JPH03126483A - 自動糸通しミシン - Google Patents

自動糸通しミシン

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JPH03126483A
JPH03126483A JP26360789A JP26360789A JPH03126483A JP H03126483 A JPH03126483 A JP H03126483A JP 26360789 A JP26360789 A JP 26360789A JP 26360789 A JP26360789 A JP 26360789A JP H03126483 A JPH03126483 A JP H03126483A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 及ユ五貝h [産業上の利用分野] 本発明(上 縫製に先立って、縫針の目孔への糸通し動
作を実行する自動糸通しミシンに関する。
[従来の技術] 従棗 ミシンの縫製準備に際して、縫針の目孔への糸通
し作業(以下、針孔糸通しという)を自動化する試みが
数多くなされている。
針孔糸通しの基本的構成として匝 例えば実公昭54−
43878号の提案がある。この提案で1友 針棒と平
行に上下動する糸通し棒が所定高さで回動することによ
り、この糸通し棒下端に設けた糸通しフックを縫針の目
孔に挿通させ、この挿通した糸通しフックに作業者が上
糸を掛は渡して針孔糸通しを実行してい翫 また、この糸通しフックへの上糸の掛は渡しについても
機構的に行って作業者の手を煩わせないこととした提案
もある。例えば特開昭63−89194号である。この
提案で(上 糸通し棒の回動によって、縫針の目孔の正
面に上糸を張り渡す糸張り部材が記載されている。
こうした機構を用いて針孔糸通しを実行するに当り、糸
通しフックや糸張り部材が押え足等にぶつからない様に
、針棒を所定の上昇位置に移動させてから針孔糸通しを
実行する必要がある。
そこで、針孔糸通しに先立って、針棒が所定位置となる
様に上軸を回転して針棒を上昇させる作業を行ってい旭 [発明が解決しようとする課題] しかし、通常のミシン(上 上糸が縫針の目孔に挿通ず
る前に針棒糸案内に掛けられた状態で縫製を行う。従っ
て、針孔糸通しの実行に先立って上糸供給源から引き出
した上糸(友 予めこの針棒糸案内に掛けておく必要が
あつh このため、上述の針棒の上下動動作において、
下降の際には針棒糸案内]こ引かれる格好で上糸が上流
側から引き出さ札 一方針棒上異時にCヨ  この引き
出された上糸が余ってたるみを生じていん このたるみ
(1:。
上下動させる前の針棒の位置によってはかなり大きなも
のとなった こうしたたるみが生じると、上述の糸張り部材では上糸
を十分に緊張状態とさせることができない場合があり、
たるみの状態によっては、上糸が糸張り部材から外れ落
ちて糸張り動作を実行できない場合もあった この結果、従来のミシンで1よ このたるみによって、
針孔糸通しの際に糸通しフックに上糸を掴ませることが
できず、針孔糸通しに失敗する場合があつ翫 かといって、針孔糸通しを実行した後1:、上糸を針棒
糸案内に掛ける作業は極めて困難であり、縫製前の上糸
準備を簡便にするというそもそちの目的を達成できない
ことになる。
本発明の自動糸通しミシン(よ かかる課題を解決し、
針棒上昇位置における針孔糸通しを確実に実行可能とす
ることを目的としている。
及肚公且羞 [課題を解決するための手段] 本発明の自動糸掛は糸通しミシンE  第1図に例示す
る様に、上糸供給源w1から引出されて側棒w2下端の
針棒糸案内w3に掛けられた上糸Wの先端側を、縫針w
4の目孔w5の正面又は背面を横切る位置へ配設する上
糸配設手段M1と、該配設された上糸Wを目孔w5内へ
取り込んで糸通し動作を実行する糸通し手段M2とを備
える自動糸通しミシンにおいて、前記針棒W2を上下動
させて該針棒w2を所定の糸通し位置へ移動させる針棒
上下動手段M3と、前記糸通し動作に先立って、前記針
棒上下動動作の実行中又は実行後1:。
前記配設される上糸Wのたるみを吸収するたるみ吸収手
段M4とを備えることを特徴とする。
[作用] 本発明の自動糸通しミシンにおいて(友 針棒上下動手
段M3が、針棒w2を上下動してこの針棒w2を上昇位
置へ移動させ、たるみ吸収手段M4が、糸通し手段M2
の糸通し動作に先立って、上糸配設手段M1によって既
に配設され或はこれから配設される上糸Wのたるみを吸
収する。従って、針棒W2の上下動に伴い針棒糸案内w
3に掛けられた上糸Wがたるんだとしても、このたるみ
吸収手段M4の作用により、たるみが吸収される。
この結果、糸通し手段M2は、針棒w2が上昇位置にあ
るときに綴針w4の目孔w5への糸通しを実行でき― 
ミシン本体や周辺の部材等に衝突することがない。また
、上糸配設手段M1により既に上糸Wが所定位置へ配設
されていた場合には上糸Wがたるんで所定位置からずれ
るのを修正し、一方、上糸Wがこれから配設される場合
にはこの配設手段M1の配設動作が所定通りに実行され
る。
なお、たるみ吸収手段M4のたるみ吸収動作(志針棒上
下動手段による針棒上下動の最中に並行して実行しても
よく、或はこの針棒上下動の終了後に実行してもよL〜 [実施例] 次1:、本発明を具体化した実施例を図面に基づき説明
する。なお、実施例のミシンは、針孔糸通しに加えて自
動的に天秤部への糸掛け(以下、天秤糸掛けという)も
実行し得る機能を備えた全自動糸掛は糸通しミシンであ
る。
第2図に全自動糸掛は糸通しミシンのミシンヘッド1を
面板3方向から見た斜視図を示す。
ミシンヘッド1の上部には、糸立て捧5と、この糸立て
捧5に取り付けられた糸駒7から引き出された上糸Wを
前面側へ折り返す上部糸掛け9とが設けられている。さ
らにミシンヘッド1に(表上部糸掛け9の直前から上面
を横切って正面に回り、正面上部から下部へ下ると共に
面板3の下部前面を経た後に背面まで至る案内溝11が
設けられている。
また、ミシンヘッド1の正面側に(上 案内溝11を挟
んで上下に一つずつ押しボタンスイッチSWl、SW2
が設けられている。下方のスイッチSW1は縫製開始を
指示する起動スイッチであり、上方のスイッチSW2は
後述する天秤糸掛は及び針孔糸通しの実行を指示する糸
通しスイッチである。以下、 SWIを起動スイッチ、
 SW2を糸通しスイッチという。
案内溝11(表 第3図に示す様に、正面から見ると、
糸調子皿13の二枚の皿15−Is間を通り、糸道17
の中間部近傍を糸取りバネ19の上方で斜めに横切り、
そのまま下がって針棒21の下部に設けられた針棒糸案
内23を巻いてなだらかに面板3の下部前方を湾曲した
経路をな(、さらに背面へ所定量だけ回り込んでいる。
この背面へ回り込んだ案内溝11の終点部25には糸切
り用のカッター27が取り付けられている。
案内溝11の正面部分のミシンヘッド1内部に(表 糸
道17の前方側を上下に揺動する天秤30が配設されて
いる。
天秤30はその先端部に、第4図(イ)〜(ハ)に示す
様に、上糸Wをすくい上げることができる様に下方から
上方へ屈曲した鉤爪31と、鉤爪31の上を覆う様に配
設された覆い棒32と、この覆い捧32に固定された押
えカバー33とを備える。そして、鉤爪31と押えカバ
ー33とにより、第4図(イ)に示す様1:、面板3側
から見て、やや湾曲した細長い糸保持孔34が形成され
ている。
押えカバー33(上 第4図(ロ)に示す様1:。
上方から見ると糸道17をまたぐ断面「コ」字状をなし
、糸道17の前方側に位置する前板35と、後方側に位
置する後板36と、両板35,36を糸道17の正面側
で連結する連結板37とからなまた、鉤爪31の先端(
友 前板35とオーバーラツプし、第3図に示す様に糸
道17側へやや曲がっている。一方、後板36に(友 
第4図(ハ)に示す様1:、この鉤爪31の先端が露出
する様に切欠き38が形成されている。
天秤30(表 第5図に示す様1:、上軸40と平行に
配設された副軸41に揺動可能に取り付けられており、
この取り付は部分の近傍にカム孔42を形成した基部4
3を備える。カム孔42に(上上軸40に固着された天
秤クランク44のクランクビン45が挿通される。カム
孔421友 クランクビン45の回転半径とほぼ等しい
曲率に形成された中央の円弧部46と、副軸41側の端
部に形成された直線部47と、もう一方の端部に形成さ
れた小さな曲率の短円弧部48とからなり、上軸40の
回転により、天秤30を図示矢印の様に円弧運動させる
。なお、この円弧運動において、天秤301よ 第4図
(イ)に−点鎖線で示す様に、糸道17の下端部50を
越える位置まで揺動可能な様に、カム孔42とクランク
ビン45との取り付は関係が決定されている。
一方、糸道17の下端部50に(友 上方へくぼんだ凹
入部51を有する糸受け52が配設されている。糸受け
52の凹入部51に対向する位置に(上 押えローラ5
3が近接・離間可能に配設されている。押えローラ53
(友 縫製時に1友 図示しないカム機構により、糸受
け52に近接・離間し、上糸Wの張力を調節する働きを
する。また、天秤30と糸受け52との中間部に(友 
糸取りバネ19及び糸道17を巻く様にガイド部材55
が配設されている。
案内溝11の、これら天秤部分より先の面板3への湾曲
部分に1上 針棒21の前方側に並設された糸通し捧6
0の下端部が位置している。この糸通し捧60の構成に
ついて説明する。
面板3の内部に(上 第6図に示す様1:、針捧21を
支承する枠体61が取り付けられており、糸通し棒60
1上 針棒21と平行な軸線上を上下動及び回動可能に
この枠体61に支承されている。
この枠体61に支承された糸通し捧60の下部に(上 
この糸通し捧60の上下動及び回動により後述のガイド
機構及びリンク機構を作動させて、縫針62の目孔63
の正面に上糸Wを張り渡す糸張り部材64と、この張り
渡された上糸Wを目孔63内へ取り込む糸通し部材65
とが取り付けられている。
まず、糸張り部材64の構成を説明する。
糸張り部材64 F  第7図(イ)に示す様に針棒糸
案内23に近い側から、ミシンヘッド1の前方に向かっ
て背面側へ回り込む様にほぼ同じ高さに並んで配設され
た第1の糸張り部66、第2の糸張り部67及び第3の
糸張り部68と、これら三つの糸張り部66.67.6
8より上方やや離れてかつさらに背後へ回り込んだ位置
に配設された糸端保持部材70とを備える。
第1の糸張り部66の下部に(山 針棒21側に突出す
る糸掛は爪71が形成されている。また、第2の糸張り
部67の下部には、第1の糸張り部66の糸掛は爪71
のやや上方において、第1の糸張り部66よりも正面側
へ突出する押え爪72が形成されている。さらに、第3
の糸張り部68の上部には、第2の糸張り部67の押え
爪72と並び、この押え爪72とほぼ同じ高さで正面側
へ突出する押え片73が形成されている。
これらのべ 第1.第2の糸張り部66.67(表 第
7図(ロ)に示す様に、−枚の板材を断面路[口1字状
に折り曲げて一体に形成されている。
これら両糸張り部66.67の配置関係を細かく説明す
ると、両糸張り部66.67が正面から見て一部オーバ
ーラップする様に、第2の糸張り部42が第1の糸張り
部41の若干後方に所定の隙間74を介して離間されて
いる。そして、第1゜第2の糸張り部66.67LL 
 糸通し捧60に回動自在に取り付けられた断面「コJ
字状の金具75に直接取り付けられている。
また、第3の糸張り部68は、一端を糸通し棒60に嵌
合されると共にピン76にて回り止めされた回動アーム
77の自由端に形成されている。
さらに、糸端保持部材70tよ 上糸wh<案内された
場合に、この上糸Wを下側から支える押え板80と、押
え板80に立設された支柱81に摺動自在に取り付けら
れた押え皿82とを備える。この押え皿82(よ 支柱
81に取り付けられたバネ83により下方に付勢されて
いる。また 受は板80の支柱81近傍に(上 この支
柱81の接線方向に伸びる一本の受は溝84が刻設され
ている。
二〇糸端保持部材70は、受は板80から延出された腕
80aの端部に下向きに立設された支軸80bを介して
、第3の糸張り部68に回動自在に支持されている。
一方、前述の「コ」字状の金具75の一端に(よ長手方
向中央部に大径部分を有する異形ピン85が遊嵌されて
いる。糸端保持部材70(上 この異形ビン85と支柱
81に各端部を遊嵌された連結しバー86により、 [
コ]字状金具75と連結されている。また、支柱81は
、糸通し棒60に遊嵌された摺動ガイド87の下面に形
成されたガイド溝88に摺動自在に係合されている。
摺動ガイド87は、糸通し捧60に対しては上下をE形
止め輸Eにて固定さね 上面から垂直に配設された断面
「コ」字状の溝89を介して枠体61下部に水平に突設
されたピン61aと摺動自在に係合している。この摺動
ガイド871irコ」字状の溝89により糸通し捧60
を垂直に上下動するガイドの役割を果たすと共に 下面
のガイド溝88を介して支柱81を水平方向にガイドす
る役割をも果たしている。
次に 糸通し部材65の構成を説明する。
糸通し部材65(上 第8図に示す様に回動アーム77
の背面に取り付けら札 図示右方向に延出されると共に
正面側へ曲げられた糸通しフック90と、この糸通しフ
ック90を挟んで配設された二枚のフックガード91と
を備える。各フックガード91の先端には、第9図に示
す様に、糸通しフック90の先端の下向鈎92に向かっ
て誘導溝93が形成されている。
この様に構成された糸張り部材64及び糸通し部材65
(よ 糸通し捧60の上下動及び回動により所定位置で
所定タイミングのもとに作動する。
その上下動及び回動動作について、機構と共に説明する
糸通し捧60に(友 第6図に示す様に、糸通し棒60
の上部を覆う様に配設されたガイド部材95が上下摺動
自在に取り付けられている。ガイド部材95は、上部所
定位置に斜めに刻設された長孔からなる回動カム孔96
を備える。糸通し棒601ヨ  その上部に貫通固定さ
れた係合ビン97の一端を介してこの回動カム孔96と
係合している。
なお、糸通し部材601よ ガイド部材95の頂板と係
合ビン97との間に取り付けられたバネ98により上方
から付勢されている。この結果、係合ビン97(よ 通
常は回動カム孔96の下端に当接している。
また、ガイド部材95は、枠体61の上部に取り付けた
バネ99と連結されており、このバネ99によって上方
へ付勢されている。そして、このガイド部材95の上端
には、糸通し捧60と平行に摺動するラック100の上
端に設けられた押え板101が上方から当接している。
ラック100は、ギア102〜104を介して専用のパ
ルスモータ105により上下に駆動される。
ラック100が下降すると、糸通し捧6oはガイド部材
95と共に下降し、係合ビン97の図示左端側が、針棒
21の所定位置に取り付けられた当接部材106と当接
すると、その位置で停止する。当接部材106の取り付
は位置(上 縫針62の目孔63の位置を考慮して決定
されており、この糸通し捧60の停止位置で、糸通し部
材65の糸通しフック90が目孔63の高さと一致する
様になされている。さらにラック100が下降すると、
カム孔96に沿って係合ビン97が摺動さ札糸通し棒6
0が回動する。この回動動作により、糸張り部材64及
び糸通し部材65が、第10図(イ)〜(ハ)1こ示す
様に、回動する。
糸通し棒60が図示時計方向に回動すると、回動アーム
77がこの糸通し捧60と一体に時計方向に回動する。
すると、受は板80が図示左方へ押し出さね 支柱81
はガイド溝88内を図示左方へ摺動する。これに伴い、
連結レバー86に引かれて「コ」字状金具75が糸通し
棒60に対して図示反時計方向へ回動する。この結果、
第10図(ロ)に示す様に、糸張り部材64が広がって
第1.第2の糸張り部66.67と糸端保持部材70と
の間隔が最大となると共に、糸通しフック90h<H針
62の目孔63内へ挿通する。この状態から、糸通し棒
60が反対方向へ回動すると、第10図(ハ)に示す様
1:、さつきとは逆の動きにより糸張り部材64が縮ん
だ状態に復帰する。
次に、案内溝11を介して上糸Wを準備する手順につい
て、第2@ 第3諷 第7図(イ)及び第10図(イ)
を参照しつつ説明する。
まず、ミシンヘッド1の針棒21後方側に配設された押
え足レバー110を操作して押え足112を上げて糸調
子皿13を開放状態とする。次1:。
糸駒7から上糸Wを引出し、上部系掛け9に掛けた後、
案内溝11に沿って正面から背面まで案内していく。す
ると、上糸w(、lt、  ミシンヘッド1の正面側で
糸調子皿13の皿15−15間に案内さ札 糸取りバネ
19に上方から掛かり、続いて針棒糸案内23に掛かっ
た後、第1の糸張り部66の糸掛は爪71の上に掛かり
、さらに第2の糸張り部67の押え爪72の直下を通っ
て第3の糸張り部68の押え片73に下方から掛かる。
その後、糸保持部70の受は板80と押え皿82との間
に侵入し、さらに回り込んでカッター27により切断さ
れる。
こうして糸張り部材64に上糸Wが準備された状態が前
述の第10図(イ)である。上糸Wは案内溝11の終点
部25まで回り込んでいるから、図示の様1:、支柱8
1の根元部分に食い込む様に糸端保持部材70に保持さ
れている。なお、上糸Wli  案内溝11に沿って全
体として若干のたるみを持っている。
次1:、全自動糸掛は糸通しミシンの制御系統の構成に
ついて第11図にて説明する。
この全自動糸掛は糸通しミシンの制御系統(戯CPU、
ROM、RAM等を備え、天秤糸掛it。
針孔糸通し及び縫製の制御を司る電子制御回路120在
中心に構成される。電子制御回路120に(友 入力端
に起動スイッチSWI及び糸通しスイッチSW2が接続
さ札 出力側にはミシンモータドライバ122とパルス
モータドライバ]24を介してミシンモータ125とパ
ルスモータ105が接続されている。また、電子制御回
路120に(A 上軸40の位相角度から針棒最上位置
(以下、NPIという)の時に検出信号を送出するNP
Iセンサ130と、同じく天秤最上位置(以下、NF2
という)の時に検出信号を送出するNP2センサ132
とが接続されている。さらに、電子制御回路120に(
よ 押え足しバー110と連動して押え足112が上昇
した状態、即ち糸調子皿13が開放状態の時に検出信号
を送出する押え足上位置センサ134と、第6図に示す
様に糸通し棒60のガイド部材95の頂部に取り付けら
れて糸通し棒60の上端が所定量以上突出した時に作動
して検出信号を送出する糸通し確認センサ136とが接
続されている。
次に、この電子制御回路120の実行する制御処理につ
いて説明する。第12図にその制御処理のフローチャー
トを示す。
前述の様に、糸駒7から上糸Wを引き出して案内溝1]
に沿って所定の位置へ案内する。ミシンに電源を投入す
ると、まず、初期化が実行さねパルスモータ105その
他各種モータの原点セットを実行する(ステップ1:以
下、ステップのことを単にSと表す)。
次に、糸通しスイッチSW2が押下されてオン状態とな
ったか否かを判断する(S2)。糸通しスイッチSW2
がオン状態になると、次の処理に進み、起動スイッチS
WIがオフ状態であるが否かを判断する(S3)。この
処理で起動スイッチSW]がオフ状態であると判断され
た場合に(表押え足112が上位置、即ち糸調子皿]3
が開放状態であるか否かを判断する(S4)。起動スイ
ッチSWIがオン状態の場合又は押えP112が上げら
れていない場合に(上 以下の処理へ進まずS2へ戻る
。即ち、糸通しスイッチ5W2(↓ モメンタリに作動
するスイッチであって、S3又はS4が否定判断の場合
は再び押下されないと以下の処理が実行されない。
一方、起動スイッチSW1がオフ状態であり、かつ押え
足112が上位置にある場合にのみ次の処理に進んで、
ミシンモータ125を駆動する(S5)。
ミシンモータ125が駆動されると、上軸40が回転す
る。この上軸40の回転により天秤クランク44も回転
し、天秤30が揺動されて天秤系掛けが開始される。ま
た、クランクビン45に連結された針棒クランク142
が、この天秤クランク44の回転運動を上下の往復運動
に変換し、この往復運動を針棒抱き144を介して針棒
21に伝える。この結果、針棒21は上下動される。
ミシンモータ1251上 上軸40が1回転以上したか
否か及び上軸40の位相角度がNPIとなりNPIセン
サ130が検出信号を出力したか否かを確認して停止さ
れる(S6.S7.S8)。
本実施例で(友 このS7の処理において上軸40の位
相角度がNPIとなったのを確認してから、ミシンモー
タ125を停止することにより、後述する針孔糸通し動
作を実行する際に糸通し部材65等が押え足112その
他の部材に衝突するのを防止している。
上述の85〜S8の処理の間に実行される天秤糸掛けに
ついて説明する。
第13図(イ)〜(ハ)に示す様に、天秤30が振り下
ろされる際1ミ 案内溝11に沿って糸道17のほぼ中
央を横切って準備された上糸Wに天秤30の先端の押え
カバー33が当接する。このとき、第13図(ロ)に示
す様(二 上糸W11  押えカバー33の前板35と
後板36の下面に当接しており、特に後板36側では切
欠き38に掛かる格好になる。天秤30ft、、  上
糸Wと当接したままさらに下方に振り下ろされて上糸W
を糸道17二沿って引き出していく。
この時、上糸w(表 上流側及び下流側から共に引き出
される。ただし、上糸Wの端は糸端保持部材70に挟ま
れて保持されており、一方、糸調子皿13は開放状態に
あるから、上糸Wは下流側ではたるみがなくなる程度に
たぐりよせら札 上流側から必要量が引き出されること
になる。
天秤30が更に下降して糸道17の下端部50を越える
位置に至る。すると、前板35と後板36のまん中で上
糸Wが糸保持孔34内へ落ち込むのを阻止していた糸道
17がなくなる。また、糸調子皿13と天秤30先端と
の位置関係及び糸取りバネ19のはね上げ動作により、
上糸Wが斜め上方に引き上げられる。この結果、上糸W
(よ 押えカバー33の切欠き38から外札 糸受け5
2の凹入部51内に侵入すると共に、糸保持孔34の奥
部に掛かる。糸保持孔34の奥部は糸道17の下端部5
0より上方にあるため、この状態から天秤30が上方へ
揺動しても再び下端部50を越えることはない。
以上の様にして、糸受け52及び天秤30の糸保持孔3
4への天秤系掛けが完了する。
このは 針棒21は、前述の様に針棒クランク142を
介して伝達される上下の往復運動を行っている。
ここで、第3図に示す様に、案内溝11に沿つて案内さ
れた上糸wl!、  針棒糸案内23に掛かった後、図
示左方へ渡されている。従って、針棒21が下降し始め
ると、針棒糸案内23によって上糸Wは下方へ押される
ことになる。このll息  上述の様に 上糸Wの端は
糸端保持部材70に保持されているから、上糸Wは上流
側から針棒糸案内23の下降分の約2倍量だけ引き出さ
れる。なお、この際には、上糸Wは針棒糸案内23によ
って張られた状態であり、たるみは生じていない。従っ
て、糸張り部材64に当初案内された状態を保っている
一方、針棒21の上昇の際に(上 針棒糸案内23(友
 上糸Wには殆ど力を加えることなく上昇する。このた
め、針棒21が下降する際に引き出された余分の上糸W
が、このままで(友 系張り部材64側にたるみとして
残ってしまう。
しかし、天秤30の上下の揺動と針棒21の上下動とは
連動しているから、針棒21下降の際には天秤30が振
り下げら札 針棒21上昇の際には天秤30が振り上げ
られている。従って、前述のように針棒糸案内23によ
って引き出されて余った上糸w1表  第13図(イ)
に−点鎖線で示す様1:、針棒21の上昇と共に実行さ
れる天秤30の振り上げ動作に伴い、その鉤爪31によ
って上方へ引き上げられる。
従って、糸張り部材64の近傍において、上糸Wのたる
みが残ることがなし−この結果、糸張り部材64に1.
t、当初案内溝11に沿って案内したと同じ状態が維持
されて、針棒21が最上位置に停止される(S7.S8
)。
次1ミ パルスモータ105を正転する(S9)。
なお、 [パルスモータ105が正転する」と(飄ラッ
ク100を下降させる方向に駆動する場合をいう。
パルスモータ105が正転されると、第10図(イ)〜
(ハ)及び第14図(イ)〜(ハ)に示す様に、針孔糸
通しが実行される。その動作について説明する。
パルスモータ105が正転されると、前述の様に 糸通
し棒60が下降する。糸通しフック90が目孔63と同
じ高さになると、糸通し捧60はその高さで回動する。
この結果、第10図(ロ)に示す様に、糸張り部材64
が拡開状態となると、第1.第2の糸張り部66.67
は縫針62を越える位置に回動した状態となる。
この拡開動作の際に(友 上糸Wの端部(上 系端保持
部材70に保持されているから、上糸wl&主に上流側
から引き出さ札 縫針62の目孔63正面に張り渡され
る。この時、上糸W(上 図示の様に、隙間74を介し
て第1の糸張り部66の下側に入り込み、目孔63にほ
ぼ当接する状態となる。
この目孔63に上糸Wが当接した状態、即ち糸張り部材
64による糸張り動作において(表 上糸w(表 第2
の糸張り部67と糸端保持部材70との間に張り渡され
た状態となる。 しかも、糸張り部材64の拡開時にお
いて、第10図(イ)、(ロ)に示す様に、糸端保持部
材70はガイド溝88に沿って、まっすぐに図示左方へ
移動している。
従って、糸端保持部材70は、この図示左方への大きな
ストロークにより上糸Wを針棒糸案内23側から引き出
すことになる。この結果、上述の天秤30の振り上げ時
1:、上糸Wのたるみを完全に吸収しきれない場合にも
、この大きなストロークによって、残っていたたるみが
解消される。
こうして、糸張り部材64による糸張り動作が実行され
るのと同時1′−糸通し部材65が図示時計用りに回動
している。この結果、糸通しフック90が、第14図(
イ)に示す様1:、目孔63を挿通して正面側へ突き出
されると共1:、上糸Wが、フックガード91の誘導溝
93を通って下向鈎92に引っ掛かる。
こうして目孔63を挿通した糸通しフック90に上糸W
が引っ掛かったか否かを、糸通し確認センサ136のオ
ン信号により確認する(SIO)。
糸通し確認センサ136がオンとなったら、タイマーを
セットして所定時間経過するまでバルスモタ105を正
転し続ける(S 12)。この処理は、機差等によって
上糸Wが糸通しフック90に掛かっていない場合がある
ことを考慮したものであり、上糸Wが糸通しフック90
に確実に掛かってから次の動作に移るためのものである
所定時間経過した後に 今度はパルスモータ]05を逆
転する(S13)。なお、この際1ミ これまでの正転
に要したパルス数Cが電子制御回路120内の所定のメ
モリ領域に記憶される。
パルスモータ105が逆転されると、糸通し捧60が回
動して、第10図(ハ)に示す様に、糸張り部材64が
縮んだ状態に復帰し、糸通し部材65も回動して、目孔
63から糸通しフック90が抜は出す。さらに糸通し捧
60が回動して、係合ビン97が回動カム孔96の下端
に当接するとこの回動は停止し、今度は糸通し棒60が
ガイド部材95と共に上昇する。
この結果、第14図(ロ)、(ハ)に示す様に、糸通し
フック90に引っ掛かった上糸Wは目孔63を挿通して
引き出される。この時上糸Wの糸端(表 支柱81の表
面から外側へ移動し、溝84に沿って受は板80と押え
皿82との間から外れ落ちる。
パルスモータ105 (t、  逆転直前に記憶した正
転時のパルス数Cと一致するパルス数だけ逆転さ札 停
止される(S14,515)。
以上の結果、天秤糸掛けと針孔糸通しが完了し、次に起
動スイッチSWIが押下されてオン状態となると縫製制
御が開始される(S 16)。
縫製制御が指示されると、まず押え足112が下げられ
ているか否かを判断しく517)、押え足112が上位
置にある場合にはS16に戻って縫製を開始しない。
一方、押え足112が下げられている場合に1上ミシン
モータ125が駆動されて縫製が実行される(318)
。このミシンモータ125による縫製(表 もう−度起
動スイッチSWIが押下されてオフ状態となるまで続行
される(S 19)。
起動スイッチSWIが押下されてオフ状態となった場合
に(−@NP2センサ132から検出信号が送出される
のを待ってミシンモータ125を停止する(820,5
21)。
この結果、天秤30が最上位置に振り上げられた状態、
従って針棒21も上昇して縫針62が布から抜けた状態
で上軸40が停止し、図示しない糸量からの糸抜けがス
ムーズに実行される。
以上説明した様:ミ 本実施例によれ(戴 針孔糸通し
に先立って針棒21を最上位置近傍へ上昇させるから、
針孔糸通しの際に、糸張り部材64及び糸通し部材65
が押え足112等の縫針62周辺の部材に衝突すること
がない。
また、この針棒21を最上位置近傍へ上昇させる際に並
行して天秤糸掛けを実行しているから、針棒21の下降
時に生じる余分の糸量を天秤30の捩り上げ動作によっ
て吸収することができる。
従って、針棒21の下降に伴って上糸Wが引き出された
にも関わらず、この引き出された上糸Wがたるんで糸張
り部材64の各爪71.72等から外れ落ちるといった
ことがない。この結果、その後の糸張り部材64による
糸張り動作によって、上糸Wは所定通りの緊張状態にて
縫針62の目孔63正面に張り渡される。
このことから、針孔糸通しの際に、糸通し部材65等が
押え足112等に衝突することなくスムーズに作動し、
しかも、目孔63を挿通した糸通しフック92に確実に
上糸Wを引っ掛けることができる。この結果、針孔糸通
しを確実に実行することができる。
また、本実施例で(A 糸端保持部材70と第2の糸張
り部67との間に上糸Wを張り渡して緊張状態としてお
り、しかも、二〇糸端保持部材70が大きなストローク
で上糸Wを上流側から引き出しつつ糸張り動作を実行す
るから、天秤糸掛は動作により十分に上糸Wのたるみを
吸収することができなくても、残ったたるみを相当量吸
収する能力があり、上糸Wを所定の緊張状態にて確実に
張り渡すことができる。さらに、この大きなストローク
で動く糸端保持部材70によれ1ヱ 天秤糸掛けにより
たるみ吸収を行わない場合の実験においても、この大き
なストローク動作により、針棒2]の上下動に伴って発
生する上糸Wのたるみを十分吸収することが可能なこと
を確認している。
この様に、たるみ吸収手段は針棒糸案内23に対して上
流側に限らず、この糸端保持部材70の様に下流側にあ
ってもよいのである。
さらに 本実施例の様に、針棒糸案内23の上流と下流
の両方でたるみ拍数を実行すれI′L  たるみはほぼ
完全に解消されて、針孔糸通しに失敗することは殆どな
い。
加えて、本実施例によれ(L 針棒糸案内23に上糸W
を掛けて針孔糸通しを実行しているから、この針孔糸通
しが終了すれ]f、、直ちにそのまま縫製を開始できる
なお、本実施例の構成に代えて、例えば自動系調子ミシ
ン等の上糸供給モータを用いてたるみを吸収する構成と
してもよく、新たにたるみ吸収専用のモータを設ける構
成とすることも可能である。
また、実施例で匝 上糸Wを目孔63の正面に所定の緊
張状態で張り渡す構成を採用したが、目孔63の正面又
は背面で適度にたるんだ状態で配設し、この配設された
上糸Wをエア等で目孔63内へ吹き込む構成とした針孔
糸通し装置を備えるミシンに適用することもできる。こ
の様なミシンであっても、上糸Wがたるめ(二 上糸を
目孔に狙いを定めることができなくなり、針孔糸通しに
失敗する。しかし、本実施例同様1:、糸通しに先立っ
てたるみ吸収を実行することにより、この問題を解決で
きる。なお、この構成のミシンのたるみ吸収動作(飄 
単にたるみを吸収するのみではなく、目孔の正面に上糸
を配設し直すという形で実行される。本発明において「
たるみ吸収」という場合(友 かかる場合も含むもので
ある。
さらに 針棒の上昇位置は最上位置近傍に限らず、例え
ば押え足112を下げて針孔糸通しを実行する構成であ
れl′L  最上位置近傍まで上昇させる必要はない。
以上本発明の詳細な説明したが、本発明は何らこれに限
定されず、例え(′L 糸通しフック90が上糸Wを目
孔63内へ引き込む構成に代えて押し込む構成とする等
、その要旨を逸脱しない範囲の種々なる態様を採用でき
る。
1肌立盈] 以上説明した様に、本発明によれば、針棒を上位置まで
上昇させて針孔糸通しを実行するから、糸通し手段が、
ミシン本体や周辺の部材等に衝突することがない。従っ
て、スムーズに針孔糸通しを実行することができる。 
しかも、上糸乞針棒糸案内に掛けた後に針棒の上下動を
実行するにも関わらず、たるみ吸収手段が糸通し手段の
作動に先立って上糸のたるみを吸収するから、上糸がた
るんで上糸配設手段から外れ落ちて所定位置にいなくな
ったり、或は所定位置に配設できなくなるといったこと
がない。
従って、部材同士の衝突を避け、確実に、針孔糸通しを
実行することができる。
また、縫製時の状態に併せて針棒糸案内に上糸が掛かっ
た状態で針孔糸通しが完了するから、作業者は上糸経路
の調整等の作業をする必要がない。
以上の結果、本発明のミシンは、極めて取り扱い易く、
 しかも針孔糸通しを確実に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を例示するブロック図、第2図は
実施例の外観を示す斜視図、第3図はその案内溝の構成
を示す正面諷 第4図(イ)は天秤部の正面は 第4図
(ロ)はその一部平面医第4図(ハ)は同じく一部背面
は 第5図は天秤の揺動動作を示す説明図、第6図は針
棒及び糸通し棒の構成を示すミシンヘッド内の背面は 
第7図(イ)はその糸通し捧下端に設けられた糸張り部
材の斜視医 第7図(ロ)は糸張り部材の拡開状態にお
ける断面医 第8図は糸張り部材の一部と糸通し部材の
平面医 第9図は糸通し部材の一部側面は 第10図(
イ)〜(ハ)は糸張り部材の糸張り動作を示す平面は 
第11図は実施例の制御系統の構成を表すブロック医 
第12図はその制御系統の実行する制御処理のフローチ
ャート、第13図(イ)〜(ハ)は天秤の糸掛は動作を
説明する説明医 第14図(イ)、(ロ)は糸通し部材
の糸通し動作を示す斜視は 第14図(ハ)は同じく断
面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上糸供給源から引出されて針棒下端の針棒糸案内に
    掛けられた上糸の先端側を、縫針の目孔の正面又は背面
    を横切る位置へ配設する上糸配設手段と、 該配設された上糸を目孔内へ取り込んで糸通し動作を実
    行する糸通し手段と を備える自動糸通しミシンにおいて、 前記針棒を上下動させて該針棒を所定の糸通し位置へ移
    動させる針棒上下動手段と、 前記糸通し動作に先立つて、前記針棒上下動動作の実行
    中又は実行後に、前記配設される上糸のたるみを吸収す
    るたるみ吸収手段と を備えることを特徴とする自動糸通しミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001066847A1 (fr) * 2000-03-07 2001-09-13 Miyamoto Kabushiki Kaisha Dispositif d'enfilage de fils d'une machine a coudre a broder
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