JPH03128240A - 離型フィルム - Google Patents

離型フィルム

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JPH03128240A
JPH03128240A JP26859289A JP26859289A JPH03128240A JP H03128240 A JPH03128240 A JP H03128240A JP 26859289 A JP26859289 A JP 26859289A JP 26859289 A JP26859289 A JP 26859289A JP H03128240 A JPH03128240 A JP H03128240A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は、例えば、ラベルや荷札等に対する台紙、ある
いは、粘着テープ用基材等として利用される離型フィル
ムに関するものであり、透明性とアンチブロッキング性
とにおいて優れた性質を有する高品質の離型フィルムを
提供するものである。
を従来の技術] 延伸ポリプロピレン樹脂フィルム、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂フィルム、ポリエチレン樹脂フィルム等の
プラスチック製フィルムは、透明性と表面平滑性とに優
れた性質を有しており、例えば、粘着剤層面に平滑性が
要求されるような粘着テープの基材、あるいは、ラベル
や荷札等に対する台紙等として多用されており、シリコ
ーン樹脂による塗工層を離型性層とする離型フィルムが
利用されている。
前記シリコーン樹脂の塗工層を有するプラスチックフィ
ルムからなる透明性の離型フィルムは、シリコーン樹脂
の塗工層が、透明性(表面平滑性)の高いプラスチック
フィルムに対して形成されているものであることがら、
表面に形成されているシリコーン樹脂の塗工層の平滑性
ら必然的に高くなっており、離型フィルムにおけるシリ
コーン樹脂の塗工層面と非塗工層面との接触の際、ある
いは、シリコーン樹脂の塗工層面同士の接触の際等に、
フィルム面同士の間にブロッキング現象が発生し、滑り
性が悪化するという欠点があるや このため、シリコーン樹脂の塗工層が形成される前のプ
ラスチックフィルムを、予め粗面化処理したり、あるい
は、シリコーン樹脂の塗工層をアンチブロッキング剤や
滑剤が混入されている樹脂層で形成したりする等によっ
て、前述のブロッキング現象の発生を抑える工夫がなさ
れている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前述のシリコーン樹脂の塗工層が形成される
前のプラスチックフィルムを予め粗面化処理するちのは
、離型フィルム全体の透明性が低下するばかりでなく、
上、下雨面にシリコーン樹脂の塗工層を有する離型フィ
ルムの場合には、粗面化処理が施されている側のプラス
チックフィルム面に形成されるシリコーン樹脂の塗工層
の表面平滑性が悪くなるという欠点を有している。
また、もう一方のアンチブロッキング剤や滑剤が混入さ
れているシリコーン樹脂の塗工層を有する離型フィルム
は、アンチブロッキング剤や滑剤としてシリコーン樹脂
中に混入されている微粒子、例えば、シリカ、タルク、
マイカ、炭酸力ルシュウム、硫酸バリウム等の無機系微
粒子や、ポリスチレン、メラミン樹脂等の有機系微粒子
が、シリコン樹脂塗工層中から比較的簡単に脱落し易い
という欠点を有する。
すなわち、シリコーン樹脂による塗工層を有するプラス
チックフィルムからなる1iil型フイルムにおいては
、紙に対してシリコーン樹脂による塗工層を形成する場
合のような塗工剤の浸み込みが無いため、適用される塗
工剤の塗工量が少量であっても得られる離型性能が十分
であること、および、塗工層の形成工程での乾燥や硬化
の効率が高めるられること、さらには、経済的であるこ
と等によって、適用されるシリコーン樹脂の塗工剤が必
要最小限に抑えられており、塗工層が、0.1〜0.5
 g(固形成分)/m2程度に形成されている。
これに対して、前述の無機系微粒子や有機系微粒子から
なるアンチブロッキング剤や滑剤は、微粒子としての品
質、微粒子の生産性、安定性等の点から、粒径0.8μ
程度の微粒子が限界であり、通常は、1.0μ以上の粒
径の微粒子が利用されている。
したがって、アンチブロッキング剤や滑剤は、その粒径
が前述のシリコーン樹脂の塗工層の厚さに比較してかな
り大きく、微粉末における塗工層の表面に露呈する部分
の方が、シリコーン樹脂の塗工層中に埋没している部分
よりもかなり多くなっており、このことによって、シリ
コーン樹脂の塗工層におけるアンチブロッキング剤や滑
剤による優れた作用が奏される。
しかしながら、シリコーン樹脂の塗工層における前記微
粒子が、シリコーン樹脂の塗工層中に埋没している部分
より、塗工層の表面に露呈する部分の方がかなり多くな
っているという現象は、シリコーン樹脂の非接着性に基
づく微粒子の保持力不足と相乗して、塗工層中から前記
微粒子を簡単に脱落させるものであって、このことがロ
ール汚れを発生させ易いという欠点となっている。
なお、前述のロール汚れは、シリコーン樹脂の塗工層を
有する離型フィルムの製造工程中において、塗工層中か
らアンチブロッキング剤や滑剤である微粒子が簡単に脱
落するために発生するちので、シリコーン樹脂の塗工工
程と巻き取り工程との間で塗工層と接触する複数のロー
ルの表面に微粒子が転移し、ロールに転移したアンチブ
ロッキング剤や滑剤の微粒子が、続いて、別の箇所のシ
リコーン樹脂の塗工層面に付着し、この結果、得られる
離型性フィルムの外観が損われる。
さらに、前記アンチブロッキング剤や滑剤を含有するシ
リコーン樹脂の塗工層を有する離型性フィルムは、前述
の通り、その滑り性がきわめて良好であり、巻き取り工
程や巻き戻し工程で、フィルム面同士の間にがなり強い
摩擦が発生する。
このため、シリコーン樹脂の塗工層中のアンチブロッキ
ング剤や滑剤が非塗工面へ転移し易く、非塗工面へ転移
した微粒子は、続く巻き戻しや裁断工程等において、非
塗工面に接触するロールに簡単に転移し、ここでち、ロ
ール汚れを発生させ、離型フィルムの表面を汚染する原
因となっている。
なお、前述の離型フィルムの巻き取り工程や巻き戻し工
程で、フィルム面同士の間に発生する摩擦によるロール
の汚れは、上、下周面にシリコーン樹脂の塗工層が形成
されている離型フィルムの場合であってち同様である。
これに対して、本発明は、表面平滑性に優れた性質を有
するプラスチックフィルムに対してシリコーン樹脂の塗
工層が形成されている離型フィルムであって、全体の透
明性が良好であり、アンチブロッキング性において優れ
た性質を有し、さらには、ロール汚れに起因する品質の
低下のない離型フィルムを提供するしのである。
[課題を解決するための手段] 本発明の離型フィルムは、プラスチックフィルムの少な
くとも片面にシリコーン樹脂による塗工層を有するもの
であって、前記シリコーン樹脂による塗工層が、シリコ
ーン樹脂100重量部に対して粒径0,8〜4.Ouの
シリコーン系微粉末0.02〜0.5重量部を含有する
塗工剤によって、 0.05〜1.Og(固形成分)7
m2の塗膜に形成されているものである。
前記構成からなる本発明の離型フィルムは、表面ヘイズ
が、上、下周面とも、0.5%以下というような優れた
表面平滑性を有するプラスチックフィルム、すなわち、
透明性の高いプラスチックフィルムと、該フィルムの少
なくとも片面に形成されているシリコーン樹脂の塗工層
とからなるものである。
また、プラスチックフィルムの少なくと6片面に形成さ
れているシリコーン樹脂による塗工層中には、シリコー
ン系微粉末、例えば、東芝シリコーン (株)製の「ト
スバール」、トーレシリコーン 3株)製の「トレフィ
ル」、信越化学工業 (株)製のrKMP」等のシリコ
ーン系微粉末が含有されている。
なお、前記シリコーン系微粉末は、得られる離型フィル
ムにおけるアンチブロッキング性や滑り性等における所
望の品質と勘案して、粒径0.8〜4.0μの範囲内の
微粉末が、シリコーン樹脂100重量部に対して0.0
2〜0.5重量部の範囲内で選択される。
なおまた、前述のシリコーン樹脂による塗工層中には、
先のシリコーン系微粉末のばかに、ゲル化防止剤、密着
性向上剤、架橋剤等が必要に応じて適宜含有され得るも
のであることは勿論である。
[実 施 例] 以下本発明の離型フィルムの具体的な構造について、実
施例をもって説明する。
実施例1〜4 厚さ30uの延伸ポリプロピレンフィルム[本州製紙(
株1  : Pt1102−1t3Q ]の片面にコロ
ナ放電処理を施した後、該コロナ放電処理面に、下記組
成による塗工剤を、0.3g(固形成分)7m2の割合
に塗工、乾燥し、シリコーン系微粉末を含有するシリコ
ーン樹脂塗工層を有する本発明の実施例品たる離型フィ
ルムをロールに巻き取った。
シリコーン系微粉末 n−ヘキサン      ・・・・・897重量部なお
、塗工剤中のシリコーン系微粉末の種類と添加量とは、
第1表の所定欄に示す通りである。
実施例5 厚さ100μの低密度ポリエチレンフィルム[本州製紙
 (株):タフラップP旧02−#100]の片面にコ
ロナ放電処理を施した後、該コロナ放電処理面に、下記
組成による塗工剤を、0.3g(固形成分)7m2  
の割合に塗工、乾燥し、本発明の実施例品である離型フ
ィルムをロールに巻き取った。
lよ剋立旦羞 シリコーン樹脂(KS−774)・・・100重量部硬
化剤        ・・・・・3重量部シリコーン系
微粉末 n−ヘキサン      ・・・・・897重量部なお
、塗工剤中のシリコーン系微粉末の種類と添加量とは、
第1表の所定欄に示す通りである。
比較例1 厚さ30LLの延伸ポリプロピレンフィルム[本州製紙
 (株1  : PU102−Jt30 ]の片面にコ
ロナ放電処理を施した後、該コロナ放電処理面に、 シリコーン樹脂(MS−774)・・・100重量部硬
化剤        ・・・・・3重量部n−ヘキサン
      ・・・・・897重量部からなる塗工剤を
、0.3g(固形成分)7m2の割合に塗工、乾燥し、
比較のための離型フィルムをロールに巻き取った。
比較例2 厚さ40μの片面粗化延伸ポリプロピレン系フィルム[
本州製紙 (株1  : PO−101#30 ]の非
粗化面をコロナ放電処理に付し、該コロナ放電処理面に
、下記組成の塗工剤を0.3g(固形成分)7m2  
の割合に塗工、乾燥し、比較のための離型フィルムをロ
ールに巻き取った。
皇ニm藍見 シリコーン樹脂(KS−774)・・・100重量部硬
化剤        ・・・・・3重量部n−ヘキサン
      ・・・・・897重量部なお、前記比較の
ための離型フィルムを得る際に利用した片面粗化延伸ポ
リプロピレン系フィルムは、縦方向のl軸延伸ポリプロ
ピレンフィルムに対してプロピレン・エチレンコポリマ
ーとポリエチレンとの混合樹脂層をコーティング積層し
、次いで、横方向に延伸処理することによって得られた
片面粗化フィルムであって、粗化表面がプロピレン・エ
チレンコポリマーとポリエチレンとの混合樹脂層面に形
成されている。
比較例3 厚さ30μの延伸ポリプロピレンフィルム[本州製紙 
(株1  : PU102−#30]の片面にコロナ放
電処理を施した後、 該コロナ放電処理 面に、 シリコーン樹脂(KS−774)・・・100重量部硬
化剤        ・・・・・3重量部シリカ系微粉
末(サイロイド #150)n−ヘキサン      
・・・・・897重量部からなる塗工剤を、0.3g(
固形成分)7m2の割合に塗工、乾燥し、比較のための
離型フィルムをロールに巻き取った。
なお、塗工剤中のアンチブロッキング剤であるシリカ系
微粉末の添加量は、第1表の所定欄に示す通りである。
第 表 (傘)・・・・添加量は、シリコーン樹脂100重量部
に対する 重量部である。
〔実 験] 前記実施例1〜5および比較例1〜3で得られた各巻き
取り状態にある離型フィルムを巻き戻し機によって巻き
戻しながら、幅500mII+に断裁し、製品である巻
き取り状態の離型フィルムを得た。
前記巻き戻し工程中の各ロールのロール汚れの有無を、
特に、非シリコーン樹脂塗工層面が接触する特定のロー
ルを観察することによって判定した。
結果を第2表に示す。
第   2   表 さらに、製品である巻き取り状態の離型フィルムの上巻
きをサンプリングし、各)1の物性値を測定した。
結果を第3表に示す。
なお、第3表中において、表面へイズ (Hzlは、前記実施例および比較例でシリコーン樹脂
の塗工層を形成する際に利用したプラスチックフィルム
の上、千両面の表面へイズであり、また1表面ヘイズ以
外の各物性値は、シリコーン樹脂の塗工層を有する離型
フィルムの物性値である。
なおまた、第3表中の各種物性値は以下の通りにして測
定したものである。
l)表面ヘイズ(Hzl  (%) デジタルへイズメーターNDH−200[日本重色工業
 (株)]を利用し、JIS B6718に準拠して測
定した全ヘイズ値(%)から、被測定表面に流動パラフ
ィンを薄く塗布して該被測定表面の凹凸を埋めて測定し
たヘイズ値(%)を差し引いた値。
2)ヘイズ(%) デジタルへイズメーターNDH−20D  [日本重色
工業 (株)]を利用し、JIS B6718に準拠し
て測定した全へイズ値。
3)剥離力(g750mml 離型フィルムにおけるシリコーン樹 脂の塗工層面に、粘着剤[東洋インキ (株1  : B P S−81703を、溶剤込みで
、厚さlO口μに塗布し、100℃、3分間の乾燥に付
し、さらに、前記粘着剤の塗布面に50g/m”の上質
紙を貼着し、20’C,65%RHの雰囲気中に24時
間放置して、離型フィルムと上質紙との積層体を得た後
、得られた積層体のシリコーン樹脂の塗工層面と粘着剤
層との間の剥離抵抗を、0.3m/分の引っ張り速度で
測定した際の数値。
4)残留接着率(%) 離型フィルムにおけるシリコーン樹脂 の塗工層面に粘着テープ(日東31B)を貼着し、ゴム
ロールで密着させてか ら、25g/am”の荷重をt卦けたまま70℃で20
時間放置した後、離型フィルムから粘着テープを引き剥
し、そのまま、ステンレス板の研磨面に貼着し、常温で
1時間放置した後、ステンレス板と粘着テープとの間の
180度剥離を、40mm/分の引っ張り速度で実施す
ることによって得られるステンレス板と粘着テープとの
間の接着力(A)と、 テフロンシートに粘着テープ(日東31B)を貼着し、
ゴムロールで密着させてから、25g/am”の荷重を
掛けたまま70℃で20時間放置した後、テフロンシー
トから粘着テープを引き剥し、そのまま、ステンレス板
の研磨面に貼着し、常温で1時間放置した後、ステンレ
ス板と粘着テープとの間の180度剥離を、40mn+
/分の引っ張り速度で実施することによって得られるス
テンレス板と粘着テープとの間の接着力(B)とを、 それぞれ測定し、両者の間の比率 (A/B) X 100 でちって表示される数値。
なお、前記残留接着率は、離型フィル ムにおける離型性面の粘着テープの粘着性に対するの保
護性能を計るものであ る。
5) 耐5ブロツキング性 各離型フィルムを50 x 50 mmL 切す出し、
2枚の試料をシリコーン樹脂の塗工層面と非塗工層とが
接するようにして重ね合わせ、さらに上から2 kg/
cm”の荷重を掛け、40℃、70%RHの雰囲気中に
20時間放置した後に、重なり合っている2枚の試料を
親指と人差し指とで摘み、指先の力で両者を剥す際のブ
ロッキングの状態を官能評価し、 ○・・・・・・指先でほとんど抵抗なく、簡単に剥離す
る Δ・・・・・・かなりの抵抗を感する ×・・・・・・ベタ付いて剥がれ難く、剥がした後は、
シリコーン樹脂の 塗工層面が荒れる で表記した。
6)静摩擦係数(滑り性) ASTM D 1894(B法)に準拠して、各離型フ
ィルムにおけるシリコーン樹脂の塗工層面と非塗工層面
との間の静摩擦係数を測定した数値。
(*) なお、前記第3表中において、比較例 1の離型フィルムの静摩擦係数は、離 型フィルムにおけるシリコーン樹脂の 塗工層面と非塗工層面との間に滑りの 発生がなく、測定不可能である。
[発明の作用、効果] 本発明の離型フィルムは、プラスチックフィルムの少な
くとも片面にシリコーン樹脂による塗工層を有する離型
フィルムであって、前記シリコーン樹脂による塗工層が
、シリコーン樹脂100重量部に対して粒径0.8〜4
.0μのシリコーン系微粉末0.02〜0.5重量部を
含有する 0.05〜1.0 g  (固形成分)7m
2の塗膜で形成されているものである。
前記構成からなる本発明の離型フィルムにおけるプラス
チックフィルムには、表面ヘイズが、上、千両面とも、
0.5%以下というような優れた表面平滑性を有するフ
ィルムが利用される。
本発明の離型フィルムにおいては、シリコン樹脂の塗工
層の厚さが必要最小限に抑えられており、しかも、アン
チブロッキング剤として添加されているシリコーン系微
粉末の粒径が前記シリコーン樹脂の塗工層の厚さに比較
してかなり大きく、このため、塗工層の表面に露呈する
部分のシリコーン微粉末が、シリコーン樹脂の塗工層中
に埋没している部分のシリコーン微粉末よりちかなり多
くなっているものであり、かかる結果として、シリコー
ン樹脂の塗工層中のシリコーン系微粉末によるアンチブ
ロッキング性において優れた作用が奏され、優れた滑り
性を有する透明性の高い離型フィルムとなる。
また、本発明の離型フィルムは、シリコーン樹脂層中の
シリコーン系微粒子と、塗工層成分をなすシリコーン樹
脂との間の密着性が良好であるため、塗工層中からアン
チブロッキング剤であるシリコーン系微粒子が簡単に脱
落するようなことがなく、したがって、ロール汚れに起
因する外観不良のない品質の高い離型フィルムとなる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、プラスチックフィルムの少なくとも片面にシリコー
    ン樹脂による塗工層を有する離型フィルムにおいて、前
    記シリコーン樹脂による塗工層が、シリコーン樹脂10
    0重量部に対して粒径0.8〜4.0μのシリコーン系
    微粉末0.02〜0.5重量部を含有する0.05〜1
    .0g(固形成分)/m^2の塗膜で形成されているこ
    とを特徴とする離型フィルム。
JP1268592A 1989-10-16 1989-10-16 離型フィルム Expired - Lifetime JPH062393B2 (ja)

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