JPH03126449A - 医療用レーザー装置 - Google Patents

医療用レーザー装置

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JPH03126449A
JPH03126449A JP1263494A JP26349489A JPH03126449A JP H03126449 A JPH03126449 A JP H03126449A JP 1263494 A JP1263494 A JP 1263494A JP 26349489 A JP26349489 A JP 26349489A JP H03126449 A JPH03126449 A JP H03126449A
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JP
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laser
signal
diagnostic
output
treatment
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JP1263494A
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English (en)
Inventor
Satoshi Mizukawa
水川 聡
Takashi Tsukatani
塚谷 隆志
Shinji Hatta
信二 八田
Yoshihiro Kosaka
小坂 芳広
Seiji Yamaguchi
山口 征治
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、レーザー治療を行なう際のレーザの出力を
患部の状況に応じで制御する医療用レーザー装置に関す
る。
(従来の技術) 医療用レーザー装置を用いたレーザー治療は、患部にレ
ーザー光を照射することにより行われる。
ところで、レーザー治療では治療したい部位以上の範囲
をレーザー光で焼いたり、治療したい部位を残したりす
るといった治療ミスがないようにしなければならない。
従来では、治療部位の近くに熱電対を置き、それから得
られるレーザー光の照射による生体組織の温度情報や、
直視による表面の様子から医師が患部の状態を判断して
、治療を行っている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、熱電対で、レーザー照射によって発熱した生
体組織の温度を測定するものでは、治療している部位そ
のものの様子がわからない。しかも、表面の情報のみで
、治療ミスが発生しやすい。
そこで、多点熱電対を治療部位の近くに刺入することが
考えられる。これによると、深部の様子もわかるが、連
続的な情報でないうえに、患者の痛みを伴なうので、良
いものではなかった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、治療している部位そのものの深さ方
向の連続的な情報で、かつ患者に痛みを伴うことなく治
療用レーザーの出力制御ができる医療用レーザー装置を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明の医療用レーザー装
置は、診断用の照射光を生体組織に照射する光照射手段
と、この照射部位から発生する音響信号を受信する音響
信号検出手段と、この音響信号検出手段の受信信号から
生体組織の深さ方向の情報を検出する信号解析手段と、
この信号解析手段の検出結果に応じて前記医療用レーザ
ー装置の出力を制御する出力制御手段とを設ける。
(作 用) この発明の医療用レーザー装置によると、生体組織に診
断用の照射光を照射するに伴い生じてくる音を信号解析
手段で解析することにより、治療部位の表面から深部ま
での連続的な情報が得られる。そして、この情報結果に
したがって治療用レーザー装置の出力を変えれば、良好
なる出力制御ができるようになる。しかも、患者には苦
痛は伴わない。
(実施例) 以下、この発明を第1図ないし第5図に示す第1の実施
例にもとづいて説明する。第1図は医療用レーザー装置
の構成を示す。この医療用レーザー装置は、診断用レー
ザー装置1と従来の治療用レーザー装置2とから構成さ
れている。
治療用レーザー装置2は、図示はしないが本体内部に治
療用のレーザー光2aを発振する治療用レーザー発振部
、該レーザー発振部の電源となるレーザー、電源部など
のレーザー光発振機器を内蔵し、また本体に上記治療用
レーザー発振部から発振されたレーザー光2aを治療部
位に導光するための治療用レーザープローブ3(光ファ
イバーよりなる)接続した構造となっている。
また診断用レーザー装置1は、つぎのようになっている
。すなわち、4は診断用レーザー装置1の本体、5はそ
の本体4に接続された側対タイプの診断用レーザープロ
ーブである。診断用レーザープローブ5は、第5図に示
されるように保護用の外装6で被覆された光ファイバー
7を有している。また光ファイバー7の先端は「45°
」の角度で切欠されている。そして、この切欠部8で「
90″」に曲げられる光軸方向には集光レンズ9が設け
られていて、この集光レンズ9から、後述する診断用レ
ーザー発振部10からの診断用のレーザー光10aを生
体組織11へ照射できるようにしている。また診断用レ
ーザープローブ5の先端部には、集光レンズ9と隣接し
て音響検出素子12(本願の音響信号検出手段に相当)
が設けられ、レーザー光10aの吸収によって発生する
生体組織11からの音を検出(受信)できるようにして
いる。そして、音響検出素子12につながるリード線1
2aが光ファイバー7と外装6との間を挿通している。
また本体4内には、上記診断用レーザープローブ5を接
続する接続部13の後方、光ファイバー7の光軸延長上
に位置して、光チヨツパ−14および診断用のレーザー
光10aを発振する診断用レーザー発振部10が順次設
けられている。これにより、診断用レーザー発振部10
から出力されたレーザー光10aは、光チヨツパ−14
で断続光にチョッピングされた後、診断用レーザープロ
ーブ5に導入されるようになっている。
上記光チヨツパ−14にはロックインアンプ15、信号
処理部16が順次接続されている。またロックインアン
プ15には、プリアンプ17を介して上記音響検出素子
12のリード線12aが接続されている。ロックインア
ンプ15は、レーザー光10aのチョッピング周波数を
リファレンス信号(ref、)として入力し、音響検出
素子12で検出される音のうち、それに同期した周波数
成分の信号のみを出力するものである。このロックイン
アンプ15には制御部18(マイクロコンピュータおよ
びその周辺回路よりなる)が接続されている。そして、
この制御部18にて上記ロックインアンプ15は位相差
が連続的に変わるように制御されるようになっていて、
信号強度の検出から生体組織11の深さ方向の情報を連
続的に得ることができるようになっている(本願の信号
解析手段に相当) また制御部18には記憶部19およ
び比較部20が内蔵されている。さらに制御部18には
、例えばCRT等で構成された表示部21が接続されて
いて、信号処理部16から出力された補正等の処理を行
った信号を記憶部19にて記憶することができるように
なっていると同時に、その深さ方向の情報を表示部21
で表示できるようにしている。また制御部18の比較部
20は、操作部22の操作にしたがって上記記憶部20
に記憶される信号と、その後の操作部22の操作によっ
て入力される信号とを比較して、信号の変化を検出でき
るようにしている。
そして、この制御部18が上記治療用レーザー装置2に
接続され、治療用レーザー装置2に上記制御部18から
の比較結果に応じた出力制御信号を出力するようにして
いる。これにて、治療用レザー装置2は治療状況にした
がって出力が制御されるようになっている。
なお、22は制御部18に接続された操作部で、この操
作部22から診断、治療に必要な設定情報を入力したり
、上記表示時期ならびに表示方法を入力したり等できる
ようにしている。
しかして、このように構成された医療用レーザー装置を
用いて、レーザー治療を行うときは、例えば第4図に示
すフローチャートに沿って行われる。
すなわち、最初、レーザー治療に先立って、治療部位を
診断用レーザー装置1を用いて診断する。
ここで、この診断方法を述べるまえに、診断用レーザー
装置1の作用について説明すれば、診断用レーザー装置
1には、生体組織11に対して照射された断続のレーザ
ー光10aの吸収によって生じる音を音響検出素子12
で検出して、生体組織11の深さ方向の情報を連続して
得るようにした方法(音響測定方法)を用いている。
その原理について説明すれば、第3図に示されるように
例えばレーザー光10aが生体組織11に照射されたと
き、例えば表面aからはSa、深部すからはsbの音響
信号が得られるものとすれば、表面aからの音響信号は
第2図のrS a Jで示すような波形として得られ、
深部すからの音響信号は、深い分、遅れた第2図のrS
bJで示すような波形として得られる。
このことは、レーザー光10aの吸収によって生じる音
には、生体組織11の表面a又は深部すの情報が含まれ
る。
ここで、Δtを生体組織11の表面aから音響検出素子
12まで音が伝わるのに必要な時間ならびに測定系の遅
れ時間とし、tdを遅延時間とすれば、遅延時間tdに
よる位相のずれ量がそのまま深さとなる。それ故、遅延
時間tdは、ロックインアンプ15のref、信号とプ
リアンプ17の出力信号の位相差と、レーザー光10a
の断続周波数とから、下記の式から求まる。
td−(1/断続周波数)×(位相差/360°)しか
るに、ある深さの情報は、その深さに合った位相差の信
号強度を測定することで検出できることになる。
したがって、制御部18によってロックインアンプ15
の位相差を連続的に変えて信号強度を見れば、深さ方向
の情報が連続的に検出されることになる。
さて、こうした機能の診断用レーザー装置1を用いて、
治療部位を診断するときは、まず、例えば内視鏡のチャ
ンネルを介して診断用レーザープローブ5を体腔内へ挿
入し、診断したい部位に先端のレーザー出射部を配置す
る。そして、操作部22を所要に操作する。すると、レ
ーザー発振部10が動作するとともに、光チヨツパ−1
4が動作していく。これにより、レーザー発振部10か
ら発振された診断用のレーザー光10aは所定の断続周
波数で断続され、この断続のレーザー光10aが診断用
レーザープローブ5の先端の集光レンズ9から生体組織
11に照射されていく。なお、上記断続周波数はリファ
レンス信号として、ロックインアンプ15に入力されて
いく。
そして、レーザー光10aの吸収に生じる生体組織11
からの音が音響検出素子12で検出されていく。この検
出信号がプリアンプ17を介して上記ロックインアンプ
15に入力されていく。
ここで、治療部位の診断は、操作部22の操作により、
当初、ロックインアンプ15の位相差を「0°」、つま
り生体組織11の表面に設定して音音信号の強度を測定
し始め、順次位相差を増加させながら連続して調べる。
こうしたロックインアンプ15で選択された信号が、記
憶部19に記憶されると共に、表示部21に表示されて
いく。
ここで、信号強度が急激に変化する場所で、組織が異な
ると考えられるから、深さ方向の生体組織11の様子が
わかり、この結果から治療のための目的部位を決定して
いく。
つぎに、治療の段階に入る。治療は、例えば上記診断用
プローブ5を挿通した内視鏡に治療用レーザープローブ
3を挿入し、この治療用レーザープローブ3の先端のレ
ーザー出射部を上記決定した目的の部位に配置する。そ
の後、操作部22を操作して、治療用レーザー装置2を
動作させ、治療用のレーザー光2aを治療用レーザープ
ローブ3を通じて目的の部位に照射させれば、患部の治
療がなされていく。
そして、治療をある程度行った後で、上記治療部位の診
断と同じ音響信号の検出の操作を行ない、目的の部位を
診断していく。ついで、比較のための操作を行なえば、
治療をある程度行なった目的部位の生体組織11の様子
が表示部21されるとともに、比較部20でその治療後
に測定された深部方向の連続な信号の強度と、前回の治
療前に測定され記憶部19に記憶された同信号の強度と
が比較されていく。これにより、その音響信号の変化が
検出されていく。そして、この検出結果が出力制御信号
として治療用レーザー装置2に入力され、治療用レーザ
ー装置2の出力を制御していく。
具体的には、例えば信号強度が大きくなった場合はその
変化分、治療用レーザー装置2の出力を上げ、小さくな
ったら出力を下げていく。なお、治療用レーザー装置2
の出力の制御は操作部22を用いて、手動操作で行なう
ようにしてもよい。
そして、治療、音響信号の検出、比較を繰り返し行なえ
ば、常に新しい診断結果と比較されていく。
かくして、治療している部位そのものの深さ方向の連続
的な情報で治療用レーザーの出力制御ができることがわ
かる。
したがって、治療したい部位以上の範囲をレーザー光で
焼いたり、治療慕い部位を残したりする治療ミスを防ぐ
ことができる。しかも、患者に痛みを伴うことはない。
なお、この実施例では治療前後の診断結果を比較して治
療用レーザー装置2の出力を制御したが、それ以外の方
法で出力を制御するようにしてもよい。例えば一定の深
さの目的部位の情報が得られるようにロックインアンプ
15の位相差を固定して、音響信号を検出しながら治療
を行なう方法を用い、目的部位が治療されるにつれて変
化する音響信号を検出して、随時、新しいデータとの比
較検討にしたがって治療用レーザー装置2の出力を制御
するようにしてもよい。この場合も、信号強度が太きき
くなった場合、レーザーの出力を上げ、少さくなったら
、出力を下げるなどの操作をして、治療用レーザー装置
2の出力制御を行なえばよい。
また上記第1の実施例では、先端が「45°」に切欠さ
れた側対タイプの診断用レーザープローブ5を用いたが
、それ以外の側対タイプの診断用レーザープローブ5、
例えば第6図に示されるような光ファイバー7のカット
の角度を「45°」より大きくして、音響検出素子12
の正面に集光できるように集光レンズ9を配置するよう
な先端部の診断用レーザープローブ5でも、第7図に示
されるような先端方向をレーザー照射側および音響検出
側とした直射タイプの診断用レーザープローブ5を用い
てもよい。特に、音響検出素子12の正面に集光できる
ようにした診断用レーザープローブ5は、音を斜、め方
向から受信するより効率が良く、SZN比もよい。また
直射タイプの診断用レーザープローブ5は、診断用レー
ザープローブ5の先端方向の生体組織11を診断、治療
する場合に、プローブの先端を曲げる必要なく、便利で
ある。
加えて、上記2種類の側対タイプの診断用レーザープロ
ーブ5については、診断用レーザープロ−ブ5を固定し
て用いる以外に、ラジアル方式、又はリニア方式で動か
して測定してもよい。
ラジアル方式の場合、音響検出素子12を中心とした、
全周の組織の診断が可能となる。またリニア方式の場合
、プローブを動かすことなしに広い範囲の組織の診断が
でき、いずれの方式も固定して測定する場合に比べて、
広範囲の情報を得られる利点がある。
また、この発明は上述の第1の実施例に限定されるもの
ではなく、第8図に示される第2の実施例、第9図およ
び第11図に示される第3の実施例、第16図に示され
る第4の実施例、第17図に示される第5の実施例のよ
うにしてもよい。
すなわち、第2の実施例は上記第1の実施例の変形例で
、第1の実施例で挙げた治療用レーザー装置2を診断用
レーザー装置1の本体4に内蔵して、医療用レーザー装
置1として1つにしたものである。詳しくは、治療用レ
ーザー装置2を構成する治療用レーザー発振部30とそ
のレーザー電源部31とを本体4の内部に設け、かつ本
体4に治療用レーザープローブ3を接続した構造とし、
制御部18からの治療用レーザーの出力制御信号をレー
ザー電源部31に送信するようにしている。
つまり、出力制御信号により、治療用レーザー発振部3
0に流れる電流を制御して、レーザーの出力を変える構
造となっている。
こうした医療用レーザー装置は、診断用レーザー装置1
と治療用レーザー装置2が一体型になるので、操作がし
やすくなる利点がある。
第3の実施例は、第2実施例の変形例である。
本実施例は、診断用レーザープローブ5と治療用レーザ
ープローブ3を1本のレーザープローブ40にまとめた
ものである。
詳しくは、レーザープローブ40は第10図および第1
1図に示されるように音響検出素子12に対して、診断
用レーザーファイバー41と治療用レーザーファイバー
42とが一直線上に配置されるように外装6の挿通ずる
。そして、各光ファイバーの先端の切欠部の角度と出射
部を構成する集光レンズ9の向きを調整して、生体組織
11の同じ位置に集光できるようにしだ側対タイプとな
っている。この治療用レーザーファイバー42を治療用
レーザー発振部30に接続している。
なお、診断用レーザーファイバー41と治療用レーザー
ファイバー42が入れ替ってもよい。
こうした2種類の光ファイバーを1本にまとめたプロー
ブは、診断用レーザーと治療用レーザーの照射方向を同
じ方向に定めることができ、同一部位を照射できる。
それ故、治療している部位の診断が容易にしかも安定し
て行なえるようになる。
なお、こうした1本のレーザープローブ40にまとめる
構造は、第3の実施例に限らず、第12図および第13
図に示されるように診断用レーザーファイバー41と治
療用レーザーファイバー42が音響検出素子8に対して
横に並んだ形で配置した側対タイプでも、第14図およ
び第15図に示されるように音響検出素子12と診断用
レーザーファイバー41と治療用レーザーファイバー4
2を直射方向に向かって配置した直射タイプでもよい。
第12図および第13図に示すレーザープローブ40に
ついては、集光レンズ9の向きを調整して、生体組織1
1の同じ位置に診断用、治療用のレーザー光を集光でき
るようにしている。
但し、第10図、第12図に示されるレーザープローブ
40については、先にも述べたようにラジアル式、リニ
ア式で動かして測定するようにしてもよい。
第4の実施例は、第3の実施例の変形例で、2種類の光
ファイバーを1本にまとめる構造でなく、1本のファイ
バーできたレーザープローブ、例えば第1実施例の診断
用レーザープローブ5中に治療用レーザーも通せる構造
にしたものである。
具体的には、光チヨツパ−14と診断用レーザープロー
ブ5の入射部との間にミラーアップ機能付きミラー50
を設け、また治療用レーザー発振部30の出射部側に治
療用レーザー発振部30から発振された治療用のレーザ
ー光2aを上記ミラー50に導くミラー51を設ける。
そして、ミラーアップ機能付きミラー50を制御部18
の制御によってマニュアル、又は設定した周期でミラー
アップさせるようにして、ミラーアップ機能付きミラー
50がアップしたときに診断用のレーザー光10aを、
同ダウンしたときに治療用のレーザー光2aをというよ
うに、一方のレーザーを診断用レーザープローブ5に導
けるようにしている。
こうした同一ファイバーに診断用と治療用の2種類のレ
ーザーを通す構造は、生体組織11に対して、同一部位
を同一照射角度で照射できる。このため、治療している
部位を治療している同じ角度で診断できることができ、
より正確な診断測定を行なうことができる。
なお、この実施例も、先のと同様にラジアル式、又はリ
ニア式で動かし測定するようにしてもよい。
第5の実施例は、第4実施例の変形例で、診断用レーザ
ー発振部10と治療用レーザー発振部30と2つの発振
部を持っていたものを1つのレーザー発振部60にした
ものである。
具体的には、診断用レーザーの出力は治療用に比べて小
さいため、診断するときと治療するときで、レーザーの
出力を変えるようにし、その制御を制御部18によって
行ない、診断用レーザー発振部10につながるレーザー
電源部60aに制御信号を送って出力を制御する。
また光路切換えには、光チヨツパ−14の両側にミラー
アップ機能付きミラー61a、61bおよびバイパス用
のミラー62a、62bを設け、上記ミラーアップ機能
付きミラー61a、61bで、診断用のレーザー光10
aはチョッピングするため光チヨツパ−14を通過する
光路Yに、治療用のレーザー光2aは光チヨツパ−14
をノくイバスする光路Xを通るように切り換える。この
切り換え操作は、レーザーの発振に合わせて、2つのミ
ラーアップ機能付きミラー61a、61bを連動するよ
うに制御部18で制御する。
こうしたレーザー発振部60を1台にし、診断用と治療
用に出力を切り換えて使用する構造は、装置全体を小型
化にすることができるうえ、扱い易くなる。
なお、この実施例も上記と同様にラジアル式、又はリニ
ア式で動かして測定してもよい。
(発明の効果) 以上説明したようにこの発明によれば、治療している部
位そのものの深さ方向の連続的な情報で、治療用レーザ
ーの出力制御ができる。しかも、患者に痛みを伴うこと
はなく、治療したい部位以上の範囲をレーザーで焼いた
り、治療したい部分を残したりする治療ミスを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の第1の実施例を示し、
第1図は医療用レーザー装置の概略構成を示す断面図、
第2図はリファレンス信号に対する治療部位からの音響
信号の位相のずれを示す線図、第3図は深部方向の音響
信号の発生状況を説明するための図、第4図は治療に至
るまでの推移を示すフローチャート、第5図は診断用レ
ーザープローブの先端の構造を示す縦側断面図、第6図
および第7図はそれぞれ異なる診断用レーザープローブ
の先端の構造を示す縦側断面図、第8図はこの発明の第
2の実施例の医療用レーザー装置の概略構成を示す断面
図、第9図はこの発明の第3の実施例の医療用レーザー
装置の概略構成を示す断面図、第10図はレーザープロ
ーブの先端の構造を示す縦側断面図、第11図は第10
図中、A−A線に沿う側断面図、第12図はその異なる
レーザープローブの先端の構造を示す縦側断面図、第1
3図は第12図中、B−B線に沿う側断面図、第14図
は同じく異なるレーザープローブの先端の構造を示す縦
側断面図、第15図は第14図中、C−C線に沿う側断
面図、第16図はこの発明の第4の実施例の医療用レー
ザー装置の概略構成を示す断面図、第17図はこの発明
の第5の実施例の医療用レーザー装置の概略構成を示す
断面図である。 1・・・診断用レーザー装置、2・・・治療用レーザー
装置、10・・・診断用レーザー発振部、11・・・生
体組織、12・・・音響検出素子、14・・・光チヨツ
パ−15・・・ロックインアンプ、16・・・信号処理
部、17・・・プリアンプ、18・・・制御部、19・
・・記憶部、20・・・比較部、22・・・操作部。 2 第 図 第 図 第 図 Rコ 図 篇 図 第 図 第 図 ■ 目 第 図 第 9 図 第 0 図 第 2 図 第 6 図 第 1 図 第 3 図 手 続 打1j 正 書 1、事件の表示 特願平1−263494号 2、発明の名称 医療用レーザー装置 3゜ 補正をする者 事件との関係  特許出願人 (037)オリンパス光学工業株式会社4゜ 代 理 人 5゜ 自発補正 7、補正の内容 (1)明細書第12ページ第5行目にある「表示部21
されると」を「表示部21が表示されると」と訂正する
。 (2)明細書第18ページ第11行目にある「1本のフ
ァイバーできた」を「1本のファイバーでできた」と訂
正する。 (3)図面中、第4図を別紙の通り訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 治療用のレーザー光を患部に照射する治療用レーザー装
    置と、診断用の照射光を生体組織に照射する光照射手段
    と、この照射部位から発生する音響信号を受信する音響
    信号検出手段と、この音響信号検出手段の受信信号から
    生体組織の深さ方向の情報を検出する信号解析手段と、
    この信号解析手段の検出結果に応じて前記治療用レーザ
    ー装置の出力を制御する出力制御手段とを具備したこと
    を特徴とする医療用レーザー装置。
JP1263494A 1989-10-09 1989-10-09 医療用レーザー装置 Pending JPH03126449A (ja)

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