JPH03128394A - 網膜芽腫遺伝子タンパク質へのヒトパピローマウイルスタンパク質のペプチド阻害剤 - Google Patents

網膜芽腫遺伝子タンパク質へのヒトパピローマウイルスタンパク質のペプチド阻害剤

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JPH03128394A
JPH03128394A JP2207718A JP20771890A JPH03128394A JP H03128394 A JPH03128394 A JP H03128394A JP 2207718 A JP2207718 A JP 2207718A JP 20771890 A JP20771890 A JP 20771890A JP H03128394 A JPH03128394 A JP H03128394A
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peptide
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アレン アイ.オリフ
Mark W Riemen
マーク ダブリユ.リーメン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒトパピローマウィルス(Human Papillo
maViruses) (HP V s )は小さなり
NAを含むウィルスである。HPVsはシミアンウィル
ス(Simian) 40 (S V 40 )及びポ
リオーマウィルス(Polyoma Virus)のよ
うな同様の小さいDNAを含むウィルスと共にパポパウ
イルス(papovavirus)科に属する一員とし
て分類されている。2ダ一ス以上の遺伝的に異なるHP
Vの株が分離されており、ハイブリダイゼーション法を
用いてDNA配列相同性により分類されている。これら
はHPV−1、HPV−2などと呼称される9種々な株
が異なる疾病状態に対応するように見える。
HP V sはそれらがヒトにおける種々な上皮細胞増
殖疾患の発病に対応又は寄与することから医学的に重要
である。例えばHPV株16と18の感染は頸部癌の発
病と関連する。
HPVは頚部発癌のイニシエーターとして作用し、悪性
転換は他の要因との相互作用に依存すると仮定されてい
る。RPVPGE11の感染は生殖器症の発病を伴う、
HPV感染の発生は増加していると見られ、これは最近
男女双方の生殖器HPV感染に関連する患者の来院及び
30才以下のいくらかの婦人のパパニコラウススミア(
ρap smear)におけるHPVの存在が大きく増
加していることに示されている。
特にHPV−16及び一般にパピローマウィルスの性質
は最近よく研究されている。
HPV−16は7904塩基対の二重らせんDNAゲノ
ムを含む(シードルフ・ケイ(Sj、edorf、に、
)等[ピロロジー(Virology) J(1985
年)145巻、181〜185ページ)、、キャブジッ
ドは50nmであり、72のキャブツマ−を含む(フラ
グ・ニー(Klug。
A、)「ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジ
ー(J Mol Biol)J (1965年)11巻
、403〜423ページ)、更に、米国特許第4.77
7,239号は一連の17の合成ペプチドを開示してお
り、それらはHPV−16に対する抗体を生産する能力
があり、従って診断目的に有用であると言われている。
数種のHPV、ウシパピローマウィルス(BPV)及び
ワタオウサギパピローマウイルス(CRPV)を含む数
種のパピローマウィルスのDNAの配列が決定された。
これらのすべてはオープンリーディングフレームに関し
て同じ型のヌクレオチド配列を示す。オープンリーディ
ングフレームは機能的に初期領域(E)と後期領域(L
)に分けることができ、E領域は複製と転換に必要なタ
ンパク質をコード化し、L領域はウィルスのキャブジッ
ドタンパク質をコード化すると仮定されている(ダノス
・オー(Danos、 O,)等「ジャーナル・オブ・
インベステイゲーテイブ・ダーマトロジ−(J、 In
vest Derm) J  (1984年)83巻、
7s〜llsページ)。
二つのHPVコード化タンパク質E6とE7はHPVが
誘導する異常な細胞増殖の病原性に関わっていると考え
られる。その核酸配列から推論されるHPV−16E7
タンパク質のアミノ酸配列はエヌ・サルズマン(N。
Salzman)及びピー・ホーリー(P、 Hovl
ey)著「ザ・パボパビリデー(The Papova
viridae)(第2巻)J (1987年、プレナ
ム・プレス(Plenum Press) にニーヨー
ク(N、Y、))刊)、379ページに示されている。
E6とE7タンパク質をコード化する HPV遺伝子はRPV感染と関連する頸部癌から得られ
る組織又は腫瘍細胞に常に発現されている。更に、HP
V−16株から得られるHPVE6とE7遺伝子は他の
HPV遺伝子の不存在下において細胞培養における上皮
細胞転換を誘導することができる。これらの観察はHP
V感染によって引き起こされる細胞増殖の促進の少なく
とも一部分はE6とE7ウイルスタンパク質によること
を示している。
HPVE7タンパク質は網膜芽腫遺伝子(RB G)コ
ード化タンパク質と結合することが示された。このRB
Gはいくつかの種類のヒトの癌の増殖抑制に関与するこ
とが示された。特に、RBGを不活性化する変移は異常
な又は増加する細胞増殖と関連する。その上、全長RB
Gを欠いている腫瘍細胞への正常なRBGの導入は、動
物における細胞増殖を衰えさせ且つ腫瘍を形成する能力
が減少する。
従って、それ自身細胞の増殖と分化のレギュレーターと
して知られるRBGタンパク質へのHPV  E7タン
パク質の結合はE7タンパク質が細胞増殖に影響する機
作を与える(エヌ・ダイソン(N、 Dy5on)等「
サイエンス(Science) J (1989年)2
43巻、934〜936ページ)。
従って、RBGタンパク質へのHPV  E7タンパク
質の結合を阻害する合成ペプチドを提供することが本発
明の目的である。
HPV  E7−RBGタンパク質結合試験によるこれ
らの合成ペプチド及び他の分子の結合阻害活性の分析方
法を提供することがこの発明の別の目的である。更に別
の目的はこれらの合成ペプチド及びこれらの合成ペプチ
ドを利用する医薬組成物を利用する生殖器症と頸部癌の
治療方法と該合成ペプチドを含む医薬組成物を提供する
ことである。
本発明はRBGタンパク質へのHPV−E7タンパク質
結合を阻害する一つの新規に合成された生化学的に純粋
なポリペプチド(又は複数のポリペプチド)を提供する
。このペプチドはHPV  E7−RBGタンパク質相
質相用作用ッセイから確認される。この発明は生殖器症
と頸部癌を治療するためポリペプチドを使用する方法も
提供する。本発明の新規なポリペプチドは医薬組成物に
おいてスクリーニング手段として、そしてHP V誘引
疾病の防止、予防、治療及び処理において若しくはHP
V感染の阻害から利益を得る他の条件において有用であ
る。
一つの態様において5本発明はHPV−16の著名な領
域から確認される次の配列のペプチドに関する。
表A Thr−Asp−Leu−Tyr−Cys −Tyr−
Glu−Gln−Leu−Asn −Asp−8er−
5er  (HPV−16E7タンパク質の残基26〜
38を表す)ペプチドAは確認された配列の単一のポリ
ペプチドであるが、しかしながら細胞環境の内又は外の
いずれにもペプチドAの同族体、異性化形態又は遺伝的
変種の可能性が存在することをデータは示唆している。
この発明はその各々がRBGタンパク質へのHPV  
E7タンパク質結合を阻害することを条件としてペプチ
ドAのすべてのそのような同族体、異性化形態又は遺伝
的変種を包含する。特にペプチドAの同族体であるポリ
ペプチドは表Aに示したアミノ酸配列に関連して少なく
とも約40%、好ましくは少なくとも約60%、及びよ
り好ましくは少なくとも約75%が保存されているアミ
ノ酸配列を持つそれを含む。
ペプチドAの他の変種が本発明の範囲に含まれることは
当業者に理解されるであろう。
これには特に合成されたペプチドAと保存的アミノ酸置
換のみが異なる任意の変種が含まれる。多くのそのよう
な保存的アミノ酸置換はティラー・ダブリュー・アール
(Taylor。
L R,)rジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオ
ロジーJ  (1986年)188巻、233ページに
示されている。
この出頴のペプチドA及びその断片は保存的アミノ酸置
換、欠失、又は他の方法のいずれかによるアミノ酸配列
の任意のそのような変動を含むものであり、但し精製後
のポリペプチドはRBGタンパク質へのHPVE7タン
パク質結合を結合することを条件とする9例えば、実施
例3に記述されているペプチドCはペプチドAの2アミ
ノ酸が欠失している誘導体である。ペプチドCはRBG
タンパク質へのHPV  E7タンパク質の結合を阻害
することによりペプチドAの活性を保持している。ペプ
チドAの断片は、そのポリペプチドがRBGタンパク質
へのHPV−E7タンパク質の結合を阻害する場合、四
つ又はそれ以上の少ない数のアミノ酸配列を持つ小ペプ
チドでもよく、この配列は表Aに開示したようなそれで
ある。
ペプチドAより大きいポリペプチドも、そのポリペプチ
ドがRBGタンパク質へのHPV  E7タンパク質結
合を阻害し、及び表Aに示すような部分的アミノ酸配列
、又はその保存的置換を含む場合1本発明の範囲に含ま
れる。
ペプチドAのアミノ酸配列について多くの用途を見出し
得ることは当業者にとって容易で明白なことである9例
えばこのアミノ酸配列からオリゴヌクレオチドプローブ
を作り、ペプチドAをコード化するcDNAクローンの
選別に使用することができる。ペプチドAcDNA (
1つ又は複数)を含むこれらのクローンはm RN A
への転写に使用することができ、ついでこのmRNAは
翻訳され発現される。ペプチドAを用いるこれらの作業
は遺伝子工学により大量のペプチドAを生産するため、
又はペプチドAのその細胞的役割を調べるためその遺伝
学を研究するために使用することができる。
更に、ペプチドAの薬理学的性質を改良する目的で合成
ポリペプチドを作ることができる。これらの合成ペプチ
ドは下で論じる固相ペプチド合成法により作ることがで
きる。
このアミノ酸配列はRBGタンパク質へのHPV  E
7タンパク質結合に対して阻害効果を示す非ペプチド性
分子のスクリーン又は確認のための手段として使用する
ことができるポリペプチドを作るために使用することが
できる。
前述のペプチドはその末端で種々な化学的修飾をするこ
とができ、これらも本発明の範囲に入る。特に、ペプチ
ドはC末端にアミド基を持つか又は持たないで製造する
ことができる。C末端にアミド基を持つそれを製造する
場合、ペプチドは先行するアミノ酸残基のカルボニル部
分に共有結合するカルボキシ末端アミド基を持つ。この
ペプチドはN末端のアミノ酸に共有結合するアセチル基
を持つこともできる。他の化学的修飾、特に環状化及び
二量体化が可能である。
本発明のポリペプチドはヒトにおいて HPVにより引き起こされる生殖器捷、頸部癌又は他の
条件の治療に有用である。本発明のポリペプチドはHP
 Vによる疾病又はRBGタンパク質並びに上で論じた
ような他の条件の治療又は予防のための医薬組成物に含
有させることができる。
更に別な態様においては、本発明は、これらのペプチド
に免疫原性を付与することができる担体に結合された前
述のペプチドに関し。
抗血清はこれらのペプチドに対してもたらされ、その中
で抗体は得られる。
本発明のペプチドはHPVによる感染に対する予防が望
まれる患者に抗体を生成させるため、すなわちワクチン
として、又は既に存在しているHPV感染に対して免疫
応答を高めるために使用することができる。それらは抗
血清を得るために生産用動物種に注射することもできる
。生産用生物で得られるポリクロ−ナール抗血清の代わ
りに、抗体生産性クローンを得る目的で動物に注射し、
肺臓又は他の抗体生産性細胞に永続性を付与することに
よる標準の方法又はより最近の変法によりモノクローナ
ル抗体を生産することができる。
得られるポリクローナル又はモノクローナル抗体は、種
の変動を補正することにより治療剤として使用すること
もできる。
宿主に対するタンパク質の直接の投与はRPVに対する
保護的免疫性を与えるか、又は宿主が既に感染している
場合宿主自身の免疫応答を病気の進行に対してより効果
的に戦うために増強することができる。すべての応用の
ために、このペプチドは免疫原性形態で投与される。ペ
プチドは比較的短いので、これを免疫原性を付与する担
体材料と結合することが必要である。この担体材料は抗
原的に中性であることすなわちそれ自身に対する抗体を
生成する能力のないことが理想である。
抗原的に中性であることは、勿論多くの担体にとって理
想的な状態ではあるが、宿主に抗体を生成することがで
きるいくらかの抗原性領域を含んでいても実際には満足
し得るものである。しかしながら、この抗原性領域は極
めて容易に達成される本発明のペプチドの領域と事実上
人なっているか、又は担体部分に対して生成した抗体が
宿主に対して無害であればなお好ましいことである。
本発明のポリペプチドの予防的又は治療的用量の範囲は
、勿論患者の群(年齢、性別等)、治療を受ける状態の
性質又は重篤度、及び本発明の個別のポリペプチド、及
び投与径路により変動する。一般に使用する毎日の用量
の範囲は哺乳動物の体重kg当たり約0.5〜約5mg
の範囲内にある。
任意の適当な投与径路を、本発明のポリベプチドの有効
な用量を哺乳動物特にヒトに与えるために使用すること
ができる。例えば、経口、直腸内、膣内、局所、非経口
、眼内。
鼻内、舌下、口腔内、静脈内などの径路を使用すること
ができる。用量形態は錠剤、トローチ、分散剤、懸濁剤
、溶液、カプセル、クリーム、軟膏、生薬、二一ロゾル
などを含む。前記用量形態はこの目的のために特別に考
案された移植徐放性器具、又はこの方法でよりよく作用
するように変更された他の移植用形態も含む。
本発明の医薬組成物は活性成分としてこの発明のポリペ
プチド又はその医薬的に受容可能な塩からなり、並びに
医薬的に受容可能な担体及び任意に他の治療用成分を含
むことができる。この用語[医薬的に受容可能な塩」は
有機塩基と無機塩基を含む医薬的に受容可能な無毒の塩
基から調製した塩を指す。組成物は経口、直腸内、眼内
、肺内、鼻内、膣内、舌下、皮内、局所及び非経口(皮
下、粘膜下、筋肉内、静脈内及び動脈内を含む)投与に
適した組成物を含むが、任意の所与の場合におけるもっ
とも適当な径路は治療を受ける条件の性質と重篤度及び
活性成分の性質による。
それらは任意の製薬技術分野で公知の方法により製造さ
れる単位投与形態で便利に与えることができる。
吸入による投与のためには、本発明のポリペプチドは加
圧容器又はネブライザーからエーロゾルスプレー供給の
形で、又はカートリッジとして処方することができる粉
末として便利に与えられ、前記カートリッジから粉末組
成物を適当な器具を利用して吸入することができる。好
ましい吸入用供給装置は定量用量吸入(MDI)エーロ
ゾルであり、このものはフルオロカーボン噴射剤中懸濁
液又は溶液として処方することができる。
適当な局所用処方は経皮用剤、エーロゾル、クリーム、
軟膏、ローション、撒布用粉末などを含む。
実際の使用においては、本発明のポリペプチドは通常の
医薬調合技術により医薬用担体と緊密に混合した活性成
分として配合することができる。担体は投与例えば経口
用又は非経口用(静脈内及び動脈内を含む)に望ましい
製剤の形態により広範囲の種類の形態を用いることがで
きる。経口用用量形態の組成物を製造する場合、任意の
通常の医薬用媒質を使用することができ、例えば懸濁剤
、エリキシル及び溶液のような経口用液体製剤の場合は
水性グリコール、油、アルコール、香味剤、防腐剤1着
色剤などを使用することができ、又は、例えば粉末、カ
プセル及び錠剤のような経口用固体製剤の場合は澱粉、
砂糖、微結晶セルロース、希釈剤、顆粒化剤、滑沢剤、
結合剤、崩壊剤などのような担体を使用することができ
る。投与が容易であることから錠剤とカプセルが最も有
利な経口用単位用量形態であり、この場合固体医薬用担
体を使用することは明らかである。所望により錠剤は標
準の方法により砂糖コーティング又は腸溶性コーティン
グをすることができる。
上述の通常の用量形態の他に本発明のポリペプチドは徐
放性手段及び/又は供給装置により投与することもでき
る。
経口投与に適した本発明の医薬組成物は予め決められた
量の活性成分を各々が含むカプセル、カシェ−又は錠剤
のような分離された単位として、粉末又は顆粒として、
もしくは水性液体、非水性液体、油中水型エマルジョン
又は水中油型液体エマルジョン中の溶液又は懸濁液とし
て投与することができる。そのような組成物は任意の製
薬技術により製造することができるが、すべての方法は
活性成分を一つ又は複数の必要な成分からなる担体と配
合する工程を含む。一般に、これらの組成物は活性成分
を液体担体又は微粉砕した固体担体又はその両方と均−
且つ緊密に混合し、次いで必要により生産物を所望の提
供物に成形することにより製造される0例えば9錠剤は
圧縮又は成形により、任意に一つ又は複数の付属の成分
と共に製造することができる。
圧縮した錠剤は任意に結合剤、滑沢剤、不活性希釈剤、
界面活性剤又は分散剤と混合した粉末又は顆粒のような
自由流動の形態の活性成分を適当な機械で圧縮すること
により製造することができる。成形した錠剤は不活性液
体希釈剤で湿らせた粉末化した化合物の混合物を適当な
機械で成形することにより製造することができる。
ペプチドをワクチンとして投与する場合、それらは保護
する患者に投与するための通常の方法により処方される
。抗体を治療的目的に使用する場合、治療する患者と適
合する種特性をそれらに付与することが望ましい。従っ
て、これらの抗体をモノクローナル形態で製造するのが
しばしば望ましく、何となれば適当な配合物との結合が
分泌されるモノクローナルに所望の特性を付与すること
ができるからである。
計画を終えると、本発明のペプチドを任意の便利な方法
、通常は同相法を使用する化学的ペプチド合成により製
造する。担体タンパク質との共役のためには、追加の官
能基、例えばC末端のシスティン残基を持つこれらのペ
プチドを合成して便利な結合を作るのが好都合である。
しかしながら、使用するリンカ−の性質により、共役を
形成する他の方法も可能である。次いで共役ペプチドを
主体動物に投与する。
ペプチド合成 ここで使用する「ペプチド」、「ポリペプチド」及び「
タンパク質」は互変的に使用され、それらの中性(負荷
されない)形態又は塩の形態、及びグリコジル化、側鎖
酸化、又はリン酸化のような修飾がされていないか又は
これらの修飾を含む種々な長さのアミノ酸配列を指す。
アミノ酸配列は酸性基又は塩基性基を含み、ペプチドに
現れる個別のイオン化の状態は、タンパク質が溶液の場
合は周囲の媒質のpHに、又はタンパク質が固体形態の
場合はそれが得られる媒質のそれに依存することはこの
技術分野でよく知られていることである。この定義には
グリコジルユニット、リビド、又はリン酸のような無機
イオンのような基がアミノ酸側鎖に付着する付加的置換
、並びにスルフヒドリル基の酸化のような鎖の化学的変
換に関連する修飾により変化したタンパク質も含まれる
。従って、「ペプチド」又はそれと同等の用語は、前述
の適当なアミノ酸配列を含み、その生物学的性質が破壊
されていない前述の修飾を受けたそれらも含むものとす
る。
すべての本発明のペプチド鎖は充分に短いので、この技
術分野で現在標準の方法を使用する化学合成が可能であ
る。メリフィールド(Merrifield) rソリ
ッド・フェース・ペプタイド・シンセシス(Solid
−Phase PeptideSynthesis) 
J rアトパンシス・インーエンザイモロジー(Adv
ances in Enzya+ology)(196
9年)32巻、221〜296ページ];ジー・バーネ
イ(G 、 B arnay)及びアール・ビー・メリ
フィールド(R,B。
Merrifield) rソリッド・フェーズ・ペプ
タイド・シンセシス」[ザ・ペプタイズ(ThePep
tides)第2巻(イー・グロス(E、 Gross
)及びジェー・メレンホール(J、 Merenho]
、e)編集)(1980年)]を参照されたい。この方
法は固体支持体に共有的に連結しているペプチドのカル
ボキシル末端を持つ方法に基づく、所望のペプチド配列
はカルボキシルからアミノ末端に向かって伸長するペプ
チド鎖に単一のアミノ酸を段階的に結合させることによ
り作られる。結合は典型的には樹脂に付着しているアミ
ノ酸のカルボキシル基を活性化することにより達成され
、このアミノ酸は他の封鎖された潜在的に反応性の基を
持つ場合がある。伸長するポリペプチド鎖にアミノ酸を
付加した後、そちで更に鎖を伸ばす前、典型的には保護
基を除く。各アミノ酸はほとんど同一の一連の反応で結
合されるので合成における複雑な手順の必要性は最小化
される。
ペプチドは固体支持体に連結されているので溶解性は合
成の間の大きな問題ではない。この方法は迅速であり、
且つ簡単に利用することができる。一つの合成からアミ
ノ末端の近くで多くの方向に分岐し、それによってアミ
ン末端領域においてのみ変化する多くのアナログを作り
出すことができるので、アミノ末端置換の多重アナログ
の合成には極めて便利である。
組換えDNA技術は所望のペプチドを合成する別の方法
を提供する。所望のペプチド又はタンパク質のDNAコ
ード配列をレシピエンド細胞を転換するために適当な発
現ベクター中に連結し、これにより遺伝子が発現され9
タンパク質が生産される。DNAコード配列は充分に短
いので、当該技術分野で公知の方法を使用して合成的に
製造することができる。
コード配列は所望のコード配列の挿入に便利な制限部位
を含むプラスミド中で組換え宿主と適合する制御配列の
制御下に置かれる。
又は、これらのペプチドは適当な制御配列、ベクター及
び転換技術を使用して細菌又は細菌以外の例えば酵母組
換え宿主中で生産することができる。
HPVE7タンパク質−RBGタンパ ク質相質相用作用抗物質を確認するため、HPV−16
E7タンパク質のアミノ酸配列を試験した。HPV−1
6E7タンパク質のアミノ酸配列を表Bに示す6 退−−ジ HPV−16E7タンパク質のアミノ酸配列NH2−Δ
rg−^sn7Pro−Ala−Val−11e−Me
t−111g−に1y−Asp−τhrJro−Thr
−Leu−H1s−−r−Glu−Glu−Glu−^
gp−Glu−11e−Δgp−f;JヱゴLピCys
−Cyg−Lys−Cyg−へ5p−3er−丁hr−
Leu−Arg−Leu−Cyt;−Val−(fin
−Set−τbr−11is−ペプチドAは数26〜3
8の残基を含む。
ペプチドBは数46〜61の残基を含む。
このタンパク質のいくつかの異なる領域をRBGタンパ
ク質へのE7タンパク質の結合を妨害するペプチドの配
列を作り出すために選択した0合成し試験したペプチド
の二つの配列を表Bで下線を付して示す、これらの下線
を付した配列に相当するペプチドを実施例1に記述する
ように合成し単離した4次いで生成したペプチドにつき
それらのRBGへのHPV  E7タンパク質の結合を
阻害する能力を実施例2に記述したように試験した。
HPV  E7タンパク質と関係のない別のペプチドに
ついてもそのRBGタンパク質へのHPV  E7タン
パク質の結合を阻害する能力を試験した。この別のペプ
チドはヒトのガストリン放出ペプチドの最終の8のアミ
ノ酸残基(Acetyl−GRP  2O−27)から
なる。このGRPペプチドはハイムブルック(Heim
brook )等「ジャーナル・オブ・バイオロジカル
・ケミストリー(J、 Biol、 Chem、)J(
1988年)263巻、7016〜7019ページに記
述されている。
ペプチドAのみRBGタンパク質への HPV  E7タンパク質の結合を阻害した8次の配列 Gly−Pro−Ala−Gly−Gin −Ala−
Glu−Pro−Asp−Arg −Ala−His−
Tyr−Asn−11e−al のペプチドBとAcetyl−GRP  20−27ペ
プチドのいずれもRBGタンパク質へのHPVE7タン
パク質の結合を阻害しなかった。これらの実験は配列 Thr−Asp−Leu−Tyr−Cys−Tyr  
Glu  Gln−Leu−Asn−As p−5s 
r−8e r−NH。
のペプチドがRBG生産物へのHPV  E7タンパク
質の結合を遮断する能力を持つことを示している。更に
これらの実験はE7タンパク質の異なる領域から確認さ
れた他のペプチド又は他のタンパク質からのそれはRB
Gタンパク質へのHPV  E7タンパク貿の結合を阻
害することができないことを示している。
次の実施例は本発明を例証するものであって本発明をそ
れに限定するものではない。
去1桝−L HPV−16E7タンパク質の異なる領域を表すペプチ
ドを合成した。これらのペプチドの配列は表Bに示した
HPV−16E7タンパク質の異なるセグメントのアミ
ノ酸配列から取った。このペプチドをペプチドA及びペ
プチドBと呼称する。ペプチドAは配列 Th r−As p−Le u−Ty r−Cy s 
−Tyr−Glu−Gln−Leu−Asn−Asp−
5er−Ser−NH2 を持ち、配列中13位のセリン残基に付着しているアミ
ド基はセリン残基のカルボニル部分に共有的に連結して
いるカルボキシ末端アミド基を表す。ペプチドBは配列 Gly−Pro−Ala−Gly−Gln−Ala−G
lu−Pro  Asp−Arg−Ala−His−T
yr−Asn−IIs−al を持ち、配列中16位のバリン残基はカルボキシレート
として結合している。
ペプチドAはRPV−46E7タンパク質の残基26−
38に相当する。ペプチドBは1−I P V −16
E 7タンパク質の残基46−61に相当する。これら
のペプチドはアール・ビー・メリフィールド「ジャーナ
ル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ(J。
Am、 Chew、 5oc) J (1963年)8
5巻、2149〜2154ページ、及びジェー・エム・
スチュワーh (J、 M、Stawart)及びジェ
ー・デイ−・ヤング(J、 D、 Young)が[ソ
リッド・フェース・ペプタイド・シンセシス」(198
4年、第2版、ピアス・ケミカル・コンパニー(Pie
rce Chew、 Co、) (イリノイ(IQQ)
、ロックフォード(Rockeford) )刊)中で
記述した固相ペプチド化学の方法を使用して合成した。
実際の合成はアプライド・バイオシステムス・モデル(
AppliedBiosystems Model) 
430 Aペプチド合成装置で実施した。ペプチドAは
p−メチル−ベンズヒドリルアミン樹脂上で合成した。
この樹脂を使用してカルボキシ末端がアミド化されたペ
プチドを単離し、引き続いてフッ化水素により分離する
ことができる。ペプチドBをアミノアシル−フェニルア
セタミドメチル樹脂上で合成した。この樹脂を使用して
カルボキシ末端アミノ酸残基に遊離のカルボン酸基を持
つペプチドを単離することができる。
両方のペプチドを市販の保護された側鎖基を持つBOC
アミノ酸を使用して合成した。樹脂結合ペプチドの分離
と脱保護はスカベンジャーを含有する液体フッ化水素で
処理することにより達成した。分離したペプチドの精製
はVydac  C−18カラムを使用する逆相高速液
体クロマトグラフィー(HP L C)により実施した
。HPLCを使用する精製法はジエー・リビア(J、 
Rivier)等「ジャーナル・オブ・クロマトグラフ
ィー(J、 Chro+matogr、)J(1984
年)288巻、303〜328ぺ一ジの記述によった。
単離した後、各ペプチドの組成をベックマン(Beck
man) 6300アミノ酸アナライザー(ベックマン
・インストルメンツ(Beckman Instrum
ents)、カリフォルニア(Ca1.1fornia
) 、パロ・アルド(Pal。
A]、to) )を使用するアミノ酸分析により確認し
た。
ペプチドA、ペプチドB、及びAcetyl−GRP 
 20−27につき、それらのRBGタンパク質へのH
PV−16E7タンパク質の結合を阻害する能力を試験
した。結合阻害試験はエヌ・ダイソン等「サイエンス」
(,1989年)243巻、934〜936ページに記
述された方法の変法を使用してインビトロで実行した。
ヒラ(llela)細胞の全細胞溶解質をヒトRBGタ
ンパク質原として使用した。外部から添加したDNAの
転写と翻訳を許容するウサギの網状赤血球無細胞溶解質
をHPV−16E7タンパク質原として使用した。HP
V−16E7遺伝子をT7プロモーターの制御下で組換
えDNAクローンとしてウサギ網状赤血球溶解質に添加
し、放射能で何種したメチオニンの存在下で30℃で6
0分間インキュベートしてHPV−16E7遺伝子の転
写と放射能何種メチオニンを含むE7タンパク質への翻
訳を行わせた。次いでヒラ細胞とウサギ網状赤血球溶解
質を混合し、4℃で90分間インキュベートした。
更に操作した後RBGタンパク質に対するネズミ抗体を
添加し、4℃で60分間インキュベートした9次にウサ
ギ抗マウス1gG抗体とタンパク質Aセファロースを反
応混合物に添加してRBGタンパク質を免疫沈殿させた
。同時にRBGタンパク質に結合したE7タンパク質も
沈殿した。4℃で更に60分間インキュベートした後、
沈殿したタンパク質を遠心分離して分離し、ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動により試験した。電気泳動後ポリ
アクリルアミドゲルを乾燥し、X線フィルムに露光した
。これらの反応に使用したHPV−16E7タンパク質
はその合成過程で放射能で何種されているので、X線フ
ィルムは、P B Gタンパク質に結合しており従って
抗RBGタンパク質抗体を使用してRBGタンパク質と
共に免疫沈殿しているE7タンパク質の存在を明らかに
する。この生化学的プロトコールにより、インビトロに
おけるRBGタンパク質へのHPV−16E7タンパク
質結合の定量的な評価が得られる。
これらの生化学的反応は合成ペプチドの添加又は無添加
で実施することによりRBGタンパク質へのHPV  
E7タンパク質の結合に対する種々な濃度のペプチドの
影響を評価することができる。我々の研究において、ペ
プチドAを40uM、20uM又は2uMの濃度でこれ
らの反応混合物に添加するとRBGタンパク質へのHP
V−16E7タンパク質結合がそれぞれ90%、90%
及び60%減少した。ペプチドB又はA c e t 
y l −GRP  20−27を反応混合物に60u
Mまでの濃度を添加してもRBGタンパク質へのHPV
−16E7タンパク質結合に対して何等影響を示さなか
った。
ペプチドCと称する合成ペプチドを実施例1に記述した
方法を用いて合成した。ペプチドCの配列は次の Ac−Leu−Tyr−Cys−Tyr−Glu−Gi
n−Leu−Asn−Asp−8e r−3a r−N
H2 であり、配列中Acはロイシン残基のα−アミン部分に
共有的に付着するアセチル基を示し、NH,はセリン残
基のカルボニル部分に共有的に付着するアミド基を表す
8 ペプチドCは実施例1に記述したペプチドAの誘導体で
ある。従って、ペプチドCの配列はペプチドAの配列に
類似し、HPV−16E7タンパク質の数28〜38の
アミノ酸残基を含む。ペプチドCは数26と27のアミ
ノ酸残基が欠失し、28位のロイシン残基にアセチル基
が共有的に付着する点でペプチドAとは異なる。
ペプチドCを実施例2に記述した方法で試験した。ペプ
チドCはluMの低い濃度でRBGタンパク質へのHP
V−16E7タンパク質結合を阻害した。この実験はペ
プチドAの13のアミノ酸残基より小さいペプチドAの
セグメントを含むペプチドAの誘導体がRBGタンパク
質へのHPVE7タンパク質結合の結合剤であることを
示している。
更に、ペプチドCはそれ自身RBGタンパク質へのHP
VE7タンパク質の結合の拮抗物質である。
E7タンパク質とp 105− RBとの間の複合体形
成の検出に使用するインビトロ溶液試験はダイソン(D
yson)等(30)により記述されている。RBGタ
ンパク質原として使用した細胞溶解質は(30)に記述
されたようにヒトT24膀胱腫瘍細胞から調製した。
C36と対照抗体Pb416は、それぞれRGBタンパ
ク質とSV40大型Tタンパク質に対する抗体である。
これらの抗体はイー・バーロー(E、 Harloす)
(コールド・スプリング・バーバー・ラボラドリース(
Cold SpringHarbor Laborat
ories)、ニュー4ヨーク(NY)、コールド・ス
プリング・バーバー(Cold Springllar
bor) )からの寛大な贈り物として人手した。連続
的に希釈したペプチド拮抗物質を含むE7/RBGタン
パク質結合反応0免疫沈殿を35μQのゲル負荷用緩衝
液に溶解した(30)、5μQをライト・t’−7(R
ightSafe) (ベックマン、カリフォルニア、
パロ・アルド)シンチレーション混液中で直接計数し、
25μQはドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミド
ゲル電気泳動にかけた。ゲルを乾燥し、コダック(Ko
dak) X −A Rフィルムに一70℃で一晩露光
した。多数の試料をより迅速に試験し、結合結果をより
容易に定量するため、E7/RBGタンパク質結合の検
山のための平板結合試験法を開発した。精製した組換え
E7を0.1M炭酸ナトリウム(pH9,5)に1 n
 g / μQで再懸濁した。
この溶液の50ALQをポリ塩化ビニル製ミクロ滴定板
(CO5TAR2596,マサチューセッツ(MA)、
ケンブリッジ(Cao+bridge) )の各種に分
注した。平板を4℃で18時時間中かに撹拌した。E7
溶液を吸引廃棄し、100μαの平板封鎖用緩衝液(P
BB)[50mM Hepss 7.0.250mM塩
化ナトリウム、0.1%NP40.0.5%(W/v)
豚皮ゼラチン、及び0.02%ナトリウムアジド]を各
種に添加した。緩衝液を除き、平板を、ゼラチンを除い
た上記緩衝液(PB)で3回洗浄した。5 f m o
 Qの15S−メチオニン(アマ−ジャム(A++er
sha+s) 1100 C1/ m m ale、イ
リノイ(IL)、アーリントン・ハイツ(Arling
ton Heights)で何棟した、ウサギ網状赤血
球溶解質中で調製したRBGタンパク質を種々な拮抗物
質を含むPB緩衝液中で希釈して50μΩの最終液量と
し、E7で処理した平板に添加した。この平板を再び4
℃で撹拌しながら1時間インキュベートした後溶液を吸
引し、各種をPBで5回洗浄した。平板の頂部を熱線切
断装置(デイ−・リ−(D、 Lee)、カリフォルニ
ア((1,A)、サニベール(5unnyvale) 
)を用いて除去した。各種を3 m Qのレディ・セー
フ(Ready 5afe)シンチレーション混液(ベ
ックマン、カリフォルニア、パロ・アルド)に入れ、1
分間計数した。
30、ダイソン・エヌ(Dyson、 N、)、ダフィ
ー・エル・ニー(Duffy、 L、 A、) 、及び
バーロー・イー(Harlo留、 E、) rキャンサ
ー・セルス(Cancer Ce1ls) J  (1
989年)7巻、235〜240ページ 31.メリフィールド・アール・ビー「ジャーナル・オ
ブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティJ(1963年
)85巻、2149〜2154ページ 32、サカキバラ・ニス(Sakakibara、 S
、)、シモニシ・ワイ(5himonishi、 Y、
) 、キシダ・ワイ(Kishida、 Y、)、オカ
ダ・エム(Okada、 M、)、及びスギハラ・エッ
チ(Sugihara、 l(、) rビュリタン・オ
ブ・ザ・ケミカル・ソサエティ・オブ・ジャパン(Bu
ll、 Chew、 Soc、 Japan)J (1
,967年)40巻、2164〜2167ページ33、
リビア・ジx−(Rivier、 J、) 、マツクレ
ントック・アール(McClentock、 R,)、
及びアンダーソン・エッチ(Anderson。
H,)  rジャーナル・オブ・クロマトグラフィ(J
、 Chromatogr、) J  (1984年)
288巻、303〜328ペ一ジ 実施例5 ペプチド合成 ペプチド(表C参照)をモデル430Aアプライド・バ
イオシステムス自動ペプチド合成装置を使用して、全ア
ミノ酸の導入のための二重カップリングプロトコールを
使用する同相合成法(31)により製造した。樹脂支持
体からのペプチドの脱保護と除去は液体フッ化水素酸で
処理することにより達成された(32)。このペプチド
を0.1%トリフルオロ酢酸水溶液−アセトニトリルグ
ラジェントを使用する逆相C,18シリカカラム上の調
製用高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)により精
製した(33)。ペプチドの均一性を分析用HPLCに
より証明し、実体をアミノ酸組成分析により確認した。
表Cはこれらの方法を使用して製造した23のペプチド
を示している。これらのペプチドはRBGタンパク質へ
のE7結合を阻害するペプチドAの同族体を含む。
31、メリフィールド・アール・ビー「ジャーナル・オ
ブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティJ(1963年
)85巻、2149〜2154ページ 32、サカキバラ・ニス(Sakakibara、 S
、)、シモニシ・ワイ(Shimonishi、 Y、
) 、キシダ・ワイ(Kishida、 Y、)、オカ
ダ・エム(Okada、 M、)、及びスギハラ・エッ
チ(Sugihara、 H,) rビュリタン・オブ
・ザ・ケミカル・ソサエティ・オブ・ジャパン(Bul
l、 CheIl、 Sac、 Japan)」(19
67年)40巻、2164〜2167ページ33、リビ
ア・ジx  (Rivier、J、)、マツクレントツ
ク・アール(McClentock、 R,)、及びア
ンダーソン・エッチ(Anderson。
H9)「ジャーナル・オブ・クロマトグラフィー(J、
 Chro+iatogr、) J  (1984年)
288巻、303〜328ペ一ジ 表−Q E7/RBGタンパク質結合のペブチド拮抗物質溶液試
験   平板試験 RBGタンパク質 RBGタンパク質 /E7 IC,。    /E7 IC5,。
1.0      0.05 1.0      0.08 1.0      0.09 5.0      0.70 50.0      9.10 100.0      3.3O NOO,08 0,40,06 1,00,09 20,011,4O ND        O,08 ND        O,06 NOO,08 1,00,04 10、O25,00 ペプチド 1、 E7−(20−32)−AMIDE2、 E7−
(20−30)−AMIDE3、 E7−(20−29
)−AMIDE4、E7−(20−28)−AMIDE
5−  [G1n27]コーE7−(20−27)−A
MIDE6、 E7−(20−26)一緒IDE7、 
E7−(14−29)−AMIDE8、 E7−(18
−29)−AMIDE9、 E7−(20−29)−A
MIDElo、 E7−(21−32)−AMIDEl
l、 E7−(20−29)−ACID12、 N−A
c−E7−(20−29)−ACID13、 N−Ac
−E7−(20−29)−AMIDE14、 N−Ac
−E7−(20−29)−AMID[E15、 N−A
c−E7−(22−32)−AMIDE[5er2’コ
ーE7−(20−32)−AMIDE        
 40.0                ND[A
BU”コーE7−(20−32)−AMIDE    
    20.0               NO
[A(、M2’コーE7−(20−32)−AMIDE
      >100.OND[Phe2’コーE7−
(20−29)−AMIDE         1.0
           0.60[Phe” ]−E7
−(20−29)−AMIDE     15.0  
    >50.00[Gln”]−27−(20−2
8)−AMIDE   >100.0        
ND[Asn”]−E7−(20−28)−AMIDE
    100.ONDCAsn”]−E7−(20−
30)−AMIDE     1.0        
NDICso値は少なくとも二つの実験の平均値を表し
、各実験において阻害剤の各濃度を3回繰り返して試験
した。実験間の変動は10%以下であった。50%阻害
濃度はマイクロモルで表す。ND=測定せず。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、RBGタンパク質へのHPVE7 タンパク質の結合を阻害するアミノ酸配列 【遺伝子配列があります】 のポリペプチド。 2、式【遺伝子配列があります】 のポリペプチド。 3、そのC末端にアミド基を含む請求項 2記載のポリペプチド。 4、そのN末端にアセチル基を含む請求 項3記載のポリペプチド。 5、【遺伝子配列があります】 である請求項2記載のポリペプチド。 6、一つ又は複数のポリペプチドからなるポリペプチド
    であって、前記一つ又は複数のポリペプチドの各々は、
    RBGタンパク質へのHPVE7タンパク質結合の阻害
    剤で あり且つ【遺伝子配列があります】 の部分アミノ酸配列又はその保存的置換を持つポリペプ
    チド。 7、四つ又はそれ以上のアミノ酸の配列の小ペプチドか
    らなる請求項6記載のポリペプチドの断片であって、前
    記配列は請求項6のポリペプチドの配列である請求項6
    記載のポリペプチドの断片。 8、請求項1記載のポリペプチドの治療的に有効な量を
    生殖器疣の哺乳動物に投与することからなる哺乳動物に
    おける生殖器疣の治療方法。 9、請求項1記載のポリペプチドの治療的に有効な量を
    頸部癌の哺乳動物に投与することからなる哺乳動物にお
    ける頸部癌の治療方法。 10、(a)RBGタンパク質へのHPVE7タンパク
    質結合の阻害剤である分子を請求項1記載のポリペプチ
    ドと接触させ、及び (b)RBGタンパク質へのHPVE7タンパク質結合
    の効果を前記阻害剤分子の不存在下における効果と比較
    して評価することからなるRBGタンパク質へのHPV
    E7 タンパク質結合の阻害剤である分子の確認方法。 11、請求項1記載のポリペプチドの治療的に有効な量
    と医薬的に受容可能な担体とからなる生殖器疣又は頸部
    癌の治療用医薬組成物。 12、アミノ酸配列 【遺伝子配列があります】
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