動し、すべてのシャフ
ト（１）を中央開口位置に置くことを特徴とする織機。２、駆動機構が掛け外しレバー（１４）の自由端に作用
するピストンシリンダユニット（１９、２０）であるこ
とを特徴とする請求項１に記載の織機。３、駆動機構（１９、２０）が、掛け外しレバー（１４
）を織機の停止後において第１の位置から第２の位置に
揺動し、織機の始動前に再び第１の位置に置くように作
用する制御装置に接続されていることを特徴とする請求
項１または２に記載の織機。