JPH03128088A - 刺繍ミシンのデータ処理装置 - Google Patents

刺繍ミシンのデータ処理装置

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JPH03128088A
JPH03128088A JP26655089A JP26655089A JPH03128088A JP H03128088 A JPH03128088 A JP H03128088A JP 26655089 A JP26655089 A JP 26655089A JP 26655089 A JP26655089 A JP 26655089A JP H03128088 A JPH03128088 A JP H03128088A
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JP26655089A
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English (en)
Inventor
Atsuya Hayakawa
敦也 早川
Kyoji Komuro
小室 恭二
Hideaki Shimizu
秀明 清水
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は刺繍ミシンのデータ処理装置に関するものであ
り、特に、閉領域を縫目で埋めるのに必要な針位置関連
データの作成の自動化に関するものである。
発明の背景 本出願人は先に、針位置関連データの自動作成が可能な
刺繍ミシンのデータ処理装置を開発した。
これは、極値点判定手段、屈曲方向判定手段9分割基点
決定手段、規定点検索手段、閉領域分割手段および針位
置関連データ作成手段を含むように構成されている。
極値点判定手段は、刺繍ミシンの縫目で埋められるべき
閉領域に対して座標軸を設定するとともに、閉領域の外
形線を表す閉領域データに基づいて、その外形線上に予
め設定されている複数の設定点の各々が座標軸に関して
極値点であるか否かを判定するものである。「外形線上
に予め設定されている複数の設定点」は例えば、閉領域
が多角形である場合、すなわち、閉領域が現実に多角形
であるか、または、現実には多角形ではないが多角形で
近似させられる場合には、その多角形を規定する複数の
頂点であり、外形線がスプライン関数等の関数で近似さ
せられる場合には、その関数により規定される複数の点
である。また、「外形線上のある設定点が座標軸に関し
て極値点である」とは、外形線上においてそのある設定
点の直ぐ前方の設定点(以下、直前設定点という)と直
ぐ後方の設定点(以下、直後設定点という)とが共に、
そのある設定点を通る座標軸と直角な直線に関して同じ
側に位置することである。
屈曲方向判定手段は、閉領域データに基づいて、外形線
が各設定点において閉領域の外方へ屈曲しているか否か
を判定するものである。「外形線がある設定点において
外方へ屈曲する」とは、外形線を時計回りにたどる場合
には、ある設定点の直前設定点がそのある設定点の左方
に存在することであり、また、反時計回りにたどる場合
には、直前設定点がそのある設定点の右方に存在するこ
とである。
分割基点決定手段は、極値点判定手段により極値点であ
ると判定され、かつ、屈曲方向判定手段により外形線が
外方へ屈曲していると判定された設定点を分割基点に決
定するものである。
規定点検索手段は、分割基点における外形線の凸の方向
に設定される検索領域に存在する複数の設定点の中から
、分割基点に可及的に近い設定点をその分割基点と共同
して分割線を規定する規定点として検索するものであっ
て、外形線上の複数の頂点のうち分割基点における外形
線の凸の方向に存在し、かつ、外形線を概して閉領域の
長手方向に沿って延びる2つの部分外形線に区切った場
合に分割基点が属する部分外形線上に存在する設定点が
検索領域に存在する設定点となるように、検索領域が固
定的に設定されている。
閉領域分割手段は、閉領域を分割線で分割閉領域に分割
するものである。
針位置関連データ作成手段は、分割閉領域を縫目で埋め
るのに必要な針位置関連データを作成するものである。
この針位置関連データ作成手段は普通、閉領域を縫目で
埋めるのに現実に必要な針位置データを作成する針位置
データ作成手段とされるのであるが、閉領域データに基
づいて閉領域をそれの中心線方向(閉領域を一つの曲線
または折れ線で近似させた場合のそれら曲線または折れ
線の各位置における方向)に沿った複数のブロックに分
割し、それらブロックの各々の外形線を表すブロック規
定データを作成するブロック規定データ作成手段とされ
る場合もある。ただし、この場合には、現実に刺繍を施
す際などに、ブロック規定データに基づいて、ブロック
を縫目で埋めるのに必要な針位置データを作成する第2
の針位置データ作成手段が針位置関連データ作成手段と
は別に必要となる。つまり、上記の「針位置関連データ
」は針位置データそのものを意味する場合も、針位置デ
ータ作成のために作威されるブロック規定データを意味
する場合もあるのである。なお、針位置関連データ作成
手段の一態様である針位置データ作成手段は、閉領域デ
ータに基づいて直ちに針位置データを作成するものであ
っても、中間的にブロック規定データを作威し、そのブ
ロック規定データに基づいて針位置データを作成するも
のであってもよい。
発明が解決しようとする課題 本出願人のその後の研究により、上記開発装置には改良
の余地があることが判明した。開発装置においては、検
索領域が固定されていて、閉領域の形状を問わず一律に
規定点、ひいては分割線が決定されるようになっている
ため、決定された分割線が常に閉領域に適するとは限ら
ず、閉領域が例えば第11図および第12図に示すよう
な形状を成す場合には、閉領域に適しない分割線が決定
されて閉領域が望ましくない形状を威す分割閉領域に分
割されることが判明したのである。分割線は閉領域の中
心線方向に可及的に直角であって、一般的には可及的に
短いことが望ましいにもかかわらず、分割線が比較的長
くなって閉領域がそれの中心線方向に近い方向の分割線
で分割されてしまうのである。本発明は以上の知見に基
づいて、閉領域に適した分割線を決定し得る刺繍ミシン
のデータ処理装置を提供することを課題として為された
ものである。
課題を解決するための手段 そして、本発明の要旨は第1図に示すように、前記極値
点判定手段、屈曲方向判定手段3分割基点決定手段、規
定点検索手段、閉領域分割手段および針位置関連データ
作成手段を含む刺繍コシンのデータ処理装置に、前記検
索領域の設定を変更する検索領域設定変更手段を設けた
ことにある。
作用 本発明装置においては、検索領域の設定が変更可能とさ
れているため、閉領域の形状に応じた検索領域の設定を
行うことができる。
例えば、複数の検索領域を準備し、検索領域設定変更手
段がそれら複数の検索領域を順次設定し、規定点検索手
段がその設定された検索領域の各々から候補規定点を検
索するとともに、それら候補規定点のうち分割基点に最
も近い規定点を真の規定点に決定するようにすることが
できる。この場合には、オペレータの介入を必要とせず
、この形態の検索領域設定変更手段は全自動型検索領域
設定変更手段と言える。
また、規定点検索手段が、複数の検索領域のうち予め定
められている設定検索領域から候補規定点を検索してそ
の候補規定点をCRT等の出力手段に出力するとともに
、オペレータがその検索結果に不満である旨の入力を入
力手段に行った場合には、別の設定検索領域から候補規
定点を検索するようにすることもできる。オペレータが
検索結果に満足である旨の人力を行った場合には、規定
点検索手段はその候補規定点を真の規定点に決定するの
である。この場合には、入力手段と、オペレータの入力
に応じて検索領域の設定を変更する手段とが検索領域設
定変更手段を構威し、オペレータ介入型検索領域設定変
更手段と言える。
さらに、複数の検索領域を準備し、規定点検索手段が、
規定点の検索に先立って今回の閉領域の形状を出力手段
に出力し、その出力結果に基づくオペレータの操作によ
って設定される検索領域から規定点を検索するものとす
ることもできる。この場合には、入力手段と、オペレー
タの入力に応じて設定検索領域の設定を変更する手段と
が検索領域設定変更手段を構威し、第2のオペレータ介
入型検索領域設定変更手段と言える。
これらオペレータ介入型検索領域設定変更手段を備えた
発明装置においては、オペレータは、例えば、分割基点
を通る複数の分割線のうち長さが最も短い分割線が得ら
れることとなるように検索領域の設定を変更したり、長
さが十分短い分割線である上、閉領域の中心線方向との
角度が十分直角に近い分割線が得られることとなるよう
に検索領域の設定を変更したりすることになる。
なお、検索領域設定変更手段は、複数の閉領域の各々に
ついて互に異なる設定変更を行う個別変更型としたり、
複数の閉領域の各々について共通の設定変更を行う一律
変更型としたりすることができる。
発明の効果 このように、本発明に従えば、閉領域の形状如何を問わ
ず分割線が適正に決定されることとなり、閉領域が常に
適した形状の分割閉領域に分割されるから、閉領域の形
状に合った針位置関連データが作成されるという効果が
得られる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第2図において10はミシンテーブルであり、このミシ
ンテーブル10上にはベツド12およびミシン機枠14
が設けられている。ごシン機枠14は、ベツド12から
立ち上がった脚柱部16と、その脚柱部16の上端から
片持ち状にかつベツド12にほぼ平行に延びる上方アー
ム18とから戒る。このごシン機枠14には、針棒22
が針棒台(図示省略)により上下方向に移動可能に取り
付けられ、その下端部に縫針24が固定されている。
針棒22は針棒抱き等を介してミシンモータ26(第3
図参照)に接続されており、ξシンモータ26の駆動に
よって針棒22および縫針24が上下往復運動させられ
る。また、ベツド12の上面には開口が形成されている
。この開口は針板30によって塞がれており、針板30
には針孔38が形成されている。
さらに、ごシンテーブル10.ベツド12上には、刺繍
枠42がごシンの左右方向であるX軸方向と、前後方向
であるY軸方向とに移動可能に取り付けられている。刺
繍枠42は円環状の外枠44と、外枠44の内側に嵌め
られる内枠46とを有し、それら枠44.46により加
工布を保持する。外枠44にはX軸方向においてξシン
機枠16から離れる向きに延び出すスライド部48が形
成され、ミシンテーブル10上にY軸方向に設けられた
一対のガイドパイプ50に摺動可能に嵌合されている。
これらガイドパイプ50の両端部は連結部材52.54
によって連結されている。連結部材52は送りねじ56
.X軸送りモータ58によってX軸方向に移動させられ
るようになっている。ガイドパイプ50の一端は連結部
材52を介して送りねじ56および回転伝達軸60によ
って支持され、他端は、連結部材54と、その連結部材
54にそれと一体的に移動可能かつ自由回転可能に保持
されている図示しないボールとを順に介してξシンテー
ブル10の上面に支持されている。スライド部4日、連
結部材52.54には一対の無端のワイヤ62が係合さ
せられており、ワイヤ62が回転伝達軸60.Y軸通り
モータ64によって移動させられることによりスライド
部48がY軸方向に移動させられる。刺繍枠42は、連
結部材52のX軸方向の移動とスライド部48のY軸方
向の移動とによって水平面内の任意の位置に移動させら
れるのであり、この移動と縫針24の上下動とによって
加工布に刺繍が施される。
ごシンは、制御装置70によって制御される。
制御装置70は、第3図に示すように、CPU72、R
OM74.RAM76およびバス78等を含むコンピュ
ータを主体とするものである。バス78には人力インタ
フェース80が接続され、入力インタフェース80には
キーボード82.外部記憶装置84が接続されている。
外部記憶装置84には縫目で埋められる複数の閉領域を
表す閉領域データが予め記憶されている。この閉領域デ
ータは、多角形である閉領域の外形線を規定する複数の
頂点の各々の座標(ミシンに想定されているXY座標)
を表すデータを含んでいる。なお、ミシンにおいて刺繍
は、各閉領域において相対向する2つの部分外形線(後
に詳述する)を交互につないで縫目を形成することによ
り行われ、刺繍進行方向とは閉領域が縫目で埋められて
いく方向である。
バス78にはまた出力インタフェース100が接続され
、出力インタフェース100にはモータ駆動回路104
,106.108およびCRT駆動回路110を介して
ミシンモータ26.X軸送りモータ58.Y軸通すモー
タ64およびCRT112が接続されている。また、R
AM76には第4図に示すように、後述の閉領域データ
領域。
分割閉領域データ領域、最小、最大点データ領域。
分割前スタック、分割後スタック、針位置データ領域等
がワーキング領域と共に設けられている。
さらに、ROM74には第5図にフローチャートで表す
針位置データ作成用ルーチンが記憶されている。ROM
74にはまた、その針位置データ作成用ルーチンに関連
するルーチンとして、第6図〜第8図にそれぞれフロー
チャートで表すルーチンも記憶されている。以下、針位
置データの作成について説明する。
電源投入後、オペレータからキーボード82を介して針
位置データ作成指令が出されれば、まず、第5図のステ
ップSL(以下、単にSlで表す。
他のステップについても同じ)において、外部記憶装置
84から閉領域データが読み出されてそれがRAM76
の閉領域データ領域に記憶される。
その後、S2において、第6図のルーチンが実行される
まず、311において、閉領域データ領域に記憶されて
いる複数の閉領域の各々を指定する指定データ全部が第
9図の左に示すように、分割前スタックに入れられる。
312において、その分割前スタックに指定データが全
く入れられていないか否か、すなわち分割前スタックが
空であるか否かが判定される。現在そうではないから、
313において、第9図に示すように、分割前スタック
に最後に入れられた指定データ(以下、最新の指定デー
タという)がその分割前スタックから取り出されて、そ
れにより指定される閉領域が今回の閉領域に決定される
本実施例においては、閉領域を分割するための分割線を
分割基点と共同して規定する規定点を検索する検索態様
として4つの検索態様(後に詳述する)が設定されてお
り、オペレータが閉領域の形状に適した検索態様を選択
することができるようになっている。そのため、314
において、今回の閉領域がCRT112の画面に表示さ
れるとともに、その表示結果に基づいてオペレータが4
つの検索態様をいずれかをキーボード82を介してコン
ピュータに入力すれば、検索態様の選択結果がコンピュ
ータに取り込まれる。その後、315において、第7図
および第8図に示すルーチンが実行される。
まず、341において、閉領域に対応する閉領域データ
が閉領域データ領域から読み出され、その閉領域データ
に基づいて、今回の閉領域の外形線上の複数の頂点のう
ち最も離れた2頂点が求められて、それら2頂点のうち
X座標が小さい方が最小点、大きい方が最大点に決定さ
れる。最小点を表す最小点データと、最大点を表す最大
点データとは共に今回の閉領域に対応付けられて最小。
最大点データ領域に記憶される。例えば、第10図に示
す閉領域Aにおいては、頂点a〜頂点jのうち頂点aと
頂点fとが最も離れているから、頂点aが最小点(図に
おいてPMINで表す)、頂点fが最大点(図において
P14AXで表す)とされる。
その後、342において、閉領域の長手方向すなわち最
小点と最大点とを通る直線の方向が、X Y座標のX軸
方向と一致するように閉領域が回転させられるべく閉領
域データが変換される。例えば、/ 第10図に示すように、頂点aと頂点rとを通る直線が
X軸方向と一致させられる。さらに342においては、
閉領域の外形線を最小点と最大点とで2つの部分外形線
に分割した場合のそれら部分外形線の各々について、そ
れら各部分外形線上の複数の頂点(最小点と最大点とを
除く)のうちY座標が最小である頂点が求められ、2つ
の部分外形線のうち各部分外形線のY座標が最小である
頂点の、Y座標が大きい方が上側外形線、小さい方が下
側外形線に決定される。例えば、第10図においては、
頂点a、b、c、d、eおよびfを結ぶ複数の辺の集合
が上側外形線、頂点a、j、t。
h、gおよびfを結ぶ複数の辺の集合が下側外形線とさ
れる。
続いて、343において、閉領域の複数の頂点のうち最
小点と最大点とを除く頂点の数がNとして記憶され、3
44において、それら頂点の各々に付される番号を示す
nの値がlに設定される。
なお、番号は、上側外形線上の複数の頂点(最小点と最
大点とを除く)の各々が最小点側のものから最大点側の
ものに向かって1つずつ増えた後、下側外形線上の複数
の頂点(最小点と最大点とを除く)の各々が最小点側の
ものから最大点側のものに向かって1つずつ増えるよう
に付される。その後、S45において、第n頂点がX軸
方向に関して極値点であるか否かが判定される。第n頂
点より一つだけ前方(最小点側から最大点側に向かう方
向)の直前頂点のX座標から第n頂点のX座標を差し引
いた値と、第n頂点のX座標からそれより一つだけ後方
(最大点側から最小点側に向かう方向)の直後頂点のX
座標を差し引いた値との符号が異なるか否かが判定され
るのである。そうであれば第n頂点が極値点であると判
定され、そうでなければ極値点でないと判定される。
第n頂点が極値点でないと判定されれば、346におい
て、nの値がN以上であるか否かが判定され、今回はそ
うでないと仮定すれば、347においてnの値が1だけ
増加させられた後、°S45に戻る。
一方、第n頂点が極値点であると判定されれば、348
において、その第n頂点において外形線が屈曲している
方向が外方であるか内方であるか否かが判定される。極
値点が上側外形線に属する場合には、極値点の直前頂点
が、極値点の直後頂点を始点、極値点を終点とするベク
トルの左側に存在するか否かが判定され、一方、下側外
形線に属する場合には、極値点の直前頂点がベクトルの
右側に存在するか否かが判定され、いずれの場合にも、
該当する頂点が存在する場合には、部分外形線が外方へ
屈曲していると判定され、該当する頂点が存在しない場
合には、内方へ屈曲していると判定されるのである。
34Bにおいて、部分外形線の、第n頂点における屈曲
方向が内方であると判定されれば、S46および347
を経て345に戻り、その345において新たな極値点
が検索される。一方、S48において、屈曲方向が外方
であると判定されれば、第n頂点が分割基点に決定され
た後、S49と第8図の350とのいずれかへ移行する
。ある部分外形線がそれの上の複数の頂点のうち極値点
であると最初(そのある部分外形線において最初)に判
定された頂点において外方へ屈曲している場合には34
9へ移行し、ある極値点において内方へ屈曲していると
判定された後、そのある・極値点の属する部分外形線が
その極値点より前方の極値点において外方へ屈曲してい
ると判定される場合、すなわち同し部分外形線が内方屈
曲状態から外方屈曲状態へ移行する場合には、第8図の
350へ移行するのである。
なお、閉領域の複数の頂点に極値点が全く存在しないか
、存在するがその存在する頂点のいずれにおいて外形線
が外方へ屈曲しない場合には、346の判定結果がYE
Sとなり、閉領域が分割されることなく本ルーチンの一
回の実行が終了する。
各部分外形線上において最初に極値点であると判定され
た頂点において外形線が外方へ屈曲している場合には、
349において、前記4つの検索態様のいずれが選択さ
れたかが判定される。ここで4つの検索態様を詳細に説
明する。なお、以下、閉領域の複数の辺のうち分割基点
を境に互に接続される2辺の各々を、各辺を規定する2
頂点のうち分割基点ではない頂点から分割基点に向かう
方向に延長した場合の2本の延長線が、XY座標をそれ
の原点と分割基点とが一致するように平行移動させた場
合にそれのX座標軸とY座標軸とによって規定される4
つの象限(第1〜第4象限)の第m象限および第i象限
に存在することを、分割基点の属する2辺の各々に第m
象限と第1象限とがそれぞれ対応するということにする
第1の検索態様が選択された場合(図において■で表す
)には、2つの部分外形線のうち分割基点の属する部分
外形線上の複数の頂点であって、かつ、分割基点の属す
る2辺の各々にそれぞれ対応する1つまたは2つの象限
に存在し、かつ、その存在する頂点のうち分割基点に最
も近い頂点が、分割基点と共同して閉領域の分割線を規
定する規定点として検索される。この場合には、上記1
つまたは2つの象限が設定された検索領域なのである。
また、分割基点の属する2辺の各々に対応する象限に存
在し、かつ、その分割基点の属する部分外形線上に存在
する頂点が検索領域に存在する頂点となるのである。
第2の検索態様が選択された場合(図において■で表す
)には、分割基点の属する部分外形線上の複数の頂点で
あって、かつ、X、Y座標軸によって規定される4つの
象限をY軸で2つの象限ずつの2つの象限群に分類した
場合に、分割基点の属する2辺の存在する象限群とは異
なる象限群に存在し、かつ、その存在する頂点のうち分
割基点に最も近い頂点が規定点として検索される。この
場合には、上記界なる象限群が設定された検索領域なの
である。また、その異なる象限群に存在し、かつ、その
分割基点の属する部分外形線上に存在する頂点が検索領
域に存在する頂点となるのである。
第3の検索態様が選択された場合(図において■で表す
)には、分割基点の属する部分外形線と、それとは異な
る部分外形線、すなわち2つの部分外形線上の複数の頂
点であって、かつ、分割基点の属する2辺の各々に対応
する1つまたは2つの象限に存在し、かつ、その存在す
る頂点のうち分割基点に最も近い頂点が規定点として検
索される。
この場合には、上記1つまたは2つの象限が設定された
検索N域なのである。また、分割基点の属する2辺の各
々に対応する象限に存在し、かつ、2つの部分外形線上
に存在する頂点が検索領域に存在する頂点となるのであ
る。
第4の検索態様が選択された場合(図において■で表す
)には、2つの部分外形線上の複数の頂点であって、か
つ、分割基点の属する2辺が存在する象限群とは異なる
象限群に存在し、かつ、その存在する頂点のうち分割基
点に最も近い頂点が規定点として検索される。この場合
には、上記界なる象限群が設定された検索領域なのであ
る。また、分割基点の属する2辺に対応する象限群に存
在し、かつ、2つの部分外形線上に存在する頂点が検索
H域に存在する頂点となるのである。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
オペレータの操作に従って検索態様を選択することが検
索領域の設定を変更することである。
以上の様子を第7図および第8図に基づいて具体的に説
明する。
第1の検索態様が選択された場合には、第7図の351
において、分割基点の属する2辺の各々に対応する象限
が判定される。外形線が極値点において外方へ屈曲する
場合には、それら2辺の各々に対応する象限が共に第1
象限であるか、共に第4象限であるか、一方は第1象限
であり、他方は第4象限であるかのいずれかとなる。そ
して、共に第1象限である場合には、352において、
分割基点の属する部分外形線と同じ部分外形線(以下、
単に同一部分外形線という)上にあり、かつ、第1象限
に存在する複数の頂点のうち分割基点に最も近い頂点(
以下、最近点という)が規定点として検索される。また
、例えば、第11図に示すように、分割基点の属する2
辺の各々が共に第4象限に対応する場合には、353に
おいて、同一部分外形線上にあり、かつ、第4象限に存
在する複数の頂点のうちの最近点が規定点として検索さ
れる。第11図の例においては、頂点mが規定点とされ
ることになる。また、例えば、第12図に示すように、
分割基点の属する2辺の各々に対応する象限が一方は第
1象限であり、他方は第4象限である場合には、S54
において、同一部分外形線上にあり、かつ、第1象限お
よび第4象限に存在する複数の頂点のうちの最近点が規
定点として検索される。第12図の例においては、頂点
iが規定点とされることになる。
第2の検索態様が選択された場合には、S54に移行す
る。その結果、分割基点の属する2辺の各々に対応する
象限が一方は第1象限であり、他方は第4象限である場
合以外においても、同一部分外形線上にあり、かつ、第
1象限および第4象限に存在する複数の頂点のうちの最
近点が規定点として検索される。第11図の例において
は、第13図に示すように、頂点jが規定点とされるこ
とになる。
第3の検索態様が選択された場合には、355において
、351と同様に、分割基点の属する2辺の各々に対応
する象限が判定され、共に第1象限である場合には、3
56において、2つの部分外形線上にあり、かつ、第1
象限に存在する複数の頂点のうちの最近点が規定点とし
て検索される。
また、分割基点の属する2辺の各々に対応する象限が共
に第4象限である場合には、S57において、2つの部
分外形線上にあり、かつ、第4象限に存在する複数の頂
点のうちの最近点が規定点として検索される。例えば、
第11図の例においては、第2の検索態様が選択された
場合と同様に、頂点jが規定点とされることになる。ま
た、分割基点の属する2辺の各々に対応する象限が一方
は第1象限であり、他方は第4象限である場合には、3
58において、2つの部分外形線上にあり、かつ、第1
象限および第4象限に存在する複数の頂点のうちの最近
点が規定点として検索される。例えば、第12図の例に
おいては、第14図に示すように、頂点0が規定点とさ
れることになる。
第4の検索態様が選択された場合には、35Bに移行す
る。その結果、分割基点の属する2辺の各々に対応する
象限が一方は第1象限であり、他方は第4象限である場
合以外においても、2つの部分外形線上にあり、かつ、
第1象限および第4象限に存在する複数の頂点のうちの
最近点が規定点として検索される。第12図の例におい
ては、第3の検索態様が選択された場合と同様に、第1
4図に示すように、頂点0が規定点とされることになる
以上のようにして規定点が検索されたならば、第8図の
359において、その規定点と分割基点とによって規定
される分割線で今回の閉領域が2つの分割閉領域に分割
され、それら分割閉領域の外形線を表す分割閉領域デー
タが作成される。その後、360において、前記閉領域
の回転の影響が除去されるように分割閉領域データが変
換され、S61において、その分割閉領域データが分割
閉領域データ領域に記憶されて、本ルーチンの一回の実
行が終了する。
以上、最初に極値点であると判定された頂点において外
形線が外方へ屈曲している場合を説明したが、例えば、
第16図に示すように、部分外形線が内方へ屈曲する内
方屈曲状態を経て外方へ屈曲する外方屈曲状態へ移行す
る場合には、前述のように350に移行する。この35
0においては、349と同様に現在選択されている検索
態様が判定された後、その検索態様選択時に対応するス
テップすなわち362〜369が実行される。なお、3
62〜S69はそれぞれ前記351〜358に準じたも
のとされている。部分外形線が内方屈曲状態から外方屈
曲状態に移行する場合には、部分外形線が上側外形線で
あれ下側外形線であれ、分割基点の属する2辺の各々に
対応する象限は第2象限および第3象限のいずれかとな
るから、562〜S69はそれぞれその事実に関しての
みS51〜358と異なっている。その後、362〜S
69の実行後は、前記の場合と同様に359〜S61が
実行される。
第7図および第8図のルーチンの一回の実行が終了すれ
ば、第6図の516において、315の実行により閉領
域が分割されたか否かが判定される。第8図の359の
実行時には分割フラグが1に設定されるから、そのフラ
グが1であるか否かを判定することにより、閉領域が分
割された否かを判定することができるのである。そうで
あれば、317において、2つの分割閉領域の各々を指
定する指定データが共に、第9図に示す例のように分割
前スタックに入れられ、一方、分割されなかったと判定
されれば、518において、第15図に示す例のように
、今回の閉領域の指定データが分割後スタックに入れら
れる。312〜318の実行は、分割前スタックが空に
なって312の判定結果がYESになるまで繰り返され
る。
なお、閉領域データ領域から読み出された閉領域データ
により表される閉領域が第7.8図のルーチンの初回の
実行により2つの分割閉領域に分割された後、それら分
割閉領域の各々が本ルーチンの2回目の実行により2つ
の分割閉領域に分割されるというように、同じ閉領域に
対して分割が繰り返されることがある。したがって、上
記説明において「閉領域」は、本ルーチンの各回の実行
前の閉領域を意味し、一方、「分割閉領域」は実行後の
閉領域を意味している。
第6図のルーチンの一回の実行が終了すれば、第5図の
33において、分割閉領域の数がNとして記憶され、そ
の後、S4において、分割閉領域の番号を示すnの値が
1に設定される。
続いて、S5において、nの値がN+1以上であるか否
かが判定されるが、現在そうではないと仮定すれば、S
6において、今回の分割閉領域すなわち第n分割閉領域
に対応する最小点データと最大点データとが最小、最大
点データ領域から読み出されて、それら最小点と最大点
とを結ぶ直線の方向が刺繍進行方向に決定される。その
後、S7において、今回の分割閉領域に対応する針位置
関連データとしての針位置データが作成される。
具体的には、まず、分割閉領域に対応する分割閉領域デ
ータが、その分割閉領域の刺繍進行方向とXY座標のX
軸方向とが一致するように回転変換され、その後、第1
7図に示す例のように、Y軸方向に平行な複数の直線が
分割閉領域の最小点から最大点に向かって一定ピッチα
で想定され、各直線と分割閉領域の外形線との交点が求
められ、それら交点と最大点および最小点とにおいて2
つの部分外形線を交互に結ぶ縫目を形成する針位置デー
タが作成される。作成された針位置データは上記回転変
換の影響が除去されるように変換されて針位置データ領
域に記憶される。
以上の刺繍進行方向の決定および針位置データの作成が
複数の分割閉領域全部について行われた結果、nの値が
N+1以上となってS5の判定結果がYESとなれば、
S9において、針位置データ領域に記憶されている針位
置データ全部が外部記憶装置84に一括して転送される
。以上で針位置データ作成用ルーチンの一回の実行が終
了する。
その後、オペレータからキーボード82を介して刺繍開
始指令が出されれば、針位置データが外部記憶装置84
からRAM76の針位置データ領域に転送され、その針
位置データに基づいてミシンが制御されることにより、
加工布に所定の刺繍が施されることになる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
コンピュータの、第7図の345を実行する部分が極値
点判定手段を構成し、34Bを実行する部分が屈曲方向
判定手段および分割基点決定手段を構成し、351〜3
5BおよびS62〜S69を実行する部分が規定点検索
手段を構成し、コンピュータの、第7図のS49および
S、50を実行する部分と、キーボード82とが第2の
オペレータ介入型検索領域設定変更手段を構成し、コン
ピュータの、第7図の359を実行する部分が閉領域分
割手段を構成し、コンピュータの、第5図の36および
S7を実行する部分が針位置関連データ作成手段を構成
している。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明した
が、この他にも特許請求の範囲を逸脱することなく当業
者の知識に基づいて種々の変形。
改良を施した態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示すブロック図である
。第2図は本発明の一実施例であるデータ処理装置を刺
繍ミシンと共に示す斜視図である。 第3図は上記刺繍ミシンを制御する制御装置の構成を示
すブロック図である。第4図は上記制御装置の主体を威
すコンピュータのRAMの構成を概念的に示す図である
。第5図は上記コンピュータのROMに記憶されている
針位置データ作成用ルーチンを示すフローチャートであ
る。第6図ないし第8図はそれぞれ、上記コンピュータ
のROMに記憶されているルーチンのうち、上記針位置
データ作成用ルーチンに関連するルーチンを示すフロー
チャートである。第9図および第15図はそれぞれ、上
記コンピュータのRAMに設けられている分割前スタッ
クと分割後スタックを説明するための図である。第10
図〜第14図および第16図はそれぞれ、第7図および
第8図のルーチンを説明するための図である。第17図
は上記実施例において、閉領域の最終の分割結果に対し
て針位置関連データとしての針位置データが作成される
様子を説明するための図である。 24:縫針      42:刺繍枠 70:制御装置    A、B、C:閉領域B+、B+
  ’、Bz、Bt  、C+、C+  ’Cz、Cz
 “:分割閉領域 a、b、c、d、e、f、g、h、t、j、k。 1、m、n、o、p、q、r:頂点

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 刺繍ミシンの縫目で埋められるべき閉領域に対して座標
    軸を設定するとともに、その閉領域の外形線を表す閉領
    域データに基づいて、その外形線上に予め設定されてい
    る複数の設定点の各々が前記座標軸に関して極値点であ
    るか否かを判定する極値点判定手段と、 前記閉領域データに基づいて、前記外形線が前記複数の
    設定点の各々において前記閉領域の外方へ屈曲している
    か否かを判定する屈曲方向判定手段と、 前記極値点判定手段により極値点であると判定され、か
    つ、前記屈曲方向判定手段により外形線が外方へ屈曲し
    ていると判定された設定点を、前記閉領域を分割閉領域
    に分割する分割線を規定するのに必要な分割基点に決定
    する分割基点決定手段と、 その分割基点における外形線の凸の方向に設定される検
    索領域に存在する複数の設定点の中から、分割基点に可
    及的に近い設定点をその分割基点と共同して前記分割線
    を規定する規定点として検索する規定点検索手段と、 前記検索領域の設定を変更する検索領域設定変更手段と
    、 前記閉領域を前記分割線で前記分割閉領域に分割する閉
    領域分割手段と、 前記分割閉領域を前記縫目で埋めるのに必要な針位置関
    連データを作成する針位置関連データ作成手段と を含むことを特徴とする刺繍ミシンのデータ処理装置。
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