JPH0312801B2 - - Google Patents

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JPH0312801B2
JPH0312801B2 JP58097765A JP9776583A JPH0312801B2 JP H0312801 B2 JPH0312801 B2 JP H0312801B2 JP 58097765 A JP58097765 A JP 58097765A JP 9776583 A JP9776583 A JP 9776583A JP H0312801 B2 JPH0312801 B2 JP H0312801B2
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JP
Japan
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waveguide
main
side arm
coupling device
signals
Prior art date
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Application number
JP58097765A
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English (en)
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JPS58220502A (ja
Inventor
Pii Etsukeruman Junia Aanesuto
Eru Osutaaetsugu Edowaado
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ANDORYUU CORP
Original Assignee
ANDORYUU CORP
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Publication date
Application filed by ANDORYUU CORP filed Critical ANDORYUU CORP
Publication of JPS58220502A publication Critical patent/JPS58220502A/ja
Publication of JPH0312801B2 publication Critical patent/JPH0312801B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/213Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
    • H01P1/2138Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies using hollow waveguide filters

Landscapes

  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般にマイクロ波システムに関し、特
に通常「結合装置(combiner)」と呼ばれるマイ
クロ波結合通信網に関するものである。結合装置
は2種類以上の異なるマイクロ波信号を同時に受
信及び送信の両方あるいは一方が可能な装置であ
る。本発明は特に2種類以上の周波数帯内の共偏
波信号と、もし所望なら1種類以上の直交偏波信
号とを組合わせて処理できる結合装置に関し、直
交偏波信号は2種類以上の周波数帯内で処理可能
である。
マイクロ波信号の伝播において、多重モード伝
播に固有のひずみを回避するため、一般に信号を
1つの伝播モードに限定することが望ましい。所
望の伝播モードは通常、円形導波管内のTE11
ードのような主モードである。例えば高位モード
が遮断限界以下になるように導波管のサイズ決定
を入念に行なうことにより、高位モードを抑制で
きる。しかしながらある場合には、1種類以上の
モードをサポートするために導波管の一部を充分
に長くする必要があり、この場合は導波管が不連
続的になるため好ましくない高位モードが発生す
る可能性がある。従つて、この種導波管の部分は
しばしば「多重モード(multi−mode)」又は
「超過モード(overmoded)」導波管と呼ばれる。
超過モード部分を必要とする導波管システムの
1例は、多重端子、多周波結合装置を含むシステ
ムである。例えば、1個のアンテナを用いて各2
直交偏波内で2種類の異なる周波数帯域にマイク
ロ波信号の発信及び受信の両方あるいは一方を可
能にするため4端子結合装置が代表的に用いられ
ている。それぞれの周波数帯域は最低500MHzで
ある。例えば、現在の電気通信マイクロ波システ
ムは、一般に「4GHz」、「6GHz」及び「11GHz」
帯域と呼ばれる周波数帯域で信号を伝送している
が、実際の周波数帯域はそれぞれ3.7〜4.2GHz、
5.925〜6.425GHz、及び10.7〜11.7GHzである。こ
れらすべての帯域内での任意の偏波信号は、他の
いかなる帯域の信号も混乱させず、さらに同一帯
域における直交偏波信号を混乱させず、又いかな
る信号の不必要な高位モードの許容範囲を越えた
レベルの信号をも発生させずに結合装置を介して
伝播しなければならない。
上に述べた型式の多周波結合装置に望ましくな
い高位モードを発生させる可能性のある不連続性
を避けるため、入念でしかも高コストの対策が講
じられてきた。例えば、米国特許第4077039号で
は、ある結合装置を開示しているが、これにはフ
レアホーンのテーパー部内の擬平衡給電部と組合
せて結合装置の高周波数端子のサイドアーム
(side arms)内に消失モード導波管フイルター
を用いている。多重端子、多周波結合装置に生じ
る基本的ジレンマは超過モード導波管部分内で望
ましくないモードの発生する不連続性を避ける必
要があり、さらに選択信号と導波管の超過モード
部分に存在する1個以上のポートとを結合させる
ための何らかの装置を設ける必要があることであ
る。過去、この種の矛盾を解決するために、多く
の複雑で高コストかつ労力を要する設計が必要で
あつた。
本発明の第一の目的は、1種類以上の周波数帯
域内で信号が直交偏波された場合でも、経済的に
製作可能でありかつ、2種類以上の周波数帯域内
で共偏波信号とともに用いても卓越した性能特性
を発揮する改良結合装置を提供することにある。
本発明の第二の目的は、周波数帯域が500MHz
以上の幅を有する場合でも、挿入損失が小さく、
VSWR(電圧定在波比)が小さく、かつ端子間、
周波数帯域間及び偏波相互間の優れた分離が可能
な改良結合装置を提供することにある。
本発明の第三の目的は、サイドアームにフイル
ターを全く必要としない改良結合装置(もちろん
オプシヨン部品としてこの種のフイルタを用いる
ことは可能であるが)を提供することにある。
本発明の第四の目的は、所望の信号の高位モー
ドの許容できないようなレベルの不必要な励振
(spurious excitation)を防ぐ改良結合装置を提
供することにある。
この発明の第五の目的は、主導波管をあらゆる
任意の断面形状、すなわち正方形、円形、矩形、
同軸形、4重リツジ形等に製作可能な改良結合装
置を提供することである。
本発明の他の目的及び利点は以下の詳細な説明
により明らかとなろう。
本発明では、少なくとも第1の高位の周波数帯
域及び第2の低位の周波数帯域の共偏波マイクロ
波信号を選択された伝播モードで送受信する結合
装置であつて、前記異周波数帯域の信号を同時に
伝播するような寸法で、少なくとも一部分が多重
モード化された主導波管と、前記主導波管の長手
方向に沿つて間隔をあけて配置され、前記異周波
数帯域の信号を前記主導波管の内外に結合させる
第1及び第2の接合器とを備え、少なくとも前記
第1の接合器は前記主導波管の多重モード化部分
に位置し、かつ前記第1の接合器はサイドアーム
導波管と連結され、前記第1の接合器と前記サイ
ドアーム導波管は前記第1の高位の周波数帯域の
信号を伝播し、かつ前記第2の周波数帯域信号を
遮断する寸法になつており、また前記主導波管の
内部には、(1)前記第1周波数帯域の信号を前記主
導波管と前記第1の接合器及びそれと連結した前
記サイドアーム導波管との間で結合させるストツ
プバンド特性、及び(2)前記第2周波数帯域の信号
をして前記第1の接合器を通過させるパスバンド
特性を有するフイルタ手段を配置し、前記フイル
タ手段は、第1の接合器と長手方向に重なり合う
とともにかつ第1の接合器を通る長手方向面と直
交する長手方向面に整列し、かつ第1の接合器の
サイドアーム導波管の中央部を通過するサイドア
ームの直径方向面と直交する第1の接合器の直径
方向面に沿うとともに前記主導波管内へ伸延する
導電性エレメントを有し、かつ前記フイルタ手段
及び前記第1の接合器は前記選択されたモード以
外の望ましくない伝播モードの信号の励振を抑圧
し、主導波管と第2の接合器とそれをもつて連結
されたサイドアーム導波管との間で第2周波数帯
域の信号を結合させる手段とからなつている。
本発明の実施例において、主導波管の超過モー
ド部分は導波管の開放端に位置し、ここを通つて
すべての多重信号が主導波管に出入りし、高位周
波数帯域内信号用の1個あるいは複数個の接続部
は主導波管の超過モード部分に配置されており、
各高位周波接続部は直径方向において互いに対向
するように配置された一対の孔とサイドアーム導
波管とを有して平衡した接続部を形成しており、
関連するフイルタ手段も不適当な伝播モード中の
信号の不必要な励振を抑制して平衡しており、各
高位周波接続部及びそれに関連するフイルタ手段
は低位周波帯域において防害を受けない信号の通
過を可能にしている。4端子結合装置を形成する
ため、2種類の直交偏波高位周波信号を処理する
ために2個の高位周波接続部を主導波管の超過モ
ード部分に設け、又2種類の直交偏波低位周波信
号を処理するために2個の低位周波接続部を主導
波管の単一モード部分に設けてある。
以下添付図面を参照しつつ本発明を詳しく説明
する。
まず第1図から第15図には開放端部すなわち
口部11を有する主導波管10を設けた4端子結
合装置が示してあり、この口部11を介して4個
の接続部A、B、C、Dに対する信号の送信及び
受信が行なわれる。結合装置の他端はキヤツプ1
2で閉ざされ、このキヤツプ12はその内面に従
来の短絡板すなわち端面負荷12aを有している
(第13図参照)。図示した結合装置の中央に位置
する主導波管10は円形断面を有し、4個の接続
部A、B、C、Dは2種類の周波数帯域内に2対
の共偏波信号を送受信するために主導波管10に
沿つて間隔をおいて配置されている。接続部A、
Dは1対の共偏波信号を受信するため互いに長手
方向に整合配置され、接続部B、Cはもう1対の
共偏波信号を受信するため同様に互いに整合配置
されている。これらの整合配置された2つのペ
ア、すなわち一方の接続部Aともう一方の接続部
Bは高位周波帯域の信号を送受信するように寸法
を合わせており、一方他の2個の接続部C、Dは
低位周波帯域の信号を送受信するような寸法にな
つている。例えば代表的な用途では、接続部A、
Bは6GHz(正確には5.925〜6.425GHz)の周波数
帯域内の直交偏波信号を処理し、接続部C、Dは
4GHz(正確には3.7〜4.2GHz)の周波数帯域内の
直交偏波信号を処理する。マイクロ波信号はこれ
らの周波数帯域の1つにより送信しそして別の周
波数帯域により受信することが可能であり、ある
いは前記信号を両周波数帯域と両偏波状態で同時
に送受信することも可能である。
第4図及び第5図で最もよく分るように、4個
のA〜Dの位置を限定するため円形導波管10の
壁面に形成された孔は矩形状をなし、これら各孔
はそれに対応する矩形断面のサイドアーム導波管
に結合されている。2個の高位周波接続部A、B
はそれぞれ直径方向において互いに対向するよう
に配置された1対の孔を有し、主導波管10の接
続部とサイドアーム導波管の接続部の間で平衡し
たカツプリングを形成している。4個の接続部の
矩形孔は、長手方向すなわち主円形導波管10の
軸に平行に延びる長辺(H面)を備えている。
接続部Aをさらに詳しく述べると、この接続部
Aの直径方向において互いに対向するように配置
した2個の孔20,21は1対のU字形矩形導波
管22,23に結合され、両U字形導波管の開放
端は互いに整合されている。U字形サイドアーム
導波管22,23の互いに隣接する1対の脚部2
2a,23aは孔20,21にぴつたり合せて主
導波管10に結合され、もう1対の互いに隣接す
る脚部22b,23bはハイブリツドT(hyb−
rid tee)24の互いに対向する側に連結されて
いる。図示した実施例では、サイドアーム導波管
22,23は高さが中程度(half−height)の導
波管(以下「中高導波管」と称す)である。つま
りE面寸法が矩形導波管の通常のE面寸法の半分
になつている。中高導波管のE面寸法が小さいの
でサイドアーム22,23のU字曲部の最小半径
が縮小でき、又、関連する孔20,21の必要E
面寸法が縮小できるので、2個の6GHzの接続部
A、B間の分離状態が改善できかつ4GHzVSWR
が低減可能となる。第14図から最も明らかなよ
うに、接続部Aの同調と平衡を促進するため各サ
イドアーム22,23に多数の同調ねじ28a−
d,29a−dを設けている。
ハイブリツドT24は、その主導波管27に位
相内端子25及び位相外端子26の両方を有する
公知の導波管結合部である(ハイブリツドTは両
端子間の卓越した分離が得られるような形状にな
つている)。ハイブリツドTの2個の頂部分岐管
はU字形サイドアーム22,23の隣接する脚部
により形成され、これらの脚部はハイブリツドT
の主導波管の対向する側にある1対の矩形開口部
に導入されている。通常作動時は、信号は位相内
端子25を通り、位相外端子26は内面に従来の
端面負荷を有する負荷プレート(図示せず)ある
いは単に短絡カバープレートによつて閉鎖してあ
る。
接続部Bの構造は、すべての部品を主円形導波
管10の軸まわりに90°回転させた点以外は接続
部Aの構造と類似している。従つて、接続部Bは
1対のU字形矩形導波管32,33に連結されて
直径方向において対向配置された2個の孔30,
31を有し、両導波管32,33は孔30,31
にぴつたり合わせて主導波管10に結合された1
対の隣接する脚部32a,33aと、ハイブリツ
ドT34の反対側に結合されたもう1対の隣接す
る脚部32b,33bとを備えている。接続部A
のサイドアーム導波管22,23の場合と同様、
接続部Bのサイドアーム導波管32,33は中高
導波管で形成され、そして同調ねじ38a−d,
39a−dを備えている。ハイブリツドT34は
その主導波管37に位相内端子35と位相外端子
36とを備えており、ハイブリツドTの2個の頂
部分岐管はサイドアーム32,33の隣接する脚
部32b,33bにより形成され、これら脚部3
2b,33bは主導波管37の互いに対向する側
にある1対の矩形開口部内に導入されている。通
常作動時は位相外端子36は短絡あるいは負荷プ
レート(図示せず)により閉鎖してあり、マイク
ロ波信号は位相内端子35を介して通過する。
次に低位周波接続部C、Dについて説明する
と、これらの接続部はそれぞれ単一矩形サイドア
ーム導波管42は43に結合される単一矩形孔4
0又は41のみを備えている。サイドアーム4
2,43を形成するために用いられる矩形導波管
には、接続部A、Bに用いられた中高導波管では
なく普通の導波管を使用する。
低位、高位両周波数信号の伝播を可能にするた
め主導波管は必ず多重モード化しなければならな
いが、高位周波接続部の一方あるいは両方はこの
主導波管の前方部分に設置され、高位周波信号を
孔と高位周波接続部のサイドアームに接続しかつ
低位周波信号を高位周波接続部の孔を介して通過
させるためにフイルタ手段を主導波管の多重モー
ド化部分内に配置する。特に、各高位周波接続部
に関連するフイルタ手段は、主導波管と高位周波
孔及び側肢との間に高位周波信号を接続するため
にストツプバンド特性を有し、かつ高位周波接続
部の孔を介して低位周波信号を通過させるために
パスバンド特性を有している。さらに、フイルタ
手段及び高位周波接続部の形状により、所望の信
号が伝播されるモードと異なつて不適当なモード
中の信号の擬励振(spurions excitation)が抑
制される。
本発明の結合装置ではいずれのサイドアームに
もフイルタが不要である(ただし、もし所望なら
オプシヨン部品としてサイドアーム用フイルタを
付加することは差支えない)。高位周波用孔及び
サイドアームが高位周波信号のみを通すような寸
法になつているという事実は、これらの孔及びサ
イドアーム自体がいかなる低位周波信号も除去し
てしまう役割を果たすことを意味し、それ故高位
周波用サイドアームに補助フイルターを必要とし
ないのである。低位周波接続部では高位周波信号
は存在せず、従つてここでもサイドアームにはフ
イルタが不必要である。
図示した実施例では、第一6GHz接合部(接続
部A)に関連するフイルタネツトワークは、2個
の孔20,21の中間において直径方向面に沿つ
て主導波管10の内部に伸延する伝導ポスト50
a−o,51a−oの直径方向において対向する
ように配置された2本の列の形を取つている。ポ
スト群50,51のこれら2本の列は同調フイル
タを形成し、このフイルタは接続部A、Cにより
偏波された信号に対し対称的に不連性があるの
で、接続部B、Dの直交偏波信号に対しては実質
的には効果を発揮しない。このフイルタは2種類
の直交偏波6GHz信号の1つを接続部Aのサイド
アー22,23に接続するストツプバンド特性を
有し、かつ共偏波4GHz信号が阻害されずに接続
部Aを通過可能にするパスバンド特性を有する。
接続部Aに接続された6GHz信号に対して相対的
に直交偏波された4GHz及び6GHz信号は両方とも
阻害されずに接続部Aのフイルタを通過する。
ポスト群50,51はすべて相互に結合してい
るが、これらのポスト群の異なるサブグループは
結合装置の種々の性能に対して大きな影響を及ぼ
す。従つて、ポスト50a−c,51a−cの長
手方向位置と半径方向長さは6GHz VSWRに対
し非常に敏感に作用し、これらのポストの長さは
4GHz VSWRに対し重要な役割を果たす。ポス
ト50d−i,51d−iの位置と長さは、最良
の6GHz VSWRを得るように選択されているが、
4GHz VSWRの程度を低下させないような組み
合せになつており、特にポスト50d−f,50
h,51d−f,51hの長さは4GHz VSWR
に影響を与える。ポスト50g−i,51g−i
はサイドアーム22,23からの6GHz信号をポ
スト50a,51aに向けるようにセツトされて
いるので、基本的高位周波分離レベルが設定でき
る。ポスト50o,51oの指向方向から6GHz
信号を分離するための調整は、ポスト50j−
n,51j−nの位置と長さを変えることにより
可能で、これらのポストは4GHz VSWRにも大
きな影響を与える。ポスト50o,51oは主と
して4GHz VSWRに影響を及ぼす。
上記の記載から明らかなように、ポスト群5
0,51によつて形成されるフイルタの性能は、
主として4GHz VSWR(ポスト50o,51oの
背後から測定される)、6GHz VSWR(接続部A
サイドアーム22,23から測定される)、及び
6GHz分離(ポスト50o,51oの背後から測
定される信号レベル)により評価される。第4図
に図示する特定フイルタは、直交偏波された4G
Hz、6GHz信号用の4接続部付き結合装置におい
て、良好な結果をもたらすことが発見された形状
中の単なる1例にすぎない。又、同じもしくは異
なる周波数帯域及び異なる導波管形状の一方ある
いは両方に対して、別の形状を用いても類似の結
果を得られることが理解できるであろう。同様
に、図示した実施例において半径方向長さの調節
を容易にするためねじの形をしているポスト群5
0,51の代わりに、平衡ベーン、フイン、ロツ
ド、ピン又は他の同調可能装置を用いてもよい。
第二6GHz接合部(接続部B)に関連するフイ
ルタネツトワークは、2個の孔30,31の中間
に配置された直径方向面に沿つて主導波管10内
に伸延する伝導ポスト60a−q,61a−qの
2本の直径上対向列によつて形成される。ポスト
群60,61のこれら2本の列によつて形成され
るフイルタは、上述のように、接続部Bに関連す
るフイルタが接続部Aのフイルタから導波管10
の軸まわりに90°だけずれている点を除いては、
接続部Aにおいてポスト群50,51の2列によ
つて形成されるフイルタと本質的に同じである。
さらに、接続部Bのフイルタは別の2対のポス
ト、すなわち60b,61bと60q,61qと
を備え、ポスト群60,61の間隔と半径方向長
さは接続部Aにおけるポスト群50,51の位置
と長さとわずかに異なつている。両フイルタはと
もに類似したストツプバンド特性及びパスバンド
特性を備えている。すなわち、2列のポスト群6
0,61によつて接続部Bに形成されたフイルタ
は接続部Aのサイドアーム32,33に2種類の
直交偏波6GHz信号の1つを結合するストツプバ
ンド特性を有し、かつ共偏波4GHz信号を阻害さ
れずに接続部Bに通過させるパスバンド特性を有
する。接続部Bフイルタは、直交偏波信号の周波
数に無関係に、接続部Bのサイドアーム32,3
3に接続される6GHz信号に対し相対的に直交偏
波される信号を阻害されずに通過させる。
主導波管10において2個の低立周波接続部
C,Dを含む部分には4GHz信号しか伝播されな
いので、多重モード化されていない。主導波管1
0から直交偏波4GHz信号の1つを接続部Cの孔
とサイドアームに結合させるため、直径方向にお
いて互いに対向する2対のポスト70a,71
a,70b,71b及び1列のピン72が、接続
部Cの孔40の中心を通る直径方向面から90°ず
れた直径方向面に沿つて主導波管10の中に伸延
している。ポスト70a−b,71a−bならび
に孔40は整合インピーダンスを形成し、ピン7
2は短絡装置を形成している。さらに、1対の同
調ポスト73a,73bは孔40の対向側に配置
されて同孔40により導入されるインピーダンス
を平衡させ、そのため直交偏波された4GHz信号
は阻害されずに接続部Cを通過する。接続部Cの
ポスト及びピンから主導波管10の軸まわりに
90°ずれた類似のポスト80a−b及びピン81
は、別の4GHz信号を低位周波接続部Dに接続す
る。
この結合装置の重要な特徴の1つは、主導波管
の多重モード範囲内にある4GHz、6GHz信号の不
要な高位モードの不適当な周波数の偽励振を起こ
すのを防いでいることである。導波管の形状と同
調可能フイルタ手段との組合せによつてこの防止
が行なわれ、このフイルタ手段は(1)不要なモード
の励振を行なわないか、あるいは(2)位相が180°ず
れたモードの同一周波数相互の励振を行なつてこ
れらを互いに打ち消させるのである。図示した実
施例では、誤調整した4GHzと6GHzアンテナ用組
合せ送信システムを示すが、結合装置はアンテナ
から低レベルの6GHz、TE21モードの信号を受信
するであろう。これらの信号はそれに対応する接
続部A、Bに至り、同接続部A、Bから6GHz用
サイドアームに入力され、そこを伝播して卓越
TE10モードに至るが、各接続部の2本のサイド
アーム間の位相は180°だけずれている。通常の作
動状態では、これらの信号はハイブリツドT及び
システムの残部を通つて伝播するが、所望の信号
つまり主導波管のTE11モードで発生して本質的
に位相差なしで2本のサイドアームに入力される
信号に対してはほとんど混乱を生じさせない。
アンテナの誤調整を修正するためにTE21モー
ド信号を用いる必要がある場合は、ハイブリツド
T24の位相外接続部26から負荷プレートを除
き、従来の信号監視装置を接続部26に結合する
ことにより2本のサイドアーム22,23からの
位相外エネルギを監視できる。TE21モードによ
り発生する発射パターンは、中心軸線上において
対向するローブが反対の極性を有する対称の4ロ
ーブパターンであり、そのためアンテナが完全に
調整してあればバイブリツドTの位相外で監視し
た信号レベルは最小になるであろう。TE21モー
ドをゼロにする照準軸を用いるこの調整技術は、
単一軸上ローブを用いて発射パターンを発生させ
る卓越TE11モードを用いた調整技術よりはるか
に精度が高い。
アンテナの方位角及び仰角の両方を調整するた
めには、ハイブリツドT24の端子26か又はハ
イブリツドT34の端子36のいずれかにおいて
主導波管内のTE21モードから発する信号を監視
しなければならない。水平偏波された入力信号を
端子26又は36で監視する場合は、監視信号の
レベルが最小になるまでアンテナの仰角を調整す
る。垂直偏波信号を受信する場合は、端子26又
は36における信号レベルが最小になるまでアン
テナの方位角を調整する。TE11及びTE21信号は
互いに直交しており、それ故互いに干渉しないの
で、上記の微調整を行なう間でもアンテナシステ
ムは完全に作動状態を保つことができる。その結
果、通信状態を保ちながらアンテナの精密な調整
が可能となる。
上述の結合装置を4GHz及び6GHzの帯域、すな
わち3.7〜4.2GHz及び5.925〜6.425GHzの帯域内信
号の送受信に用いた場合、優れた性能特性を得る
ことができる。特に、この結合装置はVSWRが
低く、入射損失が小さく、さらに端子、周波数帯
域及び偏波面間の分離性能が非常に高い。この種
の結合装置の特別な一例としては、長さが
22.75″で内径が2.125″の円形断面の真鍮製主導波
管があつた。2本の6GHz用接続部は、開放端か
ら4.136″及び10.166″の位置にある0.975″×0.12″の
矩形孔を備え、6GHz用サイドアームはWR137中
高矩形導波管であつた。2本の4GHz用接続部は、
開放端から16.555″及び10.931″の位置にある
1.568″×0.95″の矩形孔を備え4GHz用サイドアー
ムはWR229矩形導波管であつた。フイルタを形
成するポストの位置と長さは第12図及び第13
図に示す通りである。
2種類の各周波数帯域が3.690〜4.210GHz及び
5.945〜6.435GHzに広がる直交偏波信号(各信号
は線形偏波してある)を用いたテストでは、この
結果装置により下記の結果を得た。
VSWR:最大1.045(4端子すべてについて) 帯域間分離能:最小35dB 最大高位モードレベル:最小30dB(所望モードレ
ベル以下で) 偏波分離能:最小40dB(4GHzで45dB,6GHzで
52dB) 入射損失:6GHzで最大0.4dB、4GHzで最大
0.15dB 以上代表的な4端子結合装置について説明した
が、本発明は2種類以上の異なる同波数帯域内で
信号を処理するために長手方向において互いに離
間した2個以上の接続部を有する、多数の異なる
結合装置の形状に対しても適用可能である。1種
類あるいはすべての異なる周波数帯域内の信号は
直交偏波が可能であり、直交偏波された信号は線
形あるいは円形のいずれの偏波も可能である。円
形偏波は主導波管内に偏波器を付加することによ
り実施可能である。
純粋な平衡給電を必要としない接続部において
は、インピーダンス整合を向上させそして結合装
置のVSWRを低減させるため擬平衡給電装置を
用いればよい。擬平衡給電装置は主導波管の直径
方向において互いに対向する2個の孔を備えてい
るが、これらの孔のうち1つだけが所望の信号を
伝播させるために生きたサイドアーム導波管とし
て結合される。別の孔は所望のインピーダンス整
合を得れば同調可能となる残りの導波管に結合さ
れる。
第16図〜第18図に示すように、主導波管1
0は改良を加えて別の断面形状を持たせることも
可能である。第16図は正方形断面を有する主導
波管10′を示し、第17図は内部及び外部コン
ダクタ10a,10bを備えた同軸断面を有する
主導波管10″を示し、第18図は4重リツジ方
形導波管を有する主導波管10を示している。
別の形状としては、4重リツジ円形導波管が可能
である。さらに主導波管10の別の形状として矩
形のものがあり周波数は異なるがすべて同一偏波
を有する信号を処理するための結合装置に基本的
に用いられる。主導波管が円形とは異なつた断面
を有する場合は、例えば円形フレアホーンに変化
する方形主導波管のように、主導波管の開放端の
形を円形に変化させるのが望ましい。
さらに、第19図に示すように、2個の直交偏
波接続部を周波数帯域に関係なく長手方向の同位
置に設置可能であることに注目すべきである。こ
の形状では、主導波管の長手方向同位置で同一周
波数の2種類の直交偏波信号を処理するために、
直径方向において対向するよう配置された2対の
孔100,101及び102,103が互いに直
交する平衡給電端子を形成している。この形状で
フイルタ手段を形成する導電ポストは、互いに隣
接する孔の中間で円形導波管を横切つて伸延する
直径面上に位置している。従つて、2列のフイル
タポスト104,105は孔100,103及び
101,102の中間に位置し、別の2列のフイ
ルタポスト106,107は孔101,103及
び100,102の中間に位置している。この形
状でフイルタを形成している導電ポストは孔から
(90°ではなく)わずか45°しかずれていないこと
が明らかである。
以上詳述したように、本発明は経済的に製作容
易でかつ性能を向上させた結合装置を提供するも
のである。本結合装置は周波数帯域が500MHz以
上の幅を持つ場合でも、入射損失が小さく、
VSWRが低く、端子間、周波数帯域間、偏波間
それぞれの分離能が高い等の利点を有する。本結
合装置ではサイドアームにいかなるフイルタも必
要とせず(但し、もし所望ならオプシヨン部品と
してこの種のフイルタの使用は可能である)、し
かも所望の信号の不要な許容できないレベルの高
位モードの偽励振を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を具体化した4端子結合装置を
上下逆にして示す斜視図である。第2図は第1図
の結合装置を主導波管の軸まわりに180°回転させ
た正面図である。第3図は第2図の3−3線より
見た結合装置の底面図である。第4図は第2図に
示す結合装置の主導波管の正面図である。第5図
は第4図の5−5線より見た一部破断底面図であ
る。第6図は第5図の6−6線より見た側面図で
ある。第7図は第4図の7−7線断面図である。
第8図は第5図の8−8線断面図である。第9図
は第5図の9−9線断面図である。第10図は第
5図の10−10線より見た側面図である。第1
1図は第2図の右側端から見た結合装置の側面図
である。第12図は第2図をわずかに改良した正
面図であり、破線又は部分断面により内部構造を
詳しく示している。第13図は第12図の13−
13線断面図である。第14図は第2図の14−
14線断面図である。第15図は第2図の15−
15線断面図である。第16図は第1図に類似し
た結合装置の主導波管の横断面図であり、正方形
断面の主導波管を備えている。第17図は第1図
に類似した別の結合装置の主導波管の横断面図で
あり、同軸断面の主導波管を備えている。第18
図は第1図に類似したさらに別の結合装置の主導
波管の横断面図であり、4重リツジ断面の主導波
管を備えている。第19図は第1図に類似した結
合装置の横断面図であり、同一長手方向位置にあ
る2個の高位周波用接続部を備えている。 〔図中符号〕、主導波管……10,10′,1
0″,10、口部……11、キヤツプ……12、
短絡板、端面負荷……12a、孔……20,2
1,30,31,100,101,102,10
3、U字形矩形導波管……22,23,32,3
3、脚部……22a,22b,23a,23b,
32a,32b,33a,33b、ハイブリツド
T……24,34、位相内端子……25,35、
位相外端子……26,36、主導波管……27,
37、U字形矩形導波管……32,33、同調ね
じ……38a−d,39a−d、側肢導波管……
42,43、導電ポスト……50a−o,51a
−o,60a−q,61a−q、ポスト群……5
0,51、フイルタポスト……104,105,
106,107。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも第1の高位の周波数帯域及び第2
    の低位の周波数帯域の共偏波マイクロ波信号を選
    択された伝播モードで送受信する結合装置であつ
    て、 前記異周波数帯域の信号を同時に伝播するよう
    な寸法で、少なくとも一部分が多重モード化され
    た主導波管と、 前記主導波管の長手方向に沿つて間隔をあけて
    配置され、前記異周波数帯域の信号を前記主導波
    管の内外に結合させる第1及び第2の接合器とを
    備え、 少なくとも前記第1の接合器は前記主導波管の
    多重モード化部分に位置し、かつ前記第1の接合
    器はサイドアーム導波管と連結され、 前記第1の接合器と前記サイドアーム導波管は
    前記第1の高位の周波数帯域の信号を伝播し、か
    つ前記第2の周波数帯域信号を遮断する寸法にな
    つており、 また前記主導波管の内部には、(1)前記第1周波
    数帯域の信号を前記主導波管と前記第1の接合器
    及びそれと連結した前記サイドアーム導波管との
    間で結合させるストツプバンド特性、及び(2)前記
    第2周波数帯域の信号をして前記第1の接合器を
    通過させるパスバンド特性を有するフイルタ手段
    を配置し、 前記フイルタ手段は、第1の接合器と長手方向
    に重なり合うとともにかつ第1の接合器を通る長
    手方向面と直交する長手方向面に整列し、かつ第
    1の接合器のサイドアーム導波管の中央部を通過
    するサイドアームの直径方向面と直交する第1の
    接合器の直径方向面に沿うとともに前記主導波管
    内へ伸延する導電性エレメントを有し、かつ 前記フイルタ手段及び前記第1の接合器は前記
    選択されたモード以外の望ましくない伝播モード
    の信号の励振を抑圧し、 主導波管と第2の接合器とそれをもつて連結さ
    れたサイドアーム導波管との間で第2周波数帯域
    の信号を結合させる手段とを備える結合装置。 2 前記第2の接合器はサイドアーム導波管を有
    し、前記第2周波数帯域の信号を結合させる前記
    手段は、前記主導波管と前記第2の接合器及びそ
    れに連結した前記サイドアーム導波管との間で前
    記第2周波数帯域の信号を結合させるストツプバ
    ンド特性を持つフイルタ手段からなることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の結合装置。 3 前記第1及び第2接合器は互いに長手方向に
    整列し、 さらに、前記第1及び第2接合器から長手方向
    に離間され、かつ前記第1及び第2接合器に対し
    前記主導波管の軸まわりに90°ずらして配置され
    た前記第1及び第2接合器を介して伝播された信
    号に対し相対的に直交偏波された信号を伝播する
    少なくとも第3接合器と、 前記第3接合器に連結したサイドアーム導波管
    と、 前記直交偏波信号を前記主導波管と前記第3接
    合器及びそれと連結した前記サイドアーム導波管
    との間で結合させる手段とを備えることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の結合装置。 4 少なくとも前記第1接合器は、前記主導波管
    の壁に直径方向に相対向させて設けられた1対の
    絞り孔と同絞り孔と接続して前記第1接合器にお
    ける前記主導波管との平衡結合部を形成するサイ
    ドアーム導波管とからなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の結合装置。 5 前記第1又は第2接合器における前記1対の
    絞り孔と関連した前記サイドアーム導波管は両方
    とも同相端子及び違相端子を有するハイブリツド
    Tに結合され、しかして前記違相端子は、当該装
    置に結合されたアンテナの調節のために用いられ
    る選択された高次モード信号を前記第1又は第2
    接合器を通じて送受信するために使用することが
    できることを特徴とする特許請求の範囲第4項に
    記載の結合装置。 6 前記主導波管は円形断面を有し、前記サイド
    アーム導波管は矩形断面を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の結合装置。 7 前記主導波管は正方形断面を有することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の結合装
    置。 8 前記主導波管は、相互に離間した内部導体及
    び外部導体を有する円形断面の導波管であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の結合
    装置。 9 前記主導波管は4重リジツド導波管であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の結
    合装置。
JP58097765A 1982-06-04 1983-05-31 共偏波マイクロ波信号の送発信結合装置 Granted JPS58220502A (ja)

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