JPH03126564A - サーマルプリンタの駆動制御装置 - Google Patents

サーマルプリンタの駆動制御装置

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JPH03126564A
JPH03126564A JP1265676A JP26567689A JPH03126564A JP H03126564 A JPH03126564 A JP H03126564A JP 1265676 A JP1265676 A JP 1265676A JP 26567689 A JP26567689 A JP 26567689A JP H03126564 A JPH03126564 A JP H03126564A
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Japan
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energization
converter
data
control device
drive control
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JP1265676A
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English (en)
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Masahiro Minowa
政寛 箕輪
Hitoshi Furuhata
整 古幡
Satoshi Nakajima
聡 中島
Naoki Kobayashi
直樹 小林
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサーマルプリンタに関し、特にその発熱要素を
有するサーマルヘッドの温度を検出し、発熱制御するサ
ーマルヘッドの駆動制御に関する。
〔従来の技術〕
従来からサーマルプリンタでは、サーマルヘッドの連続
使用時の熱蓄積による印字品位の低下を防止するため、
様々な方法が用いられて来ている。
その中には特公昭55−4863.1の様に、ドツトご
とに前のデータを記憶して通電時間を決定する方法や、
特公昭57−18507の様に駆動周期によって通電時
間を変える方式などが用いられている。これらを一般に
履歴制御方式と言う。
又、サーミスタとA/Dコンバータを用いてサーマルヘ
ッドの基材温度を計測する例として、特開昭61−13
0063、特開昭59−7068などがあげられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
これら従来例では検出したA/Dコンバータの出力値を
用いて複雑な演算処理をし、発熱要素へのパルス幅や印
加電圧値を決定していた。
又、過去の駆動データに基づいて駆動パルス幅を可変す
る履歴制御方式では、一般にCPUによってデータ処理
をしながら、サーマルヘッドのドライブICへ順次デー
タを送出する方式が一般的であった。このような方式で
は、サーマルプリンタを高速に動作させようとしても処
理が追いつかずサーマルプリンタの高速化の障害となっ
ていた。
本発明の目的は、A/Dコンバータを用いてサーマルヘ
ッドの温度を検出し温度補償する制御装置に於て、きわ
めて簡略なA/Dコンバータの使用法を提供することに
ある。
本発明の他の目的は、従来の問題点を除去し、高速でか
つ、印字品質のよいシリアル型サーマルプリンタの駆動
制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、複数の発熱要素を有するサーマルヘッドを用
いて印刷するサーマルプリンタに於て、a、前記発熱要
素の現在及び過去の駆動データを記憶する記憶回路と、 b、該記憶回路に接続され任意の発熱要素の通電時間を
現在の駆動データを出力するための主通電区間と過去の
駆動データに対応する複数の副通電区間とに分割して出
力するゲート回路と、c、前記サーマルヘッドの温度も
しくはその放熱板温度を検出する感熱素子と、 d、該感熱素子と抵抗器との分圧点の電位を検出するA
/Dコンバータを有し前記発熱要素への通電時間を決定
するための基準値を発生する基準値発生手段と、 e、前記各通電区間の基準となる基準パルス幅の比もし
くは基準パルス幅と前記基準値との関係を前記基準値の
所定区間毎に関数化した関係認識手段と f、前記主通電区間のパルス幅と前記副通電区間のパル
ス幅との比例関係をテーブルにして記憶するデータテー
ブルと、 g、前記基準値の検出結果に基づいて前記関係認識手段
と前記データテーブルから前記基準パルス幅の比もしく
は基準パルス幅を演算し、更に前記主通電区間及び各副
通電区間を演算する演算手段と、 h、前記演算手段の演算結果に基づいて前記ゲート回路
に前記複数の通電区間を設定するため通電区間信号とし
て所定時間を前記ゲート回路に与える通電区間信号発生
手段と、 i、前記ゲート回路の出力信号に応答し、前記発熱要素
への通電をオンオフするヘッドドライブ回路とを有する
ことを特徴とするサーマルプリンタの駆動制御装置であ
る。
更に、本発明は複数の発熱要素を有するサーマルヘッド
を用いて、印刷する如きシリアル型のサーマルプリンタ
に於いて、前記サーマルヘッドの基材もしくは、放熱板
の温度を検出する感熱素子と、該感熱素子と抵抗器とに
よって分圧された分圧点の電位を検出するA/Dコンバ
ータとを有し、該A/Dコンバータの出力値と前記発熱
要素への通電時間の関係を直線で示す関係認識手段を用
いて、前記発熱要素への通電時間を決定する如きサーマ
ルプリンタの駆動制御装置である。
〔実施例〕
第1図は本発明によるサーマルプリンタの駆動制御装置
を用いたターミナルプリンタの一実施例の構成を示す略
図である。
1は複数の発熱要素1aを有するサーマルヘッド、2は
このサーマルヘッドをドライブするヘッドドライブ回路
、3はCPU4とサーマルヘッドとの間に挿入されサー
マルヘッドの発熱量をドツトごとに制御するヘッド制御
回路(以下HCUと略す)をそれぞれ示している。
15は前記発熱要素の通電時間の基準値を発生する基準
値発生手段であり、A/Dコンバータ15aとサーマル
ヘッド1の基板温度もしくは放熱板温度を検出する感熱
素子の一種のサーミスタ1bと抵抗器19とを主な構成
要素とし、サーミスタ1bと抵抗器19どの分圧点の電
位Vtを検出しディジタル信号に変換するものであり、
CPU4からの指令に同期してパイナリイコードを発生
する。コンデンサ19aは一出力電位Vtを安定化する
ために設置されている。
12はROM、13はRAM、17はデータバス、18
はアドレスバス、14はCPU4に内蔵されたタイマー
回路、20は電源vh入力端子をそれぞれ示している。
CPU4は、−例として8ビツトのCPUを示し、vT
端子8及びI10ボート、タイマ二回路14などを有し
ている。タイマー回路は少なくとも独立して作動可能な
タイマーユニット14a、14bが内蔵されている。
9はサーマル紙印字か熱転写印字か、あるいはカラーリ
ボンかモノクロームリボンか、等の印字の種別を検出す
る印刷モード検出手段であり、−般にインクリボンを収
納したカートリッジを搭載する部位にこれと係合するス
イッチによってインクリボンの種別やサーマル紙印刷モ
ードか等を検出している。
HCU3はユニット回路としてCPUの一種のペリフェ
ラルとして働き、ROM 12、RAM 13と同様メ
モリマツプ上の特定の番地に割り当てられる。デコーダ
16はこのユニット回路をアクセスするための8石端子
7に接続される。5はデータバス17に接続されるデー
タ入力端子、6はアドレスバスの下位2ビツトを入力す
るアドレス入力端子である。
印刷モード検出手段は、スイッチばかりではなくプリン
タのインターフェイスなどからソフトウエアによって与
えられるコマンドも印刷モード検出手段の一種である。
第10図は本発明に用いるサーマルヘッドの一種のシリ
アル型のサーマルヘッドの略図であり第1図と同一物は
同一番号で示している。1はサーマルヘッドのチップを
示しセラミックスからなる基材上に発熱要素1aが形成
されている。サーマルヘッドのチップは放熱板10に接
着配置され、この放熱板10の発熱要素のちょうど真後
ろに、溝部10aが施され感熱素子の一種のサーミスタ
1bが、熱伝導性のよい接着剤などで、サーマルヘッド
の背面に密着配置されている。ICは発熱要素の電極に
接続されたフレキシブルプリントケーブル(FPC)で
ある。
第2図は本発明による駆動制御装置のヘッド制御回路H
CU3の詳細回路図である。
データ入力端子5はDa〜D7の8ビツトデータがパラ
レルに入力可能である。
21〜29は8ビツトのデータを保有するデータラッチ
回路をそれぞれ示し、21〜23はヘッド駆動信号のH
θ〜H7のデータを、24〜26はH8〜H+sのデー
タを、27〜29はHas〜H23のデータをそれぞれ
ラッチしている。
ヘッド駆動出力は一例として24ドツトのサーマルヘッ
ドを駆動するものとして24コの出力端子Hs”−H2
g を有している。
31は現在のへラドデータの1ビツト列分を保持するラ
ッチ回路群であり、32は1回前の過去のデータの1ビ
ツト列分を33は2回前の過去のデータの1ビツト列分
をそれぞれ保有するラッチ回路群を示している。
30はアドレスデコーダであり、CPUのデータ出力の
アドレス情報によってヘッドデータを8ビツトごとに振
り分けて格納したりサーマルヘッドへの通電時間を決定
する通電区間のデータ信号を受信する機能を有している
、−例としてアドレスデータの下位3ビツトAO1A1
、A2のビット情報によってデータラッチ回路21.2
4.27を選択可能である。
CPU4からデータバスにヘッド駆動データが出力され
ると同時に、TT倍信号出力され、あらかじめCPU4
のメモリマツプ上に定めたアドレス情報によって「石端
子がアクセスされ、アドレスバスの下位3ビツトの情報
によってデータラッチ回路21.24.27のそれぞれ
にデータが転送される。すると既に格納されていたデー
タは、第2図の右方向、例えばデータラッチ回路21の
データはデータラッチ回路22へと言うようにシフトさ
れ過去のデータとして順次保持される。
34はCPU4からの周期信号に変調された区間データ
信号を通電区間パルスとして復調する通電区間パルス発
生回路であり、パイナリイカウンタ35とインバータ3
5a、AND回路35bからなっている。34aはパイ
ナリイカウンタのクロック入力端子、34bはリセット
入力端子であり、アドレスデコーダ30に接続されてい
る。クロック人力は、周期を可変して転送されてくるパ
ルス信号であり、この周期を選択的に取り出して区間パ
ルスをつくるのが通電区間パルス発生回路34である。
第2図のゲート回路37 (Go)は通電区間パルス発
生回路34の出力信号と記憶回路の駆動データとを混合
し発熱要素へのヘッド駆動信号を出力するものであり、
過去の駆動データに対応する第1のゲート回路38と現
在の駆動データに対応する第2のゲート回路40と過去
の駆動履歴に応じて予熱パルスを加える第3のゲート回
路39とから構成されている。通電区間t3、t2、t
lは過去の駆動、データに対応する副通電区間であり第
1のゲート回路に入力され、通電区間10は現在の駆動
データに対応する主通電区間であり第2のゲート回路に
入力される。副通電区間のうちt2 は予熱パルス用と
して第3のゲート回路にも入力される。
第3図はアドレスデータと機能の関係を示す説明図であ
り、A2=0のときの下位2ビツトの情報によって3つ
のデータラッチ回路を選択的にアクセス可能である。デ
ータがセットされた後、所定のアドレスをアクセスし通
電信号入力端子34a、34bにパルスが入力されると
発熱要素への通電がなされる。
第4図はこの通電区間パルス発生回路の入出力波形を示
すタイミング図であり、41はプリンタの印刷周期を決
定するタイマーからのCPUへの割り込み入力の入力波
形であり一般にヘッドを移送するステップモータ等(図
示せず)の基本クロックとなるCPUの内臓タイマーを
用いCPUの内部割り込み機能を使用している。
42はクロック入力端子34aの入力波形を示している
。クロック入力信号は周期が順次変化するものである。
パイナリイカウンタ35がリセット入力後、このクロッ
クを受は取ると4ビツトのコードに変換する。これをイ
ンバータ35a、AND回路35bによって、43〜4
6の出力波形に変換する。43は36aの端子の出力波
形、44は36b端子の、45は36c端子の、46は
36d端子の出力波形をそれぞれ示していてそのパルス
幅はそれぞれt3、t2、tl、toである。これらの
パルス幅は発熱要素の通電時間となり、過去の駆動履歴
と対応させた通電区間とじて発熱要素に付与される。
第5図は本発明による駆動制御装置のサーマルヘッドへ
の通電方法を示す説明図であり、51.52.53は記
憶回路31.32.33内のデータをそれぞれ示し、5
1は現在の、52は一つ前の回の、53は二つ前の回の
データを示している。
54〜58はヘッド駆動信号の出力波形を示していて、
54はHθ端子の、57はH7端子の、58はH1l!
端子の出力波形をそれぞれ示している。
第5図では53が印刷開始時のデータとして示している
。通電初回に通電オンのドツトは全ての通電区間が通電
される全通電時間が印加され、通電オフのドツトはt1
区間が予熱パルスとして付与される。この予熱パルスは
サーマルヘッドの基板温度を高めるだけでドツトを形成
することはない。
一つ前のタイミングで自己の発熱要素の通電データがオ
ンであると斜線部で示したし3区間が削減され(出力波
形54に示す)、二つ前のタイミングで駆動データがあ
るとt2区間が削減され(出力波形57に示すン、これ
が連続していると、t3 +t2区間が削減される(出
力波形54に示す)。前回の駆動結果で隣接した双方の
ドツトが通電オンである時はt1区間が削減される(出
力波形56に示す)。そして全ての削減しようとして比
較されるデータがオンデータであって自己の現在のデー
タがオンの時は、to区間のみが通電オンとなる。逆に
削減しようとして比較されるデータがオフデータで、か
つ現在のデータがオフの時は予熱パルスが与えられる。
このような駆動データの比較と通電区間の選択をゲート
回路37が行なっている。
ヘッド制御回路2はゲートアレイ化しワンチップとする
ことによってきわめて簡略な構成を有するサーマルプリ
ンタを実現することが可能となる。
これはサーマルプリンタを用いたターミナルプリンタば
かりでなく、ポータプルワードプロセッサなどの小型化
指向の機器に組み込む場合きわめて重要な要素である。
本実施例では一例として過去のデータを二回前まで記憶
する例で示したがこれを三回、四回として通電区間の数
を4回、5回と増加することが可能であり、このように
することによって更にきめ細かな履歴制御を実現するこ
とができる。
第6図は本発明のサーマルプリンタの駆動装置の基準値
発生手段15のサーミスタ1bの温度Tと分圧点の電位
Vtとの関係を示す特性図であり一例としてサーミスタ
の25℃の基準値をRthとするとRth=50にΩ、
抵抗器19の抵抗値Rk=25にΩの時の特性曲線61
を示している。
感熱素子の一種のサーミスタの抵抗値−温度特性は以下
の式で表わされる。
R=Rthxexp(Bx (1/ (T+273)−
1/(25+273)] )・・・式IBはサーミスタ
に固有の定数であり、本発明ではB=4000のものを
用いている。
これによって求めた抵抗値Rと抵抗器19の抵抗値Rk
から分圧点の電位は、 Vt=5XRk/(Rk+R) ・・・・式2%式% これを温度を横軸に、出力電位を縦軸に目盛り特性曲線
にしたものが第6図である。
A/Dコンバータは、本実施例では8ビツトのパイナリ
イコードを出力するものを用いている。
A/Dコンバータはこの電位をディジタル量に変換し出
力する。8ビツトで分解できる数は255であり最大検
出電圧を4ボルト[V]とすると1ステツプで15.7
mVの分解能が得られる。最大検出電圧はA/Dコンバ
ータのVmax設定端子を用いて容易に設定することが
できる。
特性曲線61は非直線のため電圧の区間毎に温度範囲が
若干具なっている。しかしCPU4ではこの電位をパイ
ナリイコードで検出する事によってサーマルヘッドの温
度を検知し、印刷モード等の印字条件に応じて最適な通
電条件を設定することが可能である。
第11図は本発明によるサーマルプリンタの前述した主
通電区間と全ての副通電区間を合計したパルス幅を基準
パルス幅TWとし、シリアル型サーマルヘッドを用いて
印刷した時、最適な印刷濃度が得られるサーミスタの温
度Tと基準パルス幅との関係を示した、最適印刷濃度特
性図である。
91は最適印刷濃度、印刷品位が得られる中心値をプロ
ットした特性曲線であり、92は上限の、93は下限の
特性曲線を示している。斜線部は良好な印刷濃度、印刷
品位が得られる範囲を示している。
第7図は本発明のサーマルプリンタの駆動装置のA/D
コンバータの出力コードと通電時間の基パルス幅との相
関を示す第2のデータテーブルの説明図であり、サーミ
スタ温度テーブル71、Vt出力値テーブル72、A/
Dコンバータの出力値すなわち基準値テーブル73、基
準パルス幅比テーブル74、基準パルス幅テーブル75
、基準パルス幅の規定値76からなる。
基準パルス幅TWは前述の第11図の中心の特性曲線9
1から引用している。
テーブル73とテーブル74の関係及び基準パルス幅の
規定値76がROM内に第1のデータテーブル77とし
て格納することによって、CPUはA/Dコンバータの
出力コードを基準値として検知し、基準パルス幅TWを
設定することが可能となる。基準パルス幅TWは基準パ
ルス幅の規定値76と比から求めることになる。パルス
幅の比の基準値1.00は25℃の時を基準としている
テーブル73はへキサコードで記載されているが、RO
M内にはパイナリイコードで焼き付けられる。
又、テーブルの精度は温度のステップを更に細分し、1
℃単位程度にコードテーブル73と基準パルス幅テーブ
ル74をデータとして保有したり、10℃単位に保有し
てその間を直線と近似して補完することも可能である。
基準パルス幅の比の特性は実験によってプリンタのサー
マルヘッドの蓄熱特性に合わせ最適な特性をもたせるこ
とができる。
サーミスタを包含したパルス発生回路を用いる方式では
この最適特性に回路の特性を合致させるのに大変な困難
をともなうのが一般的であるが、A/Dコンバータを用
いる方式では自由に温度特性カーブを選択できることが
わかる。
第12図は前述した最適印刷濃度を実現する特性曲線9
1の基準パルス幅の比とA/Dコンバータの出力値との
関係を示す特性図である。縦軸はパルス幅の比を横軸は
A/Dコンバータの検出値を示している。特性曲線10
1は、特性図に明らかなようにほとんど直線となってい
る。これを方程式で表わすと以下となる。理解し易くす
るためA/Dコンバータの出力値は10進法で標記する
パルス幅の比をり、A/Dコンバータの出力値をSする
と、 h=1.66−(0,91/1.46)Xs・ ・式3 本実施例では、このようにA/Dコンバータの出力値と
発熱要素の通電パルス幅の比、もしくはパルス幅との関
係が直線に近似できることが判明した。
このような関係を示めす関係認識手段として関数を用い
ROM等の記憶手段に格納する方法は、上記した第1の
データテーブルのようにテーブルにして記憶する手段に
比しROM等の容量を大幅に削減可能である。特に前述
した例では1本の直線で表わすことができるためきわめ
て簡略化することができ、かつ処理時間も短縮すること
が可能となり、サーマルプリンタの高速化に対し極めて
メリットが大きい。
関係認識手段としては、直線の方程式ばかりでなく、イ
ンクリボンやサーマルヘッドの種類によって最適なパル
ス幅が本実施例と異なる場合、2次曲線、対数曲線など
の関数で表わすことも可能である。又、関数の組合せで
もよい。
関係認識手段は、方程式のほか、ROMに格納され、関
数に基ずく一連の処理を実行するプログラムであっても
よい。この場合パルス幅を演算する手段を兼ねることが
できる。
このように、A/Dコンバータの出力値を基準として発
熱要素の通電パルス幅を求める方法は様々な方法が考え
られる。
第8図は通電区間の比の一例(第2のデータテーブル)
を示す説明図であり、81.82.83は印刷モードを
、84.85.86はそれぞれのモードの通電区間の比
を示している。
通電区間の比は熱転写ワンタイム時のtoを基準パルス
幅として100で示している。インクリボンの種類や印
刷紙の種類などの印刷モードに応じてパルス幅の比を変
えである。インクリボンの種類や熱転写方式かサーマル
紙かなどの印刷条件の差によって、過去に対応する通電
区間の構成を変える必要があることが実験によって明か
となっている。
このため、本発明のサーマルプリンタの駆動制御装置で
は、これらの基準比をROM12内にデータテーブルと
して設置し、印刷モードに応じて、基準値発生手段15
の出力値と上記関係認識手段と第2のデータテーブルの
値とから容易に各々の通電区間のパルス幅を求め、印刷
条件に最適な通電区間の設定を可能にしている。−例と
して、基準パルス幅TWのパルス幅が10を示している
とすれば、 t  3=80Xt  O/100 となる。
このように基準パルス幅は主通電区間10を求めるよう
な値とすることができるが、主通電区間と全ての副通電
区間区間との合計である全通電時間を基準としてこれか
ら通電区間の比によって分割して求めることもできる。
印刷モードはここに掲げたのみならず、モノクロームイ
ンクリボンやカラーリボン更に、印字スピード等その組
合せは多い。
[動作] 第9図はヘッド駆動時のタイミングを示す説明図であり
、以下に詳述する。T @、T1、T 2は通電周期を
示し、通電周期決定用のタイマーによって定められ、通
電周期の他、ヘッドを移送するステップモータ等(図示
せず)の基本クロックともなっている。
通電周期に同期して基準値発生手段15をアクセスし、
A/Dコンバータの出力コードを検知する。第1のデー
タテーブルを参照するか、関係認識手段の関数によって
サーマルヘッドの温度に応じた基準パルス幅TWを求め
、第2のデータテーブルを参照し各通電区間to、tl
・・・tnを演算する。次のタイミング周期でこれに応
じた発熱要素への主通電区間及び副通電区間のパルス幅
値をCPU内蔵のタイマー回路14a、14bを交互に
用いてカウントし、この出力時間に同期してICUの所
定アドレスをアクセスすることによって周期信号として
出力する。−例とじてタイマー回路14aにt3をセッ
トした後タイマー回路14aが作動中にタイマー回路1
4bにt2をセットしタイマー回路14aのカウント動
作が終了したらタイマー回路14bを起動しタイマー回
路14bにtlをセットするといった手順である。
タイマー回路をこのように複数個用いることによって精
度の高い時間が得られCPUの処理速度に影響されず正
確な通電制御が可能となる。更にタイマー出力の処理も
遅延時間が最小となるようCPUの内部割り込み機能を
用いている。このようにタイマー回路を複数装備したC
PU4は通電区間データ出力手段を兼ねていることにな
る。パルス幅TWの読み取りはヘッドの駆動の所定周期
ごとに行ない、時々刻々と変わるサーマルヘッドの温度
に対応させることによって蓄熱を防止し良好な印字品質
を実現できる。
印字動作中は基本的に1ドツト周期毎にA/Dコンバー
タを作動しサーマルヘッドの温度を検知することによっ
て、パルス幅をこの時の最適値に設定することができる
。しかしながら印字スピードの遅い低速印刷モードでは
、サーマルヘッドの温度上昇はそれほど急激でないため
1ドツト周期でなくてもよい。又、CPU4は、インク
リボンの種類や紙の種類に応じて、全通電時間、通電区
間の幅を便宜可変して通電信号を出力するため、これら
の印字のモードに対応したデータテーブルを読みだし周
期信号に変換して出力する。
本実施例によればA/Dコンバータによって検知した基
準値から基準パルス幅を求め所定の比率で演算すること
によって容易に通電区間の値を求めることができる。
本実施例ではタイマー回路を内蔵したCPUの例で説明
したが、タイマーを別にCPUの外部に付属する方法で
も良い。
CPUを中心とする通電区間データ出力手段と通電区間
パルス発生手段34とによって通電区間信号発生手段を
構成している。
前述した関係認識手段を用い発熱要素のパルス幅を決定
する方法は、これまで詳述してきた過去の駆動履歴に対
応して通電時間を制御するサーマルプリンタばかりでな
く、特に高速性を必要としない、ローコストサーマルプ
リンタや、ラインプリンタに置いても応用が可能である
。特にA/Dコンバータの出力値と通電パルス幅の関係
が直線に近似できるという事実は極めて重要である。
〔発明の効果〕
本発明によれば過去の駆動履歴によるデータ処理をCP
Uで行なう必要がないため、CPUの高速処理が可能と
なり、サーマルプリンタの印字スピードを上昇すること
が可能となる。
又、ゲートアレイ等によってヘッド制御回路をユニット
化することにより、これをCPUのメモリマツプ上に割
り当て、データバス、アドレスバスと直結しCPUから
直接データを書き込むだけでよいためきわめて簡単な構
成で、複雑な処理を可能とした。
A/Dコンバータの出力値と発熱要素の通電時間の比も
しくはパルス幅との関係を関数で示すことによってきわ
めて高速にパルス幅を演算することが可能となる。又、
上述したように直線で近似できることが判明し更に演算
速度を高めることになる。関数によって求める方法では
、データテーブルをROM内に格納する必要が無いため
、ROMの容量の削減に寄与する。
印刷紙、インクリボンの種類によって通電区間を可変し
たり、予熱パルスの幅を変更したりする場合もCPU4
が、これら印刷モードの種別を判断し、ROM12内に
設置されたテーブルがら容易に通電区間を求められるた
め、きわめて簡略な方法で数多い印刷モードに最適な通
電時間を設定することが可能である。
A/Dコンバータの出力値を検出し関数やデータテーブ
ルから通電時間を演算することによって実質的にサーマ
ルヘッドの温度をリアルタイムで検知していることにな
り、極めて精度の高い熱制御が可能となる。
本実施例によるA/Dコンバータの使用法は従来のよう
に複雑な演算を繰り返す方式に比し、きわめて簡略な方
式である。
以上詳述したごとく本発明によるサーマルプリンタの駆
動制御装置は、発熱要素を用いて印刷する如きあらゆる
タイプのプリンタに応用が可能でありきわめて有益なも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるサーマルプリンタの駆動制御装置
を用いたターミナルプリンタの一実施例の構成を示す略
図。 第2図は本発明の駆動制御装置のヘッド制御回路Hc、
J3の詳細回路図。 第3図は本発明のヘッド制御回路のアドレスデータと機
能の関係を示す説明図。 第4図は本発明の駆動制御装置の通電区間パルス発生回
路の入呂力波形を示す説明図。 第5図は本発明の駆動制御装置のサーマルヘッドへの通
電方法を示す説明図。 第6図は本発明のサーマルプリンタの駆動装置の基準値
発生手段15のサーミスタ1bの温度Tと分圧点の電位
Vtとの関係を示す特性図。 第7図は本発明のサーマルプリンタの駆動装置のVtの
出力値とA/Dコンバータの出力値と通電時間の基準パ
ルス幅との相関を示す説明図。 第8図は本発明の駆動制御装置の通電区間の比の一例を
示す説明図。 第9図はヘッド駆動時のタイミングを示す説明図。 第10図は本発明に用いるサーマルヘッドの一種のシリ
アル型のサーマルヘッドの略図。 第11図は本発明によるサーマルプリンタの基準パルス
幅TWと最適な印刷濃度が得られるサーミスタの温度T
との関係を示した、最適印刷濃度特性図。 第12図最適印刷濃度を実現する基準パルス幅の比とA
/Dコンバータの出力値との関係を示す特性図。 1・・・・・・・・サーマルヘッド 1b・・・・・・・サーミスタ 2・・・・・・・・ヘッドドライブ回路31.32.3
3・記憶回路 4・・・・・・・・CPU 15・・・・・・・基準値発生手段 15a・・・・・・A/Dコンバータ 14a、14b・−タイマー回路 34・・・・・・・区間パルス発生回路37・・・・・
・・ゲート回路 77・・・・・・・第1のデータテーブル84.85.
86・第2のデータテーブル101・・・・・・A/D
コンバータの出力値とパルス幅の比の関係を示す直線 第1図 第4図 第5 図 第6図 第7図 第8図 第9図 第11図 第1O図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)複数の発熱要素を有するサーマルヘッドを用いて、
    前記発熱要素の駆動履歴を少なくとも過去2回以上を記
    憶し、この記憶結果に基づいて前記発熱要素のそれぞれ
    の通電時間を制御しながら印刷する如きサーマルプリン
    タに於て、 a、前記発熱要素の現在及び過去の駆動データを記憶す
    る記憶回路と、 b、該記憶回路に接続され任意の発熱要素の通電時間を
    現在の駆動データを出力するための主通電区間と過去の
    駆動データに対応する複数の副通電区間とに分割して出
    力するゲート回路と、 c、前記サーマルヘッドの温度もしくはその放熱板温度
    を検出する感熱素子と、 d、該感熱素子と抵抗器との分圧点の電位を検出するA
    /Dコンバータを有し前記発熱要素への通電時間を決定
    するための基準値を発生する基準値発生手段と、 e、前記各通電区間の基準となる基準パルス幅の比もし
    くは基準パルス幅と前記基準値との関係を前記基準値の
    所定区間毎に関数化した関係認識手段と f、前記主通電区間のパルス幅と前記副通電区間のパル
    ス幅との比例関係をテーブルにして記憶するデータテー
    ブルと、 g、前記基準値の検出結果に基づいて前記関係認識手段
    と前記データテーブルから前記基準パルス幅の比もしく
    は基準パルス幅を演算し、更に前記主通電区間及び各副
    通電区間を演算する演算手段と、 h、前記演算手段の演算結果に基づいて前記ゲート回路
    に前記複数の通電区間を設定するため通電区間信号とし
    て所定時間を前記ゲート回路に与える通電区間信号発生
    手段と、 i、前記ゲート回路の出力信号に応答し、前記発熱要素
    への通電をオンオフするヘッドドライブ回路とを有する
    ことを特徴とするサーマルプリンタの駆動制御装置。 2)前記関係認識手段が直線を示す関数であることを特
    徴とする請求項1記載のサーマルプリンタの駆動制御装
    置。 3)前記直線を示す関数が前記A/Dコンバータの出力
    値のサーマルヘッドの駆動により使用する全ての範囲を
    カバーすることを特徴とする請求項2記載のサーマルプ
    リンタの駆動制御装置。 4)複数の発熱要素を有するサーマルヘッドを用いて、
    印刷する如きシリアル型のサーマルプリンタに於いて、
    前記サーマルヘッドの基材もしくは、放熱板の温度を検
    出する感熱素子と、該感熱素子と抵抗器とによって分圧
    された分圧点の電位を検出するA/Dコンバータとを有
    し、該A/Dコンバータの出力値と前記発熱要素への通
    電時間の関係を直線で示す関係認識手段を用いて、前記
    発熱要素への通電時間を決定する如きサーマルプリンタ
    の駆動制御装置。 5)前記駆動制御装置が記憶手段を有し、前記関係認識
    手段が前記A/Dコンバータの出力値と前記発熱要素へ
    の通電時間の所定ポイント毎の関係を示し、前記記憶手
    段に格納されたデータテーブルである請求項4記載のサ
    ーマルプリンタの駆動制御装置。 6)前記駆動制御装置が記憶手段を有し、前記関係認識
    手段が前記記憶手段に格納された一次方程式である請求
    項4記載のサーマルプリンタの駆動制御装置。
JP1265676A 1989-10-03 1989-10-12 サーマルプリンタの駆動制御装置 Pending JPH03126564A (ja)

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KR1019900015281A KR910007684A (ko) 1989-10-03 1990-09-26 서멀프린터의 구동 제어 장치
DE69027642T DE69027642T2 (de) 1989-10-03 1990-10-02 Steuervorrichtung für Thermodrucker
EP94106905A EP0613782B1 (en) 1989-10-03 1990-10-02 Drive control device for thermal printers
DE69032567T DE69032567T2 (de) 1989-10-03 1990-10-02 Steuervorrichtung für Thermo-Drucker
EP90118878A EP0421353B1 (en) 1989-10-03 1990-10-02 Drive control device for thermal printers
US07/592,695 US5255011A (en) 1989-10-03 1990-10-03 Thermal printer drive control apparatus and method of controlling thermal print head
US08/095,880 US5365257A (en) 1989-10-03 1993-07-22 Thermal printer and method of controlling a thermal print head

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6065373A (en) * 1998-09-28 2000-05-23 Nitto Seiko Co., Ltd. Power tool holding assembly that enables easier operation of a power tool

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